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日本のラグビーシーズンは、秋の少し肌寒い時期に始まり、大学選手権や日本選手権が行われる1月には、朝晩の気温が5度を下回ることも珍しくありません。それでも試合中の選手たちは、長袖ではなく半袖・半ズボンのジャージで走り回っています。これは「寒くないから」ではなく、接触プレーの多いラグビーでは袖や裾が長いと相手や自分のプレーの妨げになりやすく、汗で重くなった生地が体力を余計に奪ってしまうためです。つまり試合中の防寒は、着込むことでは解決できません。だからこそ、試合前のウォームアップ、ベンチで出番を待つ時間、雨や霜で足元が悪い日の練習など、「プレーそのものではない時間」をどう防寒装備でしのぐかが、コンディション management の大きな分かれ目になります。この記事では、ラグビーにおける防寒の基本的な考え方と、試合や練習の場面ごとに使い分けたい防寒アイテムの選び方を整理し、チェックしておきたい4点を比較しています。なお、ヘッドギアそのものの選び方は別記事で、テーピングの使い方も別記事で詳しく扱っているため、この記事では防寒に絞って解説します。
この記事でわかること
- 試合中は「厚着」ができない競技だからこそ
- 防寒対策は「3つの時間帯」で考える
- ベースレイヤー(防寒インナー)の選び方
- アウター(防寒ジャケット)の選び方
- 手先・首元の防寒 — 見落とされがちな部位
- 下半身の防寒 — レギンス・タイツの活用
ラグビー冬の防寒グッズおすすめ4選
ここからは実際の候補です。ウォームアップからベンチ、練習まで、場面ごとに役割の異なる4点を選びました。いずれも「これを着れば絶対に体調を崩さない」というものではなく、あくまで冷えへの対策を助ける道具です。価格は記事公開時点の情報です。セールなどにより変動することがあります。購入前に商品ページで最新の価格・在庫・サイズを確認してください。
4点を並べると、体幹(ミズノのハイネックインナー)、上半身の外側(カンタベリーの中綿ジャケット)、下半身(カンタベリーのレギンス)、手先(ミズノの手袋)と、それぞれ役割が分かれているのがわかります。すべてを一度に揃える必要はなく、自分が冷えを感じやすい部位や、チームでの役割(レギュラーか控えか)に応じて、優先順位をつけて揃えていくのがおすすめです。
価格帯で見ると、手袋とインナーシャツは3,000円台からと手が届きやすく、レギンスとジャケットはそれよりやや高めの価格帯です。まず体幹と手先の防寒から揃えて、余裕があればベンチコートやレギンスを追加するという順番でも、無理なく防寒対策を進められます。
いずれも「これを着れば絶対に体を冷やさない」というものではなく、あくまで冷えへの対策を助ける道具です。防寒グッズだけに頼るのではなく、こまめな水分補給や、待機時間中の軽い体の動かし方と組み合わせることで、より効果的に体温を保ちやすくなります。価格・仕様はメーカーの都合で変わることがあります。購入前に商品ページで最新情報を確認してください。

ミズノ MIZUNO 発熱素材 ブレスサーモハイネックTシャツ(長袖) メンズ 32MAC544
参考価格3,850円
吸湿発熱素材ブレスサーモを使用した、ハイネックの長袖インナーシャツ。素材は92%ポリエステル・8%合成繊維(ブレスサーモ)で、ラバープリントのミズノマークが付いたシンプルなデザインです。ラグビーだけでなく幅広いスポーツシーンや普段使いにも対応するモデルとして案内されています。
ここが良い
- 首元まで覆えるハイネック設計で、体幹と首の付け根の保温を両立しやすい
- シンプルなデザインで、ジャージの下に重ね着しても目立ちにくい
- S〜2XLまで幅広いサイズ展開があり、体格を問わず選びやすい
注意点
- 素肌に密着させて使う前提のため、単体でベンチコート代わりにするには保温力が不足しやすい
- メール便対応商品のため、配送方法によっては到着まで日数がかかる場合がある
カンタベリー Canterbury フィールドインサレーションジャケット メンズ RA725602
参考価格18,700円
中わたを使用した保温性のあるアウタージャケット。ジップアップの立ち襟デザインで、ラグビーのベンチ待機や移動時の防寒に加え、スポーツ観戦などのカジュアルシーンにも使いやすい一着です。
ここが良い
- 中わた入りで、じっと座っている時間の多いベンチでの冷え対策に使いやすい
- カンタベリーのロゴが控えめに配置され、練習後の移動着から普段使いまで違和感なく使える
- 男女兼用の展開で、M〜3Lまでサイズを選べる
注意点
- 中わた入りでかさばるため、遠征時の荷物としてはやや大きくなる
- はっ水加工の記載は確認できないため、雨天での使用を想定する場合は商品ページでの確認が必要

カンタベリー Canterbury ベースレイヤー レギンス ロング丈 メンズ RG14043
参考価格6,308円
ジャージの下に着用する前提で作られた、フルレングスのインナータイツ。ストレッチ性のある素材でプレー中の可動域を妨げにくく、太もも・ふくらはぎを含めた下半身全体の保温をサポートするアイテムです。
ここが良い
- 薄手のストレッチ素材で、ジャージの下に重ねてもプレー中の動きを妨げにくい
- カンタベリーのロゴが入り、ラグビーウェアとしての統一感を出しやすい
- フルレングスで太もも・ふくらはぎまでしっかりカバーできる
注意点
- 素材が薄手なぶん、真冬の屋外での長時間ベンチ待機には保温力がやや心もとない場合がある
- 返品不可の場合があるため、サイズ表を事前によく確認する必要がある

ミズノ MIZUNO 発熱素材 ブレスサーモ手袋(タッチパネル対応) 32JYB604
参考価格2,816円
掌部分に吸湿発熱素材ブレスサーモを使用した薄手の手袋。タッチパネル操作に対応しており、ベンチでスマートフォンを扱う場面でも手袋を外さずに済みます。薄手設計のため、ウォームアップ中の着用にも向いています。
ここが良い
- 薄手設計でフィット感があり、ウォームアップ中もボールの感覚を大きく損ないにくい
- タッチパネル対応で、ベンチでの待機時間にスマートフォンを操作しやすい
- 4点の中で最も手頃な価格帯
注意点
- サイズ展開がSとLの2種類のみで、細かいサイズ調整がしにくい
- 薄手のため、氷点下に近い環境での保温力は厚手グローブに劣るとされる
■ スペック比較表
| 商品 | ミズノ MIZUNO 発熱素材 ブレスサーモハイネックT… | カンタベリー Canterbury ベースレイヤー レギ… | ミズノ MIZUNO 発熱素材 ブレスサーモ手袋(タッチ… | |
|---|---|---|---|---|
| 参考価格 | 3,850円 | 18,700円 | 6,308円 | 2,816円 |
| 購入 | ||||
| 素材 | ポリエステル92%・合成繊維(ブレスサーモ)8% | 表地:ナイロン100%/中わた:ポリエステル100%/裏地:ナイロン100% | — | 掌部分に吸湿発熱素材ブレスサーモ使用 |
| 首回り | ハイネック | — | — | — |
| カラー展開 | ブラック(09)・Dブルー(11)・Lネイビー(15) | チャコールグレー・ネイビー・ライトオリーブ | ブラック | ブラック(09)・グレーミスト(17)・グレーシルバーブルー(23)・ネイビー(39) |
| サイズ展開 | S・M・L・XL・2XL | M〜3L | M〜3L | S・L |
| 対応シーン | ウォームアップ・ベンチ待機・練習全般 | ベンチ待機・移動・スポーツ観戦 | ジャージの下に重ね着・練習全般 | ウォームアップ・ベンチ待機 |
| 仕様 | — | ジップアップ・立ち襟 | — | — |
| 丈 | — | — | フルレングス(足首丈) | — |
| 特徴 | — | — | ストレッチ素材・薄手設計 | — |
| 対応機能 | — | — | — | タッチパネル対応 |
※ 表は横にスクロールできます。仕様は販売ページの記載にもとづく目安です。
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試合中は「厚着」ができない競技だからこそ
ラグビーの競技規則上、袖や裾の長さに直接的な制限があるわけではありませんが、実際の試合ではほとんどの選手が半袖ジャージと短めのパンツを着用しています。理由は単純で、タックルやモールなど身体が密着する場面で、生地の余りが引っかかったり、雨を吸って重くなったりすると、プレーの精度や体力の消耗に直結するからです。真冬の試合であっても、キックオフの笛が鳴れば選手たちは半袖姿でグラウンドに立ちます。
この事実は、防寒対策を考えるうえで重要な前提になります。試合中の防寒は「厚着をする」方向では解決できず、代わりに「試合に入る前の体温をどれだけ高い状態に持っていけるか」「出場していない時間帯にどれだけ体を冷やさずに済ませるか」という、プレー時間の外側での工夫が中心になるということです。ウォームアップの質、ベンチで待つ間の保温、ハーフタイムの過ごし方といった、試合の合間の時間帯にこそ、防寒グッズの出番があります。
これは大学や社会人だけでなく、中学・高校の部活動、少年ラグビーのクラブチームでも同じです。特に子どもは体温調節機能が大人ほど発達していないとされ、大人以上に体を冷やさない工夫が必要になります。控えの選手やケガで一時的にプレーを離れている選手が、ベンチで体を冷やしたまま長時間座っていると、実際に交代出場する際にパフォーマンスが上がりにくくなるだけでなく、筋肉が硬直した状態での急な運動によって、肉離れなどのケガのリスクも高まるとされています。
また、練習環境の防寒も見落とされがちです。試合と違って、練習は雨天や強風の中でも実施されることが多く、休憩時間や順番待ちの時間は試合以上に長くなりがちです。特に冬場の朝練習や夕方以降の練習では、汗をかいた後に体温が急激に奪われる「汗冷え」が起こりやすく、これが風邪や体調不良の原因になることもあります。試合用と練習用で、防寒対策の考え方を分けて用意しておくと、シーズンを通して体調を崩しにくくなります。
この記事のスタンス
商品ごとの保温性についてはすべての人に当てはまるとは限らないため、控えめな表現を心がけています。体感には個人差があり、気温・湿度・運動強度によっても変わるためです。判断材料として使い、可能であれば購入前に実店舗で試着することをおすすめします。
防寒対策は「3つの時間帯」で考える
ラグビーにおける防寒を整理するときは、「ウォームアップ前後」「ベンチ・待機時間」「練習中・移動時間」の3つの時間帯に分けて考えると、必要なアイテムが見えやすくなります。それぞれで求められる機能が異なるため、1つのアイテムですべてをカバーしようとすると、どこかで不便が出てしまいます。
1つ目の「ウォームアップ前後」は、体温を素早く上げ、キックオフ直前まで冷やさないことが目的です。ジョグやパス回しといった軽い運動をしながら着られる、動きを妨げにくい薄手の防寒インナーや、脱ぎ着がしやすいウィンドブレーカー的なアウターが向いています。試合直前にはユニフォームに着替える必要があるため、着脱のしやすさも重要な要素です。
2つ目の「ベンチ・待機時間」は、じっと座っている時間が長く、運動による発熱がほとんど期待できません。ここでは吸湿発熱素材のインナーに加えて、風を通しにくく保温性の高いベンチコートやジャケット、手先の冷えを防ぐ手袋の出番です。控え選手だけでなく、負傷退場した選手やスタッフにとっても重要な装備になります。
3つ目の「練習中・移動時間」は、雨天や強風時の練習、あるいは自宅とグラウンドの往復といった、試合とは異なる文脈での防寒です。練習中は試合よりも運動強度に波があり、待機時間も長くなりやすいため、着脱しやすく、汗をかいた後の汗冷えを防げる素材選びが重要になります。移動時間は防寒性能そのものよりも、荷物のかさばりにくさや、シャワー後にすぐ暖かくなれるかという実用面も判断材料に加わります。
この3つの時間帯を意識してアイテムを揃えていくと、「なんとなく暖かそうなものを買ったけれど、結局使う場面がなかった」という失敗を避けやすくなります。次の章からは、それぞれの時間帯で活躍しやすい防寒アイテムのカテゴリーを、具体的な選び方とあわせて見ていきます。
ベースレイヤー(防寒インナー)の選び方
ベースレイヤーは肌に直接触れる防寒インナーで、ウォームアップからベンチ、練習まで幅広い場面で活躍します。近年主流なのは、汗などの水分を吸収して熱に変える「吸湿発熱」素材です。商品ページでは「発熱」「サーモ」「ブレスサーモ」といった表現で紹介されていることが多く、素材の構成に化学繊維(ポリエステルなど)が一定割合含まれているのが特徴です。
ベースレイヤーを選ぶときにまず確認したいのは、体にフィットするサイズ感になっているかどうかです。ゆるすぎると空気の層ができて発熱効果を得にくくなり、逆にきつすぎると可動域が制限され、ウォームアップの動きづらさにつながります。多くのブランドが「ジャストフィット」を前提とした設計になっているため、普段のTシャツよりワンサイズ小さめを選ぶ人が多い点も、通販で購入する際の目安にしてください。
ハイネックタイプと丸首(クルーネック)タイプがある場合、首元まで覆えるハイネックのほうが保温効果を得やすいとされています。ただし、ヘッドギアやジャージの首回りと干渉しないか、実際に試着して確認しておくと安心です。半袖ジャージの下に長袖のベースレイヤーを着ると、腕の防寒はできない一方、体幹部分の保温には効果があるとされ、ウォームアップ時に体幹だけ先に温めておきたい場合には有効な組み合わせです。
なお、ベースレイヤーには「保温」を主な目的にしたものと、「加圧・コンプレッション」を主な目的にしたものがあります。この記事では防寒の観点から選び方を紹介していますが、フィット感による筋肉のサポートや姿勢の安定を重視する場合は、コンプレッションウェアとしての機能も合わせて確認すると、より自分の目的に合ったアイテムを選びやすくなります。
アウター(防寒ジャケット)の選び方
ベンチで待機する時間帯や、雨天・強風下の練習で活躍するのが、防寒性の高いアウタージャケットです。中綿入りのジャケットやフリース素材のジャケットが定番で、商品ページには「防風」「はっ水」「中わた」といったキーワードが並びます。
選ぶときのポイントは、保温性と着脱のしやすさのバランスです。フルジップタイプであれば、試合に投入される直前にさっと脱げるため、ベンチコートとして扱いやすくなります。逆にかぶるタイプのプルオーバーは保温性に優れる一方、脱ぐのに時間がかかるため、急な出場機会がある選手には不向きな場合があります。フード付きかどうかも、雨天時の練習で使うか、晴れた日のベンチ用途がメインかによって選び方が変わってきます。
素材面では、水を弾く「はっ水」加工と、風を通しにくい「防風」機能の両方がついているモデルが、屋外競技であるラグビーには扱いやすいとされています。特に真冬の試合会場は屋根のないグラウンドがほとんどで、ベンチにいる時間帯でも小雨や強い北風にさらされることがあります。中綿の厚みだけでなく、表面素材の防風性・はっ水性も確認しておくと失敗しにくくなります。
サイズ感については、ベースレイヤーやジャージの上から羽織ることを想定して、普段のサイズよりワンサイズ大きめを選ぶ人が多い傾向にあります。ただし大きすぎると、風でバタついたり、ベンチ移動の際に裾を踏んでしまったりすることもあるため、実際に着る予定の下着・ジャージを着た状態での試着が理想的です。通販で購入する場合は、サイズ表と自分の普段のサイズ感を照らし合わせて慎重に選んでください。
ベンチコートは「チーム全体」で揃えることも多い
高校や大学の部活動では、ベンチコートやウォームアップジャケットをチームカラーで統一して発注するケースも多く見られます。個人で購入する場合は、チームのユニフォームカラーと合わせるかどうかも含めて、事前にチームの方針を確認しておくとよいでしょう。
手先・首元の防寒 — 見落とされがちな部位
体幹の防寒に比べて後回しにされがちなのが、手先や首元の防寒です。しかし手や首は皮膚が薄く血管も表面近くを通っているため、冷えを感じやすい部位でもあります。ベンチで待機する時間が長い選手ほど、手先の冷えがパフォーマンスに影響しやすいとされています。
手袋(グローブ)を選ぶときは、ボールを握る感覚を妨げない薄手のものと、防寒性を優先した厚手のものに大きく分かれます。ウォームアップやパス回しの最中も使いたい場合は、フィット感が高くグリップを損ないにくい薄手タイプが扱いやすいとされています。ベンチで待機している時間専用に割り切るなら、厚手で保温性の高いタイプを選んでも問題ありません。近年はスマートフォンの操作ができるタッチパネル対応の手袋も増えており、ベンチでの待機時間に重宝します。
首元は、ネックウォーマーやスヌードタイプのアイテムで覆うと、露出している肌の面積が減り、体感温度が大きく変わるとされています。ヘルメット代わりにヘッドギアを着用する選手の場合、首元のアイテムがヘッドギアのストラップと干渉しないか、事前に確認しておくと安心です。
また、忘れられがちですが「頭部からの熱の逃げやすさ」も体感温度に影響するとされています。ニット帽やイヤーウォーマーは、試合中の着用はルール上難しい場合がありますが、ウォームアップ前やベンチで待機している時間帯であれば活用しやすいアイテムです。ヘッドギアを使う選手は、ヘッドギアを外している時間帯の頭部保温として取り入れてみるのもよいでしょう。
下半身の防寒 — レギンス・タイツの活用
上半身に比べて見落とされがちですが、太もも・ふくらはぎといった大きな筋肉群を冷やさないことも、ケガの予防やパフォーマンスの維持につながるとされています。ジャージの下に着用する防寒用のレギンス・タイツは、その代表的なアイテムです。
選び方の基本は、ベースレイヤーと同様に「体にフィットするサイズ感」と「吸湿発熱素材かどうか」の2点です。フルレングス(足首まで覆うタイプ)は保温効果が高い一方、暑がりの選手や運動強度の高い練習では蒸れを感じることもあるため、天候や練習メニューに応じてハーフ丈のタイプと使い分けている選手もいます。
ジャージの下に着用する前提のアイテムであるため、生地が薄く伸縮性に優れたものを選ぶと、プレー中の可動域を妨げにくくなります。逆に厚手すぎるタイツは、ジャージの上からラインが目立ってしまったり、タイトなジャージの下では窮屈に感じられたりすることもあるため、試合用と練習用で厚みの異なるものを使い分けるのも一つの方法です。
なお、下半身用のレギンス・タイツには、保温を主目的にしたものと、着圧によって筋肉の揺れを抑えるコンプレッション機能を主目的にしたものがあります。両方の機能を兼ね備えた製品も多いため、商品説明を確認して、自分が優先したいのが「暖かさ」なのか「サポート力」なのかを意識して選ぶと、期待外れを防ぎやすくなります。
選び方の3ステップ
ここまでの内容を踏まえて、実際に防寒グッズを選ぶ流れを3つの手順に整理しました。すべてを一度に揃える必要はなく、自分のポジションや役割に合わせて優先順位をつけていくのがおすすめです。
- 1自分がどの時間帯で最も冷えを感じやすいかを振り返る。ベンチで待機する時間が長いポジションなのか、ウォームアップから常にフル出場するタイプなのかによって、優先すべきアイテムは変わります。控えに回ることが多い選手ほど、ベンチコートや手袋の優先度が高くなります。
- 2体幹・手先・下半身のうち、まだ対策していない部位から1点ずつ揃える。すべてを新調するのではなく、今持っている練習着やベンチコートで足りていない部位を補う形で選ぶと、無駄な出費を抑えられます。
- 3試合用・練習用で使い分けるかを決める。試合中に着用できないアイテム(厚手のニット帽など)は練習・移動用として割り切り、試合当日のベンチでも使えるアイテム(薄手の発熱インナーやフルジップジャケットなど)を優先して揃えると、投資の効率がよくなります。
洗い替えも忘れずに
冬場は練習・試合の頻度が高くなる時期でもあります。ベースレイヤーやレギンスは汗を吸収する前提のアイテムのため、1着だけでは洗濯が間に合わないこともあります。可能であれば2着以上を用意し、ローテーションで使うことをおすすめします。
サイズ選びで失敗しないために
防寒インナーやレギンスは、ジャージの下に重ね着することを前提に作られているため、普段の洋服とはサイズの考え方が異なります。ここでは通販で選ぶ際に、特に確認しておきたいポイントを整理します。
ベースレイヤーやレギンスは、体にフィットする「ジャストサイズ」を選ぶのが基本です。ゆとりがありすぎると、発熱素材と肌の間に空気の層ができすぎてしまい、保温効果を十分に得られない場合があります。逆にきつすぎると血流を妨げたり、可動域が制限されたりすることもあるため、普段のTシャツやレギンスのサイズを目安にしつつ、商品ページのサイズ表(身長・胸囲・腹囲など)と照らし合わせて選んでください。
一方でアウタージャケットは、ベースレイヤーやジャージの上から羽織ることを想定して、普段の洋服よりワンサイズ大きめを選ぶ人が多い傾向にあります。特に中に着込む枚数が増える真冬は、普段のサイズだと窮屈に感じることもあるため、可能であれば実際に着る予定の下着を着た状態で試着することをおすすめします。
手袋は、手を握った状態でも突っ張らないかどうかが重要な確認ポイントです。手のひらの幅(手囲い)をメジャーで測り、商品ページのサイズ表と照らし合わせると、通販でも失敗しにくくなります。特にボールを扱う場面で使う手袋は、少しでもきつすぎるとグリップ感覚が損なわれるため、迷ったら大きめのサイズを選ぶのも一つの方法です。
通販で失敗しないためのチェックリスト
購入前に「①ベースレイヤー・レギンスはジャストサイズを選んだか」「②アウターは中に着込む枚数を想定してサイズを選んだか」「③手袋は手囲いを実測して確認したか」の3点をチェックしておくと、通販でのサイズ選びの失敗を減らしやすくなります。
買ったあとに気をつけたいこと
防寒グッズは冬場だけ使うシーズンアイテムであるぶん、正しくお手入れをしないと、次のシーズンに取り出したときに保温性が落ちていることがあります。特に発熱素材や中綿を使ったアイテムで見落とされがちな点を挙げておきます。
吸湿発熱素材のインナーは、汗や皮脂の汚れが繊維に残ったままだと、発熱機能が十分に働きにくくなるとされています。使用後はできるだけ早めに洗濯し、柔軟剤の使いすぎ(繊維の目を詰まらせ、吸湿性を落とす場合があるとされます)にも注意すると、機能を長持ちさせやすくなります。
中綿入りのジャケットは、洗濯機での丸洗いが可能な製品でも、中綿が偏ってしまうことがあります。洗濯表示を確認したうえで、乾燥機を使う場合は低温設定にし、乾燥後に軽く叩いたり振ったりして中綿をならしておくと、次に着たときの保温性を保ちやすくなります。
オフシーズンの保管については、湿気の残った状態でしまうとカビや嫌なにおいの原因になります。しっかり乾燥させてから、風通しの良い場所で保管するようにしてください。特に真冬の練習・試合で頻繁に使ったアイテムほど、汗や泥汚れが染み込んでいることが多いため、シーズンオフの前に一度しっかり洗濯してから収納する習慣をつけておくと安心です。
最後に、防寒グッズはあくまで「冷えを和らげる道具」であり、体調管理そのものを代替するものではありません。防寒対策をしていても体が冷えていると感じるときは、無理をせず、コーチやトレーナーに相談することも大切です。特に成長期の子どもや、寒さに敏感な選手は、周囲の大人が積極的に声をかけて防寒状況を確認してあげることも重要です。
よくある質問
Qなぜラグビーの試合では真冬でも半袖・半ズボンなのですか?
A接触プレーが多いラグビーでは、袖や裾が長いと相手や自分のプレーの妨げになりやすく、雨で生地が重くなると体力の消耗にもつながるためとされています。そのため試合中の防寒は「厚着」では解決できず、ウォームアップやベンチでの防寒対策が中心になります。
Qベースレイヤーはジャージの下に着てもプレーの邪魔になりませんか?
A体にフィットする「ジャストサイズ」を選んだ薄手のベースレイヤーであれば、プレー中の可動域を大きく妨げにくいとされています。ゆとりがありすぎるサイズを選ぶと、逆に動きにくさを感じることがあるため、普段のサイズよりやや小さめを目安に選ぶ人が多い傾向にあります。
Qベンチコートはどんな選手に必要ですか?
A控えとしてベンチで待機する時間が長い選手や、負傷退場した選手にとって特に重要です。運動による発熱が期待できない待機時間は体が冷えやすく、急に交代出場する際のパフォーマンス低下やケガのリスクにもつながるとされているため、フルジップで脱ぎ着しやすいベンチコートが役立ちます。
Q防寒用の手袋を着けるとボールの感覚が変わりませんか?
A薄手のフィット感が高い手袋であれば、グリップ感覚への影響は少ないとされています。厚手の手袋はベンチでの待機時間専用と割り切り、ウォームアップ中も使いたい場合は薄手タイプを選ぶなど、場面に応じて使い分けるのがおすすめです。
Qレギンス・タイツはコンプレッションウェアとどう違いますか?
Aどちらもジャージの下に着用するアイテムですが、レギンス・タイツは保温を主目的にしたものが多く、コンプレッションウェアは着圧による筋肉のサポートを主目的にしています。両方の機能を兼ね備えた製品も多いため、自分が「暖かさ」と「サポート力」のどちらを優先したいかを商品説明で確認して選ぶと失敗しにくくなります。
Q発熱素材のインナーは洗濯機で洗っても大丈夫ですか?
A多くの製品は洗濯機での洗濯に対応していますが、柔軟剤を使いすぎると繊維の目が詰まり、吸湿発熱の機能が落ちる場合があるとされています。洗濯表示を確認したうえで、なるべく早めに洗い、柔軟剤は控えめに使うことをおすすめします。
Q子どものラグビーでも防寒対策は必要ですか?
A子どもは大人に比べて体温調節機能が発達途中とされ、大人以上に冷えへの配慮が必要です。試合中の服装は大人と同じルールに準じますが、ウォームアップ前やベンチでの待機時間には、周囲の大人が積極的に防寒アイテムの着用を促してあげることが大切です。
迷ったらこれ|この記事のNo.1

ミズノ MIZUNO 発熱素材 ブレスサーモハイネックTシャツ(長袖) メンズ 32MAC544
参考価格 3,850円
向いている人:まず1枚、体幹の防寒インナーを揃えたい人
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