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ロードのランニングに慣れてきて「そろそろ山道も走ってみたい」と思い立ち、トレイルランニングの大会情報を調べ始めると、必ずと言っていいほど目にする言葉があります。それが「必携装備」です。多くのトレイルランニング大会では、雨具・防寒着・行動食・地図・携帯電話に加えて、それらを収納して両手を自由に使える状態で走るための「パック」や「ハイドレーションベスト」の着用が義務づけられています。普段のロードランニングではリュックを背負って走ることはほとんどないため、いざ選ぼうとすると「容量はどれくらい必要なのか」「普通のリュックではだめなのか」「ハイドレーションって結局何のことなのか」と戸惑う人は少なくありません。実際、体にフィットしないバックパックを背負って走ると、上下に激しく揺れて体力を余計に消耗したり、擦れて肌を傷めたりすることがあります。この記事では、トレイルランニング用のパック・ベストを選ぶときに見るべきポイントを、専門用語を一つずつ整理しながら解説します。最後には、購入候補に挙がりやすい4点も比較しています。
この記事でわかること
- 普通のリュックで山道を走ってはいけない理由
- パックとベスト、まず何が違うのか
- 「容量(リットル数)」の読み方 — 走る時間で決める
- 「フィット感・揺れにくさ」の読み方 — サイズ展開と調整機構
- 「給水方法」の読み方 — ソフトフラスクとハイドレーションバッグ
- 必携装備が収まるかも忘れずに確認
トレイルランニング用パック・ベストおすすめ4選
ここからは選定した候補の紹介です。先にお伝えしておくと、これを背負えば必ず楽に走れる、という話ではありません。いずれもメーカーの商品ページ上で「トレイルランニング用」として案内されているものを中心に、容量やタイプが異なる4点を選びました。こちらの価格は記事作成時点の目安です。日々変動する可能性があります。購入前に商品ページで最新の価格・在庫・サイズを確認してください。
4点を並べると、容量とタイプで役割がはっきり分かれているのが分かります。モンベルは4Lのウエストパックで身軽さを最優先したモデル、サロモンのTRAILBLAZER 20は20Lのバックパックで荷物の多さに対応するモデル、同じサロモンのACTIVE SKIN 12 SETは12Lのベストで給水用品付属の実用性を重視したモデル、THE NORTH FACEは6Lのベストでブランドの作り込みと日常使いのバランスを取ったモデルという特徴を持つ製品です。
自分にフィットするのは、走る時間や大会出場の予定、そして荷物の多さの好みによって変わります。まず身軽さを優先したいならモンベル、荷物の多いロング系にも備えたいならサロモンのTRAILBLAZER 20、給水用品までまとめて揃えたいならサロモンのACTIVE SKIN 12 SET、ブランドの作り込みを重視したいならTHE NORTH FACE、という視点で比較すると、選びやすくなります。購入を検討する際は、価格・仕様が変わっている可能性があるので商品ページも確認してください。
価格だけで比べるとモンベルがもっとも手頃に見えるかもしれません。ただし、容量が小さいぶん携行できる荷物には限りがあるため、大会出場を見据えているなら必携装備のリストと照らし合わせて容量が足りるかを必ず確認してください。まずは近場の低山でのトレーニングから始めて、走る頻度や距離が増えてきたタイミングで、より容量の大きいモデルへのステップアップを検討するという考え方も十分にありです。

モンベル トレールランバーパック 4 #1133198
参考価格8,980円
ウエストに巻いて使う小容量タイプで、体への密着感が高くほとんど揺れを感じにくいとされています。ソフトフラスク用のポケットを備え、軽装備での日帰りトレーニングやショートコースのレースに向いているモデルです。
ここが良い
- 4点の中でもっとも軽量・コンパクトで、日帰りの軽いトレーニングに気軽に持ち出しやすい
- ウエスト位置での固定のため、肩や胸まわりの圧迫感が少ないとされる
- 4点の中で価格がもっとも手頃
注意点
- 容量が小さく、日帰りレースの必携装備をフルセットで収納するのは難しい場合がある
- 防寒着など、かさばる荷物を多く携行する用途には不向き

サロモン TRAILBLAZER 20(トレイルブレイザー20)バックパック
5.00(1件のレビュー)
参考価格11,550円
日帰りのハイキングやトレイルランニングに対応する20Lのバックパックタイプ。両サイドにソフトフラスク用のポケットを備えつつ、背面には比較的大きめの収納スペースがあり、防寒着や行動食を多めに携行したいときに扱いやすいモデルです。
ここが良い
- トレイルランニング大手ブランドの製品で、必携装備の携行実績が豊富とされる
- 20Lとやや大きめの容量で、日帰りレースから荷物の多い山行まで幅広く対応しやすい
- フロントポケットを備え、給水しながら走る動作がしやすいとされる
注意点
- バックパックタイプのためベストタイプと比べるとやや揺れを感じやすい場合がある
- 軽装備の日帰りトレーニングにはやや大きすぎることがある
サロモン ACTIVE SKIN 12 SET(アクティブスキン12セット)
5.00(1件のレビュー)
参考価格15,400円
ベストタイプのハイドレーションパックで、背面に12Lの収納スペースを備えつつ、体への密着感を重視した設計になっています。ソフトフラスクがセットで付属しており、購入後すぐに給水体制を整えられるのが特徴です。
ここが良い
- ソフトフラスクが最初からセットになっており、別途購入する手間がかからない
- ベストタイプのため体への密着度が高く、走行中の揺れを抑えやすいとされる
- 12Lと、日帰りレースの必携装備をカバーしやすい容量
注意点
- 4点の中では価格が高めの部類に入る
- ベストタイプのため、Tシャツの上から着ると人によっては窮屈に感じる場合がある

THE NORTH FACE ランニングベスト HST ヒューズ6 NM62510
参考価格20,790円
THE NORTH FACEのトレイルランニング向けラインから展開されているベストタイプ。背面に6L相当の収納を備え、フロントにはボトルやスマートフォンを収納できるポケットが複数配置されています。日常のトレーニングからレースまで使いやすいバランス型のモデルです。
ここが良い
- アウトドア用品全般で高い知名度を持つブランドの製品で、素材・縫製の作り込みに定評があるとされる
- フロントポケットが複数に分かれており、行動食やスマートフォンを整理して収納しやすい
- 6Lとコンパクトながら、日帰りトレーニングに必要なアイテムはひと通り収まる設計とされている
注意点
- 4点の中でもっとも価格が高い
- 容量が6L相当とやや控えめで、荷物が多くなるロングレースには不向きな場合がある
■ スペック比較表
| 商品 | モンベル トレールランバーパック 4 #1133198 | サロモン TRAILBLAZER 20(トレイルブレイザ… | THE NORTH FACE ランニングベスト HST … | |
|---|---|---|---|---|
| 参考価格 | 8,980円 | 11,550円 | 15,400円 | 20,790円 |
| 購入 | ||||
| 容量 | 4L | 20L | 12L | 6L相当 |
| タイプ | ウエストパック(バーパック) | バックパック | ベスト(ハイドレーションベスト) | ベスト(ランニングベスト) |
| 給水対応 | ソフトフラスク用ポケット付き | ソフトフラスク用フロントポケット付き | ソフトフラスク付属(セット品) | ソフトフラスク用フロントポケット付き |
| サイズ展開 | フリーサイズ(ウエスト調整ベルト式) | — | — | — |
| ブランド | mont-bell(モンベル) | Salomon(サロモン) | Salomon(サロモン) | THE NORTH FACE(ザ・ノース・フェイス) |
※ 表は横にスクロールできます。仕様は販売ページの記載にもとづく目安です。
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普通のリュックで山道を走ってはいけない理由
通勤や通学で使っているデイパックや、ロードランニング用のウエストポーチを、そのままトレイルランニングに流用しようと考える人もいるかもしれません。ですが、山道を走るという運動は、平坦な舗装路を走るのとは体の動きがまったく異なります。上り下りで上半身が大きく前後に傾き、岩場や木の根をまたぐたびに体幹がひねられます。この動きに対応できない一般的なリュックを背負うと、荷物が背中で上下左右に揺れ続け、そのたびに余計な力を使って荷物を抑え込むことになります。
長い距離を走るロードランニングであれば、多少荷物が揺れても大きな問題にはなりにくいものです。しかしトレイルランニングでは、数時間にわたって不安定な足場を走り続けるため、荷物の揺れが蓄積した疲労として体に返ってきます。大会のフィニッシュ地点で「脚よりも肩や背中が痛い」と話すランナーがいるのも、こうしたパックのフィット感の問題が一因になっていることがあります。
また、トレイルランニング用に設計されたパックは、単に「体に密着する」だけでなく、走りながら手を止めずに給水や補給ができるように、フロント(胸の前)にポケットやボトルホルダーが配置されているのが大きな特徴です。ロード用のウエストポーチや通勤用リュックには、この発想がほとんど反映されていません。走行中にザックを一度下ろして荷物を探す動作は、わずかな時間でもペースを崩す原因になり、レース中であればタイムロスにもつながります。
さらに、トレイルランニングの多くの大会では前述の通り「必携装備」の携行が義務づけられており、大会によってはスタート前やコース途中でのギアチェックで、指定された装備をきちんと携行しているかを確認されることもあります。一定の容量とポケット数を備えた専用パックでなければ、そもそも必携装備をすべて収納しきれないという実務的な理由もあります。まずは「専用に作られたパックが必要だ」という前提を押さえたうえで、選び方のポイントを見ていきましょう。
この記事のスタンス
商品ごとの特徴については効果を確約するものではないので、「〜とされる」といった表現で紹介しています。フィット感には体格による個人差が大きく、状況によって差があるためです。判断材料として使い、可能であれば購入前に実店舗で背負い心地を確認することをおすすめします。
パックとベスト、まず何が違うのか
トレイルランニング用の荷物入れは、大きく「バックパックタイプ」と「ベストタイプ(ハイドレーションベスト)」の2種類に分けられます。商品名に「パック」「ザック」とあるものと、「ベスト」とあるものでは、荷物の背負い方の発想そのものが異なります。
バックパックタイプは、背中側に大きな収納スペースがあり、肩ベルトと胸・腰のベルトで固定する、比較的従来のリュックに近い構造です。容量は10〜30L程度とやや大きめのモデルが多く、防寒着や着替え、行動食を多めに持っていく長時間のロングトレイルや、山小屋での宿泊を伴うファストパッキングに向いているとされています。日帰りの短めのトレイルランニングにはやや大きすぎることもあります。
一方のベストタイプは、体にぴったり密着するベスト状の構造で、胸の左右にソフトフラスク(後述するやわらかい給水ボトル)を収納するポケットが標準装備されていることが多く、背面には5〜12L程度のコンパクトな収納スペースがあります。走っている最中の揺れが少なく、フルマラソンより長い距離のトレイルレースや、日帰りのトレーニングで最もよく使われているタイプです。トレイルランニングを始めるにあたって最初の1着を選ぶなら、多くの場合このベストタイプが候補になります。
この2つの中間に位置する、ベストの構造をベースにしながら背面の容量をやや大きく取った「ハイブリッド型」もあります。日帰りだけでなく、荷物が多くなりがちな縦走やロングレースにも対応したいという人には、このタイプも選択肢に入ってきます。まずは自分がどのくらいの時間・距離を走る予定なのかをイメージし、そこから容量とタイプを絞り込んでいくのが基本の流れです。
「容量(リットル数)」の読み方 — 走る時間で決める
商品ページには必ずと言っていいほど「◯L」という容量表記があります。これはバッグ本体にどれだけの荷物を収納できるかを示す数字で、リュックやザックと同じ考え方です。ただしトレイルランニング用パックの場合、この数字を「山でどれだけ長く行動するか」という時間軸に置き換えて考えるのがポイントです。
目安として、2〜3時間程度の日帰りトレーニングであれば5〜8L程度、必携装備をひと通り携行するような日帰りレース(ハーフマラソン相当〜50km未満程度)であれば8〜12L程度、荷物が増えやすい50km以上のロングレースや荷物の多い縦走であれば12〜20L以上、というのがおおよその考え方です。容量が小さいほど体への密着度は高まり揺れにくくなりますが、その分携行できる荷物は限られます。
初めての1着としては、8〜12L程度のベストタイプが最も汎用性が高いとされています。日帰りのトレーニングから、多くの日帰りトレイルレースの必携装備まで、無理なくカバーできる容量だからです。逆に、最初から20L以上の大容量モデルを選んでしまうと、日帰りの軽い荷物のときに中身がスカスカになり、揺れの原因になってしまうこともあります。
なお、容量表記はメーカーやモデルによって計測基準に差があり、同じ「10L」でも実際に収納できる量の体感は多少前後することがあります。数字だけで比較するのではなく、商品ページに掲載されている「収納例(レインウェア・行動食・スマートフォン・モバイルバッテリーなど、実際に何が入るかの写真や説明)」も合わせて確認すると、購入後のミスマッチを減らしやすくなります。
「フィット感・揺れにくさ」の読み方 — サイズ展開と調整機構
トレイルランニング用パックにとって、容量と同じくらい重要なのがフィット感です。どれだけ機能が充実していても、走行中に上下左右に揺れるパックは、体力を余計に消耗させてしまいます。フィット感を左右する要素として、サイズ展開・調整ベルトの数・素材の伸縮性の3点を確認しておきましょう。
まずサイズ展開です。多くのトレイルランニング用ベストは、S/M/Lのようなサイズ展開に加えて、レディースモデルが別に用意されていることが一般的です。これは体型による差だけでなく、胸まわりの構造がモデルによって異なるためです。サイズ表には「胸囲」の対応範囲が記載されていることが多いので、普段のウェアのサイズだけで判断せず、実測した胸囲と照らし合わせて選ぶことをおすすめします。
次に調整ベルトです。肩の付け根、胸の高さ、腰まわりなど、複数箇所にベルトやコードロックがあり、細かく締め具合を調整できるモデルほど、体型に合わせたフィット感を作りやすいとされています。特に胸の高さを調整できる機構があると、走行中の呼吸のしやすさにも直結するため、店頭で試着できる場合はこの調整機構の動きやすさも確認しておくとよいでしょう。
最後に素材です。近年の上位モデルには、伸縮性のあるストレッチ素材が体に触れる面に使われていることが多く、これが体の動きに合わせてパック自体が変形し、揺れを抑える効果があるとされています。価格を抑えたエントリーモデルでは、伸縮性のある範囲が限定的なこともあるため、可動域の広い動作(腕を大きく振る、上体をひねるなど)を試着時に一通り行い、突っ張り感がないかを確認しておくと安心です。
「給水方法」の読み方 — ソフトフラスクとハイドレーションバッグ
トレイルランニングでは走行中の水分補給が欠かせません。パックの給水方法には大きく分けて「ソフトフラスク方式」と「ハイドレーションバッグ方式」の2種類があり、この違いを理解しておくことも選び方の重要なポイントです。
ソフトフラスク方式は、ペットボトルのようにやわらかい素材でできた携帯用ボトル(多くの場合500ml前後)を、胸の左右に配置されたポケットに収納する方式です。ベストタイプの多くはこの方式を前提に設計されており、走りながら片手でボトルを引き抜いて口を付け、飲み終えたらまた差し込むという動作がしやすいのが特徴です。ボトル1本ごとの容量が決まっているため、残量を目で確認しやすいという利点もあります。
ハイドレーションバッグ方式は、背面の収納部に2L前後の給水袋(ハイドレーションバッグ、または「ブラダー」と呼ばれます)を入れ、そこから伸びるチューブを肩の付け根から口元まで通して、口にくわえるだけで給水できる方式です。ボトルを取り出す動作が不要なため、より頻繁に少量ずつ水分補給をしたい人や、長時間・長距離のレースで給水の手間を極力減らしたい人に向いているとされています。
なお、多くのパックはどちらか一方専用というわけではなく、ソフトフラスク用の胸ポケットと、ハイドレーションバッグを収納できる背面スペースの両方を備えたモデルが主流になっています。ただし、ソフトフラスクやハイドレーションバッグ自体が付属するモデルと、パック本体のみで別売りのモデルがあるため、購入前に「付属品として給水用品が含まれているか」を必ず確認してください。付属していない場合は、別途ソフトフラスクなどを用意する必要があります。
初めての1本はソフトフラスク方式が扱いやすい
ハイドレーションバッグは一度に多くの水分を持ち運べる一方、使用後の内部洗浄や乾燥といった手入れの手間がかかります。トレイルランニングを始めたばかりの段階では、ボトルの出し入れだけで済むソフトフラスク方式のほうが扱いやすく、まずはそちらから慣れていく人が多いとされています。
必携装備が収まるかも忘れずに確認
大会に出場する予定がある人は、容量やフィット感だけでなく「必携装備が実際に収まるかどうか」も選び方の重要な基準になります。大会ごとに必携装備のリストは異なりますが、一般的には以下のようなアイテムが含まれることが多いです。
必携装備の一覧は、出場を予定している大会の公式サイトや要項ページに具体的に記載されています。パックを選ぶ前に、まずは出場予定の大会(あるいは今後出てみたい大会)の必携装備リストに目を通し、「このリストの荷物が余裕を持って収まる容量はどのくらいか」を逆算する形で選ぶと失敗しにくくなります。
大会に出場する予定が当面ない、まずは日帰りのトレーニングから始めたいという人は、必携装備をフルセットで携行する必要はありません。その場合は、スマートフォン・行動食・ソフトフラスク1〜2本・軽い防寒着が収まる5〜8L程度のコンパクトなモデルからで十分です。荷物が増えてきたら、そのタイミングで容量の大きいモデルへの買い替えを検討すればよいでしょう。
■ 雨具・防寒着
レインウェアの上下、防寒用のウィンドブレーカーなど。たたむとかさばりやすいアイテムのため、大会に出場する予定がある場合は、これらを収納しても余裕があるかを目安に容量を選ぶ必要があります。
■ 行動食・非常食
エナジージェルやバー類、非常時用の食料。数が多くなると重さもかさも増えるため、複数の小さなポケットに分けて収納できるモデルのほうが取り出しやすいとされています。
■ 携帯電話・モバイルバッテリー・地図・笛など
安全管理のために携行を求められることが多いアイテム群です。特に携帯電話は防水ポケットの有無を確認しておくと、雨天時のレースでも安心して使いやすくなります。
選び方の3ステップ
ここまでの知識を踏まえて、実際にトレイルランニング用パックを選ぶ流れを3つのステップでまとめました。焦って最初から高機能なモデルを選ぼうとする必要はありません。まずはこの3ステップで大きく外さない選択をして、実際に山を走りながら自分に必要な機能を見極めていくつもりで進めてください。
- 1走る時間・目的を大まかに把握する。日帰りの軽いトレーニング中心なら5〜8L、日帰りレースの必携装備まで見据えるなら8〜12L、ロングレースや荷物の多い山行も視野に入れるなら12L以上、という目安から容量帯を絞り込みます。
- 2タイプとサイズで候補を絞る。多くの人にとって扱いやすいのはベストタイプです。商品ページのサイズ表で自分の胸囲に対応するサイズを確認し、ソフトフラスクなどの給水用品が付属しているかもあわせてチェックします。
- 3可能であれば実際に試着し、腕を大きく振る・前傾するといった走行時に近い動作を試してみる。試着が難しい場合は、口コミレビューで自分と近い体格の人の「揺れにくさ」に関する感想を探すのも参考になります。
試着はソフトフラスクを入れた状態で
空の状態のパックは軽く、フィット感の違いが分かりにくいものです。試着する際は、ペットボトルなどを胸ポケットに入れて多少の重さを加えた状態で肩や胸まわりの締まり具合を確認すると、実際に走るときの感覚に近い状態で試すことができます。
購入後に気をつけたいこと
トレイルランニング用パックは、購入して背負えばすぐに快適に使えるとは限りません。特に初めて使う人が見落としがちな点をいくつか挙げておきます。
まず、購入直後は必ず近所の平坦な道や公園で「試し履き」ならぬ「試し走り」をしてから、本番の山道に持ち出すことをおすすめします。ベルトの締め具合やポケットの位置は、実際に体を動かしながら微調整して初めて自分に合った状態が分かるものです。大会当日にいきなり初めて背負って走ると、想定外の擦れや揺れに気づけないまま長時間走り続けることになりかねません。
次に、ソフトフラスクやハイドレーションバッグの手入れです。水分を入れたまま長時間放置すると、内部にぬめりやカビが発生しやすくなります。使用後はできるだけ早く中身を空にし、しっかりとすすいでから風通しの良い場所で乾燥させる習慣をつけておくと、衛生面のトラブルを防ぎやすくなります。
最後に、パックの容量は「増やす」よりも「減らす」ほうが難しいという点も意識しておきたいところです。荷物を目一杯詰め込める大容量モデルを買っておけば安心、と考えがちですが、実際には余裕のある容量のパックに軽い荷物を入れると、荷物が中で動いてかえって揺れの原因になることもあります。自分が普段どのくらいの荷物を携行するかを見極めたうえで、容量を選ぶことが結果的に快適な1着につながります。
手入れの目安
ソフトフラスクやハイドレーションバッグは、使用のたびに水ですすぎ、月に1回程度は専用のクリーニングタブレットや薄めた重曹水でのつけ置き洗いを行うと、においやぬめりを防ぎやすいとされています。パック本体は泥汚れを乾いたブラシで落とし、ひどい汚れがある場合のみ中性洗剤を薄めた水で部分的に手洗いするのが無難です。
よくある質問
Q普通のリュックサックで代用してもいいですか?
A一般的なリュックはトレイルランニングの上下動やひねりに対応した設計になっておらず、走行中に荷物が揺れて体力を余計に消耗しやすいとされています。大会では必携装備の携行が義務づけられていることも多いため、専用に設計されたパック・ベストの使用をおすすめします。
Q容量はどのくらいを選べばいいですか?
A日帰りの軽いトレーニングなら5〜8L、必携装備を携行する日帰りレースなら8〜12L、荷物が増えやすいロングレースや縦走なら12L以上が目安です。出場を予定している大会があれば、その必携装備リストと照らし合わせて容量を逆算するのが確実です。
Qバックパックタイプとベストタイプ、どちらを選べばいいですか?
A体への密着感が高く揺れにくいベストタイプが、多くの人にとって扱いやすいとされています。一方、防寒着や着替えなど荷物が多くなるロングレースや山行では、収納力に余裕のあるバックパックタイプが向いている場合があります。
Qソフトフラスクとハイドレーションバッグ、どちらを選べばいいですか?
Aボトルを出し入れするだけのソフトフラスク方式のほうが手入れが簡単で、初めての人には扱いやすいとされています。ハイドレーションバッグは一度に多くの水分を持ち運べる一方、使用後の洗浄・乾燥に手間がかかります。
Qサイズはどうやって選べばいいですか?
A多くのモデルは胸囲を基準にしたサイズ表を用意しています。普段のウェアのサイズだけで判断せず、自分の胸囲を実測したうえで商品ページのサイズ表と照らし合わせて選ぶと失敗しにくくなります。可能であれば実店舗での試着もおすすめです。
Q必携装備は具体的にどこで確認すればいいですか?
A出場を予定している大会の公式サイトや大会要項のページに、必携装備の一覧が具体的に記載されています。パックを購入する前に、まずは出場予定(あるいは目標にしている)大会の必携装備リストを確認し、それが収まる容量から逆算して選ぶことをおすすめします。
Q購入後、いきなり大会で使っても大丈夫ですか?
A購入直後は、まず近所の平坦な道や普段のトレーニングコースで試し走りをして、ベルトの締め具合やポケットの位置を自分に合わせて調整しておくことをおすすめします。大会当日に初めて使うと、想定外の擦れや揺れに気づけないまま長時間走ることになりかねません。
迷ったらこれ|この記事のNo.1

モンベル トレールランバーパック 4 #1133198
参考価格 8,980円
向いている人:まずは日帰りの軽いトレーニングから始めたい人、身軽に走りたい人
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