本記事にはアフィリエイト広告(PR)が含まれます。掲載商品は編集部が楽天市場・Yahoo!ショッピングで販売実態を確認したうえで選定しており、広告主の意向で評価を変えることはありません。編集方針を見る →
「週末だけ海に通う趣味のサーファーだけれど、そろそろ自分用のウェットスーツを持ちたい」「レンタルではなく自分のサイズに合ったものを選びたい」というとき、多くの人がまず戸惑うのがウェットスーツ選びです。サーフショップの店頭やネット通販には、3mm、4/3mm、5/3mmといった厚み表記、バックジップ・チェストジップ・ジップレスといったジップ位置の違い、GBSやフラットロックといった縫製方法の名前など、専門用語がところ狭しと並んでいます。プロを目指すわけでも、大会に出るわけでもない趣味レベルのサーファーにとって、この情報量は決して少なくありません。結果として「とりあえず見た目が気に入ったから」「価格が手頃だったから」という理由だけで選んでしまい、いざ海に入ってみたら「水が入ってきて寒い」「肩周りが窮屈でパドリングしづらい」と感じるケースも珍しくありません。ウェットスーツは体に直接密着させて長時間水中で使う道具であり、体格や住んでいる地域の水温、サーフィンをする季節によって適した仕様が変わってきます。この記事では、専門用語を一つずつやさしい言葉に置き換えながら、週末サーファーがどこを見てウェットスーツを選べばいいかを整理しました。最後には、注目されやすい定番フルスーツ4点も比較しています。
この記事でわかること
- ウェットスーツ選びは「なんとなく」で失敗しやすい
- そもそも仕様で何が変わるのか
- 「厚み表記」の読み方 — 保温性を左右する最重要ポイント
- 「ジップ位置」の読み方 — バックジップ・チェストジップ・ジップレス
- 「縫製方法」の読み方 — 水の浸入しにくさを左右する
- 目的別に見る3タイプ
この記事で比較する商品
週末サーファーにおすすめのウェットスーツ4選
具体的な候補は次の通りです。紹介の前に、これらを着れば必ず快適に波に乗れる、という話ではありません。いずれもメーカーの商品ページ上で3mm/2mm前後のフルスーツとして案内されているものを中心に、ジップ位置や縫製、ブランドの傾向が異なる4点を選びました。価格は記事作成時点の参考価格で、在庫状況によって変動する場合があります。購入前に商品ページで最新の価格・在庫・選べるサイズを確認してください。
4点を並べると、いずれもボディ3mm・腕2mm前後のバックジップ仕様という点では共通していますが、素材やブランドの強みで役割が分かれています。オニールは世界的な知名度とサイズ展開の広さ、リップカールは縫製の作り込み、クイックシルバーはデザイン性と裏地の肌当たり、ビラボンは老舗ブランドとしての安心感とバランスの良さが特徴です。
選び方のポイントは、体格やサーフィンをする季節・地域、そして予算によって変わります。まずサイズ展開の広さで選びたいなら1着目、縫製の丈夫さを重視するなら2着目、裏地の肌当たりを重視するなら3着目、老舗ブランドの安心感を求めるなら4着目、という視点で選べば、大きく外すことは少ないでしょう。価格・在庫は変動するため、購入前に必ず商品ページで最新情報を確認してください。
価格帯で見ると4点とも大きな差はなく、いずれも本格的なサーフブランドのフルスーツとしては標準的な水準です。この価格帯のモデルは、上位モデルに比べると裏地の起毛感や縫製の補強箇所の数で差があるとされています。まずは週末サーファーとして継続できるかどうかを見極める期間の1着としては十分な機能を備えており、続けることが決まってから、より高機能な上位モデルや厳冬期用の厚手モデルへステップアップするという考え方も十分にありです。
また、今回はいずれも3mm/2mm前後のフルスーツとして商品ページに明記されているものを選びましたが、ウェットスーツ選びに正解は一つではありません。同じ厚み・同じバックジップを謳うモデルでも、メーカーごとにシルエットや伸縮性には違いがあります。可能であれば、この4点に近い仕様のモデルをサーフショップで実際に試着してみると、自分の体格により合う1着が見つかりやすくなります。

オニール(O'NEILL) REACTOR-2 メンズ ウェットスーツ 3mm/2mm フルスーツ
参考価格29,150円
世界的なサーフブランドであるオニールの定番フルスーツ。ボディ3mm・腕2mmの構成で、バックジップ採用により着脱がしやすいモデルです。Fluid Flexテクノロジーによる柔軟性と、フル裏地仕様による保温性を両立しているとされ、これから1着目を揃える週末サーファーの候補になりやすいモデルです。
ここが良い
- 世界的なサーフブランドの製品で、正規取扱店から安心して購入しやすい
- バックジップ採用で着脱がしやすく、一人での着替えが多い週末サーファーに扱いやすいとされる
- サイズ展開が8サイズと幅広く、体格に合わせて選びやすい
注意点
- バックジップ構造のため、チェストジップと比べると水がやや入りやすいとされる
- 真冬の水温が特に低いエリアでは、より厚手のモデルの検討も必要になる場合がある

リップカール(Rip Curl) OMEGA 111MFS メンズ ウェットスーツ 3mm/2mm フルスーツ
参考価格29,150円
サーフィン専門ブランドのリップカールによるフルスーツ。E5ネオプレンとE3ネオプレンを使い分けた構成で、保温性と柔軟性のバランスを取っているとされます。GBS縫製にシールテープ補強を加えた仕様で、縫い目からの水の浸入を抑える設計になっています。
ここが良い
- サーフィン専門ブランドとして長年の実績があり、サーファーからの認知度が高い
- GBS縫製+シールテープ補強で、縫い目からの水の浸入を抑えやすいとされる
- 胸・背中のラバー面がワックスの付着を抑えやすいとされ、扱いやすい
注意点
- 在庫の変動が大きく、サイズによっては欠品していることがある
- バックジップ構造のため、チェストジップモデルと比べると保温性はやや控えめとされる

クイックシルバー(QUIKSILVER) Prologue メンズ ウェットスーツ 3mm/2mm フルスーツ
参考価格29,150円
サーフブランドのクイックシルバーによる入門〜中級者向けフルスーツ。ボディ3mm・腕2mmの構成に、フリース素材の裏地を採用し、保温性と耐久性を確保しているとされます。肩パッドなどの機能パーツも搭載され、パドリングのしやすさを意識した設計です。
ここが良い
- サーフカルチャーの発信力が強いブランドで、デザイン面での満足度も高いとされる
- フリース素材の裏地で、着用時の肌当たりが柔らかいとされる
- 肩パッドなどの機能パーツにより、パドリング時の動きやすさに配慮されている
注意点
- サイズによっては欠品しやすく、購入タイミングによっては選べる色・サイズが限られる
- 真冬の厳しい水温には、より厚手のモデルの方が向いているとされる

ビラボン(Billabong) ABSOLUTE メンズ ウェットスーツ 3mm/2mm フルスーツ
参考価格29,150円(在庫状況により変動)
サーフブランドのビラボンによるフルスーツ。ボディ3mm・腕2mmの構成に、Superflex Jersey素材を採用し、パドリング時の動きやすさに配慮した設計とされています。バックジップ仕様で着脱がしやすく、価格帯も他の3点と近いバランス型のモデルです。
ここが良い
- 老舗サーフブランドとして世界的な知名度があり、サイズ表記も分かりやすい
- Superflex Jersey素材によりパドリング時の動きやすさが確保されているとされる
- 他の3点と近い価格帯で比較検討しやすい
注意点
- 人気モデルのため、サイズによっては品薄・欠品になりやすい
- 販売店によって在庫や価格の変動が大きく、購入前の在庫確認が必要
■ スペック比較表
| 商品 | オニール(O'NEILL) REACTOR-2 メンズ … | リップカール(Rip Curl) OMEGA 111MF… | クイックシルバー(QUIKSILVER) Prologu… | ビラボン(Billabong) ABSOLUTE メンズ… |
|---|---|---|---|---|
| 参考価格 | 29,150円 | 29,150円 | 29,150円 | 29,150円(在庫状況により変動) |
| 購入 | ||||
| 厚み | ボディ3mm/腕2mm | ボディ3mm/腕・脚2mm | ボディ3mm/腕2mm | ボディ3mm/腕2mm |
| ジップ位置 | バックジップ | バックジップ | バックジップ | バックジップ |
| 裏地 | フル裏地仕様 | — | フリース素材 | — |
| サイズ展開 | XS〜XLの8サイズ | S〜XL(身長168〜183cm目安) | S〜XL(身長168〜183cm目安) | S〜XL(身長168〜183cm目安) |
| 対応シーズン | 秋〜春の目安(地域・水温により前後) | — | — | — |
| 素材 | — | E5ネオプレン(腕)・E3ネオプレン(裏地) | — | Superflex Jersey |
| 縫製 | — | GBS縫製+シールテープ補強 | — | — |
| モデル名 | — | — | Prologue(プロローグ) | ABSOLUTE(アブソリュート) |
※ 表は横にスクロールできます。仕様は販売ページの記載にもとづく目安です。
※ 価格・在庫は変動します。最新情報は各ストアでご確認ください。当サイトはアフィリエイトプログラムを利用しています。
この道具の最安値をまとめて比較 →
サーフィンウェットスーツ45点を、Amazon・楽天・Yahoo!の価格で並べて比較できます。
サーフィンでよく買われる道具
この記事を読んでいる人がよく使うサービス
PR※ アフィリエイトプログラムを利用しています。料金・キャンペーンは変動するため最新情報は各公式サイトでご確認ください。
ウェットスーツ選びは「なんとなく」で失敗しやすい
サーフィンを始めたばかりの頃は、ウェットスーツの違いなんてどれも似たようなものだと感じるかもしれません。ですが実際には、同じ「フルスーツ」というくくりの中でも、厚みやジップ位置、縫製方法によって、着たときの保温性や動きやすさ、水の入りにくさがかなり変わります。真冬の水温が低い時期に、秋口向けの薄手のフルスーツをそのまま着てしまうと、パドリング中に体が冷えてしまい、長時間海に入っていられなくなることがあります。
逆に言えば、ウェットスーツの仕様を知ったうえで「今の自分の使い方に合うタイプ」を選ぶだけで、海に入ったときの快適さや、サーフィンを続けやすさは大きく変わります。地域のサーフショップで「このあたりの海なら、このくらいの厚みがあれば安心ですよ」と案内されるのも、水温や気候に応じた保温性の目安があるからです。道具の特性を理解して選ぶことは、上達の近道というより、寒さでサーフィンが嫌にならずに続けるための土台づくりに近いものだと考えてください。
この記事では「このウェットスーツを着れば必ず快適」というような書き方はしません。ウェットスーツのフィット感には個人差があり、体格や普段の運動量、寒さの感じ方によっても合う・合わないが変わるからです。その代わり、商品ページに並ぶ言葉がそれぞれ何を意味していて、週末サーファーにとってどのあたりが無難な目安になるのかを、できるだけ具体的に説明していきます。
また、サーフショップの店頭では、混雑している時間帯だとスタッフに詳しく説明してもらう時間が取れないこともあります。ネット通販であればなおさら、商品ページの言葉を自分で読み解く必要があります。専門用語を知らないまま「レビューの評価が高いから」「セールで安かったから」という理由だけで選んでしまうと、後になって「思っていたのと違った」と感じることもあります。言葉の意味さえ分かってしまえば、店頭でもネットでも同じ基準で比較できるようになります。
なお、この記事は主に国内の海でショートボードやロングボードを使ってサーフィンを楽しむ、週末レベルの趣味サーファーを対象にしています。トライアスロンのオープンウォータースイムや素潜り・ダイビング用のウェットスーツは、浮力や動きやすさの重視ポイントが異なります。これから始めるのがサーフィンなのか、他のウォータースポーツなのかを、まず確認したうえで商品を探すようにしてください。
この記事のスタンス
商品ごとの特徴については感じ方に差があることを踏まえ、「〜とされる」という表現にとどめています。ウェットスーツの相性や保温性の感じ方には個人差が大きく、個人差の影響が大きいためです。判断材料として使い、可能であれば購入前に実店舗で試着することをおすすめします。また、冷たい水温での長時間の使用は身体への負担が大きく、体調や持病によっては注意が必要な場合があります。心配な場合は自己判断せず、医師やサーフショップのスタッフ、インストラクターに相談してください。
そもそも仕様で何が変わるのか
ウェットスーツの商品ページには、厚み、ジップ位置、素材、縫製方法など、さまざまな情報が並んでいます。すべてを一度に理解する必要はありませんが、週末サーファーがまず押さえておきたいのは「厚み表記」「ジップ位置」「縫製方法」「フィット感・サイズ」の4つです。この4つを見るだけで、そのウェットスーツが「保温性重視」なのか「動きやすさ重視」なのかが、おおよそ判断できます。
たとえるなら、厚みは寒さへの耐性、ジップ位置は着脱のしやすさと水の入りにくさ、縫製方法は水の浸入のしにくさと耐久性に関わる要素です。厚みが十分であれば長時間パドリングしても体が冷えにくくなりますし、縫製がしっかりしていれば波に揉まれても水が染み込みにくくなります。週末サーファーのうちは「自分がサーフィンをする季節・地域に合った保温性」と「パドリングのしやすさ」を優先したほうが、海に入ることそのものへの抵抗感を減らしやすくなります。
一方で、厚手のウェットスーツは、動きやすさという面ではやや窮屈に感じることもあります。これは保温性と動きやすさのトレードオフで、どちらが正解ということではありません。まずは「自分は年間を通してどの季節に海に入る予定なのか」を意識しておくと、商品ページの厚み表記が意味を持って見えてきます。
もう一つ見落とされがちなのが、体に合ったウェットスーツが継続のモチベーションに与える影響です。海に入っている最中に寒さを感じたり、突っ張り感でパドリングがつらいと感じたりすると、サーフィン自体を楽しいと感じる前に嫌になってしまう人もいます。逆に、自分の体格と使い方に合ったウェットスーツであれば、「今日も気持ちよく波に乗れた」という成功体験を早く積むことができ、結果として続けやすさそのものが上がりやすくなります。ウェットスーツ選びは技術の話であると同時に、続けやすさを左右する要素でもあると考えてください。
また、体格の違いも無視できません。サーフィンは年齢や性別を問わず楽しめるスポーツですが、身長や体重、体型のバランスによって、フィットするウェットスーツのサイズは大きく変わります。同じ「Mサイズ」というくくりでも、筋肉質な人と、細身の人とでは、合いやすいシルエットが変わってきます。商品ページの説明を見るときは、一般的なサイズ表と同時に「自分は締め付けが気になりやすいほうか」という自己認識も判断材料に加えてみてください。
「厚み表記」の読み方 — 保温性を左右する最重要ポイント
厚み表記とは「3mm」「4/3mm」「5/3mm」のように、ミリ単位でネオプレン素材の厚さを示したものです。数字が並んでいる場合は「胴体部分の厚み/腕・脚部分の厚み」を意味しており、たとえば「4/3mm」であれば胴体が4mm、腕や脚が3mmという構成になります。腕や脚を胴体より薄くすることで、パドリングやテイクオフの動きやすさを確保している設計です。
一般的な目安として、水温が20℃を超える夏場であれば2mmや3mmの薄手タイプ、水温が15〜20℃程度の春・秋であれば3mmや3/2mmのフルスーツ、水温が15℃を下回る真冬であれば4/3mmや5/3mmのフルスーツが選ばれやすいとされています。ただしこれはあくまで一般的な目安であり、実際に適した厚みはサーフィンをするエリアの水温、風の強さ、そして個人の寒さの感じ方によって変わります。地域のサーフショップに「この時期はどのくらいの厚みが必要か」を確認するのが最も確実な方法です。
週末サーファーで、まず1着目のフルスーツを選ぶ場合は、自分がよく海に入る季節を基準に考えるのがおすすめです。年間を通して海に入りたい場合は、秋〜春にかけて対応できる3/2mm前後のフルスーツを軸に、真冬用に厚手のものを追加するという考え方もあります。逆に夏場しか海に入らないのであれば、無理に厚手のものを選ぶ必要はありません。
また、同じ「3mm」という表記でも、メーカーやモデルによってネオプレン素材の質やストレッチ性は異なります。近年は「スーパーストレッチ」「ウルトラフレックス」といった名称で、薄くても伸縮性が高く保温性を確保した素材を使ったモデルも増えています。厚みの数字だけでなく、素材名やストレッチ性についての説明もあわせて確認すると、より実際の着心地に近いイメージがつかめます。
水温と体調への配慮
冷たい水温での長時間の活動は、想像以上に体力を消耗し、低体温につながることもあるとされています。特に真冬の海に入る場合は、フルスーツに加えてブーツ・グローブ・フードといった防寒アイテムの併用も検討し、体調がすぐれないときや持病がある場合は無理をせず、事前に医師やインストラクターに相談することをおすすめします。
「ジップ位置」の読み方 — バックジップ・チェストジップ・ジップレス
ジップ位置とは、ウェットスーツを着脱するためのファスナーがどこに付いているかを示したものです。大きく分けて「バックジップ(背中)」「チェストジップ(胸)」「ジップレス(ジッパーなし)」の3タイプがあり、それぞれ着脱のしやすさと水の入りにくさのバランスが異なります。
バックジップは背中の中央に大きなファスナーがあるタイプで、着脱がしやすく、価格も比較的手頃なモデルが多いとされています。一人で着替えることが多い週末サーファーにとっては、着脱のしやすさは実用面で大きなメリットです。一方で、背中に長いファスナーがある分、その部分から水が入りやすいとも言われています。
チェストジップは胸元に小さめのファスナーがあり、首元から頭を通して着るタイプです。背中のファスナーがない、または短いため、水の入りにくさや保温性の面で優れているとされ、中級者以上に選ばれる傾向があります。ただし着脱にはややコツが要り、初めて着る際は窮屈に感じることもあります。
ジップレスは、ファスナーを使わずに伸縮性の高い開口部から着るタイプです。水の浸入経路がさらに少なく、動きやすさも確保しやすいとされていますが、素材の伸縮性に依存する分、体格に合ったサイズを選ぶ精度がより重要になります。週末サーファーが最初の1着を選ぶ際は、着脱のしやすさを優先してバックジップから検討し、慣れてきたらチェストジップやジップレスを試してみるという流れが無難です。
「縫製方法」の読み方 — 水の浸入しにくさを左右する
縫製方法は、ネオプレンのパーツ同士をどう縫い合わせているかを示すもので、商品ページには「GBS(グルード・アンド・ブラインド・ステッチ)」「フラットロック」といった名称で記載されています。この縫製方法の違いが、縫い目からの水の浸入しにくさに直結します。
GBSは、パーツ同士を接着剤で貼り合わせたうえで、生地を貫通させずに縫う(ブラインドステッチ)ことで、縫い目からの水の浸入を抑える方法です。さらに縫い目の上からシームテープを貼って補強しているモデルも多く、フルスーツの多くはこのGBS縫製を採用しています。フラットロックは生地を貫通させて縫い合わせる方法で、通気性がよく主に夏用の薄手モデルに使われますが、フルスーツとしては水が入りやすいとされているため、寒い時期の使用にはあまり向いていません。
週末サーファーが秋から春にかけて使うフルスーツを選ぶ場合は、GBS縫製、できればシームテープ補強ありのモデルを選ぶと、水の浸入による冷えを抑えやすくなります。商品ページに縫製方法の記載がない場合は、販売店に問い合わせて確認してみるのも一つの方法です。
目的別に見る3タイプ
ここまで見てきた厚み・ジップ位置・縫製方法の組み合わせによって、市販のウェットスーツはおおよそ3つの系統に分けられます。すべてのモデルがきれいに当てはまるわけではありませんが、店頭やネットショップで「このウェットスーツはどのタイプだろう」と判断する目安として使ってください。
■ オールシーズン・入門型
バックジップ・3mm前後・GBS縫製といった組み合わせが多いタイプです。着脱のしやすさと価格のバランスがよく、これから週末サーファーとしてウェットスーツを1着目として揃えたい人に向いているとされています。
■ バランス型(春〜秋メイン)
3/2mmや4/3mmで、チェストジップを採用したモデルが多いタイプです。保温性と動きやすさのバランスを取った設計で、週末に頻繁に海へ通うようになった人の2着目としても選ばれやすい系統です。
■ 厳冬期・保温重視型
4/3mmや5/3mmと厚手で、裏地に起毛素材を使ったモデルが多いタイプです。真冬の水温が低い時期でも長時間パドリングしたい人向けとされる一方、価格は高くなりやすく、動きやすさはやや控えめになる傾向があります。
選び方の3ステップ
ここまでの知識を踏まえて、実際にウェットスーツを選ぶ手順を3つに整理してみました。手順どおりに進めていくと、専門用語にまどわされずに候補を決めやすくなります。焦って1着目から完璧なウェットスーツを選ぼうとする必要はありません。まずはこの3ステップで大きく外さない選択をして、実際に着てみながら自分の好みを見つけていくつもりで進めてください。
- 1自分がサーフィンをする季節と地域を大まかに把握する。年間を通して海に入りたい場合は「バランス型」寄り、特定の季節だけ海に入る場合はその季節に合った厚みのタイプから検討すると外しにくくなります。
- 2厚みと縫製方法で候補を絞る。目安として、自分のシーズンに合った厚みで、GBS縫製・シームテープ補強ありのモデルを3〜5点ほどリストアップします。この時点ではブランドやデザインにこだわりすぎず、まずこの2つの条件で機械的に絞り込むのがコツです。
- 3可能であれば実際に試着をする。ウェットスーツのフィット感は、肩周りの突っ張り感やしゃがんだときの動きやすさなど、商品ページの写真だけでは分かりません。サーフショップでは試着ができる場合が多く、可能であれば購入前に何着か着比べてみるのが確実です。試着が難しい場合は、口コミレビューで身長・体重と実際に着たサイズについての感想を探すのも参考になります。
試着は自分の体で確認するのが基本
ウェットスーツのフィット感は洋服のサイズ以上に個人差が大きく、同じサイズ表記でも合う・合わないがはっきり分かれます。試着ができない通販での購入時は、レビューに「小さめ」「大きめ」「肩がきつい」といった具体的なコメントがないかを重点的に確認するようにしてください。
サイズ選びで失敗しないために
ウェットスーツの多くは、身長・体重をもとにしたS・M・Lなどのサイズ表記で販売されていますが、これは目安であり、体型のバランスによってはサイズ表通りに選んでもフィットしないことがあります。ここでは通販でウェットスーツを選ぶ際に、特に確認しておきたいポイントを整理します。
まず、身長・体重が同じでも、筋肉質な人と細身の人とでは、合うシルエットが異なります。肩幅や胸囲、腕の長さなどが平均から離れている場合は、サイズ表の身長・体重だけでなく、胸囲や腕丈といった詳細な採寸データが掲載されているモデルを選ぶと、フィット感のズレを減らしやすくなります。
次に、股下や着丈の長さも重要な要素です。着丈が合っていないと、しゃがんだりパドリングしたりする動作のたびに生地が突っ張り、疲れやすくなることがあります。レビューに「丈が長い」「肩がきつい」といった体型別のコメントがないか確認するのも有効です。
また、メーカーやシリーズによってフィット感には差があります。同じサイズ表記でも、ブランドによっては「きつめ」「ゆったりめ」と感じることがあるため、初めて購入するブランドの場合は、レビューを参考に自分の体格に近いか確認してみてください。特にチェストジップやジップレスのモデルは、素材の伸縮性に依存する分、バックジップモデルよりもサイズ選びの精度がより重要になります。
通販で失敗しないためのチェックリスト
購入前に「①身長・体重だけでなく胸囲・腕丈などの詳細な採寸データを確認したか」「②ジップ位置とサイズの相性(チェストジップ・ジップレスは特に厳密なフィット感が必要)を確認したか」「③そのブランド・シリーズのフィット感に関するレビューを確認したか」の3点をチェックしておくと、通販でのサイズ選びの失敗を減らしやすくなります。
買ったあとに気をつけたいこと
ウェットスーツは買って終わりではなく、使っていくうちに劣化していく消耗品でもあります。特に週末サーファーのうちは見落としがちな点をいくつか挙げておきます。
まずウェットスーツの寿命です。使用頻度やお手入れの状態にもよりますが、2〜3シーズン程度を目安に、ネオプレン素材の伸縮性が落ちたり、縫い目のシームテープが剥がれたりしていくとされています。見た目にひび割れがなくても、内部の素材が劣化していることがあるため、「なんとなく水が入りやすくなった」「伸びが悪くなった」と思ったら、買い替えを検討するタイミングかもしれません。
次に、洗い方です。使用後は真水(できれば水道水)で海水や砂をしっかり洗い流し、直射日光を避けて日陰で自然乾燥させるのが基本です。ハンガーにかけて干す際は、肩の部分だけに負荷がかかる細いハンガーではなく、ウェットスーツ専用の太めのハンガーを使うと、型崩れを防ぎやすくなります。高温になる車内や、直射日光が当たる場所に放置すると、ネオプレン素材が劣化しやすくなるとも言われています。
最後に、収納方法です。畳んで保管するとネオプレンに折り跡(クラック)が付きやすいため、できるだけハンガーにかけて吊るして保管するのが望ましいとされています。他の道具と一緒に狭い場所に詰め込むと、生地が傷んだり、ジッパー部分が変形したりすることもあります。
また、ジッパー部分の動きが悪くなってきたと感じたら、市販のジッパー用ワックスやシリコンスプレーで滑りをよくする方法もあります。ただし、ネオプレン部分に直接スプレーすると素材が傷む場合があるため、ジッパーの金具部分に限定して使用することをおすすめします。こうした細かなメンテナンスは、ウェットスーツそのものの性能とは別の話に思えるかもしれません。ですが、道具を大事に使う習慣は、結果的に「今のウェットスーツが合っているか、合っていないか」を自分で判断しやすくすることにもつながります。
よくある質問
Q週末サーファーはまずどのくらいの厚みを選べばいいですか?
A年間を通して海に入りたい場合は、秋〜春にかけて対応しやすい3/2mm前後のフルスーツを軸にするのがおすすめです。真冬に水温がかなり下がるエリアでは、4/3mmや5/3mmといった厚手のモデルを追加で検討する人が多いとされています。実際に適した厚みは地域や個人の寒さの感じ方によって変わるため、地域のサーフショップに確認するのも確実な方法です。
Qバックジップとチェストジップ、どちらを選べばいいですか?
A一人で着替えることが多い週末サーファーには、着脱がしやすいバックジップから検討するのが無難とされています。チェストジップは水の入りにくさや保温性で優れているとされますが、着脱にコツが要り、体格に合ったサイズ選びの精度もより重要になります。
QGBS縫製とはどういう意味ですか?
Aパーツ同士を接着剤で貼り合わせたうえで、生地を貫通させずに縫う(ブラインドステッチ)ことで、縫い目からの水の浸入を抑える縫製方法です。多くのフルスーツで採用されており、シームテープでさらに補強しているモデルもあります。フラットロック縫製は通気性がよい一方、水が入りやすいとされ、主に夏用の薄手モデルに使われます。
Qサイズ表通りに選べば必ずフィットしますか?
Aサイズ表はあくまで身長・体重をもとにした目安で、万能というわけではありません。筋肉質な人や体型が平均から離れている人は、胸囲や腕丈といった詳細な採寸データを確認するとフィット感のズレを減らしやすくなります。可能であれば購入前にサーフショップで試着することをおすすめします。
Qウェットスーツはどのくらいで買い替えるべきですか?
A使用頻度やお手入れの状態にもよりますが、2〜3シーズン程度が目安とされています。見た目にひび割れがなくても、ネオプレン素材の伸縮性が落ちたり、縫い目のシームテープが剥がれたりしていることがあり、水が入りやすくなった・伸びが悪くなったと感じたら買い替えのサインかもしれません。
Q使用後のお手入れ方法を教えてください。
A使用後は真水で海水や砂をしっかり洗い流し、直射日光を避けて日陰で自然乾燥させるのが基本です。畳んで保管すると折り跡が付きやすいため、できるだけハンガーにかけて吊るして保管するのが望ましいとされています。高温になる車内などへの放置は素材の劣化につながるとも言われています。
Q真冬の冷たい海に入るときに注意することはありますか?
A冷たい水温での長時間の活動は体力を消耗しやすく、低体温につながることもあるとされています。フルスーツに加えてブーツ・グローブ・フードなどの防寒アイテムを併用し、無理のない時間で切り上げることが大切です。体調がすぐれないときや持病がある場合、耳のトラブル(サーファーズイヤーなど)が心配な場合は、自己判断せず医師やインストラクターに事前に相談することをおすすめします。
迷ったらこれ|この記事のNo.1

オニール(O'NEILL) REACTOR-2 メンズ ウェットスーツ 3mm/2mm フルスーツ
参考価格 29,150円
向いている人:知名度のあるブランドで、まず1着目を安心して選びたい人
あわせて検討したいサービス
PR※ アフィリエイトプログラムを利用しています。料金・キャンペーンは変動するため最新情報は各公式サイトでご確認ください。
体づくりはジム・スタジオで
関連記事
