本記事にはアフィリエイト広告(PR)が含まれます。掲載商品は編集部が楽天市場・Yahoo!ショッピングで販売実態を確認したうえで選定しており、広告主の意向で評価を変えることはありません。編集方針を見る →
滑走中の景色や仲間とのパウダーランを、あとから見返せる映像として残したい——GoProやInsta360のようなアクションカメラを持ってゲレンデに向かう人は年々増えています。ところが実際に撮ってみると、「ヘルメットに着けたら映像が上下に揺れて酔いそうになった」「自撮り棒を出したら片手がふさがって危なかった」「チェストハーネスを買ったのにウェアの上から着けたらずり落ちてきた」といった声も少なくありません。これは撮影の腕前の問題ではなく、多くの場合マウント(カメラの取り付け方式)の選び方が撮りたい映像と合っていないことが原因です。ヘルメットに着けるか、胸に着けるか、手に持つか——同じカメラでも取り付け位置が変わるだけで、映像の視点・揺れ方・安全性はまったく別物になります。この記事では、スキー・スノーボードでの撮影を前提に、代表的な4つのマウント方式それぞれの特徴と選び方、スキー場での安全上の注意点、寒冷地ならではのバッテリー・レンズ曇り対策までを整理しました。最後には、人気の高い純正マウント4製品も比較しています。
この記事でわかること
- なぜ「マウント選び」が映像の出来を大きく左右するのか
- マウント方式は大きく4タイプに分けられる
- ヘルメットマウントの選び方 — 接着式かクリップ式か
- チェストマウント(ハーネス)の選び方 — レイヤーとの相性を確認する
- ハンドヘルド(3-way・自撮り棒)の使いどころ
- 360度カメラを使う場合のマウントの考え方
候補になりやすいマウント4製品
ここからは実際の候補です。いずれもGoPro・Insta360の純正または準純正として案内されているアクセサリーの中から、方式の異なる4製品を選びました。価格は執筆時点で確認したものであり、その後変わっている場合があります。購入前に商品ページで最新の価格・在庫・対応機種を確認してください。
4製品を並べると、視点の高さと安定感、そして装着の手軽さで役割が分かれているのが分かります。ヘルメットマウント(AHFSM-001)はスピード感のある高視点、チェストハーネス(AGCHM-001)は安定感のある低視点、3-Way(AFAEM-002)は手持ち・記念撮影向けの汎用グリップ、Insta360のクリップマウントは360度カメラを非接着で使いたい人向け、という方向性の違いがあります。
どれか一つだけを選ぶ必要はなく、実際には「ふだんはヘルメットマウントで滑走シーンを撮り、休憩中は3-Wayを取り出して記念撮影をする」といったように、複数の方式を組み合わせて使っているユーザーも多く見られます。まずは自分が一番撮りたい映像(スピード感重視ならヘルメット、安定感重視ならチェスト、記念撮影重視ならハンドヘルド)から1つ選び、慣れてきたら別の方式を追加していくのが現実的な進め方です。
価格・仕様は変動するため、購入前に必ず商品ページで最新情報と、自分が使っているカメラ機種への対応可否を確認してください。特にInsta360とGoProではマウントの規格(取り付け部の形状)が異なる場合があるため、他社製の汎用マウントを検討する際は「GoPro互換」「Insta360対応」といった表記を必ず確認しましょう。

GoPro純正 ヘルメット フロント+サイド マウント(スイベル式マウント付属) AHFSM-001
参考価格5,156円
ヘルメットの正面・側面に取り付けられる接着式のカーブマウントとフラットマウントがセットになった純正アクセサリー。スイベル(可動)式のマウントが同梱されており、取り付け角度を微調整できます。HERO13〜HERO9、MAXシリーズに対応。
ここが良い
- GoPro公式ストアが直接販売しており、正規品として安心して購入しやすい
- ヘルメット正面・側面のどちらにも取り付けられ、映像の視点を選びやすい
- スイベル式マウントで角度の微調整がしやすい
注意点
- 接着式のため、貼り付け後はヘルメット側に固定パーツが残ることになる
- レンタルヘルメットには基本的に使用できない

GoPro純正 チェストマウント ハーネス(Ver.2.0) AGCHM-001
参考価格3,980円
胸の前にベルトで固定するチェストハーネス型マウント。頭の動きに左右されにくく、腕やストック、板の動きが映り込みやすい低めの視点で撮影できます。ベルト長は体格に合わせて調整可能です。
ここが良い
- ヘルメットへの加工・接着が不要で、レンタルヘルメットの人でも使いやすい
- 頭を動かしても映像が比較的安定しやすいとされる
- 4製品の中でもっとも価格が手頃
注意点
- 厚手のウェアの上から着けるとフィット感が変わりやすく、ベルト調整が必要になる場合がある
- リフト乗車時に安全バーへ引っ掛かりやすいという声がある

GoPro純正 3-Way 2.0 三脚グリップ アーム(自撮り棒/セルフィー対応) AFAEM-002
4.17(6件のレビュー)
参考価格11,000円
手持ちグリップ・三脚・延長アームの3通りに使える多機能アクセサリー。伸縮式で、脚を開けば簡易的な三脚として自立させることもできます。滑走前後の記念撮影やリフト待ちでの撮影に扱いやすいアイテムです。
ここが良い
- 滑走中だけでなく、休憩中の記念撮影や集合写真にも使い回せる汎用性がある
- 三脚として自立できるため、簡易的な定点撮影にも対応できる
- GoPro公式ストアが直接販売しており正規品として安心できる
注意点
- 4製品の中でもっとも価格が高い
- 滑走しながらの使用は片手がふさがるため、コースやレベルを選ぶ必要がある

Insta360 安全ヘルメットカメラマウント(X6/X5/X4/X4 Air/X3/ONE X2対応)
参考価格5,000円
接着剤を使わず、ヘルメットの縁を挟み込んで固定するクリップ式のマウント。Insta360の360度カメラシリーズに対応しており、レンタルヘルメットや複数のヘルメットを使い回したい人でも取り付けやすい設計です。
ここが良い
- 接着剤を使わないため、ヘルメットを傷めにくくレンタル品にも使いやすい
- 360度カメラ特有の「あとから視点を選べる」撮り方と相性が良い
- 取り付け・取り外しが比較的容易で、複数のヘルメットで使い回しやすい
注意点
- 固定力は接着式のヘルメットマウントに比べるとやや劣るとされる
- 対応機種がInsta360シリーズに限られ、GoProでは使用できない
■ スペック比較表
| 商品 | GoPro純正 ヘルメット フロント+サイド マウント(… | GoPro純正 チェストマウント ハーネス(Ver.2.… | GoPro純正 3-Way 2.0 三脚グリップ アーム… | Insta360 安全ヘルメットカメラマウント(X6/X… |
|---|---|---|---|---|
| 参考価格 | 5,156円 | 3,980円 | 11,000円 | 5,000円 |
| 購入 | ||||
| 取り付け方式 | 接着式(カーブ+フラットマウント同梱) | ベルト固定式(肩掛けハーネス) | — | クリップ式(非接着・ヘルメット縁を挟み込み) |
| 付属品 | スイベル式マウント、ネジ類 | — | — | — |
| 対応機種 | HERO13 / HERO12 / HERO11mini / HERO11 / HERO10 / HERO9 / MAX | — | HERO13 / HERO12 / HERO11mini / HERO11 / HERO10 / HERO9 / MAX | Insta360 X6 / X5 / X4 / X4 Air / X3 / ONE X2 |
| 種別 | GoPro純正アクセサリー(国内正規品) | GoPro純正アクセサリー(国内正規品) | GoPro純正アクセサリー(国内正規品) | Insta360公式ストア取り扱い(国内正規品) |
| バージョン | — | Ver.2.0 | — | — |
| 調整 | — | ベルト長を体格に合わせて調整可能 | — | — |
| 用途 | — | — | 手持ちグリップ/三脚/延長アームの3wayで使用可能 | — |
| 構造 | — | — | 伸縮式・脚部展開による自立対応 | — |
※ 表は横にスクロールできます。仕様は販売ページの記載にもとづく目安です。
※ 価格・在庫は変動します。最新情報は各ストアでご確認ください。当サイトはアフィリエイトプログラムを利用しています。
この道具の最安値をまとめて比較 →
スキー・スノボのヘルメット・ゴーグル31点を、Amazon・楽天・Yahoo!の価格で並べて比較できます。
スキー・スノーボードでよく買われる道具
この記事を読んでいる人がよく使うサービス
PR※ アフィリエイトプログラムを利用しています。料金・キャンペーンは変動するため最新情報は各公式サイトでご確認ください。
なぜ「マウント選び」が映像の出来を大きく左右するのか
アクションカメラそのものの性能(手ブレ補正や画質)に注目が集まりがちですが、ゲレンデでの撮影においては、どこにカメラを固定するかというマウントの選択のほうが、映像の見やすさに直結することが多いです。同じ機種・同じ設定で撮っていても、ヘルメットの上に着けた映像と、胸の高さに着けた映像とでは、視点の高さも揺れ方もまったく違う映像になります。
たとえば、ヘルメットの上に固定した場合は視点が高く、スピード感が出やすい一方、頭の動きがそのまま映像の揺れに直結するため、滑走中に周囲を見回す癖がある人だと画面が忙しく揺れてしまうことがあります。逆に胸の高さに固定するチェストマウントは、頭を動かしても映像自体は比較的安定しますが、視点がやや低く、自分の腕やストックが画面下部に映り込みやすいという特徴があります。手に持つタイプの自撮り棒(3-way)は、自分の顔や表情を入れられる唯一の方式ですが、撮影中は片手がふさがるため、滑走の難易度や周囲の混雑状況によっては安全面でのリスクが増えます。
つまり「良いマウントが一つあれば万能」というものではなく、撮りたい映像のイメージ(スピード感のあるPOV視点なのか、仲間との会話も入れたい視点なのか、自分の顔を入れたセルフィー動画なのか)によって、選ぶべきマウントは変わってきます。この記事ではそれぞれの方式を比較しながら、自分の撮りたい映像に近いものから検討できるように整理しています。
また、マウントは一度買えば長く使う消耗品ではない道具でもあります。粘着式のマウントは剥がして貼り直すと接着力が落ちますし、可動部分のあるアームは使ううちに緩みが出てきます。最初の1つを選ぶときは、価格の安さだけでなく、自分のヘルメットやウェアとの相性、そして今後別の方式も試したくなったときに拡張しやすいかどうかも判断材料に入れておくと、あとで買い直す手間を減らせます。
この記事のスタンス
マウントの装着感や映像の揺れ方には、頭の大きさやヘルメットの形状、滑走スタイルによる個人差があります。断定的な優劣ではなく「こういう撮り方をしたい人に向いている」という目安として読み進めてください。
マウント方式は大きく4タイプに分けられる
市販されているアクションカメラ用マウントは種類が多く見えますが、取り付け位置で整理すると「ヘルメットマウント」「チェストマウント(ハーネス)」「ハンドヘルド(3-way・自撮り棒)」「ゴーグル・ヘッドバンド型」の4タイプにおおむね分類できます。まずはこの4タイプの違いを大まかにつかんでおくと、商品ページの説明が理解しやすくなります。
■ ヘルメットマウント
ヘルメットの側面や正面、頭頂部にカメラを固定するタイプ。視点が高くスピード感の出る映像になりやすく、両手が完全に自由になるのが最大の利点です。頭の動きがそのまま映像の揺れになりやすい点には注意が必要です。
■ チェストマウント(ハーネス)
胸の前にベルトで固定するタイプ。頭を動かしても映像は比較的安定し、自分の腕やストック、板の動きが画面に入りやすいのが特徴です。ウェアの上から着けるため、厚手のジャケットだとフィット感が変わりやすい点は事前に確認したいところです。
■ ハンドヘルド(3-way・自撮り棒)
手に持って使う棒状のグリップ。三脚としても使え、自分の顔を画面に入れたセルフィー動画や、仲間を追いかけて撮る映像に向いています。片手がふさがるため、滑走中の使用は難易度や混雑状況を見極める必要があります。
■ ゴーグル・ヘッドバンド型
ゴーグルのストラップに沿わせる、または頭に直接バンドで固定するタイプ。ヘルメットへの穴あけ・接着が不要で、レンタルヘルメットでも使いやすいのが利点です。安定感や耐衝撃性は接着式のヘルメットマウントに比べるとやや劣るとされています。
ヘルメットマウントの選び方 — 接着式かクリップ式か
ヘルメットマウントは大きく分けて、ヘルメット表面に強力な両面テープで固定する「接着式(カーブ/フラットマウント)」と、ヘルメットの通気口や縁を利用してクリップで挟む「クリップ式」があります。GoProやInsta360の純正マウントの多くは、この2種類を組み合わせて使えるように設計されています。
接着式は一度貼り付けると非常に外れにくく、パウダーランのような激しい振動が想定されるシーンでも安定して撮影できます。一方で、ヘルメットの買い替え時にはマウントごと交換になりやすい点や、レンタルヘルメットには基本的に使えない点がデメリットです。ヘルメットの表面が湾曲しているタイプ(カーブマウント)と平らなタイプ(フラットマウント)があり、自分のヘルメットの形状に合わせて選ぶ必要があります。多くのメーカーは、この2種類を1セットにして販売しているため、購入時にどちらが同梱されているか確認しておくと失敗しにくくなります。
クリップ式やスイベル(可動)式のマウントは、ヘルメットの通気口の縁などに引っ掛けて固定するタイプで、接着剤を使わない分、ヘルメットを傷めにくく、レンタル品への一時的な取り付けにも使いやすいとされています。ただし固定力は接着式に比べるとやや劣るため、高速滑走やジャンプを伴う撮影では、着地時の衝撃でカメラの角度がずれてしまうことがある点は理解しておきましょう。
ヘルメットマウントを選ぶ際にもう一つ意識したいのが「取り付け位置による映像の違い」です。頭頂部に取り付けると、より高い視点からのスピード感ある映像になりますが、風の抵抗を受けやすく、ヘルメットとの一体感が薄れるため、着け心地に違和感を覚える人もいます。側面(こめかみ付近)に取り付けると、視点はやや低くなるものの、頭部から飛び出す量が少なく、木の枝や設備への接触リスクを抑えられるとされています。初めてヘルメットマウントを使う場合は、まず側面への取り付けから試してみるのがおすすめです。
チェストマウント(ハーネス)の選び方 — レイヤーとの相性を確認する
チェストマウントは、両肩から胸の前にベルトを回してカメラの土台を固定するハーネス型が主流です。ヘルメットマウントに比べると視点は低くなりますが、頭を動かしても映像自体はブレにくく、コース全体や自分の板の動きを俯瞰しやすい映像になるとされています。
チェストマウントを選ぶ際にまず確認したいのが、自分のスキー・スノーボードウェアの上から着けても違和感なくフィットするかという点です。厚手のダウンジャケットタイプのウェアの上から着けると、ベルトの締め付けが甘くなり、滑走中にカメラの位置がずれてしまうことがあります。多くの製品はベルトの長さを調整できるようになっていますが、可動域に余裕のあるモデルを選んでおくと、レイヤーの厚みが変わる真冬・シーズン初め・シーズン終盤といった時期をまたいで使いやすくなります。
また、チェストマウントは構造上、呼吸のたびにベルトが上下する、腕を大きく振ると胸のベルト自体がわずかに動く、といった特性があります。ヘルメットマウントほどダイレクトに頭の動きが伝わらない一方で、まったく揺れない映像になるわけではない点は理解しておきましょう。より安定した映像を重視する場合は、カメラ本体の電子式手ブレ補正機能と組み合わせて使うのが実用的です。
なお、チェストマウントは構造上、リフトに乗る際に肘掛けや安全バーに引っ掛かりやすいという声もあります。リフト乗車の前にベルトの位置を確認する、フックの向きに気をつけるといった一手間を習慣にしておくと、思わぬ落下やマウントの破損を防ぎやすくなります。
ハンドヘルド(3-way・自撮り棒)の使いどころ
3-way(3ウェイ)と呼ばれる伸縮式のグリップは、手に持った状態での自撮り棒としてはもちろん、脚を開いて簡易的な三脚としても使える多機能なアクセサリーです。ヘルメットマウントやチェストマウントとは異なり、常時装着するものではなく、必要な場面だけ取り出して使う道具として位置づけると使いやすくなります。
滑走前後の記念撮影や、リフト待ちでの仲間との会話シーン、休憩中の景色の撮影など、止まっている状態・ゆっくり歩いている状態での撮影には非常に扱いやすいアイテムです。一方で、滑走しながら片手に持って撮影する使い方は、握力を取られる、転倒時に手を守れない、周囲の滑走者との接触リスクが上がるといった問題があるため、混雑したコースや自分自身の滑走レベルに対して難易度の高い斜面では避けたほうが無難です。
3-wayの多くは、伸ばした状態で三脚のように地面に立てて自撮りする使い方や、雪面に軽く突き刺して簡易的な固定カメラとして使う方法にも対応しています。仲間が滑ってくるシーンを流し撮りしたいときや、グループ全員が映る集合写真を撮りたいときには、ヘルメットマウントやチェストマウントよりもこちらのほうが向いています。
選ぶ際のポイントは、伸縮時の長さと、グリップ部分の握りやすさです。厚手のグローブをしたまま伸縮のロック機構を操作できるかどうかは、寒冷地での使い勝手に直結します。購入前に商品ページで「グローブをしたままの操作性」に言及があるかどうかを確認しておくと、現地で困る場面を減らせます。
360度カメラを使う場合のマウントの考え方
Insta360シリーズのような360度カメラは、通常のアクションカメラとはマウントの考え方が少し異なります。360度カメラは撮影後に視点を自由に選べる(見せたい角度を編集時に決められる)ことが特徴のため、マウント自体は「カメラ本体とカメラを持つ自分の体がなるべく映像に映り込まないような位置」に固定するのが基本的な考え方になります。
具体的には、ヘルメットの頭頂部や、細い棒(インビジブルセルカ棒と呼ばれる自撮り棒)の先に取り付けて、あとから編集で自分を追従する視点や、周囲を見渡す視点を選べるようにする使い方が一般的です。ヘルメットに固定する場合も、通常のアクションカメラと同様に接着式マウントとクリップ式マウントが用意されていますが、レンズが上下左右に大きく開いている構造上、雪や汗が付着するとレンズの拭き取り箇所が増える点には注意が必要です。
また、安全ヘルメット向けに設計された専用クリップマウントも登場しており、粘着剤を使わずにヘルメットの縁を挟み込んで固定するタイプもあります。レンタルヘルメットや、複数のヘルメットを使い回したい人にとっては、こうした非接着タイプのマウントが選びやすい選択肢になります。
撮影前に確認しておきたい安全上の注意点
マウントの性能や映像のクオリティに気を取られがちですが、ゲレンデでの撮影においては、周囲の安全を確保することが何より優先されます。ここでは撮影を始める前に確認しておきたいポイントを整理します。
まず、スキー場によっては、ヘルメットへの突起物の取り付けに関するルールを設けている場合があります。特にキッズパークやレース専用コースでは、安全上の理由からヘルメットマウントの使用を制限しているケースもあるため、事前にスキー場の公式サイトや現地の掲示、スタッフへの確認を行うことをおすすめします。
次に、自撮り棒やハンドヘルドタイプを滑走中に使う場合は、必ず両手でストックやポールを扱えない状態になることを理解した上で、自分の滑走レベルに対して十分に余裕のあるコースでのみ使用してください。混雑したコースや、初めて滑る未知のコースでの使用は避けたほうが安全です。
また、ヘルメットマウントは接着式・クリップ式を問わず、転倒時にカメラ本体やアーム部分が外れて周囲に飛散するリスクがゼロではありません。特に高速で滑走する場面や、ジャンプを伴う撮影では、マウントの取り付け強度を事前に地上でしっかり確認し、緩みがないかをリフトに乗る前にチェックする習慣をつけておきましょう。
グループで撮影する場合は、撮影者自身が「撮ること」に意識を取られすぎて、周囲への注意がおろそかにならないよう、撮影担当と滑走ペースの調整を事前に相談しておくとトラブルを避けやすくなります。
撮影より安全が優先
映像を撮ること自体が目的化してしまい、無理な体勢や難易度の高いコースでの撮影に挑戦してしまうケースは少なくありません。良い映像は、安全に滑れる範囲の中でこそ撮れるものだと考え、撮影のために普段より無理な滑り方をしないよう心がけてください。
寒冷地ならではの注意点 — バッテリーとレンズ曇り対策
アクションカメラのマウント選びとあわせて押さえておきたいのが、氷点下の環境で起こりやすいバッテリー消耗の早さと、レンズの結露・曇りへの対策です。マウントがどれだけ良くても、肝心のカメラが途中で電源落ちしたり、レンズが曇って映像が使い物にならなかったりしては意味がありません。
アクションカメラに使われているリチウムイオンバッテリーは、気温が下がると本来の性能を発揮しにくくなり、常温時に比べて撮影可能時間が大きく短くなる傾向があります。対策としては、カメラを使わない時間はウェアの内側(体温で温められるインナーポケットなど)に入れておく、予備バッテリーを人肌に近い場所で保温しておき交換用に使う、といった工夫が有効です。
レンズの曇りは、屋外の冷えたカメラを暖かい室内やロッジに持ち込んだ際、レンズや内部に結露が発生することが主な原因です。休憩でロッジに入る際はカメラをケースやポーチに入れたまま持ち込み、急激な温度変化を避けることで曇りを軽減できるとされています。また、防水ハウジングを使用している場合は、ハウジング内部に乾燥剤(シリカゲル)を一緒に入れておくと、内側からの曇りを抑えやすくなります。
マウント自体も、氷点下では粘着式テープの接着力が常温時より発揮されにくいとされています。特に貼り付けたばかりの新品のマウントは、常温の室内で数時間圧着してから使用するとメーカーが案内している場合もあるため、購入後すぐに屋外の氷点下環境で貼り付けるのではなく、事前に室内でしっかり圧着しておくことをおすすめします。
購入後に気をつけたいメンテナンスと保管
マウント類は精密機器ではありませんが、屋外の雪・氷・紫外線にさらされる過酷な環境で使う道具です。長く安全に使うために、購入後に押さえておきたいポイントを整理します。
接着式マウントは、一度貼り付けると強力に固定される反面、無理に剥がそうとするとヘルメット表面の塗装やシェルを傷める場合があります。ヘルメットを買い替える際にマウントを再利用したい場合は、ドライヤーなどで軽く温めてから剥がすと接着剤が柔らかくなり、外しやすくなるとされています。ただし、ヘルメットメーカーが推奨していない方法であるため、心配な場合はヘルメットとマウントをセットで買い替えるほうが無難です。
可動部分のあるアーム(スイベルマウントや3-Wayの関節部分)は、使用しているうちに雪や砂が入り込み、動きが渋くなったり、逆に緩みやすくなったりすることがあります。シーズン終わりには可動部分を乾いた布で拭き、目立った汚れがあれば取扱説明書に従って手入れをしておくと、翌シーズンも気持ちよく使えます。
また、チェストハーネスのベルト部分は、汗や雪解け水を吸うことで劣化が進みやすい部分です。使用後は陰干ししてしっかり乾かし、湿ったまま袋に入れて保管することは避けましょう。金具部分に錆が出てきた場合は、固定力が落ちているサインの可能性があるため、無理に使い続けず交換を検討してください。
最後に、マウントとカメラ本体の接続部分(クイックリリースバックルなど)は、消耗品として単体でも販売されています。マウント本体はまだ使えるのに、接続部分だけが割れてしまった、あるいは紛失してしまったという場合は、マウントごと買い替えるのではなく、該当パーツのみを探して購入するほうが経済的です。
よくある質問
Qヘルメットマウントとチェストマウント、初めて買うならどちらがおすすめですか?
A撮りたい映像のイメージによって変わりますが、スピード感のある高視点の映像を撮りたい人はヘルメットマウント、頭を動かしても安定した映像を撮りたい人、レンタルヘルメットを使っている人はチェストマウントが向いています。迷う場合は、まずレンタルヘルメットでも使いやすいチェストマウントや、非接着のクリップ式マウントから試すのも一つの方法です。
Qレンタルヘルメットに接着式マウントを取り付けてもいいですか?
A基本的にはおすすめできません。接着式マウントは剥がす際にヘルメット表面を傷めたり、跡が残ったりする可能性があります。レンタルヘルメットを使う場合は、クリップ式マウントやチェストハーネス、ゴーグルストラップに沿わせるタイプなど、非接着の方式を選ぶようにしてください。
Q滑走中に自撮り棒(3-Way)を使うのは危険ですか?
A片手がふさがった状態になるため、混雑したコースや自分の滑走レベルに対して難易度の高い斜面での使用は避けたほうが安全です。止まっている状態や、ゆっくり歩いている状態、リフト待ちの間など、限定的な場面での使用にとどめることをおすすめします。
Q寒い場所でアクションカメラのバッテリーがすぐ切れてしまいます。対策はありますか?
A氷点下の環境ではリチウムイオンバッテリーの性能が発揮されにくくなり、常温時より撮影可能時間が短くなる傾向があります。使わない間はウェアの内側の暖かい場所にカメラや予備バッテリーを入れておく、こまめに電源をオフにするといった工夫で消耗を抑えやすくなります。
Qレンズが曇って映像が使えないことがあります。防ぐ方法はありますか?
A屋外の冷えたカメラを急に暖かい室内やロッジに持ち込むと、結露でレンズが曇りやすくなります。休憩でロッジに入る際はケースやポーチに入れたまま持ち込み、温度変化を緩やかにすることで曇りを軽減できるとされています。防水ハウジングを使う場合は、内部に乾燥剤を入れておくのも有効です。
QGoProとInsta360のマウントは共通で使えますか?
A製品によって取り付け部分の規格が異なる場合があります。GoPro純正マウントの多くは「GoPro互換」の汎用アクションカメラマウントとしても使えることが多いですが、Insta360の360度カメラ専用マウントはInsta360シリーズ専用として設計されていることが多いため、購入前に対応機種の表記を必ず確認してください。
Qスキー場でヘルメットマウントの使用が禁止されている場合はありますか?
Aスキー場によっては、安全上の理由からキッズパークやレース専用コースなどでヘルメットへの突起物の取り付けを制限している場合があります。撮影前にスキー場の公式サイトや現地の掲示、スタッフへの確認を行い、ルールに従って撮影するようにしてください。
迷ったらこれ|この記事のNo.1

GoPro純正 ヘルメット フロント+サイド マウント(スイベル式マウント付属) AHFSM-001
参考価格 5,156円
向いている人:自分専用のヘルメットを持っていて、スピード感のある高視点の映像を撮りたい人
あわせて検討したいサービス
PR※ アフィリエイトプログラムを利用しています。料金・キャンペーンは変動するため最新情報は各公式サイトでご確認ください。
体づくりはジム・スタジオで
関連記事