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スピードMPは、フェイス100平方インチ・300g・ストリングパターン16×19という標準的な大人用スペックを持つ、振れる中上級者向けのコントロール系オールラウンダーです。パワー不足が不安ならMP L(285g)、さらに軽くしたいならMP UL(265g)が同じ系統の選択肢になります。この記事では、2026年モデルのスピードシリーズ6機種のスペック比較表と、スピードMPの性能を6項目・10点満点で数値化したレーダーチャート、向いている人・向いていない人をまとめました。点数は編集部の相対評価で、実測値ではありません。
PERFORMANCE CHART
ヘッド スピードMP の性能チャート
※メーカー公式スペックと一般的な評価をもとにした編集部の相対評価(10点満点)です。実測値ではありません。
総評
最大の武器は、6項目中トップの「コントロール8」と「安定性8」。フェイス100平方インチ・フレーム厚23mmという比較的薄めの設計と、航空宇宙分野でも使われる新素材Hy-Borによって、しっかり振ったときの打球感と安定感を両立させている。一方でパワーと初心者向け度は控えめな評価にとどめており、「振り抜くスイングができる中上級者」に向いた、正統派のコントロール系オールラウンド機。
この記事でわかること
- スピードMPのスペックと、2026年スピードシリーズ6機種の比較
- パワー:6 / 10 — 振らないと飛ばない、その分アウトのリスクが低い
- コントロール:8 / 10 — 6項目中トップ、狙ったところに集めやすい設計
- スピン:6 / 10 — 標準的なストリングパターンで、癖なくかけられる
- 安定性:8 / 10 — Hy-Borとオーセチック2.0による、しっかりした打球感
- 軽さ・取り回し:6 / 10 — 300gを振り切れる技術と体力が前提
この記事で比較する商品
結論:スピードMPが向いている人・向いていない人
総合的には「コントロールと安定性という2つの武器を持った、正統派のコントロール系オールラウンダー」です。しっかり振れる人ほど、本来の性能を引き出せます。
■ 向いている人
フォームが固まっている中級者から上級者/狙ったコースに正確に打ち分けたい人/フラットに近い伸びのあるショットを武器にしたい人。
■ 向いていない人
パワー不足に悩んでいる、これから始める初心者(→パワー系やオールラウンド系、MP UL、TEAMを検討)/スピン量を最優先したい人(→ストリングパターンの粗いスピン特化モデルを検討)/300gを振り切る体力に不安がある人(→MP Lを検討)。
■ 購入時の注意
フレームのみ(ガット未張り上げ)で販売されます。別にガットと工賃(合計5,000円前後〜)がかかります。
ヘッド HEAD 硬式テニスラケット スピードエムピー Speed MP 2026 232026
参考価格30,525円(フレームのみ、未張り上げ)
本記事でレビューした標準モデル(300g・フェイス100平方インチ)。パワーとコントロールのバランスをコンセプトに掲げる、伝統的なコントロール系オールラウンド機です。しっかり振れる中上級者にとって、狙ったところに集めやすい正確性が魅力の1本です。
ここが良い
- 飛びすぎないぶん、フルスイングでもアウトのリスクが低く狙ったコースに集めやすい
- Hy-Borとオーセチック2.0による、しっかりした打球感と安定性
- 世界トップ選手が長年使用してきた、実績のある伝統的なコントロール系モデル
注意点
- 飛びが控えめなため、スイングスピードが遅いとパワー不足を感じやすい
- フレームが薄めでミスヒットへの寛容度はパワー系ラケットに劣る
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スピードMPのスペックと、2026年スピードシリーズ6機種の比較
スピードMPは、オーストリアのヘッド(HEAD)が展開するスピードシリーズの中心モデルです。2026年モデルは国内で2026年1月22日に発売され、新素材Hy-Bor(ハイブリッドボロン)とAUXETIC 2.0を採用しています。スピードMPのスペックは、フェイス100平方インチ、重さ300g、バランス320mm、フレーム厚23mm、ストリングパターン16×19です。
パワー系ラケットのように「振らなくても飛ぶ」タイプではなく、「振った分だけ正確に返ってくる」タイプです。ヘッドのオーセチック2.0テクノロジーは、ボールとの一体感を高める役割とされています。
見分けるポイントは重さとヘッドサイズです。同じ100平方インチで、300gのMP、285gのMP L、265gのMP ULと、20g刻みで選べます。
HEAD スピードシリーズ2026 スペック比較
| モデル | 重さ・バランス | フェイス・パターン | 位置づけ |
|---|---|---|---|
| スピード PRO | 310g・310mm | 100・18×20 | 上級者。目が細かくコントロール重視 |
| スピード TOUR | 305g・315mm | 97・16×19 | ヘッドが小さく精密 |
| スピード MP | 300g・320mm | 100・16×19 | 標準。本記事のレビュー対象 |
| スピード MP L | 285g・325mm | 100・16×19 | MPの軽量版 |
| スピード MP UL | 265g・330mm | 100・16×19 | シリーズ最軽量 |
| スピード TEAM | 270g・325mm | 105・16×19 | 入門。ヘッドが大きい |
フェイスは平方インチ、バランスはガット未張りのフレームのみの数値。フレーム厚はTEAMが24mm、ほかは23mm。MP・MP L・MP UL・PROはヘッド公式サイトの記載、TOURとTEAMは国内発売情報(テニスクラシック等)をもとにしています。
評価方法について
この記事の点数(10点満点)は、メーカー公式スペックと一般に語られる評価をもとにした編集部の相対評価です。実測データではありません。購入前に試打できるなら、試打をおすすめします。
パワー:6 / 10 — 振らないと飛ばない、その分アウトのリスクが低い
パワーは6点です。フレーム厚は23mmと、パワー系ラケットより薄めです。薄いフレームは反発力がマイルドで、コンパクトなスイングだけではボールが伸びません。
恩恵を受けやすいのは、フルスイングできる人です。ラケットが飛びすぎないので、フラットに強打してもアウトのリスクが低く、攻撃的なショットを打ち込めます。
スイングが遅い人や非力な人には、「勝手に飛んでくれる」感覚はありません。パワー不足が悩みなら、この6点がそのままハードルになります。105平方インチ・270gのスピード TEAMや、軽量のMP L・MP ULのほうが、飛びの面では有利です。
コントロール:8 / 10 — 6項目中トップ、狙ったところに集めやすい設計
コントロールは8点で、6項目中トップです。飛びすぎない設計と、Hy-Borによるしっかりしたインパクトフィールの組み合わせで、狙ったコースへ集めやすいと評価されています。
強みが出るのは、コーナーを狙うショット、深さを微調整するアプローチ、ネット前のタッチショットなど、面の感覚を頼りに操作する場面です。飛びの強さに気を取られず、スイング通りの弾道を作れます。
裏を返せば、飛距離は自分のスイングで作る必要があります。スイングが安定していない初心者は、コントロールの高さより先に「飛ばなさ」を感じます。
スピン:6 / 10 — 標準的なストリングパターンで、癖なくかけられる
スピンは6点です。ストリングパターンは16×19で、スピン特化モデルほど粗くはありません。しっかり振ってワイパー気味に擦り上げれば、癖なく回転をかけられます。
同じシリーズでも、スピード PROは18×20と目が細かく、ガットの動きが抑えられるぶん、回転はかけにくくなります。MPはPROより、回転と打ち出しの面で扱いやすい構成です。
スピンで安全マージンを稼ぐスタイルなら、パターンがさらに粗いスピン特化モデルのほうが向く可能性があります。スピードMPは、フラット寄りの伸びのあるショットとの相性が良いと評価されています。
安定性:8 / 10 — Hy-Borとオーセチック2.0による、しっかりした打球感
安定性は8点です。Hy-Borによるインパクト時の安定性と、オーセチック2.0による打球感の明瞭さで、面がブレにくいと評価されています。しっかり振ったときの手応えが一定で、ラリーが安定します。
300gの重さも安定性に貢献します。速いボールを受けても押し負けにくく、強いサーブのリターンや、ダブルスの前衛で面を保ちやすくなります。
注意点は、フレームが薄く、しなりが大きいことです。質量で押し切るタイプとは違い、芯を外したときの寛容さより、芯で捉えたときの一貫性で評価される設計です。
軽さ・取り回し:6 / 10 — 300gを振り切れる技術と体力が前提
取り回しは6点です。重さ300g、全長27インチ、バランス320mmは標準的な大人用ですが、薄いフレームでパワーが控えめなため、振り抜くスイングスピードが求められます。
週2回以上プレーする中級者以上なら、300gは標準的な手応えです。スイングスピードが足りない初心者にとっては、重さそのものより、振り切れないと性能を引き出せない点が難しさになります。
MP・MP L・MP ULの選び分け
| 状況 | 選ぶモデル | 理由 |
|---|---|---|
| 週2回以上、300gを振り切れる | スピード MP | 標準。安定性とコントロールが最大 |
| 300gは少し不安・長時間プレーする | スピード MP L(285g) | 15g軽く、バランスは325mm(MPよりヘッド寄り) |
| 軽さを最優先、成長期のジュニア上位 | スピード MP UL(265g) | シリーズ最軽量。ヘッド公式は初心者や育成世代に向くと案内 |
バランスはグリップ末端から計るため、数字が大きいほどヘッド寄りです。MPの320mmに対し、MP Lは325mm、MP ULは330mm。軽量化しつつ、振り抜きやすい配分になっています。
初心者向け度:4 / 10 — 中上級者向けの、正統派コントロール系
初心者向け度は4点です。飛びが控えめで、フレームも薄く、ミスヒットへの寛容度はパワー系ほど高くありません。フォームが固まっていない段階では、難易度が高いラケットです。
向いているのは、フォームが固まっていて、パワーよりコントロールと安定性を重視する中級者から上級者です。部活動やスクールで数年続け、ラリーで狙ったコースに打ち分ける精度を高めたい段階に合います。
これからテニスを始める人は、フェイスの大きいパワー系やオールラウンド系で基礎を固め、その後でスピードMPのようなコントロール系に移るステップアップがおすすめです。同じスピードシリーズなら、105平方インチ・270gのスピード TEAMや、265gのMP ULが入口になります。
ガット・グリップ・購入前に確認すること
スピードMPは、フレームのみ(ガット未張り)で販売されるのが一般的です。購入前に、次の4点を確認してください。
ヘッド公式のスペックはフレームのみの数値です。ガットを張ると、重さは15〜20g前後増えます。
- 1ガットを決める。中級者以上は、ポリエステルで打球感の一貫性を活かす人が多い。肘に不安がある人や初心者は、柔らかいナイロン系のマルチフィラメントから。
- 2テンションを決める。海外の販売店は48〜57ポンドを推奨範囲としている。店舗の推奨値を確認し、初回は中間から試す。
- 3グリップサイズを決める。日本ではG2を選ぶ人が最も多く、手が小さければG1、大きければG3が目安。迷ったら細めを選び、テープで太くする。
- 4張り上げの手配をする。ガット代と工賃で、合計5,000円前後〜が目安。張り上げサービス付きの店舗を選ぶと、届いてすぐ使える。
スピードMPで起きやすい失敗と対策
よくある失敗は、次の3つです。
■ 人気だからと初心者がMPを選ぶ
飛びが控えめで、薄いフレームのためミスヒットに厳しいラケットです。基礎を固める段階なら、MP ULやTEAMのほうが振りやすくなります。
■ ポリエステルを高テンションで張って、飛ばない・腕に響く
飛ばなさと硬さが重なります。ポリを使うなら、推奨範囲の中間かやや低めから試してください。
■ ガットが緩んだのにラケットのせいにする
「飛ばなくなった」原因がガットの緩みということがあります。ポリは切れなくても性能が落ちるので、1〜2か月を目安に張り替えを検討します。
よくある質問
QスピードMPのスペックを教えてください。
Aフェイス面積100平方インチ、重さ300g(ガット未張り)、バランス320mm、フレーム厚23mm、ストリングパターン16×19、全長27インチです(2026年モデル)。
QスピードMPは初心者には難しいですか?
A初心者向けとは言いにくいラケットです。飛びが控えめでフレームも薄く、スイングが安定している中級者以上に向きます。始めたばかりなら、MP ULやTEAM、またはパワー系・オールラウンド系から入るのがおすすめです。
QスピードMPとMP Lの違いは何ですか?
A重さが300gと285gです。フェイス100平方インチ、16×19、フレーム厚23mmは共通で、バランスはMPが320mm、MP Lが325mmです。300gが重いと感じるなら、MP Lを検討してください。
QスピードMPとスピード PROの違いは何ですか?
APROは310gで、ストリングパターンが18×20と目が細かい上級者向けです。MPは300gで16×19。PROのほうがガットの動きが抑えられ、MPのほうが回転と打ち出しの面で扱いやすい構成です。
Qジョコビッチ選手が使っているのはこのモデルですか?
Aジョコビッチ選手は、スピードシリーズの選手使用モデルをベースにした特別仕様を使っていることで知られています。市販のスピードMPは、その系譜にある一般販売用のラケットで、設計思想は共通ですが、選手の実使用ラケットとは細部の仕様が異なる場合があります。
Qガットは何を張ればいいですか?
Aコントロール系のラケットなので、中級者以上はポリエステルで打球感の一貫性を活かす人が多いです。初心者や肘に不安がある人は、柔らかいナイロン系のマルチフィラメントから試してください。テンションは店舗の推奨値に従います。
Qグリップサイズはどれを選べばいいですか?
A日本ではG2を選ぶ人が最も多く、手が小さい人はG1、大きい人はG3が目安です。迷ったら細めを選び、太くしたいときはグリップテープで調整します。
Q購入後、すぐに使えますか?
A基本的にフレームのみ(ガット未張り)なので、ガットを張ってからの使用になります。張り上げサービス付きの店舗で買うか、購入後にテニスショップで張ってもらってください。ガット代と工賃で5,000円前後〜が目安です。
Q性能チャートの点数は何を根拠にしていますか?
Aメーカー公式スペック(フェイス面積・重さ・バランス・フレーム厚・ストリングパターン)と、一般に語られる評価傾向をもとにした編集部の相対評価です。実測値ではないので、比較検討の目安として使ってください。
迷ったらこれ|この記事のNo.1
ヘッド HEAD 硬式テニスラケット スピードエムピー Speed MP 2026 232026
参考価格 30,525円(フレームのみ、未張り上げ)
向いている人:スイングフォームが固まっている、コントロール重視の中上級者
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