本記事にはアフィリエイト広告(PR)が含まれます。掲載商品は編集部が楽天市場・Yahoo!ショッピングで販売実態を確認したうえで選定しており、広告主の意向で評価を変えることはありません。編集方針を見る →
競泳水着の商品ページを見ていると、「FINA承認」「WA承認」「WORLD AQUATICS承認モデル」という表記が必ずといっていいほど目に入ります。多くの人はこの表記を「大会に出られるかどうかの目印」として何となく理解していますが、実際にはこの承認マークがどこに、どのような形で示されているのか、そしてどんな規定をクリアしたものなのかまでは知らないという人が多いのではないでしょうか。承認モデルの水着を買ったつもりが、実は承認が切れたシリーズだった、あるいはマークの確認方法を知らずに大会当日にレフェリーから指摘を受けてしまった、という話も競泳の現場では珍しくありません。この記事では、一般的な「競泳水着の選び方」からもう一歩踏み込んで、FINA(国際水泳連盟)およびその後継組織であるWorld Aquatics(世界水泳連盟)による承認制度そのものの仕組みと、承認マークの確認方法を中心に解説します。あわせて、マスターズスイマーや大きいサイズを必要とする人など、通常の入門ガイドでは触れられにくい層に向けた承認モデルの選び方も取り上げ、記事の後半では実際に承認を得ている水着4着を紹介します。
この記事でわかること
- 「承認モデル」という言葉だけでは足りない理由
- FINAからWorld Aquaticsへ — 承認制度の成り立ち
- 承認マークはどこで確認できるのか
- 規定の細部 — 体を覆える範囲と生地の重ね方
- ハイブリッド素材という選択肢 — ニットと布帛のいいとこ取り
- マスターズスイマー向けの設計配慮
FINA/WA承認レーススーツのおすすめ4選
ここからは実際の候補です。いずれもメーカーの商品ページ上でWA承認・FINA承認であることが明記されているモデルの中から、ハイブリッド素材・マスターズ配慮・大きいサイズ対応・ハイエンド性能という異なる切り口の4着を選びました。価格は記事作成時点の参考価格で、在庫状況・カラー展開とあわせて変動する場合があります。購入前に商品ページで最新の価格・在庫・サイズと、承認マークの表記を確認してください。
4着を並べると、想定しているスイマー層がはっきり分かれているのが分かります。ミズノのN2MBD015はハイブリッド素材で性能とのバランスを取りたい男性向け、スピードのSC62101Fは記録更新を狙うハイエンド志向のスイマー向け、ミズノのN2MGC735はマスターズ女性スイマーへの配慮を重視したモデル、arenaのARN-2050WEは大きいサイズでも承認モデルを選びたい女性スイマー向けといった立ち位置になります。
どちらが向いているかは、目指す大会のレベル、体型、そしてレーシングスーツの着用経験によって変わります。布帛素材にまだ慣れていないなら1着目、記録を本気で狙う段階なら2着目、久しぶりの大会復帰で背開きの大きさが気になるなら3着目、体型に合う承認モデルの選択肢を広げたいなら4着目、という基準を軸にすると、判断しやすくなるでしょう。価格・サイズ展開は変動するため、購入前に必ず商品ページで最新情報とタグの承認マークを確認してください。
なお、承認モデルであっても、着用感やフィット感には個人差があります。可能であれば、この4着に近いスペックのモデルをスイミングショップの店頭で試着し、実際の着脱のしやすさやフィット感を確認してから購入するとより安心です。

ミズノ MIZUNO 競泳水着 メンズ WA承認 GX・SONIC DUAL メンズハーフスパッツ N2MBD015
参考価格11,874円
ニット部(ストリームフィットA)と布帛部(ソニックライトリブテックス)を組み合わせたハイブリッド設計のレーシングモデル。着脱のしやすさとコンプレッション効果の両立を狙った設計で、WORLD AQUATICS(旧FINA)承認モデルです。
ここが良い
- ニット素材と布帛素材のハイブリッド設計で、着脱のしやすさと性能のバランスが取れているとされる
- 日本製で、正規販売店からの購入で安心感がある
- サイズ展開が2XS〜XLと幅広く、体格に合わせて選びやすい
注意点
- フル布帛モデルと比べるとコンプレッション効果はやや控えめとされる
- 価格はエントリーモデルより高め

スピード SPEEDO 競泳水着 メンズ WA承認モデル Fastskin Pro3 ジャマー SC62101F
4.92(12件のレビュー)
参考価格15,180円
独自素材「LZR Pure Pulse」を採用したファストスキンシリーズのハイエンドモデル。WA承認(旧FINA承認)を得ており、大会本番でのタイムを狙うスイマー向けに位置づけられているジャマータイプのレーシングスーツです。
ここが良い
- ブランドの独自技術「LZR」を採用したハイエンドモデルで、性能を重視するスイマーに向く
- サイズ展開が3S〜Oと幅広い
- 正規取扱店での販売で、承認マークの信頼性を確認しやすい
注意点
- 4着の中では最も価格が高く、初めてのレーシングスーツとしてはハードルが高い
- ジャマータイプのため着脱に慣れが必要とされる

ミズノ MIZUNO 競泳水着 レディース WA承認モデル GX・SONIC STREAM ウイメンズハーフスーツ マスターズバック N2MGC735
参考価格11,874円
背開きを小さめに設計した「マスターズバック」仕様のレーシングモデル。ニット素材(Stream Fit Ribtex)を採用し、着心地を意識した「ここちUオールインワン」設計で、マスターズスイマーに向けて案内されている一着です。
ここが良い
- 背開きが小さめのマスターズバック設計で、久しぶりの大会復帰でも着用しやすいとされる
- ニット素材で着脱がしやすく、レーシングスーツに慣れていない人にも扱いやすい
- 日本製で、正規販売店からの購入で安心感がある
注意点
- ハイエンドの布帛モデルと比べるとコンプレッション効果は控えめとされる
- カラー展開はシーズンによって限定的な場合がある

FINA承認 レディース 競泳水着 大きいサイズ arena アリーナ ARN-2050WE
4.63(16件のレビュー)
参考価格10,480円〜
レディースハーフスパッツタイプのFINA承認モデルで、標準サイズに加えて大きいサイズまで展開されているシリーズ。体型を理由に承認モデルの選択肢が限られがちな層に向けて、幅広いサイズで承認モデルを選べるようにした一着です。
ここが良い
- 大きいサイズまで展開されており、体型を理由に承認モデルを諦めていた人にも選択肢が広がる
- ハーフスパッツタイプで、フル丈のワンピースタイプより着脱しやすいとされる
- 承認モデルのため、そのまま公式大会での着用が可能
注意点
- サイズによって価格が変動し、大きいサイズほど価格が上がる傾向がある
- カラー・サイズによっては欠品が出やすい
■ スペック比較表
| 商品 | ミズノ MIZUNO 競泳水着 メンズ WA承認 GX・… | スピード SPEEDO 競泳水着 メンズ WA承認モデル… | ミズノ MIZUNO 競泳水着 レディース WA承認モデ… | FINA承認 レディース 競泳水着 大きいサイズ are… |
|---|---|---|---|---|
| 参考価格 | 11,874円 | 15,180円 | 11,874円 | 10,480円〜 |
| 購入 | ||||
| 素材(ニット部) | ポリエステル83%・ポリウレタン17%相当(ストリームフィットA) | — | — | — |
| 素材(布帛部) | ソニックライトリブテックス | — | — | — |
| 裏地 | ナイロン65%・ポリウレタン35% | — | — | — |
| 承認区分 | WORLD AQUATICS(旧FINA)承認モデル | WA承認モデル(旧FINA承認) | WA承認モデル(旧FINA承認) | FINA承認モデル |
| 形状 | メンズハーフスパッツ | メンズジャマー | ウイメンズハーフスーツ(マスターズバック・背開き小さめ) | レディースハーフスパッツ |
| サイズ展開 | 2XS・XS・S・M・L・XL | 3S・SS・S・M・L・LL・O | — | 標準サイズ〜4L・5Lまで対応(販売サイズは時期により変動) |
| 生産国 | 日本製 | — | 日本製 | 日本製・中国製(商品により異なる) |
| 素材 | — | LZR Pure Pulse(ナイロン系素材) | Stream Fit Ribtex(ニット素材) | — |
| 販売元 | — | SWIMSHOP ヒカリスポーツ(正規取扱店) | — | — |
| コンセプト | — | — | ここちUオールインワン | — |
※ 表は横にスクロールできます。仕様は販売ページの記載にもとづく目安です。
※ 価格・在庫は変動します。最新情報は各ストアでご確認ください。当サイトはアフィリエイトプログラムを利用しています。
この道具の最安値をまとめて比較 →
水泳水着39点を、Amazon・楽天・Yahoo!の価格で並べて比較できます。
水泳でよく買われる道具
この記事を読んでいる人がよく使うサービス
PR※ アフィリエイトプログラムを利用しています。料金・キャンペーンは変動するため最新情報は各公式サイトでご確認ください。
「承認モデル」という言葉だけでは足りない理由
競泳水着を選ぶときに「承認モデルかどうか」を確認することは大切ですが、実はそれだけでは足りません。承認制度には、承認された時期によって水着ごとに有効期限のような区切りがあり、さらに大会の主催団体によって適用されるルールの範囲が微妙に異なる場合があるからです。商品ページに「FINA承認」と書かれていても、それがどの規定に基づく承認なのか、いつの時点の承認情報なのかまでは、文字だけでは判断がつきにくいことがあります。
競泳を始めたばかりの人向けの選び方ガイドでは、承認モデルであることを確認しましょう、というところまでで説明が終わることがほとんどです。しかし実際に大会に出場する機会が増えてくると、「このタグの表示は本当に最新の承認基準を満たしているのか」「マスターズ大会特有のルールはあるのか」といった、もう一段階踏み込んだ疑問が出てきます。この記事では、そうした疑問に答えるために、承認制度の仕組み自体を掘り下げていきます。
なお、この記事で扱う内容は記事作成時点(2026年9月)の一般的な情報を整理したものです。承認の規定は世界水泳連盟によって改定されることがあるため、実際に大会へ出場する際は、必ず出場する大会の主催者・所属する連盟の最新の公式情報を確認してください。この記事はあくまで、競泳水着選びの参考知識として活用してください。
この記事のスタンス
規定や承認の有効期限に関する情報は変更される可能性があるため、「〜とされている」「〜が一般的」という表現にとどめています。大会出場前には、必ず出場する大会の要項や主催団体の公式情報で最新の規定を確認してください。
FINAからWorld Aquaticsへ — 承認制度の成り立ち
競泳水着の承認制度が広く知られるようになったきっかけの一つが、2000年代後半に登場した高機能素材のレーススーツをめぐる議論です。当時、体を圧迫して浮力を高めるポリウレタン素材を全面的に使用した水着が相次いで登場し、世界記録が次々と更新される事態となりました。これを受けて国際水泳連盟(当時のFINA)は、素材や体を覆える範囲について具体的な規定を設け、それをクリアしたモデルのみを大会で着用できる「承認制度」を整備しました。
この規定の柱となったのが、生地の素材(テキスタイル素材に限定し、ポリウレタンなどの非テキスタイル素材を全面的に使うことを禁止する)と、体を覆える範囲(男性は腰からひざ上まで、女性は肩から太もも上部までなど)に関するルールです。これ以降の競泳水着は、この2つの制約の中でいかに水の抵抗を減らすかという方向で開発が進められています。
2022年12月、国際水泳連盟(FINA)は組織名を「World Aquatics(世界水泳連盟)」に変更しました。これに伴い、承認モデルの表記も「FINA承認」から「WA承認」「WORLD AQUATICS承認」へと徐々に切り替わっています。ただし、組織の名称が変わっただけで、承認の考え方や規定の骨格自体が大きく変わったわけではありません。商品ページに「FINA承認」と書かれている場合でも、多くは名称変更前の表記が残っているだけで、現在も有効な承認モデルとして扱われていることがほとんどです。
このような経緯があるため、競泳水着の承認制度は「一度決まったら終わり」の固定ルールではなく、時代に応じて素材や規定が見直されてきた歴史を持っています。今後も新しい素材技術が登場すれば、規定が改定される可能性は十分にあります。だからこそ、承認モデルを選ぶ際は「今、この時点で有効な承認かどうか」を確認する視点が欠かせません。
承認マークはどこで確認できるのか
実際に競泳水着を手に取ったとき、承認モデルであることはどこで確認できるのでしょうか。多くの承認モデルには、水着本体の内側や腰まわりのタグに、承認を示すマークやロゴが縫い付けられています。あわせて商品ページにも「FINAマークあり」「WA承認モデル」といった表記があるのが一般的です。
タグに印字されるマークは、メーカーやシリーズによってデザインが異なりますが、多くの場合「World Aquatics」または「FINA」のロゴと、モデルを識別するための型番が記載されています。通販で購入する場合、商品ページの写真にこのタグ部分が写っているかを確認すると、承認モデルであることの目安になります。ただし、写真だけで完全に真贋を判断するのは難しいため、正規販売店やメーカー公式ストア、あるいは公式ストアが運営する楽天市場店・Yahoo!ショッピング店など、信頼できる販売経路から購入することが基本になります。
より確実な方法としては、大会に出場する連盟や大会本部が、承認モデルの一覧(承認リスト)を公表している場合があります。所属するチームやスイミングクラブを通じて、直近の大会で使用可能な承認モデルの一覧を確認できることもあるため、初めて大会に出場する場合はコーチやクラブのスタッフに確認しておくと安心です。
大会会場では、受付やコールルームで水着のチェックが行われることがあります。特に県大会・地方大会以上のレベルになると、レフェリーやチェック担当者が着用中の水着を目視で確認し、承認マークの有無や体を覆う範囲が規定内に収まっているかを確認する場合があります。このチェックで指摘を受けると、着替えの時間が足りずに出場自体が危うくなることもあるため、大会前日までに水着のタグを自分の目で確認しておく習慣をつけておくと安心です。
購入時に確認しておきたい3点
①商品ページに「FINA承認」「WA承認」「WORLD AQUATICS承認モデル」のいずれかが明記されているか、②正規販売店・メーカー公式ストアからの購入か、③出場予定の大会が定める承認モデルの範囲(大会によっては独自の追加ルールがある場合もある)と矛盾しないか、の3点を確認しておくと、当日のトラブルを避けやすくなります。
規定の細部 — 体を覆える範囲と生地の重ね方
承認モデルの規定には、素材だけでなく「体をどこまで覆ってよいか」という範囲の規定もあります。男性用は腰からひざ上までの「ジャマー」タイプが基本形とされ、それより丈の長いフルレングスのモデルは規定上使用できない場合があります。女性用は肩から太もも上部までを覆う範囲が基本とされ、肩紐のないビキニタイプや、逆に体を覆いすぎるモデルは対象外になることがあります。
また、生地を複数枚重ねて浮力やコンプレッション効果を高める設計についても、重ねられる枚数や範囲に制限が設けられているとされています。近年の高機能モデルには、ニット素材と布帛素材を組み合わせた「ハイブリッド」設計のものがありますが、これも承認規定の範囲内で素材の組み合わせ方を工夫している例です。異なる素材を組み合わせること自体は禁止されていませんが、非テキスタイル素材(ポリウレタンなどを全面的に使った素材)を規定を超えて使用すると、承認対象から外れてしまいます。
ジュニア(年少者)向けの大会や、マスターズ(成人向け)の大会では、年齢層に応じた別の規定が設けられている場合があります。たとえばジュニア向けの大会では、体を覆う範囲についてより保護的な規定が定められていることがあり、逆に一般成人のマスターズ大会では、記録会レベルであれば承認モデルでなくても出場を認めているケースもあります。自分が出場する大会がどの区分に属するのかを、事前に大会要項で確認しておくことが重要です。
こうした細かい規定は、商品ページだけを読んでいても全体像をつかみにくい部分です。迷ったときは、水着そのものの規定よりも先に、「自分が出場する大会の要項に、水着に関するどんな記載があるか」を確認するところから始めるのが確実です。多くの大会要項には「World Aquatics承認モデルを着用すること」といった一文が明記されています。
ハイブリッド素材という選択肢 — ニットと布帛のいいとこ取り
承認モデルの中でも近年増えているのが、ニット素材と布帛素材を部位ごとに使い分けた「ハイブリッド」設計の水着です。伸縮性が高く着脱しやすいニット素材と、コンプレッション効果の高い布帛素材を組み合わせることで、着脱のしやすさと性能面の両立を図る狙いがあるとされています。
具体的には、着脱の際に特に窮屈さを感じやすい腰まわりや脚のつけ根の部分にニット素材を使い、体幹部分には布帛素材を配置するといった設計が見られます。これにより、フルの布帛素材モデルほどではないものの、ある程度のコンプレッション効果を得ながら、着脱時間を短縮できるとされています。初めて布帛素材の水着に挑戦する人にとって、こうしたハイブリッドモデルは布帛素材への「入り口」として選ばれることもあります。
ハイブリッド素材のモデルは、フルニットのエントリーモデルより価格が高く、フル布帛のハイエンドモデルよりは手頃な価格帯に位置づけられていることが多いです。価格と性能のバランスを取りたい、中級レベルのスイマーに向いている選択肢といえるでしょう。
マスターズスイマー向けの設計配慮
社会人になってから競泳を再開する、あるいは新たに始めるマスターズスイマーの増加に伴い、メーカー各社はマスターズ層を意識した設計の承認モデルを展開しています。代表的なのが「マスターズバック」と呼ばれる、背中の開き(バックデザイン)を若年層向けのレーシングモデルよりもやや小さめに設計したタイプです。
競技志向の強いジュニア〜ユース向けのレーシングモデルは、背中を大きく開けることで肩甲骨まわりの可動域を最大限に確保する設計が主流です。一方でマスターズスイマーの中には、体型の変化や、久しぶりに競泳水着を着用することへの抵抗感から、背中の開きが小さめの落ち着いたデザインを好む人も少なくありません。マスターズバック仕様のモデルは、承認規定はそのままに、こうしたニーズに応える設計上の工夫がされています。
また、マスターズ向けモデルには「ここちよさ」を意識したという触れ込みの製品も見られ、レーシング性能一辺倒ではなく、長時間の練習や大会でのストレスを軽減する方向の設計思想を打ち出しているものもあります。これから競泳を再開する、あるいは久しぶりに大会に出場するマスターズスイマーにとっては、こうした設計配慮のあるモデルを選ぶことで、水着そのものへの抵抗感を減らしやすくなるでしょう。
大きいサイズでも承認モデルを選べる時代に
競泳水着は体にフィットさせる設計上、サイズ展開が限られているイメージを持たれがちですが、近年は大きいサイズにも対応した承認モデルが増えています。女性用モデルの中には、標準的なS・M・Lに加えて、LL・3L・4L・5Lといった大きいサイズまで展開しているシリーズもあります。
大きいサイズ対応の承認モデルは、体型を理由に競泳水着の着用をためらっていた人にとって、大会出場への心理的なハードルを下げてくれる選択肢です。承認モデルである以上、素材や覆える範囲の規定は標準サイズのモデルと同じであり、性能面で妥協しているわけではありません。サイズ展開の幅広さは、メーカーやシリーズによって差があるため、自分の体型に合うサイズがあるかどうかを商品ページのサイズ表で必ず確認してください。
サイズ展開が豊富なモデルほど、店頭では品切れになりやすい傾向があります。大会が近づいてから慌てて探すのではなく、余裕を持ったタイミングでサイズと在庫を確認しておくことをおすすめします。
目的別に見る3タイプ
ここまで見てきた「素材の組み合わせ」「対象とするスイマー層」の観点から、承認モデルの競泳水着はおおよそ3つの系統に整理できます。自分がどのタイプに近いかを先に決めておくと、数ある商品ページの中から候補を絞り込みやすくなります。
■ ハイブリッド性能型
ニット素材と布帛素材を部位ごとに組み合わせた設計で、着脱のしやすさとコンプレッション効果のバランスを取ったタイプです。フル布帛モデルへのステップアップ前段階として選ばれることが多く、中級レベルのスイマーに向いています。
■ マスターズ配慮型
背中の開きを控えめにした「マスターズバック」など、成人スイマーの体型や心理的な負担に配慮した設計のタイプです。承認規定は満たしつつ、長時間の着用ストレスを軽減する方向性で作られています。
■ ハイエンド専用型
ブランドの独自技術(専用生地の名称がつけられていることが多い)を採用した、性能を最優先したレース専用モデルです。価格は高めですが、県大会・全国大会レベルでタイムを狙うスイマーに選ばれやすい系統です。
選び方の3ステップ
ここまでの知識を踏まえて、承認モデルの中から自分に合う1着を選ぶ進め方を3ステップにまとめました。
- 1出場する大会の要項を確認する。まずは大会の公式要項に「承認モデルの着用」に関する記載があるかを確認し、必要であればコーチやクラブのスタッフにも確認してください。マスターズの記録会など、大会によっては承認モデルが必須でない場合もあります。
- 2自分の立ち位置に合うタイプを選ぶ。布帛素材にまだ慣れていないならハイブリッド性能型、久しぶりの大会復帰や体型への配慮を重視するならマスターズ配慮型、記録更新を狙う段階まで来ているならハイエンド専用型を中心に検討してください。
- 3サイズ表とタグの承認マークを確認する。購入前にサイズ表と自分の実測値を照らし合わせ、可能であれば商品写真でタグ部分の承認マーク表記を確認します。不安な場合は、購入前にショップへ「現行の承認モデルかどうか」を問い合わせるのも有効です。
大会直前の購入は避ける
競泳水着は体にフィットさせるまでに数回の着用が必要な場合があり、大会当日にサイズ違いが発覚すると対応が難しくなります。可能であれば大会の2〜3週間前までには手元に届くよう、余裕を持って購入することをおすすめします。
大会前のチェックリスト
承認モデルを購入したあとも、大会当日までにいくつか確認しておきたいポイントがあります。ここでは特に見落とされがちな項目を整理しました。
まず、水着の劣化状態です。承認モデル、特にハイエンドの布帛素材のモデルは、プールの塩素によって性能が徐々に低下していくとされています。前のシーズンから使い続けている水着がある場合は、大会前に生地の伸縮性やフィット感を確認し、著しく劣化していないかをチェックしてください。
次に、複数着の準備です。大会本番でトラブルが起きた場合に備えて、同じサイズの承認モデルをもう1着用意しておく、あるいは予備として別の承認モデルを持参しておくと安心です。特に遠征を伴う大会では、忘れ物や不意の破損に備えたバックアップがあると心強いでしょう。
最後に、タグの承認マークの再確認です。特にシーズンをまたいで使用する水着は、購入時には最新モデルだったとしても、規定の改定によって扱いが変わっている可能性があります。大会が近づいたタイミングで、所属するクラブや大会要項を通じて、現在も有効な承認モデルであるかを再確認しておくとより安心です。
洗濯・保管の基本もあわせて確認
ハイエンドの承認モデルほど、洗濯機での丸洗いや直射日光での乾燥によって性能が落ちやすいとされています。使用後はできるだけ早く真水で塩素を洗い流し、手洗いのうえ風通しの良い日陰で自然乾燥させる習慣をつけておくと、水着の性能を長く保ちやすくなります。
よくある質問
QFINA承認とWA承認はどちらを選べばいいですか?
Aどちらも同じ組織による承認を指しており、優劣の違いはありません。国際水泳連盟(FINA)は2022年12月に「World Aquatics」へ名称を変更したため、それ以降は「WA承認」という表記が増えていますが、商品ページの表記がどちらであっても、承認モデルとして扱って問題ありません。
Q承認マークはどこで確認できますか?
A多くの承認モデルは、水着本体の内側や腰まわりのタグに承認を示すロゴと型番が縫い付けられています。通販で購入する場合は商品ページの写真やタグ表記を確認し、正規販売店やメーカー公式ストアから購入することが基本です。より確実に確認したい場合は、所属するクラブや出場する大会の主催者に、承認モデルの最新一覧を確認するとよいでしょう。
Qハイブリッド素材のモデルは布帛素材より劣りますか?
A一概に劣るとは言えません。ハイブリッド素材は、着脱のしやすさとコンプレッション効果のバランスを取ることを目的とした設計であり、フル布帛モデルとは異なる位置づけの製品です。布帛素材にまだ慣れていない人が、性能と扱いやすさの両方を求める場合の選択肢として適しているとされています。
Qマスターズバックとはどんな設計ですか?
A若年層向けのレーシングモデルよりも背中の開きを小さめに設計したタイプで、承認規定は満たしたまま、成人スイマーの体型や心理的な負担に配慮した設計とされています。久しぶりに競泳水着を着用するマスターズスイマーに向けて案内されていることが多いです。
Q大きいサイズの承認モデルは性能面で妥協しているのですか?
A承認モデルである以上、素材や体を覆える範囲の規定は標準サイズのモデルと同じであり、性能面で特別に劣っているわけではありません。サイズ展開の幅はメーカーやシリーズによって差があるため、自分の体型に合うサイズが用意されているかを商品ページで確認してください。
Q承認モデルでない水着では大会に出場できませんか?
A出場する大会の要項によって異なります。公式大会の多くはWorld Aquatics承認モデルの着用を求めていますが、マスターズの記録会など大会によっては承認モデルを必須としていない場合もあります。出場予定の大会の要項を必ず確認してください。
Q承認モデルの水着はどのくらいで買い替えるべきですか?
A使用頻度によりますが、プールの塩素による劣化を考えると、週に数回使用する場合で数か月〜半年程度が一つの目安とされています。生地の伸縮性が落ちてきた、フィット感が変わってきたと感じたら、買い替えとあわせて現行の承認状況も確認しておくと安心です。
迷ったらこれ|この記事のNo.1

ミズノ MIZUNO 競泳水着 メンズ WA承認 GX・SONIC DUAL メンズハーフスパッツ N2MBD015
参考価格 11,874円
向いている人:布帛素材のレーシングスーツに初めて挑戦したい男性スイマー
あわせて検討したいサービス
PR※ アフィリエイトプログラムを利用しています。料金・キャンペーンは変動するため最新情報は各公式サイトでご確認ください。
体づくりはジム・スタジオで
関連記事
