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投球練習のあと、なんとなく肩が重い。試合の翌日、腕を上げると引っかかるような違和感がある。少年野球のわが子が「肩が痛い」と言い出して、何か対策をしてあげたいけれど、病院に行くほどではない気がする——野球を続けていると、こうした「肩の違和感」と付き合う場面が誰にでも訪れます。ドラッグストアやスポーツ用品店の売り場には「肩サポーター」「ショルダーラップ」「アイシングサポーター」といった商品がずらりと並んでいますが、どれも見た目が似ていて、何が違うのか分かりにくいと感じたことはないでしょうか。この記事では、肩サポーターを選ぶときに見ておきたい「プロテクションレベル(圧迫の強さ)」「サイズの測り方」「アイシング対応かどうか」という3つの基本を整理します。あわせて、投球後のケア習慣についても触れ、最後にはチェックしておきたい4個を比較して紹介します。
この記事でわかること
- 肩サポーターは「なんとなく」で選ぶと目的とズレやすい
- そもそも肩サポーターの何を見て選べばいいのか
- 「プロテクションレベル」の読み方 — ミドルサポートとハードサポート
- 「サイズ」の測り方 — 胸囲・腕の付け根で選ぶ
- 選び方の3ステップ
- 投球後のアイシング習慣とサポーターの関係
おすすめの野球用肩サポーター4選
ここからは厳選した候補の紹介に入ります。ひとつお断りしておくと、これを着ければ必ず肩の不調が解消する、という話ではありません。いずれも大手メーカーが展開しているモデルの中から、プロテクションレベル・用途のバランスが異なる4個を選びました。価格・サイズ展開は変動することがあるため、購入前に商品ページで最新の価格・在庫・選べるサイズを確認してください。
4個を並べると、プロテクションレベルと用途で役割が分かれているのが分かります。マクダビッドのM462はしっかり固定したい人向けのハードサポート、M463は日常使いしやすい薄型のミドルサポート、ザムストは薄型・立体形状で汗や蒸れが気になる人向け、ミズノは投球後のクールダウンに特化したアイシング専用モデルというすみ分けがされています。
どれが適しているかは、投球時の保護を優先したいのか、日常的な保温ケアをしたいのか、投球後のアイシング習慣を作りたいのかによって変わります。しっかり固定したいなら1個目、初めて試すなら2個目、蒸れにくさやサイズ交換保証を重視するなら3個目、アイシングを習慣化したいなら4個目、という基準で選ぶと、後悔しにくいはずです。価格・サイズ展開は変動するため、購入前に必ず商品ページで最新情報を確認してください。
価格面では、ミズノのアイシングサポーターやマクダビッドのM462のような機能特化型・ハードサポートのモデルがやや高めの価格帯に位置づけられ、M463のような薄型ミドルサポートのモデルは比較的手頃な価格帯になる傾向があります。まず日常的なケアから始めたい場合は、薄型モデルから試し、必要性を感じたら投球用の保護モデルやアイシング専用モデルを追加するという順番でも問題ありません。
また、今回はいずれも大手メーカーが展開しているモデルを選びましたが、肩サポーター選びに正解は一つではありません。同じサイズ表記でも、メーカーごとに圧迫の強さや生地の伸縮性には違いがあります。可能であれば、この4個に近いスペックのモデルを店頭で実際に試着してみると、自分の肩により合う1個が見つかりやすくなります。

マクダビッド(McDavid) ショルダーサポート M462
3.40(5件のレビュー)
肩関節全体をしっかり圧迫・保護する、ラップタイプ(巻きつけ式)の肩サポーター。圧迫の強弱やフィット感を自在に調節でき、肩ポケットに付属パッドを入れることで肩鎖関節への衝撃を緩和できる設計です。プロテクションレベルはレベル3(ハードサポート)。
ここが良い
- レベル3のハードサポートで、肩関節全体をしっかり圧迫・固定できるとされる
- ラップタイプのため、圧迫の強弱を自分の状態に合わせて調節しやすい
- アイシング用ラップとしても使えるなど、投球時の保護と投球後のケアの両方に使える汎用性がある
注意点
- 素材厚さ3mmとしっかりした作りのぶん、薄手モデルに比べると装着時の違和感がやや大きい場合がある
- 左右兼用のラップタイプは、一人での装着に慣れが必要という声もある

マクダビッド(McDavid) ショルダーサポートライト M463
4.33(3件のレビュー)
肩を手軽に保温・圧迫できる、コンパクトな設計の肩サポーター。1.5mm厚の薄型通気性素材を採用し、装着時の違和感を最小限に抑えています。プロテクションレベルはレベル2(ミドルサポート)で、普段使いのケアに向いています。
ここが良い
- 1.5mm厚の薄型素材で、装着時の違和感が少なく、ユニフォームの下にも着けやすいとされる
- S・M・Lと3段階のサイズ展開があり、体格に合わせて選びやすい
- スリーブタイプで上腕部への着脱がしやすく、初めて肩サポーターを使う人にも扱いやすい
注意点
- プロテクションレベルがミドルのため、しっかりした固定力を求める場合はM462などハードサポートのモデルを検討したい
- 薄型のぶん、アイシングとの併用を前提とした設計にはなっていない
ザムスト(ZAMST) ショルダーラップ
4.57(14件のレビュー)
日本シグマックスが展開するスポーツサポーターブランド・ザムストの肩サポーター。薄型で吸湿・吸水性のある素材を使用し、立体形状で高いフィット性を実現。サイズ交換無料の対応もあり、初めて購入する場合でも試しやすいモデルです。
ここが良い
- 薄型で吸湿・吸水性のある素材を採用しており、汗をかきやすい練習・試合中でも蒸れにくいとされる
- 立体形状でフィット性が高く、装着したときのズレを感じにくいとされる
- サイズ交換無料に対応しており、サイズ選びに自信がない場合でも購入しやすい
注意点
- M・L・LLの3展開のみで、ジュニア向けの細かいサイズ設定は用意されていない
- 薄型設計のため、ハードサポートを求める場合はM462のような厚手モデルと比較検討したい

ミズノ(MIZUNO) 肩アイシングサポーター 1GJYA42000
次の練習や試合に向けて、投げすぎた肩をクールダウンするための、ミズノの日本製アイシングサポーター。右肩・左肩どちらにも装着可能で、胸側・背中側の両方をアイシングできる設計になっています。アイシングバッグ・アイスマットは別売りです。
ここが良い
- 胸側・背中側の両方を同時にアイシングできる設計で、投球後のクールダウンを効率的に行いやすいとされる
- 日本製で、品質面の安心感がある
- 右肩・左肩どちらにも装着できるフリーサイズ左右兼用で、シンプルに選びやすい
注意点
- アイシングバッグ・アイスマットが別売りのため、別途購入する必要がある
- 投球時の保護を目的とした圧迫サポーターではないため、目的が異なる場合はM462やM463などと使い分けたい
■ スペック比較表
| 商品 | マクダビッド(McDavid) ショルダーサポート M4… | マクダビッド(McDavid) ショルダーサポートライト… | ミズノ(MIZUNO) 肩アイシングサポーター 1GJY… | |
|---|---|---|---|---|
| 参考価格 | — | — | — | — |
| 購入 | ||||
| サイズ(胸囲) | M(〜95cm)/L(95〜127cm) | S(78〜86cm)/M(86〜94cm)/L(94〜104cm) | — | — |
| カラー | ブラック | ブラック | ブラック | ブラック |
| プロテクションレベル | レベル3(ハードサポート) | レベル2(ミドルサポート) | — | — |
| 素材厚さ | 3mm(抗菌防臭加工) | 1.5mm(抗菌防臭加工) | — | — |
| 着用タイプ | ラップタイプ(巻きつけ式) | スリーブ+胸ストラップタイプ | — | — |
| 特徴 | アイシング用ラップサポーターとしても使用可能、可動域制限用ストラップ付属 | 上腕部はスリーブタイプで装着が容易、胸ストラップでフィット感を調整可能 | — | — |
| サイズ(腕の付け根の太さ) | — | — | M(34〜41cm)/L(41〜48cm)/LL(48〜55cm) | — |
| 重さ | — | — | M:約246g/L:約271g/LL:約297g | — |
| 素材 | — | — | ナイロン、ポリエステル、ポリウレタン、綿 他 | 表面:ナイロン・ポリウレタン/裏面:クロロプレン・ナイロン |
| メーカー | — | — | 日本シグマックス株式会社 | — |
| 生産国 | — | — | タイ | 日本製 |
| サイズ | — | — | — | フリーサイズ(左右兼用) |
| 対応アイテム | — | — | — | アイシングバッグ・アイスマットどちらにも対応(別売り) |
| 固定方法 | — | — | — | 脇下・胸部の2種類のベルトで体型に合わせて固定 |
※ 表は横にスクロールできます。仕様は販売ページの記載にもとづく目安です。
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肩サポーターは「なんとなく」で選ぶと目的とズレやすい
投球練習のあと、なんとなく肩が重い。試合の翌日、腕を上げると引っかかるような違和感がある。少年野球のわが子が「肩が痛い」と言い出して、何か対策をしてあげたいけれど、病院に行くほどではない気がする——野球を続けていると、こうした「肩の違和感」と付き合う場面は誰にでも訪れます。そんなとき、スポーツ用品店やドラッグストアの売り場に並ぶ「肩サポーター」「ショルダーラップ」「アイシングサポーター」といった商品を目にすることになりますが、パッケージを見比べても違いが分かりにくく、結局「なんとなく安いもの」「なんとなくレビューが良さそうなもの」で済ませてしまう人も少なくありません。
ですが肩サポーターは、一括りにされがちな商品カテゴリの中に、実は目的の異なる複数のタイプが混在しています。投球時の肩関節をしっかり圧迫・固定するタイプ、普段使いを想定した薄手で保温中心のタイプ、そして投球後のクールダウンを目的としたアイシング専用タイプでは、期待できる役割がまったく違います。「投げるときに着けて肩を保護したい」のか「投げたあとのケアに使いたい」のかによって、選ぶべき商品は変わってくるのです。
なお、この記事は医療的なアドバイスを目的としたものではありません。肩の痛みが強い、慢性的に続いている、といった場合は、サポーターに頼る前に整形外科やスポーツ整形の受診を検討してください。ここで紹介するのは、あくまで日常的な投球ケアの一環として市販の肩サポーターを選ぶときの基本的な視点です。
少年野球のチームに所属している子どもであれば、コーチから「投げすぎに気をつけて」「肩を冷やす習慣をつけて」とアドバイスをもらえることもあります。一方で、大人になってから草野球を始めた人や、体育の授業・部活動で投球機会が増えた学生は、こうした情報が手に入りにくく、なんとなく肩サポーターを買って終わってしまうことも多いはずです。
この記事のスタンス
商品ごとの特徴についてはすべての人に当てはまるとは限らないため、控えめな表現を心がけています。肩の状態や投球量には個人差があり、サポーターの効果を一概に言い切れるものではないためです。判断材料として使い、痛みが続く場合は自己判断でサポーターに頼らず、専門家に相談することをおすすめします。
そもそも肩サポーターの何を見て選べばいいのか
肩サポーターの商品ページには、プロテクションレベル、サイズ(胸囲や腕の付け根の太さ)、素材の厚さ、アイシング対応の有無、着用タイプ(ラップ式・スリーブ式)といった情報が並んでいます。すべてを一度に理解する必要はありませんが、初めて選ぶ人がまず押さえておきたいのは「プロテクションレベル(圧迫の強さ)」「サイズ」「アイシング対応かどうか」の3つです。
たとえるなら、プロテクションレベルはそのサポーターがどれくらいしっかり肩を固定・圧迫するかの目安、サイズは体格に対する適合、アイシング対応の有無は投球後のクールダウンに使えるかどうかに関わる要素です。プロテクションレベルが体格や目的に合っていなければ、圧迫が弱すぎて意味を感じられなかったり、逆に強すぎて可動域を必要以上に制限してしまったりすることがあります。
特に投球障害の予防・ケアを目的とする場合、「投げるときに着けるサポーター」と「投げたあとのケアに使うアイシングサポーター」は別物と考えたほうが分かりやすいとされています。前者は肩関節を圧迫・保温して安定させることを目的とし、後者はアイスマットやアイシングバッグと組み合わせて患部を冷やすことを目的としています。両方を1個でまかなおうとすると、どちらの用途にも中途半端になってしまうこともあるため、まずは自分(またはお子さん)が何のために使いたいのかを整理しておくとよいでしょう。
素材の厚さについても、厚手のモデルはしっかり固定できる一方で重さや圧迫感が増し、薄手のモデルは装着時の違和感が少ない一方で固定力は控えめになる傾向があるとされています。どちらが正解というわけではなく、「日常的に軽い違和感のケアとして使いたいのか」「投球時にしっかり保護したいのか」によって向き不向きが変わってきます。
「プロテクションレベル」の読み方 — ミドルサポートとハードサポート
肩サポーターの商品ページを見ていると「ミドルサポート」「ハードサポート」といった表記や、「レベル2」「レベル3」といった数値表記に気づくはずです。これは圧迫・固定の強さを段階的に示したもので、数字が大きいほど、あるいは「ハード」に近いほど、固定力が強い傾向にあるとされています。
ミドルサポート(比較的薄手・軽度な圧迫)のモデルは、日常的な保温や軽い違和感のケア、普段使いに向いているとされています。素材が薄いぶん装着時の違和感が少なく、ユニフォームの下に着けても動きを妨げにくいとされる一方、しっかりとした固定力を求める場面には物足りなさを感じることもあります。
ハードサポート(比較的厚手・強めの圧迫)のモデルは、肩関節全体をしっかり圧迫・保護したい場面や、投球後の張り感が強いときのケアに向いているとされています。素材が厚いぶん保護力は高まりますが、そのぶん重さや圧迫感も増すため、初めて使う場合はサイズ選びを慎重に行ったほうがよいでしょう。
どちらのレベルを選ぶべきかは、投球頻度や肩の状態、普段使いか本格的なケア用途かによって変わります。迷った場合は、まずミドルサポートの薄手モデルから試して、必要性を感じたらハードサポートへステップアップするという順番でも問題ありません。逆に、投球後の張りが強く出やすい人や、コーチや専門家からしっかりした固定を勧められている場合は、最初からハードサポートを検討するのも一つの考え方です。
「サイズ」の測り方 — 胸囲・腕の付け根で選ぶ
肩サポーターのサイズは、多くの場合「胸囲」または「腕の付け根の太さ」で表記されています。ブランドによって測定位置の基準が異なるため、購入前に商品ページのサイズ表を必ず確認することが重要です。
胸囲で測るタイプの場合、最も太い位置(バストトップ位置)を巻尺で測定し、その数値がどのサイズ範囲に収まるかで選びます。腕の付け根の太さで測るタイプの場合は、肩から腕にかけての最も太い部分を測定します。どちらのタイプも、実際に測ってみると「思っていたよりワンサイズ大きい・小さい」と感じることが珍しくないため、感覚だけで選ばず、実測してから商品ページのサイズ表と照らし合わせるのが確実です。
サイズが合っているかどうかの簡単な確認方法として、装着した状態で腕を大きく回してみて、極端にズレ落ちないか、逆に脇の下や胸まわりが強く締め付けられて痛くないか、といった点をチェックする方法がよく紹介されています。大きすぎるサポーターは固定力が発揮されにくく、小さすぎるサポーターは血行を妨げたり、長時間の着用で不快感につながったりするとされているため、どちらも避けたいところです。
なお、多くの肩サポーターは「左右兼用」として販売されていますが、実際に装着してみるとマジックテープの留め方が前後逆になる、一人では装着しにくい、といった声もあります。特に子どもが一人で着脱する場合や、初めて使う場合は、購入前に装着方法を商品ページやレビューで確認しておくと安心です。
成長期の子どもの場合、体格の変化に合わせてサイズが合わなくなっていくことも考慮しておく必要があります。ジュニア向けにサイズ展開が細かいモデルもあるため、購入前に対象年代・サイズ展開を確認し、必要であれば店頭で試着してから選ぶのがおすすめです。
選び方の3ステップ
ここまでの知識を踏まえて、実際に肩サポーターを選ぶ流れを3つの手順に整理しました。この順番で絞り込んでいくと、数字と専門用語に迷わされることなく絞り込みやすくなります。
- 1目的を明確にする。「投球時にしっかり保護したい」のか「投球後のケア・アイシングに使いたい」のか、あるいは「日常的な保温・軽い違和感のケアをしたい」のかを整理します。ここが曖昧なまま選ぶと、期待していた使い方ができず後悔しやすくなります。
- 2プロテクションレベルを絞る。投球時の保護を重視するならハードサポート寄りの厚手モデル、日常的なケアや普段使いを重視するならミドルサポート寄りの薄手モデルというように、目的に応じて候補を絞り込みます。アイシングを重視する場合は、アイシングバッグ・アイスマットに対応したモデルを選びます。
- 3サイズを実測して最終候補を決める。胸囲または腕の付け根の太さを実際に測定し、商品ページのサイズ表と照らし合わせます。可能であれば、購入前に店頭で試着し、腕を動かしたときの窮屈さやズレやすさを確認するのが確実です。
痛みが強い・長引く場合はサポーターだけに頼らない
肩サポーターはあくまで日常的なケアの補助であり、痛みそのものを治療するものではありません。投球時に鋭い痛みがある、安静にしても違和感が引かない、といった場合は、サポーターで様子を見るのではなく、早めに整形外科やスポーツ整形を受診することをおすすめします。
投球後のアイシング習慣とサポーターの関係
野球経験者の間では、投球後に肩や肘を冷やす「アイシング」がケア習慣として広く知られています。ここでは、一般的に紹介されているアイシングの基本的な流れと、アイシング対応の肩サポーターの使い方を紹介します。
- 1アイシング専用サポーターに、付属または別売りのアイスマット・アイシングバッグをセットする。多くのモデルは胸側・背中側の両方にポケットが付いており、肩関節の前後を同時に冷やせる設計になっています。
- 2投球後、なるべく早いタイミングで装着し、決められた時間(商品の案内やチームの指導方針に従う)を目安に冷やす。長時間つけっぱなしにすると、冷やしすぎによる皮膚トラブルにつながることがあるとされているため、時間を守ることが大切です。
- 3冷やしたあとは、無理に揉んだり動かしたりせず、安静を保つ。アイシングは炎症や熱感を抑える目的で行われる習慣であり、痛みの根本的な原因を取り除くものではないという点は理解しておく必要があります。
- 4違和感や痛みが繰り返し出るようであれば、アイシングだけに頼らず、投球フォームや投球数の見直し、専門家への相談も検討する。アイシングはあくまで日々のケア習慣の一つとして位置づけるのが現実的です。
冷やしすぎ・凍傷には注意
アイスマットやアイシングバッグを直接肌に長時間当て続けると、凍傷に似た皮膚トラブルにつながる恐れがあるとされています。商品の使用方法に記載された時間を守り、違和感を覚えたらすぐに外すようにしてください。
使う人・目的別に見る3タイプ
プロテクションレベル・アイシング対応の組み合わせによって、市販の肩サポーターはおおよそ3つの系統に分けられます。すべてのモデルがきれいに当てはまるわけではありませんが、店頭やネットショップで「このサポーターは自分に合うだろうか」と判断する目安として使ってください。
■ 投球時にしっかり保護したい選手向け
ハードサポート寄りの厚手モデルで、肩関節全体を圧迫・固定できるタイプが向いているとされています。投球頻度が高い選手や、コーチ・専門家からしっかりした固定を勧められている場合に検討したい系統です。
■ 日常的な違和感のケア・普段使いをしたい人向け
ミドルサポート寄りの薄手モデルで、装着時の違和感が少なく、ユニフォームの下にも着けやすいタイプが向いているとされています。「なんとなく肩が重い」「保温をしておきたい」といった段階のケアに選びやすい系統です。
■ 投球後のクールダウンを習慣化したい選手・チーム向け
アイシングバッグ・アイスマットに対応した専用サポーターが向いています。投球後のケアをルーティン化したいピッチャーや、チーム全体でアイシング習慣を取り入れたい場合に選ばれやすい系統です。
着用時に気をつけたいポイント
肩サポーターは着けて終わりの道具ではなく、正しい着用方法とお手入れによって効果や快適さが変わってきます。特に初めて使う人が見落としがちな点をいくつか挙げておきます。
まず装着時のフィット感の確認です。左右兼用タイプは、着ける肩によってマジックテープの留め方が前後逆になることがあります。一人で装着する場合、最初は鏡の前で確認しながら、圧迫が均一にかかるよう丁寧に留めるようにすると、ズレや違和感を防ぎやすくなります。子どもが一人で着脱する場合は、最初の数回は保護者が確認してあげると安心です。
次に洗濯方法です。多くの肩サポーターは伸縮性のあるポリウレタンを含む素材のため、他の洗濯物と一緒に洗濯機で強く回すと、生地が傷みやすくなるとされています。洗濯ネットに入れる、手洗いする、といった配慮をすることで、圧迫性能や伸縮性を長持ちさせやすくなります。商品タグに記載された洗濯表示も確認しておくと安心です。
最後に、長時間の着用による締め付け感です。圧迫の強いハードサポートタイプを長時間着け続けると、腕や指先のしびれを感じることがあるとされています。違和感を覚えたら無理に着け続けず、一度外して腕を休ませる、あるいはワンサイズ大きいモデルに切り替えることも検討してください。特に成長期の子どもや、初めて着圧タイプの製品を使う人は、こまめに体調を確認しながら使うことをおすすめします。
こうした細かな使い方の工夫は、肩サポーターそのものの性能とは別の話に思えるかもしれません。ですが、正しく着用し、丁寧に手入れをする習慣は、結果的に「今のサポーターが自分に合っているか、合っていないか」を判断しやすくすることにもつながります。違和感の原因がサイズにあるのか、プロテクションレベルの相性にあるのかを切り分けられるようになると、次に買い替えるときの判断もしやすくなるはずです。
肩サポーターだけに頼らない、投球障害予防の考え方
肩サポーターは投球ケアの心強い道具ですが、それだけで投球障害を防げるわけではありません。ここでは、サポーターと合わせて意識しておきたい基本的な考え方を紹介します。
投球障害の予防で広く知られているのは、投球数・投球頻度の管理です。少年野球や中学・高校の部活動では、年代ごとの投球数目安がガイドラインとして示されていることもあります。肩サポーターで保護・ケアをしつつも、そもそも投げすぎない管理を並行して行うことが、長く野球を続けるうえで重要だとされています。
また、投球前後のウォームアップ・クールダウンも欠かせません。肩甲骨まわりのストレッチや軽い運動で血流を促してから投球に入り、投球後は肩サポーターやアイシングでクールダウンする、という一連の流れを習慣化することで、肩への負担を軽減しやすくなるとされています。
違和感が繰り返し出る、痛みが投球のたびに強くなる、といった場合は、フォームの見直しや専門家への相談も検討してください。肩サポーターはあくまで日常的なケアの一部であり、根本的な原因(オーバーユースやフォームの崩れなど)を解決するものではない、という点を理解した上で活用することが大切です。
よくある質問
Q肩サポーターはどのプロテクションレベルを選べばいいですか?
Aしっかり固定したい、投球時の保護を優先したい場合はハードサポート(レベル3程度)の厚手モデル、日常的な保温や軽い違和感のケアであればミドルサポート(レベル2程度)の薄手モデルが目安になります。迷った場合は薄手モデルから試し、必要性を感じたら厚手モデルへステップアップする方法もあります。
Q投球時に着けるサポーターと、アイシング用サポーターは兼用できますか?
Aモデルによっては、アイシング用ラップサポーターとしても使えると案内されているものもあります。ただし、投球時の保護に特化したモデルと、アイシング専用モデルでは設計思想が異なるため、両方の用途をしっかり使い分けたい場合は、それぞれ専用のモデルを用意するほうが確実です。
Qサイズはどうやって測ればいいですか?
A多くの肩サポーターは「胸囲」または「腕の付け根の太さ」で表記されています。ブランドによって測定位置の基準が異なるため、購入前に商品ページのサイズ表を確認し、実際に巻尺で測ってから選ぶのが確実です。
Q左右兼用と書いてありますが、装着は難しいですか?
A左右兼用タイプは、着ける肩によってマジックテープの留め方が前後逆になることがあり、一人での装着にやや慣れが必要という声もあります。初めて使う場合は、鏡の前で確認しながら装着する、最初の数回は家族に手伝ってもらう、といった工夫をすると安心です。
Qアイシングはどれくらいの時間行えばいいですか?
A商品の使用方法やチームの指導方針によって目安が異なるため、まずは購入したサポーター・アイシングバッグの案内に従ってください。長時間つけっぱなしにすると、冷やしすぎによる皮膚トラブルにつながる恐れがあるとされているため、時間を守ることが大切です。
Q肩に痛みがあるのですが、サポーターを着ければ治りますか?
A肩サポーターは日常的なケアの補助であり、痛みそのものを治療するものではありません。投球時に鋭い痛みがある、安静にしても違和感が引かない、といった場合は、サポーターで様子を見るのではなく、早めに整形外科やスポーツ整形を受診することをおすすめします。
Q子ども用に選ぶときに気をつけることはありますか?
A成長期の子どもは体格の変化が早く、サイズが合わなくなりやすい点に注意してください。ジュニア向けにサイズ展開が用意されているモデルもあるため、対象年代・サイズ表を確認し、可能であれば店頭で試着してから選ぶと失敗しにくくなります。
迷ったらこれ|この記事のNo.1

マクダビッド(McDavid) ショルダーサポート M462
向いている人:投球頻度が高くしっかり肩を固定したい選手、投球時の保護を最優先したい人
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