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「ダイエットのためにキックボクシングジムに通い始めた」「運動不足解消にボクササイズのグループレッスンを予約した」——そうして初めてのレッスンを前に、自分用のグローブを探し始めたとき、通販サイトにずらりと並んだ商品の多さに戸惑った経験はないでしょうか。オンス(重さ)、素材、留め具の種類……見慣れない単語が並ぶ商品ページを前に、結局「なんとなく色が気に入ったから」「一番安かったから」という理由だけで選んでしまう人も少なくありません。ですが、ボクシンググローブはミットやサンドバッグ、あるいは相手の体を直接打つときに、手首や指の関節を守るための大切な防具です。自分の目的や手の大きさに合わないグローブを使い続けると、手首に余計な負担がかかったり、フィット感の悪さから練習に集中できなかったりすることもあります。この記事では、専門用語を一つずつやさしい言葉に置き換えながら、競技志向ではなく健康・ダイエット目的でジムに通う初心者〜中級者がどこを見てグローブを選べばいいかを整理しました。最後には、定番として名前が挙がりやすい4点も比較しています。
この記事でわかること
- グローブ選びは「なんとなく」で失敗しやすい
- そもそもグローブの何が変わるのか
- 「オンス(oz)」の読み方 — 重さと保護性のバランスを決める数値
- 「素材」の読み方 — 合成皮革(PU)と本革(レザー)の違い
- 「留め具」の読み方 — マジックテープ式と紐式の使い分け
- 目的別に見る3タイプ
初心者におすすめのボクシンググローブ4選
ここでは実際に比較した候補を紹介します。前置きとして、これらを使えば必ず上達する、という話ではありません。いずれもメーカーの商品ページ上で「フィットネス」「トレーニング」「初心者向け」として案内されているものを中心に、オンス・素材・留め具のバランスが異なる4点を選びました。こちらの価格は記事作成時点の目安です。日々変動する可能性があります。購入前に商品ページで最新の価格・在庫・選べるオンス・カラーを確認してください。
4点を並べると、価格帯とオンス展開で役割が分かれているのが分かります。BODYMAKERのフィットネスモデルは3,000円台〜6,000円台で揃えられる着脱重視のエントリーモデル、BODYMAKERのレースアップモデルは手首の固定力を取ったモデル、アディダスはブランドの安心感と幅広いオンス展開を取ったモデル、エバーラストは老舗ブランドの本格感を重視したモデルといった位置づけの製品です。
最終的にどれを選ぶかは、通う予定のジムの推奨オンス、手の大きさ、そして予算によって変わります。まず費用を抑えて試したいなら1点目、手首の安定感を重視したいなら2点目、ブランドの安心感とオンスの幅広さが欲しいなら3点目、老舗ブランドの本格モデルを求めるなら4点目、という考え方をすると、判断に迷いにくくなります。なお価格・仕様は変わることがあるため、最終的な判断は商品ページの最新情報をもとに行ってください。
価格だけで比べると、BODYMAKERのフィットネスモデルが手頃に見えるかもしれません。ただし、この価格帯のモデルは上位モデルに比べると素材やパッド構造の面で差があるとされています。最初の数か月〜1年程度、レッスンが続くかどうかを見極める期間の1組としてはコストパフォーマンスに優れています。続けることが決まってから、より上位のモデルにステップアップするという考え方も十分にありです。
また、今回はいずれも「フィットネス」「トレーニング」「初心者向け」として商品ページに明記されているものを選びましたが、グローブ選びに正解は一つではありません。同じオンス・同じ留め具のモデルでも、メーカーごとにフィット感やパッドの沈み込み方には違いがあります。可能であれば、この4点に近いスペックのモデルを店頭で実際に手に取ってみると、自分の手により合う1組が見つかりやすくなります。
BODYMAKER フィットネスボクシンググローブ メタリック KG079FGO
3.00(2件のレビュー)
参考価格5,500円
フィットネスジムでのミット打ち・パンチングエクササイズを想定した、着脱のしやすいマジックテープ式のグローブ。フリーサイズ設計で、金・銀のメタリックカラーが選べます。4点の中でもっとも手頃な価格帯です。
ここが良い
- 4点の中でもっとも価格が手頃で、まず試してみたい人にリスクが少ない
- マジックテープ式で一人でも着脱がしやすく、レッスンの合間の付け外しに向く
- 楽天・Yahoo!ショッピングの両方で正規販売されており購入経路を選びやすい
注意点
- オンスが8ozのみの展開で、重めのオンスを希望する場合は他モデルの検討が必要
- フリーサイズのため、手が大きめの人はフィット感を事前に確認したい

BODYMAKER ボクシンググローブメタリック レースアップ KG0888BK
参考価格6,600円
紐式(レースアップ)を採用した、手首の固定力を重視したモデル。プロ選手にもおすすめされているとされ、しっかりと手首を固定した状態でミット打ちやサンドバッグトレーニングをしたい人向けです。8oz・10ozから選べます。
ここが良い
- 紐式で手首をしっかり固定でき、パンチ時の安定感を重視したい人に向くとされる
- 8oz・10ozの2種類から選べ、レッスン内容に応じてオンスを調整しやすい
- 楽天・Yahoo!ショッピングの両方で正規販売されている
注意点
- 紐を結ぶ手間があり、一人で完全に着脱を完結させたい人にはやや不向き
- 4点の中では価格がやや高め

adidas(アディダス) コンバット Speed 50 Boxing Gloves ADISBG50
参考価格5,600円
世界的なスポーツブランドであるアディダスのトレーニング向けボクシンググローブ。FLX 3.0 PU素材と多層フォームを採用し、衝撃吸収性を重視した設計とされています。8oz〜16ozまで幅広いオンス展開が魅力です。
ここが良い
- 世界的なブランドの正規品として安心して選びやすい
- オンス展開が8oz〜16ozと幅広く、フィットネスからスパーリングまで段階的に選べる
- 多層フォーム構造で衝撃吸収性を重視した設計とされている
注意点
- カラー展開や在庫は販売店・時期によって変動する
- サイズ表記がオンス中心で、手の実測サイズとの照合はやや手間がかかる

Everlast(エバーラスト) スパーク 練習用グローブ 12oz レッド
参考価格13,200円
1910年創業のボクシング専門ブランド、エバーラストの「スパーク」シリーズ。メッシュ素材を採用し、通気性を重視した設計とされています。フィットネス・格闘技の練習用として案内されているモデルです(並行輸入品)。
ここが良い
- 1910年創業のボクシング専門ブランドとして高い知名度がある
- メッシュ素材で通気性を重視した設計とされ、汗をかきやすい人でも蒸れにくいとされる
- 12ozのため、ミット打ちからパートナー練習まで幅広く対応しやすい重さとされる
注意点
- 並行輸入品のため、国内正規品に比べてサイズ感や付属品の表記がやや分かりにくい場合がある
- 4点の中でもっとも価格が高い
■ スペック比較表
| 商品 | BODYMAKER ボクシンググローブメタリック レース… | adidas(アディダス) コンバット Speed 50… | Everlast(エバーラスト) スパーク 練習用グロー… | |
|---|---|---|---|---|
| 参考価格 | 5,500円 | 6,600円 | 5,600円 | 13,200円 |
| 購入 | ||||
| オンス展開 | 8oz | 8oz/10oz | 8oz/10oz/12oz/14oz/16oz | 12oz |
| 留め具 | マジックテープ式(ベルクロ) | 紐式(レースアップ) | マジックテープ式 | — |
| サイズ | フリーサイズ | — | — | — |
| カラー | ゴールド・シルバー | ブラック | — | レッド |
| 対応シーン | フィットネスボクシング・パンチングエクササイズ | ミット打ち・サンドバッグ・スパーリング練習 | トレーニング・フィットネス・格闘技全般 | フィットネス・格闘技の練習用 |
| 保証 | 90日保証(販売元記載) | 90日保証(販売元記載) | — | — |
| 素材 | — | — | FLX 3.0 PU(合成皮革) | — |
| パッド構造 | — | — | 多層フォーム | — |
| 原産国 | — | — | パキスタン | — |
| 素材の特徴 | — | — | — | メッシュ素材採用 |
| 備考 | — | — | — | 並行輸入品 |
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グローブ選びは「なんとなく」で失敗しやすい
キックボクシングやボクササイズのレッスンを始めたばかりの頃は、グローブの違いなんてどれも似たようなものだと感じるかもしれません。ですが実際には、同じ「ボクシンググローブ」というくくりの中でも、オンス(重さ)や内部のパッドの厚み、留め具の方式によって、ミットを打ったときの衝撃の感じ方や、レッスン中の疲れやすさがかなり変わります。試合や本格的なスパーリングを目的としたグローブと、フィットネス目的のグローブでは、そもそも設計の考え方が違うこともあります。
逆に言えば、グローブの特性を知ったうえで「今の自分に合うタイプ」を選ぶだけで、レッスン中の快適さや続けやすさは大きく変わります。多くのキックボクシングジムやボクササイズスタジオが、体験レッスンの案内に「動きやすい服装でお越しください」「グローブは貸出可能です」と書いているのも、初回から自分に合わないグローブで手首を痛めてしまう人を減らすための配慮の一つと考えられます。
この記事では「このグローブを使えば上達が早い」というような書き方はしません。グローブの相性には個人差があり、手の大きさやこれまでの運動経験、レッスンの内容(ミット打ちが中心か、サンドバッグが中心か)によっても合う・合わないが変わるからです。その代わり、商品ページに並ぶ言葉がそれぞれ何を意味していて、初心者にとってどのあたりが無難な目安になるのかを、できるだけ具体的に説明していきます。
また、スポーツ用品店の店頭では、忙しい時間帯だとスタッフに詳しく説明してもらう時間が取れないこともあります。ネット通販であればなおさら、商品ページの言葉を自分で読み解く必要があります。専門用語を知らないまま「レビューの評価が高いから」「セール価格だったから」という理由だけで選んでしまうと、後になって「思っていたのと違った」と感じるケースも珍しくありません。言葉の意味さえ分かってしまえば、店頭でもネットでも同じ基準で比較できるようになります。
なお、この記事は主にジムやスタジオでのキックボクシング・ボクササイズのレッスン、自宅でのサンドバッグ・ミット打ちトレーニングを想定した、フィットネス向けのボクシンググローブを対象にしています。アマチュアボクシングの試合出場を視野に入れている場合は、競技団体が定める規格(重さや素材の基準)を満たした検定グローブが必要になることがあり、選び方の基準も異なります。これから始めるのが健康・ダイエット目的のフィットネスなのか、競技としてのボクシングなのかを、まず確認したうえで商品を探すようにしてください。
この記事のスタンス
商品ごとの特徴については断言はせず、「〜とされる」「〜の傾向がある」という表現を用いています。グローブの相性には個人差が大きく、健康効果についても誰にでも当てはまるとは限らないためです。判断材料として使い、可能であれば購入前にジムのスタッフに相談したり、レンタルグローブで感触を確かめたりすることをおすすめします。
そもそもグローブの何が変わるのか
ボクシンググローブの商品ページには、オンス(重さ)、素材(合成皮革・本革など)、留め具の方式(マジックテープ・紐式)、パッドの厚み、フィット感に関わるサイズ展開など、さまざまな情報が並んでいます。すべてを一度に理解する必要はありませんが、初心者がまず押さえておきたいのは「オンス」「素材」「留め具」「パッドの厚み」の4つです。この4つを見るだけで、そのグローブが「フィットネス向け」なのか「スパーリング・競技向け」なのかが、おおよそ判断できます。
たとえるなら、オンスはグローブそのものの重さと衝撃吸収の余裕、素材とパッドの厚みは手や手首を守るクッションの質、留め具は着脱のしやすさとフィット感に関わる要素です。オンスが大きく、パッドが厚ければ着地の衝撃を吸収しやすくなりますし、留め具がしっかりしていれば手首を安定させやすくなります。初心者のうちは「安全性・保護性」を優先したほうが、練習そのものへの不安を減らしやすくなります。
一方で、保護性だけを追求した重いグローブは、慣れてきたときに「腕が疲れやすい」「パンチのスピードが出しにくい」と感じることもあります。これは安全性と軽快さのトレードオフで、どちらが正解ということではありません。まずは「今の自分は保護性を優先する時期なのか、それとも多少の重さより身軽さを取りたい時期なのか」を意識しておくと、商品ページの言葉が意味を持って見えてきます。
もう一つ見落とされがちなのが、フィット感の良いグローブが継続のモチベーションに与える影響です。レッスンのたびにグローブの中で手がずれたり、手首がぐらついたりする状態が続くと、パンチを打つこと自体に集中できず、運動としての楽しさを感じにくくなってしまう人もいます。逆に、自分の手にしっかり合ったグローブであれば、「今日もしっかり打てた」という達成感を得やすく、結果として通う頻度そのものが上がりやすくなるとされています。グローブ選びは技術の話であると同時に、続けやすさを左右する要素でもあると考えてください。
また、性別や体格差の影響も無視できません。同じ「初心者向け」というくくりでも、手が小さめの人と、体格がしっかりした人とでは、必要とされるサイズやオンスが変わってきます。商品ページの言葉を見るときは、一般的な目安と同時に「自分は手が小さめか、大きめか」という自己認識も判断材料に加えてみてください。
「オンス(oz)」の読み方 — 重さと保護性のバランスを決める数値
オンス(oz)は、グローブそのものの重さを表す単位で、ボクシンググローブの商品ページで最も目立つ数字です。数値が大きいほどグローブは重く、内部のパッドも厚くなる傾向があり、衝撃吸収力が高くなるとされています。フィットネス向けのグローブは8oz・10oz・12oz・14oz・16ozあたりのラインナップが中心で、女性やお子さん向けには6ozのモデルもあります。
初心者にまず勧められやすいのは、8oz〜10oz程度のモデルです。手首や腕への負担が比較的軽く、ミット打ちやサンドバッグを使ったフィットネス系のレッスンで扱いやすいとされています。ジムによっては「ミット打ち中心のクラスは8oz、パートナーとのパッド打ちは10oz」のように、レッスン内容に応じて推奨オンスを案内していることもあるため、通う予定のジムがあれば事前に確認しておくと安心です。
一方、12oz以上のグローブは重さがあるぶんパッドも厚く、保護性を重視した設計になっていることが多いとされています。相手と組んで行うスパーリング形式のクラスや、しっかりとパンチを受け止め合う練習では、12oz〜16ozのグローブが案内されることが一般的です。ただし重いグローブは腕への負担も大きくなりやすく、体力に自信がないうちは疲れを感じやすいとも言われています。
オンスは「重ければ安全、軽ければ危険」という単純な話ではありません。パッドの構造や素材の質によっても保護性は変わるため、あくまで目安の一つとして捉え、実際に手を通してみたときのフィット感や、ジムで推奨されているオンスと合わせて総合的に判断するのがおすすめです。迷った場合は、まずは汎用性の高い8oz〜10ozから試してみて、レッスンの内容に応じて買い足すという考え方も現実的です。
「素材」の読み方 — 合成皮革(PU)と本革(レザー)の違い
グローブの外側の素材は、大きく分けて合成皮革(PUレザー・フェイクレザー)と本革(牛革などの天然皮革)の2種類があります。商品ページには「PU」「合成皮革」「レザー」「本革」といった言葉で表記されていることが多く、価格帯や耐久性の目安になります。
合成皮革のグローブは、比較的手頃な価格帯で手に入りやすく、お手入れがしやすいという特徴があるとされています。週1〜2回程度のフィットネス目的での使用であれば、耐久性の面でも十分に対応できることが多く、初めての1組としてまず選ばれやすいタイプです。汗や汚れを拭き取りやすいという点でも、フィットネス用途との相性が良いとされています。
一方、本革のグローブは耐久性やフィット感の面で優れているとされ、長く使い続けたい人や、週3回以上の頻度で通う予定がある人に向いているという見方もあります。ただし価格は合成皮革のモデルより高くなる傾向があり、また使用後の手入れ(汗の拭き取りや乾燥)を怠ると劣化が早まるとも言われています。まずは合成皮革のモデルから始めて、練習の頻度が上がってきたタイミングで本革モデルへのステップアップを検討する、という進め方も一つの方法です。
また、素材と合わせて内部のパッド構造にも注目してみてください。多層構造のフォームパッドを採用したモデルは、衝撃をムラなく分散しやすいとされています。商品ページに「多層フォーム」「衝撃吸収パッド」といった表記がある場合は、価格だけでなくこうした構造面の説明も合わせて確認しておくと、実際に打ったときの感触をある程度イメージしやすくなります。
「留め具」の読み方 — マジックテープ式と紐式の使い分け
グローブを手首に固定する留め具には、主に「マジックテープ式(ベルクロ式)」と「紐式(レースアップ式)」の2種類があります。それぞれ着脱のしやすさと手首の安定性のバランスが異なり、初心者がどちらを選ぶかによって、レッスン前後の準備のしやすさが変わってきます。
マジックテープ式は、自分一人でも着脱がしやすいのが最大の利点です。レッスンの合間に休憩を挟んだり、複数種目のクラスでグローブを付け外ししたりする機会が多いフィットネス系のレッスンでは、扱いやすさの面でマジックテープ式が選ばれやすい傾向にあります。初心者向けのフィットネスグローブの多くがこの方式を採用しているのも、こうした理由からと考えられます。
一方、紐式は手首の固定力が高く、しっかりと固定した状態でパンチを打ちたい人や、プロ・上級者の練習で選ばれやすいとされています。ただし紐を結ぶのに手間がかかり、基本的には誰かに結んでもらう必要があるため、一人で着脱を完結させたいフィットネス目的の初心者には、やや扱いにくく感じられることがあります。ジムによっては、紐式のグローブにトレーナーが結び方を教えてくれるところもあるので、興味がある場合はジムのスタッフに相談してみるとよいでしょう。
なお、マジックテープ式・紐式のどちらであっても、手首をしっかり覆う長さのカフ(グローブの手首部分)があるモデルを選ぶと、手首のぐらつきを抑えやすいとされています。カフが短いモデルは着脱が楽な一方、手首のサポート力ではやや劣るという見方もあるため、商品ページの写真でカフの長さも確認しておくと安心です。
インナーグローブ(バンテージ)との関係
ボクシンググローブは、素手やタオル生地の手袋の上からそのまま着けるものではなく、手首と指の間にバンテージ(包帯状のテープ)やインナーグローブを巻いてから着用するのが基本とされています。バンテージには手首を安定させ、汗を吸収する役割があるとされ、多くのジムでは初回のレッスンで巻き方を教えてもらえます。グローブ選びと合わせて、バンテージやインナーグローブの用意も検討しておくとよいでしょう。
目的別に見る3タイプ
ここまで見てきたオンス・素材・留め具の組み合わせによって、市販のボクシンググローブはおおよそ3つの系統に分けられます。すべてのモデルがきれいに当てはまるわけではありませんが、店頭やネットショップで「このグローブはどのタイプだろう」と判断する目安として使ってください。
■ フィットネス重視型
オンス6〜10oz程度・合成皮革・マジックテープ式といった組み合わせが多いタイプです。着脱がしやすく、ミット打ちやシャドーボクシング、サンドバッグを使った軽めのトレーニングに向いているとされています。ダイエットや運動不足解消を目的にジムへ通い始めた人に、まず選ばれやすいタイプです。
■ オールラウンド型
オンス10〜12oz程度、合成皮革または本革、マジックテープ式が中心のタイプです。ミット打ちからパートナーとのパッド打ち、軽めのスパーリング的な練習まで幅広くこなせるとされ、レッスンの種類が増えてきた中級者にも選ばれやすい系統です。長く付き合う1組目としても現実的な選択肢です。
■ スパーリング・保護重視型
オンス12〜16oz程度と重めで、パッドが厚く作られていることが多いタイプです。相手と直接打ち合うスパーリング形式の練習や、本格的な競技志向のトレーニング向けとされる一方、フィットネス目的の軽い運動には重さがネックになりやすいとも言われています。ジムからスパーリング用グローブの指定がある場合に検討するタイプです。
選び方の3ステップ
ここまでの知識を踏まえて、実際にボクシンググローブを選ぶ考え方を3つのステップに落とし込みました。段階を踏んで絞り込むと、言葉の羅列に振り回されることなく、候補を絞りやすくなります。焦って1組目から完璧なグローブを選ぼうとする必要はありません。まずはこの3ステップで大きく外さない選択をして、実際にレッスンを受けながら自分の好みを見つけていくつもりで進めてください。
- 1通う予定のジム・レッスン内容を確認する。多くのジムでは体験時にレンタルグローブが用意されていますが、継続して通う場合は自分用のグローブが必要になることが一般的です。レッスンの案内やジムのスタッフに、推奨されるオンスや留め具の指定がないか確認しておくと、購入後のミスマッチを防ぎやすくなります。
- 2オンスと留め具で候補を絞る。目安として、ミット打ち中心のフィットネス目的なら8〜10oz・マジックテープ式、スパーリングも視野に入れるなら12oz前後を基準に3〜5点ほどリストアップします。この時点ではブランドやデザインにこだわりすぎず、まずオンスと留め具のレンジで機械的に絞り込むのがコツです。
- 3可能であればサイズ感や重さを確認する。手を入れたときの指先の余裕や、手首を固定したときの安定感は、数字だけでは分かりません。スポーツ用品店では試着ができる場合が多く、可能であれば購入前に何点か手を通してみるのが確実です。試着が難しい場合は、口コミレビューで手の大きさや使用目的が近い人の感想を探すのも参考になります。
手のサイズは実測して確認する
手の大きさには個人差があり、多くのメーカーが「手のひらの周囲(拳を握った状態での周囲)」を基準にしたサイズ表を公式サイトに掲載しています。通販で購入する場合は、自分の手を実際にメジャーで測ったうえで、商品ページのサイズ表と照らし合わせると失敗しにくくなります。
サイズ選びで失敗しないために
ボクシンググローブは、オンスの数字だけを見て選べば必ず合うというわけではありません。ここでは通販でグローブを選ぶ際に、特に確認しておきたいポイントを整理します。
まず、多くのフィットネス向けグローブは「フリーサイズ」として展開されていますが、実際には手のひらの周囲(拳を握った状態で測った周囲)によってフィット感が変わります。手が小さめの人は、拳を握ったときに内部で手が動いてしまい、パンチのコントロールがしづらく感じることがあります。逆に手が大きめの人は、指先が圧迫されて窮屈に感じる場合もあります。
次に、インナーグローブやバンテージを着用した状態でのフィット感も確認しておきたいポイントです。グローブ単体では余裕があるように見えても、バンテージを巻いた状態だと窮屈に感じることがあります。通販で購入する場合、レビューに「バンテージを巻いた状態での感想」が書かれていないか探してみると、実際の使用感に近いイメージが持ちやすくなります。
また、メーカーやシリーズによってサイズ感には差があります。同じオンス表記でも、ブランドによっては「小さめ」「大きめ」と感じることがあるため、レビューに「サイズ感」についてのコメントがないか確認するのも有効です。特に海外ブランドは日本人の手の形とは異なる木型で作られていることがあり、初めて購入するブランドの場合は、レビューを参考にワンサイズ上げるかどうかを検討してみてください。
通販で失敗しないためのチェックリスト
購入前に「①通うジムから推奨オンスの案内がないか確認したか」「②手のひらの周囲を実測して商品ページのサイズ表と照らし合わせたか」「③そのブランド・シリーズのサイズ感に関するレビューを確認したか」の3点をチェックしておくと、通販でのサイズ選びの失敗を減らしやすくなります。
買ったあとに気をつけたいこと
ボクシンググローブは買って終わりではなく、使っていくうちに劣化していく消耗品でもあります。特に初心者のうちは見落としがちな点をいくつか挙げておきます。
まずグローブの寿命です。使用頻度にもよりますが、フィットネス目的で週1〜2回程度使用する場合、半年〜1年程度でパッドのクッション性が徐々に低下していくとされています。見た目の外側の素材が傷んでいなくても、内部のパッド素材が劣化していることがあるため、「なんとなく打ったときの衝撃を感じやすくなった」と思ったら、買い替えを検討するタイミングかもしれません。
次に、衛生管理です。グローブの内部は汗を吸収しやすく、湿った状態のまま放置すると、においやカビの原因になることがあるとされています。レッスン後は風通しの良い場所で内部までしっかり乾燥させ、消臭・除菌用のスプレーを併用するのも一つの方法です。洗濯機での丸洗いは、素材の劣化や型崩れにつながる場合があるため、基本的には避けたほうが無難とされています。
最後に、グローブと一緒に使うバンテージやインナーグローブも定期的に洗濯し、清潔な状態を保つことをおすすめします。バンテージが汗を吸ったまま繰り返し使われると、グローブ内部の湿気やにおいの原因になりやすいとされています。グローブ本体だけでなく、セットで使う道具全体のお手入れを習慣にしておくと、快適にトレーニングを続けやすくなります。
保管方法にも触れておきます。高温多湿の玄関や、直射日光が当たる場所に長時間置いておくと、素材の劣化が早まりやすくなると言われています。使わないときは風通しの良い場所で保管する習慣をつけておくと、グローブを長持ちさせやすくなります。また、使用後に軽く汗を拭き取っておくだけでも、劣化を遅らせることができます。
こうした細かなメンテナンスは、グローブそのものの性能とは別の話に思えるかもしれません。ですが、道具を大事に使う習慣は、結果的に「今のグローブが合っているか、合っていないか」を自分で判断しやすくすることにもつながります。違和感の原因がグローブ本体にあるのか、単なる劣化にあるのかを切り分けられるようになると、次にグローブを買い替えるときの判断もしやすくなるはずです。
よくある質問
Q初心者はどのくらいのオンスのグローブを選べばいいですか?
Aフィットネス目的でミット打ちやサンドバッグを中心に行う場合は、8oz〜10oz程度のモデルから探すのがおすすめです。手首や腕への負担が比較的軽く、着脱もしやすいマジックテープ式と組み合わせやすいとされています。スパーリング形式のレッスンを予定している場合は、ジムから推奨オンスの案内がないか事前に確認してください。
Qグローブはジムのレンタルではダメですか?
A体験レッスンの間はレンタルグローブで十分なことが多いですが、継続して通う場合は衛生面やフィット感の観点から、自分専用のグローブを用意することをおすすめするジムも多いです。レンタルグローブは不特定多数が使用するため、におい移りや衛生面が気になる人には特に自分用の用意が向いています。
Qマジックテープ式と紐式、どちらを選べばいいですか?
A一人で着脱を完結させたいフィットネス目的の初心者には、マジックテープ式が扱いやすいとされています。紐式は手首の固定力が高い一方、着脱に手間がかかり基本的には誰かに結んでもらう必要があるため、パートナーがいる環境や、より高い固定力を求める人向けとされています。
Q合成皮革と本革、どちらがおすすめですか?
A週1〜2回程度のフィットネス目的であれば、価格が手頃でお手入れもしやすい合成皮革のモデルで十分に対応できることが多いとされています。本革は耐久性やフィット感で優れるという見方がある一方、価格が高くなる傾向があり、練習頻度が上がってきたタイミングでのステップアップ候補として検討するのも一つの方法です。
Qグローブのサイズはどうやって確認すればいいですか?
A多くのメーカーが手のひらの周囲(拳を握った状態での周囲)を基準にしたサイズ表を公式サイトに掲載しています。通販で購入する場合は、自分の手を実際にメジャーで測ったうえで、商品ページのサイズ表と照らし合わせると失敗しにくくなります。バンテージを着用した状態でのフィット感も、可能であれば確認しておくと安心です。
Qグローブはどのくらいで買い替えるべきですか?
A使用頻度にもよりますが、週1〜2回程度のフィットネス目的での使用であれば、半年〜1年程度が目安とされています。見た目の傷みがなくても、内部のパッド素材が劣化していることがあり、打ったときの衝撃を感じやすくなったと感じたら買い替えのサインかもしれません。
Qグローブのお手入れで気をつけることはありますか?
Aレッスン後は風通しの良い場所で内部までしっかり乾燥させることが大切とされています。汗を吸ったまま放置すると、においやカビの原因になる場合があります。洗濯機での丸洗いは素材の劣化や型崩れにつながる可能性があるため避け、消臭・除菌スプレーの利用や、バンテージなど併用する道具の定期的な洗濯を心がけるとよいでしょう。
迷ったらこれ|この記事のNo.1
BODYMAKER フィットネスボクシンググローブ メタリック KG079FGO
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向いている人:キックボクシング・ボクササイズのレッスンにこれから通い始める人
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