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「スイミングスクールに通い始めた」「夏休みにプールへ連れて行く機会が増えた」というとき、子供用の水着と一緒に必ず必要になるのがジュニア用の水泳ゴーグルです。ところが通販サイトやスポーツ用品店の棚には、大人用と見分けがつきにくい商品や、対象年齢の表記がまちまちな商品が並んでいて、どれを選べばいいのか迷ってしまう保護者の方も多いのではないでしょうか。大人用のゴーグルをそのまま子供に使わせてしまうと、こめかみのサイズが合わずに隙間から水が入ったり、ベルトを目一杯締めても緩くてすぐにズレてしまったりすることがあります。また、子供は大人に比べて「なんとなく違和感がある」程度のことをうまく言葉で説明できないため、フィットしていないゴーグルを我慢して使い続け、プールが嫌いになってしまうケースも見られます。この記事では、専門用語を一つずつやさしい言葉に置き換えながら、保護者がどこを見て子供用の水泳ゴーグルを選べばいいかを整理しました。最後には、検討リストに入りやすい4点も比較しています。
この記事でわかること
- ゴーグル選びは「なんとなく大人用の小さいサイズ」で失敗しやすい
- そもそも子供用ゴーグルの仕様で何が変わるのか
- 「対象年齢」の読み方 — 幅の広さと成長を見越したサイズ選び
- 「クッションの有無」の読み方 — 小さな子供ほど重要な要素
- 「鼻ベルト・ヘッドバンドの調整」の読み方 — 成長に合わせられるかがポイント
- 「くもり止め加工」の読み方 — 子供の「怖い」を減らす鍵
ジュニアにおすすめの水泳ゴーグル4選
ここからが具体的な候補の紹介です。あらかじめお伝えしておくと、これらを着ければ必ず快適に泳げる、という話ではありません。いずれもメーカーの商品ページ上で「ジュニア向け」「キッズ向け」として案内されているものを中心に、対象年齢・クッションの有無・機能のバランスが異なる4点を選びました。こちらは記事作成時点の価格です。変動する可能性がある点にご注意ください。購入前に商品ページで最新の価格・在庫・選べるカラー・サイズを確認してください。
4点を並べると、対象年齢と規格・機能の違いで役割が分かれているのが分かります。タバタは4〜9歳という低めの対象年齢で水慣れ段階に向いたモデル、スピードは対象年齢の明記こそないもののブランドの安心感を取ったモデル、アリーナは6〜12歳という対象年齢とWA承認規格を両立したモデル、ミズノは鼻ベルトの調整幅とWA承認を重視したレーシングタイプという差別化がされています。
選ぶ際のポイントは、子供の年齢や体格、そして水泳経験や将来の目標によって変わります。まず低年齢から使い始めたいならタバタ、ブランドの安心感も欲しいならスピード、対象年齢の明記されたモデルで安心して選びたいならアリーナ、将来的に大会出場も考えているならミズノ、という基準で決めると、納得のいく選択がしやすくなります。なお、価格や仕様は変動することがあるので、購入前に商品ページで最新情報を確かめてください。
価格だけで比べると、タバタが手頃に見えるかもしれません。ただし対象年齢の幅が4〜9歳とやや低めのため、体格の成長が早い子供の場合は買い替えの時期も早まる可能性があります。最初の1本として水慣れの期間を乗り切るための道具と考えれば、コストパフォーマンスに優れた選択です。継続してスイミングスクールに通うことが決まってから、対象年齢の高いモデルや大会承認モデルにステップアップするという考え方も十分にありです。
また、今回はいずれも「ジュニア向け」「キッズ向け」として商品ページに明記されているものを選びましたが、ゴーグル選びに正解は一つではありません。同じ対象年齢・同じクッション付きを謳うモデルでも、メーカーごとにフィット感やクッションの沈み込み方には違いがあります。可能であれば、この4点に近い仕様のモデルを店頭で実際に子供の顔に当てて確認してみると、より合う1本が見つかりやすくなります。

ミズノ(MIZUNO) ジュニアレーシングゴーグル ミラーレンズ クッション付き N3JFB752
4.75(4件のレビュー)
参考価格2,970円
ジュニア向けに設計されたレーシングタイプのゴーグル。ツインベルト構造でしっかりフィットし、鼻ベルトはS・M・Lの3サイズから選べます。WORLD AQUATICS(旧FINA)承認モデルで、日本製。くもり止め加工・UV保護機能を備えたポリカーボネート製のアイカップを採用しています。
ここが良い
- 国内大手メーカーの日本製で、品質面での安心感がある
- 鼻ベルトが3サイズから選べ、成長に合わせて調整しやすい
- WORLD AQUATICS承認モデルで、将来的に大会出場も視野に入れやすい
注意点
- レーシングタイプのため、水慣れ段階の未就学児にはやや本格的すぎる場合がある
- 4点の中では価格がやや高め

アリーナ(arena) トレンティ ジュニア WA承認 クッション付き スイミングゴーグル AS5SGG70J
5.00(1件のレビュー)
参考価格2,750円
6歳〜12歳のジュニアスイマーを対象にした、WORLD AQUATICS承認モデル。ミラーレンズにクッションを組み合わせ、フィット感と快適さを両立しています。ポリカーボネート製アイカップとシリコーンゴム製クッションを採用したモデルです。
ここが良い
- 対象年齢が6〜12歳と明記されており、サイズ選びの目安にしやすい
- 世界的な競泳ブランドの製品で、正規取扱店から安心して購入しやすい
- ミラーレンズで屋外プールでのまぶしさも抑えやすいとされる
注意点
- 対象年齢の下限(6歳)より小さい子供にはやや大きく感じられる場合がある
- カラー展開によっては人気サイズが早期に品切れになることがある

スピード(Speedo) バイオフューズ リフレックス ジュニア Biofuse Re-Flex Junior SEB02351
参考価格2,970円
ジュニア向けに設計されたクリアレンズのクッション付きゴーグル。バイオフューズ素材を採用し、顔まわりへのフィット感を高めています。世界的な水泳ブランドのジュニアラインとして、フィットネス・スクール用途で選ばれやすいモデルです。
ここが良い
- 世界的な水泳ブランドの製品で、正規取扱店から安心して購入しやすい
- クリアレンズで室内プールでも視界が確保しやすいとされる
- バイオフューズ素材によるフィット感が特徴で、初めてのジュニアゴーグルとしても選ばれやすい
注意点
- 具体的な対象年齢の数字表記がなく、購入前にサイズ感のレビュー確認が望ましい
- ミラーレンズや承認規格を重視する場合は他モデルの検討も必要
タバタ(TABATA) VIEW 子供用 キッズ ジュニア ミラー スイミングゴーグル V710JMR
2.00(1件のレビュー)
参考価格1,825円
4歳〜9歳を対象にした、日本製のキッズ向けミラーゴーグル。UV保護とくもり止め加工を備え、サイズ調整可能なヘッドバンドを採用しています。4点の中でもっとも低年齢から使いやすい設計で、価格も手頃です。
ここが良い
- 対象年齢が4〜9歳と低めに設定されており、水慣れを始めたばかりの子供に向いている
- 国内の水泳用品専門ブランドで、スイミングスクールでも見かける定番モデル
- 4点の中でもっとも価格が手頃で、まず試してみたい家庭にリスクが少ない
注意点
- 対象年齢の上限を超えると小さく感じられ、買い替えが早まる可能性がある
- WORLD AQUATICSなどの大会承認規格は謳われておらず、大会出場を視野に入れる場合は他モデルの検討が必要
■ スペック比較表
| 商品 | ミズノ(MIZUNO) ジュニアレーシングゴーグル ミラ… | アリーナ(arena) トレンティ ジュニア WA承認 … | スピード(Speedo) バイオフューズ リフレックス … | |
|---|---|---|---|---|
| 参考価格 | 2,970円 | 2,750円 | 2,970円 | 1,825円 |
| 購入 | ||||
| 対象 | ジュニア(競泳用レーシングタイプ) | — | ジュニア | — |
| クッション | クッション付き | クッション付き | クッション付き(バイオフューズ素材) | — |
| 鼻ベルト | S・M・L(3サイズ交換式) | — | — | — |
| ベルト構造 | ツインベルト | — | — | — |
| レンズ素材 | ポリカーボネート(くもり止め加工) | — | — | — |
| 承認規格 | WORLD AQUATICS(旧FINA)承認モデル | WORLD AQUATICS(旧FINA)承認モデル | — | — |
| 原産国 | 日本 | — | — | 日本 |
| 対象年齢 | — | 6歳〜12歳 | — | 4歳〜9歳 |
| レンズ | — | ミラーレンズ | クリアレンズ | ミラーレンズ(ポリカーボネート) |
| 素材 | — | ポリカーボネート(アイカップ)・シリコーンゴム(クッション) | — | — |
| 対応シーン | — | — | スイミングスクール・フィットネス水泳 | — |
| フレーム素材 | — | — | — | エラストマー・ポリカーボネート |
| バンド素材 | — | — | — | エラストマー(サイズ調整可能) |
| 機能 | — | — | — | UV保護・くもり止め加工 |
※ 表は横にスクロールできます。仕様は販売ページの記載にもとづく目安です。
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ゴーグル選びは「なんとなく大人用の小さいサイズ」で失敗しやすい
水泳ゴーグルの通販ページを見ていると、「フリーサイズ」「ジュニアサイズ」「キッズサイズ」といった表記が入り混じっていて、正直どれが自分の子供に合うのか分かりにくいと感じることがあります。実際には、同じ「ジュニア用」というくくりの中でも、対象年齢の想定が4〜9歳向けなのか、6〜12歳向けなのかによって、レンズの大きさやベルトの長さ、鼻ベルトの調整幅がかなり変わります。大人用ゴーグルのフリーサイズをそのまま子供に使わせてしまうと、こめかみの骨格に対してレンズが大きすぎて、水中で顔を動かすたびにズレてしまうことも珍しくありません。
逆に言えば、対象年齢の表記とゴーグルの構造を知ったうえで「今の子供の年齢・顔の大きさに合うタイプ」を選ぶだけで、プールでの快適さや水泳を続けやすさは大きく変わります。スイミングスクールの入会案内に、たいてい「ジュニア用のクッション付きゴーグルをご用意ください」という一文が入っているのも同じ理由です。道具の特性を理解して選ぶことは、タイムを縮める近道というより、子供が水泳を嫌いにならずに続けるための土台づくりに近いものだと考えてください。
この記事では「このゴーグルを着ければ必ず上達する」というような書き方はしません。ゴーグルの効果には個人差があり、子供の顔の形や骨格、年齢、水泳経験によっても合う・合わないが変わるからです。その代わり、商品ページに並ぶ言葉がそれぞれ何を意味していて、保護者にとってどのあたりが無難な目安になるのかを、できるだけ具体的に説明していきます。
また、スイミングスクールの受付やスポーツ用品店の店頭では、子供を連れていると忙しくてスタッフにじっくり相談する時間が取れないこともあります。ネット通販であればなおさら、商品ページの言葉を保護者自身が読み解く必要があります。専門用語を知らないまま「価格が手頃だったから」「パッケージのキャラクターが好みだったから」という理由だけで選んでしまうと、後になって「サイズが合わなかった」「すぐに水が入るようになった」と感じるケースも珍しくありません。言葉の意味さえ分かってしまえば、店頭でもネットでも同じ基準で比較できるようになります。
なお、この記事は主にスイミングスクールやフィットネスジムのプールで、水慣れの練習からクロール・平泳ぎの練習まで幅広く使うことを想定した、4歳〜12歳程度のジュニア用水泳ゴーグルを対象にしています。競泳の大会に本格的に出場するレベルになると、より低抵抗な設計のレーシングモデルが選択肢に入ってきますが、その段階ではコーチやスイミングスクールから具体的な指定がある場合も多いため、まずはこの記事で基本を押さえたうえで相談してみてください。
この記事のスタンス
商品ごとの特徴については個人差がある内容のため、断定を避けた書き方にしています。ゴーグルの相性には個人差が大きく、一律の答えがあるわけではないためです。判断材料として使い、可能であれば購入前に実店舗で子供の顔に当てて確認することをおすすめします。
そもそも子供用ゴーグルの仕様で何が変わるのか
ジュニア用水泳ゴーグルの商品ページには、対象年齢、クッションの有無、レンズの種類、鼻ベルトの調整幅、くもり止め加工など、さまざまな情報が並んでいます。すべてを一度に理解する必要はありませんが、保護者がまず押さえておきたいのは「対象年齢」「クッションの有無」「鼻ベルトの調整」「くもり止め加工」の4つです。この4つを見るだけで、そのゴーグルが今の子供の年齢や成長段階に合っているかどうかが、おおよそ判断できます。
たとえるなら、対象年齢はそもそものサイズ感の目安、クッションの有無は目元への密着のしかた、鼻ベルトの調整は顔の成長に合わせた微調整のしやすさに関わる要素です。対象年齢が実際の子供の年齢に近いモデルであれば、まずレンズやベルトの基本サイズで大きく外すことは少なくなります。そのうえでクッションが付いていれば、多少フィッティングがずれていても水が入りにくくなり、鼻ベルトが調整式であれば、成長して顔が大きくなってもある程度は同じゴーグルを使い続けられます。
一方で、対象年齢の幅が広いモデル(例えば4〜9歳のように5年分をカバーするもの)は、年齢の下限に近い子供にはやや大きく感じられ、上限に近い子供にはややきつく感じられることもあります。これはフリーサイズ・年齢幅対応と、細かいフィット感のトレードオフで、どちらが正解ということではありません。まずは「今の子供の年齢がその対象年齢のレンジの中でどのあたりに位置するか」を意識しておくと、商品ページの表記が意味を持って見えてきます。
もう一つ見落とされがちなのが、くもり止め加工がしっかりしたゴーグルが、子供のプールへのモチベーションに与える影響です。泳いでいる最中にレンズが曇って前が見えづらくなると、子供は「怖い」「気持ち悪い」と感じてプール自体を嫌がるようになることがあります。逆に視界がクリアに保たれるゴーグルであれば、「今日も楽しく泳げた」という成功体験を積みやすくなり、結果としてスイミングスクールを継続する意欲にもつながります。ゴーグル選びは泳ぎの上達だけでなく、子供が水泳を好きになれるかどうかを左右する要素でもあると考えてください。
また、子供は成長のスピードに個人差が大きく、同じ年齢でも顔の大きさやこめかみの骨格にはかなりのばらつきがあります。同じ「ジュニア向け」というくくりでも、体格がしっかりしたお子さんと、まだ骨格が小さめのお子さんとでは、合いやすいサイズやフィット感のタイプが変わってきます。商品ページの対象年齢はあくまで目安として捉え、実際に着けてみて隙間ができていないか、こめかみを強く圧迫していないかを確認する習慣をつけておくとよいでしょう。
「対象年齢」の読み方 — 幅の広さと成長を見越したサイズ選び
ジュニア用ゴーグルの商品ページには「4歳〜9歳」「6歳〜12歳」のように対象年齢の幅が明記されていることが多く、これがサイズ選びの最初の手がかりになります。同じ「ジュニア用」でも、対象年齢の中心が未就学児寄りなのか、小学校高学年寄りなのかによって、レンズの大きさやベルトの標準的な長さが異なります。
初めてゴーグルを用意する未就学児〜小学校低学年のお子さんには、対象年齢が4〜9歳程度に設定された、比較的小さめのレンズと短めのベルトを備えたモデルが扱いやすいとされています。逆に対象年齢が6〜12歳のモデルは、レンズがやや大きめで、小学校高学年頃まで長く使えるように作られていることが多いです。まだ体格が小さいうちにこのタイプを選ぶと、ベルトを一番短く調整してもやや緩く感じられる場合があります。
対象年齢の表記だけでなく、「6ヶ月から12ヶ月」のような競泳ブランドの年齢レンジ表記に出会うこともあります。これは月齢ではなく「6歳から12歳」を意味する表記の癖であることが多いため、購入前に商品ページの説明文をよく読み、誤解しないよう注意してください。
成長のスピードを考えると、ゴーグル本体のサイズだけでなく、鼻ベルトや頭部のベルトが調整・交換できるかどうかも重要な判断材料になります。対象年齢の幅が同じでも、鼻ベルトが複数サイズから選べるモデルであれば、1〜2年程度は同じゴーグルを使い続けられる可能性が高くなります。買い替えの手間や費用を抑えたい場合は、対象年齢のレンジと調整幅の両方を確認しておくと安心です。
「クッションの有無」の読み方 — 小さな子供ほど重要な要素
クッションとは、レンズの周りに取り付けられた柔らかいシリコーン製のパッキンのことです。ジュニア用ゴーグルの多くはクッション付きで設計されていますが、商品ページで「クッション付き」の記載を確認しておくと安心です。
子供、特に骨格がまだ発達段階にある未就学児〜小学校低学年のお子さんには、クッション付きのモデルを強くおすすめします。目の周りにやさしくフィットし、多少ゴーグルの位置がずれても水が入りにくいとされているためです。骨格に合わせて微調整する感覚がまだ身についていない子供にとって、クッションによる多少のフィッティングの甘さを吸収してくれる構造は大きな助けになります。
大人向けのレーシングゴーグルに見られる「クッションなし(ノンクッション)」タイプは、顔の骨格に直接レンズを合わせる必要があり、フィットしないと痛みや水漏れの原因になります。競泳の大会を意識した小学校高学年〜中学生であれば検討の余地がありますが、これから水泳を始める、あるいは水に慣れる段階の子供には不向きとされています。
クッションの素材や厚みは商品によって差があり、「シリコーン3Dクッション」のように立体的な形状を採用したモデルもあります。厚みのあるクッションは装着時の痛みを感じにくい一方、レンズの位置がやや高くなることもあります。まずは価格帯1,500〜3,000円程度の、クッション付きでジュニア・キッズ向けと案内されているモデルを基準に検討するとイメージしやすいでしょう。
「鼻ベルト・ヘッドバンドの調整」の読み方 — 成長に合わせられるかがポイント
鼻ベルト(ノーズブリッジ)は、左右のレンズをつなぐ鼻の部分のパーツで、S・M・Lなど複数サイズが用意されているモデルと、伸縮性のある一体型で調整不要なモデルがあります。ヘッドバンド(後頭部のベルト)も、長さを自由に調整できるタイプが主流です。
鼻ベルトが複数サイズから選べるモデルは、子供の成長に合わせて調整できるため、フィット感を保ちながら長く使い続けやすいとされています。鼻ベルトの長さが合っていないと、レンズの位置が目からずれてしまい、隙間から水が入る原因になることがあります。購入時に鼻ベルトの調整幅やサイズ交換の可否を確認しておくと、子供の顔に合わせやすくなります。
ヘッドバンドについては、後頭部で二股に分かれる構造や、レバー式で簡単に長さを調整できるアジャスターを備えたモデルが、子供でも自分で着脱しやすいとされています。特にスイミングスクールに通い始めたばかりの子供は、自分でゴーグルを装着する練習も並行して行うことが多いため、大人の手を借りなくても調整しやすい構造かどうかも選ぶ際のポイントになります。
なお、伸縮性のある一体型のヘッドバンド・鼻ベルトを採用したモデルは、細かい調整をする手間がない反面、顔の大きさによってはぴったり合わないこともあります。購入前に、レビューで「サイズが合った」「ゆるかった」といった具体的なコメントがないか確認しておくと、通販での失敗を減らしやすくなります。
「くもり止め加工」の読み方 — 子供の「怖い」を減らす鍵
くもり止め加工は、レンズの内側に施されたコーティングで、呼気や体温による水滴の付着を防ぎ、視界のくもりを抑える役割を持っています。商品ページには「くもり止め加工」「UVカット・くもり止め加工」のように機能を訴求する表現が使われることが多いです。
子供のうちは、くもり止め加工が施されたモデルを選ぶことを強くおすすめします。泳いでいる最中にレンズが曇ると、プールの壁やコースロープ、まわりの友達が見えづらくなり、子供が不安を感じて水泳自体を怖がってしまうことがあります。特に水に顔をつけることにまだ慣れていない子供にとって、視界がクリアに保たれるかどうかは、プールへの苦手意識を左右する重要な要素です。
くもり止め加工は使用や洗浄を繰り返すうちに徐々に効果が薄れていくとされており、レンズの内側を指でこすらないよう注意しながら使うことで、効果を長持ちさせやすくなります。子供は無意識にゴーグルのレンズを触ってしまうことも多いため、購入後に「レンズの内側はこすらないようにしようね」と伝えておくとよいでしょう。
なお、くもり止め効果が低下してきた場合、市販のくもり止めスプレーやジェルを使う方法もありますが、子供用ゴーグルの中には目に触れる部分が多いこともあり、使用前にメーカーの注意書きを確認することをおすすめします。効果が大きく落ちてきたと感じたら、無理にケア用品でしのぐより、買い替えを検討したほうが安心な場合もあります。
目的・年齢別に見る3タイプ
ここまで見てきた対象年齢・クッションの有無・鼻ベルト調整の組み合わせによって、市販のジュニア用水泳ゴーグルはおおよそ3つの系統に分けられます。すべてのモデルがきれいに当てはまるわけではありませんが、店頭やネットショップで「このゴーグルはうちの子に合うだろうか」と判断する目安として使ってください。
■ 低年齢・水慣れ重視型
対象年齢4〜9歳程度、クッション付き、調整可能なヘッドバンドといった組み合わせが多いタイプです。目元へのやさしいフィット感と装着のしやすさを両立しており、これから水泳を始める未就学児〜小学校低学年のお子さんに向いているとされています。
■ スイミングスクール・オールラウンド型
対象年齢6〜12歳程度、クッション付きで鼻ベルトが複数サイズから選べる設計が多いタイプです。水慣れの段階から泳法の練習まで幅広くこなせるとされ、スイミングスクールに継続して通うお子さんにも選ばれやすい系統です。成長に合わせて長く使いたい場合の中心的な選択肢になります。
■ ジュニア競泳・大会対応型
WORLD AQUATICS(世界水泳連盟)承認モデルなど、公式大会での使用を想定した設計が多いタイプです。クッション付きでフィッティングのしやすさを保ちながら、視野角や低抵抗性能にも配慮されているとされています。マスターズ大会やジュニアの記録会への参加を視野に入れ始めたお子さん向けです。
選び方の3ステップ
ここまでの知識を踏まえて、実際に子供用の水泳ゴーグルを選ぶ判断の流れを3つのステップにまとめました。この流れに沿って選んでいくと、専門用語や年齢表記に流されずに候補を絞り込みやすくなります。焦って1本目から完璧なゴーグルを選ぼうとする必要はありません。まずはこの3ステップで大きく外さない選択をして、実際に使いながら子供に合うものを見つけていくつもりで進めてください。
- 1子供の年齢と体格を大まかに把握する。実年齢だけでなく、同年代の子供と比べて顔が小さめか大きめかも判断材料にします。未就学児〜小学校低学年で体格も小さめなら「低年齢・水慣れ重視型」寄り、小学校中学年以降やスイミングスクールに継続して通う予定なら「オールラウンド型」寄りから検討すると外しにくくなります。
- 2クッションの有無と鼻ベルトの調整幅で候補を絞る。目安として、クッション付き・鼻ベルトが複数サイズまたは調整式のモデルを3〜5点ほどリストアップします。この時点ではキャラクターデザインや色にこだわりすぎず、まずこの2つの条件で機械的に絞り込むのがコツです。
- 3可能であれば実際に子供の顔に当てて確認する。こめかみへの圧迫感や、鼻の高さとのフィット感は、商品ページの写真だけでは分かりません。スポーツ用品店では試着ができる場合が多く、可能であれば購入前に子供と一緒に何点か着け比べてみるのが確実です。試着が難しい場合は、口コミレビューで似た年齢の子供の使用感についての感想を探すのも参考になります。
購入前に子供の反応も確認する
サイズや機能が良さそうに見えても、実際に着けた子供が「痛い」「きつい」と感じるようであれば、その感覚を優先してあげてください。ゴーグルへの苦手意識がついてしまうと、プールの練習そのものを嫌がる原因になることがあります。試着の際は、装着した状態で少し会話をして、子供の表情や反応も観察してみましょう。
サイズ選びで失敗しないために
子供用の水泳ゴーグルは、対象年齢の表記がある一方で、実際のフィット感は同じ年齢でも子供によって差が出やすいという特徴があります。ここでは通販でジュニア用ゴーグルを選ぶ際に、特に確認しておきたいポイントを整理します。
まず、対象年齢の表記は「その年齢なら平均的に合う」という目安であり、絶対的なサイズ保証ではありません。顔が小さめの子供や、骨格がシャープな子供は、対象年齢の下限に近い年齢であっても、こめかみ部分に隙間ができやすいことがあります。逆に体格がしっかりした子供は、対象年齢の上限に近づく前にサイズが窮屈になることもあります。
次に、鼻の高さや鼻筋の長さも重要な要素です。鼻ベルトの長さが合っていないと、レンズの位置が目からずれてしまい、視界が悪くなったり水が入ったりする原因になります。S・M・Lなど複数の鼻ベルトが付属または交換可能なモデルであれば、購入後に保護者が調整してあげられるため、初めての1本としては扱いやすいでしょう。
また、通販で購入する場合、子供の顔のサイズを事前に測っておくと選びやすくなります。目安として、両方のこめかみの間の幅(顔の横幅)や、鼻の付け根から目の下までの高さを大まかに確認し、商品ページのサイズ感に関するレビューと照らし合わせるとよいでしょう。特に初めて購入するブランドの場合は、レビューを参考に同年代の子供の使用感が近いかを確認してみてください。
通販で失敗しないためのチェックリスト
購入前に「①対象年齢が子供の実年齢・体格に近いか確認したか」「②鼻ベルトのサイズ調整・交換ができるか確認したか」「③そのブランド・シリーズの対象年齢に関するレビューを確認したか」の3点をチェックしておくと、通販でのサイズ選びの失敗を減らしやすくなります。
買ったあとに気をつけたいこと
子供用の水泳ゴーグルは買って終わりではなく、使っていくうちに劣化していく消耗品でもあります。また、大人用以上に「成長による買い替え」も見込んでおく必要があります。特に見落としがちな点をいくつか挙げておきます。
まずゴーグルの寿命です。使用頻度にもよりますが、半年〜1年程度を目安に、クッションのシリコーンが硬化したり、くもり止め加工の効果が薄れたりしていくとされています。見た目にひび割れがなくても、内部のクッション素材やくもり止め加工が劣化していることがあるため、子供が「くもりやすくなった」「水が入るようになった」と言い出したら、買い替えを検討するタイミングかもしれません。
次に、成長による買い替えのタイミングです。子供は数ヶ月〜1年程度で顔の大きさが変わることがあり、去年ぴったりだったゴーグルが今年はきつく感じられることも珍しくありません。鼻ベルトやヘッドバンドを目一杯伸ばしても圧迫感が強い、あるいは逆に目一杯締めても緩い場合は、サイズアップやモデルチェンジのサインと考えてください。
洗い方については、使用後は真水でプールの水や塩素をしっかり洗い流し、直射日光を避けて自然乾燥させるのが基本です。レンズの内側をタオルやティッシュで強くこすると、くもり止め加工が剥がれてしまうことがあるため、水滴は軽く振り払う程度にとどめるよう子供にも伝えておくとよいでしょう。高温になる車内や、直射日光が当たる場所に放置すると、レンズやクッションの素材が劣化しやすくなるとも言われています。
最後に、収納方法です。専用のケースが付属しているモデルも多く、使わないときはケースに入れて保管することで、レンズに傷が付くのを防ぎやすくなります。子供が自分でプールバッグに荷物を詰めるようになったら、ゴーグルをケースにしまう習慣も一緒に教えてあげると、道具を大切に扱う練習にもなります。
よくある質問
Q何歳からジュニア用のゴーグルを使わせればいいですか?
A多くのジュニア用ゴーグルは4歳前後から対象年齢として設定されています。それより小さい年齢では、ゴーグルよりもまず水に顔をつけることに慣れる練習が優先されることが多く、スイミングスクールに通い始めるタイミングで用意する家庭が多いようです。
Q大人用のフリーサイズを子供に使わせてもいいですか?
Aあまりおすすめできません。大人用ゴーグルは子供の顔の骨格に対してレンズが大きすぎることが多く、こめかみに隙間ができて水が入りやすくなったり、ベルトを目一杯締めても緩く感じられたりすることがあります。対象年齢が明記されたジュニア用モデルを選ぶほうが、フィット感の面で安心です。
Qクッション付きとクッションなし、子供にはどちらが向いていますか?
Aクッション付きのモデルがおすすめです。目の周りにやさしくフィットし、多少ゴーグルの位置がずれても水が入りにくいとされています。クッションなし(ノンクッション)のレーシングタイプは、顔の骨格にぴったり合わせる必要があり、フィットしないと痛みの原因になるため、水泳を始めたばかりの子供には不向きとされています。
Q対象年齢の幅が広いモデルを選んでも大丈夫ですか?
A対象年齢の幅が広いモデル(例:6歳〜12歳)は長く使える利点がありますが、年齢の下限に近い子供にはやや大きく感じられることがあります。鼻ベルトやヘッドバンドが調整・交換できるモデルであれば、年齢の幅が広くてもある程度フィット感を保ちやすくなります。
Qジュニア用ゴーグルはどのくらいで買い替えるべきですか?
A劣化の目安は半年〜1年程度ですが、子供の場合は成長による買い替えも見込んでおく必要があります。鼻ベルトやヘッドバンドを目一杯調整しても圧迫感や緩さが気になる場合は、サイズが合わなくなったサインと考え、買い替えを検討してください。
Q子供がゴーグルを嫌がる場合はどうすればいいですか?
Aまずフィット感を確認してください。こめかみを強く圧迫していないか、鼻ベルトの長さが合っているかをチェックし、可能であれば別のサイズやモデルを試着してみましょう。レンズの曇りや水漏れが原因で「怖い」と感じているケースもあるため、くもり止め加工付きのモデルに変えてみるのも一つの方法です。
Q予算はどれくらい見ておけばいいですか?
Aジュニア向けの入門モデルであれば1,800〜3,000円程度で、クッション付き・くもり止め加工ありのモデルが揃います。WORLD AQUATICS承認の競技志向モデルも同程度の価格帯で見つかることがあります。最初の1本であれば、無理に高額なものを選ぶ必要はなく、まずは対象年齢とクッションの有無を優先して選ぶのがおすすめです。
迷ったらこれ|この記事のNo.1

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