SPOGEARSPOGEARジム・スタジオ比較
ランニング用GPSウォッチの選び方とおすすめ4選
ランニング・陸上

ランニング用GPSウォッチの選び方とおすすめ4選

ランニング用GPSウォッチは何を見て選べばいいのか、GPS精度・バッテリー持続時間・ディスプレイ・トレーニング機能という4つの軸でやさしく解説。価格帯の異なる定番モデル4本も比較して紹介します。

公開:更新:執筆:SPOGEAR編集部

本記事にはアフィリエイト広告(PR)が含まれます。掲載商品は編集部が楽天市場・Yahoo!ショッピングで販売実態を確認したうえで選定しており、広告主の意向で評価を変えることはありません。編集方針を見る →

スマートフォンのランニングアプリで走行距離やペースを記録していたけれど、腕を上げてわざわざ画面を確認するのが面倒になってきた、という人は多いのではないでしょうか。GPSウォッチがあれば、走りながらでも手首を見るだけでペースや心拍数、距離をリアルタイムに確認できます。ただ、実際に買おうとして通販サイトを開くと、数千円のシンプルなモデルから10万円を超える多機能モデルまで価格の幅が非常に広く、「結局どれを選べばいいのか分からない」と手が止まってしまう人も少なくありません。GPS精度、バッテリー持続時間、ディスプレイの種類、トレーニング機能……スペック表に並ぶ専門用語も、シューズ選び以上にとっつきにくく感じるかもしれません。この記事では、GPSウォッチのスペック表で何を見ればいいのかを一つずつやさしい言葉で整理し、目的別にどのタイプを選べばよいかを解説します。最後には、価格帯の異なる定番モデル4本を実際に比較しています。

この記事でわかること

  • GPSウォッチ選びは「機能の多さ」だけで判断しにくい
  • そもそもGPSウォッチのスペックで何が変わるのか
  • 「GPS精度」の読み方 — 衛星測位方式の数がカギ
  • 「バッテリー持続時間」の読み方 — モードによって数字が大きく変わる
  • 「ディスプレイ」の読み方 — 液晶(MIP)と有機EL(AMOLED)の違い
  • 「トレーニング機能」の読み方 — 何のために走るかで必要な機能が変わる
先にランキングを見る

ランニング用GPSウォッチおすすめ4選

ここからは厳選した候補の紹介に入ります。ひとつお断りしておくと、価格が高いモデルほど必ず自分に合う、という話ではありません。いずれもGARMIN(ガーミン)の商品ページ上で公開されているスペックをもとに、価格帯とディスプレイ方式が異なる4本を選びました。こちらの金額は記事作成時点のものです。状況により前後することがあります。購入前に商品ページで最新の価格・在庫・カラーを確認してください。

4本を並べると、価格帯とディスプレイ方式、搭載機能の量で役割が分かれているのが分かります。ForeAthlete 55は2万円台で揃えられるエントリーモデル、165 Musicはディスプレイ品質と音楽再生機能を重視したモデル、265はトレーニング分析機能を備えたオールラウンドモデル、965は地図表示や長時間バッテリーを備えた高機能モデルというすみ分けがされています。

どれが適しているかは、走る頻度や目的、そして予算によって変わります。まず費用を抑えて試したいなら1本目、画面の見やすさや音楽再生を重視するなら2本目、大会でのタイム更新を目指すなら3本目、本格的な長距離・トレイルランニングに取り組むなら4本目、という基準で選ぶと、後悔しにくいはずです。価格・仕様はメーカーの都合で変わることがあります。購入前に商品ページで最新情報を確認してください。

価格だけで比べるとForeAthlete 55が手頃に見えますが、この価格帯のモデルは上位モデルと比べるとディスプレイの色数や分析機能の面で差があります。まずはGPSウォッチのある生活を試してみたい、という段階の1台としてはコストパフォーマンスに優れています。継続して走ることが習慣になってから、より高機能な上位モデルにステップアップするという考え方も十分にありです。

また、今回はいずれもガーミンのモデルを紹介しましたが、GPSウォッチの選び方に正解は一つではありません。同じ価格帯でもメーカーによって画面のデザインやアプリの使い勝手には違いがあります。可能であれば、この4本に近いスペックのモデルを店頭で実際に手に取ってみると、自分により合う1台が見つかりやすくなります。

No.1ガーミン ForeAthlete 55(フォアアスリート55)Whitestone GARMIN 0100256241
エントリー型の入門モデル

ガーミン ForeAthlete 55(フォアアスリート55)Whitestone GARMIN 0100256241

5.00(4件のレビュー)

参考価格28,800円

GPSランニングウォッチの入門モデル。GPS計測・心拍数計測・活動量計としての基本機能を備えつつ、反射型液晶(MIP)ディスプレイの採用でバッテリー持続時間を長く確保しています。初めてGPSウォッチを使う人向けのエントリーモデルです。

こんな人に初めてGPSウォッチを使う人、まずはシンプルな記録機能から試したい人
重量約37g(本体のみの目安)
ディスプレイ反射型液晶(強化ガラスレンズ)
防水等級5ATM
バッテリー(公称)スマートウォッチモード最大20日/GPSモード最大20時間
主な機能GPS計測・心拍数計測・活動量計・睡眠モニタリング
販売元アルペン楽天市場店

ここが良い

  • 4本の中でもっとも価格が手頃で、初めてのGPSウォッチとして試しやすい
  • MIPディスプレイでバッテリー持続時間が長く、充電の頻度を抑えやすい
  • 本体重量が約37gと軽く、装着したまま長時間過ごしても負担になりにくい

注意点

  • AMOLEDディスプレイを採用した上位モデルと比べると、画面の色数や精細さは控えめ
  • トレーニング負荷やリカバリー時間の目安といった分析機能は搭載されていない
価格を確認しています
楽天市場送料別
¥ ---
見る
Yahoo!送料無料
¥ ---
見る
Amazon
価格はストアで確認
見る
No.2ガーミン ForeAthlete 165 Music(フォアアスリート165 ミュージック)GARMIN Forerunner 165 Music 010-02863-93
ディスプレイ品質重視のモデル

ガーミン ForeAthlete 165 Music(フォアアスリート165 ミュージック)GARMIN Forerunner 165 Music 010-02863-93

参考価格40,760円

エントリーモデルとオールラウンドモデルの中間に位置するモデル。有機EL(AMOLED)ディスプレイを採用しながら、音楽再生機能にも対応しています。GPSウォッチとしての基本性能に加えて、日常使いの快適さを重視したい人向けのモデルです。

こんな人に画面の見やすさや音楽再生機能を重視したい人、エントリーモデルからの買い替えを考えている人
ディスプレイサイズ直径1.2インチ(30.4mm)
ディスプレイタイプAMOLED(オプションで常時点灯対応)
重量約39g
防水等級5ATM
主な機能GPS計測・心拍数計測・音楽保存再生・活動量計
販売元SuperSportsXEBIO楽天市場支店

ここが良い

  • AMOLEDディスプレイ採用で、屋外でも画面の色鮮やかさや文字の見やすさを感じやすい
  • スマートフォンなしで音楽を保存・再生できるため、身軽に走りたい人に向く
  • エントリーモデルより一段階上の見た目・操作感を求める人にちょうどよい価格帯

注意点

  • MIPディスプレイのモデルと比べると、常時点灯時のバッテリー消費が大きくなりやすい
  • トレーニング負荷・リカバリー時間などの詳細な分析機能は上位モデルほど充実していない
中古中古の価格を確認しています中古を見る

中古品です。コンディションは店舗でご確認ください。新品の最安値には含めていません。

No.3ガーミン ForeAthlete 265(フォアアスリート265)GARMIN Forerunner 265 010-02810-41
オールラウンド型の定番

ガーミン ForeAthlete 265(フォアアスリート265)GARMIN Forerunner 265 010-02810-41

5.00(1件のレビュー)

参考価格57,120円

トレーニング負荷やリカバリー時間の目安といった分析機能を搭載したオールラウンドモデル。大きめのAMOLEDディスプレイで視認性が高く、市民ランニング大会への出場を視野に入れている人に選ばれやすいモデルです。

こんな人に大会でのタイム更新を視野に入れている人、トレーニングを数値で振り返りたい人
ディスプレイサイズ直径1.3インチ(32.5mm)
ディスプレイタイプAMOLED(オプションで常時点灯対応)
重量約47g
防水等級5ATM
主な機能トレーニング負荷・リカバリー時間の目安・GPS計測・心拍数計測
販売元SuperSportsXEBIO楽天市場支店

ここが良い

  • トレーニング負荷やリカバリー時間の目安が分かり、計画的にトレーニングを積みたい人に向く
  • 大きめのディスプレイで、走行中でもペースや心拍数を確認しやすい
  • 4本の中で価格と機能のバランスが取れており、初めての本格モデルとして選ばれやすい

注意点

  • 上位モデルのようなフルカラー地図表示やチタンベゼルは搭載されていない
  • エントリーモデルと比べると重量・価格ともに増えるため、シンプルさを重視する人には過剰な場合がある
価格を確認しています
Amazon送料要確認
¥ ---
見る
楽天市場送料別
¥ ---
見る
Yahoo!送料無料
¥ ---
見る
中古中古の価格を確認しています中古を見る

中古品です。コンディションは店舗でご確認ください。新品の最安値には含めていません。

No.4ガーミン ForeAthlete 965(フォアアスリート965)GARMIN Forerunner 965 010-02809-62
高機能型の上位モデル

ガーミン ForeAthlete 965(フォアアスリート965)GARMIN Forerunner 965 010-02809-62

参考価格77,160円

4本の中で最上位に位置するモデル。大画面のAMOLEDディスプレイとフルカラー地図表示に対応し、長時間のバッテリー持続時間を備えています。フルマラソンやウルトラマラソン、トレイルランニングに本格的に取り組みたい人向けのモデルです。

こんな人にフルマラソンやウルトラマラソン、トレイルランニングに本格的に取り組みたい人
ディスプレイサイズ直径1.4インチ(35.4mm)目安
ディスプレイタイプAMOLED(オプションで常時点灯対応)
重量約53g
防水等級5ATM
主な機能フルカラー地図表示・トレーニング負荷・リカバリー時間の目安・GPS計測
販売元SuperSportsXEBIO楽天市場支店

ここが良い

  • 大画面のAMOLEDディスプレイと地図表示で、初めてのコースやトレイルでも位置を確認しやすい
  • GPSモードでの連続使用時間が長く、フルマラソン以上の長時間レースにも対応しやすいとされる
  • トレーニング関連の分析機能が4本の中でもっとも充実しており、本格的なトレーニング管理がしやすい

注意点

  • 4本の中でもっとも価格が高く、初めてのGPSウォッチとしてはハードルが高い
  • 重量・サイズともに大きめで、手首が細い人には存在感を感じやすい場合がある
価格を確認しています
Amazon送料要確認
¥ ---
見る
Yahoo!送料無料
¥ ---
見る
楽天市場
価格はストアで確認
見る
中古中古の価格を確認しています中古を見る

中古品です。コンディションは店舗でご確認ください。新品の最安値には含めていません。

■ スペック比較表

商品ガーミン ForeAthlete 55(フォアアスリート55)Whitestone GARMIN 0100256241ガーミン ForeAthlete 55(フォアアスリート…ガーミン ForeAthlete 165 Music(フォアアスリート165 ミュージック)GARMIN Forerunner 165 Music 010-02863-93ガーミン ForeAthlete 165 Music(フ…ガーミン ForeAthlete 265(フォアアスリート265)GARMIN Forerunner 265 010-02810-41ガーミン ForeAthlete 265(フォアアスリー…ガーミン ForeAthlete 965(フォアアスリート965)GARMIN Forerunner 965 010-02809-62ガーミン ForeAthlete 965(フォアアスリー…
参考価格28,800円40,760円57,120円77,160円
購入
重量約37g(本体のみの目安)約39g約47g約53g
ディスプレイ反射型液晶(強化ガラスレンズ)———
防水等級5ATM5ATM5ATM5ATM
バッテリー(公称)スマートウォッチモード最大20日/GPSモード最大20時間———
主な機能GPS計測・心拍数計測・活動量計・睡眠モニタリングGPS計測・心拍数計測・音楽保存再生・活動量計トレーニング負荷・リカバリー時間の目安・GPS計測・心拍数計測フルカラー地図表示・トレーニング負荷・リカバリー時間の目安・GPS計測
販売元アルペン楽天市場店SuperSportsXEBIO楽天市場支店SuperSportsXEBIO楽天市場支店SuperSportsXEBIO楽天市場支店
ディスプレイサイズ—直径1.2インチ(30.4mm)直径1.3インチ(32.5mm)直径1.4インチ(35.4mm)目安
ディスプレイタイプ—AMOLED(オプションで常時点灯対応)AMOLED(オプションで常時点灯対応)AMOLED(オプションで常時点灯対応)

※ 表は横にスクロールできます。仕様は販売ページの記載にもとづく目安です。

※ 価格・在庫は変動します。最新情報は各ストアでご確認ください。当サイトはアフィリエイトプログラムを利用しています。

この道具の最安値をまとめて比較 →

ランニングのウォッチ・ガジェット35点を、Amazon・楽天・Yahoo!の価格で並べて比較できます。

ランニング・陸上でよく買われる道具

この記事を読んでいる人がよく使うサービス

PR
サプリカツサプ

運動時のエネルギー補給を目的にしたカツオ由来のサプリメント

無料体験・詳細を見る →

※ アフィリエイトプログラムを利用しています。料金・キャンペーンは変動するため最新情報は各公式サイトでご確認ください。

GPSウォッチ選びは「機能の多さ」だけで判断しにくい

GPSウォッチは、見た目こそどれも似たような腕時計型のデバイスですが、内部で使われているセンサーの種類やディスプレイの方式、対応しているトレーニング機能によって、実際の使い心地は大きく変わります。安価なモデルは基本的なGPS計測と心拍数の記録に絞られている一方、高価なモデルはトレーニング負荷の分析や睡眠の質、体力年齢の推定といった機能まで搭載されています。カタログのスペック欄を見ても、機能名がずらりと並んでいるだけでは、自分に本当に必要な機能なのかどうか判断がつきにくいものです。

結論から言うと、GPSウォッチ選びで最初に確認すべきなのは「機能の多さ」ではなく、「自分がどのくらいの頻度で、何のために走るか」という利用シーンです。週に1〜2回、健康維持のために近所を走る人にとっては、高機能モデルの複雑な分析画面はほとんど使わないまま終わってしまうことも珍しくありません。逆に、大会でのタイム更新を目指して本格的にトレーニングを積みたい人にとっては、機能不足のモデルでは物足りなさを感じることもあります。

この記事では「高機能なモデルほど良い」という前提では書きません。価格が上がるほど機能は増えますが、それに比例してバッテリーの管理や操作の複雑さも増していきます。自分の使い方に見合った機能を持つモデルを選ぶことが、結果的に長く使い続けられるGPSウォッチ選びにつながります。

また、GPSウォッチはランニングだけでなく、日常の活動量計としても使われることが多いデバイスです。歩数や睡眠、心拍数を24時間記録し続けるという性質上、バッテリーの持ちや装着の快適さは、走っている時間よりもむしろ「走っていない時間」に大きく影響してきます。スペックを比較する際は、走行中の性能だけでなく、日常的に身につけるものとしての使い勝手も含めて検討するのがおすすめです。

この記事のスタンス

商品ごとの特徴については、メーカーが公表しているスペック情報をもとに「〜とされる」「〜という設計です」という表現にとどめています。実際の使用感には個人差があるため、判断材料の一つとして参考にしてください。

そもそもGPSウォッチのスペックで何が変わるのか

GPSウォッチの商品ページには、GPS測位方式、バッテリー持続時間、ディスプレイの種類、対応しているトレーニング機能、重量などさまざまな情報が並んでいます。すべてを覚える必要はありませんが、初めて選ぶ人がまず押さえておきたいのは「GPS精度」「バッテリー持続時間」「ディスプレイ」「トレーニング機能」の4つです。この4つを見るだけで、そのモデルが「シンプルな記録用」なのか「本格的な分析用」なのかが、おおよそ判断できます。

GPS精度は、屋外を走ったときに実際の距離やコースをどれだけ正確に記録できるかに関わる要素です。バッテリー持続時間は、充電の頻度や、長距離の大会・登山を伴うトレイルランニングでどこまで使い続けられるかに直結します。ディスプレイは屋外での見やすさと消費電力のトレードオフに関わり、トレーニング機能はランニングの質を数値で振り返りたい人にとっての付加価値になります。

初めてGPSウォッチを選ぶ人には、まず「GPS精度」と「バッテリー持続時間」を優先して比較することをおすすめします。この2つは走るたびに関わってくる基本性能であり、ここが不十分だと、せっかく高機能なモデルを選んでも「肝心の記録が不正確」「充電が追いつかない」といった不満につながりやすいためです。ディスプレイやトレーニング機能は、基本性能を確認したうえで、予算に応じて追加していく考え方が失敗しにくいでしょう。

なお、GPSウォッチはブランドによって対応しているスマートフォンアプリや連携機能が異なります。多くのモデルは専用アプリと連携してトレーニングの履歴を管理する仕組みになっているため、購入前に自分が使っているスマートフォンのOS(iOS・Android)に対応しているかどうかも確認しておくと安心です。

「GPS精度」の読み方 — 衛星測位方式の数がカギ

GPS精度は、衛星測位システム(GNSS)をどれだけ多く同時に利用できるかによって左右されます。商品ページには「GPS」「GLONASS」「Galileo」「みちびき(QZSS)」といった名称が並んでいることが多く、対応している測位システムの数が多いほど、より多くの衛星から位置情報を受信でき、ビルの近くや木々の生い茂った公園など、電波が届きにくい環境でも安定した測位をしやすいとされています。

近年のエントリーモデルでもGPSとGLONASSやGalileoなど複数の測位システムに対応していることが一般的になっており、以前ほど価格帯によるGPS精度の差は大きくなくなってきています。ただし、都市部の高層ビル街や、樹木の多い公園コースなど、電波が遮られやすい場所を頻繁に走る人は、対応する測位システムの数が多いモデルのほうが安定した記録を得やすい傾向にあります。

「みちびき(日本の準天頂衛星システム)」に対応しているモデルは、日本国内での測位精度がさらに安定しやすいとされています。国内メーカーの商品ページやレビューで「みちびき対応」と明記されている場合は、日本国内で使う分には安心材料の一つになるでしょう。

GPS精度は数値として明確に比較しにくい項目でもあります。カタログスペックだけで判断するよりも、実際に使っているランナーのレビューで「distance(距離)がずれやすい」「トンネルや高架下でロストしやすい」といったコメントがないかを確認するのも、実用的な判断材料になります。

「バッテリー持続時間」の読み方 — モードによって数字が大きく変わる

バッテリー持続時間は、GPSウォッチのスペック表で最も見落とされやすい落とし穴の一つです。多くのモデルは「スマートウォッチモード(GPSを使わず時計・通知機能のみ)」と「GPSモード(ランニング計測時)」で、バッテリーの持続時間がまったく異なる数字で表記されています。商品ページのトップに書かれている日数だけを見て「バッテリーが長持ちする」と判断すると、実際に走って計測してみたら数時間しか使えなかった、という誤解につながることがあります。

目安として、スマートウォッチモードでは数日〜3週間程度、GPSモードでは十数時間〜数十時間程度という幅で表記されることが多く、この2つの数字にはかなりの開きがあります。フルマラソンやウルトラマラソン、長時間のトレイルランニングに挑戦する予定がある人は、スマートウォッチモードの日数よりも、GPSモードでの連続使用時間を必ず確認するようにしてください。

一般的なジョギングや週数回のトレーニングが中心であれば、GPSモードで10時間前後の持続時間があれば実用上はほぼ困らないとされています。逆に、100kmを超えるような超長距離のレースに出場する予定がある場合は、GPSの測位間隔を間引いて消費電力を抑える「バッテリーセーブモード」に対応したモデルを選ぶと安心です。

また、ディスプレイを常時点灯させる設定にしていると、バッテリーの消耗は公称値よりも早くなるとされています。特に有機ELディスプレイ(AMOLED)を採用したモデルは、常時点灯機能が搭載されていることが多いものの、この機能をオンにしたままだとバッテリー持続時間が半分近くまで短くなることもあります。日常的にどこまで使うかを想定したうえで、公称値をそのまま鵜呑みにしないことが大切です。

充電の習慣化がバッテリー不安を減らす

GPSウォッチは睡眠中の心拍数や活動量も記録するため、充電のタイミングを逃すとデータが途切れてしまいます。週に1回、決まった曜日にシャワーを浴びている間などに充電する習慣をつけておくと、バッテリー残量を気にせず使い続けやすくなります。

「ディスプレイ」の読み方 — 液晶(MIP)と有機EL(AMOLED)の違い

GPSウォッチのディスプレイは、大きく分けて反射型液晶(MIPディスプレイ)と有機ELディスプレイ(AMOLED)の2種類があります。それぞれ見え方と消費電力の特性が異なり、選ぶモデルによって日常の使い心地が変わってきます。

MIPディスプレイは、太陽光の下でもコントラストがはっきりと見えやすく、消費電力が少ないためバッテリー持続時間を延ばしやすいという特徴があります。色数やアイコンの精細さでは有機ELに劣るとされていますが、屋外での視認性とバッテリーの持ちを重視する人には扱いやすい方式です。

有機EL(AMOLED)ディスプレイは、色鮮やかで文字や地図が見やすく、スマートフォンの画面に近い感覚で操作できることが特徴です。一方で、消費電力はMIPディスプレイより大きく、常時点灯設定にするとバッテリー持続時間が短くなりやすいとされています。近年は省電力性能が改善されたモデルも増えていますが、購入前にGPSモードでの連続使用時間を確認しておくと安心です。

どちらが優れているというよりも、屋外での視認性とバッテリーの持ちを優先するならMIP、画面の見やすさや通知の確認しやすさを優先するならAMOLED、という住み分けで考えるとイメージしやすいでしょう。夜間のトレーニングが多い人は、バックライトの明るさや常時点灯の設定も含めて比較してみてください。

「トレーニング機能」の読み方 — 何のために走るかで必要な機能が変わる

価格が上がるモデルほど、心拍数や走行データをもとにした付加機能が増えていきます。代表的なものに「トレーニング負荷」「リカバリー(回復)時間の目安」「体力年齢」「VO2マックス(最大酸素摂取量の推定値)」「睡眠の質の分析」などがあります。これらはいずれもセンサーで取得したデータをもとにした推定値であり、医療機器のような厳密な計測ではない点には注意が必要ですが、日々のトレーニングを振り返る材料としては役立つとされています。

健康維持やダイエット目的でジョギングを楽しみたい人にとっては、こうした分析機能は「あれば嬉しいが、なくても困らない」ことが多いものです。距離・ペース・心拍数といった基本的な記録さえできれば、日々のランニングを継続する目的は十分に果たせます。

一方、市民ランニング大会でのタイム更新や、フルマラソンの完走を目指している人にとっては、トレーニング負荷やリカバリー時間の目安が分かることで、オーバートレーニングを避けながら計画的に走力を伸ばしやすくなるとされています。「今日は追い込む日」「今日は回復を優先する日」といった判断材料として活用できるのが利点です。

また、上位モデルにはフルカラーの地図表示やナビゲーション機能を搭載したものもあります。トレイルランニングや初めてのコースを走る機会が多い人には心強い機能ですが、普段のロードランニングが中心であれば、スマートフォンのアプリで代用できる場合も多く、優先度は人によって変わってきます。

機能を増やすほど価格も上がっていくため、「今の自分に必要な機能」と「いずれ使うかもしれない機能」を分けて考えることが、予算内で満足度の高い1台を選ぶコツです。

目的別に見る3タイプ

ここまで見てきたGPS精度・バッテリー・ディスプレイ・トレーニング機能の組み合わせによって、市販のGPSウォッチはおおよそ3つの系統に分けられます。自分がどのタイプに近いかを先に決めておくと、数ある商品ページを一つずつ読み込まなくても、スペック表を見た瞬間にある程度の当たりをつけられるようになります。

■ エントリー型

価格帯2万円台〜3万円台前半、基本的なGPS計測・心拍数計測・活動量計機能に絞られたタイプです。MIPディスプレイでバッテリー持続時間が長く、まずはGPSウォッチを試してみたい人、シンプルな操作を好む人に向いています。

■ オールラウンド型

価格帯3万円台後半〜6万円前後、AMOLEDディスプレイとトレーニング負荷・リカバリー機能を備えたタイプです。市民ランニング大会への出場を視野に入れている人や、日々のトレーニングを数値で振り返りたい人に選ばれやすい系統です。

■ 高機能型

価格帯6万円台後半〜、フルカラー地図表示やチタン素材のベゼル、長時間バッテリーなど上位機能を備えたタイプです。フルマラソンやウルトラマラソン、トレイルランニングに本格的に取り組みたい人向けとされています。

選び方の3ステップ

ここまでの知識を踏まえて、実際にGPSウォッチを選ぶ流れを3つの手順に整理しました。この順番で絞り込んでいくと、機能の多さに迷わされることなく絞り込みやすくなります。

  1. 1自分の目的を大まかに把握する。健康維持やダイエットが目的で、まずは記録をつけてみたい場合は「エントリー型」寄り、大会でのタイム更新を視野に入れている場合は「オールラウンド型」寄りから検討すると外しにくくなります。フルマラソン以上の長距離やトレイルランニングに本格的に取り組む予定がある人は「高機能型」も検討候補に入れてください。
  2. 2GPSモードでのバッテリー持続時間を確認する。普段のトレーニングで走る時間よりも余裕のある持続時間のモデルを選んでおくと、充電切れの心配をせずに使い続けられます。フルマラソンなど長時間の使用を想定するなら、バッテリーセーブモードの有無も確認しておきましょう。
  3. 3ディスプレイの見やすさと重量を確認する。可能であれば実際に店頭で装着してみて、屋外での画面の見やすさや、長時間つけていても負担にならない重さかどうかを確認するのが確実です。試着が難しい場合は、口コミレビューで「画面の見やすさ」「装着感」についてのコメントを探すのも参考になります。

初めての1台は機能を絞りすぎないのがコツ

価格を抑えたいあまりに機能を絞りすぎると、走り始めてから「心拍数も見たかった」「バッテリーが思ったより持たない」と感じることがあります。予算に余裕があれば、ワンランク上のオールラウンド型を選んでおくと、後から機能不足を感じにくくなります。

装着・設定で気をつけたいこと

GPSウォッチは正しく装着し、初期設定を済ませておくことで、記録の精度や使い心地が大きく変わります。ここでは購入後にまず確認しておきたいポイントを整理します。

まず装着位置です。GPSウォッチは手首の骨が出っ張っている部分(尺骨茎状突起)から指1〜2本分ほど離した位置に、きつすぎず緩すぎない程度に装着するのが基本とされています。手首に密着させすぎると汗をかいたときに肌荒れの原因になることがあり、逆に緩すぎると心拍センサーが正しく肌に触れず、心拍数の計測精度が下がることがあります。

次に、初回のGPS捕捉です。購入して初めて屋外で使うときは、GPS衛星の情報を取得するまでに数分かかることがあります。走り出す前に、屋外の開けた場所でしばらく待ってからスタートすると、走り始めからスムーズに記録が始まりやすくなります。ビルの谷間や屋内で電源を入れると、捕捉に時間がかかる場合があるため注意してください。

また、多くのモデルは専用アプリとスマートフォンをBluetoothで連携させることで、走行データの保存や分析、ソフトウェアのアップデートができる仕組みになっています。購入後は早めにアプリをインストールし、ペアリングとソフトウェアの更新を済ませておくと、後々のトラブルを防ぎやすくなります。

心拍センサーの精度を高めるコツ

手首式の光学心拍センサーは、運動強度が高くなるほど誤差が出やすいとされています。より正確な心拍数を記録したい場合は、胸に装着するタイプの心拍センサーを別途組み合わせられるモデルを選ぶという方法もあります。

買ったあとに気をつけたいこと

GPSウォッチは精密機器であり、長く使い続けるためにはいくつか気をつけたい点があります。特に購入したばかりの頃は見落としがちなポイントを挙げておきます。

まず充電の習慣です。GPSウォッチは睡眠中の心拍数や活動量も記録し続けるため、バッテリー切れに気づかないまま数日過ごしてしまうと、その間のデータが記録されなくなります。週に1回など、決まったタイミングで充電する習慣をつけておくと、データの欠落を防ぎやすくなります。

次に、ソフトウェアのアップデートです。GPSウォッチはメーカーから定期的にソフトウェアの更新が提供されており、GPSの測位精度や新しいトレーニング機能が追加されることがあります。専用アプリからの通知を確認し、こまめにアップデートしておくと、購入時よりも機能が向上した状態で使い続けられる場合があります。

汗や汚れの手入れも忘れずに行いましょう。特に心拍センサーが接する裏面は、汗や皮脂が付着したまま放置すると、肌荒れやセンサー精度の低下につながることがあるとされています。運動後は乾いた布やぬるま湯で軽く拭き取り、清潔な状態を保つことをおすすめします。

最後に、バンド(ベルト)の劣化です。シリコン製のバンドは紫外線や汗の影響で徐々に硬化し、ひび割れることがあります。多くのモデルは交換用バンドが別売りされているため、劣化が気になってきたら本体を買い替える前に、まずはバンドの交換を検討してみるのも一つの方法です。

よくある質問

Q初めてのGPSウォッチはどのくらいの価格帯を選べばいいですか?

A目安として2万円台〜3万円台前半の「エントリー型」から始めるのがおすすめです。GPS計測・心拍数計測・活動量計といった基本機能を備えており、まずはGPSウォッチのある生活を試してみたい人に向いています。継続して走る習慣がついてから、より高機能なモデルへの買い替えを検討する方法もあります。

Qスマートフォンのランニングアプリと何が違いますか?

AスマートフォンでもGPS計測は可能ですが、走るたびに大きな端末を持ち運ぶ必要があり、画面を確認するには腕を上げてポケットから取り出す手間がかかります。GPSウォッチは手首を見るだけでペースや心拍数を確認でき、日常的な活動量や睡眠の記録も24時間継続してできる点が異なります。

Qバッテリー持続時間はどの数字を見ればいいですか?

A商品ページには「スマートウォッチモード」と「GPSモード」で異なる日数・時間が表記されています。ランニング時に使うのはGPSモードの数値なので、スマートウォッチモードの日数だけを見て判断しないよう注意してください。フルマラソン以上の長時間の使用を想定する場合は、GPSモードでの連続使用時間を重視して選ぶのがおすすめです。

Q液晶(MIP)ディスプレイと有機EL(AMOLED)ディスプレイ、どちらを選ぶべきですか?

A屋外での視認性とバッテリー持続時間を重視するならMIPディスプレイ、画面の色鮮やかさや通知の見やすさを重視するならAMOLEDディスプレイが向いているとされています。AMOLEDは常時点灯設定にするとバッテリー消費が大きくなりやすい点には注意してください。

Q心拍数の計測は正確ですか?

A手首式の光学心拍センサーは、運動強度が高くなるほど誤差が出やすいとされています。より正確な心拍数を記録したい場合は、胸に装着するタイプの心拍センサーを別途組み合わせられるモデルを選ぶという方法もあります。日常的なトレーニングの目安としては十分に活用できるとされています。

Q防水性能はどのくらいあれば水泳にも使えますか?

A多くのGPSウォッチは5ATM(日常生活防水+シャワー・水泳程度の耐水性能の目安)に対応していますが、水泳(トライアスロンの練習など)に使う場合は、商品ページで「水泳対応」「200m防水」などの明記があるかを個別に確認することをおすすめします。5ATMの表記だけでは水泳用途を保証するものではありません。

QGPSウォッチはランニング以外にも使えますか?

Aはい。多くのモデルは歩数計・睡眠モニタリング・心拍数の記録など、日常の活動量計としても機能します。ウォーキングやジムでのトレーニング、登山やトレイルランニングなど、対応しているスポーツモードを切り替えることで幅広いシーンで活用できます。

迷ったらこれ|この記事のNo.1

ガーミン ForeAthlete 55(フォアアスリート55)Whitestone GARMIN 0100256241

ガーミン ForeAthlete 55(フォアアスリート55)Whitestone GARMIN 0100256241

参考価格 28,800円

向いている人:初めてGPSウォッチを使う人、まずはシンプルな記録機能から試したい人

あわせて検討したいサービス

PR
24時間ジムFiT24

24時間営業でスキマ時間にトレーニングできるフィットネスジム

店舗を探す →
  • 24時間営業でスキマ時間に通える
  • 全国に店舗を展開

※ アフィリエイトプログラムを利用しています。料金・キャンペーンは変動するため最新情報は各公式サイトでご確認ください。

体づくりはジム・スタジオで

関連記事

SPOGEAR編集部

スポーツ用品の選び方・比較レビューを専門に発信。実際の売れ筋データや口コミをもとに、初心者にもわかりやすい商品選びの基準を紹介しています。

運営者情報を見る →
SPOGEAR

他のランニング・陸上用品ガイドも見る

気になる用品が見つかったら、各ストアで価格・在庫をチェックしてみてください。

ガイド一覧を見る →
Amazonで見る楽天で見るYahoo!で見る