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サーフボードケース(バッグ)の選び方とおすすめ4選
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サーフボードケース(バッグ)の選び方とおすすめ4選

サーフボードを車での移動や飛行機での旅行時に守るサーフボードケース(ボードケース/ボードバッグ)の選び方を、ハードケースとソフトケースの違い・パッド厚・サイズ選びの観点からやさしく解説。用途別に選びやすい定番モデル4点も比較して紹介します。

公開:更新:執筆:SPOGEAR編集部

本記事にはアフィリエイト広告(PR)が含まれます。掲載商品は編集部が楽天市場・Yahoo!ショッピングで販売実態を確認したうえで選定しており、広告主の意向で評価を変えることはありません。編集方針を見る →

サーフィンを始めて自分のボードを持つようになると、次に悩むのが「ボードをどうやって運ぶか」です。近所のポイントに車で通うだけなら裸のままキャリアに積んでいる人も多いですが、駐車場でのちょっとした接触や、他の荷物との擦れ、直射日光による変形など、ボードは思いのほかデリケートな道具です。さらに旅行や遠征でボードを飛行機に預ける場合は、専用の「サーフボードケース(ボードケース/ボードバッグ)」がほぼ必須になります。ところが実際に売り場や通販サイトを見てみると、「デイユース」「トラベル」「ハードケース」「ソックス(ニットカバー)」といった種類が並んでいて、何が自分の使い方に合うのか判断しにくいと感じる人も少なくありません。普通のスポーツバッグとは違い、ボードケースは「板の形状に合わせたサイズ選び」と「パッドの厚み」という独特の基準があり、この2つを押さえないまま選んでしまうと、せっかく買ったのにボードが入らなかったり、逆に緩すぎて中で動いてしまったりすることがあります。この記事では、サーフボードケースを選ぶときに見ておきたい種類・サイズ・パッド厚といった基本の読み方を整理したうえで、用途別に選びやすい定番モデル4点を比較していきます。

この記事でわかること

  • サーフボードケースは「ボードを守る保険」として考える
  • そもそもボードケースのスペックで何が変わるのか
  • 「種類」の読み方 — デイユース・トラベル(ハードケース)・ソックスの違い
  • 「サイズ」の読み方 — 長さ・幅と余裕の持たせ方
  • 「パッド厚」の読み方 — 何mmあれば安心なのか
  • 目的別に見る3タイプ
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目的別おすすめのサーフボードケース4選

以下で具体的な候補を紹介しますが、その前に一点、これさえ買えばボードが一切傷つかなくなる、という話ではありません。いずれもメーカーの商品ページ上で「サーフボード」向けのケースとして案内されているものを中心に、種類・パッド厚・価格帯のバランスが異なる4点を選びました。価格は記事公開時点の情報です。セールなどにより変動することがあります。購入前に商品ページで最新の価格・在庫・サイズを確認してください。

4点を並べると、用途と価格帯で役割が分かれているのが分かります。NOGESのジップレスハードケースは7,000円台で揃えられる日常使い向けの入門モデル、FCSのデイ オールパーパスは日常使いに特化したスタンダードなハードケース、Ocean&EarthのCOR-Xシリーズは2本収納できる複数本用モデル、FCSのトラベル1は飛行機移動を前提とした本格的なトラベルケースという色分けになっています。

どれを選ぶかは、移動手段とボードの本数、そして予算によって変わります。まず費用を抑えて日常使い用に試したいならNOGES、ショートボードをしっかり守りたいならFCSのデイ オールパーパス、複数本を使い分けたいならOcean&EarthのCOR-X、遠征や飛行機移動が多いならFCSのトラベル1という基準を意識すると、選びやすくなるでしょう。価格・仕様は変動する場合があるため、購入前に商品ページで最新情報のご確認をお願いします。

価格だけで比べると、NOGESが手頃に見えるかもしれません。ただし、この価格帯のモデルはパッドが5mm程度と薄めのことが多く、飛行機での預け荷物のような過酷な取り扱いを想定した設計にはなっていません。まずは日常使い用に試してみて、遠征や飛行機移動の予定が増えてきたタイミングで、より保護性能の高いトラベルケースにステップアップするという考え方も十分にありです。

また、今回はいずれもメーカーの商品ページ上でサーフボード用として案内されているものを選びましたが、ケース選びに正解は一つではありません。同じパッド厚・同じ対応サイズを謳うモデルでも、ブランドごとに補強の入れ方やジッパーの作り込みには違いがあります。可能であれば、この4点に近いスペックのモデルをサーフショップの店頭で実際に手に取ってみると、自分のボードに合う1つが見つかりやすくなります。

No.1FCS(エフシーエス) トラベル1 ハードケース ロングボード用 9'2"
遠征・飛行機移動向けの1本用モデル

FCS(エフシーエス) トラベル1 ハードケース ロングボード用 9'2"

参考価格26,400円

新しくなったFCSのトラベルケースシリーズの1本用モデル。ラバーコーティングされた厚手のリップストップ素材と棺型の2層構造を採用し、飛行機での預け荷物を想定した高いレベルでの保護を実現するとされる位置づけのケースです。

こんな人にロングボードで国内外のサーフトリップに出かける機会がある人
対応ボード長ロングボード 9'2"(279.4cm)まで
対応最大幅約56.4cmまで
パッド厚ボディ約10mm・ノーズ約5mm追加
重量目安約4.45kg(メーカー公表値)

ここが良い

  • 厚手のリップストップ素材と2層構造で、飛行機移動を想定した高い保護性能を備えるとされる
  • テール部分に拡張ジッパーがあり、フィンを付けたまま収納しやすい設計とされる
  • ジッパー部分に1年間の保証が付いており、遠征で酷使しても安心感がある

注意点

  • 4点の中では重量があり、空港内を長距離持ち歩くにはやや負担になりやすい
  • 近所のポイント通いだけであればオーバースペックになりやすい
No.2FCS(エフシーエス) デイ オールパーパス 3DXFIT ハードケース 6'7"
デイユース向けの定番モデル

FCS(エフシーエス) デイ オールパーパス 3DXFIT ハードケース 6'7"

参考価格15,840円

デッキ面センターの伸縮性ストリップで様々な幅のボードにフィットする「3D FIT」構造を採用した、日常使い向けのハードケース。600Dナイロンによる耐水コーティングと通気性を両立した設計とされています。

こんな人に近所のポイントへ車で通う日常使いのショートボーダー
対応ボード長ショートボード 6'8"(203.2cm)まで
対応最大幅約53.7cmまで
パッド厚約5mm
素材耐水コーティング600Dナイロン

ここが良い

  • 3D FIT構造で幅の異なるボードにもフィットしやすいとされる
  • 通気性を考慮した穴あきストリップで、湿気がこもりにくい設計とされる
  • ジッパー部分に1年間の保証が付いており、日常使いでも安心感がある

注意点

  • パッド厚が5mmとトラベルタイプに比べ薄く、飛行機での預け荷物には不向きとされる
  • 幅広なファンボード・ロングボードには対応サイズ違いのモデルを選ぶ必要がある
No.3Ocean&Earth(オーシャン&アース) COR-Xシリーズ ハードケース ショートボード用 6'4"
2本収納可能な複数本用モデル

Ocean&Earth(オーシャン&アース) COR-Xシリーズ ハードケース ショートボード用 6'4"

参考価格25,850円

オーストラリア発の老舗サーフブランドOcean&EarthのCOR-Xシリーズ。ショートボードを2本収納できる設計で、破れにくい撥水性ナイロン生地と衝撃吸収フォームを採用し、より気軽に安全に持ち運べるハードケースとして案内されています。

こんな人に複数本のショートボードを使い分けながら遠征に持ち出したい人
対応ボード長ショートボード 6'4"(193.0cm)基準
対応最大幅約22.5インチ(約57cm)、多少前後あり
パッド厚約5mm(2ボードカバー部は約10mm)
付属品取り外し可能な38mmショルダーストラップ、吊り下げフック

ここが良い

  • ショートボードを2本収納できる設計で、コンディションに応じた使い分けに対応しやすい
  • 内部に大型ポケットがあり、フィンやワックスなどの小物もまとめて収納しやすい
  • 国内外のトップライダーのフィードバックを反映したシリーズとされ、実績のあるブランド

注意点

  • 4点の中でも比較的高価格帯に位置する
  • 2本収納を前提とした設計のため、1本だけ運ぶ場合は中でボードが動きやすい可能性がある
No.4NOGES(ノージス) ジップレスハードケース ファンボード用 7'0"
ジップレス構造の日常使いモデル

NOGES(ノージス) ジップレスハードケース ファンボード用 7'0"

4.63(43件のレビュー)

参考価格7,780円

ジッパーを使わず、マジックテープと左右のストラップだけで収納できる新タイプのハードケース。金属パーツがなく塩害による腐食の心配がないとされ、日常使いはもちろん、遠征時のインナーケースとしても使いやすい設計です。

こんな人に出し入れの手軽さを重視したい人、ファンボードを日常的に持ち運ぶ人
対応ボード長ファンボード 6'3"〜7'0"(約190〜214cm)
ケース外寸長さ約225cm×幅約67cm
パッド厚約5mm
留め具マジックテープ+プラバックル(ジップレス)

ここが良い

  • ジッパーがなく、金属部分の塩害による腐食を気にしなくてよい構造とされる
  • テール部分をロールアップして長さを調整でき、ボードサイズが変わっても使い続けやすい
  • 日常使いだけでなく、遠征時のインナーケースとしても活用できるとされる

注意点

  • 入り口が1か所のみのシンプルな構造で、開口部の使い勝手はハードケースの中では簡素な部類
  • パッド厚は5mmとされ、飛行機での預け荷物のような激しい取り扱いには不向き

■ スペック比較表

商品FCS(エフシーエス) トラベル1 ハードケース ロングボード用 9'2"FCS(エフシーエス) トラベル1 ハードケース ロング…FCS(エフシーエス) デイ オールパーパス 3DXFIT ハードケース 6'7"FCS(エフシーエス) デイ オールパーパス 3DXFI…Ocean&Earth(オーシャン&アース) COR-Xシリーズ ハードケース ショートボード用 6'4"Ocean&Earth(オーシャン&アース) COR-X…NOGES(ノージス) ジップレスハードケース ファンボード用 7'0"NOGES(ノージス) ジップレスハードケース ファンボ…
参考価格26,400円15,840円25,850円7,780円
購入
対応ボード長ロングボード 9'2"(279.4cm)までショートボード 6'8"(203.2cm)までショートボード 6'4"(193.0cm)基準ファンボード 6'3"〜7'0"(約190〜214cm)
対応最大幅約56.4cmまで約53.7cmまで約22.5インチ(約57cm)、多少前後あり—
パッド厚ボディ約10mm・ノーズ約5mm追加約5mm約5mm(2ボードカバー部は約10mm)約5mm
重量目安約4.45kg(メーカー公表値)———
素材—耐水コーティング600Dナイロン——
付属品——取り外し可能な38mmショルダーストラップ、吊り下げフック—
ケース外寸———長さ約225cm×幅約67cm
留め具———マジックテープ+プラバックル(ジップレス)

※ 表は横にスクロールできます。仕様は販売ページの記載にもとづく目安です。

※ 価格・在庫は変動します。最新情報は各ストアでご確認ください。当サイトはアフィリエイトプログラムを利用しています。

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サーフボードケースは「ボードを守る保険」として考える

サーフショップの店頭やネット通販でボードを購入すると、店員から「ケースも一緒にどうですか」と勧められることがあります。まだ近所のポイントにしか行かない初心者のうちは、正直なところ必要性を感じにくいかもしれません。しかし、サーフボードは表面のFRP(繊維強化プラスチック)やエポキシ樹脂が思いのほか傷つきやすく、車の乗せ降ろしのたびに少しずつ小さな傷やへこみ(デント)が蓄積していきます。

特に注意したいのが、車内やルーフキャリアでの「熱」と「擦れ」です。夏場に締め切った車内やキャリアの上にボードを長時間置いておくと、素材が変形(デラミネーションと呼ばれる層の浮きなど)する可能性があるとされ、また他の荷物やキャリアのバーとボードが直接擦れることで、細かい傷が積み重なっていきます。ケースはこうしたリスクを完全にゼロにするものではありませんが、緩衝材となることで、こうしたダメージを受けにくくする役割を果たすとされています。

この記事では「このケースを使えば絶対にボードが傷つかない」というような書き方はしません。ケースの保護性能には製品ごとに差があり、積み方や運び方によっても結果は変わってくるからです。その代わり、商品ページに並ぶ「デイユース」「トラベル」「3Dフィット」「パッド厚◯mm」といった専門的な表現がそれぞれ何を意味していて、自分の使い方にはどのあたりが合うのかを、できるだけ具体的に説明していきます。

また、商品ごとの特徴については断定的な言い方は避け、「〜とされる」「〜しやすい」という表現にしています。ケースの使い勝手にはボードの形状や積み方による個人差が大きく、条件によって変わってくるためです。判断材料として使い、可能であればサーフショップの店頭で実際のサイズ感を確認することをおすすめします。

この記事で扱う範囲

この記事は、近所のポイントへの車移動から、飛行機を使ったサーフトリップまでを想定した、ショートボード・ファンボード・ロングボード用のサーフボードケースを対象にしています。ボディボード専用のケースや、ボード自体に貼るデッキパッド・ノーズガードなどのパーツ類は扱っていません。あくまで「ボード本体を運ぶための外装ケース」という観点で比較しています。

そもそもボードケースのスペックで何が変わるのか

サーフボードケースの商品ページには、対応ボード長(フィート表記)、対応幅、パッド厚(mm)、素材(ナイロン生地のデニール数など)、収納本数(1本用/2本用)といった情報が並んでいます。初めて選ぶ人がまず押さえておきたいのは「サイズ(長さ・幅)」「パッド厚」「用途(デイユース/トラベル)」の3つです。この3つを見るだけで、そのケースが「近所のポイント通い向け」なのか「飛行機での遠征向け」なのかが、おおよそ判断できます。

サイズは自分のボードが物理的に収まるかどうかに関わる要素、パッド厚は衝撃をどれだけ吸収できるか、用途は移動手段に合った作りになっているかを示す指標です。サイズが合っていないと、そもそもボードが入らなかったり、逆に大きすぎて中で動いてしまったりします。近所のポイントに車で通うだけであれば、パッドが薄めの「デイユース」タイプのケースで十分なことが多いです。

一方で、飛行機を使ったサーフトリップでは、預け荷物として粗く扱われることを前提に、10mm前後の厚いパッドを備えた「トラベル」タイプのハードケースが必要になります。近所用の薄いケースをそのまま空港に持ち込んでしまうと、ボードを保護しきれずに破損してしまうリスクが高まるとされています。まずは「自分がどんな場面でボードを運ぶか」を思い浮かべながら、必要なパッド厚の目安を考えてみてください。

また、複数本のボードを持っている人にとっては、1本用と2本以上収納できる複数本用のどちらを選ぶかも重要な判断材料になります。トリップ先で気候や波のサイズに応じてボードを使い分けたい場合は、複数本用のトラベルケースがあると荷物をまとめやすくなります。逆に普段使いのメインボード1本だけを大切に運びたい場合は、1本用のぴったりしたサイズのケースのほうが中で動きにくく、扱いやすいことが多いとされています。

なお、ボードケースはボード本体やフィンほど頻繁に買い替えるものではありません。使う頻度や移動手段が変わりにくいアイテムでもあるため、最初にある程度しっかりした作りのものを選んでおくと、結果的に長く付き合えることが多いとされています。

「種類」の読み方 — デイユース・トラベル(ハードケース)・ソックスの違い

サーフボードケースは、大きく分けて「デイユース(ソフトケース)」「トラベル(ハードケース)」「ボードソックス(ニットカバー)」の3種類に分類されることが一般的です。それぞれ保護性能と持ち運びやすさのバランスが異なります。

デイユース(ソフトケース)は、パッド厚が5mm前後と比較的薄めで、日常的な車での移動を想定した軽量なタイプです。ショルダーストラップが付いていて持ち運びやすく、価格も手頃なモデルが多いのが特徴です。ただし、飛行機の預け荷物のような激しい取り扱いには耐えられない設計になっていることが多く、あくまで「近距離の車移動用」と位置づけられています。

トラベル(ハードケース)は、10mm前後の厚いパッドと、棺(ひつぎ)のような立体的な2層構造を採用したタイプで、飛行機での預け荷物を前提に設計されています。表面には撥水性の高いリップストップ生地やラバーコーティングが施され、ノーズ部分にはさらに厚いパッドが配置されているモデルもあります。価格は高めですが、サーフトリップに出かける頻度が高い人には欠かせないアイテムとされています。

ボードソックス(ニットカバー)は、伸縮性のあるニット生地でボードを覆う、パッドの入っていない薄手のカバーです。衝撃吸収の役割はほとんど期待できませんが、車の中でボード同士がこすれて細かい傷がつくのを防いだり、直射日光による色あせ・変形をある程度防いだりする用途で使われます。単体で運搬用に使うというより、家での保管時や、ハードケースの中でのボード同士の緩衝材として併用されることが多いとされています。

複数の種類を使い分けるという考え方

「1つのケースで全部済ませたい」と考える人も多いですが、実際には近所用のデイユースケースと、遠征用のトラベルハードケースを使い分けているサーファーも少なくありません。移動頻度と距離に応じて、必要なタイプを見極めることが失敗しない選び方の第一歩です。

「サイズ」の読み方 — 長さ・幅と余裕の持たせ方

ボードケースのサイズは、商品ページに「6'0"」「9'2"」といったフィート・インチ表記の対応ボード長と、対応最大幅(インチまたはcm)で示されていることが一般的です。この表記を自分のボードの実寸と正しく照らし合わせることが、サイズ選びで失敗しないための基本になります。

まず、ケースの対応サイズは「これより短い/細いボードなら入る」という上限の目安であることが多く、ぴったりのサイズを選ぶ人もいれば、少し余裕を持たせたサイズを選ぶ人もいます。あまりにサイズに余裕がありすぎると、ケースの中でボードが動いてしまい、かえって傷やデントの原因になることがあるとされています。逆にぎりぎりのサイズだと、フィンを付けたままでは収納できなかったり、ジッパーの開閉がしにくかったりすることもあります。

複数のボードを1つのケースにまとめて運びたい場合は、いちばん長いボードの長さを基準にケースを選ぶ必要があります。ショートボードとファンボードを一緒に収納したい場合は、長いほうのファンボードのサイズに合わせて選ぶのが基本です。ただし、長さに余裕がありすぎると短いボードが中で動きやすくなるため、必要であればボードソックスや緩衝材を併用して固定することをおすすめします。

また、ケースのサイズ表記には「対応最大幅」も記載されていますが、ノーズライダーのような幅広なロングボードや、レトロなフィッシュボードなど、通常のショートボードより幅が出やすい形状のボードを持っている場合は、この幅の項目を特に注意して確認してください。幅がぎりぎりだと、ジッパーに負荷がかかり破損の原因になることがあります。

購入前に実測しておきたい寸法

通販でケースを購入する前に、自分のボードの「ノーズからテールまでの長さ」「もっとも幅の広い部分の幅」「厚み(レール部分)」の3か所を実際にメジャーで測っておくと、商品ページの対応サイズと照らし合わせやすくなり、サイズ選びの失敗を減らせます。

「パッド厚」の読み方 — 何mmあれば安心なのか

ボードケースの衝撃吸収性能を示す指標として、多くの商品ページに「パッド厚◯mm」という表記があります。このパッド厚が、そのケースがどの程度の衝撃からボードを守れるかの、ひとつの目安になります。

デイユースタイプは5mm前後のパッドを採用しているモデルが多く、車の乗せ降ろしや、他の荷物との軽い接触程度から保護することを想定しているとされています。一方、飛行機での預け荷物を前提としたトラベルタイプは10mm前後、あるいはノーズ部分にさらに厚みを持たせて15mm前後まで強化しているモデルもあり、荷物の積み下ろしでぶつけられたり、上に重い荷物を載せられたりするような、より過酷な状況を想定した作りになっています。

ただし、パッドが厚ければ厚いほど良いというわけでもありません。パッドが厚くなるほどケース自体の重量とサイズも増し、持ち運びの負担が大きくなります。特にケースを担いで空港内を長距離移動する場合や、電車を利用してポイントまで移動する場合は、パッドの厚みと携行のしやすさのバランスを考える必要があります。

なお、パッド厚の表記はあくまでメーカーが公表する目安であり、パッドの厚みだけでは衝撃吸収性能のすべてを判断できません。生地の硬さや、ノーズ・テール・レールといった部位ごとの補強の有無、ジッパー部分の作り込みなど、複数の要素が組み合わさって全体の保護性能が決まるとされています。パッド厚は判断材料のひとつとして参考にしつつ、可能であれば商品ページの説明文全体にも目を通しておくことをおすすめします。

完全に壊れないわけではないことに注意

どれだけパッドが厚いケースであっても、航空会社の預け荷物の取り扱いや、極端な圧力・衝撃を完全に防げるわけではないとされています。特に高価なボードを飛行機で運ぶ場合は、ケースの保護性能だけに頼らず、搭乗前に航空会社のサーフボード規定(追加料金・重量制限など)を確認しておくことをおすすめします。

目的別に見る3タイプ

ここまで見てきた種類・サイズ・パッド厚の組み合わせによって、市販のサーフボードケースはおおよそ3つの系統に分けられます。すべてのモデルがきれいに当てはまるわけではありませんが、店頭やネットショップで「このケースはどのタイプだろう」と判断する目安として使ってください。

■ 近所ポイント通い型

パッド厚5mm前後のデイユースタイプが中心です。車での乗せ降ろしや、他の荷物との軽い接触から保護できるとされ、軽量で持ち運びやすいのが特徴です。週末に近所のポイントへ車で通う人や、初めてのケースを探している人に向いています。

■ サーフトリップ・遠征型

パッド厚10mm前後のトラベル(ハードケース)タイプが中心です。飛行機での預け荷物を前提とした作りで、複数本収納できるモデルも多く、国内外へのサーフトリップに出かける人に選ばれやすい系統です。

■ 保管・補助併用型

パッドの入っていないボードソックス(ニットカバー)が中心です。単体での運搬用というより、自宅での保管時のホコリよけや、トラベルケースの中でボード同士を仕切る緩衝材として、他のケースと併用されることが多いタイプです。

選び方の3ステップ

ここまでの知識を踏まえて、実際にサーフボードケースを選ぶ考え方を3つの手順にまとめました。この手順に沿って選んでいくと、スペックの羅列に振り回されにくくなり、選びやすくなります。

  1. 1ボードを実測する。ノーズからテールまでの長さ、もっとも幅の広い部分の幅を実際にメジャーで測り、複数本を1つのケースにまとめたい場合は、いちばん長いボードの寸法を基準に必要なサイズのレンジを把握します。
  2. 2移動シーンを確認する。近所のポイントへの車移動が中心なのか、飛行機を使ったサーフトリップに出かける予定があるのかで、必要なパッド厚と種類(デイユース/トラベル)が大きく変わってきます。年に数回でも飛行機移動の予定があるなら、最初からトラベルタイプを選んでおくと買い替えの手間を減らせます。
  3. 3収納本数を考える。メインボード1本だけを大切に運びたいのか、コンディションに応じて複数本を使い分けたいのかによって、1本用・複数本用のどちらを選ぶべきかが決まります。将来的にボードを増やす予定がある場合は、少し余裕のある複数本用を検討する価値もあります。

中古ボードを持ち運ぶ場合

中古で購入したボードは、購入時点で細かい傷やデントがすでについていることも多く、その状態を悪化させないという意味でも、ケースの導入は早いタイミングで検討する価値があります。特に価格の高いミッドレングス・ロングボードほど、保護の優先度は高くなる傾向があります。

サイズ選びで失敗しないために

サーフボードケースは、ボードの実寸をきちんと把握しないまま「なんとなく」で選んでしまうと、必ず合うというわけではありません。ここでは通販でケースを選ぶ際に、特に確認しておきたいポイントを整理します。

まず、自分のボードのノーズからテールまでの長さと、もっとも幅の広い部分の幅を、実際にメジャーで測ってみることです。ボード購入時のスペック表記(フィート・インチ)だけを頼りにすると、実測値と多少のズレがあることもあります。写真だけでなく、商品ページのサイズ表記(対応ボード長・対応最大幅)と自分の実測値を照らし合わせて確認するのがおすすめです。

次に、複数本のボードを1つのケースにまとめたい場合は、いちばん長い・幅広いボードを基準にサイズを選ぶことです。ショートボードとファンボードを一緒に収納したい場合、ファンボードのサイズに合わせて選ばないと、そもそも収納できない可能性があります。レビューに「サイズ表記通りだと窮屈だった」といったコメントがないか、購入前に確認しておくと失敗しにくくなります。

また、フィンを付けたまま収納したいか、外してから収納するかによっても、必要なケースの内部スペースは変わってきます。テール部分に拡張ジッパーがあるモデルであれば、フィンを付けたままでも収納しやすいとされていますが、モデルによってはフィンを外すことを前提とした設計になっている場合もあるため、商品ページの説明をよく確認しておくことをおすすめします。

通販で失敗しないためのチェックリスト

購入前に「①ボードの長さ・幅を実測したか」「②商品ページの対応ボード長・対応最大幅を確認したか」「③デイユース/トラベルのどちらの用途に合うタイプかを理解したか」の3点をチェックしておくと、通販でのサイズ選びの失敗を減らしやすくなります。

買ったあとに気をつけたいこと

サーフボードケースは買って終わりではなく、使っていくうちにお手入れや取り扱いの注意が必要になる道具でもあります。特に初めて専用ケースを使う人が見落としがちな点をいくつか挙げておきます。

まず、使用後は海水や砂を落としてから収納することです。濡れたままのボードをケースに入れっぱなしにしておくと、ケース内側に湿気がこもり、カビや嫌なにおいの原因になることがあるとされています。海から上がったら真水でボードとケースの汚れを流し、それぞれ別に乾かしてから収納する習慣をつけておくと、ケース自体も長持ちしやすくなります。

次に、直射日光や高温環境での保管を避けることです。夏場の車内や、締め切った物置などにケースごとボードを長時間放置すると、ケース内部の温度が上がり、ボードの変形につながる可能性があるとされています。ボードを含め、熱に弱い道具であることを念頭に置いて保管場所を選ぶことをおすすめします。

最後に、ジッパーの点検です。ボードケースは砂や潮風にさらされる頻度が高いため、金属製のファスナーは錆びやすく、樹脂製の金具も劣化が早まる傾向があるとされています。使用後に軽く水気と砂を拭き取っておくだけでも、可動部分の劣化を遅らせることができます。

なお、ケースに入れたボードを持ち運ぶ際、特にロングボードや複数本収納のケースは総重量がかなりのものになります。無理な体勢で持ち上げようとすると腰や肩に負担がかかることがあるため、車への積み下ろしや空港内での移動では、無理をせず周囲の人に手伝ってもらう、キャスター付きの台車を利用するなど、自分の体調や体力に合わせた運び方を心がけてください。腰や肩に違和感が続く場合は、無理をせず医療機関や専門家に相談することをおすすめします。

よくある質問

Q近所のポイントに車で通うだけなら、ケースは必要ありませんか?

Aケースなしでも運ぶこと自体は可能ですが、車の乗せ降ろしのたびに小さな傷やデントが蓄積しやすいとされています。また夏場の車内やキャリア上での熱による変形のリスクもあるため、パッドが薄めのデイユースタイプのケースだけでも用意しておくと、ボードを長く良い状態で使いやすくなります。

Qデイユースケースとトラベル(ハードケース)はどちらを選べばいいですか?

A近所のポイントへの車移動が中心であれば、パッド厚5mm前後のデイユースタイプで十分なことが多いです。一方、飛行機での預け荷物として運ぶ予定があるなら、10mm前後の厚いパッドを備えたトラベル(ハードケース)タイプを選ぶことをおすすめします。

Qサイズはどれくらいの余裕を持たせて選べばいいですか?

Aボードの実測サイズ(長さ・幅)に対して、極端に大きすぎるケースを選ぶと、中でボードが動いて傷やデントの原因になることがあるとされています。逆にぎりぎりのサイズだとフィンを付けたまま収納しづらいこともあるため、商品ページの対応サイズと自分のボードの実測値を照らし合わせ、無理のない範囲で選ぶのが目安です。

Q複数本のボードを1つのケースにまとめて運べますか?

A2本以上収納できる複数本用のケースであれば可能です。ただし、いちばん長い・幅広いボードのサイズを基準に選ぶ必要があり、サイズが合っていないと収納できない場合があります。複数本をよく持ち運ぶ人は、最初から複数本用のモデルを検討する価値があります。

Qケースに入れれば飛行機での破損は防げますか?

Aパッドの厚いトラベルケースであっても、航空会社の預け荷物の取り扱いや、極端な圧力・衝撃を完全に防げるとは限らないとされています。ケースの保護性能だけに頼らず、搭乗前に利用する航空会社のサーフボードに関する規定(追加料金・重量制限・梱包要件など)を事前に確認しておくことをおすすめします。

Q使用後のお手入れで気をつけることはありますか?

A使用後はできるだけ早く海水や砂を真水で洗い流し、ボードとケースをそれぞれ別に乾かしてから収納することをおすすめします。濡れたまま長時間ケースに入れっぱなしにすると、内部に湿気がこもりカビや匂いの原因になることがあるとされています。

Q予算はどれくらい見ておけばいいですか?

Aジップレス構造のシンプルな日常使いモデルであれば7,000円台から、しっかりした作りのスタンダードなハードケースは1万5千円前後、複数本収納できるモデルや飛行機移動を前提としたトラベルケースは2万5千円前後が目安です。最初の1つであれば、無理に高額なものを選ぶ必要はなく、まずは自分の移動シーンに合う種類とサイズを優先して選ぶのがおすすめです。

迷ったらこれ|この記事のNo.1

FCS(エフシーエス) トラベル1 ハードケース ロングボード用 9'2"

FCS(エフシーエス) トラベル1 ハードケース ロングボード用 9'2"

参考価格 26,400円

向いている人:ロングボードで国内外のサーフトリップに出かける機会がある人

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