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スケートボードのセットアップを調べていくと、デッキやトラック、ウィールほど目立たないものの、地味に重要なパーツとして「ライザーパッド」という名前を目にすることがあります。ライザーパッドとは、デッキとトラックのベースプレートの間に挟み込んで使う薄い板状のパーツで、主にトラックとデッキの間に少し高さ(クリアランス)を作ることを目的とした部品です。この高さを作ることで、旋回時にウィールがデッキの裏面に接触して急停止してしまう「ウィールバイト」と呼ばれる現象を防ぎやすくなるとされているほか、素材によっては走行中の細かな振動を和らげるクッションとしての役割も期待されています。とはいえライザーパッドは「絶対に必要なもの」ではなく、デッキの厚み・トラックの高さ・ウィールのサイズといった組み合わせによって必要性が変わるパーツでもあります。この記事では、街乗りやクルーザーボードでの移動用途を中心に楽しむ初心者〜中級者の方向けに、ライザーパッドの役割・厚みの選び方・取り付け方の基本を整理したうえで、実際に流通している定番のライザーパッド4点を比較して紹介します。すでにトラックやウィールの選び方が気になる方は、当サイトの他のスケートボード関連記事もあわせてご覧ください。
この記事でわかること
- ライザーパッドとは何か、なぜ必要とされるのか
- ライザーパッドが特に必要とされやすいケース
- ライザーパッドの厚み・素材ごとの違い
- 取り付け方と確認しておきたいポイント
- ライザーパッド4選 — 定番アイテムを比較
- ライザーパッドだけに頼らない、セットアップ全体の見直し方
ライザーパッド4選 — 定番アイテムを比較
ここでは実際に選んだ候補を紹介します。先にお断りしておくと、ライザーパッドによるウィールバイト解消効果や乗り心地の変化には、デッキ・トラック・ウィールの組み合わせや体重・乗り方による差があり、「これを使えば必ず解決する」という断定はできません。いずれもスケートボード用ライザーパッドとして流通しているブランド・製品の中から、厚み・素材の異なる4点を選びました。価格は記事作成時点の参考価格で、変動する場合があります。購入前に商品ページで最新の仕様・在庫を確認してください。
4点を並べると、サンダー・リアル・インディペンデントは硬質プラスチック製で、価格帯も近く、まず1セット試してウィールバイトが解消するかを確認するという選び方が現実的です。ボーンズのRISER PADはクルーザーボードでの使用例も多く、街乗り用途で定番ブランドのパーツを選びたい人に向いています。トラックのブランドが決まっている場合は、そのブランドの純正・適合パーツを選ぶと取り付けの相性で悩みにくいとされています。
どの製品を選ぶ場合も、厚み・対応トラックの仕様は変動するため、購入前に必ず商品ページで最新情報(厚み・素材・対応ビス長さなど)を確認してください。

サンダー(THUNDER)RISER PAD ライザーパッド
参考価格600円前後
トラックブランドとして知られるサンダーが展開する定番のライザーパッド。標準的な厚みのプラスチック製で、初めてライザーパッドを試す人の入門用として候補に挙がりやすいモデルです。
ここが良い
- 老舗ブランドとしての知名度があり、品質面での安心感がある
- 標準的な厚みで、まず1セット試してみるのに向いている
- 価格が手頃で導入しやすい
注意点
- 厚みのバリエーションが限られ、大幅なクリアランス調整には向かない場合がある
- 硬質素材のため振動吸収効果は限定的とされる

リアル(REAL)5-PLY RISERS ライザーパッド
5.00(1件のレビュー)
参考価格650円前後
デッキブランドとしても知られるリアルが展開するライザーパッド。5-PLYと呼ばれる積層構造で、厚みのバリエーションが比較的豊富とされ、セットアップに応じて選びやすい点が特徴です。
ここが良い
- 厚みのラインナップが比較的豊富で、必要なクリアランスに合わせやすいとされる
- ハードウェアブランドとしての実績があり、ビスとのセット購入もしやすい
- ストリート系セットアップでの使用例が多いとされる
注意点
- 取扱店・在庫のある厚みが店舗によって異なることがある
- 硬質素材のため、振動吸収を重視する場合は物足りなさを感じることがある

ボーンズ(BONES)RISER PAD ライザーパッド
参考価格900円前後
ベアリング・ウィールで知られるボーンズが展開するライザーパッド。クリアランス確保を目的としたシンプルな硬質プラスチック製で、クルーザーボードでの使用例も多いとされるモデルです。
ここが良い
- クルーザーボード・ロングボード向けの使用例も多いとされる
- 大手ブランド製で品質・入手性に安心感がある
- シンプルな構造で扱いやすい
注意点
- 厚みのバリエーションが限られる場合がある
- 硬質素材のため振動吸収効果は限定的とされる

インディペンデント(Independent)ジェネリック ライザーパッド
5.00(1件のレビュー)
参考価格700円前後
トラックブランドとして知られるインディペンデントが展開するライザーパッド。自社トラックとの適合を意識した設計とされ、インディペンデント製トラックを使っているセットアップとの組み合わせで選ばれることが多いモデルです。
ここが良い
- 大手トラックブランドとしての知名度があり、取扱店が多いとされる
- インディペンデントトラックとの組み合わせを前提に選びやすい
- 価格帯が標準的で導入しやすい
注意点
- 他ブランドのトラックとの適合性については商品ページでの確認が必要
- 振動吸収を重視する場合は硬質素材のため物足りない場合がある
■ スペック比較表
| 商品 | サンダー(THUNDER)RISER PAD ライザーパ… | リアル(REAL)5-PLY RISERS ライザーパッ… | ボーンズ(BONES)RISER PAD ライザーパッド | インディペンデント(Independent)ジェネリック… |
|---|---|---|---|---|
| 参考価格 | 600円前後 | 650円前後 | 900円前後 | 700円前後 |
| 購入 | ||||
| 厚み | 約3mm(参考値、商品ページ要確認) | 複数厚み展開(商品ページで要確認) | 約3mm(1/8インチ、商品ページ要確認) | 約3〜4mm(参考値、商品ページ要確認) |
| 素材 | 硬質プラスチック | 硬質プラスチック | 硬質プラスチック | 硬質プラスチック |
| ブランド | アメリカの老舗スケートボードブランド | アメリカのスケートハードウェアブランド | アメリカのベアリング・ウィールブランド | アメリカの大手トラックブランド |
| 対応 | トラック2個分(1セット) | トラック2個分(1セット) | トラック2個分(1セット) | トラック2個分(1セット) |
※ 表は横にスクロールできます。仕様は販売ページの記載にもとづく目安です。
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ライザーパッドとは何か、なぜ必要とされるのか
ライザーパッドは、デッキの裏面とトラックのベースプレートの間に挟み込む、数ミリ〜1センチ程度の薄いプラスチックやゴム製のパーツです。トラックを取り付けるビス(マウントボルト)を少し長いものに交換し、デッキ・ライザーパッド・トラックの順に重ねてネジ止めすることで、トラックの位置全体がデッキからわずかに底上げされる仕組みになっています。
この「底上げ」によって生まれるのが、ウィールとデッキ裏面の間のクリアランス(すき間)です。スケートボードは旋回やターンをする際にトラックが傾き、ウィールがデッキに近づく動きをしますが、ウィール径が大きい場合やデッキが薄い場合、傾きが大きくなるとウィールがデッキの裏面に接触してしまうことがあります。これが「ウィールバイト」と呼ばれる現象で、走行中に前輪または後輪が急に止まるような感覚があり、バランスを崩して転倒するきっかけになりやすいとされています。ライザーパッドを挟んでクリアランスを確保しておくことで、このウィールバイトが起こりにくくなるとされています。
また、ゴムやウレタン素材のライザーパッドには、走行中の細かな振動を吸収するクッション効果が期待されているものもあります。舗装が荒れた路面を長距離クルージングする用途では、こうした振動吸収効果を求めてライザーパッドを使う人もいるようです。ただし振動吸収の効果の大きさは体重・速度・路面状態によって差があり、「必ず乗り心地が良くなる」と断定できるものではない点には注意が必要です。
この記事のスタンス
ライザーパッドの効果や必要性は、デッキの厚み・トラックの高さ・ウィールのサイズ・体重・乗り方など複数の要因が絡み合うため、「これを使えば必ずウィールバイトが解消する」といった断定はできません。「〜とされる」「〜しやすい傾向がある」という表現にとどめ、判断材料としてご活用ください。
ライザーパッドが特に必要とされやすいケース
すべてのセットアップにライザーパッドが必須というわけではありませんが、次のような組み合わせでは検討の余地が大きいとされています。
■ 大径ウィールを使っているクルーザーボード
街乗り・移動用途のクルーザーボードでは、走行の安定感を求めて直径60mmを超えるような大きめのウィールが使われることが多く、ウィールが大きいほどデッキ裏面との距離が近くなりやすいため、ライザーパッドでクリアランスを確保する必要性が高まるとされています。
■ ソフトウィール(やわらかい素材のウィール)を使っている場合
硬度の低いやわらかいウィールは荷重がかかると変形して膨らみやすく、見た目のサイズ以上にデッキ裏面に近づくことがあるとされ、ライザーパッドとの併用が検討されやすいパーツです。
■ トラックのベースプレートを高くしたくない、または高すぎるのを避けたい場合
トラック自体を「ハイトラック」と呼ばれる背の高いものに交換する方法でもクリアランスは確保できますが、重心が高くなり安定感が変わることがあります。デッキの重心の高さを大きく変えずにクリアランスだけを調整したい場合、薄めのライザーパッドの追加が選択肢になるとされています。
■ 中古のセットアップを組み替えて使う場合
デッキ・トラック・ウィールをそれぞれ別々に購入・組み合わせるセットアップでは、想定外の組み合わせでウィールバイトが発生することがあります。組み替え後は低速で軽く旋回してウィールの接触がないか確認し、必要に応じてライザーパッドを追加することがすすめられます。
ライザーパッドの厚み・素材ごとの違い
ライザーパッドは主に「厚み」と「素材」の2軸で選ぶことになります。
■ 薄め(1〜3mm程度)
クリアランスをわずかに増やしたいだけの場合や、重心の変化を最小限にとどめたい場合に選ばれやすい厚みです。ウィールバイトの発生を予防的に抑える目的で使われることが多いとされています。
■ 中間(4〜6mm程度)
クルーザーボードで大径ウィールを使う場合など、標準的な組み合わせでよく使われる厚みとされています。多くの製品ラインナップの中心的な厚みでもあります。
■ 厚め(8mm〜1cm程度)
かなり大きなウィールを使う場合や、確実にクリアランスを確保したい場合に選ばれる厚みです。ただし重心が高くなる分、低速時の取り回しや安定感の感触が変わることがあるとされ、必要以上に厚いものを選ぶ前に、まず薄めのものから試すことがすすめられます。
■ 素材による違い(プラスチック/ゴム・ウレタン/コルク)
硬質プラスチック製は形が崩れにくく耐久性が高いとされる一方、振動吸収の効果は限定的とされています。ゴムやウレタン製は柔軟性があり振動吸収効果が期待される一方、経年劣化でへたりが生じることがあります。コルク製は軽量で見た目のナチュラルさが好まれることがありますが、耐久性の情報が他素材に比べて少ない傾向があります。
厚くしすぎることのデメリット
ライザーパッドを厚くするほどウィールバイトは起きにくくなりますが、同時にデッキ全体の重心が高くなり、フリップ系トリックの感覚が変わったり、低速でのふらつきを感じやすくなったりすることがあるとされています。必要なクリアランスを確保できる範囲でなるべく薄いものを選ぶのが基本的な考え方です。
取り付け方と確認しておきたいポイント
ライザーパッドの取り付け自体はシンプルですが、いくつか確認しておきたい点があります。
- 1ライザーパッドを追加すると、デッキ表面からトラックのベースプレートまでの距離が伸びるため、通常のマウントボルト(トラックを固定するビス)では長さが足りなくなることが多いとされています。ライザーパッドの厚みに応じた長さのビスを別途用意する必要があります。
- 2デッキの裏面、トラックのベースプレート、ライザーパッドの穴の位置を合わせ、通常のトラック取り付けと同じ順序でビスを締めていきます。
- 3取り付け後、ビスの締め付けが均等になっているか、ぐらつきがないかを確認します。締め付けが不均等だとデッキやトラックに余計な負荷がかかることがあるとされています。
- 4実際に低速で走行し、旋回した際にウィールがデッキ裏面に接触しないか確認します。接触が続く場合は、より厚いライザーパッドへの変更や、ウィールサイズの見直しを検討します。
取り付けに不安がある場合
ビスの長さ選びやトラックの締め付けトルクなど、セットアップの組み替えに慣れていない場合は、無理に自分で行わず、スケートショップなど専門知識のあるスタッフに相談・依頼することをおすすめします。
ライザーパッドだけに頼らない、セットアップ全体の見直し方
ウィールバイトが気になる場合、ライザーパッドの追加以外にもいくつかの対処法があるとされています。組み合わせて検討することで、より自分に合ったセットアップに近づきやすくなります。
ウィールのサイズを見直す方法もあります。大径ウィールをどうしても使いたいわけではない場合、少し小さめのウィールに変更するだけでクリアランスの問題が解消されることもあるとされています。
トラックの高さ(ハイ・ミッド・ロー)を見直す方法もあります。ロートラックは重心が低く安定感を得やすい一方でクリアランスが狭くなりやすく、ハイトラックはクリアランスを確保しやすい一方で重心が高くなる傾向があるとされ、それぞれにメリット・デメリットがあります。
ウィールバイトが起きているかどうかを確認するには、板を持ち上げてトラックを大きく傾け、ウィールとデッキ裏面の間にどの程度すき間が残るかを目視で確認する方法が簡単とされています。実際に走行して確認する場合は、周囲に人や障害物のない安全な場所で、低速から少しずつ試すことをおすすめします。
安全面について
ウィールバイトは走行中に急に発生すると転倒につながりやすい現象とされています。セットアップを変更した直後は、必ず低速・安全な場所で試走し、ヘルメットなどのプロテクターを着用したうえで確認することをおすすめします。転倒やケガが不安な場合は、自己判断で無理に走行を続けず、スケートショップのスタッフやスクールのインストラクターに相談することをおすすめします。
よくある質問
Qライザーパッドは必ず必要なパーツですか?
A必須のパーツではなく、デッキの厚み・トラックの高さ・ウィールのサイズの組み合わせによって必要性が変わるとされています。ウィールバイトが起きていない、または気にならない場合は無理に追加する必要はありません。
Qライザーパッドを追加すると何が変わりますか?
A主にウィールとデッキ裏面のクリアランスが広がり、ウィールバイトが起きにくくなるとされています。あわせて素材によっては振動を吸収するクッション効果も期待されますが、その一方でデッキ全体の重心が高くなり、低速時の取り回しの感触が変わることがあるとされています。
Q厚みはどう選べばいいですか?
A必要なクリアランスを確保できる範囲で、なるべく薄いものから試すのが基本的な考え方とされています。まず薄め(1〜3mm程度)から試し、ウィールバイトが解消しない場合に厚みを上げていく方法がすすめられます。
Qライザーパッドを追加する際に他に用意するものはありますか?
Aライザーパッドの厚みの分だけデッキからトラックまでの距離が伸びるため、通常より長いマウントボルト(トラック固定用のビス)が別途必要になることが多いとされています。
Qゴム製とプラスチック製、どちらを選べばいいですか?
Aクリアランス確保を主目的にするなら耐久性のある硬質プラスチック製、振動吸収も期待したいなら柔軟性のあるゴム・ウレタン製が候補になりやすいとされています。用途や好みに応じて選んでください。
Qクルーザーボードでもライザーパッドは効果がありますか?
A街乗り・移動用途のクルーザーボードは大径・ソフトウィールを使うことが多く、ウィールバイトが起きやすい組み合わせになりやすいため、ライザーパッドが効果を発揮しやすいセットアップの一つとされています。
Qライザーパッドを取り付けたのにウィールバイトが解消しません。どうすればいいですか?
Aより厚いライザーパッドへの変更や、ウィールサイズの見直し、トラックの高さの見直しなど複数の対処法があるとされています。自分での調整に不安がある場合は、無理に進めずスケートショップのスタッフに相談することをおすすめします。
迷ったらこれ|この記事のNo.1

サンダー(THUNDER)RISER PAD ライザーパッド
参考価格 600円前後
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