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子どもが所属チームでラグビーを始めることになった、あるいは自分自身が社会人リーグや大学の同好会でプレーを再開することになった――そんなタイミングで最初につまずきやすいのが「ヘッドギア」選びです。野球のヘルメットやアメリカンフットボールのヘルメットのように衝撃をがっちり受け止める硬い防具とは違い、ラグビーのヘッドギアは薄いフォーム素材でできた柔らかい防具で、見た目の割に「これで本当に頭を守れるのか」と不安になる人も少なくありません。実際、ヘッドギアの主な役割は脳震盪そのものを防ぐことではなく、耳や頭皮のすり傷・裂傷を減らすことにあります。この前提を知らないまま「頭を守る道具だから頑丈なものを」と過度な期待を抱いてしまうと、店頭やネット通販でサイズや素材を選ぶ基準を誤ってしまいます。この記事では、ヘッドギアの本来の役割から、頭囲の測り方、WORLD RUGBY(ワールドラグビー)承認マークの意味まで、専門用語をひとつずつかみ砕いて説明します。最後には、チェックしておきたい4点のヘッドギアも比較しています。
この記事でわかること
- ヘッドギアは「脳震盪を防ぐ道具」ではない
- WORLD RUGBY承認マークの見方
- サイズの測り方 — 頭囲をセンチメートルで測る
- 素材とフィット構造の違い
- ポジション・年代別に見る選び方の目安
- 選び方の3ステップ
ラグビー用ヘッドギアのおすすめ4選
ここからは実際の候補です。いずれもメーカー・販売店の商品ページ上で「ラグビー用ヘッドギア」として案内されているモデルの中から、価格帯・重視ポイントの異なる4点を選びました。表示している価格は記事作成時点の参考価格です。変わることがあります。購入前に商品ページで最新の価格・在庫・サイズ・カラー・WORLD RUGBY承認の有無を確認してください。
4点を並べると、価格帯と重視ポイントで役割が分かれているのが分かります。ミズノは3,000円台〜4,000円台で揃えられるコスパ重視のエントリーモデル、カンタベリーのスタンダードモデルはブランド力とカラー展開の豊富さ、カンタベリーのベンチレーターモデルは通気性を重視した上位モデル、ギルバートはWORLD RUGBY承認とジュニアサイズの選びやすさという色分けになっています。
どれを選ぶかは、公式戦での着用が必要かどうか、プレーするポジション、そして予算によって変わります。まず費用を抑えて試したいならミズノ、チームでまとめて揃えるならカンタベリーのスタンダードモデル、夏場の快適さを優先するならカンタベリーのベンチレーターモデル、公式戦への着用や育成年代のサイズを重視するならギルバートという基準を意識すると、選びやすくなるでしょう。価格・仕様は変動する場合があるため、購入前に商品ページで最新情報のご確認をお願いします。
なお、いずれのモデルも本来の役割は耳や頭皮の裂傷を軽減することであり、脳震盪そのものを防ぐものではありません。この前提を踏まえたうえで、公式戦での着用義務やチームの方針、自分のポジションや予算に合わせて、無理のない範囲で選んでみてください。

ミズノ MIZUNO ヘッドギア ラグビー 男女兼用 R3JTA801
参考価格3,784円
国内メーカーであるミズノのラグビー用ヘッドギア。WORLD RUGBY公認モデルで、フィット感を高めた設計が特徴です。カラー展開も幅広く、初めてのヘッドギアとして選びやすい定番モデルです。
ここが良い
- 国内大手メーカーのミズノ製で、正規取扱店から購入すれば安心感がある
- 4点の中でもっとも価格が手頃で、初めての1点として試しやすい
- サイズ展開がXS〜XOと幅広く、育成年代から大人まで選びやすい
注意点
- カラーによっては欠品しているサイズがある
- 厚みのあるフォーム構造ではないため、コンタクトの多いフォワードには物足りないと感じる場合がある

カンタベリー Canterbury ラグビーヘッドギア HEAD GEAR AA04027
参考価格8,244円
ニュージーランド製、カンタベリーのヘルメット型ヘッドキャップの定番モデル。サイドにチーム名などを入れられるパネルスペースがあり、後頭部の伸縮性のある紐でフィット感を調整できます。
ここが良い
- ラグビー専業ブランドとして知名度の高いカンタベリー製で、選手・チームからの信頼が厚い
- サイドにネーム加工が入れられるパネルスペースがあり、チームでの一括購入にも向く
- カラー・サイズの選択肢が7色×5サイズと4点の中でもっとも豊富
注意点
- 人気カラー・サイズは売り切れていることがある
- ミズノのモデルと比べると価格はやや高め

カンタベリー Canterbury VENTILATOR HEADGEAR ベンチレイターヘッドギア AA04026
参考価格9,680円
通気性を高めたベンチレーション構造を採用したカンタベリーの上位モデル。長時間のプレーでも蒸れにくいよう作られており、夏場の練習や試合が多い選手に向いています。
ここが良い
- 通気孔を配置した構造で、蒸れやすい夏場の練習・試合でも快適さを保ちやすいとされる
- カンタベリーの上位モデルとして、標準モデルより装着感の作り込みが期待できる
- アルペンなど大手スポーツ用品チェーンの公式取扱があり、正規品として購入しやすい
注意点
- サイズ展開がM〜XLの3サイズとやや限られ、小柄な選手や育成年代には合わない場合がある
- 4点の中でもっとも価格が高い

GILBERT ギルバート ヘッドギアー AIR GB-9541
5.00(1件のレビュー)
参考価格6,380円
ラグビーボールでも知られるギルバートのヘッドギア。WORLD RUGBY承認品で、表面ポリエステル・裏面ライニングに吸汗機能と防菌加工を施した3-Dフィットタイプです。
ここが良い
- ラグビーボールで知られるギルバートのブランド力があり、WORLD RUGBY承認品として公式戦にも使いやすい
- 裏面ライニングに吸汗機能と防菌加工が施されており、衛生面に配慮した作りとされる
- J(ジュニア)サイズが用意されており、育成年代の選手にも選びやすい
注意点
- 人気サイズは売り切れていることがあり、取り寄せに数日かかる場合がある
- 洗濯機・乾燥機の使用ができず、手洗いでの手入れが必要
■ スペック比較表
| 商品 | ミズノ MIZUNO ヘッドギア ラグビー 男女兼用 R… | カンタベリー Canterbury ラグビーヘッドギア … | カンタベリー Canterbury VENTILATOR… | GILBERT ギルバート ヘッドギアー AIR GB-… |
|---|---|---|---|---|
| 参考価格 | 3,784円 | 8,244円 | 9,680円 | 6,380円 |
| 購入 | ||||
| サイズ展開 | XS(〜51cm)・S(52〜53cm)・M(54〜58cm)・L(59〜62cm)・O(63〜65cm)・XO(66cm〜) | XS(頭囲52〜55cm)・S(56〜59cm)・M(58〜61cm)・L(60〜63cm)・XL(62〜65cm) | M・L・XL(メンズ) | J(LJ)・S・M・L・XL |
| カラー | ホワイト/ブラック/ネイビー/レッド | ホワイト/ブラック/ネイビー/ネイビー×ブルー/ブラック×レッド 他 | ホワイト/ネイビー/ブラック/ブラック×レッド | — |
| 素材 | 合成樹脂・合成繊維 | フォーム:ポリエチレン/生地部:ナイロン・ポリウレタン | フォーム:ポリエチレン/生地部:ナイロン・ポリウレタン | 表面:ポリエステル100%/裏面ライニング:吸汗機能・防菌加工 |
| 原産国 | インドネシア | ニュージーランド | — | — |
| 洗濯 | 手洗い推奨 | — | — | — |
| 構造 | — | 後頭部の伸縮性のある紐でフィット感を調整可能 | 通気孔を配置したベンチレーション構造 | — |
| ブランド | — | — | カンタベリー(Canterbury) | — |
| 承認 | — | — | — | WORLD RUGBY(IRB)承認済み |
| パッド | — | — | — | EVAフォーム |
| 形状 | — | — | — | 3-Dフィットタイプ |
※ 表は横にスクロールできます。仕様は販売ページの記載にもとづく目安です。
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ヘッドギアは「脳震盪を防ぐ道具」ではない
ヘッドギア選びで最初に押さえておきたいのは、この防具の本来の目的です。ラグビーの試合中には、スクラムやモール、タックルの際に選手同士の頭や耳が激しくこすれ合う場面が頻繁にあります。ヘッドギアはこうした場面で起きやすい耳の裂傷(俗に「カリフラワー耳」と呼ばれる耳の変形につながることもある)や、頭皮の擦り傷を減らすために作られた防具です。
一方で、脳震盪(のうしんとう)のような脳への衝撃そのものを防ぐ効果については、ヘッドギアの素材の薄さから限定的だとされています。これはメーカーが手を抜いているわけではなく、ラグビーというスポーツの性質上、頭部にあまり硬い防具を装着すると、逆にタックルの際に相手選手への衝撃を強めてしまう危険があるため、あえて薄いフォーム素材が採用されているという経緯があります。
この点は、WORLD RUGBY(世界のラグビーを統括する国際団体)自身も公式に説明しており、承認されたヘッドギアについても「脳震盪のリスクを減らすものではなく、外傷性の切り傷やすり傷を軽減するもの」という位置づけを明確にしています。ヘッドギアを着ければ頭部への衝撃を気にせず思い切りプレーできる、という誤解は禁物です。正しい知識を持ったうえで防具を選び、同時にタックルの技術やルールに沿ったプレーを身につけることが、けがを防ぐための基本になります。
とはいえ、耳や頭皮の裂傷は、練習を重ねるうちに誰もが一度は経験しうる身近なけがです。特にスクラムやラインアウトで頭を組み合う機会が多いフォワードの選手や、まだ受け身やタックルの型が安定していない初心者・育成年代の選手にとっては、ヘッドギアの着用によって日々の練習を怪我の不安なく続けやすくなるという実用的なメリットがあります。役割を正しく理解したうえで、必要な選手は積極的に着用を検討するとよいでしょう。
この記事のスタンス
商品ごとの特徴については断定的な言い方は避け、「〜とされる」「〜しやすい」という表現にしています。フィット感や着け心地には個人差が大きく、条件によって変わってくるためです。判断材料として使い、可能であれば購入前にチームの先輩や指導者に相談したり、実店舗で試着したりすることをおすすめします。
WORLD RUGBY承認マークの見方
ヘッドギアの商品ページを見ていると「WORLD RUGBY承認」「WR承認」「IRB承認」といった表記を目にすることがあります。WORLD RUGBYは国際的なラグビーの統括団体で、公式戦で着用が認められる防具には、この団体が定めた規格に適合していることを示す承認マークが付けられています。
中学・高校の部活動や大学の公式戦、社会人リーグなど、大会規定でヘッドギアの着用可否や規格が定められている場合、WORLD RUGBY承認品でなければ試合で着用できないことがあります。練習用として購入するだけであれば承認の有無を厳密に気にする必要はありませんが、公式戦での着用も想定しているのであれば、購入前に商品ページで承認マークの有無を必ず確認してください。
承認マークのないヘッドギアが粗悪品というわけではなく、デザイン性やコストを重視した練習用・レジャー用のモデルとして販売されているケースも多くあります。ただし、所属チームによっては「練習も含めてWORLD RUGBY承認品を使うこと」とルールで定めている場合もあるため、迷ったときはチームの指導者や先輩に確認しておくと安心です。
なお、IRB(International Rugby Board)はWORLD RUGBYの旧名称です。古いモデルや海外メーカーの商品説明では今でも「IRB承認」という表記が使われていることがありますが、内容としてはWORLD RUGBY承認と同じ基準を指しています。表記のゆれに惑わされず、いずれの表記であっても国際団体の承認を受けた防具であることを確認できれば問題ありません。
サイズの測り方 — 頭囲をセンチメートルで測る
ヘッドギアはS・M・L・XLのようなアルファベット表記で展開されていることが多く、それぞれのサイズに対応する頭囲(頭をぐるっと一周した長さ)がセンチメートル単位で商品ページに明記されています。サイズ選びで失敗しないためには、まず自分の頭囲を正確に測ることが第一歩です。
頭囲は、メジャー(布製の巻き尺)を使い、額の一番出っ張った部分と後頭部の一番出っ張った部分を通るように、頭をぐるっと一周させて測ります。メジャーがない場合は、紐やひもを頭に巻いてその長さを定規で測る方法でも代用できます。測るときは強く締めすぎず、実際に帽子をかぶるときと同じくらいの余裕を持たせるのがコツです。
測定値が商品ページのサイズ表の境界付近にある場合は、大きいサイズと小さいサイズのどちらを選ぶべきか迷うことがあります。一般的には、成長期の子どもであれば少し余裕のあるサイズを、フィット感を重視したい大人の選手であればぴったりのサイズを選ぶという考え方が目安になります。ヘッドギアは後頭部の紐やベルクロで多少の調整ができるモデルも多いため、商品ページに調整機構についての記載がないか、あわせて確認しておくとよいでしょう。
サイズが小さすぎるヘッドギアは、こめかみや額を強く締め付けて頭痛の原因になったり、プレー中にずれて視界を妨げたりすることがあります。逆に大きすぎるヘッドギアは、タックルやコンタクトプレーの際にずれやすく、本来守るべき部分が正しい位置からずれてしまうため、防具としての役割を十分に果たせません。多少手間でも、購入前に頭囲を実測することを強くおすすめします。
成長期の子どもは半年〜1年ごとの見直しを
育成年代の選手は頭囲が短期間で変化することがあります。前のシーズンに買ったヘッドギアがきつく感じるようになっていないか、シーズンの節目ごとに確認する習慣をつけておくと、サイズが合わないまま使い続けてしまうのを防げます。
素材とフィット構造の違い
ヘッドギアの内部には、衝撃をやわらげるためのフォームパッドが使われています。素材や構造はメーカー・モデルによって異なり、これによって「軽さ重視」なのか「フィット感重視」なのかという方向性の違いが生まれます。
多くのモデルでは、外側の生地にポリエステルやナイロンといった耐久性のある素材、内部のパッドにEVAフォームやポリエチレンフォームといった軽量な衝撃吸収素材が使われています。フォームが厚めのモデルはクッション性を感じやすい一方、通気性がやや劣る場合があり、逆にフォームが薄めで通気孔(ベンチレーション)を設けたモデルは、蒸れにくい反面パッドの厚みは控えめになる傾向があります。
フィット構造については、後頭部にひもを通して締め具合を調整するタイプと、内部が3D成型されていて頭の形に沿うように作られているタイプの大きく2種類があります。ひも調整タイプは細かく締め具合を変えられる分、練習中にひもがゆるんでくることもあるため、プレーの合間に締め直す習慣が必要になります。3D成型タイプはサイズさえ合っていれば安定したフィット感を得やすいですが、サイズ展開の境界にいる人にとっては微調整がしにくいという側面もあります。
洗濯についても素材によって扱いが異なります。多くのヘッドギアは洗濯機や乾燥機の使用を避け、手洗いを推奨する表記がされています。汗を吸ったまま放置すると、フォーム素材の劣化や内部の菌の繁殖につながることがあるため、練習後はできるだけ早く陰干しし、清潔な状態を保つようにしましょう。
ポジション・年代別に見る選び方の目安
すべての選手に同じヘッドギアが最適というわけではありません。ポジションやプレースタイル、年代によって重視したいポイントが変わってきます。ここでは大まかな目安を3つのタイプに分けて整理しました。
■ フォワード(スクラム・モール参加が多い選手)
スクラムやモールで頭を組み合う機会が多いため、耳まわりのカバー範囲が広く、パッドにある程度の厚みがあるモデルが向いているとされています。締め付け調整がしっかりできるひもタイプや、頭囲に余裕を持たせられるモデルを選ぶと、長時間のコンタクトプレーでもズレにくくなります。
■ バックス(走る・タックルする機会が多い選手)
視界の広さやプレー中の軽快さを妨げないよう、比較的軽量でコンパクトなモデルが選ばれやすい傾向があります。通気性の良いベンチレーションタイプであれば、走り込みが多いポジションでも蒸れによる不快感を抑えやすくなります。
■ 育成年代・初心者(小中学生、始めたばかりの選手)
まだタックルやコンタクトの受け方に慣れていない段階では、耳や頭部のカバー範囲が広く、着脱がしやすいモデルが扱いやすいとされています。成長に合わせたサイズ交換のしやすさや、WORLD RUGBY承認の有無を含めて、所属チームの指導方針に沿って選ぶのがおすすめです。
選び方の3ステップ
ここまでの知識を踏まえて、実際にヘッドギアを選ぶ考え方を3つの手順にまとめました。この手順に沿って選んでいくと、数あるモデルの中から自分に合う1点を選びやすくなります。
- 1着用の目的を確認する。公式戦での着用も想定しているなら、まず所属チームや大会規定でWORLD RUGBY承認品が必須かどうかを確認します。練習用として揃えるだけであれば、承認の有無よりも着け心地や価格を優先して選んでも問題ありません。
- 2頭囲を実測してサイズを絞り込む。メジャーや紐を使って頭囲をセンチメートル単位で測り、商品ページのサイズ表と照らし合わせます。境界付近の数値であれば、調整機構(ひもやベルクロ)があるモデルを選ぶと失敗しにくくなります。
- 3ポジションやプレースタイルに合わせて素材・構造を選ぶ。フォワードとして頻繁にスクラムを組むなら耳まわりのカバーとパッドの厚みを、バックスとして走る機会が多いなら軽さと通気性を優先するなど、自分のプレースタイルに合わせて絞り込んでいきます。
試着できる場合は必ず試着を
ヘッドギアはサイズ表の数値が合っていても、頭の形や耳の位置によってフィット感が変わることがあります。スポーツ用品店やチームの備品で試着できる機会があれば、実際に頭を動かしたりタックルの姿勢を取ったりして、ズレや圧迫感がないかを確認しておくと安心です。
購入前・購入後に気をつけたいこと
ヘッドギアは消耗品であり、正しく使い続けるためにはいくつか気をつけたいポイントがあります。ここでは購入前後で見落とされがちな点を整理します。
まず、練習用と試合用でモデルを分けて使う選手もいます。練習では汗や汚れがつきやすいため、比較的手頃な価格のモデルを日常使いにし、公式戦にはWORLD RUGBY承認品を別に用意するという運用も一つの方法です。ただし、頻繁に買い替える予算がない場合は、最初から承認品を1点だけ用意し、丁寧に手入れをしながら長く使うという考え方でも問題ありません。
次に、ヘッドギアの寿命についてです。フォーム素材は使い続けるうちに徐々にへたっていき、衝撃吸収性能が低下していくとされています。目に見えるほつれや破れがなくても、装着したときに以前より締め付けが緩く感じる、フォームの弾力が失われてきたと感じる場合は、買い替えを検討するタイミングかもしれません。
洗濯については、多くのモデルで洗濯機・乾燥機の使用を避け、手洗いが推奨されています。汗や汚れが気になる場合は、ぬるま湯と中性洗剤を使って優しく手洗いし、風通しの良い日陰で自然乾燥させるのが基本です。直射日光での乾燥はフォーム素材の劣化を早める可能性があるため避けたほうが無難です。
最後に、ヘッドギアだけに頼らない安全対策も忘れないようにしましょう。正しいタックルの姿勢や受け身の取り方を身につけることは、ヘッドギアの着用以上にけがの予防につながります。特に育成年代の選手は、チームの指導者から基本的なコンタクトプレーの技術をしっかり学ぶことが、防具の役割を補う意味でも重要です。
購入前のチェックリスト
「①公式戦での着用にWORLD RUGBY承認が必要か確認したか」「②頭囲を実測してサイズ表と照らし合わせたか」「③洗濯方法など手入れの表記を確認したか」の3点をチェックしておくと、購入後の後悔を減らしやすくなります。
よくある質問
Qヘッドギアを着ければ脳震盪を防げますか?
Aいいえ。ヘッドギアの主な役割は、スクラムやタックルの際に起きやすい耳や頭皮のすり傷・裂傷を軽減することで、脳震盪のような脳への衝撃そのものを防ぐ効果は限定的とされています。WORLD RUGBYも公式にこの位置づけを説明しています。過度な期待を持たず、正しいタックル技術と合わせて安全にプレーすることが大切です。
QWORLD RUGBY承認とIRB承認は違うものですか?
A同じものです。IRB(International Rugby Board)はWORLD RUGBYの旧名称で、古いモデルや海外メーカーの商品説明では今でもIRB承認という表記が使われていることがありますが、基準としてはWORLD RUGBY承認と同じ内容を指しています。
Qサイズはどうやって測ればいいですか?
Aメジャーや紐を使い、額の一番出っ張った部分と後頭部の一番出っ張った部分を通るように頭を一周させて頭囲を測ります。測った数値を商品ページのサイズ表(S・M・Lなどに対応する頭囲の目安)と照らし合わせて選んでください。境界付近の数値であれば、ひもなどで調整できるモデルを選ぶと失敗しにくくなります。
Q公式戦では必ずWORLD RUGBY承認品を着けないといけませんか?
A大会や所属チームの規定によります。中学・高校の部活動や大学の公式戦、社会人リーグなどでは、着用が認められる防具の規格が定められている場合があります。公式戦での着用も想定しているなら、購入前に所属チームや大会規定を確認し、必要であればWORLD RUGBY承認品を選んでください。
Q洗濯機で丸洗いしてもいいですか?
A多くのモデルで洗濯機・乾燥機の使用を避け、手洗いが推奨されています。ぬるま湯と中性洗剤を使って優しく手洗いし、風通しの良い日陰で自然乾燥させるのが基本です。直射日光での乾燥は素材の劣化を早める可能性があるため避けたほうが無難です。
Qヘッドギアはどのくらいで買い替えるべきですか?
A明確な使用期限が定められているわけではありませんが、フォーム素材は使い続けるうちに徐々にへたっていくとされています。装着時の締め付けが以前より緩く感じる、フォームの弾力が失われてきたと感じる場合や、育成年代で頭囲が変化してきつく感じる場合は、買い替えを検討するタイミングです。
Q予算はどれくらい見ておけばいいですか?
Aエントリーモデルであれば3,000円台〜4,000円台、ブランドの定番モデルで7,000円台〜9,000円台、通気性など機能を重視した上位モデルで1万円前後が目安です。公式戦での着用が必須でなければ、まずは手頃な価格のモデルから試してみて、続けることが決まってから上位モデルを検討するという考え方も十分にありです。
迷ったらこれ|この記事のNo.1

ミズノ MIZUNO ヘッドギア ラグビー 男女兼用 R3JTA801
参考価格 3,784円
向いている人:コストを抑えて最初の1点を用意したい人、育成年代の選手
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