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天気予報が雨マークでも、ラグビーの練習や試合は基本的に「雨天決行」です。サッカーやテニスと違って、多少の雨や泥はむしろ試合の一部として受け入れられている競技だからこそ、選手も保護者もスタッフも「雨の日をどう乗り切るか」という視点で道具を揃えておく必要があります。しかし実際に何を用意すればいいのかは、意外と整理されていません。防寒着なら分かりやすいですが、「雨対策」となると、ウィンドブレーカーを買えばいいのか、それとも別の何かが必要なのか、判断に迷う人も多いはずです。この記事では、雨の日のラグビー活動でよく起きる困りごとを起点に、撥水ウェア・キットバッグ・ボールのグリップ対策・道具のメンテナンス用品という4つの切り口から、実際に何を選べばいいのかを具体的に解説します。ヘッドギアやテーピングといった防具そのものについては別記事で詳しく扱っているため、この記事では「雨天特有の困りごとへの対策品」に絞って紹介します。最後には、比較検討の対象になりやすい4点の用品も比較しています。
この記事でわかること
- なぜラグビーは「雨天決行」が基本なのか
- 困りごと1: 雨でウェアが冷えて体が動かなくなる
- 困りごと2: キットバッグの中身がびしょ濡れになる
- 困りごと3: 濡れたボールが滑って扱いにくい
- 困りごと4: 道具そのものが雨・泥で傷みやすい
- 雨の日の困りごと別おすすめ用品4選
雨の日の困りごと別おすすめ用品4選
ここからは実際の候補です。雨の日の困りごとに対応する形で、撥水ウィンドブレーカー・レインポンチョ・グリップスプレー・防水保護スプレーの4点を選びました。価格情報は記事作成時点で確認したものです。変わっていることもあります。購入前に商品ページで最新の価格・在庫・選べるサイズ・カラーを確認してください。
4点はそれぞれ異なる困りごとに対応しているため、必ずしも全部を一度に揃える必要はありません。まず優先したいのは、体を冷やさないための撥水アウターと、待機時間や移動中に体を濡らさないためのレインポンチョです。この2つは雨天が続く時期であれば頻繁に出番があります。キットバッグは今回の候補には含めていませんが、選ぶ際は前述のポイントを参考にしてください。グリップスプレーと防水保護スプレーは、消耗品・メンテナンス用品という位置づけなので、必要になったタイミングで買い足す形でも問題ありません。
価格帯で見ると、グリップスプレーと防水保護スプレーは2,000円以下で導入できる手軽さが特徴です。一方でウィンドブレーカーは1万円前後、レインポンチョも7,000円台とまとまった出費になるため、シーズン初めやチーム加入のタイミングでまとめて検討するのがおすすめです。
いずれの製品も「完全防水」をうたっているわけではなく、あくまで水をはじきやすくする・浸水を遅らせるという位置づけである点は共通しています。土砂降りの中で長時間活動すれば、どの道具もいずれ濡れることを前提に、着替えやタオルといった基本の備えと組み合わせて使うのが実用的な考え方です。

カンタベリー(canterbury)ウィンドブレーカー メンズ 撥水加工 ナイロン パーカー RG74009
参考価格10,560円
生地にDWR(耐久撥水加工)を施した、ラグビー専用ブランドのウィンドブレーカー。多少の雨であれば水をはじきやすいとされ、フード付きで練習前後の防寒・雨よけの両方に使いやすい設計です。トレーニングウエアとしても普段使いとしても対応しています。
ここが良い
- ラグビー専用ブランドのパターンで、肩周りの可動域が確保されているとされる
- DWR加工が明記されており、雨対策としての位置づけが分かりやすい
- フード付きで、急な雨のときにもすぐ頭を守れる
注意点
- 完全防水ではなく、長時間の土砂降りでは中まで湿ってくることがある
- 裏起毛タイプではないため、真冬の防寒着としては物足りない場合がある
グリップ スプレー アスリート 100ml(AirBall)
4.40(5件のレビュー)
参考価格1,760円
ラケットやボール、グローブなど手を使うスポーツ全般で使われる滑り止めスプレー。雨で濡れたラグビーボールを扱う際の手のひらの滑り対策として、練習前や試合前のハンドリング練習に活用されています。
ここが良い
- 手のひらの汗や水分を保持しつつベタつきを抑えるとされ、雨天でも使いやすい
- ラグビー以外の競技でも使える汎用性の高さがある
- 小型サイズで練習バッグに常備しやすい
注意点
- 大会によっては使用が制限されている場合があり、事前確認が必要
- 過度に使うとボール本体がベタつく感触になる場合がある

コロンブス アメダス 420mL 防水保護スプレー
4.72(181件のレビュー)
参考価格1,880円
皮革・布製品向けの防水保護スプレーの定番ブランド。スパイクやキットバッグに定期的にスプレーしておくことで、雨や汚れが染み込みにくい状態を保ちやすくなるとされ、道具のメンテナンス用品として長年使われています。
ここが良い
- 皮革・布製品向けの防水スプレーとして長年の実績があるブランド
- スパイクだけでなくキットバッグやその他の道具にも幅広く使える
- 定期的なメンテナンス習慣をつけることで道具の寿命を延ばしやすい
注意点
- 使用直後は乾燥に時間がかかり、屋外での作業が必要になる
- 素材によっては変色するおそれがあり、目立たない場所での試し使いが推奨される
■ スペック比較表
| 商品 | カンタベリー(canterbury)ウィンドブレーカー … | コロンブス アメダス 420mL 防水保護スプレー | ||
|---|---|---|---|---|
| 参考価格 | 10,560円 | 約7,480円 | 1,760円 | 1,880円 |
| 購入 | ||||
| 撥水加工 | DWR(耐久撥水加工) | — | — | — |
| ブランド | canterbury(カンタベリー) | — | — | コロンブス(Columbus) |
| サイズ展開 | S〜3L | — | — | — |
| フード | あり | — | — | — |
| 用途 | ラグビー練習・トレーニング・普段使い | — | 手のひらの滑り止め・グリップ力アップ | 皮革・布製品の防水・防汚 |
| 型番 | — | RAUA2620 | — | — |
| 種類 | — | レインポンチョ | — | — |
| 対象 | — | 男女兼用 | — | — |
| 内容量 | — | — | 100ml | 420mL |
| 対応競技 | — | — | ラケット・ボール・グローブを使うスポーツ全般 | — |
| 対応素材の目安 | — | — | — | スパイク、キットバッグ、革小物など |
※ 表は横にスクロールできます。仕様は販売ページの記載にもとづく目安です。
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なぜラグビーは「雨天決行」が基本なのか
ラグビーの試合や練習は、よほどの荒天(雷や強風による危険が明確な場合など)でない限り、雨の中でも実施されるのが一般的です。これは競技の成り立ちとも関係しています。ラグビーはもともと屋外の芝生グラウンドで、スクラムやモールのように選手同士が密着して押し合う場面が多いスポーツです。地面がぬかるんでいても、それはそれでプレーの一部として受け入れられ、むしろ「雨の中でどう戦うか」も戦術の一つとして語られることさえあります。
こうした文化的背景があるため、雨天中止を前提に道具を揃えている人は少数派です。むしろ「雨でも普段通りに動けるかどうか」が、練習の質や試合でのコンディションを左右します。体が濡れて冷えた状態で長時間プレーを続けると、集中力の低下やケガのリスクが高まることも指摘されています。雨対策は快適さのためだけでなく、安全に競技を続けるための実用的な準備でもあります。
また、ジュニアや学生年代のチームでは、雨天時の練習・試合が「道具の摩耗が早い日」でもあります。ぬかるんだグラウンドでの練習は、ウェアの泥はね、キットバッグの内部への浸水、ボールが滑って扱いにくくなるといった、晴天時にはあまり意識しない問題が一気に表面化します。この記事で紹介する4つの視点は、そうした「雨の日ならではの困りごと」に対応する道具の選び方を整理したものです。
なお、ヘッドギアやマウスガードといった防具そのものの選び方、テーピングの巻き方といった内容は、それぞれ別の記事で詳しく解説しています。この記事はあくまで「雨や泥による困りごと」への対策品にテーマを絞っています。
この記事のスタンス
商品ごとの特徴については一律に当てはまるわけではないため、「〜とされる」という言い回しにしています。撥水・防水性能や使用感には個体差・使用環境による差が大きく、人によって感じ方が異なるためです。判断材料として使い、可能であれば購入前にチームの先輩や指導者に相談することをおすすめします。
困りごと1: 雨でウェアが冷えて体が動かなくなる
雨の中での練習や試合前後のアップ・ダウンで最も多い困りごとが「体が濡れて冷える」ことです。ラグビーはポジションによって待機時間が長い場面もあり、濡れたシャツのまま風にさらされると、体温が急激に奪われることがあります。これを防ぐために活躍するのが、撥水加工を施したウィンドブレーカーやプラクティスシャツです。
商品ページでよく見かける「DWR(Durable Water Repellent=耐久撥水加工)」という表記は、生地の表面に水をはじく加工が施されていることを示しています。完全防水ではなく、あくまで「多少の雨なら水を弾いて中まで染み込みにくい」というレベルの加工である点は理解しておく必要があります。土砂降りの中で長時間着用すれば、いずれは内部まで湿ってくることもあります。
それでも、練習前後のアップ・ダウンや、試合中にベンチで控えている時間帯には、撥水加工のウィンドブレーカーがあるかないかで体感温度がかなり変わります。特にフォワードの選手はスクラムやモールで体全体が泥まみれになりやすく、練習後にすぐ羽織れる撥水アウターを持っているかどうかは、風邪をひかずにシーズンを乗り切れるかにも関わってくる部分です。
選ぶ際のポイントは、①DWRなど撥水加工の明記があるか、②裏起毛やメッシュ裏地で保温性も備えているか、③フードの有無、の3点です。ラグビー専用ブランドのものは動きやすさを考えたパターンで作られていることが多く、他競技用のウィンドブレーカーよりも肩周りの可動域が確保されている傾向があります。
困りごと2: キットバッグの中身がびしょ濡れになる
雨の日の練習・試合で見落とされがちなのが、移動中や置きっぱなしの間にキットバッグ(練習着や道具一式を入れるバッグ)の中身が濡れてしまう問題です。着替えやタオル、スマートフォンなどが入ったバッグが雨ざらしになると、次の予定に響くだけでなく、電子機器の故障につながることもあります。
キットバッグを選ぶときは、生地に「ウレタンコーティング」や「PVC加工」といった防水寄りの表記があるかを確認すると目安になります。ただし多くのスポーツバッグは「完全防水」ではなく「水がしみ込みにくい生地」で作られているのが実情です。縫い目やファスナー部分から浸水することもあるため、貴重品や電子機器は別途ジップ付きの袋に入れてからバッグに収納するといった一手間を加えると安心です。
容量面では、練習着・スパイク・タオル・水分補給用のボトルまで一式が入る35〜45リットル程度のサイズが、部活動や社会人チームの1日分の荷物には扱いやすいとされています。リュック型であれば、雨の中で両手が空くため、傘を差しながらの移動や、ぬかるんだ道でのバランス確保にも役立ちます。
雨天が続く時期は、練習後に一度バッグの中身を全部出して、生地やファスナー部分をしっかり乾かす習慣をつけておくと、カビや生地の劣化を防ぎやすくなります。特に泥や芝がバッグの底に溜まったまま放置すると、湿気を含んだまま長時間過ごすことになり、においやカビの原因になりやすいので注意が必要です。
困りごと3: 濡れたボールが滑って扱いにくい
雨の日のラグビーで技術的に大きな影響を受けるのが、ボールハンドリングです。ラグビーボールの表面には元々グリップ用の突起(ペブル加工)がありますが、雨で表面が濡れると、乾いた状態に比べてパスやキャッチの際に滑りやすくなります。特にオフロードパス(タックルされながらのパス)や、片手でのキャッチが必要な場面では、握力とグリップ力の両方が問われます。
対策としてよく使われるのが、手のひらに塗布・スプレーするグリップ剤です。テニスや卓球、バスケットボールなど他競技でも使われる汎用の滑り止めスプレーが、ラグビーの練習・試合でも活用されています。手のひらの汗や水分を保持しつつベタつきを抑える製品が多く、雨の日だけでなく、緊張で手が乾燥しやすい選手の対策としても使われています。
グリップ剤を使う際の注意点として、ルールで使用が制限されている大会や、対戦相手のユニフォームやボールへの付着を気にする場面もあるため、事前にチームや大会の規定を確認しておくと安心です。あくまで練習や、規定上問題のない試合での活用を前提に検討してください。
グリップ剤に頼らない対策としては、雨天練習の前にボール表面の水気をタオルで拭き取ってから使う、キャッチの際に指を大きく開いて面で受け止める、といった基本動作の見直しも効果的とされています。道具と技術の両面から対策することで、雨の日でもハンドリングミスを減らしやすくなります。
困りごと4: 道具そのものが雨・泥で傷みやすい
スパイクやバッグ、革製の小物類は、雨と泥にさらされ続けると劣化が早まります。特にスパイクは、天然皮革や合成皮革のアッパー部分が水を吸うと型崩れしやすくなり、乾かし方を誤るとひび割れの原因にもなります。ここで役立つのが、靴や布製品全般に使える防水保護スプレーです。
防水保護スプレーは、生地の表面に撥水成分の膜を作ることで、水や汚れが染み込みにくくする製品です。新品のスパイクやバッグを使い始める前に一度スプレーしておき、その後も定期的に(目安として月に1回程度)スプレーし直すことで、雨の日の練習が続いても劣化を遅らせやすくなるとされています。
スプレーを使う際は、必ず風通しの良い屋外で、対象物から20〜30cm程度離して均一に吹きかけ、完全に乾かしてから使用するのが基本です。生地によっては変色するおそれもあるため、目立たない部分で試してから全体に使うと失敗しにくくなります。
雨で濡れたスパイクやバッグを乾かす際は、直射日光や暖房器具の熱を直接当てるのは避けたほうが無難です。急速に乾かすと接着剤の劣化や型崩れの原因になるとされており、新聞紙を詰めて風通しの良い日陰で自然乾燥させるのが基本的な手入れ方法です。
雨上がりのグラウンドでの持ち物チェック
雨天練習・試合の日は、①着替え一式(下着まで含む)、②大きめのタオル2枚以上、③ビニール袋(濡れたウェアを持ち帰る用)、④予備の靴下、の4点があると安心です。特に靴下の替えは忘れがちですが、足元が濡れたままだと体感温度が大きく下がるため、優先度の高い持ち物です。
雨天練習・試合前後のルーティンを整える
道具を揃えるだけでなく、雨の日特有の行動の流れを事前に決めておくと、当日の混乱を減らせます。ここでは、雨天練習・試合の前後で意識しておきたいポイントを整理します。
練習・試合前は、天気予報を確認したうえで、着替え一式・タオル・ビニール袋を多めに用意しておくと安心です。雨具(傘やレインコート)は競技中には使えませんが、待機時間や移動中に体を濡らさないために活用できます。会場に到着してから慌てて準備するのではなく、前日のうちにバッグの中身を確認しておく習慣をつけると、忘れ物によるトラブルを減らせます。
練習・試合直後は、体が濡れて冷えた状態が続かないよう、できるだけ早く乾いたウェアに着替えることが大切です。特に低学年や体力がまだ十分でない選手は、体温低下による体調不良を起こしやすいため、指導者や保護者がこの点を意識してサポートすることも重要になります。
帰宅後は、濡れたウェアやスパイクをそのままバッグに入れっぱなしにせず、すぐに取り出して乾燥させることを習慣にしましょう。特にキットバッグの中で泥や水分が長時間こもると、においやカビの原因になるだけでなく、バッグ本体の生地やファスナーの劣化にもつながります。
雨天時の熱中症・低体温症にも注意
雨の日は気温が低く感じられがちですが、夏場の蒸し暑い雨天練習では、湿度の高さから熱中症のリスクもゼロではありません。逆に気温の低い時期の雨天練習では、濡れた体からの体温低下(低体温症)にも注意が必要です。季節を問わず、こまめな水分補給と体調確認を心がけてください。
よくある質問
Q雨の日でもラグビーの練習・試合は行われますか?
Aよほどの荒天(雷や強風など明確な危険がある場合)でない限り、ラグビーの練習・試合は雨天決行が基本です。屋外の芝生グラウンドで密着したプレーが多い競技の性質上、多少の雨や泥はプレーの一部として受け入れられています。
Q撥水加工のウェアがあれば雨は完全に防げますか?
A撥水加工(DWRなど)は「水をはじいて染み込みにくくする」加工であり、完全防水ではありません。短時間の小雨であれば効果を感じやすいですが、長時間の土砂降りでは内部まで湿ってくることがあります。あくまで雨対策の一つとして捉えてください。
Q濡れたボールを滑りにくくする方法はありますか?
Aグリップスプレーなど手のひらの滑り止め製品を使う方法があります。また、キャッチ前にボール表面の水気をタオルで拭き取る、指を大きく開いて面で受け止めるといった基本動作の見直しも効果的とされています。大会によっては使用が制限される場合があるため、事前に規定を確認してください。
Qキットバッグは防水タイプを選んだほうがいいですか?
A多くのスポーツバッグは完全防水ではなく「水がしみ込みにくい生地」で作られています。ウレタンコーティングなどの表記があるモデルを選ぶと目安になりますが、貴重品や電子機器は別途ジップ付きの袋に入れるなど、追加の対策をしておくとより安心です。
Qスパイクが雨で濡れたときの乾かし方を教えてください。
A直射日光や暖房器具の熱を直接当てて急速に乾かすのは避けたほうが無難です。接着剤の劣化や型崩れの原因になるとされています。新聞紙を詰めて風通しの良い日陰で自然乾燥させるのが基本的な手入れ方法です。
Q防水保護スプレーはどのくらいの頻度で使えばいいですか?
A目安として月に1回程度、定期的にスプレーし直すことで、雨や汚れが染み込みにくい状態を保ちやすいとされています。新品のスパイクやバッグを使い始める前に一度スプレーしておくのもおすすめです。
Q雨天練習で子どもが体を冷やさないために気をつけることはありますか?
A練習後にできるだけ早く乾いたウェアに着替えること、靴下まで含めた着替え一式を多めに用意しておくことが基本です。低学年や体力がまだ十分でない選手は体温低下による体調不良を起こしやすいため、指導者や保護者が意識してサポートすることも大切です。
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