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「自分のフォームを水中から見てみたい」「子どもが泳げるようになった瞬間を水中から撮っておきたい」——スイミングスクールのコーチに勧められたり、SNSで見かけた水中動画に憧れたりして、防水カメラを探し始めた人は少なくないはずです。ですが実際に商品ページを開いてみると、「アクションカメラ」「防水コンパクトデジカメ」「ウェアラブルカメラ」といったタイプの違いに加えて、耐水深度、手ブレ補正、記録時間、装着方法など、見慣れない項目がずらりと並んでいて、どれを基準に選べばいいのか分からなくなってしまうことも多いでしょう。防水スマホケースで代用しようとして、水中で操作ができずシャッターチャンスを逃した、という声もよく聞きます。この記事では、水泳のシーンを想定して、水中カメラのスペック表をどう読み解けばいいかを一つずつ整理しました。最後には、注目されやすい4台も比較しています。
この記事でわかること
- 「防水スマホケース」で撮ろうとして失敗しやすい理由
- そもそもスペックで何が変わるのか
- 「防水性能」の読み方 — IPX表記と耐水深度は別物
- 「画質・手ブレ補正」の読み方 — 水中は陸上より条件が厳しい
- 「記録時間・バッテリー」の読み方 — レッスン1回分を撮り切れるか
- 「装着方法・付属アクセサリー」の読み方 — 誰が・どこから撮るか
水泳での撮影におすすめの水中カメラ4選
具体的な候補は次の通りです。紹介の前に、これらを使えば必ずきれいな映像が撮れる、という話ではありません。いずれもメーカーの商品ページ上で防水性能や耐衝撃性能が明記されているものを中心に、価格帯・タイプの異なる4台を選びました。価格は執筆時点で調べたものです。時間の経過で変わっている可能性があります。購入前に商品ページで最新の価格・在庫・付属アクセサリーの内容を確認してください。
4台を並べると、価格帯とタイプで役割が分かれているのが分かります。Kodakは2万円台〜で揃えられる入門用の防水デジカメ、GoProは画質・手ブレ補正を重視した本格アクションカメラ、OM SYSTEMは耐水深度と写真画質を両立したタフ系デジカメ、Insta360は超小型・軽量でハンズフリー撮影に特化したウェアラブルカメラという違いが出ています。
選び方のポイントは、撮りたいシーン(プールサイドからの記録か、水中からの自分目線か)と予算によって変わります。まず費用を抑えて試したいなら3台目、画質や手ブレ補正を本格的に求めるなら1台目、写真としての仕上がりや深めの水深も見据えるなら2台目、両手を空けて身につけて撮りたいなら4台目、という視点で選べば、大きく外すことは少ないでしょう。価格や仕様は変わることがあるので、購入前に商品ページで最新の情報をご確認ください。
また、今回は防水性能や耐衝撃性能がメーカーの商品ページ上に明記されているものを選びましたが、水中カメラ選びに正解は一つではありません。同じ価格帯でも、装着方法や付属アクセサリーの内容によって実際の使い勝手は大きく変わります。可能であれば、この4台に近いタイプの製品を実際に使っている人のレビューや動画サンプルを確認してから購入するのがおすすめです。
GoPro HERO13 Black(国内正規品)CHDHX-131-FW
4.70(10件のレビュー)
参考価格69,800円
GoProのフラッグシップアクションカメラ。5.3K動画と強力な手ブレ補正を備え、本体のみで水深10mまでの防水性能を持つとされています。プールサイドでの手持ち撮影から、マウントを使った固定撮影まで幅広く対応できるモデルです。
ここが良い
- GoPro公式ストアが直接販売しており、正規品として安心して購入しやすい
- 本体のみで水深10m防水のため、追加のハウジングなしでプールでの撮影に使いやすい
- 手ブレ補正機能が強力で、泳ぎながらの撮影でも見やすい映像になりやすいとされる
注意点
- 4台の中では価格が高め
- 4K・5.3K撮影はファイルサイズが大きく、大容量メモリーカードの用意が推奨される
OM SYSTEM(オリンパス)Tough TG-7
4.25(4件のレビュー)
参考価格82,500円
タフ系防水コンパクトデジタルカメラの定番シリーズ最新モデル。防水・防塵・耐衝撃性能を備え、水中マクロ撮影機能も搭載しています。写真としての画質を重視しつつ、水泳シーンの記録にも使いやすいモデルです。
ここが良い
- OM SYSTEM公式ストアが直接販売しており、正規品として安心して購入しやすい
- 4台の中でもっとも耐水深度が深く(15m)、深めのプールでも余裕を持って使いやすい
- 写真専用の水中マクロモードがあり、動画だけでなく静止画のクオリティも重視したい人に向く
注意点
- 4台の中では価格がもっとも高い
- アクションカメラに比べると広角での臨場感あるハンズフリー撮影はやや不得意とされる

Kodak PIXPRO WPZ2 防水デジタルカメラ
4.12(34件のレビュー)
参考価格27,775円
コダックのエントリー向け防水デジタルカメラ。防水・防塵・耐衝撃性能を備えつつ、4台の中でもっとも手頃な価格帯に位置づけられています。初めての水中カメラとして試しやすいモデルです。
ここが良い
- 4台の中でもっとも価格が手頃で、まず試してみたい人にリスクが少ない
- ビックカメラ系列の販売店から購入でき、家電量販店として安心感がある
- レビュー件数が比較的多く、実際の使用感を確認しやすい
注意点
- 手ブレ補正や画質は上位のアクションカメラ・タフ系デジカメと比べると控えめとされる
- 耐水深度の公表値が他の2台よりやや浅め

Insta360 GO 3S 128GB
4.10(31件のレビュー)
参考価格47,600円
重量約39gの親指サイズという超小型・軽量が特徴のウェアラブルカメラ。磁気ペンダントで首から下げるハンズフリー撮影に強く、水中専用の潜水ケースとフローティンググリップを含む「ウォータースポーツキット」も用意されています。
ここが良い
- Insta360公式ストアが直接販売しており、正規品・技適マーク取得済みとして安心して購入しやすい
- 本体が非常に軽量・小型で、首から下げても泳ぎの邪魔になりにくいとされる
- 水泳・水上スポーツ向けの専用キットが用意されており、目的に合わせて構成を選びやすい
注意点
- 本体のみでの連続録画時間が短く、長時間の撮影にはアクションポッドや潜水ケースなどの追加購入が実質必要になりやすい
- ウォータースポーツキット以外を選んだ場合、別途アクセサリーの追加購入が必要になる場合がある
■ スペック比較表
| 商品 | Kodak PIXPRO WPZ2 防水デジタルカメラ | Insta360 GO 3S 128GB | ||
|---|---|---|---|---|
| 参考価格 | 69,800円 | 82,500円 | 27,775円 | 47,600円 |
| 購入 | ||||
| 防水性能 | 本体のみで水深10mまで(メーカー公表値) | 本体のみで水深15mまで(メーカー公表値) | — | — |
| 動画解像度 | 最大5.3K | — | — | 最大4K |
| スローモーション | 最大400FPS対応 | — | — | — |
| 手ブレ補正 | HyperSmooth(電子式)搭載 | — | — | — |
| 接続 | Wi-Fi 6対応 | — | Wi-Fi対応 | — |
| 販売元 | GoPro公式ストア楽天市場店 | OM SYSTEM公式ストア楽天市場店 | 楽天ビック(ビックカメラ×楽天) | Insta360公式ストア楽天市場店 |
| 耐衝撃性能 | — | 2.1mからの落下に対応(メーカー公表値) | — | — |
| 撮影機能 | — | 水中マクロ撮影モード搭載 | — | — |
| GPS | — | 内蔵 | — | — |
| 保証 | — | 1年保証 | — | — |
| 有効画素数 | — | — | 約1600万画素 | — |
| 光学ズーム | — | — | 4倍 | — |
| 対応機能 | — | — | 防水・防塵・耐衝撃(CALSモード対応) | — |
| 重量 | — | — | — | 約39.1g(本体のみ) |
| 連続録画時間 | — | — | — | 本体のみ約38分/アクションポッド併用で約140分(メーカー公表値) |
| 装着方法 | — | — | — | 磁気ペンダント・クリップ等(キットにより異なる) |
| 水泳向け構成 | — | — | — | ウォータースポーツキット(潜水ケース+フローティンググリップ)あり |
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「防水スマホケース」で撮ろうとして失敗しやすい理由
水中で撮影したいと考えたとき、まず思いつくのが「スマホ用の防水ケースを買えばいいのでは」という発想です。実際、数百円〜数千円程度の防水ポーチは手軽に入手できます。ですが、これで水中の動きのある映像をきれいに撮ろうとすると、いくつかの壁にぶつかることが多いです。
まず、多くの防水ポーチは水中でのタッチ操作に対応しておらず、シャッターを切るタイミングを合わせるのが難しいという問題があります。ビニール越しの操作は反応が鈍くなりがちで、泳ぎ出した瞬間や飛び込みの瞬間など、一番撮りたい場面を逃してしまうことも珍しくありません。また、スマートフォンのカメラは水中での色かぶり(青緑がかった発色)やピント合わせを前提に設計されておらず、想像していたよりも暗く、ぼやけた映像になってしまうこともあります。
さらに、防水ポーチはあくまで「浸水を防ぐための袋」であり、水泳中の激しい動きや水流、プールサイドへの落下といった衝撃までは想定されていないことが多いです。中には防水性能自体は表示されていても、実際の水深や水流の強さまでは保証されていない簡易的な製品もあります。子どものスイミングスクールの様子を撮りたい、自分のフォームを水中からチェックしたい、といった目的であれば、最初から水中での使用を前提に設計された防水カメラやアクションカメラを選んだほうが、結果的に失敗が少なくなります。
この記事で扱う「水中カメラ」は、大きく分けて「アクションカメラ」「防水コンパクトデジタルカメラ」「ウェアラブル小型カメラ」の3タイプです。それぞれ得意な使い方が異なるため、まずはこの3タイプの違いを理解したうえで、自分の目的に近いものを選ぶのが失敗しないコツです。
この記事のスタンス
商品ごとの特徴については感じ方に差があることを踏まえ、「〜とされる」という表現にとどめています。実際の撮影環境(プールの照明、水質、泳ぐ速度など)によって仕上がりは変わるため、断定的な評価は避けています。判断材料として使い、購入前に必ず商品ページで最新のスペックを確認してください。
そもそもスペックで何が変わるのか
水中カメラの商品ページには、防水性能(耐水深度)、画質・手ブレ補正、記録時間・バッテリー、装着方法・付属アクセサリーなど、さまざまな情報が並んでいます。すべてを一度に理解する必要はありませんが、水泳での撮影を想定するなら「防水性能」「画質・手ブレ補正」「記録時間」「装着方法」の4つを押さえておくと、商品ごとの向き不向きが見えてきます。
たとえるなら、防水性能はそのカメラを安心して水に沈められる深さの目安、画質・手ブレ補正は泳いでいる最中のブレをどこまで抑えられるかの指標、記録時間はレッスン1回分をまるごと撮り切れるかどうかの体力、装着方法は実際にどうやってカメラを固定して泳ぐかという運用面の話です。この4つを見るだけで、そのカメラが「がっつり潜って撮る用」なのか「プールサイドや浅瀬でのハンズフリー撮影用」なのかが、おおよそ判断できます。
初心者のうちは、まず「どのくらいの深さまで潜って撮りたいか」を先に決めておくと選びやすくなります。プールの底からスタートの瞬間を撮りたいのか、泳いでいる自分の顔まわりだけを水面近くで撮りたいのかによって、必要な耐水深度も装着方法も変わってくるからです。
また、水中カメラは陸上用のカメラに比べて、購入後に「思っていた画角と違った」「手ブレがひどくて酔いそうな映像になった」という声が出やすいジャンルでもあります。これは水中では手ブレ補正の効き方や光の入り方が陸上と大きく異なるためです。スペック表の数字だけでなく、実際の使用シーン(プールでの撮影例があるか)に関する説明があるかどうかも、あわせてチェックしておくと安心です。
なお、この記事はプールでの練習風景や家族の記録を主な用途として想定しています。海やダイビングでの本格的な水中撮影では、より深い耐水深度や専用の防水ハウジングが必要になることがあり、選び方の基準も変わってきます。まずは自分が撮りたいのがプールでの練習風景なのか、海でのシュノーケリング・ダイビングなのかを確認したうえで商品を探すようにしてください。
「防水性能」の読み方 — IPX表記と耐水深度は別物
防水性能の欄には、「IPX8」のような等級表記と、「水深◯m防水」という耐水深度の表記が併記されていることが多く、この2つは似ているようで意味が異なります。IPX等級は主に生活防水〜一時的な水没に対する保護レベルを段階的に示す国際規格で、数字が大きいほど高い防水性を意味します。一方、耐水深度はメーカーが独自の試験で「この深さまでなら壊れずに使える」と保証している数値で、等級とは別に確認する必要があります。
アクションカメラの多くは、本体のみで水深8〜10m程度の防水性能を持つものが主流で、これはプールでの通常の練習風景を撮る分には十分すぎるスペックです。一方、コンパクトデジタルカメラタイプの防水モデルは、水深15m前後まで対応するものもあり、より深いプールや素潜りでの撮影にも余裕を持って使えるとされています。ウェアラブル型の小型カメラは、本体単体では防水性能が控えめで、水中専用の防水ケース(潜水ケース)を組み合わせることで初めて水泳向けの耐水性能になる製品もあるため、購入前にどこまでが本体だけで対応する範囲か、確認しておくことが大切です。
ここで注意したいのが、「耐水」と「防水」の違いです。耐水は一定条件下で水の浸入を防げることを示す一方、経年劣化や使用による性能低下があり得るという前提の表現です。パッキン(防水用のゴム部品)の劣化や、レンズカバーの傷などによって、購入時よりも防水性能が落ちていくことは珍しくありません。プールで日常的に使う場合は、定期的にパッキン部分の汚れやゴムの劣化がないかを確認する習慣をつけておくと安心です。
塩素消毒されたプールの水は真水と成分が異なり、金属パーツやゴムパッキンに与える影響も真水とは多少異なるとされています。多くのメーカーは真水・淡水での使用を前提に耐水深度を表示しているため、プールでの使用後は真水でのすすぎ洗いを推奨している製品がほとんどです。商品ページに「使用後は真水で洗い流してください」といった注意書きがあるかどうかも、選ぶ際のチェックポイントの一つです。
「画質・手ブレ補正」の読み方 — 水中は陸上より条件が厳しい
画質はセンサーサイズや対応解像度(4K・フルHDなど)で表記されることが多く、手ブレ補正は「電子式手ブレ補正」「ハイブリッド手ブレ補正」といった名称で紹介されています。水泳での撮影は、腕を大きく動かしながら泳ぐ、あるいは水流のあるプールサイドから撮るといった、陸上の撮影よりも揺れの大きいシーンになりやすいため、手ブレ補正の性能は特に重視したいポイントです。
4K対応のモデルは、後から映像を切り出したり、フォームを一時停止して細かく確認したりする際に画質の粗さが気になりにくいという利点があります。一方でファイルサイズが大きくなりやすく、記録用のメモリーカード容量やスマートフォンへの転送時間にも影響するため、フルHD(1080p)で十分という考え方も十分にあります。子どものレッスン記録程度であれば、フルHD画質でもスマートフォンで見返す分には気にならないことが多いとされています。
手ブレ補正については、「電子式」は撮影後にソフトウェア的に映像を安定させる仕組み、「光学式」はレンズやセンサー自体を物理的に動かして揺れを打ち消す仕組みで、水中での揺れやすさを考えると、手ブレ補正機能を明記しているモデルを選んだほうが無難です。特に子どもの練習風景を保護者が泳ぎながら追いかけて撮る、といった使い方をする場合は、手ブレ補正の効きが映像の見やすさに直結します。
また、水中では光の届き方が陸上と大きく異なり、深くなるほど暗くなり、色味も青緑がかって見えることがあります。屋内プールのように照明が限られた環境では、暗所での撮影性能(低照度性能)も画質を左右する要素です。商品ページに「暗い場所でも明るく撮れる」といった記載があるかどうかも、屋内プールでの撮影を想定するなら確認しておきたいポイントです。
「記録時間・バッテリー」の読み方 — レッスン1回分を撮り切れるか
記録時間は、フル充電から連続で撮影できるおおよその時間で表記されます。水泳のレッスンは1回30分〜1時間程度続くことが多く、連続記録時間がそれより短いモデルだと、途中で充電や電池交換のために撮影が途切れてしまう可能性があります。
アクションカメラタイプは、本体のみでの連続撮影時間が30分〜2時間程度と幅があり、外付けのバッテリーパックやモバイルバッテリーと組み合わせることで、さらに長時間の撮影に対応できる製品もあります。ウェアラブル型の超小型カメラは、本体だけだと連続撮影時間が数十分程度に収まることが多く、充電用のケースやアクションポッドと組み合わせて使うことで実用的な記録時間を確保する設計になっているものもあります。
防水コンパクトデジタルカメラタイプは、写真撮影をメインに考えると電池の持ちは比較的良好ですが、動画を長時間撮り続けると発熱により自動的に録画が止まる場合があるとされています。「1回のレッスンをまるごと撮りたいのか」「印象的な瞬間だけを短く切り取りたいのか」という撮影スタイルによって、必要な記録時間の目安は変わってきます。
なお、低温や高温の環境ではバッテリーの持ちが公称値より短くなる傾向があるとされています。屋外プールでの真夏・真冬の撮影を予定している場合は、公称の連続撮影時間に対して少し余裕を持った機種を選ぶか、予備バッテリーの用意を検討しておくと安心です。
「装着方法・付属アクセサリー」の読み方 — 誰が・どこから撮るか
水中カメラは手に持って撮るだけでなく、ペンダントのように首から下げる、マウントでゴーグルやキャップに固定する、水中に沈めて置いておく、といったさまざまな使い方ができます。この装着方法の自由度は、付属するアクセサリー(マウント・ケース・ストラップなど)によって大きく変わります。
保護者がプールサイドから子どもを撮る場合は、防水ケースに入れて手持ちで構える使い方が中心になるため、グリップの握りやすさや、水面下にカメラを沈めたときの操作性が重要になります。一方、自分自身のフォームを水中から撮りたい場合は、プールの壁や底にカメラを固定できる三脚・吸盤マウントなどのアクセサリーが用意されているかどうかがポイントです。
ウェアラブル型の小型カメラの中には、磁気ペンダントで首から下げたり、水中専用の防水ケース(潜水ケース)とフローティンググリップを組み合わせたりする「ウォータースポーツ向けキット」を用意している製品もあります。こうしたキットが用意されているモデルは、水泳やシュノーケリングでの使用を前提に設計されている度合いが高いと考えられます。
装着方法を検討する際は、実際にプールに持ち込む場面を具体的にイメージしてみることをおすすめします。「泳ぎながら首から下げて自分目線で撮る」「プールサイドの三脚に固定して定点で撮る」「水中の底に沈めて置いておく」など、想定する使い方に対応したアクセサリーが標準で付属しているか、それとも別売りなのかを商品ページでよく確認しておくと、後から「別売りアクセサリーの追加購入が必要だった」という誤算を避けやすくなります。
目的別に見る3タイプ
ここまで見てきた防水性能・画質・記録時間・装着方法の組み合わせによって、市販の水中カメラはおおよそ3つのタイプに分けられます。すべての製品がきれいに当てはまるわけではありませんが、店頭やネットショップで「このカメラはどのタイプだろう」と判断する目安として使ってください。
■ アクションカメラ型
本体のみで水深8〜10m程度の防水性能を持つことが多く、4K撮影や強力な手ブレ補正を備えたモデルが中心です。ダイナミックな映像を撮りたい人、泳ぎながらのハンズフリー撮影にも本格的に取り組みたい人に向いているとされています。価格帯は比較的高めです。
■ 防水コンパクトデジタルカメラ型
写真撮影の画質やマクロ撮影機能に強みを持つことが多く、耐水深度15m前後、耐衝撃性能も備えたタフなボディが特徴です。プールでの記念撮影や、水中の生き物・物を接写したい人、旅行にも1台で使い回したい人に向いているとされています。
■ ウェアラブル小型カメラ型
重量数十g程度と非常に軽量・コンパクトで、ペンダントやクリップで身につけて撮る使い方に強みがあります。水中専用ケースと組み合わせることで水泳にも対応するモデルが多く、両手を自由に使いながら自分目線の映像を撮りたい人に向いているとされています。
選び方の3ステップ
ここまでの知識を踏まえて、実際に水中カメラを選ぶ手順を3つに整理してみました。手順どおりに進めていくと、スペック表の数字にまどわされずに候補を決めやすくなります。
- 1撮りたいシーンを具体的にイメージする。「子どものレッスンをプールサイドから撮りたい」なら防水ケース込みで手持ちしやすいモデル、「自分のフォームを水中から確認したい」なら固定用アクセサリーが充実したアクションカメラ型、「泳ぎながら自分目線で撮りたい」ならウェアラブル小型カメラ型、というように大まかな方向性を決めておくと絞り込みやすくなります。
- 2防水性能と記録時間で候補を絞る。目安として、プールでの通常使用なら耐水深度8m以上、レッスン1回分を撮るなら連続記録時間30分以上(または外部バッテリー対応)を基準に、3〜5台ほどリストアップします。この時点ではブランドやデザインにこだわりすぎず、まずスペックのレンジで機械的に絞り込むのがコツです。
- 3装着方法とアクセサリーの付属状況を確認する。実際にプールに持ち込む場面を想像しながら、必要なマウントやケースが標準で付属しているか、それとも別売りなのかを商品ページでチェックします。特に水泳専用のキットが用意されているかどうかは、実際の使い勝手に直結する重要な確認ポイントです。
購入前に確認しておきたいこと
水中カメラは実店舗での試用が難しい商品のため、購入前に商品ページの動画サンプルやレビューを確認しておくと、実際の画質や手ブレ補正の効き具合をイメージしやすくなります。特にプールでの使用例に言及したレビューがあれば、参考になる情報が多いはずです。
撮影のコツ — 水中カメラを買う前に知っておきたいこと
水中カメラを用意しても、撮り方のコツを知らないと「思っていたより見づらい映像になった」と感じることがあります。ここでは購入前に押さえておきたい撮影のポイントを紹介します。
水中は光が乱反射しやすく、逆光や照明の反射でレンズにフレアが入りやすい環境です。屋内プールであれば天井の照明の位置、屋外プールであれば太陽の位置を意識して、できるだけ光を背にする角度で撮影すると、色かぶりや白飛びを抑えやすくなります。
固定撮影をする場合は、吸盤マウントや三脚をプールの底やコースロープの支柱に固定し、泳ぐコースに対して真横または斜め下から狙うと、フォーム全体が画面に収まりやすくなります。手持ちで泳ぎながら撮る場合は、なるべく体幹を安定させ、カメラを持つ腕の動きを最小限にすることで、手ブレ補正機能と合わせてより見やすい映像になりやすいとされています。
また、水中では音声がこもりやすく、地上のマイクのようにクリアな声を録音するのは難しい場合があります。コーチの指導の様子など音声も重要な記録であれば、水中用のカメラとは別に、プールサイドから防水ケース越しに音声も収録する、あるいは撮影後に字幕やナレーションを追加するといった工夫を検討するとよいでしょう。
プールの利用ルールを事前に確認
施設によっては、他の利用者のプライバシーへの配慮から、カメラや動画撮影に許可制・禁止のルールを設けている場合があります。スイミングスクールや公共プールでの撮影を予定している場合は、事前に施設の利用規約やスタッフへの確認を必ず行ってください。
買ったあとに気をつけたいこと
水中カメラは使い続けるうちに、防水性能や画質に影響する劣化が起こりうる精密機器です。特に初心者のうちは見落としがちな点をいくつか挙げておきます。
まず、防水パッキン(防水用のゴム部品)の劣化です。パッキン部分に髪の毛や砂粒などの異物が挟まっていると、そこから浸水するリスクが高まるとされています。使用前には端子カバーやバッテリー室のフタ部分に異物が挟まっていないか確認し、フタがしっかり閉まっているかを毎回チェックする習慣をつけておくと安心です。
次に、使用後のお手入れです。プールの水には塩素などの薬剤が含まれているため、使用後はできるだけ早く真水でカメラ本体をすすぎ、柔らかい布で水分を拭き取ってから自然乾燥させるのが基本とされています。真水で洗い流さずに放置すると、金属パーツの腐食や、レンズ周りの曇りにつながることがあります。
最後に、保管方法です。高温多湿の場所や、直射日光が当たる場所に長時間置いておくと、内部の防水パッキンや電子部品の劣化が早まる可能性があるとされています。使わないときは風通しの良い場所で保管し、長期間使わない場合はバッテリーを外して保管することをメーカーが推奨している製品もあります。
こうした細かなメンテナンスは、カメラそのものの性能とは別の話に思えるかもしれません。ですが、防水性能は経年劣化するものだという前提を持っておくことで、「急に浸水してしまった」というトラブルを未然に防ぎやすくなります。特に大切な思い出を記録する道具だからこそ、日頃のお手入れを習慣にしておくことをおすすめします。
よくある質問
Qスマホの防水ケースではダメですか?
A防水ポーチは浸水を防ぐことを目的とした簡易的な製品が多く、水中でのタッチ操作がしにくい、水泳中の動きや水流までは想定されていない場合があるといった課題があります。水中での撮影を本格的に楽しみたい場合は、水中での使用を前提に設計された防水カメラやアクションカメラを選んだほうが、シャッターチャンスを逃しにくく、画質面でも安心です。
QIPX8と「水深◯m防水」はどう違うのですか?
AIPX8は生活防水〜一時的な水没に対する保護レベルを示す国際規格の等級で、耐水深度はメーカーが独自の試験で保証している「この深さまでなら使える」という具体的な数値です。似ているようで別の指標のため、商品ページで両方の表記を確認しておくと安心です。
Qプールで使ったあと、真水で洗う必要がありますか?
Aプールの水には塩素などの薬剤が含まれているため、多くのメーカーが使用後に真水ですすぐことを推奨しています。真水で洗い流さずに放置すると、金属パーツの腐食やレンズ周りの曇りにつながる場合があるとされています。
Q子どものレッスンを撮るならどのタイプがおすすめですか?
Aプールサイドから手持ちで撮るなら防水コンパクトデジカメ型、水中に固定して定点で撮りたいならマウントアクセサリーが充実したアクションカメラ型が向いているとされています。撮りたい場所やアングルを具体的にイメージしてから選ぶと失敗しにくくなります。
Q自分のフォームを水中から撮りたい場合はどうすればいいですか?
A吸盤マウントや三脚でプールの壁や底にカメラを固定し、泳ぐコースに対して真横または斜め下から撮影すると、フォーム全体が画面に収まりやすくなります。手ブレ補正機能が搭載されたモデルを選ぶと、より見やすい映像になりやすいとされています。
Qプールでの動画撮影は自由にしていいのですか?
A施設によっては他の利用者のプライバシーへの配慮から、撮影に許可制・禁止のルールを設けている場合があります。スイミングスクールや公共プールでの撮影を予定している場合は、事前に施設の利用規約やスタッフへの確認を必ず行ってください。
Q予算はどれくらい見ておけばいいですか?
A入門向けの防水デジタルカメラであれば2万円台後半から、本格的なアクションカメラやタフ系デジカメは7万円〜8万円台のモデルもあります。まず試してみたい場合は入門モデルから始めて、撮影を続けるかどうかを見極めてから上位モデルへのステップアップを検討するのも一つの方法です。
迷ったらこれ|この記事のNo.1
GoPro HERO13 Black(国内正規品)CHDHX-131-FW
参考価格 69,800円
向いている人:画質や手ブレ補正にこだわりたい人、プールでの本格的なフォーム撮影をしたい人
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