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「街で見かけるスケーターがかっこよくて自分もやってみたい」「駅から自宅までの移動をもう少し楽しくしたい」——きっかけは人それぞれですが、いざスケートボードを買おうとすると、最初に立ちはだかるのが「どれを選べばいいのか分からない」という壁です。スポーツ用品店やネット通販には、ストリート向けのコンパクトなデッキから、街乗り・移動用途で人気のクルーザーボードまでさまざまなタイプが並び、商品ページには「デッキサイズ」「シェイプ」「トラック」「ウィール」「ABEC」といった専門用語がずらりと書かれています。見た目のかっこよさだけで選んでしまうと、「思っていたより難しい」「乗り心地が合わない」と感じて、せっかく買った1台を早々に手放してしまうことも少なくありません。この記事では、初心者〜中級者のスケーターや、競技志向ではなく街乗り・移動用途でクルーザーボードに興味がある人を主な読者として、専門用語を一つずつやさしい言葉に置き換えながら、スケートボード選びで見るべきポイントを整理しました。最後には、定番として名前が挙がりやすいコンプリートスケートボード4点も比較しています。
この記事でわかること
- まず知っておきたい「ストリート系」と「クルーザー系」の違い
- 「デッキサイズ(幅)」の読み方 — 安定感と操作性のバランス
- 「シェイプ・コンケーブ」の読み方 — 乗り心地を左右する反りの形
- 「素材・構造」の読み方 — メープル積層の基本
- 「トラック・ウィール」の読み方 — 曲がりやすさと転がりやすさ
- 目的別に見る3タイプ
初心者におすすめのスケートボード4選
ここでは実際に比較した候補を紹介します。前置きとして、これらに乗れば必ずうまく滑れる、という話ではありません。いずれも国内外で広く流通している大手ブランドのコンプリートモデルから、ストリート系・クルーザー系の両方でバランスの異なる4点を選びました。価格は記事作成時点の参考価格で、在庫状況やサイズ・カラーによって変動する場合があります。購入前に商品ページで最新の価格・在庫・選べるサイズを確認してください。
4点を並べると、「ストリート系トリック向け」と「クルーザー系街乗り向け」で役割がはっきり分かれているのが分かります。エレメントとサンタクルーズはストリート系のトリック練習を主目的にした標準的なコンプリート、グローブとパウエル・ペラルタは街乗り・移動を主目的にしたクルーザーコンプリートといった位置づけの製品です。
競技志向ではなく、まずは街乗りや移動を楽しみたいという読者には、コンパクトで持ち運びやすいグローブのモデル、または価格を抑えつつ名門ブランドの品質を試したいならパウエル・ペラルタのモデルから検討するのがおすすめです。一方、パークや街中でトリック練習にも挑戦してみたいという人は、エレメントのようなストリート系標準モデルから始めると、基本的な操作感をつかみやすいとされています。
最終的にどれを選ぶかは、体格や練習する路面の状態、持ち運びの頻度によっても変わります。なお価格・仕様は変わることがあるため、最終的な判断は商品ページの最新情報をもとに行ってください。

エレメント(ELEMENT) DISPERSION コンプリート 8.0インチ
4.69(191件のレビュー)
参考価格12,000円
ストリートスケートブランドとして世界的に知られるエレメントの定番コンプリート。北米産ハードメイプルを使用したシンメトリーシェイプのデッキに、トラック・ウィールを組み合わせたセットで、これからオーリーなどのトリックを練習したい人向けの標準的な仕様とされています。
ここが良い
- 世界的なストリートスケートブランドで流通実績があり、パーツ入手や相談がしやすい
- トラック・ウィールをカラーで選べ、自分好みの見た目に仕上げやすい
- 8.0インチという標準的なサイズで、最初の1台として選びやすい
注意点
- ウィールがやや硬めで、街中の細かな凹凸がある路面では振動を感じやすいとされる
- クルーザー用途を主目的にする場合は、後述のクルーザー系モデルのほうが向いている場合がある

サンタクルーズ(SANTA CRUZ) SCREAMING HAND SK8 コンプリート 8.0インチ
5.00(1件のレビュー)
参考価格20,900円
スケートボード黎明期から続く老舗ブランド、サンタクルーズの象徴的な「スクリーミングハンド」ロゴを配したエントリーモデル。完成組立品として販売されており、標準的なストリート系シェイプで扱いやすさを意識した仕様とされています。
ここが良い
- スケートボードの歴史を象徴する老舗ブランドで、ブランドとしての安心感がある
- 完成組立品のため、届いてすぐに乗り始めやすい
- 象徴的なグラフィックデザインで、所有する満足感を得やすい
注意点
- グラフィックが目立つモデルのため、シンプルな見た目を好む人には合わない場合がある
- 4点の中では価格がやや高めの部類に入る

グローブ(GLOBE) Blazer 26インチ クルーザーコンプリート
参考価格18,480円
街乗り・クルーザー市場で人気のグローブによる、コンパクトな26インチクルーザー。ミニクルーザーサイズで持ち運びやすく、通学・通勤などの短距離移動や、街中を軽く流すような使い方を意識したモデルとされています。
ここが良い
- 26インチとコンパクトで、リュックに入れての持ち運びや電車移動との併用がしやすいとされる
- キックテールシェイプで、信号待ちなどでの取り回しがしやすいとされる
- 街乗り・クルーザー用途に特化したブランドとしての実績がある
注意点
- デッキが小さい分、長距離の巡航では大径ウィールのロングクルーザーに比べて安定感がやや劣るとされる
- トリック練習を主目的にする場合には不向きとされる

パウエル・ペラルタ(POWELL PERALTA) SIDEWALK SURFER クルーザーコンプリート
参考価格11,000円
スケートボード界の名門ブランドであるパウエル・ペラルタによる、通勤・通学向けを謳うクルーザーモデル。クアッドストリンガー構造を採用したデッキに、街乗りを意識したセッティングを組み合わせた完成組立品です。
ここが良い
- 名門ブランドの技術が反映された構造で、耐久性の面での実績が期待しやすい
- 4点の中で価格が最も手頃な部類に入る
- 通勤・通学向けと明記されており、用途がイメージしやすい
注意点
- 28.20インチとグローブのモデルよりやや長く、狭い場所での取り回しにはやや不利な場合がある
- カラーバリエーションが限定的な場合がある
■ スペック比較表
| 商品 | エレメント(ELEMENT) DISPERSION コン… | サンタクルーズ(SANTA CRUZ) SCREAMIN… | グローブ(GLOBE) Blazer 26インチ クルー… | パウエル・ペラルタ(POWELL PERALTA) SI… |
|---|---|---|---|---|
| 参考価格 | 12,000円 | 20,900円 | 18,480円 | 11,000円 |
| 購入 | ||||
| デッキ幅 | 8.0インチ(約20.3cm) | — | — | — |
| シェイプ | シンメトリー・ポップシェイプ | ストリート系エントリーシェイプ | ミニクルーザー・キックテール | — |
| 素材 | 北米産ハードメイプル積層 | — | — | — |
| トラック | 付属(カラー選択可) | — | — | — |
| ウィール | 付属(カラー選択可、硬度は標準的な硬さ) | — | — | — |
| 対応シーン | ストリート・パークでのトリック練習 | ストリート・オフトレ・入門用 | 街乗り・通学通勤・短距離移動 | 通勤・通学・街乗り |
| デッキサイズ | — | 8.0in × 31.25in | — | 8.37in × 28.20in |
| 仕様 | — | 完成組立品(コンプリート) | 完成組立品(コンプリート) | 完成組立品(コンプリート) |
| デザイン | — | スクリーミングハンド・グラフィック | — | — |
| デッキ長 | — | — | 26インチ(約66cm) | — |
| 構造 | — | — | — | クアッドストリンガー(ねじれを抑える構造) |
※ 表は横にスクロールできます。仕様は販売ページの記載にもとづく目安です。
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まず知っておきたい「ストリート系」と「クルーザー系」の違い
ひとくちに「スケートボード」といっても、実は用途によって形状がまったく異なります。大きく分けると、パークや街中の段差・手すりでトリックを練習する「ストリート系(トリックボード)」と、街乗りや移動を楽しむ「クルーザー系」の2系統があり、この記事の読者のように「競技志向ではなく、まずは街乗り・移動を楽しみたい」という人にとっては、この違いを最初に理解しておくことが遠回りを防ぐ近道になります。
ストリート系は、デッキが薄くコンパクトで、ノーズとテールの両方が反り上がった「シンメトリー(左右対称)」に近い形状をしています。オーリー(板を跳ね上げる基本トリック)をはじめとするトリックのしやすさを重視した設計で、スケートパークや練習用のフラットな場所での練習に向いています。一方でウィール(車輪)が小さく硬めのものが多く、路面の細かな凹凸を拾いやすいため、長距離の移動にはあまり向いていません。
クルーザー系は、デッキがやや幅広・長めで、ウィールも大きく柔らかいものが採用されていることが多く、路面の振動を吸収しながら安定して滑走できるように設計されています。トリックよりも「乗って移動すること」「街を軽快に走ること」を目的としたタイプで、通学・通勤の足として使ったり、休日に街をぶらぶら流したりする用途に向いているとされています。見た目もクラシックなロゴやカラーが目立つモデルが多く、ファッションアイテムとしての側面も人気の理由の一つです。
もちろん、この2系統は明確に線引きできるものではなく、「ストリートもクルーズもある程度こなせるオールラウンドなモデル」も存在します。ただし初心者のうちは、まず自分が「街中の段差やパークでトリックを練習したいのか」「移動や街乗りを楽しみたいのか」という大まかな方向性を決めてから商品ページを見たほうが、専門用語に振り回されずに候補を絞り込みやすくなります。
なお、この記事では主にコンプリート(完成品)スケートボードを対象にしています。デッキ・トラック・ウィール・ベアリングを自分好みに組み合わせる「カスタム」という選び方もありますが、パーツ同士の相性を見極める知識が必要になるため、最初の1台としてはメーカーが組み合わせを検証済みのコンプリートモデルから始めることをおすすめします。
この記事のスタンス
商品ごとの特徴については断言はせず、「〜とされる」「〜の傾向がある」という表現を用いています。スケートボードとの相性には体格や運動経験、練習する路面の状態による個人差が大きく、誰にでも当てはまるとは限らないためです。判断材料として使い、可能であればスケートショップのスタッフに相談したうえで選ぶことをおすすめします。
「デッキサイズ(幅)」の読み方 — 安定感と操作性のバランス
デッキサイズとは、板の幅をインチ表記で示したもので、商品ページには「7.75インチ」「8.0インチ」のように書かれています。長さよりも「幅」が基準として使われるのが特徴で、この数字がデッキ選びの出発点になります。
一般的に、体格が小さめの人や足のサイズが小さい人は7.5〜7.75インチ前後の細めのデッキ、体格がしっかりしている人や安定感を重視したい人は8.0〜8.25インチ前後のやや幅広のデッキが向いているとされています。幅が狭いほど板を跳ね上げる・回転させるといった操作がしやすく、幅が広いほど足を置いたときの安定感が得やすいという、操作性と安定感のトレードオフがあると考えるとイメージしやすいでしょう。
ストリート系のトリック練習を主目的にする場合は7.75〜8.0インチ前後、街乗り・クルーザー用途を主目的にする場合は8.0インチ以上、もしくは専用のクルーザーシェイプ(後述)が候補になりやすいとされています。ただし足のサイズや体格には個人差があるため、あくまで目安として捉え、実際に試乗できる機会があれば試してみることをおすすめします。
なお、デッキの「長さ」も商品ページに記載されていますが、多くのストリート系デッキは28〜32インチ程度に収まっており、幅ほど選択の分かれ目にはなりにくい項目です。長さよりもまず幅(インチ表記)を基準に検討し、迷ったら8.0インチ前後の標準的なサイズから始めるのが無難とされています。
「シェイプ・コンケーブ」の読み方 — 乗り心地を左右する反りの形
シェイプとは、デッキ全体の輪郭(ノーズ・テールの反り具合)を指す言葉で、コンケーブとは、デッキの断面が緩やかに湾曲している「アール」の深さを指します。どちらも数値で明記されないことが多いため、商品説明の言葉から読み取る必要があります。
ストリート系のデッキの多くは、ノーズ(前方)とテール(後方)の両方が跳ね上がった「シンメトリー・ポップシェイプ」を採用しています。これはオーリーなどのトリックで板を跳ね上げやすくするための形状で、初心者向けのストリート系モデルでもほぼ標準的に採用されているとされています。
コンケーブが深い(アールがきつい)デッキは、足の位置を感覚的に把握しやすく、板をコントロールしやすいとされる一方、慣れないうちは違和感を覚えることもあります。逆にコンケーブが浅いデッキは、安定感を得やすく初心者向けとされることが多いですが、絶対的な基準ではなく好みや慣れによる部分も大きいとされています。最初の1台では、商品ページに「初心者向け」「マイルドなコンケーブ」と案内されているモデルを選ぶと外しにくいでしょう。
クルーザー系のシェイプは、テールのみが反り上がった「キックテール」タイプや、ノーズ・テールともに緩やかなラウンド形状のタイプが多く見られます。街乗りでの取り回しや、信号待ちなどで足で軽くブレーキをかける操作のしやすさを意識した形状とされています。
「素材・構造」の読み方 — メープル積層の基本
デッキの素材は、多くのモデルで「北米産ハードメイプル(メープル材)」を7〜9枚ほど積み重ねて接着した積層構造が採用されています。商品ページに「7プライ」「北米産ハードメイプル」といった表記があれば、これが基本構造にあたります。
積層数(プライ数)が多いほど強度と反発力(弾き返す感覚)が得られやすいとされ、7プライが業界標準的な仕様として広く使われています。特別な理由がない限り、この標準的な積層構造のデッキを選んでおけば、耐久性の面で大きく失敗することは少ないでしょう。
一方、クルーザー系や一部の街乗り向けモデルでは、竹(バンブー)素材や樹脂素材を組み合わせた、しなりや軽さを重視した構造を採用しているモデルもあります。しなりのある構造は路面からの振動を吸収しやすいとされ、長時間の街乗りでの快適性を意識した設計だと考えられます。どちらが優れているというより、用途に応じた向き不向きがあると捉えてください。
また、デッキ表面には「グリップテープ」と呼ばれるヤスリ状のシートが貼られており、足元の滑り止めの役割を果たします。コンプリートモデルの多くは購入時点で貼り付け済みですが、粗さ(グリット)にはモデルごとに違いがあり、粗いほどグリップ力は高いものの靴底の摩耗がやや早まる傾向があるとされています。
「トラック・ウィール」の読み方 — 曲がりやすさと転がりやすさ
トラックはデッキとウィールをつなぐ金属パーツで、方向転換(ターン)のしやすさに関わります。ウィールはいわゆる車輪で、径(サイズ)と硬度(デュロメーター、「A」で表記)によって乗り心地が大きく変わります。
トラックの幅は、デッキ幅とできるだけ近いサイズを選ぶのが基本とされています。コンプリートモデルであればあらかじめ相性の良い組み合わせで販売されているため、初心者のうちは組み合わせに悩む必要はありません。トラックの「トラックナット(キングピンの締め付け具合)」を調整することで、直進安定性と小回りのバランスを好みに合わせて微調整できますが、これも慣れてから取り組めば十分です。
ウィールは径が小さい(52〜54mm前後)ほど加速が早く軽快に感じられ、径が大きい(56mm以上)ほど安定した速度を維持しやすいとされています。硬度は「99A」前後が標準的な硬さで、街乗り用途では路面の凹凸を拾いにくい「柔らかめ(78A〜87A前後)」のウィールが好まれる傾向があるとされています。ストリート系トリック練習用のコンプリートには硬め、クルーザー系には柔らかめのウィールが標準搭載されていることが多く、用途に合ったコンプリートを選べば、この点で迷うことは少ないでしょう。
ベアリング(ウィール内部の軸受け)の性能を示す指標に「ABEC」という規格があり、数字が大きいほど精度が高いとされています。ただし体感できる差は路面状況や個人の感覚によって差が大きいとされ、初心者のうちはABECの数値そのものよりも、トラック・ウィールの組み合わせ全体としての「初心者向け」「街乗り向け」という案内を優先して選ぶのが実用的です。
目的別に見る3タイプ
ここまで見てきたデッキサイズ・シェイプ・トラック・ウィールの組み合わせによって、市販のコンプリートスケートボードはおおよそ3つの系統に分けられます。すべてのモデルがきれいに当てはまるわけではありませんが、店頭やネットショップで「このボードはどのタイプだろう」と判断する目安として使ってください。
■ ストリート・トリック入門型
7.75〜8.0インチ前後、シンメトリーなポップシェイプ、標準的な硬さのウィールという組み合わせが多いタイプです。オーリーなどのトリック練習をこれから始めたい人、スケートパークでの練習を主な目的にする人に向いているとされています。
■ クルーザー・街乗り型
幅広めのデッキやキックテールシェイプ、大径で柔らかめのウィールを備えたタイプです。街乗りや移動、休日の散歩感覚での利用を主目的にする人に向いているとされ、この記事の読者のように競技志向ではない人にまず検討してほしい系統です。
■ オールラウンド型
ストリート寄りのシェイプを保ちつつ、やや大きめ・柔らかめのウィールを組み合わせたタイプです。トリックの練習もしたいが、街乗りにも使いたいという人の2台目・兼用として選ばれやすい系統です。
選び方の3ステップ
ここまでの知識を踏まえて、実際にスケートボードを選ぶ考え方を3つのステップに落とし込みました。段階を踏んで絞り込むと、専門用語に振り回されることなく、候補を絞りやすくなります。
- 1まずは「ストリート系」「クルーザー系」「オールラウンド型」のどれを主目的にするかを決める。トリック練習を中心にしたいのか、街乗り・移動を中心にしたいのかで、選ぶべきデッキサイズやシェイプの方向性が大きく変わります。
- 2目的に合ったコンプリートモデルを3〜5点ほどリストアップする。ブランドやデザインにこだわりすぎず、まずは「初心者向け」「街乗り向け」といった案内が明記されているモデルで機械的に絞り込むのがコツです。
- 3可能であればスケートショップのスタッフに相談する、または口コミレビューで体格・用途が近い人の感想を探す。デッキの反発力や乗り心地は写真だけでは分かりにくいため、実店舗での試し乗りやスタッフへの相談が確実です。
購入前にショップで相談するのがおすすめ
スケートボードとの相性は体格や運動経験、練習する路面の状態によって個人差が大きく、同じ「初心者向け」表記でも合う・合わないがはっきり分かれることがあります。いきなり通販で購入する前に、スケートショップのスタッフに用途を伝えたうえで選ぶと失敗しにくくなります。
サイズ選びで失敗しないために
スケートボードは、多くのブランドが複数のデッキサイズ展開を用意していますが、「初心者向け」という表記だけを見て安易に選ぶと、自分の足のサイズや用途に対してデッキ幅が合わなかったり、想定していた使い方(トリックか街乗りか)とずれてしまったりすることがあります。ここでは通販でボードを選ぶ際に、特に確認しておきたいポイントを整理します。
まず、自分の足のサイズに対してデッキ幅が極端に狭すぎないかを確認しましょう。目安として、足のサイズ(cm)をインチに換算した数値に近いか、それよりやや広めのデッキを選ぶと、足を置いたときの安定感を得やすいとされています。商品ページにサイズ展開がある場合は、この目安を参考に選んでみてください。
次に、用途に対してシェイプ・ウィールの仕様が合っているかを確認します。街乗りを主目的にしているのに硬く小さいウィールのストリート系モデルを選んでしまうと、路面の凹凸を拾いやすく快適に感じにくいことがあります。逆にトリック練習を主目的にしているのに大径で柔らかいクルーザー用ウィールのモデルを選ぶと、板が跳ね上げにくく感じることがあります。商品ページの「対応シーン」「おすすめの使い方」といった説明を必ず確認しましょう。
また、体重が重めの人は、耐荷重の記載があるモデルであれば数値を確認しておくと安心です。多くのコンプリートモデルは一般的な成人の体重を想定した設計になっていますが、記載がある場合は目安として参考にしてください。
通販で失敗しないためのチェックリスト
購入前に「①主な用途(トリック練習か街乗りか)に合ったシェイプ・ウィールか確認したか」「②足のサイズに対してデッキ幅が極端に狭くないか確認したか」「③そのブランド・シリーズのレビューで用途が近い人の感想を確認したか」の3点をチェックしておくと、通販でのサイズ選びの失敗を減らしやすくなります。
買ったあとに気をつけたいこと
スケートボードは買って終わりではなく、安全に使うための防具や、長く使うためのメンテナンスも合わせて考えておく必要があります。特に初心者のうちは見落としがちな点をいくつか挙げておきます。
まず、ヘルメットやプロテクター(膝当て・肘当て・リストガードなど)の着用です。スケートボードは転倒のリスクがある道具であり、特に練習を始めたばかりの時期は思わぬ転び方をすることも珍しくありません。ヘルメットやプロテクターの着用でリスクを抑えやすいとされていますが、リスクをゼロにするものではない点には注意してください。
練習する場所についても事前に確認しておきましょう。公道や歩道でのスケートボードの走行は、地域や道路の状況によっては禁止・危険とされている場合があります。スケートパークや、スケートボードの利用が認められている施設を選んで練習することをおすすめします。周囲に歩行者や自転車、車がいる環境では、速度を出しすぎないよう十分に注意してください。
メンテナンス面では、ベアリング(ウィール内部の軸受け)への砂や水分の付着は転がりの悪化や劣化につながるとされているため、雨天時の走行後や汚れが気になるときは、乾いた布で拭き取るなどの手入れをしておくと長持ちしやすくなります。トラックのネジ(キングピンやアクスルナット)は使用しているうちに緩むことがあるため、定期的に増し締めを確認する習慣をつけておくとよいでしょう。
最後に、体調や技術に自信がない状態での無理な高難度トリックへの挑戦は避け、段階的にステップアップすることをおすすめします。痛みや違和感を感じた場合は無理をせず、症状が続くようであれば整形外科など専門の医療機関に相談することも検討してください。
転倒・ケガについて
スケートボードは転倒によるケガのリスクがある道具です。ヘルメットやプロテクターの着用、安全な練習場所の選択はリスクを抑えやすいとされていますが、リスクをゼロにするものではありません。持病がある方や運動に不安がある方は、始める前に医師に相談することをおすすめします。また、正しいフォームや基本動作については、可能であればスクールや経験者から直接指導を受けることも安全に上達するための有効な手段とされています。
よくある質問
Q初心者はストリート系とクルーザー系、どちらを選べばいいですか?
Aまずは自分が何を目的にしているかで考えるのがおすすめです。パークや街中でオーリーなどのトリック練習をしたいならストリート系、通学・通勤や街乗り・移動を楽しみたいならクルーザー系が向いているとされています。この記事の読者のように街乗り・移動用途に興味がある場合は、まずクルーザー系のコンプリートモデルから検討してみるとよいでしょう。
Qデッキサイズは何インチくらいがいいですか?
A一般的には8.0インチ前後が標準的なサイズとされ、迷った場合の基準になります。体格が小さめの人や足のサイズが小さい人は7.5〜7.75インチ、安定感を重視したい人は8.0〜8.25インチが目安とされていますが、あくまで参考程度に考え、可能であれば試乗して確かめることをおすすめします。
Qコンプリート(完成品)とカスタムどちらを選ぶべきですか?
A初心者のうちはコンプリート(完成品)から始めることをおすすめします。デッキ・トラック・ウィールの組み合わせをメーカーが検証済みのため、パーツ同士の相性で悩む必要がありません。パーツごとのこだわりが出てきた段階で、カスタムでの組み合わせを検討するとよいでしょう。
Qヘルメットやプロテクターは必ず必要ですか?
Aはい、特に練習を始めたばかりの時期は着用することをおすすめします。スケートボードは転倒のリスクがある道具であり、ヘルメットやプロテクターの着用でリスクを抑えやすいとされていますが、リスクをゼロにするものではありません。安全な練習場所の選択とあわせて検討してください。
Qウィールの硬さはどう選べばいいですか?
Aストリート系のトリック練習には99A前後の標準的な硬さのウィールが、街乗り・クルーザー用途には78A〜87A前後の柔らかめのウィールが向いているとされています。コンプリートモデルであれば用途に合った組み合わせが標準搭載されていることが多いため、まずは用途に合ったコンプリートを選ぶのが実用的です。
Q公道でスケートボードに乗っても大丈夫ですか?
A地域や道路の状況によっては、公道や歩道でのスケートボードの走行が禁止・危険とされている場合があります。練習や移動の際は、スケートパークやスケートボードの利用が認められている施設を選び、周囲の歩行者や車両に十分注意することをおすすめします。詳しいルールはお住まいの自治体の案内などで確認してください。
Q予算はどれくらい見ておけばいいですか?
A初心者向けのコンプリートスケートボードであれば1万〜2万円台で、ストリート系・クルーザー系ともに標準的な仕様のモデルが揃います。ブランドやグラフィックデザインにこだわると価格が上がる傾向がありますが、最初の1台であれば無理に高額なものを選ぶ必要はなく、まずは用途に合った仕様を優先して選ぶのがおすすめです。
迷ったらこれ|この記事のNo.1

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参考価格 12,000円
向いている人:これからトリック練習を始めたい、ストリート志向の初心者
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