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新入部員が入ってきた春先の部活動や、発足したばかりの社会人ラグビークラブで「そろそろチームのジャージを新調しよう」という話になったとき、何から手をつければいいのか分からず困った経験はないでしょうか。個人でスパイクやマウスガードを選ぶのとは違い、チーム用のジャージはポジションによって大きく異なる体格の部員全員分のサイズをまとめて確認し、予算を調整し、背番号やチームロゴの有無を決め、さらにはタックルやスクラムに耐えられる生地の強度まで見極めなければなりません。ラグビーは15人制であれば1チームだけでも15人、控えを含めると20〜30人以上のサイズを一度に取りまとめる必要があるうえ、フォワードの最前列(プロップ)とバックスの俊敏な選手とでは体格差が大きく、既製品のサイズ表だけでは判断しづらい場面も少なくありません。しかも名入れ加工がある場合は発注から手元に届くまで数週間単位の時間がかかることも珍しくなく、大会の直前になって慌てて注文してしまい、間に合わなかったという声もよく聞かれます。この記事では、部活動の顧問や主将、保護者会の担当者、社会人クラブの幹事といった「チームの代表としてジャージをまとめて発注する立場」の人に向けて、失敗しないための考え方を順を追って整理しました。最後には、チーム受注や名入れに対応した、選択肢として挙がりやすいジャージ・プラクティスシャツ4点も比較しています。
この記事でわかること
- 個人の買い物とチームの発注はまったく別物
- まず決めておきたい3つのこと
- サイズ調査の進め方 — フォワードとバックスの体格差が一番のハードル
- ジャージの生地はここを見る — タックル・スクラムに耐えられるか
- 素材とサイズ展開で見ておきたいポイント
- 名入れ・背番号・チーム受注の仕組みを知っておく
チーム用ジャージ4選 — チーム受注・マーキング対応の候補
ここからは実際の候補です。いずれも大手メーカー・大手スポーツ用品店の商品ページ上で「サイズ展開が幅広い」「チームカラーで揃えやすい」「マーキング対応」のいずれかが明記されているものを中心に、価格帯と用途の異なる4点を選びました。価格・サイズ展開・カラーは記事作成時点の情報です。人数分をまとめて注文する前に、必ず商品ページで最新の価格・在庫・サイズ展開・マーキング条件を確認してください。
4点を並べると、価格帯と用途で役割がはっきり分かれているのが分かります。ギルバートは2,750円台から揃えられる練習用の入門モデル、ミズノは試合志向の耐久性とチームカラー展開を備えたゲームジャージ、ウンドウはマーキング項目を細かく選べるオーダー専門品、カンタベリーは暑熱対策機能を備えた高機能プラクティスシャツといった立ち位置になります。
どれが必要かは、練習用として揃えたいのか、試合用として揃えたいのか、そしてチーム名・背番号までしっかりマーキングしたいのかによって大きく変わります。まず練習着を人数分揃えたいならギルバート、公式戦に向けてチームカラーを統一したいならミズノ、チーム名や背番号まで細かくマーキングしたいならウンドウ、暑い時期の練習機能を重視したいならカンタベリー、という選び方をすると絞り込みやすいでしょう。
いずれの商品も、チーム全員分をまとめて注文する前に、必ずサンプルを1着(可能であれば標準サイズと大きめサイズを1着ずつ)取り寄せて試着してから本発注に進むことをおすすめします。特にマーキング加工がある商品は、発注後の変更やキャンセルが難しいことが多いため、色・サイズ・マーキング内容の最終確認を丁寧に行ってください。価格・サイズ展開・カラーは変動する場合があるため、購入前に必ず商品ページで最新情報を確認してください。

ギルバート(GILBERT)Tシャツ BSC GB-8171/GB-8172/GB-8173/GB-8174
参考価格2,750円〜(サイズにより変動)
ラグビー用品専門ブランド・ギルバートの練習用Tシャツ。「部活・チーム・トレーニング」向けとして案内されているモデルで、S〜2XOまで幅広いサイズ展開と、ホワイト・ブラック・ネイビー・ミックスグレーの4カラーから選べる点が特徴です。チーム内の体格差が大きい部活動でも揃えやすい価格帯のモデルです。
ここが良い
- 4点の中でもっとも価格が手頃で、練習用として複数枚まとめて揃えやすい
- S〜2XOと幅広いサイズ展開で、フォワード陣を含めた体格差のあるチームでも揃えやすい
- ラグビー用品専門ブランドの商品として、練習用途に安心して使いやすい
注意点
- 試合仕様のゲームジャージと比べると、タックルやラックでの引っ張りに対する耐久性はやや控えめとされる
- このモデル単体にマーキング対応の明記はなく、希望する場合はショップに個別相談が必要

ミズノ(MIZUNO)ゲームジャージ ラグビー ユニセックス R2MAA50114
参考価格4,726円
大手スポーツメーカー・ミズノの、ラグビー専用ニット素材「TSニットRG II」を採用したゲームジャージ。身頃部分に切り替えを設けず袖口ラインで切り替える設計で、柔らかいニットが体にフィットするとされています。ブラック・ネイビー・レッドの3色展開で、チームカラーに合わせて揃えやすいモデルです。
ここが良い
- 大手メーカー・ミズノのラグビー専用素材で、タックルやラックでの引っ張りを想定した設計とされる
- ブラック・ネイビー・レッドの3色から、チームカラーに近い色を選びやすい
- S〜3XLとサイズ展開が幅広く、フォワードの大きめサイズにも対応しやすい
注意点
- 4点の中では価格が中間〜やや高めの位置づけ
- 人気サイズ・カラーは売り切れになっている場合があり、早めの在庫確認が必要

ウンドウ(WUNDOU)ラグビーユニフォームシャツ オーダー P3510(チーム名・ネームマーキング対応)
参考価格2,475円〜(マーキング加工は別途)
チームウェア専門メーカー・ウンドウのオーダー対応ラグビーシャツ。チーム名・背番号・背ネーム・胸番号・袖マークまで、項目ごとに単色〜フルカラーでマーキングを追加できる仕組みが用意されており、人数分の名入れ・番号入れをまとめて依頼したいチームに向いています。カラーは5色展開です。
ここが良い
- チーム名・背番号・背ネームなど、マーキング項目を細かく選べる仕組みが用意されている
- 5色のカラー展開があり、他チームと被りにくい配色を選びやすい
- 4点の中でもっとも本体価格が手頃で、マーキング費用を含めた総予算を調整しやすい
注意点
- マーキングを追加する場合、注文時点では正確な金額が反映されず、確認メールでの案内を待つ必要がある
- メーカー取り寄せのため、原則として注文後のキャンセルができない

カンタベリー(Canterbury)セミフィット プラクティスティ RG33203(D.A.F TEC DRY 使用)
参考価格3,685円
高温多湿期の練習や重ね着のファーストレイヤーを想定した、遮熱・ベタつき軽減機能を備えた高機能素材「D.A.F TEC DRY」を使用したプラクティスシャツ。ポリジン加工(抗菌防臭加工)も施されており、合宿など連日の練習でも汗のニオイを抑えやすいとされています。
ここが良い
- 大手ブランド・カンタベリーの正規品で、暑熱対策機能を備えた高機能素材を使用している
- 抗菌防臭加工により、合宿などで洗濯が追いつかない場面でも扱いやすいとされる
- S〜3Lまでのサイズ展開で、フォワードを含めたチームで揃えやすい
注意点
- 4点の中では価格がやや高め
- このモデル単体にマーキング対応の明記はなく、名入れを希望する場合は別途対応が必要
■ スペック比較表
| 商品 | ギルバート(GILBERT)Tシャツ BSC GB-81… | ミズノ(MIZUNO)ゲームジャージ ラグビー ユニセッ… | ウンドウ(WUNDOU)ラグビーユニフォームシャツ オー… | カンタベリー(Canterbury)セミフィット プラク… |
|---|---|---|---|---|
| 参考価格 | 2,750円〜(サイズにより変動) | 4,726円 | 2,475円〜(マーキング加工は別途) | 3,685円 |
| 購入 | ||||
| タイプ | 練習用Tシャツ(部活・チーム・トレーニング向け) | ゲームジャージ(試合用・ユニセックス) | オーダーラグビーユニフォーム(チーム名・ネームマーキング対応) | プラクティスシャツ(練習用・セミフィット) |
| 素材 | ポリエステル100% | ポリエステル100%(ラグビー専用ニット素材 TSニットRG II) | ポリエステル100% | ポリエステル100%(D.A.F TEC DRY/リサイクルポリエステル使用) |
| サイズ展開 | S・M・L・O・XO・2XO | S・M・L・XL・2XL・3XL | S・M・L・XL・XXL | S・M・L・XL・3L |
| カラー | ホワイト・ブラック・ネイビー・ミックスグレー | ブラック・ネイビー・レッド | ホワイト・ネイビー・ブルー・レッド・ブラックの5色 | ホワイト・ブラック・ネイビー・Fグリーン |
| 販売元 | イシダスポーツ楽天市場店 | Lafitte ラフィートスポーツ(楽天市場) | D-cast(楽天市場) | ミズシマスポーツ楽天市場支店 |
| マーキング | — | — | チーム名・背番号・背ネーム・胸番号・袖マークを個別に選択可(追加料金) | — |
| 機能 | — | — | — | 遠赤外線反射による遮熱効果・撥水糸によるベタつき軽減・ポリジン抗菌防臭加工 |
※ 表は横にスクロールできます。仕様は販売ページの記載にもとづく目安です。
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個人の買い物とチームの発注はまったく別物
自分用のプラクティスシャツを1着買うのであれば、気に入った色とサイズを選んで注文するだけで済みます。ですが、チーム全体のジャージとなると話は変わります。何十人分ものサイズを取りまとめ、全員が同じ色・同じデザインのものを、できれば同じタイミングで手にできるように調整する必要があります。個人の買い物の延長線上で考えてしまうと、思わぬところでつまずくことがあります。
よくある失敗の一つが、注文してから気づく在庫切れです。人気のカラーやサイズは、個人で買う分には気にならなくても、チーム全員分となると欠品が起こりやすくなります。特にラグビーの場合、フォワードの最前列に多い3L・4Lといった大きめサイズや、逆に成長期のジュニア選手に多い小さめサイズは、主力サイズであるM・Lに比べて在庫の変動が大きく、発注のタイミングが遅れるほどリスクは高まります。
もう一つの落とし穴は、名入れ・背番号入れにかかる時間です。プリントと違い、刺繍やマーキングによる名入れ・番号入れは一着ずつ手作業に近い工程が入ることが多く、無地の商品を注文するのに比べて納期が長くなります。ショップによっては「マーキングありは受注生産のため発送まで数週間」のように明記されていることもあるので、購入前に必ず確認しておく必要があります。ラグビーの場合は背番号だけでなく、ポジションを示す1〜15番(15人制)や1〜23番(登録メンバー)の番号を正確に割り振る作業も加わるため、テニスやバスケットボールのユニフォームに比べて確認事項がやや多くなる点も意識しておきましょう。
さらに、チームでの発注では「誰がお金を集めて、誰が発注担当になるか」という運営面の調整も欠かせません。部活動であれば顧問や主将、保護者会、社会人クラブであれば幹事が窓口になることが多いですが、集金のタイミングと発注のタイミングがずれると、立て替えが発生したり、支払いが遅れて発注が止まってしまったりすることもあります。この記事はジャージ選びが中心ですが、こうした運営面の段取りも合わせて意識しておくと、大会当日になって慌てずに済みます。
この記事のスタンス
ショップやメーカーによって、チーム受注の対応方法・納期・割引の有無は異なります。この記事で紹介する目安は一般的な傾向であり、最終的な条件は必ず注文前に各ショップの商品ページで確認してください。
まず決めておきたい3つのこと
発注作業を始める前に、チーム内である程度合意しておきたいポイントが3つあります。ここが曖昧なまま個別に商品を探し始めると、候補が絞り込めずに時間だけが過ぎてしまいがちです。
この3つは互いに影響し合っています。たとえば予算を抑えたい場合は名前は入れず番号のみにする、大会までの期間が短い場合は既製品デザインから選ぶ、といったように、優先順位をつけながらバランスを取っていくのが現実的です。全員の希望を100%満たそうとすると決定が長引きやすいため、「今回はここを優先する」という軸を先に決めてしまうほうが、結果的にスムーズに進みます。
■ 予算(1人あたりいくらまで出せるか)
部費や保護者会費から出す場合、社会人クラブで会費から出す場合など、資金の出どころによって使える予算は大きく変わります。まず1人あたりの上限額をざっくり決めておくと、候補となる商品の価格帯を絞り込みやすくなります。名入れ・番号入れ加工が追加費用になる場合は、その分も含めた総額で考えておくことが大切です。
■ デザインの自由度(既製品か、フルオーダーか)
メーカーの既製品カラー・デザインからチーム用に選ぶ方法と、オリジナルデザインを一から作るフルオーダーの方法があります。既製品は納期が短くコストも抑えやすい一方、デザインの自由度は限られます。フルオーダーは自由度が高い分、完成までの期間が長くなり、最低発注枚数が設定されていることもあります。大会までの残り期間と相談して決めましょう。
■ 名入れ・背番号入れの有無
個人名や背番号を入れるかどうかは、見た目の一体感だけでなく、洗濯後の取り違え防止や、試合中に審判・観客がポジションを判別しやすくなるという実用面でも意味があります。ただし名入れ・番号入れは加工費用と納期が加算されるため、全員必須にするのか、番号のみにするのかも早めに決めておくと、発注フォームや集金の設計がしやすくなります。
サイズ調査の進め方 — フォワードとバックスの体格差が一番のハードル
チームジャージの発注で、実務として一番時間がかかるのがサイズ調査です。ラグビーは他の球技以上にポジションによる体格差が大きいスポーツで、スクラムを組む最前列(プロップ・フッカー)は胸囲が大きく肩幅の広い選手が多い一方、バックスには小柄で俊敏な選手も多く在籍します。同じチームの中でも「いつも着ているサイズ」の分布が広くなりやすい点を、まず前提として押さえておく必要があります。
- 1候補商品のサイズ表を確認する。同じ「L」でも、メーカーによって胸囲・着丈・肩幅の数値は異なります。候補が絞れた段階で、そのブランドの実寸サイズ表を全員に共有しておくと、自己申告のズレを減らせます。特にフォワード陣には、3L・4Lといった大きめサイズまで展開されているかを先に確認しておくと安心です。
- 2普段着ているサイズと、実際に測った寸法の両方を聞く。特に成長期の中高生や、体格差の大きいチームでは、自己申告の「いつものサイズ」と実寸が食い違うことがよくあります。可能であれば、部活動の道具やお店のサンプルを試着してから申告してもらうのが確実です。
- 3集計フォームを一本化する。紙の回覧、口頭での申告、個別のメッセージなど複数の経路でサイズを集めてしまうと、集計時に情報が抜け落ちやすくなります。表計算シートやフォームアプリなどで一元管理し、氏名・ポジション・サイズ・背番号・名入れ希望文字列・支払い状況をまとめて記録しておくと、発注担当者の負担が大きく減ります。
- 4締め切りを早めに設定し、余裕を持って発注する。名入れ・番号入れ加工がある場合、発注から納品まで数週間かかることもあります。大会の日程から逆算して、遅くとも1ヶ月前には発注を完了させるくらいの余裕を持っておくと安心です。
サンプルを1着だけ先に取り寄せる
候補の商品が決まったら、いきなり全員分を発注する前に、標準的なサイズと大きめサイズを1着ずつ先に取り寄せて試着会を開くのがおすすめです。写真やサイズ表だけでは分からない生地の伸縮性や着丈の印象を確認でき、後からのサイズ間違いを大きく減らせます。
ジャージの生地はここを見る — タックル・スクラムに耐えられるか
ラグビージャージの商品ページを見ていると、「セミフィット」「ニット素材」「引っ張りに強い」といった表現が並んでいて、どこを比較すればいいのか分かりにくいと感じるかもしれません。ラグビーは相手にジャージをつかまれる競技特性上、他の球技のユニフォームとは求められる生地の性質が異なります。
タックルやラック(密集戦)では、相手選手がジャージの生地を強く引っ張ることがあります。そのため試合用のゲームジャージは、伸縮性がありながらも簡単に伸びきってしまわない、専用のニット素材で作られていることが多く、身頃部分の縫い目を減らして引っかかりにくくする設計も見られます。練習用のプラクティスシャツは、こうした耐引っ張り性能よりも吸汗速乾性や通気性、洗濯のしやすさを優先した素材で作られている傾向があり、用途によって重視すべきポイントが変わる点を押さえておきましょう。
また、セミフィットの作りは体に密着させることで相手にジャージをつかまれにくくする効果を狙ったもので、経験者や試合志向の高いチームに選ばれやすい傾向があります。一方、ゆったりとしたレギュラーフィットは、練習後の普段使いや、体型を選ばず着られる点が特徴です。チーム全体で統一する場合は、試合用はセミフィット、練習用はレギュラーフィットというように、用途で使い分けているチームも見られます。
なお、抗菌防臭加工が施されたモデルも多く見られます。合宿や連日の練習で洗濯が追いつかない場面でも、汗のニオイを抑えやすいとされ、特に練習用のプラクティスシャツを複数枚まとめて揃える場合には確認しておきたい機能の一つです。
素材とサイズ展開で見ておきたいポイント
チーム用ジャージの多くはポリエステル100%、または高い比率でポリエステルを含む素材で作られています。汗を素早く乾かす吸汗速乾機能を備えたモデルが主流です。個人用のウェアを選ぶときと基本的な考え方は同じですが、チームで揃える場合は「サイズ展開の幅広さ」がより重要な判断材料になります。
中高生の部活動チームでは、体格差が大きく、ジュニアサイズから大人の大きめサイズまで幅広く揃える必要があることがあります。商品によってはS〜3L・4Lといった大きめサイズまで展開しているモデルもあれば、S〜LLまでしか選べないモデルもあります。候補を選ぶ際は、価格やデザインだけでなく、フォワード陣を含めたチームメンバー全員分のサイズが揃うかどうかを最初に確認しておくと、後になって「プロップの選手だけ違うブランドになってしまった」という事態を避けられます。
男女混合チームや、社会人と学生が混在するクラブの場合は、ユニセックス設計のモデルかどうかも確認しておきましょう。ユニセックスモデルは同じ型紙で全員が着られる手軽さがある一方、体型によってはシルエットが合いにくいと感じる人もいます。
また、色移りや色あせのしやすさも、長く使うチームジャージでは意識しておきたい点です。濃色のジャージは他の洗濯物と分けて洗う必要が出てくることもあり、部員個人の家庭での洗濯負担にも関わってきます。可能であれば、洗濯表示や注意事項も商品ページで確認し、購入前にチーム内で共有しておくと親切です。
名入れ・背番号・チーム受注の仕組みを知っておく
ジャージを扱うショップの中には、「チーム受注」「マーキング可」「オーダー対応」といった表記のある商品ページを用意しているところがあります。これは、同じデザイン・同じ色のジャージを複数人分まとめて注文し、それぞれに個別の名前や背番号を入れられる仕組みです。個人で1着ずつ別々に注文するよりも、まとめて手続きできる分、発注担当者の負担を減らせます。
ラグビーの場合、マーキングの内容は「チーム名(胸マーキング)」「背番号」「背ネーム」「胸番号」「袖マーク」など複数の項目に分かれていることが多く、それぞれ単色・2色・フルカラーで価格が変わる仕組みになっているショップもあります。全員分をまとめて注文する場合、どの項目を必須にするかを先に決めておかないと、見積もり金額が想定より膨らんでしまうことがあるため注意が必要です。
背番号は、15人制であれば基本的に1〜15番、登録メンバー全体では1〜23番といった形でポジションに対応した番号を割り振るのが一般的です。7人制(セブンズ)の大会に出場する場合は番号のルールが異なることもあるため、出場する大会の形式に合わせて番号を決めるようにしてください。
価格面では、名入れなしの商品よりも、マーキング加工費用がプラスされる分だけ1着あたりの単価は上がります。人数が多いチームでは、マーキングを「全項目必須」にするか「背番号のみ」にするかで総費用が大きく変わるため、予算を決める段階でどちらにするかを先に確認しておくとよいでしょう。中には、一定枚数以上の注文でまとめ割引が適用されるショップもあるため、候補が決まったら早めに問い合わせておくことをおすすめします。
発注前に必ず確認したいこと
マーキング加工の納期、支払い方法(代表者一括か、個別決済か)、キャンセル・交換の可否は、通常の1着購入とは条件が異なることがあります。特にマーキング済みの商品は交換・返品ができない場合が多いため、サイズ・番号間違いのないよう、発注前の最終確認を徹底してください。
よくある発注ミスと防ぎ方
チームジャージの一括発注では、個人の買い物ではあまり起こらない種類のミスが発生しがちです。ここでは特によく見られる失敗例と、その防ぎ方を紹介します。
一つ目は「サイズの申告ミス」です。自己申告に頼りすぎると、普段と違うブランドのサイズ感を勘違いしてしまうことがあります。前述の通り、可能であればサンプルを試着してから申告してもらう、あるいは胸囲や着丈をcm単位で申告してもらうようにすると、ミスマッチを減らせます。特にフォワード陣は既製品のサイズ表の上限に近いことも多いため、大きめサイズの在庫を早めに確認しておくと安心です。
二つ目は「背番号・名入れ文字列の入力ミス」です。表計算シートやフォームで一括入力する際、コピー&ペーストのズレやローマ字表記の統一漏れ(大文字・小文字、姓名の順番など)、ポジションと番号の対応間違いが起こりやすいポイントです。発注前に必ず担当者以外の目でもダブルチェックする体制を作っておくと安心です。
三つ目は「支払いと発注のタイミングのずれ」です。集金が完了する前に発注してしまうと、未払いが発生したときに担当者が立て替えることになりかねません。逆に集金完了を待ちすぎると、発注が遅れて納期に間に合わなくなることもあります。集金の締め切りと発注の締め切りをあらかじめセットで案内しておくと、こうしたトラブルを避けやすくなります。
四つ目は「大会規定の未確認」です。ジャージのデザインが決まってから、実は大会規定でロゴサイズや色の制限、あるいはスポンサー表示に関するルールに引っかかっていた、ということが分かると、作り直しの時間もコストも余計にかかってしまいます。デザインを最終決定する前の段階で、出場予定の大会要項やチームが所属する連盟のルールを確認しておくことを強くおすすめします。
買ったあとに気をつけたいこと
チームジャージは買って終わりではなく、使っていくうちに劣化していく消耗品でもあります。特にタックルやラックで生地に負荷がかかりやすいラグビーでは、見落としがちな点をいくつか挙げておきます。
まず洗濯方法です。ポリエステル素材は比較的洗濯機での丸洗いに強いとされていますが、マーキング部分は摩擦や高温での乾燥によって劣化しやすいと言われています。洗濯ネットを使用し、可能であれば陰干しで乾燥させると、マーキングの剥がれや色あせを遅らせやすくなります。
次に、練習後・試合後の泥汚れです。芝生や土のグラウンドで使用したジャージは、泥汚れがつきやすいため、使用後はできるだけ早めに洗濯することをおすすめします。汚れを放置すると、繊維に色素が定着してしまい、洗濯しても落ちにくくなる場合があります。
最後に、ジャージのローテーションです。試合用のゲームジャージは1着だけを毎回使い回すのではなく、可能であれば予備を含めて複数着用意しておくと、タックルでの破損や汚れに対応しやすくなります。練習用のプラクティスシャツについても、週に数回使う場合は2着を交互に使うことで、それぞれが乾く時間を確保でき、洗濯による生地の傷みも分散させやすくなります。
よくある質問
Qチーム全員分のジャージは、どのくらい前から発注すればいいですか?
Aマーキング加工がある場合は、大会の1ヶ月前を目安に発注を完了させておくと安心です。ショップによっては発送までの日数が短いものもあれば、受注生産で完成まで数週間かかるものもあるため、候補商品のページで納期を必ず確認してください。サイズ調査や集金の期間も考慮すると、実際にはさらに前から準備を始めるチームが多いです。
Qフォワードとバックスでジャージのサイズ選びに違いはありますか?
Aフォワード、特にスクラムを組む最前列の選手は胸囲や肩幅が大きい傾向があり、既製品のサイズ表で3L・4Lといった大きめサイズが必要になることがあります。一方でバックスは比較的標準的なサイズに収まりやすい傾向があります。候補ブランドを選ぶ際は、価格やデザインだけでなく、大きめサイズまでの展開があるかを最初に確認しておくと、チーム全体で揃えやすくなります。
Q名入れ・背番号入れは全員必須にすべきですか?
A必須にするかどうかはチームの方針次第です。マーキングがあると洗濯後の取り違えを防ぎやすく、試合中に審判や観客からポジションを判別しやすくなる一方、加工費用と納期が加算されます。予算や大会までの期間に余裕がない場合は、背番号のみマーキングし、個人名は希望者のみにするといった対応をしているチームもあります。
Q練習用のプラクティスシャツと試合用のゲームジャージ、どちらを優先して揃えるべきですか?
Aまだチームとしてジャージを揃えていない段階であれば、まずは価格が手頃で日常的に使う頻度の高いプラクティスシャツから揃えるチームが多いです。試合用のゲームジャージはタックルやラックへの耐久性を重視した設計になっている分、価格がやや高くなる傾向があり、公式戦の出場が決まってから優先的に揃えるという考え方もあります。
Q体格差の大きいチームでも、同じブランドで揃えられますか?
Aブランドやモデルによって対応サイズの幅は異なります。この記事で紹介したミズノやカンタベリーのモデルのように、S〜3L・3XLまで幅広く展開しているモデルを選べば、体格差のあるチームでも同じデザインで揃えやすくなります。候補を選ぶ際は、価格やデザインだけでなくサイズ展開の幅も必ず確認してください。
Q発注後にサイズ・番号の間違いが発覚した場合、交換はできますか?
Aマーキングなしの無地商品であれば、通常の交換・返品ポリシーに沿って対応してもらえることが多いです。ただしマーキング済みの商品は、個人名や背番号が入っている性質上、交換や返品を受け付けていないショップがほとんどです。発注前の最終確認を徹底し、可能であれば代表者が一覧表を作って二重チェックする体制を作っておくことをおすすめします。
Qチームで発注する場合、まとめ割引はありますか?
Aショップやメーカーによっては、一定枚数以上の注文でまとめ割引や送料無料の対応がある場合があります。ただし全てのショップで一律に用意されているわけではないため、候補商品が決まった段階で、まとめ買いの割引条件について問い合わせフォームなどで確認しておくとよいでしょう。
迷ったらこれ|この記事のNo.1

ギルバート(GILBERT)Tシャツ BSC GB-8171/GB-8172/GB-8173/GB-8174
参考価格 2,750円〜(サイズにより変動)
向いている人:練習用としてまず揃えたいチーム、体格差の大きい部活動でサイズを幅広く揃えたい人
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