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子どもが少年野球チームに入り、保護者会で「今度、スコアお願いできますか」と声をかけられた。あるいは草野球チームに入って、なんとなく記録係を任されることになった。そんなとき、スポーツ用品店やネット通販でスコアブックを検索すると、成美堂・プロマーク・マルエスなど複数のメーカーから、判型もとじ方も試合数も微妙に違う商品がずらりと並んでいて、どれを選べばいいのか分からなくなった経験はないでしょうか。スコアブックは一見どれも似たような「試合の記録用紙」に見えますが、実際に使ってみると、判型の大きさ、リング製本か糸とじか、1冊に何試合分入っているか、DH制(指名打者制)や投球数の記入欄があるかどうかで、書きやすさも持ち運びやすさもかなり変わってきます。この記事では、これから野球のスコアブックを選ぶ人向けに、最低限おさえておきたい選び方のポイントをやさしく整理しました。あわせて、よく比較されるスコアブック4冊も比較して紹介します。
この記事でわかること
- スコアブック選びは「なんとなく」で失敗しやすい
- そもそもスコアブックの何を見て選べばいいのか
- 「判型」の読み方 — A4判とB5判、書きやすさの違い
- 「とじ方」の考え方 — リング製本と冊子(糸とじ)タイプ
- 「試合数・記入項目」の読み方 — 何試合分入っているか、DH制に対応しているか
- 選び方の3ステップ
初心者におすすめの野球スコアブック4選
これより、実際に候補となったアイテムを紹介します。あらかじめ言っておくと、これらを使えば必ずきれいに書ける、という話ではありません。いずれも通販サイト上で「初心者にも使いやすい」「解説付き」として案内されているものを中心に、判型・とじ方・試合数のバランスが異なる4冊を選びました。価格は変動するオープン価格の商品も含まれるため、購入前に商品ページで最新の価格・在庫を確認してください。
4冊を並べると、DH制・投球数記入欄への対応の有無や、とじ方、付属している解説書の有無で役割が分かれているのが分かります。マルエスとプロマークのモデルはDH制・投球数記入に対応した実戦志向、成美堂の2モデルはリング製本と冊子タイプという、とじ方の違いで選び分けられる定番シリーズという個性を持たせています。
自分に合いそうなのは、DH制を採用する大会でスコアを書く予定があるか、屋外での記入が多いか、記録を長く保管しておきたいかによって変わります。DH制・投球数まで記録したいなら1〜3個目、リング製本で持ちやすさを重視するなら2個目、初めてで解説書を頼りたいなら3個目、記録を長く保管したいなら4個目、という基準で見ていくと、自分に合うものが見つかりやすいでしょう。価格・仕様は変更されることがあります。購入前には商品ページで最新の内容を確認しましょう。
価格面では、いずれも1冊1,000円台からと大きな差はなく、複数冊セットで購入すると1冊あたりの価格が下がるモデルも見られます。シーズンを通して何冊も使うことが分かっている場合は、まとめ買いでの割引や送料の条件もあわせて確認しておくと、結果的にお得に揃えられることがあります。
また、今回はいずれも通販サイト上で「初心者にも使いやすい」「解説付き」として案内されているものを選びましたが、スコアブック選びに正解は一つではありません。同じ判型・同じ試合数でも、メーカーごとに記入欄のレイアウトや余白の取り方には違いがあります。可能であれば、この4冊に近い仕様のモデルのサンプル画像を見比べてみると、自分の書き方により合う1冊が見つかりやすくなります。
マルエス(MARUS) 少年野球スコアブック 30試合分 MARUS-85913
4.80(480件のレビュー)
「革命的な新しいタイプの野球用スコアブック」として案内されている少年野球向けモデル。A4判・ブラックで、DH制採用、10名までの選手記入に対応し、毎回の投球数と合計投球数も記入できる欄が設けられています。特許第5269030号を取得したレイアウトが特徴です。
ここが良い
- DH制に対応し、10名までの選手記入ができるため、DH制を採用する大会でも書き方に迷いにくいとされる
- 毎回・合計の投球数記入欄があり、投手の登板管理を意識した記録がつけやすい
- 巻末に結果一覧表が付いており、シーズンを通した成績の振り返りに使いやすいとされる
注意点
- 特許取得レイアウトの独自書式のため、他メーカーのスコアブックに慣れている場合は多少の書き方の違いを感じることがある
- 在庫や価格が変動しやすく、購入前に最新のセット価格を確認する必要がある

成美堂 野球スコアブック リング式 9139
4.84(128件のレビュー)
リング製本を採用したA4判のスコアブックで、半分に折り畳んで使えるため書きやすいと案内されているモデル。31試合分を収載しており、シーズンを通して長く使いたい場合に向いています。成美堂出版のロングセラーシリーズの一つです。
ここが良い
- リング製本で半分に折り畳めるため、スコアラー台がない場所や膝の上でも書きやすいとされる
- 31試合分収載でシーズンを通して長く使いやすく、買い足しの頻度を抑えやすい
- 成美堂出版のロングセラーシリーズで、レビュー評価の蓄積が多く安心感がある
注意点
- リング製本のため、冊子タイプのように見開きで複数試合をきれいに並べて見比べるのはやや不向きとされる
- DH制・投球数の記入欄の詳細は商品ページで事前に確認しておくと安心

PROMARK(プロマーク) ベースボールスコアブック SC-100
4.52(27件のレビュー)
サクライ貿易が展開する野球用品ブランド「プロマーク」のベースボールスコアブック。A4サイズで1ページに1試合分の進行がまとまり、DH制採用・10名までの記入に対応。スコアブックの付け方の解説書と30試合分の結果一覧表が付属しています。
ここが良い
- スコアブックの付け方の解説書が付属しており、初めてスコアを書く人でも書き方に迷ったときに確認しやすい
- A4サイズ1ページで1試合分がまとまり、選手ごとの成績欄も左面にまとめられているため見やすいとされる
- DH制に対応し、10名までの記入ができる仕様で、大会形式を問わず使いやすい
注意点
- 同梱不可・代引き不可などの発送条件があるため、購入前に注文方法をよく確認しておく必要がある
- とじ方は冊子タイプのため、リング製本のような折り畳んでの記入はしにくいとされる

成美堂 野球スコアブック 豪華版 9104
4.73(45件のレビュー)
成美堂出版のスコアブックシリーズの中でも上位に位置づけられる「豪華版」。A4サイズ・30試合用で、記入欄のつくりや紙質にこだわった、長く使うことを前提としたモデルとして案内されています。
ここが良い
- 成美堂出版のシリーズの中でも上位モデルとして案内されており、記録を長く保管しておきたい場合に向いているとされる
- A4サイズ・30試合用と、これから紹介した他モデルと同水準の記入スペースが確保されている
- レビュー評価が高く「必需品」「使い慣れているので安心」といった声が寄せられている
注意点
- 上位モデルのぶん、エントリー向けのモデルよりやや価格が上がる傾向がある
- DH制・投球数記入欄など詳細な仕様は、購入前に商品ページで確認しておくと安心
■ スペック比較表
| 商品 | 成美堂 野球スコアブック リング式 9139 | PROMARK(プロマーク) ベースボールスコアブック … | 成美堂 野球スコアブック 豪華版 9104 | |
|---|---|---|---|---|
| 参考価格 | — | — | — | — |
| 購入 | ||||
| 判型 | A4判 | A4判 | A4サイズ | A4サイズ |
| 試合数 | 30試合分 | 31試合分 | 30試合分 | 30試合用 |
| カラー | ブラック | — | — | — |
| DH制 | 対応(10名まで記入可) | — | 対応(10名まで記入可) | — |
| 投球数記入 | 毎回・合計とも記入可(目安) | — | — | — |
| 付属 | 30試合分の結果一覧表、スコアのつけ方の簡単な解説付き | — | 30試合分の結果一覧表、スコアブックの付け方の解説書 | — |
| とじ方 | — | リング製本 | — | — |
| 出版元 | — | 成美堂出版 | — | 成美堂出版 |
| 型番 | — | 9139 | — | 9104 |
| サイズ目安 | — | — | 高29.6×幅21.5×奥行0.9cm、重量約410g(商品ページ記載の目安) | — |
| ブランド | — | — | PROMARK(サクライ貿易) | — |
| シリーズ | — | — | — | 豪華版 |
※ 表は横にスクロールできます。仕様は販売ページの記載にもとづく目安です。
※ 価格・在庫は変動します。最新情報は各ストアでご確認ください。当サイトはアフィリエイトプログラムを利用しています。
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スコアブック選びは「なんとなく」で失敗しやすい
少年野球チームのスコア係を任された保護者、草野球チームで記録担当になった人、部活動でマネージャーを任されることになった学生——理由はどうであれ、「野球のスコアブックを買わなければ」という場面で、通販サイトに並ぶ商品写真を前に固まってしまった経験はないでしょうか。同じ「野球用スコアブック」というくくりでも、判型はA4判・B5判とさまざまで、とじ方もリング製本・糸とじ・分冊タイプがあり、収載されている試合数も19試合分から30試合分、72試合分までと幅があります。
情報が多すぎて、結局「なんとなく一番安いもの」「なんとなく表紙が野球っぽいもの」を選んでしまう人は少なくありません。ですがスコアブックは、試合中に選手の打席結果や投球数をリアルタイムで書き込み続ける道具です。判型が小さすぎて書くスペースが窮屈だったり、とじ方が合わずページがめくりにくかったりすると、それだけで記録が追いつかなくなり、あとで見返したときに読みにくいスコアが残ってしまうこともあります。
少年野球チームであれば、監督やコーチ、先輩の保護者から「このメーカーのこの判型を使っています」と指定されることもあります。一方で、新しくスコア係になったばかりの人や、草野球チームで初めて記録を任される人は、そうした情報が手に入りにくく、商品ページの説明文だけを頼りに選ばざるを得ないことも多いはずです。
この記事では「このスコアブックを使えば必ずきれいに書ける」というような書き方はしません。書きやすさの感じ方には個人差があり、字の大きさやペンの持ち方、試合展開の追い方によっても合う・合わないが変わるからです。その代わり、最初の1冊を選ぶときに最低限押さえておきたい「判型」「とじ方」「試合数・記入項目」の3つの基本について、できるだけ具体的に説明していきます。
なお、この記事は主にこれからスコアを書き始める人が最初の1冊として選ぶ、汎用的な野球用スコアブックを念頭に置いています。ソフトボール専用の記入欄が必要な場合や、公式戦の記録員として厳密な書式が指定されている場合は、チームや大会の指定書式を優先して確認するようにしてください。
この記事のスタンス
商品ごとの特徴については個人差があるため、「〜とされる」「〜しやすい」という書き方にとどめています。書きやすさの感じ方は人によって差があり、個人差が大きく、一律には言えないためです。判断材料として使い、可能であれば実際にページを開いてレイアウトを確認してから選ぶことをおすすめします。
そもそもスコアブックの何を見て選べばいいのか
スコアブックの商品ページには、判型(A4判・B5判など)、とじ方(リング製本・糸とじなど)、収載試合数、DH制対応の有無、投球数記入欄の有無、価格といった情報が並んでいます。すべてを一度に理解する必要はありませんが、初心者がまず押さえておきたいのは「判型」「とじ方」「試合数・記入項目」の3つです。この3つを見るだけで、そのスコアブックが自分の使い方に合っているか、最初の1冊として無難かどうかがおおよそ判断できます。
たとえるなら、判型は書くスペースの広さ、とじ方はページのめくりやすさ・持ちやすさ、試合数・記入項目はどれくらいの頻度でどこまで細かく記録したいかに関わる要素です。判型が小さすぎると、選手一人ひとりの成績や投球数を書き込む欄が窮屈になり、逆に大きすぎると鞄に収まりにくく持ち運びが不便になることもあります。
とじ方についても、リング製本のスコアブックは半分に折りたたんで使えるため、スコアラー台や膝の上など限られたスペースでも書きやすいとされる一方、冊子タイプ(糸とじ)は見開きで2試合分を見比べやすい、耐久性が高いといった特徴があるとされています。どちらが正解というわけではなく、「どこでスコアを書くことが多いか」「複数試合を見比べる機会が多いか」によって向き不向きが変わってきます。
試合数・記入項目については、少年野球の公式戦シーズンをまるごと1冊でカバーしたいのか、練習試合ごとに使い切るタイプでよいのか、DH制や投球数まで細かく記録したいのかによって、選ぶべきモデルが変わってきます。特にDH制(指名打者制)を採用している大会でスコアを書く予定がある場合は、DH制の記入欄があるかどうかを事前に確認しておくと安心です。
また、保護者が交代でスコア係を担当するチームと、専属の記録員が毎試合スコアを書くチームでは、「初心者向け」の意味合いが少し異なります。交代制のチームでは、誰が見ても記入欄の意味が分かりやすいシンプルなレイアウトが好まれやすく、専属の記録員であれば、投球数や球種まで細かく記録できる本格的なモデルも選択肢に入ってきます。この記事のポイントは立場を問わず共通する考え方ですが、具体的な商品を選ぶ段階では、自分のチームでの役割も考慮に入れてください。
「判型」の読み方 — A4判とB5判、書きやすさの違い
スコアブックの判型は、主に「A4判」と「B5判」の2種類が中心です。数値だけ見るとピンとこないかもしれませんが、A4判はノートや書類でよく使われる大きめのサイズ、B5判は教科書に近いやや小さめのサイズとイメージすると分かりやすいでしょう。市販のスコアブックはA4判が主流で、1ページに1試合分の記録がゆったり収まるよう設計されているモデルが多く見られます。
A4判のスコアブックは、選手一人ひとりの打席結果や投球数を書き込む欄が広く取られているため、細かい文字が苦手な人や、投球数・球種まで記録したい人には書きやすいとされています。一方で判型が大きい分、専用のバインダーやスコアラー台がないと、膝の上で安定させて書くのがやや難しく感じられることもあります。
B5判やそれよりコンパクトなハンディサイズのスコアブックは、鞄への収まりが良く、持ち運びの負担が少ないという利点があります。ただし1ページあたりの記入スペースはA4判より狭くなる傾向があるため、文字を小さく書くのが得意な人や、記録する項目を最小限に絞りたい人に向いているとされています。
少年野球チームで保護者が交代でスコアを担当する場合は、多くの人が扱いやすいA4判のオーソドックスなモデルを選んでおくと失敗しにくいでしょう。すでにチームで使っているスコアブックの判型が決まっている場合は、それに合わせて選ぶのが最も確実です。
なお、判型が同じA4判同士でも、メーカーによって1試合あたりの記入欄のレイアウトや余白の取り方には違いがあります。可能であれば、購入前に商品ページのサンプル画像でページ内のレイアウトを確認しておくと、実際に書き始めてから「思ったより窮屈だった」と感じるミスマッチを避けやすくなります。
「とじ方」の考え方 — リング製本と冊子(糸とじ)タイプ
スコアブックの商品ページを見ていると「リング製本」「リング式」「糸とじ」「冊子タイプ」といった表記に気づくはずです。これはスコアブックをどう開いて書くかという使い方の違いに直結する、意外と見落とされやすいポイントです。
リング製本のスコアブックは、ページを180度以上、あるいは半分に折りたたむようにして開けるのが特徴です。スコアラー台がない場所や、立ったまま・膝の上で書く機会が多い場合、片手でページを支えながらもう片方の手で書き込みやすいとされています。少年野球の応援席や、スペースの限られたベンチ裏でスコアを書くことが多い人には扱いやすい形式といえるでしょう。
冊子タイプ(糸とじ・上製本など)のスコアブックは、見開きで左右2ページ、あるいは複数試合分を並べて見比べやすいという利点があります。過去の試合結果を振り返りながら選手の調子を確認したい、記録をまとめて保管しておきたいという用途には向いているとされています。一方で、リング製本に比べるとページを大きく開いた状態を保ちにくく、机やスコアラー台がない場所ではやや書きにくく感じることもあります。
どちらが優れているというわけではなく、「どこでスコアを書くことが多いか」「あとから見返す機会が多いか」によって選び分けるのがポイントです。移動や屋外での記入が多いならリング製本、記録を整理して保管したいなら冊子タイプ、という大まかな目安で考えるとよいでしょう。
なお、とじ方に関わらず、スコアブックの表紙は屋外での使用や雨天時の持ち運びを想定して、ある程度厚みのある紙や樹脂加工が施されているモデルもあります。屋外での試合観戦・記録が多い場合は、表紙の耐久性についても商品ページで確認しておくと安心です。
「試合数・記入項目」の読み方 — 何試合分入っているか、DH制に対応しているか
スコアブックの商品ページには「30試合分」「19試合分」「31試合分」といった収載試合数の表記があります。これは1冊のスコアブックで何試合分の記録が書けるかを示しており、シーズンを通してどれくらいの頻度で新しい1冊を買い足す必要があるかに直結します。
少年野球チームで公式戦・練習試合をあわせて年間数十試合をこなすチームであれば、30試合分前後収載されたモデルを選んでおくと、シーズン途中で頻繁に買い足す手間を減らせるとされています。一方、練習試合の頻度が少ないチームや、大会ごとに新しい1冊を使い分けたい場合は、試合数の少ないハンディタイプのモデルでも十分なことがあります。
記入項目については、特に「DH制(指名打者制)への対応」と「投球数の記入欄」の2点を確認しておくと安心です。大会によってはDH制を採用しているケースがあり、DH制に対応した記入欄がないスコアブックだと、書き方を自己流でアレンジする必要が出てくることがあります。また、投球数を記録しておくと、後々の球数制限のルールを踏まえた登板管理にも役立つとされているため、投手の起用を意識するチームでは投球数記入欄の有無もチェックしておきたいポイントです。
さらに、初めてスコアを書く人向けに「スコアのつけ方の解説書」が付属しているモデルもあります。守備位置の番号表記や記号の書き方など、スコア記入には独特のルールがあるため、初心者のうちは解説書付きのモデルを選んでおくと、書き方に迷ったときにすぐ確認できて安心です。
最後に、結果一覧表(各試合の勝敗やスコアをまとめて振り返れるページ)が巻末に付いているモデルもあります。シーズンを通して成績を振り返りたい、チームの記録として保管しておきたいという場合は、こうした一覧表の有無もあわせて確認しておくとよいでしょう。
選び方の3ステップ
ここまでの知識を踏まえて、実際にスコアブックを選ぶ手順を3段階に分けて整理しました。この手順で進めていくと、専門用語にとらわれずに候補を判断しやすくなります。焦って1冊目から完璧なスコアブックを選ぼうとする必要はありません。
- 1チームでの使い方に合わせて判型を絞る。すでにチームで使っている判型があればそれに合わせ、特に指定がなければ記入スペースの広いA4判のオーソドックスなモデルから探すと失敗しにくくなります。
- 2スコアを書く場所を思い浮かべてとじ方を選ぶ。スコアラー台がなく膝の上や立ったまま書く機会が多いならリング製本、記録をまとめて見返す機会が多いなら冊子タイプを検討します。
- 3試合頻度とDH制の有無を確認して最終候補を決める。シーズンを通しての試合数の目安から収載試合数を選び、大会でDH制が採用されているかどうか、投球数を記録したいかどうかもあわせて確認します。可能であれば、購入前に商品ページのサンプル画像でページ内のレイアウトを確認するのが確実です。
チームで使っているスコアブックがあれば確認を
少年野球チームや草野球チームによっては、監督やベテランの記録係が使い慣れた特定のメーカー・判型を指定していることがあります。同じチーム内で異なる書式のスコアブックが混在すると、あとで記録を見比べる際に読み比べがしにくくなることもあるため、新しくスコア係になる場合は、まずチーム内で使われているスコアブックがないか確認してから選ぶことをおすすめします。
スコアのつけ方の基本的な流れ
スコアブックを買ってすぐに完璧に書けるようになるわけではありません。守備位置の番号表記(投手が1、捕手が2、一塁手が3……というように背番号ではなく守備位置ごとに番号が割り振られています)や、ヒット・エラー・三振などの記号には独特のルールがあるため、最初は慣れるまで練習が必要です。ここでは、一般的に紹介されているスコアのつけ方の基本的な流れを紹介します。
- 1試合前に、両チームのメンバー表(打順・守備位置・背番号)をスコアブックの所定欄に書き写しておく。先発メンバーだけでなく、控え選手の欄もあらかじめ用意しておくと、途中出場の選手が出たときに慌てずに済みます。
- 2各打席の結果を、打者ごとのマス目に守備位置番号と記号で記入していく。ヒットなら「1B」、四球なら「BB」、三振なら「K」というように、あらかじめ決められた略記号を使って手早く書き込むのが基本です。
- 3得点が入った場面では、マス目の中でどのように進塁・生還したかが分かるよう、ダイヤモンド型の図に走者の動きを線でつないでいく。この部分がスコアブックの中でも特に独特な書き方になるため、解説書やチームの先輩に確認しながら少しずつ慣れていくとよいでしょう。
- 4投手の交代があった場合は、投手欄に投球回・失点・投球数などを区切って記入していく。DH制を採用している試合では、DH選手と投手を別の欄に記入するルールになっているモデルが多いため、事前に記入欄の使い方を確認しておくと当日迷いにくくなります。
最初は完璧を目指さなくてよい
スコアのつけ方には細かいルールがありますが、初めから完璧に書けるスコア係はほとんどいません。分からない場面があれば、その場でメモ書きしておき、あとで正式な記号に書き直すという方法でも十分です。何試合か経験するうちに、自然とスピーディーに書けるようになっていくとされています。
使う人・目的別に見る3タイプ
判型・とじ方・試合数の組み合わせによって、市販のスコアブックはおおよそ3つの系統に分けられます。すべてのモデルがきれいに当てはまるわけではありませんが、店頭やネットショップで「このスコアブックは自分に合うだろうか」と判断する目安として使ってください。
■ 少年野球チームで交代制のスコア係を担当する保護者向け
A4判で記入欄が広く、DH制対応・解説書付きのオーソドックスなモデルが選びやすいとされています。誰が担当しても書き方に迷いにくいシンプルなレイアウトのものを選んでおくと、交代制でも記録の質がばらつきにくくなります。
■ 草野球チームで記録担当を任された大人向け
試合頻度に応じて収載試合数を選び、屋外のベンチや立ったままの記入が多いならリング製本のモデルが扱いやすいとされています。まずは価格を抑えたエントリーモデルから試し、書き方に慣れてきたら本格的なモデルへ買い替えるという考え方も合理的です。
■ 部活動でマネージャーを任された学生向け
公式戦・練習試合をあわせて試合数が多くなりやすいため、収載試合数の多いモデルを選んでおくと買い足しの手間を減らせます。投球数記入欄のあるモデルを選んでおくと、投手の登板管理を意識した記録もつけやすくなります。
スコアブックと一緒に揃えておきたいもの
スコアブック本体を選んだら、あわせて用意しておくと記録がスムーズになる道具がいくつかあります。特に初めてスコア係を担当する場合は、この機会にまとめて準備しておくと当日慌てずに済みます。
まず筆記用具です。試合中は書き直しが発生することも多いため、消せるボールペンやシャープペンシルを使う記録係が多いとされています。インクの出が安定した書きやすいペンを2〜3本、予備としてまとめて用意しておくと、試合中にインク切れで慌てる心配が減ります。
次に、記入時の安定性を高めるための下敷きやクリップボードです。特にリング製本でないスコアブックを屋外で使う場合、下敷きやクリップボードがあると、膝の上や立ったままでも文字が乱れにくくなります。スコアブック専用のバインダーが販売されていることもあるため、あわせて検討してみるとよいでしょう。
また、雨天時の練習・試合に備えて、スコアブックを濡らさないための透明なビニールカバーやジップ付きの袋も用意しておくと安心です。屋外での使用が多い少年野球・草野球では、急な天候の変化でスコアブックが濡れてしまうトラブりも起こりうるため、簡単な防水対策をしておくと長く使いやすくなります。
最後に、初めてスコアを書く場合は、守備位置の番号や記号の一覧表をまとめたメモやチェックシートを別途用意しておくと便利です。スコアブックに解説書が付属していない場合や、試合中にすぐ確認したい場合に、手元にコンパクトな一覧があると書き方に迷う場面を減らせるとされています。
公式戦は大会指定の書式を優先する
少年野球や学生野球の公式戦では、大会や連盟によって記録員に指定の書式・記入ルールが定められている場合があります。この記事で紹介している内容は主に練習試合や普段のチーム記録を想定した一般的な選び方であり、公式記録として提出する場合は、必ず大会要項や連盟の指定書式を確認してから記入するようにしてください。
買ったあとに気をつけたい保管とメンテナンス
スコアブックは買って終わりではなく、書き終えたあとの保管方法にも気を配りたい道具です。特に初心者のうちは見落としがちな点をいくつか挙げておきます。
まず保管場所です。屋外での使用が多いスコアブックは、湿気や直射日光にさらされるとページが波打ったり、インクがにじんだりすることがあります。使用後は乾いた場所で保管し、長期間保存する場合はファイルボックスやクリアファイルに入れておくと、紙の劣化を防ぎやすくなります。
次に記録の整理です。シーズンを通して複数冊のスコアブックを使う場合、あとから見返しやすいように、表紙やページの余白に日付・対戦相手・大会名などをメモしておく習慣をつけておくと便利です。巻末に結果一覧表が付いているモデルであれば、そこにまとめて記入しておくと、シーズン終了後の振り返りがしやすくなります。
最後にデータ化についてです。近年は、書き終えたスコアブックのページをスマートフォンで撮影し、写真データとして保存しておくチームも増えています。紙のスコアブック自体が破損・紛失した場合の備えにもなるため、大事な公式戦の記録だけでも撮影してバックアップを残しておくと安心です。
こうした保管・整理の手間は、スコアブックそのものの性能とは別の話に思えるかもしれません。ですが、記録を大事に扱う習慣は、結果的にチームの財産としてのスコアブックの価値を高めることにもつながります。次のシーズンにどのスコアブックを選ぶかを考えるときにも、これまでの記録を見返しながら判断しやすくなるはずです。
よくある質問
Q初心者はどの判型のスコアブックを選べばいいですか?
A特に指定がなければ、記入スペースが広く扱いやすいA4判のオーソドックスなモデルから探すのがおすすめです。すでにチームで使っている判型がある場合は、それに合わせて選ぶのが最も確実です。
Qリング製本と冊子タイプ、どちらを選ぶべきですか?
Aスコアラー台がない場所や、立ったまま・膝の上で書く機会が多いならリング製本が扱いやすいとされています。記録をまとめて見返す機会が多いなら、見開きで見比べやすい冊子タイプが向いているとされています。
QDH制(指名打者制)に対応しているか、どうやって確認すればいいですか?
A商品ページの説明文や仕様欄に「DH制対応」「10名まで記入可」といった記載があるかを確認してください。記載がない場合は、購入前にショップへ問い合わせて確認しておくと安心です。
Q1冊で何試合分書けるスコアブックを選べばいいですか?
A年間の試合数が多い少年野球チームであれば30試合分前後のモデルを選んでおくと、シーズン途中での買い足しの手間を減らせます。練習試合の頻度が少ない場合は、試合数の少ないハンディタイプでも十分なことがあります。
Qスコアのつけ方が分からない場合はどうすればいいですか?
A解説書が付属しているスコアブックを選んでおくと、記入中に書き方に迷ったときすぐ確認できて安心です。それでも分からない場面があれば、その場でメモ書きしておき、あとで正式な記号に書き直すという方法でも問題ありません。
Q公式戦でもこの記事で紹介したスコアブックを使っていいですか?
A大会や連盟によっては、記録員に指定の書式・記入ルールが定められている場合があります。この記事は主に練習試合や普段のチーム記録を想定した内容のため、公式記録として提出する場合は、必ず大会要項や連盟の指定書式を確認してから使用してください。
Qスコアブック以外に何を用意しておけばいいですか?
A消せるボールペンなどの筆記用具を複数本、下敷きやクリップボード、雨天時に備えた防水用のビニールカバーなどを用意しておくと、当日慌てずに記録できます。守備位置の番号や記号の一覧メモも手元にあると安心です。
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