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初心者向けランニングシューズの選び方とおすすめ4選
ランニング・陸上

初心者向けランニングシューズの選び方とおすすめ4選

これからランニングを始める人向けに、シューズ選びで見るべきクッション性・重量・ドロップ・足幅(ウィズ)の読み方をやさしく解説。候補になりやすい初心者向けランニングシューズ4足も紹介します。

公開:更新:執筆:SPOGEAR編集部

本記事にはアフィリエイト広告(PR)が含まれます。掲載商品は編集部が楽天市場・Yahoo!ショッピングで販売実態を確認したうえで選定しており、広告主の意向で評価を変えることはありません。編集方針を見る →

「明日から健康のために走ってみよう」と思い立って、スニーカーではなく専用のランニングシューズを探し始めたとき、通販サイトにずらりと並んだ商品の多さに戸惑った経験はないでしょうか。クッション性、重量、ドロップ、ウィズ(足幅)……見慣れない単語が並ぶスペック表を前に、結局「なんとなくデザインが好みだから」「セール価格だったから」という理由だけで選んでしまう人も少なくありません。ですが、ランニングシューズは走るたびに体重の何倍もの衝撃を受け止める道具です。自分の走り方や体格に合わないシューズを履き続けると、膝や足首に余計な負担がかかったり、「走るのがつらい」と感じてランニング自体をやめてしまったりすることもあります。この記事では、専門用語を一つずつやさしい言葉に置き換えながら、初心者がどこを見てランニングシューズを選べばいいかを整理しました。最後には、実店舗でもよく見かける4足も比較しています。

この記事でわかること

  • シューズ選びは「なんとなく」で失敗しやすい
  • そもそもシューズのスペックで何が変わるのか
  • 「クッション性」の読み方 — ミッドソールが衝撃吸収を左右する
  • 「重量」の読み方 — 軽ければ良いというわけでもない
  • 「ドロップ(heel-to-toe drop)」の読み方 — 数値が大きいほどかかとが高い
  • 「ウィズ(足幅)」の読み方 — 2Eや3Eの表記を見落とさない
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初心者におすすめのランニングシューズ4選

ここでは実際に選んだ候補を紹介します。先にお断りしておくと、これらを履けば必ず速く走れる、という話ではありません。いずれもメーカーの商品ページ上で「ジョギング」「初心者向け」として案内されているものを中心に、クッション性・重量のバランスが異なる4足を選びました。価格は取材・執筆時点のものです。その後変更されている場合があります。購入前に商品ページで最新の価格・在庫・選べるサイズ・ウィズを確認してください。

4足を並べると、価格帯とウィズの選択肢で役割が分かれているのが分かります。ミズノは3,000円台〜6,000円台で揃えられる幅広ウィズのコスパモデル、ナイキはブランドの安心感を取ったスタンダードモデル、ニューバランスはクッション性と安定性のバランスを取ったモデル、アシックスはウィズを選べる点とGELによる衝撃緩衝を重視したモデルといった役割分担になっています。

どれが最適かは、体重や運動経験、そして足の形や予算によって変わります。まず費用を抑えて試したいなら3足目、ブランドの安心感も欲しいなら1足目、足幅の合うウィズから選びたいなら2足目、日常使いも兼ねたバランス型が欲しいなら4足目、という視点を持って選ぶと、判断しやすくなるはずです。価格・仕様は変わることがあるため、最終確認は商品ページで行うようにしてください。

価格だけで比べると、ミズノが突出して手頃に見えるかもしれません。ただし、この価格帯のモデルは上位モデルに比べると素材や耐久性の面で差があるとされています。最初の数か月〜1年程度、ランニングが続くかどうかを見極める期間の1足としてはコストパフォーマンスに優れています。続けることが決まってから、より高機能な上位モデルにステップアップするという考え方も十分にありです。

また、今回はいずれも「ジョギング」「初心者向け」として商品ページに明記されているものを選びましたが、シューズ選びに正解は一つではありません。同じ価格帯・同じクッション性を謳うモデルでも、メーカーごとにフィット感やクッションの沈み込み方には違いがあります。可能であれば、この4足に近いスペックのモデルを店頭で実際に試し履きしてみると、自分の足により合う1足が見つかりやすくなります。

No.1ナイキ レボリューション 8(NIKE REVOLUTION 8)メンズ ランニングシューズ HJ9198
定番ブランドの入門モデル

ナイキ レボリューション 8(NIKE REVOLUTION 8)メンズ ランニングシューズ HJ9198

参考価格7,700円

長年にわたり定番として支持されてきたレボリューションシリーズの最新モデル。フォームミッドソールと柔軟な前足部で柔らかな履き心地を実現し、メッシュのアッパーは通気性が向上しています。ロードランニング入門として案内されているモデルです。

こんな人に知名度のあるブランドで、まず1足目を安心して選びたい人
重量約292g(メンズ28cm、片足の目安)
ドロップ(オフセット)10mm
アッパー素材メッシュ
ミッドソールフォームミッドソール
対応シーンジョギング・トレーニング・普段履き
原産国インドネシア
サイズ展開24.0〜32.0cm

ここが良い

  • Nike公式ストアが直接販売しており、正規品として安心して購入しやすい
  • メッシュアッパーで通気性が高く、汗をかきやすい人でも蒸れにくいとされる
  • サイズ展開が24.0〜32.0cmと幅広く、体格を問わず選びやすい

注意点

  • ウィズ(足幅)の選択肢が明記されておらず、幅広の足には窮屈に感じる場合がある
  • クッション性は次に紹介するモデルと比べるとやや控えめとされる
価格を確認しています
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No.2アシックス GEL-CONTEND 10(ゲルコンテンド 10)STANDARD メンズ ランニングシューズ
クッション性重視の定番

アシックス GEL-CONTEND 10(ゲルコンテンド 10)STANDARD メンズ ランニングシューズ

参考価格8,800円

アシックスのエントリー向けランニングシューズシリーズ。GEL(ゲル)による衝撃緩衝機構を搭載し、初めてのランニングシューズとして選ばれやすいモデルです。STANDARD(標準ウィズ)のほかEXTRA WIDE(幅広)も用意されています。

こんな人に幅広の足で靴選びに悩みやすい人、クッション性を重視したい人
ウィズ展開STANDARD(標準)/EXTRA WIDE(幅広)
クッション機構GEL(ゲル)搭載
対応シーンジョギング・ランニング入門
販売元アシックス公式ストア楽天市場店

ここが良い

  • アシックス公式ストアが直接販売しており、正規品として安心して購入しやすい
  • STANDARDとEXTRA WIDEの2種類のウィズから選べるため、足幅に合わせやすい
  • GEL搭載モデルとしては手頃な価格帯に位置づけられている

注意点

  • 4足の中では価格がやや高め
  • カラー展開が限定的な場合があり、購入時点の在庫による
価格を確認しています
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No.3ミズノ マキシマイザー27 MIZUNO K1GA250209 メンズ ランニングシューズ
コスパ重視の入門モデル

ミズノ マキシマイザー27 MIZUNO K1GA250209 メンズ ランニングシューズ

4.90(10件のレビュー)

参考価格5,490円

足を入れた瞬間のソフトな履き心地を追求した、日常履きからランニングまでマルチに使えるモデル。3E相当のウィズで、幅広い足の形に対応しているとされています。4足の中でもっとも手頃な価格帯です。

こんな人にとにかく費用を抑えて最初の1足を用意したい人、足幅が広めの人
重量約260g(27.0cm、片足の目安)
ウィズ3E相当(幅広)
アッパー素材合成繊維・人工皮革・合成皮革
アウトソール合成底
インソールPUインソール(取り外し可)
サイズ展開24.0〜29.0cm
原産国ベトナム

ここが良い

  • 4足の中でもっとも価格が手頃で、まず試してみたい人にリスクが少ない
  • 3E相当の幅広設計で、足の横幅が気になる人でも窮屈になりにくいとされる
  • 掲載時点でレビュー評価4.90(10件)と、実際の使用感を確認しやすい

注意点

  • 素材は合成繊維中心で、上位モデルと比べると耐久性はやや控えめとされる
  • デザインのカラー展開が限られている
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No.4ニューバランス フレッシュフォーム520 v9(Fresh Foam 520 v9)M520 6DX メンズ
バランス型の定番モデル

ニューバランス フレッシュフォーム520 v9(Fresh Foam 520 v9)M520 6DX メンズ

4.75(4件のレビュー)

参考価格7,128円

ジョギングやウォーキング、ジムなどマルチなシーンで活躍するモデル。足圧分布のデータをもとにクッション性と安定性を配置した厚めのFresh Foamミッドソールと、通気性の高いエンジニアードメッシュのアッパーを採用しています。ウィズは2E(標準)。

こんな人にジョギングだけでなくジムやウォーキングにも幅広く使えるシューズを探している人
ウィズ2E(標準)
アッパー素材エンジニアードメッシュ
ミッドソールFresh Foam(厚めのクッション設計)
アウトソールラバー配置
サイズ展開25.0〜29.0cm

ここが良い

  • ニューバランス公式ストアが直接販売しており、正規品として安心して購入しやすい
  • 足圧分布データに基づいた設計で、安定性を重視したい人に向くとされる
  • 掲載時点でレビュー評価4.75(4件)と、購入者の満足度が高い傾向にある

注意点

  • レビュー件数は4足の中でもっとも少なく、判断材料がやや限られる
  • 在庫のあるカラー・サイズが限定的な場合がある
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■ スペック比較表

商品ナイキ レボリューション 8(NIKE REVOLUTION 8)メンズ ランニングシューズ HJ9198ナイキ レボリューション 8(NIKE REVOLUTI…アシックス GEL-CONTEND 10(ゲルコンテンド 10)STANDARD メンズ ランニングシューズアシックス GEL-CONTEND 10(ゲルコンテンド…ミズノ マキシマイザー27 MIZUNO K1GA250209 メンズ ランニングシューズミズノ マキシマイザー27 MIZUNO K1GA250…ニューバランス フレッシュフォーム520 v9(Fresh Foam 520 v9)M520 6DX メンズニューバランス フレッシュフォーム520 v9(Fres…
参考価格7,700円8,800円5,490円7,128円
購入
重量約292g(メンズ28cm、片足の目安)—約260g(27.0cm、片足の目安)—
ドロップ(オフセット)10mm———
アッパー素材メッシュ—合成繊維・人工皮革・合成皮革エンジニアードメッシュ
ミッドソールフォームミッドソール——Fresh Foam(厚めのクッション設計)
対応シーンジョギング・トレーニング・普段履きジョギング・ランニング入門——
原産国インドネシア—ベトナム—
サイズ展開24.0〜32.0cm—24.0〜29.0cm25.0〜29.0cm
ウィズ展開—STANDARD(標準)/EXTRA WIDE(幅広)——
クッション機構—GEL(ゲル)搭載——
販売元—アシックス公式ストア楽天市場店——
ウィズ——3E相当(幅広)2E(標準)
アウトソール——合成底ラバー配置
インソール——PUインソール(取り外し可)—

※ 表は横にスクロールできます。仕様は販売ページの記載にもとづく目安です。

※ 価格・在庫は変動します。最新情報は各ストアでご確認ください。当サイトはアフィリエイトプログラムを利用しています。

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シューズ選びは「なんとなく」で失敗しやすい

ランニングを始めたばかりの頃は、シューズの違いなんてどれも似たようなものだと感じるかもしれません。ですが実際には、同じ「ランニングシューズ」というくくりの中でも、ミッドソールの厚みや重量、ヒールからつま先にかけての傾斜(ドロップ)によって、着地したときの衝撃の感じ方や走ったときの疲れやすさがかなり変わります。普段履いているファッション用のスニーカーで走り始めてしまうと、クッション性が十分でなく、数キロも走らないうちに足裏やすねに痛みを感じてしまう人もいます。

逆に言えば、シューズの特性を知ったうえで「今の自分に合うタイプ」を選ぶだけで、走ったときの快適さや続けやすさは大きく変わります。これは決して大げさな話ではなく、市民ランニング大会の初心者向けブースで配布される案内に、たいてい「クッション性重視のシューズを選びましょう」という一文が入っているのも同じ理由です。道具の特性を理解して選ぶことは、タイムを縮める近道というより、ランニングを嫌いにならずに続けるための土台づくりに近いものだと考えてください。

この記事では「このシューズを履けば速く走れる」というような書き方はしません。シューズの効果には個人差があり、体重や走り方の癖、これまでの運動経験によっても合う・合わないが変わるからです。その代わり、スペック表に並ぶ数字がそれぞれ何を意味していて、初心者にとってどのあたりが無難な目安になるのかを、できるだけ具体的に説明していきます。

また、スポーツ用品店の店頭では、忙しい時間帯だとスタッフに詳しく説明してもらう時間が取れないこともあります。ネット通販であればなおさら、商品ページの数字を自分で読み解く必要があります。専門用語を知らないまま「レビューの評価が高いから」「見た目が好みだから」という理由だけで選んでしまうと、後になって「思っていたのと違った」と感じるケースも珍しくありません。数字の意味さえ分かってしまえば、店頭でもネットでも同じ基準で比較できるようになります。

なお、この記事は主に舗装路(アスファルトや公園の遊歩道)を走ることを想定したロードランニングシューズを対象にしています。山道や未舗装のコースを走るトレイルランニングでは、グリップ力や耐久性を重視した専用のトレイルシューズが必要になり、選び方の基準も異なります。これから始めるのが街や公園でのジョギングなのか、山道を走るトレイルランなのかを、まず確認したうえで商品を探すようにしてください。

この記事のスタンス

商品ごとの特徴については一概には言えないため、「〜とされる」という控えめな表現にとどめています。シューズの相性には個人差が大きく、人それぞれで差が出るためです。判断材料として使い、可能であれば購入前に実店舗で試し履きをすることをおすすめします。

そもそもシューズのスペックで何が変わるのか

ランニングシューズの商品ページには、クッション性(ミッドソールの厚みや素材)、重量、ドロップ(heel-to-toe drop)、ウィズ(足幅)、アウトソールの素材など、さまざまな情報が並んでいます。すべてを一度に理解する必要はありませんが、初心者がまず押さえておきたいのは「クッション性」「重量」「ドロップ」「ウィズ」の4つです。この4つを見るだけで、そのシューズが「衝撃吸収重視」なのか「軽快さ重視」なのかが、おおよそ判断できます。

たとえるなら、クッション性は着地の衝撃を吸収するクッションの厚み、重量とドロップは走ったときの脚の運びやすさ、ウィズは足の横幅に対するフィット感に関わる要素です。クッションが厚ければ着地の衝撃が和らぎますし、ドロップが適切であれば無理のない着地姿勢を保ちやすくなります。初心者のうちは「衝撃吸収」を優先したほうが、走ることそのものへの抵抗感を減らしやすくなります。

一方で、クッション性だけを追求したシューズは、慣れてきたときに「地面を蹴る感覚がつかみにくい」と感じることもあります。これは安定感と軽快さのトレードオフで、どちらが正解ということではありません。まずは「今の自分は衝撃吸収を優先する時期なのか、それとも多少の硬さより軽快さを取りたい時期なのか」を意識しておくと、スペックの数字が意味を持って見えてきます。

もう一つ見落とされがちなのが、クッション性の高いシューズが継続のモチベーションに与える影響です。走るたびに足裏や膝に痛みを感じる状態が続くと、ランニング自体を楽しいと感じる前に嫌になってしまう人もいます。逆に、多少ペースが遅くても足への負担が少ないシューズであれば、「今日も走れた」という成功体験を早く積むことができ、結果として継続日数そのものが伸びやすくなります。シューズ選びは走力の話であると同時に、続けやすさを左右する要素でもあると考えてください。

また、体重差の影響も無視できません。ランニングは年齢や性別を問わず楽しめる運動ですが、体重によって着地時に足へかかる負荷は大きく変わります。同じ「初心者向け」というくくりでも、体重が軽めの人と、これから運動習慣をつけたい体重が重めの人とでは、必要とされるクッション性のレベルが変わってきます。スペック表の数字を見るときは、一般的な目安と同時に「自分は着地の衝撃が気になりやすいほうか」という自己認識も判断材料に加えてみてください。

「クッション性」の読み方 — ミッドソールが衝撃吸収を左右する

クッション性は、靴底の中でも地面と足の間にある「ミッドソール」と呼ばれる部分の厚みや素材によって決まります。近年はEVA樹脂を発泡させた軽量なフォーム素材が主流で、商品ページには「厚めのクッション」「ソフトな履き心地」といった表現で紹介されていることが多いです。数値として重量やミッドソールの厚みが明記されていることもありますが、明記されていない場合は商品説明の文章から読み取る必要があります。

初心者にまず勧められやすいのは、クッション性を重視した「厚め」のミッドソールを採用したモデルです。着地の衝撃を吸収しやすく、まだ走るフォームが安定していない段階でも、足裏や膝への負担を和らげやすいとされています。逆に薄いミッドソールのモデルは、地面を蹴る感覚をダイレクトに感じやすい一方、衝撃吸収の面では初心者には厳しく感じられることが多いです。

中には厚底カーボンプレート搭載モデルのような、競技志向の高い特殊なシューズもあります。反発力を活かしてタイムを縮めることを目的とした設計ですが、価格が高く、走り方に慣れていない段階で使うと逆にバランスを崩しやすいとされています。まずは価格帯5,000〜9,000円程度の、クッション性を前面に打ち出したエントリーモデルを基準に検討するとイメージしやすいでしょう。

クッション性は主に着地の瞬間の衝撃吸収に影響しますが、長い距離を走ったときの疲れにくさとも関係が深い要素です。クッションが十分なシューズは、走行距離が伸びても足裏の疲労感が蓄積しにくいとされ、まだ体力が十分でないうちは恩恵を感じやすい部分です。一方で反発力を重視したい人からは「クッションが柔らかすぎると走りにくい」という声もあります。とはいえ、これは走力が上がってから気になる程度の差であり、最初の1足を選ぶ段階ではあまり神経質になる必要はありません。

「重量」の読み方 — 軽ければ良いというわけでもない

重量は「片足・特定サイズ」でのグラム数で表記されることが多く、商品ページによって「27.0cmで約260g」のように基準サイズが異なる点には注意が必要です。初心者向けのクッション重視モデルはおおむね250〜300g程度に収まることが多く、これより軽いモデルは競技志向の中〜上級者を想定していることが一般的です。

軽いシューズは脚を運びやすく、ペースを上げたいときの負担をコンパクトにしやすいという利点があります。体力に自信がある人や、他のスポーツ経験がある人には物足りなさを感じにくい傾向があるとされています。ただし軽さを追求したシューズは、そのぶんミッドソールが薄めに作られていることが多く、着地の衝撃を吸収しきれず、足裏や膝への負担が大きくなる場合があるとも言われています。

逆にある程度重量があるクッション重視のシューズは、走行時の衝撃を吸収しやすく、長い時間・長い距離を走っても足への負担を感じにくいとされています。ただし脚を持ち上げる動作にわずかに力が必要になり、特に走り始めの数キロで「重たい」と感じることもあります。目安として、体重や走力に不安がなければ250〜270g前後、クッション性を最優先したいなら280g前後まで視野に入れて探すとよいでしょう。

また、重量と合わせて見ておきたいのが「足あたりの柔らかさ」です。同じ重量帯でもアッパー(甲を覆う布の部分)の素材によって、履いたときの締め付け感は大きく変わります。メッシュ素材は通気性が高く軽い履き心地になりやすい一方、サポート力はやや控えめとされています。初心者向けモデルの多くは、通気性とサポート力のバランスを取ったメッシュ素材が採用されており、これも走りやすさを重視した工夫の一つです。

「ドロップ(heel-to-toe drop)」の読み方 — 数値が大きいほどかかとが高い

ドロップとは、かかと部分とつま先部分のミッドソールの厚みの差をミリメートル(mm)で表したものです。商品ページでは「オフセット」と表記されることもあります。数値が大きいほどかかとが高く、前傾姿勢を取りやすいとされ、数値が小さい(0に近い)ほどフラットな構造になります。

目安として8〜12mm程度を「標準的なドロップ」、4mm以下を「ロードロップ」と考えるとイメージしやすいです。初心者向けのエントリーモデルは8〜10mm程度のドロップで作られていることが多く、これは普段の歩行に近い自然な着地を促しやすいとされる範囲です。極端にドロップが小さいモデルは、ふくらはぎやアキレス腱への負担が大きくなりやすいとされ、走り慣れていないうちは避けたほうが無難とされています。

ここで大事なのは、ドロップの数値だけで「走りやすさ」を判断しないことです。同じドロップの数値でも、クッション性や重量との組み合わせによって体感はかなり変わります。ドロップはあくまで、そのシューズが「かかと着地寄りの走り方に合うか、フラットな着地に合うか」を大まかにつかむための一つの手がかりとして見るのがおすすめです。

ドロップが標準的な範囲のモデルは、これまでウォーキングシューズやスニーカーを履いてきた人にとって違和感の少ない構造になっているとも言われています。初めてランニングシューズを選ぶ段階では、ドロップの数値を細かく比較するよりも、まずは8〜10mm前後の標準的なモデルから試してみて、走り方の癖がつかめてきたタイミングで見直すくらいで十分です。

「ウィズ(足幅)」の読み方 — 2Eや3Eの表記を見落とさない

ウィズは足の横幅に対するシューズ内部の余裕を示す規格で、「D(標準)」「2E(やや幅広)」「3E(幅広)」「4E(かなり幅広)」のようにアルファベットと数字の組み合わせで表記されます。数字が大きいほど、足囲(親指の付け根から小指の付け根までをぐるっと測った周囲の長さ)に余裕があることを示しています。

日本人は欧米向けの標準的なシューズだと窮屈に感じやすいという指摘もあり、国内メーカーのモデルには2E〜3E相当のウィズで作られたものが多く見られます。逆に海外ブランドのモデルは標準(D相当)で作られていることが多く、同じサイズ表記でも実際のフィット感が異なる場合があります。購入前に商品ページでウィズの表記を確認し、過去に履いたシューズと比べて余裕があるか窮屈かを目安にすると失敗しにくくなります。

ウィズが合わないシューズを履き続けると、走っている最中に足の側面が圧迫されて痛みが出たり、逆に横方向に足がずれて靴擦れの原因になったりすることがあります。特にネット通販で試し履きができない場合は、ウィズの表記と、これまで履いてきたシューズのサイズ感を照らし合わせて選ぶことが重要です。

なお、足の実際の形は「足長(かかとからつま先までの長さ)」だけでなく「足囲」や「甲の高さ」によっても左右されます。同じ足長でも足囲が広い人がDウィズのモデルを選んでしまうと、指先が圧迫されて豆やタコの原因になることもあります。可能であれば、購入前に自分の足のサイズを実店舗で計測してもらい、足長・足囲の両方を把握しておくと、通販で選ぶときの参考になります。

目的別に見る3タイプ

ここまで見てきたクッション性・重量・ドロップ・ウィズの組み合わせによって、市販のランニングシューズはおおよそ3つの系統に分けられます。すべてのモデルがきれいに当てはまるわけではありませんが、店頭やネットショップで「このシューズはどのタイプだろう」と判断する目安として使ってください。自分がどのタイプに近いかを先に決めておくと、数ある商品ページを一つずつ読み込まなくても、スペック表を見た瞬間にある程度の当たりをつけられるようになります。

■ クッション重視型

重量260〜300g程度・厚めのミッドソール・ドロップ8〜10mm程度といった組み合わせが多いタイプです。着地の衝撃を吸収しやすく、これまで運動習慣がなかった人、体重や膝への負担が気になる人に向いているとされています。長時間のウォーキング的なジョギングにも扱いやすいタイプです。

■ オールラウンド型

重量240〜270g程度、クッション性と軽さのバランスを取った設計が多いタイプです。ジョギングから軽いペース走まで幅広くこなせるとされ、市民ランニング大会への出場を視野に入れている人にも選ばれやすい系統です。初めての1足として最も選ばれやすいタイプでもあります。

■ 軽量・スピード重視型

重量200〜230g程度と軽く、反発力を意識した設計が多いタイプです。ペースを上げて走りたい人、大会でのタイムを意識し始めた人向けとされる一方、クッション性は控えめなことが多く、走り慣れていないうちに使うと足への負担が大きくなりやすいとされています。運動経験が豊富な人向けです。

選び方の3ステップ

ここまでの知識を踏まえて、実際にランニングシューズを選ぶ手順を大きく3つに分けて整理しました。順を追って絞り込んでいくと、数字の羅列に惑わされにくくなり、候補を決めやすくなります。焦って1足目から完璧なシューズを選ぼうとする必要はありません。まずはこの3ステップで大きく外さない選択をして、実際に走りながら自分の好みを見つけていくつもりで進めてください。

  1. 1自分の目的を大まかに把握する。健康維持やダイエットが目的で、まずは無理なく続けたい場合は「クッション重視型」寄り、市民ランニング大会への出場も視野に入れている場合は「オールラウンド型」寄りから検討すると外しにくくなります。最初から「軽量・スピード重視型」を選ぶのは、よほど運動経験が豊富な人以外にはおすすめしません。
  2. 2重量とウィズで候補を絞る。目安として、重量250〜290g程度・自分の足幅に合ったウィズ(多くの人は2E〜3E相当が目安)のレンジに入っているモデルを3〜5足ほどリストアップします。この時点ではブランドやデザインにこだわりすぎず、まずスペックのレンジで機械的に絞り込むのがコツです。
  3. 3可能であれば実際に試し履きをする。足を入れたときのつま先の余裕や、かかとのホールド感は、数字だけでは分かりません。スポーツ用品店では試し履きができる場合が多く、可能であれば購入前に何足か履き比べてみるのが確実です。試し履きが難しい場合は、口コミレビューで体重や運動経験が近い人の感想を探すのも参考になります。

試し履きは夕方以降がおすすめ

足はむくみによって、朝よりも夕方のほうがわずかに大きくなるとされています。走っている最中も足はむくみやすいため、試し履きをするなら夕方以降のタイミングで、普段ランニング用に履く靴下を持参して確認すると、実際に走るときの感覚に近い状態で試すことができます。

サイズ選びで失敗しないために

ランニングシューズは、普段履いているスニーカーと同じサイズを選べば必ず合うというわけではありません。ここでは通販でシューズを選ぶ際に、特に確認しておきたいポイントを整理します。

まず、ランニングシューズは普段のスニーカーよりも「0.5〜1.0cm程度大きめ」を選ぶのが一般的とされています。走っているとき、特に長い距離を走ると足がわずかにむくみ、つま先が靴の先端に当たりやすくなるためです。つま先に指1本分(5〜10mm程度)の余裕があるかどうかを、試し履きの際の目安にするとよいでしょう。

次に、左右で足のサイズがわずかに異なる人は珍しくありません。試し履きをする際は、必ず両足とも履いて確認することをおすすめします。通販で購入する場合、多くのブランドが公式サイトにサイズ表(足長・足囲の対応表)を掲載しているので、自分の足を採寸したうえで表と照らし合わせると失敗しにくくなります。

また、メーカーやシリーズによってサイズ感には差があります。同じ25.5cmでも、ブランドによっては「小さめ」「大きめ」と感じることがあるため、レビューに「サイズ感」についてのコメントがないか確認するのも有効です。特に海外ブランドは日本人の足の形(甲高・幅広など)とは異なる木型で作られていることがあり、初めて購入するブランドの場合は、レビューを参考にワンサイズ上げるかどうかを検討してみてください。

通販で失敗しないためのチェックリスト

購入前に「①普段のスニーカーサイズより0.5〜1.0cm大きめを検討したか」「②足長だけでなく足囲(ウィズ)も確認したか」「③そのブランド・シリーズのサイズ感に関するレビューを確認したか」の3点をチェックしておくと、通販でのサイズ選びの失敗を減らしやすくなります。

買ったあとに気をつけたいこと

ランニングシューズは買って終わりではなく、使っていくうちに劣化していく消耗品でもあります。特に初心者のうちは見落としがちな点をいくつか挙げておきます。

まずシューズの寿命です。ランニングシューズは走行距離500〜800km程度、あるいは半年〜1年程度を目安に、ミッドソールのクッション性が徐々に低下していくとされています。見た目のアウトソール(靴底のゴム部分)がすり減っていなくても、内部のクッション素材が劣化していることがあるため、「なんとなく着地の衝撃を感じやすくなった」と思ったら、買い替えを検討するタイミングかもしれません。

次に、洗い方です。洗濯機で丸洗いすると、接着剤の劣化やミッドソールの型崩れにつながる場合があるとされています。基本的には泥や汚れを乾いたブラシで落とし、汚れがひどい部分は中性洗剤を薄めた水と柔らかいブラシで軽く手洗いするのが無難です。洗ったあとは風通しの良い日陰で自然乾燥させ、直射日光や乾燥機での急速乾燥は素材の劣化を早める可能性があるため避けたほうがよいとされています。

最後に、シューズのローテーションです。本格的にランニングを続けるようになったら、1足だけを毎日履き続けるのではなく、2足を交互に履くことで、それぞれのシューズが乾く時間と回復する時間を確保できるとされています。初心者のうちは1足で十分ですが、週に3回以上走るようになってきたら、2足目の購入を検討するのも一つの方法です。

保管方法にも触れておきます。高温多湿の玄関や、直射日光が当たる場所に長時間置いておくと、ミッドソールの樹脂やアッパーの接着剤が劣化しやすくなると言われています。使わないときは風通しの良い場所で保管する習慣をつけておくと、シューズを長持ちさせやすくなります。また、走った後に軽く汗や汚れを拭き取っておくだけでも、劣化を遅らせることができます。

こうした細かなメンテナンスは、シューズそのものの性能とは別の話に思えるかもしれません。ですが、道具を大事に使う習慣は、結果的に「今のシューズが合っているか、合っていないか」を自分で判断しやすくすることにもつながります。違和感の原因がシューズ本体にあるのか、単なる劣化にあるのかを切り分けられるようになると、次にシューズを買い替えるときの判断もしやすくなるはずです。

よくある質問

Q初心者はどんなクッション性のシューズを選べばいいですか?

A目安として、厚めのミッドソールを採用した「クッション重視型」のモデルから探すのがおすすめです。着地の衝撃を吸収しやすく、まだ走るフォームが安定していない段階でも、足裏や膝への負担を和らげやすいとされています。薄いミッドソールのモデルは反発力を感じやすい一方、初心者には衝撃吸収の面で厳しく感じられることが多いです。

Q普段履いているスニーカーで走ってもいいですか?

Aファッション用のスニーカーはランニング用に比べてクッション性や耐久性が十分でないことが多く、数キロ走っただけで足裏やすねに痛みを感じる場合があります。週に数回、継続してランニングをする予定があるなら、早めに専用のランニングシューズを用意することをおすすめします。

Qサイズはいつものスニーカーと同じでいいですか?

Aランニングシューズは、普段のスニーカーよりも0.5〜1.0cm程度大きめを選ぶのが一般的とされています。走っているときに足がむくみ、つま先が靴の先端に当たりやすくなるためです。つま先に指1本分程度の余裕があるかを、試し履きの目安にしてください。

Qウィズ(足幅)はどうやって選べばいいですか?

A過去に履いたシューズと比べて窮屈に感じたことがあるかどうかが目安になります。日本人向けのモデルには2E〜3E相当のやや幅広な設計が多く見られます。通販で購入する場合は、商品ページのウィズ表記と自分の足の実測値を照らし合わせて選ぶと失敗しにくくなります。

Qランニングシューズはどのくらいで買い替えるべきですか?

A走行距離500〜800km程度、あるいは半年〜1年程度が目安とされています。見た目のすり減りがなくても、内部のクッション素材が劣化していることがあり、着地の衝撃を感じやすくなったと感じたら買い替えのサインかもしれません。

Q洗濯機で丸洗いしてもいいですか?

A洗濯機での丸洗いは、接着剤の劣化やミッドソールの型崩れにつながる場合があるとされ、あまりおすすめできません。乾いたブラシで汚れを落とし、ひどい汚れは中性洗剤を薄めた水で手洗いしたうえで、風通しの良い日陰で自然乾燥させるのが無難です。

Q予算はどれくらい見ておけばいいですか?

Aエントリーモデルであれば5,000〜9,000円程度で、クッション性を重視した初心者向けのモデルが揃います。反発力を重視した競技志向の厚底モデルは2万円を超えることもあります。最初の1足であれば、無理に高額なものを選ぶ必要はなく、まずはクッション性と足への合いやすさを優先して選ぶのがおすすめです。

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