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スイミングスクールや大学・実業団の練習メニューで「フィンを使ったキック200m」と指示されたとき、自分のフィンを持っていなくて困った経験はないでしょうか。水泳用のフィン(足ヒレ)は、ダイビングやシュノーケリングで使う長くて大きいフィンとは別物で、プールでのキック強化や体幹の意識づけを目的とした「トレーニングフィン」と呼ばれるジャンルの用具です。ところが実際に売り場や通販サイトを見てみると、硬さの違うモデルが並んでいたり、オープンヒールとフルフットの2種類があったり、サイズ表記がS・M・Lだけでなく「23-24cm」のような足長表記だったりと、初めて選ぶ人にはわかりにくい部分が多くあります。硬すぎるフィンを選んでしまうと、練習中にふくらはぎがつってしまったり、逆に柔らかすぎるフィンでは狙った負荷がかからず、キック力を鍛えるという本来の目的を果たせなかったりすることもあります。この記事では、水泳用フィンの硬さ・サイズ・ヒール構造といった基本の読み方を整理したうえで、目的別に選びやすい定番モデル4点を比較していきます。
この記事でわかること
- フィンは「なんとなく」で選ぶと練習効果が半減する
- そもそもフィンのスペックで何が変わるのか
- 「硬さ」の読み方 — ハード/ソフト/エクストラソフトの違い
- 「ヒール構造」の読み方 — オープンヒールとフルフットの違い
- 「サイズ」の読み方 — S/M/Lと足長表記の両方を確認する
- 目的別に見る3タイプ
目的別おすすめの水泳用フィン4選
ここからは選定した候補の紹介です。先にお伝えしておくと、これらを履けば必ずタイムが縮まる、という話ではありません。いずれもメーカーの商品ページ上で「競泳」「トレーニング」向けとして案内されているものを中心に、硬さ・価格帯のバランスが異なる4点を選びました。こちらの価格は記事作成時点の目安です。日々変動する可能性があります。購入前に商品ページで最新の価格・在庫・サイズを確認してください。
4点を並べると、価格帯とヒール構造で役割が分かれているのが分かります。FINISのZoomer Goldは3,000円台で揃えられるフルフットの入門モデル、FINISのポジティブドライブは短いブレードでフォーム作りに使えるモデル、アリーナのAS6SAZ32Uは硬さを切り替えられるオープンヒールの上位モデル、スピードはキック力強化を意識した高機能モデルという特徴を持つ製品です。
自分にフィットするのは、練習の目的や競泳経験、そして予算によって変わります。まず費用を抑えて試したいならFINISのZoomer Gold、キックのフォームを整えたいならFINISのポジティブドライブ、練習メニューに応じて負荷を調整したいならアリーナのAS6SAZ32U、キック力そのものを鍛えたいならスピードという視点で比較すると、選びやすくなります。購入を検討する際は、価格・仕様が変わっている可能性があるので商品ページも確認してください。
価格だけで比べると、FINISが突出して手頃に見えるかもしれません。ただし、この価格帯のモデルは上位モデルに比べるとブレードの硬さの選択肢が限られています。最初の数か月、フィン練習が自分の練習メニューに合うかどうかを見極める期間の1足としてはコストパフォーマンスに優れています。続けることが決まってから、より高機能な上位モデルにステップアップするという考え方も十分にありです。
また、今回はいずれも「競泳」「トレーニング」向けとして商品ページに明記されているものを選びましたが、フィン選びに正解は一つではありません。同じ価格帯・同じヒール構造を謳うモデルでも、メーカーごとにブレードのしなり方には違いがあります。可能であれば、この4点に近いスペックのモデルをスイミングショップの店頭で実際に手に取ってみると、自分の練習に合う1足が見つかりやすくなります。

【公式】アリーナ arena スイムフィン 2WAY トレーニング ハード ソフト AS6SAZ32U
参考価格11,000円
ブレードの硬さをハード/ソフトの2WAYで使い分けられるアリーナのトレーニングフィン。オープンヒールタイプでシリコーン素材を採用し、練習メニューや体力の変化に合わせて負荷を調整しやすいモデルです。2026年春夏モデル(AS6SAZ32U)で、前年モデルはAS5SAZ32Uとして流通しています。
ここが良い
- デサント公式通販が直接販売しており、正規品として安心して購入しやすい
- ハード/ソフトを切り替えられるため、練習メニューに応じて負荷を調整しやすい
- オープンヒールでストラップ調整がきくため、サイズの微調整がしやすい
注意点
- 4点の中では価格が高めで、初めての1足としてはやや高額に感じる場合がある
- 2WAY仕様は構造がやや複雑で、パーツの着脱に慣れが必要とされる

スピード SPEEDO DMC Elite Max フィン SE42502
参考価格11,850円
DMC(Danny Mitchell Custom)開発のブレード構造を採用したスピードの上位トレーニングフィン。「V字ローレルRVR」構造でキック力と推進力を高め、SILFORM素材で足首の自由度を確保しているとされるモデルです。
ここが良い
- サイズ展開が6段階と細かく、自分の足長に近いサイズを選びやすい
- ブレード形状がキック力強化を意識した設計で、上級者にも扱いやすいとされる
- フルフット構造でフィット感が高く、力のロスが少ないとされる
注意点
- 4点の中でもっとも価格が高い
- フルフットのためサイズ選びを間違えると窮屈さや脱げやすさにつながりやすい

FINIS Zoomer Gold(ズーマーゴールド) スイミングフィン
参考価格3,980円
短めのブレードで、初心者からスイミングスクールの生徒まで幅広く使われているFINISの定番トレーニングフィン。フルフットタイプで、体育の授業やスイミングクラブでの活用を想定した設計とされています。4点の中でもっとも手頃な価格帯です。
ここが良い
- 4点の中でもっとも価格が手頃で、まず試してみたい人にリスクが少ない
- ショートブレードで扱いやすく、初めてフィンを使う人でも泳ぎのリズムを崩しにくいとされる
- 世界的に知られるスイム用品ブランドで、スイミングスクールでの採用例も多い
注意点
- サイズごとに品番が分かれているため、購入時にサイズ表記の確認が必須
- 上級者向けの高負荷なキック練習には物足りなく感じる場合がある
FINIS(フィニス) ポジティブドライブフィン FIN-23510006 (L 24.5-26.0cm)
参考価格約7,120円
短くて幅の広い楕円形ブレードを採用した、全4泳法対応のストロークトレーニングフィン。足のスピードと足首の柔軟性を高めるキックの練習に向いた、フォーム作りに使いやすいモデルです。素材はSurflexで、サイズは22.0〜24.0cm(23510005)と24.5〜26.0cm(23510006)から選べます。
ここが良い
- 短くて幅の広いブレードで、足のスピードと足首の柔軟性を意識したキック練習に取り組みやすいとされる
- 全4泳法に対応し、個人メドレーの練習にも使えるとされる
- 楕円形ブレードであらゆるキックスタイルに適切な推進力が得られるとされる
注意点
- ブレードが短いぶん、ロングフィンほどの推進力は得にくい
- サイズが2種類のため、足のサイズによっては商品ページでの確認が必要
■ スペック比較表
| 商品 | 【公式】アリーナ arena スイムフィン 2WAY ト… | スピード SPEEDO DMC Elite Max フィ… | FINIS Zoomer Gold(ズーマーゴールド) … | |
|---|---|---|---|---|
| 参考価格 | 11,000円 | 11,850円 | 3,980円 | 約7,120円 |
| 購入 | ||||
| ヒール構造 | オープンヒール | フルフット | フルフット | — |
| 硬さ | 2WAY仕様(ハード/ソフト切り替え) | — | — | — |
| 素材 | シリコーン | — | — | Surflex |
| サイズ展開 | S〜LL相当 | S(23-24cm)〜XL(28-30cm)の6段階 | — | — |
| 販売元 | デサント公式通販 楽天市場店(アリーナ国内正規販売元) | — | — | — |
| カラー | — | ブラック・ブルー | — | — |
| 特徴的な構造 | — | V字ローレルRVR構造、SILFORM素材 | — | — |
| サイズ表記 | — | — | 23.5-25.0cm等、サイズ別に品番が分かれる | — |
| ブレード | — | — | 短めのショートブレード | 短く幅の広い楕円形ブレード |
| 想定シーン | — | — | スイミングスクール、体育の授業、部活動 | — |
| ブランド | — | — | — | FINIS(フィニス)(型番 FIN-23510006) |
| 対応泳法 | — | — | — | 全4泳法対応 |
| サイズ | — | — | — | 24.5-26.0cm(L) |
※ 表は横にスクロールできます。仕様は販売ページの記載にもとづく目安です。
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フィンは「なんとなく」で選ぶと練習効果が半減する
スイミングスクールの上級クラスや部活動、マスターズ水泳の練習では、キック力や体幹の使い方を鍛える目的でフィンを使ったメニューが組み込まれることがよくあります。フィンをつけて泳ぐと、足首の可動域が固定され、キックの推進力がダイレクトに伝わるようになるため、素足のキックでは気づきにくいフォームのクセや、キックのタイミングのズレを体感しやすくなるとされています。ただし、これはあくまで「自分の足のサイズと練習の目的に合ったフィン」を使った場合の話です。
売り場やネット通販には、ダイビング用の長いフィン、シュノーケリング用の軽量フィン、そして競泳選手のトレーニング用に作られた短いフィンが混在して並んでいることがあります。見た目が似ているからと安易にダイビング用フィンを選んでしまうと、水泳のバタ足のリズムには合わず、逆に泳ぎにくくなってしまうことがあります。この記事で扱うのは、あくまでプールでの競泳・スイミングスクール向けの「トレーニングフィン(ショートフィン)」です。
また、フィンの硬さ(ラバーのかたさ)は、そのまま脚への負荷の大きさに直結します。普段から下半身のトレーニングを積んでいる人が硬めのフィンを選ぶ分には問題になりにくいですが、運動習慣が少ない人やジュニア世代が硬すぎるフィンを選んでしまうと、ふくらはぎやアキレス腱を痛める原因になることがあるとされています。まずは自分の脚力に合った硬さのレンジを知ることが、フィン選びの土台になります。
この記事でも、商品ごとの特徴については効果を確約するものではないので、「〜とされる」といった表現で紹介しています。フィンの硬さの感じ方には体格や筋力による個人差が大きく、状況によって差があるためです。可能であれば、スイミングスクールのスタッフや所属チームのコーチに相談したうえで、自分の練習メニューに合ったタイプを選ぶことをおすすめします。
この記事で扱う範囲
この記事は、プールでのキック練習用に使う短いトレーニングフィンを対象にしています。素潜り・シュノーケリング用の長いフリーダイビングフィンや、競技用のモノフィンは選び方の基準が異なるため、別途専門店での相談をおすすめします。
そもそもフィンのスペックで何が変わるのか
トレーニングフィンの商品ページには、硬さ(ハード/ソフト)、ヒール構造(オープンヒール/フルフット)、サイズ展開、素材(シリコーンかゴムか)といった情報が並んでいます。初心者がまず押さえておきたいのは「硬さ」「ヒール構造」「サイズ」の3つです。この3つを見るだけで、そのフィンが「初心者向けの負荷が軽いタイプ」なのか「上級者向けの高負荷タイプ」なのかが、おおよそ判断できます。
硬さは脚への負荷の大きさ、ヒール構造は足への装着感、サイズは足長に対するフィット感に関わる要素です。硬いフィンほど水をとらえる力が強くなる一方、キックに必要な力も大きくなります。初心者のうちは「ソフトタイプ」を選んだほうが、フィンに振り回されずに正しいキックフォームを意識しやすくなります。
一方で、柔らかいフィンだけを使い続けていると、キック力そのものを鍛えるという本来の目的からは離れてしまうこともあります。これは負荷と扱いやすさのトレードオフで、どちらが正解ということではありません。まずは「今の自分はフォーム確認を優先する時期なのか、それとも負荷をかけてキック力を鍛えたい時期なのか」を意識しておくと、硬さの選択に迷いにくくなります。
また、フィンは着用しているだけで浮力の補助にもなるため、長い距離を泳ぐ持久系のメニューにも使われます。フィンをつけることで通常より速いペースで泳げるようになり、「ハイペースでの泳ぎ方」を体に覚え込ませる目的で使われることもあります。硬さや浮力の感じ方は個人差が大きいため、まずは基準となるソフトタイプから試してみるのが無難です。
なお、フィンのサイズが合っていないと、泳いでいる最中に脱げてしまったり、逆にきつすぎて足がしびれてしまったりすることがあります。特にオープンヒールタイプはストラップで固定するため多少の調整がききますが、フルフットタイプはサイズ選びをより慎重に行う必要があります。
「硬さ」の読み方 — ハード/ソフト/エクストラソフトの違い
フィンの硬さは、商品ページに「ハードタイプ」「ソフトタイプ」「エクストラソフトタイプ」のように明記されていることが多く、中には1つのモデルで硬さを選べる「2WAY仕様」も存在します。硬さは主にラバー部分(ブレード)の厚みと素材の配合によって決まり、数値化されていることは少ないため、商品説明の文章から読み取る必要があります。
初心者やジュニア、体力に自信がない人にまず勧められやすいのは「ソフトタイプ」または「エクストラソフトタイプ」です。水の抵抗を感じすぎず、キックのリズムを崩さずに泳ぎやすいとされています。逆にハードタイプは、水をしっかりととらえる感覚を得やすい一方、脚への負荷が大きく、キック力に自信のない段階で使うとふくらはぎがつりやすいとされています。
競泳経験者や、キック力の強化を目的にトレーニングを積んでいる人には、ハードタイプや2WAY仕様のフィンが選ばれやすい傾向があります。2WAY仕様は同じフィンでブレードの硬さを差し替えられる設計になっていることが多く、練習メニューや体力の変化に合わせて負荷を調整できる点が特徴です。ただし、その分価格はソフトタイプ専用モデルより高くなる傾向があります。
硬さは主に推進力とキックの負荷に影響しますが、長い時間のキック練習をしたときの疲れやすさとも関係が深い要素です。柔らかめのフィンは長時間のキック練習でも脚への負担が蓄積しにくいとされ、まだキック力が十分でないうちは扱いやすい部分です。一方でタイムを意識した高強度のトレーニングでは、ある程度の硬さがあったほうが狙った負荷をかけやすいという声もあります。
「ヒール構造」の読み方 — オープンヒールとフルフットの違い
ヒール構造とは、かかと部分の作りの違いを指します。「オープンヒール」はかかとが開いていてストラップで固定するタイプ、「フルフット」はかかとまで覆う靴のような構造のタイプです。商品ページではこの2つの違いが明記されていることが一般的です。
オープンヒールタイプは、ストラップの長さで多少のサイズ調整ができるため、足のサイズがちょうど中間だったり、シーズンによって多少サイズが変わったりする人でも扱いやすいとされています。着脱もしやすく、プールサイドで手早く着け外ししたい人にも向いています。一方で、ストラップの締め付け具合によっては、泳いでいる最中にゆるんでしまうこともあるため、購入後は自分の足に合わせて調整しておくことが大切です。
フルフットタイプは、足全体を包み込む構造のため、フィット感が高く、力のロスが少ないとされています。サイズさえ合っていれば脱げにくく、安定したキックがしやすい一方、サイズ選びを間違えると窮屈に感じたり、逆に大きすぎて脱げやすくなったりします。フルフットタイプを選ぶ場合は、サイズ表を必ず確認し、できれば試着してから購入することをおすすめします。
初めてフィンを購入する場合は、サイズ調整のきくオープンヒールタイプから試してみるほうが失敗しにくい傾向があります。すでに自分の足のサイズを正確に把握していて、より高いフィット感を求める場合には、フルフットタイプも候補に入ってきます。
「サイズ」の読み方 — S/M/Lと足長表記の両方を確認する
フィンのサイズ表記は、S・M・Lのようなアルファベット表記と、「23-24cm」のような足長のセンチ表記が併記されていることが多いです。メーカーによって同じ「Mサイズ」でも対応する足長の範囲が異なるため、必ず商品ページのサイズ表を確認する必要があります。
普段履いているスニーカーのサイズをそのまま当てはめると、合わないことがあります。フィンは水中で使うものなので、シューズよりもややタイトめに作られていることが多く、商品ページに記載された足長(かかとからつま先までの実測値)を基準に選ぶのが確実です。自分の足を採寸したことがない場合は、購入前に定規やメジャーで測っておくと失敗しにくくなります。
また、フィンは水を含むとわずかに素材が伸びることもあるとされています。サイズ表でちょうど境目にあたる場合は、レビューで「大きめ」「小さめ」といったコメントがないか確認しておくと、サイズ選びの参考になります。
ジュニア世代は成長によって足のサイズがすぐに変わるため、多少余裕のあるサイズを選ぶ家庭も多いようです。ただし、大きすぎるフィンは脱げやすくなり、練習中に紛失してしまうこともあるため、余裕を持たせすぎないことも大切です。
サイズ選びのチェックポイント
購入前に「①足長を実測したか」「②商品ページのサイズ表(cm表記)を確認したか」「③オープンヒールかフルフットかを確認したか」の3点をチェックしておくと、通販でのサイズ選びの失敗を減らしやすくなります。
目的別に見る3タイプ
ここまで見てきた硬さ・ヒール構造・サイズの組み合わせによって、市販のトレーニングフィンはおおよそ3つの系統に分けられます。すべてのモデルがきれいに当てはまるわけではありませんが、店頭やネットショップで「このフィンはどのタイプだろう」と判断する目安として使ってください。
■ 初心者・フォーム確認型
エクストラソフト〜ソフトタイプのブレード、オープンヒール構造の組み合わせが多いタイプです。水の抵抗を感じすぎず、キックのリズムやフォームを確認する練習に向いているとされています。スイミングスクールに通い始めたばかりの人、ジュニア世代に選ばれやすい系統です。
■ オールラウンド型
ソフト〜ハードを切り替えられる2WAY仕様や、ミドルクラスの硬さのモデルが多いタイプです。フォーム練習からキック力強化まで幅広くこなせるとされ、部活動やマスターズ水泳への参加者にも選ばれやすい系統です。最初の1足として最も選ばれやすいタイプでもあります。
■ キック力強化・上級者型
ハードタイプのブレードを採用したモデルが多いタイプです。水をしっかりとらえる力が強く、下半身の筋力トレーニングを兼ねたキック練習に向いているとされる一方、脚への負荷が大きく、キック力に自信のないうちに使うとふくらはぎがつりやすいとされています。競泳経験が豊富な人向けです。
選び方の3ステップ
ここまでの知識を踏まえて、実際にフィンを選ぶ流れを3つのステップでまとめました。一つずつ確認しながら進めると、スペックの羅列に迷わされずに候補を決めやすくなります。
- 1自分の練習目的を大まかに把握する。フォーム確認や持久系メニューが中心であれば「初心者・フォーム確認型」寄り、部活動やマスターズ水泳で幅広く使いたい場合は「オールラウンド型」寄りから検討すると外しにくくなります。最初から「キック力強化・上級者型」を選ぶのは、よほど競泳経験が豊富な人以外にはおすすめしません。
- 2足長を実測し、サイズ表と照らし合わせる。普段のスニーカーサイズではなく、実際に足長を測ったうえで、各メーカーのサイズ表(cm表記)と照合します。境目のサイズで迷った場合は、レビューのサイズ感コメントも参考にしてください。
- 3ヒール構造を決める。サイズ調整のきくオープンヒールタイプか、フィット感の高いフルフットタイプかを、自分の足の把握度合いと使い方に応じて選びます。初めての1足であれば、オープンヒールタイプのほうが失敗しにくい傾向があります。
コーチやスクールへの相談もおすすめ
すでにスイミングスクールや部活動に所属している場合は、指導者に「どのくらいの硬さのフィンを使っているか」を聞いてみるのも有効です。同じ練習メニューをこなしているメンバーの選び方は、自分に合ったフィン選びの参考になりやすいためです。
サイズ選びで失敗しないために
フィンは、普段履いているシューズと同じ感覚でサイズを選べば必ず合うというわけではありません。ここでは通販でフィンを選ぶ際に、特に確認しておきたいポイントを整理します。
まず、自分の足長を実測することです。メジャーや定規を使い、かかとからもっとも長い指の先までを測ります。この数値をもとに、各メーカーのサイズ表(cm表記)と照らし合わせるのが、通販で失敗しないもっとも確実な方法です。
次に、左右で足のサイズがわずかに異なる人は珍しくありません。フィンは基本的に左右セットでの販売ですが、購入前に自分の左右の足長を両方測っておき、大きいほうの足に合わせてサイズを選ぶと窮屈さを避けやすくなります。
また、フルフットタイプとオープンヒールタイプでは、同じ足長でも選ぶべきサイズの感覚が異なることがあります。フルフットタイプはジャストサイズか、レビューで「やや大きめ」といったコメントがあれば一つ下のサイズを検討するなど、購入前にレビューを確認しておくとサイズ選びの失敗を減らせます。
通販で失敗しないためのチェックリスト
購入前に「①足長を実測したか」「②メーカーごとのサイズ表(cm表記)を確認したか」「③フルフット/オープンヒールの違いを理解したか」の3点をチェックしておくと、通販でのサイズ選びの失敗を減らしやすくなります。
買ったあとに気をつけたいこと
フィンは買って終わりではなく、使っていくうちに劣化していく消耗品でもあります。特に初心者のうちは見落としがちな点をいくつか挙げておきます。
まずフィンの寿命です。プールの塩素にさらされ続けることで、ゴムやシリコーン素材は徐々に硬化・劣化していくとされています。使用頻度にもよりますが、1〜2年程度でブレードにひび割れが見られるようになったら、買い替えを検討するタイミングかもしれません。
次に、洗い方と保管方法です。使用後は真水でしっかり塩素を洗い流し、直射日光の当たらない風通しの良い場所で自然乾燥させるのが基本です。高温になる車内や、直射日光の当たる窓際に放置すると、素材の劣化が早まる可能性があるとされています。
最後に、ストラップの点検です。オープンヒールタイプのストラップは、ゴムやシリコーンでできているため、素材の劣化とともに伸びたり切れやすくなったりすることがあります。練習前にストラップの状態を軽く確認しておく習慣をつけておくと、練習中のトラブルを防ぎやすくなります。
こうした細かなメンテナンスは、フィンそのものの性能とは別の話に思えるかもしれません。ですが、道具を大事に使う習慣は、結果的に「今のフィンが自分の練習に合っているか」を判断しやすくすることにもつながります。
よくある質問
Q初心者はどんな硬さのフィンを選べばいいですか?
A目安として、ソフトタイプやエクストラソフトタイプのブレードを採用したモデルから探すのがおすすめです。水の抵抗を感じすぎず、キックのリズムやフォームを確認しながら泳ぎやすいとされています。ハードタイプは推進力が強い一方、脚への負荷が大きく、キック力に自信のない段階では扱いにくいことがあります。
Qダイビング用のフィンを水泳の練習に使ってもいいですか?
Aダイビング用やシュノーケリング用のフィンはブレードが長く、水泳のバタ足のリズムには合わないことが多いとされています。プールでのキック練習には、この記事で紹介したような短いトレーニングフィン(ショートフィン)を選ぶことをおすすめします。
Qサイズはいつものスニーカーと同じでいいですか?
Aフィンは水中で使うものなのでシューズよりもタイトめに作られていることが多く、普段のスニーカーサイズをそのまま当てはめると合わないことがあります。足長を実測したうえで、メーカーごとのサイズ表(cm表記)と照らし合わせて選ぶのが確実です。
Qオープンヒールとフルフットはどちらを選べばいいですか?
A初めての1足であれば、ストラップで多少のサイズ調整がきくオープンヒールタイプのほうが失敗しにくい傾向があります。すでに自分の足のサイズを正確に把握していて、より高いフィット感を求める場合には、フルフットタイプも候補に入ってきます。
Qフィンを使うとキックが速くなりすぎて不安です。無理のない使い方はありますか?
Aフィンは推進力を高める道具なので、慣れないうちはペースが上がりすぎて呼吸が乱れることがあります。最初は短い距離・低い強度から始め、フィンをつけた状態でのキックのリズムに体を慣らしてから、徐々に距離や強度を上げていくのがおすすめです。
Qフィンはどのくらいで買い替えるべきですか?
A使用頻度にもよりますが、プールの塩素による劣化で1〜2年程度を目安にブレードのひび割れや硬化が見られることがあります。見た目に大きな損傷がなくても、以前より柔らかく・硬くなったと感じたら、買い替えのサインかもしれません。
Q予算はどれくらい見ておけばいいですか?
A入門向けのフルフットタイプであれば3,000円台〜5,000円程度、オープンヒールのスタンダードモデルは5,000円前後、硬さを切り替えられる上位モデルやキック力強化を意識したモデルは1万円を超えることもあります。最初の1足であれば、無理に高額なものを選ぶ必要はなく、まずは自分のサイズと硬さに合うものを優先して選ぶのがおすすめです。
迷ったらこれ|この記事のNo.1

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向いている人:すでにフィン練習に慣れていて、硬さを使い分けたい人
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