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滑り終えてロッジに戻った瞬間、まだスキーブーツを履いたままガチガチと歩いていないでしょうか。硬いバックルシェルのスキーブーツやスノーボードブーツは、雪上を滑るための道具であって、館内や外の圧雪路をのんびり歩くための靴ではありません。かといって、普段履いているスニーカーに履き替えると、今度は濡れた雪や凍結した路面で滑りやすく、防水性も心もとないため、あっという間に靴下までしみてきてしまいます。この「滑走後に履き替える一足」こそが、いわゆる「アプレスキー(après-ski)」用のブーツやシューズです。フランス語で「スキーのあと」を意味するこの言葉は、もともとヨーロッパのアルプス地方のリゾートで、滑走を終えた人たちが暖炉のあるロッジやカフェでくつろぐ時間そのものを指していました。日本のスキー場でも、宿までの送迎バス待ち、ホテルのロビーから部屋までの移動、併設のカフェやレストランでの食事、日帰り温泉への立ち寄りなど、スキーブーツを脱いだあとに歩く場面は意外と多くあります。この記事では、アプレスキー用の靴に求められる機能を整理したうえで、口コミでも名前が挙がりやすい4足を紹介します。
この記事でわかること
- なぜ「滑走後の一足」をわざわざ用意する必要があるのか
- アプレスキーブーツに求められる4つの機能
- タイプ別に見る3つの系統
- 選び方の3ステップ
- アプレスキーブーツ・シューズ4選
- 持ち運び方と現地での使い方
アプレスキーブーツ・シューズ4選
さっそく候補を紹介しますが、あらかじめ断っておくと、どれが最適かは滞在スタイルや歩く距離、予算によって変わります。本格防寒ブーツ型、タウンユース兼用ブーティ型、レトロデザイン型、幅広対応の実用型という異なる方向性の4足を選びました。価格情報は記事作成時点で確認したものです。変わっていることもあります。購入前に商品ページで最新の価格・在庫・選べるサイズを確認してください。
4足を並べると、シャフトの高さと防水性能、そして価格帯で役割がはっきり分かれます。サップランド3は深雪や屋外歩行を重視した本格派、ヌプシ ブーティはロッジ内外を行き来する街履き兼用、ムーンブーツはデザイン性を重視したレトロ系、サプリストは価格と足幅対応を優先した実用型という性格の製品と言えます。
どれを選ぶべきかは、宿泊先の立地(屋外を歩く距離が長いか、館内移動が中心か)や、荷物として持っていく際のかさばりやすさ、そして予算によって変わります。屋外温泉や別棟のレストランまで歩く機会が多いならサップランド3、車移動中心の日帰り利用ならヌプシ ブーティ、写真映えや雰囲気づくりを楽しみたいならムーンブーツ、まずは費用を抑えて試したいならサプリストという考え方で選ぶと、ミスマッチを避けやすくなります。価格・在庫は変動するため、購入前に必ず商品ページで最新情報を確認してください。
なお、いずれのモデルも「防水」を謳っていますが、防水性能の強さには差があります。長靴のように水たまりに踏み込んでも問題ないレベルの防水を求めるのか、雪の上を歩く程度の防滑・防水で十分なのかによって、優先すべきモデルは変わってきます。滞在中にどのくらい屋外を歩く予定があるかを、購入前に一度具体的にイメージしてみることをおすすめします。

コロンビア(Columbia)サップランド3 ウォータープルーフ オムニヒートインフィニティ YU8517
4.75(4件のレビュー)
参考価格14,500円
雪国での使用を想定したロングタイプのウィンターブーツ。防水仕様のコーデュラファブリックアッパーに、熱反射保温技術「オムニヒートインフィニティ」の裏地を組み合わせ、氷点下の屋外を長時間歩く場面を想定した本格防寒ブーツ型です。シャフト高は約19cm(本体16cm+ソール3cm)とされています。
ここが良い
- シャフトが高く、深雪や除雪が行き届かない場所でも雪の侵入を防ぎやすい
- オムニヒートインフィニティにより、屋外での保温性を重視した設計になっている
- メンズ・レディース双方の展開があり、家族での色違い購入もしやすい
注意点
- 4足の中ではシャフトが高く、収納時にややかさばりやすい
- ロッジ内など暖かい室内で長時間過ごす場合は、やや暑く感じることがある

ザ・ノース・フェイス(THE NORTH FACE)ヌプシ ブーティ ウォータープルーフ ロゴ ショート NF52280
参考価格22,473円
2006年のデビュー以来定番として支持されているショート丈のウィンターブーツ。防水透湿素材「テックプルーフ」をアッパーライニングに、化学繊維の中綿「サーモライト」を封入し、防水性と軽量性のバランスを重視したタウンユース兼用ブーティ型です。足首の抜け感を抑えるホールドシステムも内蔵されています。
ここが良い
- ショート丈でスニーカー感覚で履けるため、着脱の手間が少ない
- Vibram ICE TREKラバーにより、氷点下でも硬くなりにくく防滑性を保ちやすいとされる
- 定番モデルのためカラー・サイズ展開が幅広く、選択肢を確保しやすい
注意点
- 4足の中では価格がやや高め
- シャフトが低い分、深い新雪の上を歩く場面には向きにくい

テクニカ(TECNICA)ムーンブーツ MOON BOOT W.E. BUTTER MID OCHRE
参考価格27,500円
1969年のアポロ11号月面着陸にインスパイアされ、1970年にイタリア・テクニカ社が発表した元祖アプレスキーブーツ。丸みのあるシルエットとラバー素材のアッパーが特徴で、EVAミッドソールとカリブー由来のバブルソールによりクッション性とグリップ力を両立しています。レトロなデザイン性を重視したい人向けの一足です。
ここが良い
- 1969年の月面着陸靴にインスパイアされた、元祖アプレスキーブーツとしての知名度とデザイン性
- ラバー素材のアッパーで、雪や水がついても手入れがしやすい
- ロッジでの雰囲気づくりや写真映えを重視したい人に選ばれやすい
注意点
- サイズ展開が23.5〜25.0cm(EU37〜40)と限られており、大きめのサイズを探している人には選択肢が少ない
- 本格防寒ブーツ型と比べると、極寒地での長時間歩行にはやや不向きとされる

ムーンスター(moonstar)サプリスト SPLT FGM101
参考価格8,250円
国内シューズメーカー・ムーンスターによる、雪道対応のワイド設計スノーシューズ。「4cm4時間防水」の防水機能と、ガラス繊維配合のグリップソールにより、凍結路面での防滑性を重視しています。内側ファスナー付きで着脱しやすく、4Eのワイド設計で足幅が広めの人にも対応しています。
ここが良い
- 4足の中で価格がもっとも手頃で、まず試してみたい人にリスクが少ない
- 4Eのワイド設計で、足の横幅が気になる人でも窮屈になりにくいとされる
- 内側ファスナーで着脱がスムーズ、手袋をしたままでも扱いやすい
注意点
- 防水性能は「4cm・4時間」を目安とした設計で、深い新雪への長時間対応は想定されていない
- デザインはスニーカーに近く、レトロ系ブーツのような雰囲気づくりの要素は少ない
■ スペック比較表
| 商品 | コロンビア(Columbia)サップランド3 ウォーター… | ザ・ノース・フェイス(THE NORTH FACE)ヌプ… | テクニカ(TECNICA)ムーンブーツ MOON BOO… | ムーンスター(moonstar)サプリスト SPLT F… |
|---|---|---|---|---|
| 参考価格 | 14,500円 | 22,473円 | 27,500円 | 8,250円 |
| 購入 | ||||
| シャフト高 | 約19cm(本体16cm+ソール3cm) | — | — | — |
| アッパー素材 | コーデュラファブリック(防水メンブレン内蔵) | ナイロン+テックプルーフ防水透湿メンブレン | — | — |
| 保温技術 | オムニヒートインフィニティ(熱反射保温裏地) | — | — | — |
| アウトソール | 合成ラバー | Vibram ICE TREKラバー(低温下でも硬化しにくい仕様) | カリブー由来のバブルソール(トラクション重視) | ガラス繊維配合ラバー(ガラス防滑ソール) |
| 対応シーン | 雪国での屋外歩行・除雪されていない路面 | — | — | — |
| サイズ展開 | 23.0〜27.0cm前後(カラーにより異なる) | 23.0〜29.0cm | 23.5cm(EU37)〜25.0cm(EU40) | — |
| 重量 | — | 約390g(9インチ/片足の目安) | — | 約380g(26.0cm、片足の目安) |
| 中綿 | — | サーモライトEcoMadeインサレーション | — | — |
| ミッドソール | — | 圧縮成型EVA | EVA素材 | — |
| かかとクッション | — | — | TPU製クッション内蔵 | — |
| ブランド発祥 | — | — | 1970年 イタリア・テクニカ社 | — |
| ワイズ | — | — | — | 4E(幅広設計) |
| ヒール高 | — | — | — | 約5cm(26.0cm時) |
| 防水性能 | — | — | — | 4cm・4時間防水 |
| 機能 | — | — | — | 内側ファスナー付き、Ag+抗菌防臭 |
※ 表は横にスクロールできます。仕様は販売ページの記載にもとづく目安です。
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なぜ「滑走後の一足」をわざわざ用意する必要があるのか
スキー場に来る人の多くは、行きの服装のままスキーブーツに履き替え、滑り終わったらまたその服装(=行きに履いてきた靴)に戻る、という流れを想像しがちです。しかし、実際にゲレンデで過ごしてみると、行きに履いてきた革靴やファッション用のスニーカーは、雪道での使用をまったく想定していないことに気づきます。特に朝は圧雪されていた駐車場やロッジ周りの通路も、日中の気温上昇と夜間の再凍結を繰り返すことで、表面がツルツルのアイスバーンに変わっていることが少なくありません。
スキーブーツはインナーブーツを含めて非常に保温性が高い構造をしていますが、あくまで「滑走中に足首を固定する」ことを目的に設計されており、歩行時の衝撃吸収や柔軟な足首の動きには対応していません。硬いバックルを締めたまま長時間歩くと、足首や膝に余計な負担がかかり、下山後の疲労感がかえって強くなってしまうこともあります。多くのスキー場のロッジやレンタルショップが「休憩中はブーツを脱ぐこと」を案内しているのも、こうした負担を減らすためです。
一方で、行きに履いてきた普段用の靴に単純に履き替えれば良いかというと、そう単純でもありません。ファッション用のスニーカーやビジネスシューズのソールは、氷点下の路面でグリップ力を発揮するようには作られておらず、圧雪路や凍結路で転倒するリスクが上がります。またアッパー素材が防水仕様でないことも多く、溶けた雪や道端の水たまりを踏むだけで、靴下までじわじわと濡れてしまいます。濡れた靴下のまま長時間過ごすと、足先の冷えが全身の冷えにつながり、旅行そのものの快適さを大きく損ないます。
アプレスキーブーツは、この「スキーブーツほど硬くなく、普段のスニーカーほど無防備でもない」という中間の役割を担う靴です。防水性・保温性・防滑性の3つを兼ね備えつつ、着脱のしやすさや持ち運びやすさにも配慮されているのが特徴で、宿泊を伴うスキー旅行はもちろん、日帰りでもロッジでの休憩時間が長い人ほど恩恵を感じやすいアイテムだといえます。
この記事で扱う範囲
この記事で紹介するのは、滑走を終えたあとに宿やロッジ、カフェなどで履く防寒・防水シューズです。スキー板やスノーボードを装着して滑るための「スキーブーツ」「スノーボードブーツ」そのものの選び方については扱っていません。ゲレンデ移動用の軽量ブーツと混同しないよう、購入前に商品ページで用途を確認してください。
アプレスキーブーツに求められる4つの機能
滑走後の一足として選ぶ際に確認しておきたいポイントは、大きく分けて「防水性」「保温性」「防滑性(グリップ力)」「着脱のしやすさ・携帯性」の4つです。ランニングシューズのように「軽さ」や「反発力」を突き詰める道具ではなく、多少重くても、寒さと濡れから足を守り切れるかどうかが優先されます。
防水性については、商品ページに「ウォータープルーフ」「防水メンブレン」といった表記があるかを確認します。単に「撥水加工」とだけ書かれているモデルは、表面の水を弾く程度の処理にとどまり、雪の上に長時間立ち続けたり、溶けた雪だまりを踏んだりすると内部まで水が浸透してしまう場合があります。本格的な防水メンブレン(アウトドアブランドではゴアテックスや各社独自の防水透湿素材が使われることが多い)を採用したモデルであれば、雪解け水の中に多少足を置いても浸水しにくいとされています。
保温性は、中綿の種類と量、そしてアッパーの構造で決まります。化学繊維の中綿(シンサレートやサーモライトなど)を封入したモデルは、天然のダウンに比べて濡れに強く、多少湿気を吸っても保温性が落ちにくいという特性があります。氷点下の屋外だけでなく、暖房の効いたロッジ内に入ったときの蒸れも考慮し、透湿性(内部の湿気を外に逃がす機能)を兼ね備えたモデルだと、館内外を行き来する用途に向いています。
防滑性は見落とされがちですが、実際の使用シーンでは非常に重要です。アウトソールのゴム配合や溝の形状によって、氷上でのグリップ力は大きく変わります。近年はブランド各社が「アイストラック」「アークティックグリップ」のような独自の低温対応ラバーソールを採用しており、商品ページにこうした名称が明記されている場合は、氷上での滑りにくさを重視して開発されたモデルだと判断できます。特にホテルの駐車場や坂道になった駐輪スペースなど、除雪が行き届かない場所を歩く可能性がある人は、この項目を優先して確認してください。
着脱のしやすさ・携帯性は、スキー旅行特有の事情です。行きは車のトランクやスーツケースに収納し、現地でスキーブーツと履き替え、帰りはまたスキーブーツから履き替えて持ち帰る、という動きが発生します。ジッパーやスリッポン構造で着脱がスムーズなモデルは、濡れた手袋をしたままでも扱いやすく、宿の部屋やロッジの下足スペースでの出し入れがスムーズです。またコンパクトに折りたためたり、専用の収納袋が付属したりするモデルであれば、荷物がかさばりにくくなります。
タイプ別に見る3つの系統
一口に「アプレスキーブーツ」といっても、見た目や機能の方向性によって、おおよそ3つの系統に分けられます。自分がどのシーンで使うことが多いかをイメージしながら、系統を絞り込んでいくと選びやすくなります。
■ 本格防寒ブーツ型
シャフト(履き口)が高めで、氷点下の屋外を歩き回ることを想定した堅牢なタイプです。厚手の中綿と本格的な防水メンブレンを備え、雪深いエリアの宿や、屋外の温泉施設までの移動が多い人に向いています。重量はやや重めですが、防寒・防水性能は最も高い系統です。
■ タウンユース兼用ブーティ型
足首丈のショート丈で、スニーカー感覚で履けるタイプです。ロッジ内や車移動が中心で、屋外を長時間歩き回る予定が少ない人に向いています。街中でも違和感なく履けるデザインが多く、スキー旅行以外の普段使いにも活用しやすいのが特徴です。
■ レトロ・デザイン重視型
1970年代からの定番デザインを踏襲した、丸みのあるシルエットが特徴のタイプです。保温性は化学繊維の中綿とラバー素材のアッパーで確保しつつ、ファッションアイテムとしての存在感を重視しています。写真映えを意識したい人や、ロッジでの雰囲気づくりを楽しみたい人に選ばれています。
選び方の3ステップ
ここまでの整理を踏まえて、実際に選ぶ際の手順を3つに整理しました。順番に絞り込むと、数ある商品ページを一つずつ見比べなくても、候補を効率よく絞れます。
- 1滞在スタイルを確認する。宿泊を伴い、屋外の温泉施設や別棟のレストランまで歩く機会が多い場合は「本格防寒ブーツ型」、ロッジ内や車移動が中心の日帰り利用であれば「タウンユース兼用ブーティ型」を軸に検討すると失敗しにくくなります。
- 2防水性能の表記を確認する。「ウォータープルーフ」「防水メンブレン」の明記があるか、単なる「撥水」止まりかを商品ページでチェックします。積雪量が多いエリアや、屋外を歩く時間が長い人ほど、しっかりとした防水メンブレン搭載モデルを優先してください。
- 3サイズ・持ち運びやすさを確認する。普段履いているスニーカーのサイズを基準に、商品ページのサイズ表を確認します。行き帰りの荷物にどう収納するか(専用袋の有無、折りたたみやすさ)も、旅行の快適さに直結するため、購入前にチェックしておくと安心です。
スキーブーツとの持ち運びの分担を考えておく
アプレスキーブーツを追加で持っていく場合、スキーブーツ用のバッグやキャリーケースの容量を圧迫することがあります。折りたためるタイプや軽量なタイプを選ぶ、あるいは現地に到着してから車に置いておき、ロッジに入る直前だけ履き替えるといった運用を事前に決めておくと、当日の荷物整理がスムーズになります。
持ち運び方と現地での使い方
アプレスキーブーツは、スキーブーツや防寒ウェアと一緒に持っていく荷物の一つになります。ここでは、現地での運用をスムーズにするためのポイントを整理します。
車で移動する場合は、車内にアプレスキーブーツを置いておき、駐車場に着いてスキーブーツから履き替えるタイミングで一緒に持ち出すと、ゲレンデでの移動中に余計な荷物を増やさずに済みます。宿泊施設の駐車場からロビーまでの短い距離でも、圧雪や凍結があることは珍しくないため、この区間から防滑性のあるアプレスキーブーツに履き替えておくと安心です。
公共交通機関やスキーバスを利用する場合は、行きの段階で足元をアプレスキーブーツにしておき、ゲレンデでスキーブーツやスノーボードブーツに履き替える、という運用も選択肢の一つです。この場合、脱いだアプレスキーブーツをどう持ち運ぶかが課題になるため、コンパクトに収納できる巾着袋やメッシュバッグを別途用意しておくと、リュックやスキーバッグの中で他の荷物と分けて収納できます。
宿泊先のロッジや旅館によっては、下足箱や玄関で靴を脱ぐ習慣がある施設も多くあります。着脱のしやすさは、こうした場面でのストレスを減らす意味でも重要です。特に大人数での移動時は、玄関先で靴の脱ぎ履きに時間がかかると、他の宿泊客の動線を妨げてしまうこともあるため、スリッポンタイプやジッパー付きのモデルは扱いやすいとされています。
濡れたスキーブーツとの保管を分ける
滑走で濡れたスキーブーツのインナーと、アプレスキーブーツを同じ袋にまとめてしまうと、乾いているはずのアプレスキーブーツにも湿気が移ってしまうことがあります。可能であれば、スキーブーツ用のバッグとアプレスキーブーツ用の袋を分けて持ち運ぶと、それぞれの乾燥状態を保ちやすくなります。
買ったあとのお手入れと保管
アプレスキーブーツは雪や氷点下の環境で使う頻度が高いぶん、シーズン終了後の手入れを怠ると、翌年に劣化や汚れが目立ちやすくなります。基本的な手入れの流れを押さえておきましょう。
使用後は、まず乾いたブラシや布で表面についた雪や泥を落とします。ラバー素材やコーデュラファブリックのアッパーは、濡れたまま放置すると、接着剤の劣化や型崩れの原因になることがあるとされています。中に湿気がこもっている場合は、新聞紙を丸めて詰めておくと、型崩れを防ぎながら内部の湿気を吸い取ることができます。
乾燥させる際は、直射日光やストーブの熱を直接当てるのは避け、風通しの良い日陰で自然乾燥させるのが基本です。中綿やライニング素材は急速な高温乾燥によって縮んだり硬化したりすることがあるため、時間をかけてゆっくり乾かすことを意識してください。
シーズンオフの保管は、高温多湿を避けた場所を選びます。特に玄関収納やクローゼットの奥など、湿気がこもりやすい場所に長期間しまっておくと、次のシーズンに取り出したときにカビや素材の劣化が見つかることもあります。除湿剤を一緒に入れておく、あるいは箱や袋に入れずに風通しの良い棚に置いておくといった工夫で、翌シーズンも気持ちよく使い続けられます。
よくある質問
Qアプレスキーブーツとスキーブーツは何が違いますか?
Aスキーブーツやスノーボードブーツは、雪上を滑るために足首を固定する硬いシェル構造で作られています。一方アプレスキーブーツは、滑走を終えたあとにロッジや宿、カフェなどで歩くための靴で、防水性・保温性・防滑性を備えつつ、柔軟で歩きやすい構造になっている点が異なります。
Q普段履いているスニーカーに履き替えるだけではだめですか?
Aファッション用のスニーカーは防水性や防滑性が十分でないことが多く、圧雪路や凍結路で滑りやすかったり、溶けた雪で靴下まで濡れてしまったりすることがあります。屋外を歩く時間が長い旅行であれば、防水・防滑機能を備えたアプレスキーブーツを用意しておくと快適に過ごしやすくなります。
Qシャフトの高さはどのくらいを選べばいいですか?
A除雪が行き届かない屋外を長時間歩く予定があるなら、シャフトの高い本格防寒ブーツ型が安心です。ロッジ内や車移動が中心で、屋外を歩く距離が短いのであれば、着脱がしやすいショート丈のブーティ型でも十分対応できるとされています。
Qムーンブーツのような丸みのあるデザインは防寒性能が低いのですか?
A一概にそうとは言えません。ラバー素材のアッパーと化学繊維の中綿を組み合わせることで、一定の保温性は確保されています。ただし本格防寒ブーツ型と比べるとシャフトが低めのモデルが多く、極寒地での長時間の屋外歩行を想定する場合は、防水メンブレンや中綿の仕様を商品ページで確認しておくと安心です。
Q洗濯機で丸洗いしてもいいですか?
Aラバー素材やコーデュラファブリックのアッパーは、洗濯機での丸洗いによって接着剤の劣化や型崩れにつながる場合があるとされ、あまりおすすめできません。乾いたブラシで汚れを落とし、汚れがひどい部分は中性洗剤を薄めた水で手洗いしたうえで、風通しの良い日陰で自然乾燥させるのが無難です。
Q予算はどれくらい見ておけばいいですか?
Aワイド設計を重視した実用モデルであれば8,000円前後から選ぶことができます。防水メンブレンや保温技術を搭載した本格的なモデルは1万4千円〜2万円台、デザイン性を重視したブランドモデルは2万円台後半になることもあります。滞在中に屋外を歩く時間の長さと予算のバランスを見ながら選ぶのがおすすめです。
Q子供用のアプレスキーブーツも必要ですか?
A子供は特に足元から冷えやすく、雪遊びで靴の中が濡れる機会も多いため、大人以上に防水・保温性のある履き替え用の靴があると安心です。多くのブランドがキッズサイズを展開しているので、大人用モデルと合わせて商品ページのサイズ展開を確認してみてください。
迷ったらこれ|この記事のNo.1

コロンビア(Columbia)サップランド3 ウォータープルーフ オムニヒートインフィニティ YU8517
参考価格 14,500円
向いている人:雪深いエリアの宿に泊まる人、屋外を長時間歩く可能性がある人
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