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ラケットを買うと、次にぶつかるのが「ガット(ストリング)はどれを選べばいいのか」という問題です。ラケット本体ほど注目されませんが、実際にボールに触れているのはガットであり、打球感や飛び、スピンのかかり方はガット次第で大きく変わります。とはいえ、ショップの棚やネット通販には無数のガットが並んでおり、「ポリエステル」「マルチフィラメント」「ゲージ」「テンション」といった専門用語を前にして、結局いつも同じものを選んでしまう人も多いのではないでしょうか。この記事では、世界的に知名度の高いブランドであるウィルソン(Wilson)のガットに絞り、代表的な4種類を紹介します。まずはガット選びの基礎知識を整理したうえで、それぞれの特徴を比較していきます。
この記事でわかること
- ガット選びの基本 — 素材で何が変わるのか
- テンションの考え方 — 数字が低いほど飛び、高いほどコントロール
- ゲージ(太さ)とパッケージ形態も確認しておきたい
- ウィルソンのガットおすすめ4選
- まとめ — ウィルソンのガットはどんな人におすすめか
ウィルソンのガットおすすめ4選
ここからは、ウィルソンのガットの中から性格の異なる4種類を紹介します。それぞれ素材や設計思想が異なり、反発力・耐久性・スピン性能・打球感の柔らかさのバランスが変わります。各商品には編集部の相対評価として横棒グラフを掲載していますが、これは公式スペックと素材の一般的な傾向をもとにした目安であり、実際の感じ方には個人差があります。購入前には必ず商品ページで最新の価格・仕様をご確認ください。
4種類を並べると、NXTとセンセーションは「マルチフィラメントで柔らかい打球感を求める層」向け、REPELは「柔らかさを保ちながら耐久性も欲しい層」向け、チャンピオンズチョイスデュオは「コントロールと打球感のバランスを取りたい上級者」向けという住み分けになっています。
どれを選ぶか迷ったら、まずは価格も手頃で情報の多いNXT 16から試してみるのが無難です。使ってみて「もう少し耐久性が欲しい」と感じたらREPELへ、「もっとスピンやコントロールを重視したい」と感じたらポリエステル系やハイブリッド張りへとステップアップしていく、という順番で選んでいくと失敗しにくいでしょう。

ウイルソン Wilson テニスガット 単張り NXT 16 130 ナチュラル WRZ942700
5.00(2件のレビュー)
参考価格2,772円
ウィルソンのマルチフィラメントガットの中でも特に定番とされるモデル。ナイロン繊維を束ねた構造により、天然ガットに近い柔らかい打球感を目指して作られています。反発力にも優れるとされ、初めてマルチフィラメントを試す人の入り口としても選ばれやすいモデルです。
ここが良い
- 天然ガットに近い柔らかい打球感が期待できるとされる
- 反発力が高く、力を込めなくてもボールが飛びやすいとされる
- 初めてのマルチフィラメントとして選ばれやすい定番モデル
注意点
- ポリエステル系に比べると耐久性はやや控えめとされる
- スピン性能はポリエステル系ほど高くないとされる

ウイルソン Wilson テニスガット 単張り センセーション 16(SENSATION 16) 130 ナチュラル WRZ941000
5.00(1件のレビュー)
参考価格858円
NXTよりもさらに柔らかい打球感を目指して作られたエントリー〜ミドルグレードのマルチフィラメントガット。価格も控えめで、まずガットの張り替え自体を試してみたい人や、コストを抑えたい部活・スクール生にも選ばれやすいモデルです。
ここが良い
- 1,000円以下という手頃な価格で試しやすい
- マルチフィラメントらしい柔らかい打球感が期待できるとされる
- 部活動などで頻繁に張り替える人でもコストを抑えやすい
注意点
- NXTに比べると反発力・耐久性はやや控えめとされる
- スピンをかけたいプレースタイルには不向きとされる

ウィルソン(Wilson) REPEL 16 リペル16 1.30mm US OPEN 硬式テニス マルチフィラメントガット WR831240116 ナチュラル
参考価格1,780円
マルチフィラメントでありながら耐久性の向上を意識して作られたモデル。全米オープン(US OPEN)の公式ガットとしても知られるシリーズで、柔らかい打球感を保ちながら、マルチフィラメントの弱点とされる耐久性の低さをカバーしようとした設計です。
ここが良い
- マルチフィラメントでありながら耐久性の向上を意識した設計とされる
- 柔らかい打球感と耐久性のバランスを求める人に向いているとされる
- 全米オープン関連シリーズとしての知名度・実績がある
注意点
- ポリエステル系ほどの耐久性・スピン性能は期待できない
- NXTよりやや価格が上がる
Wilson ウイルソン テニスガット ポリ ナチュラル ハイブリッド チャンピオンズ チョイス デュオ / CHAMPIONS CHOICE DUO (WRZ997900) シルバー ナチュラルカラー
参考価格8,250円
ポリエステルガットと天然ガット(またはナチュラル系素材)を組み合わせたハイブリッドタイプ。縦糸に耐久性・スピン性能の高いポリエステル、横糸に柔らかい素材を使うことで、コントロールと打球感の柔らかさを両立させることを狙ったモデルとされています。上級者・張り替えにこだわりたい人向けの位置づけです。
ここが良い
- ポリエステルの耐久性・スピン性能と、柔らかい素材の打球感を両立を狙った設計とされる
- 上級者やハイブリッド張りにこだわりたい人に選ばれやすい
- ポリエステル単体よりも打球感の硬さが緩和されやすいとされる
注意点
- 価格が4本の中で最も高い
- ハイブリッド張りは張り替え時にショップでの相談が必要になりやすい
■ スペック比較表
| 商品 | ウイルソン Wilson テニスガット 単張り NXT … | ウイルソン Wilson テニスガット 単張り センセー… | ウィルソン(Wilson) REPEL 16 リペル16… | |
|---|---|---|---|---|
| 参考価格 | 2,772円 | 858円 | 1,780円 | 8,250円 |
| 購入 | ||||
| 素材 | ナイロン(マルチフィラメント) | ナイロン(マルチフィラメント) | ナイロン(マルチフィラメント) | — |
| ゲージ | 16(約1.30mm) | 16(約1.30mm) | 16(1.30mm) | — |
| 長さ | 約12.2m(単張り) | 約12.2m(単張り) | — | — |
| カラー | ナチュラル | ナチュラル | ナチュラル | シルバー/ナチュラル |
| 推奨用途 | フルベット(単一素材で全面張り) | フルベット | — | ハイブリッド張り(縦横で異素材を使用) |
| 関連イベント | — | — | US OPEN 公式ガット(シリーズ) | — |
| 構成 | — | — | — | ポリエステル×ナチュラル系のハイブリッド |
※ 表は横にスクロールできます。仕様は販売ページの記載にもとづく目安です。
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ガット選びの基本 — 素材で何が変わるのか
テニスガットは大きく分けて「天然ガット」「マルチフィラメント(ナイロン系)」「ポリエステル(モノフィラメント)」の3系統に分類されます。この分類を知っているだけで、商品ページに並ぶ製品がどのタイプに属し、どんな傾向を持つのかがぐっと把握しやすくなります。
天然ガットは牛の腸から作られる伝統的な素材で、反発力と柔らかい打球感を高い次元で両立するとされていますが、価格が高く、湿気にも弱いという弱点があります。マルチフィラメント(ナイロン系)は、細い繊維を束ねて1本のストリングにしたもので、天然ガットに近いソフトな打球感を、比較的手頃な価格で再現しようとした素材です。初心者から中級者まで幅広く使われており、腕や肘への負担を抑えたい人にも選ばれやすい傾向があります。
ポリエステル(モノフィラメント)は、1本の樹脂で作られたガットで、マルチフィラメントに比べて硬めの打球感になりやすい一方、耐久性が高く、ガットが動きにくいためスピンをかけやすいとされています。プロ選手や上級者に好まれる傾向がある一方、初心者や、テニス肘・手首の違和感を経験したことがある人にとっては、衝撃が伝わりやすく感じられる場合もあります。ウィルソンのラインアップにも、この3系統それぞれに対応するモデルが揃っています。
なお、この記事で紹介するガットの中には、2種類のガットを組み合わせて張る「ハイブリッド張り」を前提にしたモデルも含まれています。縦糸(メイン)と横糸(クロス)に異なる素材を使うことで、反発力と耐久性、打球感のバランスを調整する張り方で、上級者を中心に選ばれています。初めてガットを選ぶ場合は、まず単一素材でのフルベット(全部同じガットを使う張り方)から試すのが分かりやすいでしょう。
テンションの考え方 — 数字が低いほど飛び、高いほどコントロール
ガットのテンションとは、ラケットにガットを張るときの強さのことで、ポンド(lbs)で表記されます。同じガットでも、テンションを変えるだけで打球感や飛びの感覚は大きく変わります。
テンションを低め(緩め)に張ると、ボールが当たったときにガットが大きくたわみ、ボールを掴んでいる時間が長くなるため、飛びやすく、柔らかい打球感になりやすいとされています。逆にテンションを高め(きつめ)に張ると、ガットのたわみが小さくなり、反発は抑えられる代わりに、狙った場所へ打ち出しやすくなるとされています。一般的な目安として、45〜55ポンド程度で張られることが多く、パワー重視なら低め、コントロール重視なら高めを選ぶという考え方が基本になります。
ただし、テンションの感覚には個人差が大きく、「何ポンドが正解」という絶対的な答えはありません。ラケット本体の特性(フレーム厚やフェイス面積)やガットの素材との組み合わせによっても体感は変わるため、まずはメーカー推奨テンションの中間あたりから試し、必要に応じて調整していくのが現実的な進め方です。ガットの張り替えを依頼する際は、ショップのスタッフに希望のテンションを伝えると、その場で相談に乗ってもらえることも多くあります。
ゲージ(太さ)とパッケージ形態も確認しておきたい
ガットにはもう一つ、「ゲージ」と呼ばれる太さの規格があります。数値が小さいほど太く、大きいほど細くなるという、やや直感に反する表記なので注意が必要です。
一般的に16(1.30mm前後)は太めで耐久性が高く、17(1.25mm前後)は細めでスピンがかけやすいとされています。太いガットは切れにくい代わりにボールへの食いつきがやや控えめになり、細いガットは食いつきやスピン性能に優れる代わりに耐久性が下がる傾向があります。よく切ってしまう人は16、スピンやコントロールを重視したい人は17を軸に検討するとよいでしょう。
また、購入時には「単張り(1本のラケット分がカットされたパッケージ)」と「ロール(数百メートル単位で、複数本分をまとめて購入する形態)」があります。初めて特定のガットを試す場合は単張りから始め、気に入ったら経済的なロールでの購入を検討するという流れが無駄が少なくおすすめです。
まとめ — ウィルソンのガットはどんな人におすすめか
ウィルソンのガットは、マルチフィラメント(NXT・センセーション・REPEL)のラインアップが特に充実しており、柔らかい打球感を求めるプレーヤーの選択肢が豊富なのが特徴です。一方で、チャンピオンズチョイスデュオのようなハイブリッド構成のモデルも用意されており、コントロールや耐久性を重視したい上級者にも対応しています。
これからガットの張り替えを試す人は、まず価格も手頃なマルチフィラメント系から始め、自分の打球感の好みを把握してから、必要に応じてポリエステル系やハイブリッド張りを検討するという順番がおすすめです。ガットの相性には個人差が大きいため、「このガットを使えば必ず上達する」という断定はできませんが、素材の特性を理解したうえで選ぶことで、少なくとも「思っていたのと違った」という失敗は避けやすくなります。
価格・仕様は変動する可能性があるため、購入前には必ず商品ページで最新情報をご確認ください。また、ガットの張り替えは専門知識が必要な作業のため、初めての場合はテニスショップやスクールに依頼することをおすすめします。
よくある質問
Qウィルソンのガットで初心者におすすめなのはどれですか?
AまずはNXT 16のような定番のマルチフィラメントガットから試すのがおすすめです。柔らかい打球感と高めの反発力を両立しているとされ、ガット自体に慣れていない人でも扱いやすい傾向があります。価格を抑えたい場合はセンセーション16も選択肢になります。
Qマルチフィラメントとポリエステルはどちらを選べばいいですか?
A打球感の柔らかさや反発力を重視するならマルチフィラメント、耐久性やスピン性能、コントロール性を重視するならポリエステルが向いているとされています。テニス肘や手首に不安がある人は、マルチフィラメントから試すことをおすすめします。
Qガットのゲージ(太さ)はどう選べばいいですか?
A16(太め)は耐久性重視、17(細め)はスピン・食いつき重視という目安があります。よくガットを切ってしまう人は16、コントロールやスピンを重視したい人は17を基準に検討するとよいでしょう。
Qハイブリッド張りとは何ですか?
A縦糸(メイン)と横糸(クロス)に異なる素材のガットを組み合わせて張る方法です。チャンピオンズチョイスデュオのように、ポリエステルと柔らかい素材を組み合わせることで、耐久性・スピン性能と打球感のバランスを調整できます。上級者に選ばれることが多い張り方です。
Qテンションはどのくらいで張ればいいですか?
A一般的には45〜55ポンド程度が目安とされていますが、ラケットの特性やガットの素材、プレースタイルによって最適なテンションは変わります。初めては推奨テンションの中間あたりから試し、違和感があれば少しずつ調整するのが現実的です。
Qガットはどのくらいの頻度で張り替えるべきですか?
A使用頻度によりますが、週1回程度の練習であれば半年前後で劣化が進むことが多いとされています。切れていなくても、テンションが落ちて「飛ばなくなった」「弾く感覚が弱くなった」と感じたら、張り替えのサインと考えてよいでしょう。
Q単張りとロールはどちらを買うべきですか?
A初めて試すガットであれば、まずは1本分の単張りで試すのがおすすめです。気に入って継続的に使う場合は、数百メートル単位のロールで購入すると1本あたりの単価を抑えられます。
迷ったらこれ|この記事のNo.1

ウイルソン Wilson テニスガット 単張り NXT 16 130 ナチュラル WRZ942700
参考価格 2,772円
向いている人:打球感の柔らかさを重視したい人、腕や肘への負担を抑えたい人、初めてガットを選ぶ人
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