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ラケット選びには時間をかけても、ガット(ストリング)は「とりあえず張り上げ済みのもので」と、あまり深く考えずに済ませてしまう人は少なくありません。ですが、実際にボールに触れているのはラケットのフレームではなくガットであり、打球感・飛び・スピンのかかり方は、ガットの種類によって大きく変わります。この記事では、テニスガットの専門メーカーとして世界的に知られるテクニファイバー(Tecnifibre)のガットに絞り、代表的な4種類を紹介します。フランス生まれのこのブランドは、ポリエステル系ガットの分野でも高い評価を得ており、プロツアーの選手にも使用者が多いことで知られています。まずはガット選びの基礎を整理したうえで、それぞれのモデルの特徴を見ていきましょう。
この記事でわかること
- ガット選びの基本 — 素材で何が変わるのか
- テンションとゲージ — 数字の読み方をおさらい
- テクニファイバーのガットおすすめ4選
- まとめ — テクニファイバーのガットはどんな人におすすめか
テクニファイバーのガットおすすめ4選
ここからは、テクニファイバーのガットの中から性格の異なる4種類を紹介します。マルチフィラメント系2種とポリエステル系2種を取り上げ、それぞれの反発力・耐久性・スピン性能・打球感の柔らかさを横棒グラフで示しています。この評価は公式スペックと素材ごとの一般的な傾向をもとにした編集部の相対評価であり、実際の感じ方には個人差があります。購入前には商品ページで最新の価格・仕様をご確認ください。
4種類を並べると、X-ONE BIPHASEとNRG2は「柔らかい打球感を重視するマルチフィラメント」、ブラックコードとレーザーコードは「スピンとコントロールを重視するポリエステル」という、はっきりとした住み分けになっています。
初めてテクニファイバーのガットを試すなら、まずはX-ONE BIPHASEやNRG2のようなマルチフィラメントから試し、打球感に慣れてきたらブラックコードのようなポリエステルへステップアップしていくのが無難な流れです。すでにポリエステル系に慣れている中級〜上級者であれば、ブラックコードとレーザーコードの違い(コントロール寄りかスピン寄りか)を比較しながら選ぶとよいでしょう。

テクニファイバー Tecnifibre テニスガット・ストリング X-ONE BIPHASE (エックスワンバイフェイズ) 1.24mm TFG201 TFSG201
5.00(2件のレビュー)
参考価格2,750円
テクニファイバーを代表するマルチフィラメントガット。中心繊維の周りを複数の異なる素材で包む「バイフェイズ構造」により、反発力と柔らかい打球感を両立させることを狙ったモデルとされています。レビュー件数も多く、ロングセラーとして知られる定番です。
ここが良い
- バイフェイズ構造により反発力と柔らかい打球感の両立を狙った設計とされる
- レビュー件数が多く、長年支持されているロングセラーモデル
- 初めてテクニファイバーのガットを試す人の入り口としても選ばれやすい
注意点
- ポリエステル系に比べると耐久性・スピン性能は控えめとされる
- 打球感を重視した設計のぶん、コントロール重視のプレーヤーには物足りない場合がある

テクニファイバー Tecnifibre テニスガット・ストリング BLACK CODE (ブラックコード) 1.24mm TFG411 TFSG401
参考価格1,483円
六角形断面を採用したポリエステルガットで、エッジの効いた形状によりスピンをかけやすいとされるモデル。硬めの打球感になりやすいポリエステル系の中では、コントロール性能と耐久性のバランスに定評があるとされ、上級者を中心に長く支持されています。
ここが良い
- 六角形断面によりスピンをかけやすい設計とされる
- ポリエステル系の中でも耐久性・コントロール性に定評があるとされる
- 上級者からの支持が厚く、実績のあるロングセラーモデル
注意点
- マルチフィラメントに比べると打球感は硬めになりやすいとされる
- 初心者や腕・肘に不安がある人にはやや扱いにくい場合がある

テクニファイバー Tecnifibre テニスガット・ストリング RAZOR CODE (レーザーコード) 1.25mm TFG401 TFSG403 ダニール・メドベージェフ選手使用モデル
参考価格1,914円
プロ選手も使用することで知られるポリエステルガット。ブラックコードよりもさらにシャープな打球感とスピン性能を意識したモデルとされ、鋭い切れ味のあるショットを求める上級者向けの位置づけです。
ここが良い
- プロツアーでの使用実績があり、性能面での信頼性が高いとされる
- ブラックコードよりもさらにスピン性能を重視した設計とされる
- 鋭いショットを打ちたい上級者に向いているとされる
注意点
- 打球感はかなり硬めで、初心者にはおすすめしにくい
- 反発力は控えめなため、非力な人には飛ばしにくく感じられる場合がある

テクニファイバー Tecnifibre テニスガット・ストリング NRG2(エヌアールジースクエア) 1.24mm TFG211 TFSG204
参考価格2,112円
X-ONE BIPHASEと並ぶテクニファイバーの代表的なマルチフィラメントガット。角のない丸い断面と柔らかい構造により、より優しい打球感を追求したモデルとされ、天然ガットに近い感触を求めるプレーヤーに選ばれやすいモデルです。
ここが良い
- 天然ガットに近い柔らかい打球感を追求した設計とされる
- X-ONE BIPHASEと並ぶ人気を持つ定番マルチフィラメント
- 腕や肘への負担を抑えたいプレーヤーに向いているとされる
注意点
- ポリエステル系に比べるとスピン性能・耐久性は控えめとされる
- 価格はX-ONE BIPHASEよりやや高めになりやすい
■ スペック比較表
| 商品 | テクニファイバー Tecnifibre テニスガット・ス… | テクニファイバー Tecnifibre テニスガット・ス… | テクニファイバー Tecnifibre テニスガット・ス… | テクニファイバー Tecnifibre テニスガット・ス… |
|---|---|---|---|---|
| 参考価格 | 2,750円 | 1,483円 | 1,914円 | 2,112円 |
| 購入 | ||||
| 素材 | ナイロン(マルチフィラメント/バイフェイズ構造) | ポリエステル(モノフィラメント/六角形断面) | ポリエステル(モノフィラメント) | ナイロン(マルチフィラメント) |
| ゲージ | 1.24mm | 1.24mm | 1.25mm | 1.24mm |
| 長さ | 約12m(単張り) | 約12m(単張り) | 約12m(単張り) | 約12m(単張り) |
| 商品番号 | TFG201 | TFG411 | TFG401 | TFG211 |
※ 表は横にスクロールできます。仕様は販売ページの記載にもとづく目安です。
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ガット選びの基本 — 素材で何が変わるのか
テニスガットは大きく「天然ガット」「マルチフィラメント(ナイロン系)」「ポリエステル(モノフィラメント)」の3系統に分けられます。テクニファイバーはこの3系統すべてに強みを持つブランドで、特にポリエステル系ガットの完成度の高さで知られています。
マルチフィラメントは、細い繊維を束ねて1本のストリングにした構造で、天然ガットに近い柔らかい打球感を再現しようとした素材です。反発力も高めとされ、腕や肘への負担を抑えたいプレーヤーに選ばれやすい傾向があります。一方でポリエステル(モノフィラメント)は、1本の樹脂でできたガットで、マルチフィラメントに比べて硬めの打球感になりやすい一方、耐久性が高く、ガットが元の位置に戻ろうとする性質(スナップバック)によってスピンをかけやすいとされています。
テクニファイバーのポリエステル系ガットは、単なる硬いだけのガットではなく、コーティングや構造の工夫によって打球感のマイルドさを両立しようとしているモデルが多いのが特徴です。そのため「ポリエステルは硬すぎて不安」という人でも、テクニファイバーのモデルであれば試しやすい場合があります。ただし、ポリエステル系全般に言えることとして、マルチフィラメントに比べると衝撃が伝わりやすいとされる点は変わらないため、テニス肘や手首に不安がある人は特に注意して選んでください。
なお、この記事で紹介する4本のうち、X-ONE BIPHASEとNRG2はマルチフィラメント寄り、ブラックコードとレーザーコードはポリエステル系というように、性格が分かれています。自分がまず柔らかさを取りたいのか、耐久性やスピン性能を取りたいのかを意識しながら読み進めてみてください。
テンションとゲージ — 数字の読み方をおさらい
テンションはガットを張る強さをポンド(lbs)で表したもので、低め(緩め)に張るとボールが食い込みやすく飛びやすい打球感に、高め(きつめ)に張るとコントロールしやすい打球感になるとされています。一般的には40〜55ポンド程度の範囲で調整されることが多く、ラケットやガットの推奨レンジ内で好みに応じて選ぶのが基本です。
ゲージ(太さ)は数値が小さいほど太く、大きいほど細いという表記になります。テクニファイバーのポリエステル系ガットは1.20mm前後の細めのゲージも用意されていることが多く、スピン性能をさらに高めたい上級者向けの選択肢としても知られています。細いゲージは食いつきやスピン性能に優れる一方、耐久性は下がる傾向があるため、プレー頻度や打球の激しさに応じて選ぶとよいでしょう。
また、ポリエステル系ガットは伸びが少なく、マルチフィラメントに比べてテンションが早く落ちやすいという特徴もあります。「切れていないのに急に飛ばなくなった」と感じたら、ポリエステルガットの経年劣化が原因であることも多く、目安として1〜2か月程度での張り替えを推奨するショップもあります。使用頻度が高い人ほど、こまめな張り替えを意識しておくと安定したプレーを維持しやすくなります。
まとめ — テクニファイバーのガットはどんな人におすすめか
テクニファイバーは、マルチフィラメントとポリエステルの両方で高い評価を得ているガット専門ブランドです。柔らかい打球感を求めるならX-ONE BIPHASEやNRG2、スピンやコントロールを重視するならブラックコードやレーザーコードというように、プレースタイルに応じた選択肢が揃っています。
ポリエステル系ガットは、耐久性やスピン性能に優れる一方、打球感が硬めになりやすく、テニス肘など腕への負担が気になる人には注意が必要な素材です。テクニファイバーのポリエステル系ガットは、構造の工夫によって打球感のマイルドさもある程度意識されているとされていますが、それでもマルチフィラメントに比べると硬さを感じやすい点は変わりません。自分の体力やプレー頻度、過去のケガの経験なども踏まえて選ぶことをおすすめします。
価格・仕様は変動する場合があるため、購入前には必ず商品ページで最新情報をご確認ください。ガットの張り替えは専門的な作業のため、初めての場合はテニスショップに依頼することをおすすめします。
よくある質問
Qテクニファイバーのガットで初心者におすすめなのはどれですか?
AまずはX-ONE BIPHASEのようなマルチフィラメントガットから試すのがおすすめです。柔らかい打球感と高めの反発力を両立しているとされ、ポリエステル系に比べて腕への負担も抑えやすい傾向があります。
Qブラックコードとレーザーコードはどちらを選べばいいですか?
Aどちらもポリエステル系のスピン系ガットですが、レーザーコードのほうがよりスピン性能とシャープな打球感を重視した設計とされています。コントロールと耐久性のバランスを重視するならブラックコード、スピン性能を最優先したいならレーザーコードが目安になります。
Qポリエステルガットは初心者には向いていませんか?
A絶対に使えないわけではありませんが、マルチフィラメントに比べて打球感が硬めになりやすく、衝撃が伝わりやすいとされています。テニス肘や手首に不安がある場合は、まずマルチフィラメントから始めることをおすすめします。
QX-ONE BIPHASEとNRG2の違いは何ですか?
Aどちらもテクニファイバーの代表的なマルチフィラメントガットですが、X-ONE BIPHASEは反発力とのバランスを重視した構造、NRG2はより丸い断面で柔らかさをさらに追求した構造とされています。打球感の柔らかさを最優先したい場合はNRG2が候補になります。
Qポリエステルガットはどのくらいの頻度で張り替えるべきですか?
Aポリエステル系ガットはマルチフィラメントに比べてテンションが落ちやすいとされ、使用頻度が高い場合は1〜2か月程度での張り替えが目安とされることもあります。切れていなくても、飛びが悪くなったと感じたら張り替えを検討してください。
Qゲージ(太さ)はどう選べばいいですか?
A数値が小さいほど太く耐久性重視、大きいほど細くスピン・食いつき重視という目安があります。よく切ってしまう人は太めのゲージ、スピンやコントロールを重視したい人は細めのゲージを検討するとよいでしょう。
Qハイブリッド張り(異なるガットの組み合わせ)はできますか?
A縦糸にポリエステル、横糸にマルチフィラメントを組み合わせるなど、テクニファイバーのガット同士でもハイブリッド張りは可能とされています。打球感と耐久性のバランスを取りたい中級〜上級者に選ばれることが多い張り方です。
迷ったらこれ|この記事のNo.1

テクニファイバー Tecnifibre テニスガット・ストリング X-ONE BIPHASE (エックスワンバイフェイズ) 1.24mm TFG201 TFSG201
参考価格 2,750円
向いている人:打球感の柔らかさと反発力を重視したい人、初めてテクニファイバーのガットを試す人
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