本記事にはアフィリエイト広告(PR)が含まれます。掲載商品は編集部が楽天市場・Yahoo!ショッピングで販売実態を確認したうえで選定しており、広告主の意向で評価を変えることはありません。編集方針を見る →
ゴルフのスコアメイクにおいて「パットは全ストロークの4割を占める」とよく言われます。ドライバーやアイアンには時間をかけてこだわって選ぶのに、パターだけは「なんとなくセットに付いていたものをそのまま使っている」「知り合いに勧められたものをよく調べずに購入した」という人は少なくありません。ですが、パターはグリーン上での唯一の相棒であり、ヘッドの形状やネックの形状、長さやライ角が自分のストロークタイプに合っていないと、狙った距離感や方向性を安定して出しにくくなります。逆に自分のストロークの癖に合ったパターを選べば、構えたときの安心感が増し、結果としてパット数を減らせる可能性が高まります。とはいえ、ゴルフショップの棚に並ぶパターは、ブレード型・マレット型といった形状の違いから、ネックの曲がり方、素材、打感まで多岐にわたり、何を基準に選べばいいのか分かりにくいのも事実です。この記事では、パターを比較する際に押さえておきたい「ヘッド形状」「ネック形状」「長さ・ライ角」「打感」という4つの観点を中心に、選び方の基本を整理しました。記事の後半では、購入候補に挙がりやすい4本のパターも紹介しています。
この記事でわかること
- パターは「あとまわし」にされやすい道具
- 「ヘッド形状」の読み方 — ブレード型とマレット型の違い
- 「ネック形状」の読み方 — フェースの向きの合わせやすさが変わる
- 「長さ・ライ角」の読み方 — 体格に合わないと構えが崩れる
- 「打感」の読み方 — フェース素材とインサートの違い
- タイプ別に見る3系統
おすすめゴルフパター4選
以下、実際の候補として選んだものを紹介します。念のため触れておくと、これらを使えば必ずパット数が減る、という話ではありません。いずれも大手メーカーが展開する定番シリーズの中から、ヘッド形状・打感・価格帯のバランスが異なる4本を選びました。価格は記事執筆時点の参考値であり、日々変動しています。購入前に商品ページで最新の価格・在庫・長さの選択肢を確認してください。
4本を並べると、価格帯とヘッド形状で役割が分かれているのが分かります。PINGはアンサー2に代表されるブレード型の定番モデル、オデッセイは重量配分技術を手頃な価格で試せるモデル、ダンロップのゼクシオ12はブレード型の伝統的な構えやすさを追求したモデル、スコッティキャメロンはツアープロも使用するハイエンドなマレット型という役割を持つモデルです。
選ぶべき一台は、ストロークタイプや予算、構えたときの好みによって変わります。まず定番のアンサー型を試したいならPING、パター専業メーカーの技術を体感したいならオデッセイ、ブレード型の操作性を重視したいならゼクシオ、予算に余裕がありハイエンドモデルを使ってみたいならスコッティキャメロン、という選び方をすれば、自分に合う一台に近づけるはずです。価格・仕様は今後変更される場合があるため、購入前に商品ページで最終確認をおすすめします。
価格だけで比べると、PINGとオデッセイが手を出しやすい価格帯に見えるかもしれません。ただし、パターは価格の高さがそのまま自分との相性の良さを意味するわけではない道具でもあります。数万円のハイエンドモデルよりも、1万円台のモデルのほうが構えやすく感じられるということも十分にあり得ます。最初の1本は、価格帯にとらわれすぎず、構えたときの安心感を優先して選ぶことをおすすめします。
また、今回はいずれも大手メーカーの定番シリーズから選びましたが、パター選びに正解は一つではありません。同じ価格帯・同じヘッド形状を謳うモデルでも、メーカーごとにネック形状やフェースの打感には違いがあります。可能であれば、この4本に近いスペックのモデルを店頭で実際に試打してみると、自分のストロークにより合う1本が見つかりやすくなります。
ダンロップ ゼクシオ12 ブレード パター 3.0度 オリジナルスチールシャフト
参考価格約30,020円
ダンロップXXIO 12のブレード型パターです。オリジナルスチールシャフト装着の標準モデルとして案内されています。
ここが良い
- 国内メーカーDUNLOPのXXIOシリーズ
- ブレード型でシンプルに構えやすい
- 3万円前後で購入できる
注意点
- ネオマレット型に比べ直進性は好みが分かれる
- ヘッド形状の好みを試打で確認したい

オデッセイ Ai-ONE シルバー パター STROKE LAB 90 スチールシャフト ODYSSEY
参考価格22,000円
パター専業メーカーとして知られるオデッセイの人気シリーズ。ヘッド・シャフト・グリップの重量配分を最適化するSTROKE LAB(ストロークラボ)テクノロジーを採用し、スムーズなストロークをサポートするとされています。数量限定モデルです。
ここが良い
- パター専業メーカーならではの重量配分設計で、スムーズなストロークをサポートするとされる
- シルバーカラーのシンプルなデザインで、幅広い好みに合わせやすい
- 数量限定モデルのため、価格が比較的抑えられている
注意点
- 数量限定のため、在庫がなくなり次第終了となる可能性がある
- ヘッド形状のバリエーション(マレット/ブレードの選択)が限られている

スコッティキャメロン Phantom 11R OC パター SCOTTY CAMERON 2026年モデル USA直輸入品
4.00(1件のレビュー)
参考価格90,200円
タイトリスト傘下のパター専門ブランド、スコッティキャメロンのPhantomシリーズ。マレット型ヘッドによる高い慣性モーメントと、独自の削り出し製法による打感の良さで知られるハイエンドモデルです。USA直輸入品で、33・34・35インチから選べます。
ここが良い
- ツアープロの使用率が高いブランドで、性能への信頼性が高い
- マレット型による高い慣性モーメントで、打点のブレに強いとされる
- 削り出し製法による独自の打感が持ち味とされる
注意点
- 4本の中で価格がもっとも高く、初めての1本としてはハードルが高い
- USA直輸入品のため、日本正規代理店の保証書は付属しない(販売店独自の保証あり)
中古品です。コンディションは店舗でご確認ください。新品の最安値には含めていません。
PING ピン ANSER 2 パター 2024年モデル
参考価格約17,800円
PINGの定番ヘッド形状アンサーをベースにしたブレード型パターです。2024年モデルとして展開されています。
ここが良い
- パターの原点ともいわれるPINGのアンサー系ヘッド
- 1万円台後半と比較的手頃
- シンプルな形状で距離感を出しやすい
注意点
- ネオマレット型に比べ許容性は控えめ
- レビュー件数が少ない
中古品です。コンディションは店舗でご確認ください。新品の最安値には含めていません。
■ スペック比較表
| 商品 | オデッセイ Ai-ONE シルバー パター STROKE… | スコッティキャメロン Phantom 11R OC パタ… | ||
|---|---|---|---|---|
| 参考価格 | 約30,020円 | 22,000円 | 90,200円 | 約17,800円 |
| 購入 | ||||
| モデル | XXIO 12 ブレード | — | — | ANSER 2(2024) |
| ロフト | 3.0度 | — | — | — |
| シャフト | オリジナルスチール | STROKE LAB 90 スチールシャフト | — | — |
| ブランド | — | ODYSSEY(オデッセイ) | — | PING |
| 対応シーン | — | ラウンド全般 | — | — |
| 販売形態 | — | 数量限定モデル | — | — |
| ヘッド形状 | — | — | マレット型(Phantomシリーズ) | — |
| 長さ展開 | — | — | 33・34・35インチ | — |
| 利き手 | — | — | 右用 | — |
| 仕様 | — | — | USA直輸入品(2年間の販売店保証付き) | — |
| 発売 | — | — | 2026年モデル | — |
| タイプ | — | — | — | ブレード型 |
※ 表は横にスクロールできます。仕様は販売ページの記載にもとづく目安です。
※ 価格・在庫は変動します。最新情報は各ストアでご確認ください。当サイトはアフィリエイトプログラムを利用しています。
この道具の最安値をまとめて比較 →
ゴルフパター12点を、Amazon・楽天・Yahoo!の価格で並べて比較できます。
ゴルフでよく買われる道具
この記事を読んでいる人がよく使うサービス
PR※ アフィリエイトプログラムを利用しています。料金・キャンペーンは変動するため最新情報は各公式サイトでご確認ください。
パターは「あとまわし」にされやすい道具
ゴルフクラブの中でパターは、ドライバーやアイアンに比べて派手さがなく、飛距離や弾道といった分かりやすい指標もないため、選び方を後回しにされがちな道具です。実際、初心者のうちは「クラブセットに付属していたパターをそのまま使い続けている」というケースも多く見られます。ですが、1ラウンドの中でパターを握る回数は、ドライバーやアイアンよりもずっと多くなります。18ホールを回れば、パットの数だけで30回前後、多い人ではそれ以上になることも珍しくありません。
例えば、同じ距離のパットでも、ヘッドの形状やネックの形状が自分のストロークの軌道と合っていないと、インパクトの瞬間にフェースの向きがわずかにずれてしまい、方向性が安定しないことがあります。プロゴルファーの多くが、パター1本を選ぶのに何週間もかけてフィッティングを受けたり、複数のモデルを試打し比べたりするのも、パターがスコアに与える影響の大きさを理解しているからだと言われています。
また、パターとの相性には「見た目の好み」も大きく関わってきます。構えたときに違和感なくアドレスに入れるかどうかは、性能の数値だけでは測れない部分です。同じ性能を持つパターでも、ヘッドが大きく見えるものと小さく見えるものとでは、構えたときの安心感がまったく違うということもあります。まずは「自分がどんな見た目のパターに安心感を覚えるか」を意識しておくと、スペックの比較がより実践的になります。
この記事では「このパターを使えば必ずパット数が減る」という書き方はしません。パターとの相性には個人差があり、ストロークの軌道や手首の使い方、これまでのゴルフ経験によっても最適な1本は変わるからです。その代わり、商品ページに並ぶ「ヘッド形状」「ネック形状」「長さ・ライ角」「打感」の表記が何を意味しているのかを、できるだけ具体的に説明していきます。
なお、この記事は主にラウンドで使う一般的なパターを対象にしています。パター専用の練習器具や、規定から外れる特殊な形状のパター(公認モデル外のもの)については触れていません。競技志望の方は、購入前にそのモデルがR&AやUSGAのルールに適合しているかを商品ページやメーカーの公認リストで確認することをおすすめします。
この記事のスタンス
商品ごとの特徴については感じ方には個人差があるため、断定的な表現は避けています。パターとの相性には個人差が大きく、必ずしも同じ結果になるとは限らないためです。判断材料として使い、可能であれば購入前にゴルフショップで試打することをおすすめします。
「ヘッド形状」の読み方 — ブレード型とマレット型の違い
パターのヘッド形状は、大きく分けて「ブレード型(ピン型)」と「マレット型」の2種類があります。近年はその中間的な「ネオマレット型」も増えており、商品ページには形状の名称とあわせて、ヘッドの慣性モーメント(打点がズレたときのブレにくさ)についての説明が添えられていることが多いです。
ブレード型は、刃のように薄く伝統的な見た目のヘッドで、シンプルな形状ゆえに構えたときの違和感が少なく、手首を使った繊細なタッチを出しやすいとされています。一方で、慣性モーメントが比較的小さいため、芯を外したときの距離感や方向性のブレが大きくなりやすいとも言われています。ストロークが安定していて、パターを操作する感覚を大事にしたい人に向いているとされる形状です。
マレット型は、ヘッドの体積が大きく、重心をヘッドの周辺に配置することで慣性モーメントを高めた設計が多いタイプです。芯を多少外しても方向性がブレにくいとされ、初心者やストロークがまだ安定していない人にも扱いやすい形状として案内されることが多くあります。ただし、ヘッドが大きい分、構えたときに威圧感を感じたり、繊細なタッチを出しにくいと感じたりする人もいます。
ネオマレット型は、ブレード型の操作性とマレット型の安定性の中間を狙った形状で、近年のパターラインナップの中心を占めることが多くなっています。どちらの形状が合うか迷った場合は、まずこのネオマレット型から試してみるのも一つの方法です。いずれの形状も、実際に構えてみたときの「見やすさ」「安心感」が選ぶうえで重要な判断材料になります。
「ネック形状」の読み方 — フェースの向きの合わせやすさが変わる
ネックとは、ヘッドとシャフトをつなぐ部分のことで、その曲がり方や長さによって、ストローク中のフェースの開閉(トゥダウン・フェースローテーション)のしやすさが変わります。商品ページでは「プラムネック」「フローネック」「ダブルベンドネック」などの名称で紹介されていることが多く、見慣れない単語ですが、これも選ぶうえで重要な要素です。
ストロークの軌道が緩やかな弧を描くタイプ(アークタイプ)の人は、ストローク中にフェースが自然と開閉する動きに合わせやすい、シャフト軸線がヘッドの重心に近いネック形状(プラムネックなど)が合いやすいとされています。逆に、ストロークがまっすぐに近い軌道を描くタイプ(ストレートタイプ)の人は、フェースの開閉が少なくて済む、オフセットの効いたネック形状(ダブルベンドネックなど)が合いやすいと言われています。
自分がどちらのストロークタイプかを正確に判断するのは、フィッティングを受けない限り難しい面もあります。目安としては、ロングパットのときに肩や腕をどう動かしているかを鏡の前で確認してみたり、ゴルフショップの試打スペースでネック形状の異なる数本を打ち比べてみたりすると、感覚的に「構えやすい」「打ちやすい」と感じるものが見つかりやすくなります。
なお、ネック形状はヘッド形状と組み合わさって初めて効果を発揮するものなので、「ブレード型だからこのネック」「マレット型だからこのネック」と単純に決めつけず、実際に組み合わさった状態での構えやすさを確認することが大切です。
「長さ・ライ角」の読み方 — 体格に合わないと構えが崩れる
パターの長さは、一般的に33〜35インチ程度の範囲で展開されており、既製品では34インチが標準的な長さとして設定されていることが多いです。ライ角(シャフトとヘッドの底面がつくる角度)は、パターを構えたときにソール(ヘッドの底面)が地面に対して水平になるかどうかに関わる要素です。
長さが自分の体格に合っていないと、無理な前傾姿勢になったり、逆に猫背気味の構えになったりして、ストロークの再現性が下がりやすくなります。目安として、腕を自然に下げてグリップを握ったときに、上半身の力みなく構えられる長さを選ぶことが大切です。身長が高めの人は34〜35インチ、標準的な体格の人は34インチ前後、身長が低めの人は33インチ前後を目安に検討するとよいでしょう。
ライ角についても同様で、パターのソールが地面から浮いていたり、逆にトゥ側(先端側)だけが浮いていたりする状態で構えると、フェースの向きが左右にズレやすくなり、方向性が安定しません。既製品のパターは平均的な体格を想定したライ角で作られているため、購入後にゴルフショップでライ角や長さの調整(有料の場合が多い)を相談できる場合もあります。特に体格が平均から離れている人は、既製品をそのまま使うよりも、調整を前提に選ぶことをおすすめします。
長さとライ角は、グリップの太さとも関係しています。太めのグリップは手首の細かい動きを抑えやすく、ストロークを安定させたい人に向いているとされる一方、繊細なタッチを出しにくくなる面もあります。パター本体だけでなく、グリップの太さも含めて自分に合った組み合わせを探すという視点を持っておくと、選択肢が広がります。
「打感」の読み方 — フェース素材とインサートの違い
パターのフェース(ボールに当たる面)には、ステンレスやカーボンスチールなどの金属がそのまま使われているモデルと、樹脂やエラストマーなどの「フェースインサート」と呼ばれる部材を埋め込んだモデルがあります。商品ページには「柔らかい打感」「ソフトなインパクト音」といった表現で紹介されていることが多いです。
フェースインサートを採用したモデルは、打った瞬間の衝撃を和らげ、柔らかい打感になりやすいとされています。特にグリーンが硬めのコースや、距離感を繊細に合わせたい人に好まれる傾向があります。一方、金属がそのまま使われているモデル(ノーメッキ・削り出しなど)は、打感がダイレクトで、インパクトの感触をはっきり感じ取りやすいとされ、フィードバックを重視するプレーヤーに選ばれやすい傾向があります。
打感は数値化しにくい要素であり、商品ページの説明文やレビューの言葉だけでは伝わりにくい部分でもあります。可能であれば、ゴルフショップの練習グリーンで実際に打ってみて、自分がどちらの打感を心地よく感じるかを確認するのが確実です。通販で購入する場合は、同じメーカーの中で過去に使ったことのあるモデルと比較して、フェース素材の系統が近いものを選ぶと失敗しにくくなります。
また、打感と一緒に「音」も確認しておきたいポイントです。インパクト音が甲高いモデルと、低く鈍い音がするモデルとでは、同じ距離感で打っていても心理的な感覚が変わることがあります。静かなグリーン上で気になる音かどうかも、試打の際にチェックしておくとよいでしょう。
タイプ別に見る3系統
ここまで見てきたヘッド形状・ネック形状・打感の組み合わせによって、市販のパターはおおよそ3つの系統に分けられます。すべてのモデルがきれいに当てはまるわけではありませんが、店頭やネットショップで「このパターはどのタイプだろう」と判断する目安として使ってください。
■ 操作性重視型(ブレード系)
薄型のブレードヘッドに、プラムネックなど操作しやすいネック形状を組み合わせたタイプです。手首を使った繊細なタッチを出しやすく、ストロークが安定している中〜上級者に選ばれやすい傾向があります。芯を外したときのブレが大きくなりやすい点は理解しておく必要があります。
■ 安定性重視型(マレット系)
大型のマレットヘッドやネオマレットヘッドに、慣性モーメントを高める重量配分を組み合わせたタイプです。芯を多少外しても方向性がブレにくく、初心者やストロークが安定しない人に扱いやすいとされています。構えたときの見た目に安心感を覚える人にも向いています。
■ バランス型
ネオマレット寄りのヘッドに、標準的なネック形状とやや柔らかめの打感を組み合わせたタイプです。操作性と安定性のどちらかに極端に振らず、幅広いストロークタイプに対応しやすいとされ、初めての1本として選ばれやすい系統です。
身長別 パター長さ 早見表
「パター 長さ 目安」で迷ったら、まずは身長から大まかなレンジを絞り込むと検討しやすくなります。以下はあくまで一般的な目安で、腕の長さや前傾姿勢の深さによって適切な長さは前後します。
■ 身長160cm前後
33インチ前後が目安
■ 身長165〜170cm前後
33〜34インチが目安
■ 身長170〜175cm前後
34インチが目安(既製品の標準的な長さ)
■ 身長175〜180cm前後
34〜35インチが目安
■ 身長180cm以上
35インチ前後が目安
前傾姿勢の深さでも変わる
同じ身長でも、構えたときの前傾姿勢が深い人は長さが短めのパターが、逆に前傾が浅く体を起こし気味に構える人は長さが長めのパターが合いやすいとされています。表の数値はあくまで出発点とし、実際にゴルフショップで構えてみて上半身に力みが出ない長さを最終的な基準にしてください。
ストロークタイプ診断チェックリスト — アークかストレートか
「ネック形状」の項目で触れたとおり、自分のストロークがアークタイプ(緩やかな弧を描く)かストレートタイプ(まっすぐに近い軌道)かによって、合いやすいネック形状は変わります。以下のチェックリストで、自分がどちらに近いかを大まかに把握しておきましょう。
■ バックスイングで手首や肩の回転が入りやすい
当てはまる数が多いほどアークタイプに近く、プラムネックなどオフセットの少ないネック形状が合いやすい傾向があります。
■ ロングパットで肩全体を大きく使って振っている感覚がある
アークタイプに近い傾向のサインのひとつです。
■ ストロークの軌道を鏡で見ると、インパクト前後でヘッドが直線的に動いている
当てはまる場合はストレートタイプに近く、ダブルベンドネックなどオフセットの効いた形状が合いやすい傾向があります。
■ 肩よりも腕や手首の動きを最小限に抑えて「押し出す」感覚で打っている
ストレートタイプに近い傾向のサインです。
チェックリストはあくまで自己診断の目安
自分のストロークタイプを正確に判定するには、フィッティングでの計測が確実です。このチェックリストは、店頭で試打するモデルの候補を絞り込むための簡易的な目安として使ってください。
ミスの症状別に見るパター選びの逆引き
パットのミスには一定のパターンがあり、症状によって見直すべきポイントも変わってきます。ここでは代表的な3つの症状を取り上げ、パターのスペックとの関係を整理しました。ただし、ミスの原因はスペックだけでなくアドレスやストロークのフォームにも大きく左右されるため、あくまで見直しの一つの視点として参考にしてください。
■ 引っかけ(フェースが左を向いて打ち出される)が多い
ストロークに対してネック形状のオフセットが合っておらず、インパクトでフェースが閉じやすくなっている可能性があります。ストレートタイプの人がオフセットの少ないネックを使っている場合、ダブルベンドネックなどオフセットの効いた形状に変えてみると改善することがあります。
■ 押し出し(フェースが右を向いて打ち出される)が多い
引っかけとは逆に、ネック形状のオフセットが強すぎてフェースが開いたまま当たっている可能性があります。アークタイプの人がオフセットの強いネックを使っている場合、プラムネックなどオフセットの少ない形状への変更を検討してみてください。
■ 距離感が合わない(オーバー・ショートが多い)
打感やフェース素材が自分に合っておらず、力加減の感覚をつかみにくくなっている可能性があります。柔らかい打感のフェースインサートモデルと、ダイレクトな打感の金属フェースモデルとでは同じ力加減でも転がる距離が変わって感じられることがあるため、普段と異なる打感のモデルを試している場合は元の系統に戻してみるのも一つの方法です。
初心者・レディースパターの選び方
これから本格的にパット練習を始める初心者や、非力さが気になる人・レディース向けにパターを選ぶ場合、いくつか意識しておきたいポイントがあります。
初心者のうちは、慣性モーメントが高く芯を多少外してもブレにくいマレット型・ネオマレット型から検討するのが無難です。ヘッドが大きく見えることで、構えたときの安心感を得やすいというメリットもあります。
レディースモデルとして展開されているパターは、グリップが細めに作られていたり、シャフトが標準よりやや短めの長さ(33インチ前後)で設定されていたりすることが多く、体格が小柄な人には既製品のままでもフィットしやすい傾向があります。男性用モデルを検討する場合も、長さについては前述の身長別早見表を参考に、無理のない長さを選んでください。
価格を抑えたい場合、パター専業ブランドのハイエンドモデルよりも、大手メーカーが展開する定番シリーズのほうが手頃な価格帯で選択肢が多い傾向があります。最初の1本は、高価なモデルにこだわらず、構えたときの安心感とストロークのしやすさを優先して選ぶのがおすすめです。
中古パターを選ぶときのチェックポイント
予算を抑えてハイエンドモデルを試したい場合や、まずは色々な形状を安く試してみたい場合、中古パターも選択肢になります。中古ならではの確認ポイントを押さえておくと、購入後の後悔を減らせます。
■ フェース面・インサート部分の傷や摩耗
特にフェースインサートを採用したモデルは、傷や摩耗によって打感や打音が変化している場合があります。写真だけでなく、可能であれば店頭で実物を確認してから購入すると安心です。
■ シャフトの長さがカットされていないか
中古市場では、前の所有者の体格に合わせてシャフトがカットされ、表記より短くなっているモデルもあります。購入前に実測の長さが記載されているかを確認してください。
■ グリップの劣化状態
グリップは消耗品のため、中古品では劣化していることが多くあります。グリップだけを交換する前提で価格を見るか、すでに新品グリップに交換済みの商品を選ぶと安心です。
■ 純正ヘッドカバーの有無
ヘッドカバーが付属していないと、フェース面を保護できず、キャディバッグの中で他のクラブと接触して傷がつきやすくなります。別売りのヘッドカバーの購入も予算に含めておくとよいでしょう。
選び方の3ステップ
ここまでの知識を踏まえて、実際にパターを選ぶ手順を3つに分けて整理しました。この流れで検討していくと、専門用語に惑わされずに候補を絞り込みやすくなります。
- 1自分のストロークタイプを大まかに把握する。まだストロークが安定していない、パット数の多さに悩んでいる場合は「安定性重視型」寄り、ある程度パットに自信があり繊細なタッチを大事にしたい場合は「操作性重視型」寄りから検討すると外しにくくなります。迷ったら「バランス型」から試すのも有効です。
- 2長さと構えたときの見た目で候補を絞る。自分の体格に合う長さ(目安33〜35インチ)のレンジに入っているモデルを3〜5本ほどリストアップし、商品写真やレビューの画像を見て、構えたときに違和感がなさそうかを確認します。
- 3可能であれば実際に試打をする。パターは実際に構えて打ってみないと分からない要素(打感・音・見た目の安心感)が多い道具です。ゴルフショップの練習グリーンで試打できる場合が多く、可能であれば購入前に何本か打ち比べてみるのが確実です。試打が難しい場合は、口コミレビューでストロークタイプが近い人の感想を探すのも参考になります。
試打はいつものグリップと近い太さで
試打の際、店頭モデルのグリップが自分の普段使っているグリップと大きく異なる太さだと、パター本体の性能を正しく評価しにくくなります。可能であれば、試打前にグリップの太さを確認し、複数本を比較する際はできるだけ近い太さのグリップが装着されたモデル同士で比べるようにしてください。
フィッティングという選択肢
既製品のパターから選ぶだけでなく、ゴルフショップや専門のフィッティングスタジオで「パターフィッティング」を受けるという選択肢もあります。ここでは、フィッティングでどのようなことが分かるのかを簡単に紹介します。
パターフィッティングでは、専用の計測器を使って、実際のストローク軌道やインパクト時のフェースの向き、ボールの初速や転がり方などを数値化して確認します。これにより、自分のストロークタイプに合ったヘッド形状やネック形状、適切な長さやライ角を、感覚だけでなくデータに基づいて把握することができます。
フィッティングは有料の場合が多く、費用はショップによって数千円〜1万円程度が目安とされていますが、その後のパター選びの精度が大きく上がるというメリットがあります。特に「これまで何本もパターを買い替えてきたが、しっくりくるものに出会えていない」という人は、一度フィッティングを受けてみることで、自分に合う条件が明確になることがあります。
すべての人がフィッティングを受ける必要はありませんが、大きな投資をする前に、まずは店頭で複数本を試打し、可能であれば簡易的な計測サービスを利用してみるだけでも、パター選びの精度は大きく変わります。
フィッティングを受けるタイミング
ゴルフを始めたばかりの段階では、まだストロークが安定していないため、フィッティングの結果が数か月後には変わっている可能性があります。ある程度パットの練習を重ね、自分のストロークの癖がつかめてきたタイミング(目安として半年〜1年程度)で受けるのがおすすめです。
買ったあとに気をつけたいこと
パターは他のクラブと違って消耗のスピードが緩やかですが、使っていくうちに気をつけたいポイントがいくつかあります。
まずグリップの劣化です。パターグリップは手のひらと直接触れる部分のため、使用頻度が高いと表面が硬化したり、滑りやすくなったりすることがあります。グリップが劣化すると、無意識のうちに強く握ってしまい、ストロークが不安定になる原因にもなります。目安として1〜2年、あるいは表面のグリップ感に違和感を覚えたタイミングで交換を検討するとよいでしょう。
次に、フェースやソールの汚れです。グリーン上の芝や土がフェース面に付着したまま放置すると、インパクト時の打感や打音に影響が出ることがあります。ラウンド後は乾いた布で軽く拭き取る習慣をつけておくと、パターの状態を長く保ちやすくなります。
最後に、ヘッドカバーの活用です。パターのフェース面、特にインサート部分は、他のクラブとの接触で傷がつきやすい部分でもあります。キャディバッグの中で他のクラブと擦れないよう、付属のヘッドカバーを移動中も装着しておく習慣が、パターを長持ちさせるポイントです。
保管方法にも触れておきます。高温多湿の車内に長時間クラブを積みっぱなしにすると、グリップの劣化やシャフトの接着剤の劣化が早まる可能性があるとされています。ラウンド後はできるだけ早くクラブを取り出し、風通しの良い場所で保管する習慣をつけておくとよいでしょう。
NEXT STEP
用品が揃ったら、ラウンド先も探しておきませんか
姉妹サイト UNIT-GOLF では、47都道府県ごとに「初心者向けのやさしいコース」「安いゴルフ場」「難関コース」を料金つきでランキングしています。
都道府県別おすすめゴルフ場を見る →よくある質問
Q初心者はブレード型とマレット型のどちらを選べばいいですか?
Aまだストロークが安定していない段階では、慣性モーメントが高く芯を外してもブレにくいとされる「マレット型」から検討するのがおすすめです。ブレード型は繊細なタッチを出しやすい一方、芯を外したときの距離感・方向性のブレが大きくなりやすいとされ、ある程度ストロークに自信がついてから検討しても遅くありません。
Qパターの長さはどうやって選べばいいですか?
A目安として、腕を自然に下げてグリップを握ったときに、上半身の力みなく構えられる長さを選びます。身長が高めの人は34〜35インチ、標準的な体格の人は34インチ前後、身長が低めの人は33インチ前後が一つの目安です。可能であればゴルフショップで実際に構えて確認することをおすすめします。
Qセットに付属していたパターをそのまま使い続けても問題ないですか?
A問題があるわけではありませんが、体格やストロークタイプに合っていない場合、パット数が安定しない原因になっている可能性があります。特に「同じ距離のパットでも距離感がバラつく」「フェースの向きが合わせづらい」と感じている場合は、自分に合った形状・長さのパターに買い替えることで改善が見込めるかもしれません。
Q打感の柔らかい・硬いはどちらを選べばいいですか?
Aグリーンが硬めのコースでよくプレーする人や、繊細な距離感を重視したい人は柔らかい打感のフェースインサートモデルが合いやすいとされています。逆に、インパクトの感触をはっきり感じ取りたい人は、金属がそのまま使われたダイレクトな打感のモデルが向いているとされます。好みが分かれる部分なので、可能であれば試打で確認してください。
Qパターフィッティングは必ず受けたほうがいいですか?
A必須ではありませんが、何本もパターを買い替えてもしっくりくるものに出会えていない場合や、大きな投資をする前には受けてみる価値があります。ストロークの軌道やインパクト時のフェースの向きなどを数値で把握でき、自分に合う長さ・形状の条件が明確になります。
Qパターグリップはどのくらいで交換すべきですか?
A目安として1〜2年、あるいは表面が硬化して滑りやすくなったと感じたタイミングでの交換がおすすめです。グリップが劣化すると無意識に強く握ってしまい、ストロークが不安定になる原因にもなります。
Q予算はどれくらい見ておけばいいですか?
A大手メーカーの定番モデルであれば1万円台後半〜3万円程度で、性能・デザインともに十分なパターが揃います。パター専業ブランドのハイエンドモデルになると5万円〜10万円を超えることもあります。最初の1本であれば、無理に高額なものを選ぶ必要はなく、まずは構えたときの安心感とストロークタイプとの相性を優先して選ぶのがおすすめです。
Qレディース用パターは何が違いますか?
Aグリップが細めに作られていたり、シャフトが標準より短め(33インチ前後)に設定されていたりすることが多く、体格が小柄な人には既製品のままでもフィットしやすい傾向があります。男性用モデルを選ぶ場合も、身長に合った長さを優先して選べば問題ありません。
Q中古パターを選ぶときの注意点はありますか?
Aフェース面やインサート部分の傷・摩耗、シャフトが短くカットされていないか、グリップの劣化状態、純正ヘッドカバーの有無を確認してください。特にシャフト長さは表記と実測がずれていることがあるため、購入前の確認が大切です。
Qパットで引っかけや押し出しが多いのですが、パターを変えれば直りますか?
Aネック形状のオフセットが自分のストロークタイプと合っていないと、引っかけや押し出しが出やすくなるとされています。ただし原因はアドレスやストロークのフォームにもあるため、パターの見直しだけで必ず改善するとは限りません。フィッティングや試打で、自分のストロークに合うネック形状を確認することをおすすめします。
迷ったらこれ|この記事のNo.1
ダンロップ ゼクシオ12 ブレード パター 3.0度 オリジナルスチールシャフト
参考価格 約30,020円
向いている人:ブレード型のシンプルなパターを探している人
あわせて検討したいサービス
PR※ アフィリエイトプログラムを利用しています。料金・キャンペーンは変動するため最新情報は各公式サイトでご確認ください。
体づくりはジム・スタジオで
関連記事