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ゲレンデに着いて数本滑っただけなのに、指先の感覚がなくなって思うようにグローブの中で指が動かせない——スキーやスノーボードを始めたばかりの人が最初にぶつかる壁のひとつが、この「手の冷え」です。ウェアやゴーグルには気を配っていても、グローブは「とりあえず量販店で安いものを」と後回しにしてしまう人が少なくありません。ですが手は、雪面に触れる機会が多く、リフトの金属バーやビンディングの操作でも常にさらされている部位です。防水性が不十分なグローブを履いていると、転倒して雪をつかんだ瞬間に水分が染み込み、そこから急速に体温が奪われていきます。一度濡れてしまったグローブは、ゲレンデで乾かす手段がほとんどなく、その日一日、冷たいグローブを我慢して滑り続けることになりかねません。この記事では、スキー・スノーボードグローブを選ぶときに見ておきたい「防水性(インサート素材)」「保温性(インサレーション)」「タイプ(5本指・ミトン・3本指)」「サイズ感」という4つの要素を、専門用語をかみくだきながら整理しました。後半では、定番として名前が挙がりやすいグローブを4点比較しています。
この記事でわかること
- グローブ選びを軽視すると、ゲレンデでの1日が台無しになる
- 「防水性(インサート)」の読み方 — GORE-TEXかどうかがまず大きな分かれ目
- 「保温性(インサレーション)」の読み方 — 中綿の種類と量を見る
- 「タイプ(5本指・ミトン・3本指)」の読み方 — 操作性と暖かさのトレードオフ
- サイズ選びで失敗しないために
- 初心者・中級者におすすめのスキー・スノーボードグローブ4選
初心者・中級者におすすめのスキー・スノーボードグローブ4選
ここでは実際に比較した候補を紹介します。前置きとして、グローブとの相性には個人差があり、これを履けば絶対に手が冷えない、という話ではありません。防水性・保温性・タイプの異なる4点を選びましたので、自分の滑走スタイルや寒がりの度合いと照らし合わせて検討してみてください。こちらの価格は記事作成時点の目安です。日々変動する可能性があります。購入前に商品ページで最新の価格・在庫・サイズ・カラーを確認してください。
4点を並べると、保温性と操作性のバランスの取り方で役割が分かれているのが分かります。フェニックスは4WAYストレッチによる操作性重視の5本指モデル、ダカインは保温性を優先したミトンモデル、バートンはレザーパームによる本格志向のテクニカルモデル、スワニーのBoccoはインナー手袋付きのミトンで保温性と使い勝手を両立したモデルといった位置づけの製品です。
最終的にどれを選ぶかは、寒がりの度合いや主な滑走スタイル、予算によって変わります。とにかく手を冷やしたくないなら2点目か4点目のミトン、操作性としっかりした防水性能を両立させたいなら1点目、長く本格的に使いたいなら3点目、インナー手袋を分けて使いたいなら4点目、という考え方をすると、判断に迷いにくくなります。なお価格・仕様は変わることがあるため、最終的な判断は商品ページの最新情報をもとに行ってください。
なお、今回はいずれもGORE-TEXまたはそれに準ずる防水透湿インサートを搭載したモデルを中心に選びました。防水性の低いグローブは価格が手頃な反面、雪山という環境では早々に濡れてしまい、結果として快適さを損ないやすいためです。予算に余裕があれば、多少価格が上がっても防水インサート付きのモデルを検討することをおすすめします。

フェニックス(PHENIX)メンズ スキーグローブ ゴアグローブ ESM25GL10 2025-2026
4.00(1件のレビュー)
参考価格13,460円
GORE-TEXインサートを搭載した5本指タイプのスキーグローブ。4WAYストレッチタフタ2Lを採用し、手の動きに柔軟にフィットするとされています。スタイリッシュなデザインで、ウィンタースポーツから日常の冬のお出かけまで使えるモデルとして案内されています。
ここが良い
- GORE-TEXインサート搭載で、この価格帯としては防水性への安心感がある
- 4WAYストレッチ素材で手の動きに追従しやすく、操作性を損ないにくいとされる
- S〜XLの4サイズ展開で、手の大きさに合わせて選びやすい
注意点
- 5本指タイプのため、ミトンと比べると保温性はやや控えめとされる
- カラー展開はやや落ち着いた3色にとどまる

ダカイン(DAKINE)メンズ SATURN MITT GLOVE スノーグローブ BF237729
4.33(3件のレビュー)
参考価格10,140円
GORE-TEXインサートとハイロフト断熱材を採用したミトンタイプのスノーグローブ。内部は5本指に分かれた構造で、ミトンの暖かさと多少の操作性を両立させているとされています。タッチスクリーンにも対応。
ここが良い
- ミトンタイプならではの高い保温性が期待でき、寒がりな人に向くとされる
- GORE-TEXとハイロフト断熱材の組み合わせで防水・保温の両面をカバー
- 掲載時点でレビュー評価4.33(3件)と、実際の使用感を確認しやすい
注意点
- ミトン構造のため、5本指グローブに比べると細かい操作はしにくい
- レビューの中にはサイズがやや小さめと感じたという声もある

バートン(Burton)ak GORE-TEX CLUTCH GLOVE 5本指 233271
参考価格15,840円
レザーの手のひらとGORE-TEXメンブレン、プリマロフトインサレーションを組み合わせた、テクニカル志向の5本指グローブ。手のひら部分に耐久性の高いレザーを使用し、ナチュラルなグリップを実現しているとされています。
ここが良い
- レザーパームによる高いグリップ力で、板やギアの操作をしっかりサポートするとされる
- GORE-TEXとプリマロフトの組み合わせで、防水性・保温性・透湿性のバランスが取れている
- XS〜XLの5サイズ展開で、手が小さめ・大きめのどちらにも対応しやすい
注意点
- 4点の中では価格が最も高め
- レザーパームは天然皮革のため、定期的な手入れが必要とされる
■ スペック比較表
| 商品 | フェニックス(PHENIX)メンズ スキーグローブ ゴア… | ダカイン(DAKINE)メンズ SATURN MITT … | バートン(Burton)ak GORE-TEX CLUT… | |
|---|---|---|---|---|
| 参考価格 | 13,460円 | 10,140円 | 15,840円 | 約14,580円 |
| 購入 | ||||
| タイプ | 5本指 | ミトン(内部5本指構造) | 5本指 | ミトン(インナー手袋付き) |
| 防水インサート | GORE-TEX | GORE-TEX | GORE-TEX(Gore Active) | — |
| 甲側素材 | ポリエステル100%(4WAYストレッチタフタ2L) | — | DRYRIDEソフトシェル | — |
| 平側素材 | 合成皮革 | — | — | — |
| サイズ展開 | S/M/L/XL | S/M/L/XL | XS/S/M/L/XL | — |
| カラー展開 | KHAKI/CAMEL/BLACK | — | — | — |
| 断熱材 | — | ハイロフト | Primaloft(プリマロフト) | — |
| 手のひら素材 | — | ポリウレタン | レザー | — |
| シェル素材 | — | ナイロン/ポリエステル(PFCフリーDWR) | — | — |
| タッチスクリーン対応 | — | あり | あり | — |
| ブランド | — | — | — | スワニー(SWANY) |
| 型番 | — | — | — | TS-100A |
| 特徴 | — | — | — | 撥水・防水・透湿 |
※ 表は横にスクロールできます。仕様は販売ページの記載にもとづく目安です。
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グローブ選びを軽視すると、ゲレンデでの1日が台無しになる
スキー・スノーボード用品の中でも、グローブは「なんとなく手にはまればいい」という感覚で選ばれがちなアイテムです。ウェアやブーツ、板やビンディングにはこだわっても、グローブだけは町中で使っている防寒手袋やワークグローブを流用してしまう人も見かけます。ですが、雪山という環境は想像以上に手にとって過酷です。気温そのものが氷点下になるだけでなく、リフトに乗るたびに吹きさらしの風にさらされ、転倒すれば雪の中に手を突っ込むことになり、スノーボードであれば手をついてターンのバランスを取る場面も多くあります。
一般的な防寒手袋の多くは、生活防水程度の耐水性しか持たず、雪に触れ続けるとやがて水分がグローブの内部まで染み込んできます。一度中綿が濡れてしまうと、そこから先は乾いた状態に戻すことが難しく、体温をどんどん奪われていきます。手が冷えて感覚が鈍ると、リフトの乗り降りでバーをうまくつかめなかったり、転倒したときにとっさに手をつけなかったりと、思わぬ怪我にもつながりかねません。
逆に言えば、防水性と保温性を備えた専用グローブを選ぶだけで、ゲレンデでの快適さは大きく変わります。多少滑りに慣れていなくても、手が冷たくならなければ「もう少し滑ろうかな」という気持ちを保ちやすくなりますし、逆に手が冷えて痛みを感じ始めると、それだけで「早く休憩したい」「もう帰りたい」という気持ちが先に立ってしまいます。グローブは、スキーやスノーボードを楽しいと感じ続けられるかどうかを左右する、地味だけれど重要な道具なのです。
また、初めてゲレンデに行く人ほど、転倒の回数がどうしても多くなります。転ぶたびに手を雪につくことになるため、防水性の低いグローブでは早い段階で内部が濡れてしまう傾向にあります。「今日はあまり滑れなかったな」という理由の中に、実は「グローブが早々に濡れて手が冷たくなり、集中して滑れなくなった」ことが隠れているケースも珍しくありません。
この記事では、スキー用・スノーボード用のどちらにも共通する基本的な選び方を扱っています。スキーとスノーボードでグローブの構造自体に大きな違いがあるわけではありませんが、スノーボードは板の上に座ったり手をついたりする動作が多いため、防水性や耐久性をやや重視する傾向があります。自分が主に取り組む種目に応じて、この記事の基準を参考にしてみてください。
この記事のスタンス
商品ごとの特徴については断言はせず、「〜とされる」「〜の傾向がある」という表現を用いています。手の大きさや汗のかきやすさ、寒がりかどうかには個人差が大きく、誰にでも当てはまるとは限らないためです。判断材料として使い、可能であれば購入前に店頭で試着することをおすすめします。
「防水性(インサート)」の読み方 — GORE-TEXかどうかがまず大きな分かれ目
スキー・スノーボードグローブの商品ページで最初に確認したいのが、防水透湿インサートの有無です。グローブの生地とグローブの間に、防水性と透湿性を両立させた薄い膜(インサート)が挟み込まれているかどうかで、濡れへの強さが大きく変わります。代表的な素材が「GORE-TEX(ゴアテックス)」で、商品ページには「GORE-TEXインサート搭載」「GORE-TEX採用」のように明記されていることが多いです。
GORE-TEXは、水滴よりも小さい穴が無数に空いた膜で、外からの水は通さず、内側の汗の水蒸気だけを外に逃がす構造になっています。これにより、雪に手をついても内部が濡れにくく、かつ長時間着用しても蒸れにくいという特性があります。価格帯としては1万円〜2万円台のモデルに多く採用されており、初めての1双としても、長く使うことを考えるなら候補に入れておきたい仕様です。
GORE-TEXを採用していないモデルの中にも、メーカー独自の防水透湿素材(ハイベント、ドライライドなど)を使ったものがあり、GORE-TEXほどではなくても十分な防水性を備えている場合があります。逆に、インサートについて特に記載がなく「撥水加工」とだけ書かれているモデルは、表面の生地が水をはじく程度の防水性にとどまり、長時間雪に触れ続けると浸水しやすいとされています。価格を抑えたい場合の選択肢にはなりますが、初心者のうちほど転倒が多く雪に触れる機会も多いため、できればインサート付きのモデルから検討するのがおすすめです。
手のひら側の素材にも注目してください。手のひらは雪をつかんだり、リフトのバーやストックを握ったりと、もっとも酷使される部分です。本革や合成皮革が使われているモデルは、耐久性とグリップ力に優れるとされる一方、天然皮革は水に濡れると硬くなりやすい性質もあります。近年は水に強い加工を施した皮革や、耐久性の高い合成皮革を採用したモデルも増えており、商品ページの素材欄を確認しておくと安心です。
「保温性(インサレーション)」の読み方 — 中綿の種類と量を見る
グローブの内側に詰められた断熱材(インサレーション)は、体温を逃がさないための重要な要素です。商品ページには「プリマロフト」「中綿量◯g」のように、断熱材の種類や量が記載されていることがあります。
一般的に使われる中綿素材には、化学繊維系の「プリマロフト」や、天然素材の「ダウン」などがあります。プリマロフトは濡れても保温性が落ちにくいとされ、雪に触れる機会が多いグローブとの相性がよいとされています。ダウンは軽くて保温性が高い一方、水濡れに弱く、乾きにくいという弱点があるため、グローブへの採用は限定的です。
保温性は、中綿の「量」だけでなく「密度」や「配置」によっても体感が変わります。同じ中綿量でも、指先やナックル部分に重点的に配置されているモデルは、冷えを感じやすい指先の保温を優先した設計になっているとされています。寒がりな人や、手足の冷えを感じやすい人は、こうした指先重視の設計を謳っているモデルを選ぶと快適さを感じやすいかもしれません。
一方で、保温性を追求しすぎると、グローブ全体が厚くなり、ビンディングの調整やストックの操作、スマートフォンの操作といった細かい動きがしにくくなることもあります。初心者のうちはまず「暖かさ」を優先しても構いませんが、滑りに慣れてきて細かい操作を求めるようになったら、保温性と操作性のバランスを見直すタイミングかもしれません。
また、気候や滑走スタイルによって最適な保温性は変わります。パウダーシーズンの深い雪の中を滑ることが多い人や、リフト待ちの時間が長くなりがちな初心者ほど、しっかりとした保温性を持つグローブが安心です。逆に、天気の良い日にゲレンデで運動量多く滑り続けるタイプの人は、多少薄手のグローブのほうが快適に感じることもあります。
「タイプ(5本指・ミトン・3本指)」の読み方 — 操作性と暖かさのトレードオフ
グローブの形状は、大きく分けて「5本指グローブ」「ミトン」「3本指(ロブスタークロー)」の3タイプがあります。それぞれ操作性と保温性のバランスが異なり、自分の滑走スタイルや寒がりの度合いによって向き不向きが変わってきます。
■ 5本指グローブ
指が一本ずつ独立しているため、ストックの操作やビンディングの調整、スマートフォンの操作などがしやすいとされています。スキーヤーの多くがこのタイプを選ぶ傾向にあり、スノーボードでも細かい操作を重視する人に選ばれやすいタイプです。ただし指が独立している分、ミトンに比べると保温性はやや控えめとされています。
■ ミトン(親指以外がひとまとまり)
親指以外の4本の指が一つの空間に収まっているため、指同士の熱が伝わりやすく、5本指グローブよりも暖かく感じやすいとされています。一方で、細かい指の動きが必要な操作にはやや不向きで、スマートフォンの操作やグローブを着けたままの細かい作業は難しくなる傾向があります。特に寒がりな人や、雪質の悪い日に長時間滑る人に向いているとされています。
■ 3本指(ロブスタークロー)
親指・人差し指・中薬小指の3つの空間に分かれたタイプで、5本指とミトンの中間的な特性を持つとされています。ある程度の保温性を保ちながら、ストックやグリップの操作もしやすいという触れ込みで、スノーボードのグローブに比較的多く見られる形状です。5本指ほどの繊細な操作は難しいものの、ミトンよりは器用に動かせるとされています。
サイズ選びで失敗しないために
グローブは、他のウェア類以上にサイズ感が使用感を大きく左右するアイテムです。大きすぎても小さすぎても、グリップ力や保温性が落ちてしまいます。
まず、グローブのサイズはS・M・L・XLのようなアルファベット表記か、手のひらの周囲長(cm)で示されることが一般的です。多くの海外ブランドは手のひらの周囲(親指の付け根を除いた、手のひらの一番幅がある部分をぐるっと測った長さ)を基準にサイズ表を作成しているため、購入前に自分の手のひらの周囲をメジャーで測っておくと失敗しにくくなります。
大きすぎるグローブを選ぶと、指先とグローブの先端の間に余分な空間ができてしまい、その空間の空気を温めるために体温が余計に使われ、かえって手が冷えやすくなるとされています。逆に小さすぎると、血行が悪くなって指先が冷えやすくなるほか、握力を使う操作がしにくくなります。「少しきつめかな」と感じるくらいがちょうどよい場合もあれば、インナーグローブを併用する前提でワンサイズ大きめを選ぶ人もいます。
特に厚手のインナーグローブ(グローブライナー)を併用する予定がある場合は、その分の厚みを考慮して、普段のサイズよりワンサイズ大きいものを検討するとよいでしょう。反対に、単体で着用する予定なら、表示サイズちょうど、もしくはややきつめのサイズが手にフィットしやすいとされています。
通販で購入する場合、多くのブランドが公式サイトにサイズ表(手のひらの周囲長とアルファベット表記の対応表)を掲載しています。同じMサイズでも、ブランドによって実寸が異なることがあるため、初めて購入するブランドの場合はサイズ表を必ず確認し、可能であればレビューでサイズ感に関するコメントも参考にしてください。
長さ(丈)にも注目する
グローブの手首から先の長さ(カフの長さ)も、防寒性に関わる要素です。ウェアの袖の中にグローブのカフを入れ込むタイプ(アンダーカフ)と、ウェアの袖の上からグローブをかぶせるタイプ(オーバーカフ)があり、後者のほうが雪や風の侵入を防ぎやすいとされています。ウェアの袖の形状と組み合わせて確認しておくと、より快適に使えます。
グローブと一緒に検討したいアイテム
グローブ本体の選び方に加えて、あわせて用意しておくとさらに快適に過ごせるアイテムをいくつか紹介します。
まず「インナーグローブ(グローブライナー)」です。薄手のフリースやウール素材のインナーグローブをメイングローブの下に重ねることで、保温性を底上げできます。リフト待ちなど手先を動かさない時間が長い人や、特に手先が冷えやすい人には特におすすめです。また、休憩でメイングローブを外すときにインナーグローブだけを着けたままにしておけば、素手で冷たい金属に触れずに済むという利点もあります。
次に「予備のグローブ」です。1日中滑っていると、汗や雪の影響でグローブの内部が湿ってくることがあります。特に連続する2日以上のスキー・スノーボード旅行では、1双だけだと乾かす時間が取れず、2日目に湿ったままのグローブを使うことになりかねません。可能であれば予備を1双持っていくと、常に乾いた状態のグローブで滑ることができます。
最後に「リストゲイター(グローブとウェアの袖の隙間を塞ぐカバー)」です。転倒したときに袖口から雪が入り込むのを防ぐアイテムで、特にスノーボードで雪面に手をつく機会が多い人に有効とされています。グローブ自体のカフが短いタイプを使っている場合は、あわせて検討してみるとよいでしょう。
買ったあとに気をつけたいこと
グローブは消耗品でもあり、使い方や手入れの仕方によって寿命や快適さが大きく変わります。特に初心者のうちは見落としがちな点をいくつか挙げておきます。
まず乾かし方です。使用後のグローブを暖房の風が直接当たる場所や、ストーブのそばに置いて急速に乾かすのは避けたほうがよいとされています。急激な乾燥は生地や防水インサートの劣化を早める可能性があるためです。基本的には風通しの良い室内で、グローブの中に新聞紙や専用のグローブドライヤーを入れて、自然に近い形で乾かすのが無難です。
次に撥水加工のメンテナンスです。GORE-TEXなどの防水インサートを搭載していても、表面の生地の撥水加工は使用とともに徐々に効果が落ちていきます。表面の撥水性が落ちると、生地が水を吸って重くなり、結果として体感の保温性も下がってしまいます。シーズンごとに、防水スプレーなどで表面の撥水加工を再施工しておくと、グローブ本来の防水性能を長く保ちやすくなります。
最後に保管方法です。オフシーズンに湿ったまま収納すると、カビや素材の劣化の原因になります。シーズンが終わったら、しっかり乾燥させたうえで、直射日光の当たらない風通しの良い場所で保管するようにしてください。手のひら部分にレザーを使用しているモデルは、乾燥しすぎるとひび割れの原因にもなるため、保管前に革用のクリームを軽く塗っておくと状態を保ちやすいとされています。
こうした細かなメンテナンスは、グローブそのものの性能とは別の話に思えるかもしれません。ですが、道具を大事に使う習慣は、シーズンを通してグローブの防水性・保温性を保つことにつながり、結果的に「今シーズンも快適に滑れた」という満足感にもつながります。
よくある質問
Qスキーグローブとスノーボードグローブは何が違いますか?
A構造そのものに大きな違いはありませんが、スノーボードは板の上に座ったり手をついたりする動作が多いため、防水性や手のひらの耐久性をやや重視したモデルが多い傾向にあります。スキーはストック操作がしやすい5本指タイプが好まれやすいとされています。どちらの用途でも兼用できるモデルは多くあります。
Q5本指とミトン、どちらを選べばいいですか?
A操作性を重視するなら5本指、保温性を重視するならミトンが目安になります。寒がりな人や、雪質の悪い日に長時間滑ることが多い人はミトンのほうが快適に感じやすいとされ、ストックやビンディングの細かい操作を重視する人は5本指のほうが扱いやすいとされています。中間的な特性を持つ3本指タイプも選択肢の一つです。
QGORE-TEXが搭載されていないグローブでも大丈夫ですか?
AGORE-TEXが搭載されていなくても、メーカー独自の防水透湿素材を採用したモデルであれば一定の防水性は期待できます。ただし、撥水加工のみのモデルは長時間雪に触れ続けると浸水しやすいとされ、特に転倒が多くなりがちな初心者のうちは、防水インサート付きのモデルを検討することをおすすめします。
Qグローブのサイズはどうやって選べばいいですか?
A手のひらの周囲(親指の付け根を除いた、手のひらの一番幅がある部分をぐるっと測った長さ)を基準に、商品ページのサイズ表と照らし合わせるのが確実です。インナーグローブを併用する予定がある場合は、その厚み分を考慮してワンサイズ大きめを検討するとよいでしょう。
Qグローブが濡れてしまったときはどうすればいいですか?
Aゲレンデ内で完全に乾かすのは難しいため、可能であれば予備のグローブに交換するのが確実です。1双しかない場合は、休憩時にグローブの中に使い捨てカイロを入れて内部を温めると、多少の水分の蒸発を促せる場合があります。帰宅後は暖房の風を直接当てず、風通しの良い場所で自然乾燥させてください。
Q手のひらがレザー(本革)のグローブは手入れが必要ですか?
Aレザーは使用とともに乾燥しやすく、ひび割れの原因になることがあります。シーズンオフの保管前や、乾燥が気になってきたタイミングで、革用のクリームを薄く塗っておくと状態を保ちやすいとされています。水濡れ後は自然乾燥させ、直射日光やヒーターでの急速乾燥は避けたほうが無難です。
Q予算はどれくらい見ておけばいいですか?
AGORE-TEXなどの防水インサートを搭載したエントリー〜ミドルクラスのモデルであれば、9,000〜16,000円程度が目安です。撥水加工のみのシンプルなモデルであれば5,000円前後から選べますが、防水性を重視するなら防水インサート付きのモデルを優先することをおすすめします。
迷ったらこれ|この記事のNo.1

フェニックス(PHENIX)メンズ スキーグローブ ゴアグローブ ESM25GL10 2025-2026
参考価格 13,460円
向いている人:操作性を保ちながら防水性もしっかり確保したいスキーヤー
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