「そろそろガットが切れそう」だから張り替える、という人は多いと思います。ですが実際には、切れる前の段階からテニスの調子は静かに変わっています。ストリングは張った瞬間がいちばん張っていて、そこから使うたびに少しずつ緩んでいき、球威やコントロール、そして肘への負担までゆっくり変化させていきます。ところが「テンションは何ポンドがいいですか」と聞かれても、多くの人は前回と同じ数字を答えるだけで、その数字が今の自分に合っているかはあまり検証されていません。この記事では、テンションが実際に何を左右するのかを整理したうえで、緩んだサインの見抜き方、ナイロン系とポリエステル系の違い、レベルやプレー頻度による目安、そしてプレースタイル別の考え方まで順番に見ていきます。最後に、迷ったときの候補になりやすいストリングも紹介します。
この記事でわかること
- テンションが変えるのは「飛び」「コントロール」「肘への負担」の3つ
- テンションが緩んだサインと、張り替えの目安
- ナイロン系とポリエステル系、何が違うのか
- レベル・頻度別のテンション目安
- プレースタイル別:自分に合うテンションの考え方
- 張り替えを頼むときに、お店で伝えたいこと
最終更新:
迷ったときの候補になりやすいストリング4選
ここからは実際の候補です。前提として「このガットに変えればすべて解決する」という話ではなく、素材とテンションの組み合わせで結果が変わる、という点は変わりません。プレースタイル別の考え方(5章)と照らし合わせながら、自分に近いものを探してください。価格は変動するため、購入時点の表示価格を確認してください。
4本のうち3本はポリエステル系で、スピン性能や耐久性を重視する中上級者に選ばれやすいモデルです。残る1本はナイロン系(マルチフィラメント)で、柔らかい打感と腕への負担の少なさを優先したい人向けの候補になります。まずは自分がどちらの傾向に近いかを決めてから、テンションを何ポンドで依頼するかをあわせて考えると、店舗での相談もスムーズになります。
■ スペック比較表
| 商品 | ルキシロン アルパワー(Luxilon ALU Powe… | バボラ RPMブラスト(Babolat RPM Blas… | ヨネックス ポリツアープロ(Yonex Poly Tou… | テクニファイバー X-ONE BIPHASE(エックスワ… |
|---|---|---|---|---|
| 参考価格 | 1,670円(12mカット・国内定価2,940円) | 1,580円(12mカット) | 1,570円(12mカット・国内定価2,310円) | 2,750円(メーカー希望小売価格4,730円) |
| ゲージ | 1.10mm / 1.15mm / 1.20mm / 1.25mm / 1.30mm | 1.20mm / 1.25mm / 1.30mm / 1.35mm | 1.15mm / 1.20mm / 1.25mm / 1.30mm | 1.24mm |
| 素材/構造 | ポリエステル(モノフィラメント) | ポリエステル(オクタゴナル形状) | — | ナイロン(ELASTYL)+ポリウレタン、マルチフィラメント、バイフェイズ処理 |
| カラー | シルバー | ブラック | イエロー / グラファイト / ブルー | ナチュラル / ブラック / レッド |
| 販売形態 | ロールから12mを切り出し(ラケット1本分・ノンパッケージ) | ロールから12mを切り出し(ラケット1本分・ノンパッケージ) | — | — |
| 特徴 | 多くのツアープレーヤーに支持されるベストセラーモデルとされる | オクタゴナル形状でスピン性能を強化しているとされるモデル | 柔らかめの打球感でヒジに優しいとされる | 柔らかさ・高反発性・耐久性を両立し、ナチュラルガットに近いフィーリングとされる |
| 参考価格 | 1,670円(国内定価2,940円) | — | 1,570円(国内定価2,310円) | 2,750円(メーカー希望小売価格4,730円) |
| 素材 | — | — | ポリエステル | — |
| 製法 | — | — | サーモプレストレッチ製法(耐久性・テンション維持を高めるとされる) | — |
| 原産国 | — | — | — | フランス |
※ 表は横にスクロールできます。仕様は販売ページの記載にもとづく目安です。
※ 価格・在庫は変動します。最新情報は各ストアでご確認ください。当サイトはアフィリエイトプログラムを利用しています。
テンションが変えるのは「飛び」「コントロール」「肘への負担」の3つ
ストリングのテンションとは、ラケットにガットを張るときの張力のことで、単位はポンド(lbs)またはキログラム(kg)で表されます。同じラケット・同じストリングでも、このテンションの数値ひとつでボールの飛び方も、腕にかかる衝撃も変わってきます。まず押さえておきたいのは、「高ければ良い」「低ければ良い」という単純な話ではなく、テンションは常にトレードオフの関係にあるという点です。
一般的に、テンションを低くするとストリングのたわみが大きくなり、トランポリンのようにボールを押し出す反発力が増えます。結果として、同じスイングでもボールが飛びやすくなり、いわゆる「球威」が出やすくなるとされています。反面、ストリング面のたわみが大きい分、打ち出す方向やスピン量が安定しにくく、コントロール性はやや犠牲になりやすいと言われています。
逆にテンションを高くすると、ストリング面のたわみが小さくなり、ボールを弾くというより「押さえ込む」感覚に近づきます。狙った場所に打ち出しやすくなる一方、反発力そのものは落ちるため、同じ力で振っても飛距離は出にくくなる傾向があります。振り切れるパワーがある人ほど高テンションの恩恵を感じやすく、パワーが足りない人が高くしすぎると、急に球が飛ばなくなって戸惑うことがあります。
腕への負担という観点も見逃せません。テンションが高いほどストリング面のたわみで衝撃を吸収してくれる余地が小さくなり、その分の衝撃が腕や肘に伝わりやすくなるとされています。特に肘に不安がある人や、硬式テニスを始めたばかりで前腕の筋力がまだ追いついていない人は、飛びやコントロールよりも先に「負担が少ない範囲か」を基準に考えたほうが安全です。
スピン量にも影響があります。ポリエステル系のストリングは、インパクトで一度たわんでから元に戻る「スナップバック」という現象でボールに回転をかけているとされ、この戻りの良さはテンションの高さと素材の劣化具合の両方に左右されます。テンションが緩みすぎるとスナップバックが鈍くなり、以前と同じスイングでも回転量が落ちて球が伸びやすくなることがあります。
打球音や振動の感じ方にも差が出ます。テンションが高いと「パン」という乾いた高めの音になりやすく、低いと「ボン」という鈍めの音になりやすいとされています。音の変化は主観的な指標ではありますが、テンションが緩んできたかどうかを耳で判断する手がかりとして使っている選手も少なくありません。数値を測れない練習場でも、音の変化には意外と気づきやすいものです。
この記事のスタンス
「このテンションにすれば飛距離が何%伸びる」というような断定はしません。テンションの効果は体格・スイングスピード・ラケット自体の特性によって個人差が大きく、数値だけで語れるものではないためです。この記事で挙げる数値は、あくまで一般的に語られている目安として読んでください。
テンションが緩んだサインと、張り替えの目安
テンションは張った瞬間がピークで、そこから使うたびに少しずつ緩んでいきます。ストリングが物理的に切れて初めて「もう限界だった」と気づく人は多いのですが、切れる前の緩みの段階でも、球威やコントロールにはっきり変化が出ています。以下のサインが複数当てはまるなら、切れていなくても張り替えを検討したい時期です。
厄介なのは、緩みは毎回のプレーの中で少しずつ進むため、自分では気づきにくいという点です。切れるまで使い切るのも一つの考え方ですが、コントロールを重視するプレースタイルの人ほど、緩んだ状態でプレーする時間が長くなるほど「今日は入らない日」が増えている可能性があります。
練習日誌やスマホのメモに最後に張り替えた日付を記録しておくと、感覚だけに頼らずに張り替え時期を判断しやすくなります。特にポリエステル系は劣化が進んでも見た目にはほとんど変化が出ないため、打感の記憶より日付管理のほうが確実です。
- 1打感を確かめる。ボールを当てたときに「ボヨンと弾く」「面がフワフワする」感覚が増えていたら、たわみが大きくなっている、つまりテンションが落ちているサインです。
- 2飛びすぎを疑う。いつもと同じ力加減で打っているのに、以前よりボールがオーバーしやすくなっていたら、反発が強くなりすぎている可能性があります。
- 3スピンのかかり方を見る。ポリエステル系は特に、テンションが緩むとストリングの戻りが悪くなり、以前と同じスイングでも回転量が落ちて球が伸びやすくなります。
- 4ストリングのズレを見る。クロスとメインの交差部分が大きくズレたまま戻らない、指で押すと簡単に動くという状態は、たわみが常態化しているサインです。
- 5使用期間で判断する。週1回程度の練習でも、ポリエステル系は1〜2か月、ナイロン系(合成ガット)でも2〜3か月を過ぎると、切れていなくてもテンションはかなり落ちているとされています。週3回以上プレーする人は、この半分程度が目安です。
ナイロン系とポリエステル系、何が違うのか
ストリングの素材は大きく「ナイロン系(シンセティックガット、マルチフィラメント)」と「ポリエステル系(モノフィラメント)」に分かれます。テンションの感じ方や緩み方、腕への負担がそれぞれ違うため、テンションだけを議論する前に、まず素材の違いを知っておくと選びやすくなります。
ナイロン系は、細い繊維を束ねて作られたマルチフィラメント構造が主流で、柔らかい打感と高い反発力が特徴とされています。衝撃を繊維全体で吸収するため腕への負担が比較的少なく、初めてマイガットを選ぶ人や、肘に不安がある人にまず勧められやすい素材です。反面、繊維が伸びやすくテンションの低下が比較的早く進むとされ、こまめな張り替えが前提になります。
ポリエステル系は単一の樹脂繊維でできたモノフィラメント構造で、硬めの打感とスピンのかけやすさが特徴とされています。パワーヒッターや、しっかりスイングして強い回転をかけたい中上級者に選ばれやすい一方、素材が硬い分だけ衝撃が腕に伝わりやすく、テンションを下げて張るか、他の素材と組み合わせて負担を調整する使い方が一般的です。
中間的な選択肢として、メインとクロスで違う素材を組み合わせる「ハイブリッド張り」もあります。例えばメインにポリエステル、クロスにナイロン系を使うと、スピン性能を保ちながら打感の硬さをやわらげる、といった調整が可能です。テンションだけでなく素材の組み合わせも、球威・コントロール・負担のバランスを取る手段のひとつになります。
価格と耐久性の傾向も違います。ナイロン系は比較的安価なものが多く、劣化も早いぶん「消耗品として気軽に張り替える」使い方に向いています。ポリエステル系はやや高価な製品が多いものの、素材自体は硬く伸びに強いため、劣化のスピードだけで見ればナイロン系より緩みにくいとされる製品もあります。
レベル・頻度別のテンション目安
テンションの「正解」は人によって違い、体格・筋力・プレースタイル・使用するストリングの素材によって適正な幅が変わります。以下はあくまで一般的に語られている目安であり、実測して断定できる数値ではない点をふまえたうえで、自分の立ち位置を確認する参考にしてください。
硬式テニスを始めたばかりの人や、月に数回のペースで楽しむ人は、反発力が高く飛ばしやすい低め〜中程度のテンション(目安として45〜50ポンド前後)が候補になりやすいとされています。振り切る力がまだ不安定な段階では、ストリング側で飛びを補ってもらったほうがボールが持ち上がりやすく、プレーそのものが楽しく感じられます。
週に数回プレーする中級者や、しっかりスイングできる人は、コントロール性を意識して中程度〜やや高めのテンション(目安として50〜55ポンド前後)を選ぶケースが多いとされています。振るスピードが上がるほどストリング面のたわみも大きくなるため、同じテンションでも初心者より反発を強く感じやすい点は覚えておきたいところです。
上級者やパワーヒッターは、55ポンド以上の高めのテンションを選ぶこともありますが、これは「強く振れるだけの技術と筋力があること」が前提です。パワーが追いついていない状態で高テンションにすると、飛ばなくなるだけでなく、ミートポイントのズレが余計に目立つようになるため注意が必要です。
ジュニア選手や、テニス肘・手首の違和感がある人は、上記の目安よりさらに低めから試す選択肢もあります。テンションを下げるほど衝撃吸収の余地が増えるため、痛みが出ている間は飛びやコントロールより負担軽減を優先し、症状が落ち着いてから徐々に上げていくという順番が安全です。
また、使うラケットのスペックによっても適正テンションの感じ方は変わります。同じ50ポンドでも、フレームが軽くしなりやすいラケットではたわみが大きく感じられ、重く硬いラケットでは同じ数値でも張りが強く感じられることがあります。ラケットを買い替えたタイミングでは、以前と同じテンションを指定しても打感が変わって当然だと考えておくと戸惑いが少なくなります。
プレースタイル別:自分に合うテンションの考え方
同じレベルでも、何を優先したいかによって選ぶべきテンションは変わります。ここではよくある3つのタイプに分けて、考え方の目安を整理します。自分がどれに近いかを基準に、このあと紹介する製品を見ていくと選びやすくなります。
■ パワーヒッター向け(飛びとスピンを重視)
しっかり振り切れる力がある人は、反発力を活かせる分、テンションをやや低め〜標準に設定してストリング自体の跳ね返りを利用する選び方があります。ポリエステル系との組み合わせで、スピン量を保ちながら飛距離も出しやすいとされる張り方です。振り切れないうちに低テンションにすると球が暴発しやすくなるため、まず自分のスイングスピードが伴っているか確認してください。
■ コントロール重視(安定して狙った場所に打ちたい)
テンションをやや高めに設定し、ストリング面のたわみを抑えて打点のブレを吸収しにくくする考え方です。ボレーやライジングショットなど、素早い当て感が必要な場面で違いが出やすいとされています。飛びが物足りなく感じる場合、テンションを上げすぎる前に、まずスイング自体で押し出せているかを見直す価値があります。
■ 初心者・肘の負担を減らしたい人向け
飛びやコントロールより先に、衝撃吸収を優先する考え方です。テンションを低めに設定し、素材もナイロン系(マルチフィラメント)を選ぶと、衝撃が繊維全体に分散されやすく、腕への負担を抑えやすいとされています。肘に違和感がある場合は、テンションの調整だけでなく、グリップサイズやラケット自体の重量バランスもあわせて見直すことをおすすめします。
張り替えを頼むときに、お店で伝えたいこと
自分に合うテンションの見当がついたら、実際にショップで張り替えを依頼します。ここで曖昧な伝え方をすると、思っていたのと違う仕上がりになることがあるため、伝える情報をあらかじめ整理しておくと安心です。
張り替えの頻度は、緩んだサイン(2章)と使用期間の目安を組み合わせて判断するのが実用的です。特に大会や重要な試合の前は、直前ではなく数日〜1週間前に張り替えて、新しい張り上がりに体を慣らしておくと安心です。張りたてはテンションが高く感じられることが多く、いきなり本番で使うと打感の違いに戸惑うことがあります。
- 1希望のテンションを数値で伝える。「ちょっと柔らかめで」ではなく「48ポンドでお願いします」のように具体的な数値で伝えると、狙った仕上がりに近づきます。
- 2メインとクロスを分けたい場合はその旨を伝える。ハイブリッド張りや、メイン・クロスでテンションを変える「アンプ張り」を希望する場合は、事前にどちらをどう変えたいか整理しておきます。
- 3前回のテンションと感想を伝える。「前回50ポンドで、少し飛びすぎた」のように伝えると、店員が調整の方向性を判断しやすくなります。
- 4ストリングの素材と種類を指定する。銘柄まで決まっていなくても「ポリエステル系でスピンがかけやすいもの」のように希望を伝えれば、候補を提案してもらえます。
同じ表記でも店舗ごとに差が出ることがある
テンションは「◯ポンド」と数値で指定しても、張り機の種類や職人の張り方のクセによって、実際の仕上がりに差が出ることがあります。同じ50ポンド指定でも、店舗Aでは硬めに感じ、店舗Bでは柔らかめに感じる、ということは珍しくありません。お気に入りの仕上がりに出会えたら、次回以降は同じ店舗・同じ担当者に依頼すると再現性が高くなります。
テンションだけでは解決しない要素もある
ここまでテンションの話を中心にしてきましたが、正直に書いておくと、球威やコントロール、肘への負担はテンションだけで決まるわけではありません。テンションを調整しても思うような変化が出ない場合、他の要素が影響している可能性があります。
ラケット自体の重量やバランスも大きく関わります。軽いラケットは振り抜きやすい反面、インパクトの衝撃を受け止めきれず、その分が腕への負担として跳ね返ってくることがあります。テンションを下げても肘の違和感が続く場合は、ラケット本体の重さやグリップサイズが合っているかも確認したいところです。
スイング自体のフォームも無視できません。手打ちになっている、インパクトで力みすぎているといった癖があると、どれだけストリング側で衝撃を吸収してもカバーしきれない負担が残ります。テンションの調整はあくまで補助であり、フォームの土台が崩れている場合はレッスンで見てもらうほうが根本的な解決に近づきます。
つまりテンションは「調整できる変数のひとつ」であって、「すべてを解決する魔法の数値」ではありません。テンション・素材・ラケット・フォームの4つを切り分けて考えると、今の悩みがどこに原因があるのか見えやすくなります。特に複数の要素を同時に変えてしまうと、何が効いたのか分からなくなるので、変更は一度にひとつずつにとどめておくのがおすすめです。
まとめ:テンションは一度決めたら終わりではない
テンションは、ラケットやストリングの銘柄を選ぶのと同じくらい、実は日々のプレー感覚を左右しています。しかも一度決めた数値がずっと自分に合い続けるとは限りません。筋力がつく、プレー頻度が変わる、痛めていた肘が回復する——そうした変化のたびに、テンションも見直す価値があります。
まずは今使っているテンションが「何ポンドか」を把握することから始めてください。次回の張り替えのときに、球威・コントロール・腕への負担のどれを優先したいかを一つ決めて、少しだけ数値を動かしてみる。そうやって自分の適正テンションに近づけていくのが、遠回りに見えて一番確実な方法です。
最後に、テンションを追い込みすぎても肘や肩に違和感が続く場合は、ストリング選びより先に、体を休めることを優先してください。ガットはいつでも張り替えられますが、痛みを我慢してプレーを続けることにメリットはありません。
よくある質問
Qテンションは何ポンドを目安に選べばいいですか?
A一律の正解はありませんが、初心者や月数回のペースなら45〜50ポンド前後、しっかりスイングできる中級者なら50〜55ポンド前後、パワーがある上級者なら55ポンド以上が目安として語られることが多いです。体格やスイングスピードで個人差が大きいため、まずは目安の中央値から試して調整していくのが実用的です。
Qナイロン系(合成ガット)とポリエステル系、初心者はどちらを選ぶべきですか?
A腕への負担を抑えたい初心者には、柔らかい打感で衝撃を吸収しやすいとされるナイロン系(マルチフィラメント)がまず候補になりやすいです。ただしスピン性能や耐久性を重視するなら、テンションを低めに設定したポリエステル系も選択肢になります。優先したいことで判断してください。
Qガットが切れていなくても張り替えたほうがいいですか?
Aはい。テンションは切れる前から少しずつ緩んでいくため、打感がボヨンとする、いつもよりオーバーしやすい、使用開始から1〜2か月以上経っているといったサインが複数当てはまるなら、切れていなくても張り替えを検討する時期です。
Qテンションを下げると本当に飛距離が伸びますか?
A傾向としては伸びやすいとされていますが、スイングスピードやスイートスポットへの当たり方によっても結果は変わるため、必ず伸びると断定はできません。低くしすぎるとコントロールが不安定になることもあるため、少しずつ数値を動かして自分の反応を確かめることをおすすめします。
Q肘が痛いのですが、テンションを変えれば改善しますか?
Aテンションを下げてナイロン系に変えることは、衝撃吸収の面で負担を減らす一因にはなり得ます。ただし痛みの原因はフォームやラケットの重量バランスなど他にもあるため、テンションの調整だけに頼らず、痛みが強い・長引く場合は無理をせず専門家に相談してください。
Qメインとクロスでテンションを変える「アンプ張り」に効果はありますか?
A縦糸(メイン)と横糸(クロス)でテンションを変える張り方で、例えばメインを少し緩めてクロスを標準にすると、反発力を保ちながら耐久性を補うといった調整ができるとされています。効果の感じ方には個人差があるため、まずは店舗で相談しながら少しずつ試すのがおすすめです。
Q張り替えの頻度はどのくらいが目安ですか?
Aプレー頻度と素材によって変わりますが、週1回程度ならポリエステル系で1〜2か月、ナイロン系で2〜3か月が一つの目安とされています。週3回以上プレーする場合はこの半分程度を目安に、打感の変化やストリングのズレも合わせて確認してください。
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