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ジャケットは見た目の印象が強く真っ先に決める人が多い一方で、パンツ(ズボン)は「上下セットで買ったから」「なんとなくジャケットと色を合わせただけ」という理由で、あまり深く考えずに選んでしまう人が少なくありません。ですが、実際にゲレンデで長時間過ごしてみると、雪との接触が多いのはジャケットよりもむしろパンツのほうです。転倒して雪の上に座り込んだとき、リフト待ちの列で腰を下ろすとき、スノーボードでバーンに座って休憩するとき、パンツのお尻や太もも、裾まわりは雪や湿気にさらされ続けます。さらにパンツには「レギュラーパンツ」と「ビブパンツ(サロペットタイプ)」という2つの形式があり、パウダーガードや裾のブーツゲイターといったジャケットにはない独自の機能も存在します。この記事では、パンツの商品ページに並ぶ耐水圧や素材構造といった基本の読み方に加えて、パンツならではの形式選びや裾まわりの機能を中心に整理しました。最後には、よく比較される4本も比較しています。
この記事でわかること
- パンツ選びが後回しにされやすい理由
- 「レギュラーパンツ」と「ビブパンツ」— まず形式を決める
- 「耐水圧」と「透湿性」の読み方 — パンツはお尻・膝への負荷が大きい
- パウダーガードと裾まわりの機能 — パンツならではのチェックポイント
- 目的別に見る3タイプ
- 選び方の3ステップ
スキー・スノーボード用パンツのおすすめ4本
ここから本題の候補紹介に入ります。その前に一つ、これらを履けば必ず快適に滑れる、という話ではありません。いずれもメーカーの商品ページ上で「スキー」「スノーボード」用として案内されているものを中心に、形式(レギュラー/ビブ)・耐水圧のバランスが異なる4本を選びました。掲載価格は記事作成時点の参考値です。時期によって上下することがあります。購入前に商品ページで最新の価格・在庫・選べるサイズを確認してください。
4本を並べると、形式(レギュラー/ビブ)と耐水圧のバランスで役割が分かれているのが分かります。コロンビアは1万円台で揃えられるレギュラーパンツの入門モデル、オンヨネのZONE OUTER PANTSは耐水圧20,000mmのレギュラーパンツ上位モデル、オンヨネのEDGE SHELL BIB PANTSとゴールドウインのGORE-TEX 3L Bibは、どちらもビブパンツで深雪や悪天候への対応力を重視したモデルという方向性の違いがあります。
どれを選べばいいかは、形式の好みと滑走頻度、そして予算によって変わります。まず費用を抑えてレギュラーパンツから試したいならコロンビア、レギュラーパンツのまま防水性も高めたいならオンヨネのZONE OUTER PANTS、ビブパンツで雪の侵入を防ぎたいならオンヨネのEDGE SHELL BIB PANTSかゴールドウインのGORE-TEX 3L Bib、という軸で選ぶと、後悔の少ない選択になりやすいです。こうした価格・仕様は変動するため、購入前に商品ページで直近の情報を確認することをおすすめします。
価格だけで比べると、コロンビアが突出して手頃に見えるかもしれません。ただし、この価格帯のモデルは上位モデルに比べると耐水圧・透湿性の詳細な数値が公開されていないなど、性能面での確認がしづらい傾向があります。最初のシーズン、スキー・スノーボードが続くかどうかを見極める期間の1本としてはコストパフォーマンスに優れています。続けることが決まってから、より高機能な上位モデルやビブパンツへのステップアップを検討するという考え方も十分にありです。
また、今回はいずれも「スキー」「スノーボード」用として商品ページに明記されているものを選びましたが、パンツ選びに正解は一つではありません。同じ耐水圧を謳うモデルでも、メーカーごとにシルエットやパウダーガードの作りには違いがあります。可能であれば、この4本に近いスペックのモデルを店頭で実際に試着してみると、自分の体型・滑走スタイルにより合う1本が見つかりやすくなります。

Columbia(コロンビア) メンズ バガブーV パンツ WE6952
参考価格13,620円
コロンビアの定番ウインターパンツラインで、防水透湿技術「オムニテック」と、アルミ蒸着による保温機能「オムニヒート」を組み合わせたレギュラーパンツ。ストレッチ素材で動きやすさも確保しているとされ、4本の中でもっとも手頃な価格帯です。
ここが良い
- 4本の中でもっとも価格が手頃で、まず試してみたい人にリスクが少ない
- オムニヒートの保温機能を備えており、価格帯のわりに寒さ対策がしやすいとされる
- レギュラーパンツのため、トイレや着脱の気軽さで扱いやすい
注意点
- 耐水圧・透湿性の具体的な数値が商品ページに明記されておらず、上位モデルと比べると防水性能の確認がしづらい
- パウダーガードや裾ジッパーなど、パンツ特有の補助機能は明記されていない

ONYONE(オンヨネ) ZONE OUTER PANTS ONP99151 メンズ・ユニセックス
参考価格54,450円
オンヨネのスキーウェアラインの中でも、耐水圧・透湿性ともに高い水準を確保したレギュラーパンツ。4WAYストレッチ素材と縫い目の完全防水処理(フルシームシーリング)を採用し、ゲレンデでの一般的な滑走から悪天候時まで幅広く対応するとされています。
ここが良い
- 耐水圧20,000mmと高水準で、悪天候の日や座り込む機会が多い滑り方でも安心感がある
- 4WAYストレッチ素材で、スキー・スノーボードどちらの動きにも対応しやすいとされる
- サイズ展開が3S〜XOと幅広く、体格を問わず選びやすい
注意点
- 4本の中では価格が高めの部類に入る
- ビブパンツではないため、深雪での雪の侵入しにくさという点ではビブパンツにやや劣る

ONYONE(オンヨネ) EDGE SHELL BIB PANTS ONP99311 メンズ・ユニセックス
参考価格51,420円
オンヨネのビブパンツ(サロペットタイプ)モデル。3層構造のストレッチタフタを採用し、縫い目を完全防水処理したフルシームシーリングを備えています。胸あてと肩ひもによってウエストより高い位置まで生地が覆うため、雪の侵入を防ぎやすい設計とされています。
ここが良い
- ビブパンツ形式のため、転倒時や座り込んだときに腰まわりから雪が入り込みにくいとされる
- 3層構造で透湿性も10,000g/m²/24hと高く、運動量が多い滑り方でも蒸れを感じにくいとされる
- ウエストをベルトで締め付けない構造で、食事の後や体が温まったときも窮屈さを感じにくい
注意点
- トイレのたびに肩ひもを外す必要があり、レギュラーパンツに比べると着脱の手軽さでは劣る
- 4本の中では価格が高めの部類に入る
GOLDWIN(ゴールドウイン) GORE-TEX 3L Bib G33350 メンズ
参考価格53,620円
ゴールドウインのビブパンツで、GORE-TEXの3層構造を採用した本格モデル。表地には撥水テープを施したポリエステル、裏地にはナイロンを使用し、耐久性と防水性を両立させているとされています。悪天候の日や新雪の中でも安心して滑れる1本として案内されています。
ここが良い
- 防水透湿性能に定評のあるGORE-TEXを採用しており、悪天候でも安心感がある
- 表地に撥水テープが施されており、縫い目からの浸水を防ぎやすいとされる
- ビブパンツ形式で、深雪での雪の侵入しにくさも確保している
注意点
- 耐水圧・透湿性の具体的な数値が商品ページに明記されておらず、他のONYONEモデルと横並びで比較しにくい
- 4本の中でも高機能な分、価格は高めの部類に入る
■ スペック比較表
| 商品 | Columbia(コロンビア) メンズ バガブーV パン… | ONYONE(オンヨネ) ZONE OUTER PANT… | ONYONE(オンヨネ) EDGE SHELL BIB … | |
|---|---|---|---|---|
| 参考価格 | 13,620円 | 54,450円 | 51,420円 | 53,620円 |
| 購入 | ||||
| 形式 | レギュラーパンツ | レギュラーパンツ | ビブパンツ(サロペットタイプ) | ビブパンツ(サロペットタイプ) |
| 防水透湿技術 | オムニテック | — | — | — |
| 保温機能 | オムニヒート(アルミ蒸着裏地) | — | — | — |
| 素材 | ストレッチ素材 | ポリエステル100%(表地・裏地とも) | 3レイヤー ストレッチタフタ | GORE-TEX 3層構造(表地ポリエステル・裏地ナイロン) |
| 主な機能 | ハンドポケット・ヒップポケット・ベンチレーション | 4WAYストレッチ・フルシームシーリング | ストレッチ・フルシームシーリング | — |
| 対応シーン | スキー・スノーボード | — | — | スキー・スノーボード |
| 耐水圧 | — | 20,000mm | 20,000mm | — |
| 透湿性 | — | 8,000g/m²/24h | 10,000g/m²/24h | — |
| サイズ展開 | — | 3S/SS/S/M/L/O/XO | S/M/L/O/XO | 1〜6サイズ |
| 重量 | — | — | — | 約650g(サイズ3の目安) |
※ 表は横にスクロールできます。仕様は販売ページの記載にもとづく目安です。
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パンツ選びが後回しにされやすい理由
スキー・スノーボードのウェアを揃えるとき、多くの人はまずジャケットのデザインやカラーから決め始めます。パンツは「ジャケットと同じブランドの上下セットでいいか」「黒か紺のどちらか無難な色にしよう」というように、比較的あっさり決めてしまう傾向があります。ですが、雪上での実際の行動を思い返してみると、パンツにかかる負荷はジャケットよりも大きいことが多いのです。
特にスノーボードでは、リフトに乗る前後にゲレンデに座り込んだり、初心者のうちは転倒して尻もちをついたりする回数がスキーよりも多くなりがちです。パンツのお尻や太もも部分が雪に触れる時間が長くなるため、耐水圧が低いパンツを履いていると、気づかないうちにインナーまで濡れてしまい、体が冷えて滑走を早めに切り上げることになりかねません。スキーの場合も、転倒時に膝をついたり、リフト乗り場で雪の上に立って待つ時間が長かったりするため、パンツの防水性は快適さを左右する重要な要素です。
この記事でも、ジャケットの記事と同様に「このパンツを履けば上達する」というような書き方はしません。パンツの効果には個人差があり、滑る頻度や動き方、寒がりかどうかによっても合う・合わないが変わるからです。その代わり、パンツ特有の形式や機能について、できるだけ具体的に説明していきます。
なお、耐水圧・透湿性・素材の構造(レイヤー数)といった基本的な数値の読み方は、ジャケット選びと共通する部分が多くあります。同じ考え方が分かる場合は、ジャケットの記事とあわせて読むと理解がより深まります。この記事では、パンツを選ぶうえで特に重要になる「形式(レギュラー/ビブ)」「パウダーガード」「裾まわりの機能」「サイズ・股下の考え方」を中心に解説します。
この記事のスタンス
商品ごとの特徴については効果を保証するものではないため、「〜とされる」といった控えめな表現を使っています。ウェアの相性には個人差が大きく、一概には言えないためです。判断材料として使い、可能であれば購入前に実店舗で試着することをおすすめします。
「レギュラーパンツ」と「ビブパンツ」— まず形式を決める
スキー・スノーボード用パンツには、大きく分けて「レギュラーパンツ(ウエストで留めるタイプ)」と「ビブパンツ(胸あてと肩ひもが付いたサロペット・オーバーオール状のタイプ)」の2種類があります。商品ページには「BIB PANTS」「サロペット」「オーバーオール」といった表記があり、パッと見の印象はズボンとほとんど変わらないため、購入前に必ずどちらの形式かを確認しておく必要があります。
レギュラーパンツは、普段のズボンと同じようにウエスト部分で着脱するタイプです。トイレに行きやすく、暑くなったときにウエストを緩めやすいなど、日常的な扱いやすさに優れているとされています。多くの人にとって、最初の1本として選びやすいのはこのタイプです。
ビブパンツは、胸から肩にかけてのビブ(胸あて)と肩ひもによって、ウエストよりも高い位置まで生地が覆う構造になっています。転倒して雪に埋もれたときや、深雪(パウダースノー)の中を滑るときでも、腰まわりから雪が入り込みにくいという利点があります。またウエスト部分がベルトで締め付けられないため、食事の後や体が温まったときにも窮屈さを感じにくいとされています。一方で、トイレのたびに肩ひもを外す手間があり、レギュラーパンツに比べると着脱の手軽さでは劣る面があります。
一般的には、パウダースノーやバックカントリー寄りの滑走、あるいは雪に座り込む機会が多いスノーボーダーにビブパンツが選ばれやすく、ゲレンデでの一般的な滑走が中心であればレギュラーパンツで十分とされています。ただし絶対的な決まりがあるわけではなく、「レギュラーパンツの気軽さ」と「ビブパンツの雪の侵入しにくさ」のどちらを優先するかという好みの問題として捉えるとよいでしょう。
「耐水圧」と「透湿性」の読み方 — パンツはお尻・膝への負荷が大きい
耐水圧と透湿性の基本的な読み方は、ジャケットと同じです。耐水圧は生地がどれだけの水圧に耐えられるかを示す数値(mm表記)、透湿性は生地の内側にこもった汗の蒸気をどれだけ外に逃がせるかを示す数値(g/m²/24h表記)です。ただしパンツの場合、雪との接触がお尻や膝、裾まわりに集中しやすいという特徴があるため、ジャケット以上に耐水圧の数値を意識しておきたい部分でもあります。
目安として、10,000mm前後を「街履き・軽い雪遊び向け」、15,000〜20,000mm程度を「ゲレンデでの一般的な滑走向け」、20,000mm以上を「悪天候や座り込む機会が多い滑走向け」と考えるとイメージしやすいです。特にスノーボードで座る動作が多い人や、初心者で尻もちをつく回数が多くなりそうな人は、20,000mm前後を目安にすると安心感があります。
一部の上位モデルでは、お尻や膝といった雪との接触が多い部位にだけ補強素材や別生地を貼り重ねる「シートパッチ」「ニーパッチ」と呼ばれる工夫が施されていることがあります。摩耗や浸水への耐性を高める狙いがあり、商品ページの素材欄や画像で確認できることが多いので、頻繁に座り込む滑り方をする人は注目しておくとよいポイントです。
透湿性については、パンツは太ももの動きが大きく、ジャケットよりも汗をかきやすい部位と言われることもあります。特にスキーで膝の屈伸を繰り返す動きや、スノーボードでの腰の回転を伴う動きは、太もも・お尻まわりに熱がこもりやすいとされています。ベンチレーション(換気用のジッパー)が太もも脇に付いているモデルもあり、運動量が多い人はこうした機能の有無も比較材料になります。
パウダーガードと裾まわりの機能 — パンツならではのチェックポイント
パンツの商品ページを見ていると、「パウダーガード」「ブーツゲイター」「裾ジッパー」といった、ジャケットにはあまり出てこない用語が並びます。これらはいずれも、雪や風がブーツと裾のすき間から入り込むのを防ぐための機能で、パンツを選ぶうえで見落とせないポイントです。
パウダーガードは、パンツの裾の内側に取り付けられた、伸縮性のある生地やゴムバンドのことです。ブーツを覆うように配置されており、パウダースノーの中を滑ったときや転倒したときに、裾から雪がブーツの中へ吹き込むのを防ぐ役割を持つとされています。ビブパンツだけでなく、レギュラーパンツの上位モデルにも搭載されていることが多い機能です。
ブーツゲイター(またはスノーガスケット)は、パウダーガードとほぼ同じ役割を持つ言葉として使われることもありますが、より頑丈なゴム素材や滑り止め加工が施され、ブーツにしっかり固定できるタイプを指すことが多いです。深雪を滑る機会が多い人ほど、この部分の作りがしっかりしているモデルを選んでおくと安心できるとされています。
裾のジッパーは、ブーツを履いたままパンツの裾を開閉できる機能です。裾が絞られた形状のパンツはスタイリッシュに見える一方、ブーツを履いた状態で裾を通すのが窮屈になることがあります。裾にジッパーが付いているモデルであれば、ブーツを履いたまま着脱しやすく、着替えの手間を減らせるとされています。特にレンタルブーツやサイズの大きいブーツを使う予定がある人は、裾ジッパーの有無を確認しておくと失敗が少なくなります。
このほか、裾の内側に補強素材(裾口テープやリストガードに相当する部分)が使われているモデルもあります。スキー板のエッジやスノーボードのビンディングに裾がこすれることで生地が傷みやすい部分のため、耐久性を重視する人はこうした補強の有無もチェックしておくとよいでしょう。
サスペンダー(吊りひも)は取り外せるものが便利
レギュラーパンツの中には、取り外し可能なサスペンダー(吊りひも)が付属しているモデルもあります。ウエストのフィット感を補強しつつ、暑いときは取り外して身軽にできるため、レギュラーパンツとビブパンツの中間的な使い方をしたい人には便利な機能です。
目的別に見る3タイプ
ここまで見てきた形式(レギュラー/ビブ)・耐水圧・裾まわりの機能の組み合わせによって、市販のスキー・スノーボード用パンツはおおよそ3つの系統に分けられます。すべてのモデルがきれいに当てはまるわけではありませんが、店頭やネットショップで「このパンツはどのタイプだろう」と判断する目安として使ってください。
■ エントリー・レギュラー型
レギュラーパンツで耐水圧10,000〜15,000mm程度、価格を抑えたコストパフォーマンス重視のタイプです。着脱のしやすさを優先したい人、年に数回のゲレンデ滑走が中心の人に向いているとされています。最初の1本として最も選ばれやすい系統です。
■ オールラウンド・高耐水圧型
レギュラーパンツまたはビブパンツで耐水圧20,000mm前後、パウダーガードや裾ジッパーなどの機能を備えたタイプです。滑走頻度が増えてきた人、多少の悪天候でも滑りに行きたい人に選ばれやすい系統です。
■ ビブ・パウダー対応型
ビブパンツ形式で耐水圧20,000mm以上、3レイヤー構造やGORE-TEXなどの高機能素材が採用されることが多いタイプです。深雪の中を滑る機会が多い人、雪に座り込む動作が多いスノーボーダー向けとされる一方、価格は他の2タイプより高めになりやすい傾向があります。
選び方の3ステップ
ここまでの知識を踏まえて、実際にスキー・スノーボード用パンツを選ぶ進め方を3つのステップでまとめました。ジャケットと違い、パンツは形式(レギュラー/ビブ)という大きな分岐点があるため、まずそこから決めていくと絞り込みやすくなります。
- 1形式を決める。トイレのしやすさや着脱の気軽さを優先するならレギュラーパンツ、深雪での滑走や雪への座り込みが多い滑り方を想定するならビブパンツを軸に検討します。迷う場合は、まずレギュラーパンツから試してみて、必要に応じて2本目でビブパンツを検討するという流れでも問題ありません。
- 2耐水圧とパウダーガードの有無で候補を絞る。目安として耐水圧15,000mm以上、できればパウダーガードまたは裾ジッパーが付いているモデルを3〜5本ほどリストアップします。特にスノーボードで座る機会が多い人は、耐水圧20,000mm以上を目安にすると安心です。
- 3可能であれば実際に試着をする。しゃがんだときの股上の余裕や、裾の長さ、ブーツを履いた状態での裾まわりのフィット感は、数字だけでは分かりません。スポーツ用品店では試着ができる場合が多く、可能であれば購入前に何本か履き比べてみるのが確実です。試着が難しい場合は、口コミレビューで体型や滑走スタイルが近い人の感想を探すのも参考になります。
股下(インシーム)の長さにも注目
身長が同じでも、股下の長さには個人差があります。パンツの裾が長すぎるとスキー板やスノーボードのエッジで踏んでしまい傷みやすくなり、短すぎるとブーツとの間にすき間ができて雪が入りやすくなります。商品ページにインシーム(股下丈)のサイズ表記があれば、購入前に自分の股下と照らし合わせておくと失敗を減らせます。
サイズ選びで失敗しないために
スキー・スノーボード用パンツは、普段履いているズボンと同じサイズを選べば必ず合うというわけではありません。ここでは通販でパンツを選ぶ際に、特に確認しておきたいポイントを整理します。
まず、股上(ウエストから股までの長さ)に余裕があるかを確認しておきましょう。スキー・スノーボードでは膝を深く曲げる、しゃがみ込む、雪の上に座るといった動作が多く、股上が窮屈だと動きにくさを感じやすくなります。特にビブパンツは肩ひもで吊る構造上、レギュラーパンツよりも下がりにくいメリットがある一方、しゃがんだときの生地の余裕は商品ごとに差があるため、サイズ表と合わせてレビューも確認しておくと安心です。
次に、裾まわりのサイズです。パンツの裾は、履くブーツのサイズによって適切な余裕が変わります。ブーツの甲の高さに対して裾が細すぎると、パウダーガードがうまく機能しなかったり、着脱がしづらくなったりすることがあります。レンタルブーツを使う予定がある人は、店頭でレンタルする可能性のあるブーツのサイズ感も踏まえて、裾に余裕のあるモデルを選んでおくと無難です。
また、メーカーやブランドによってシルエットには差があります。同じMサイズでも、ブランドによっては「細身」「ゆったりめ」と感じることがあるため、レビューに「サイズ感」についてのコメントがないか確認するのも有効です。海外ブランドは体格の異なる木型で作られていることがあり、初めて購入するブランドの場合は、レビューを参考にワンサイズ上げるかどうかを検討してみてください。
通販で失敗しないためのチェックリスト
購入前に「①股上に動作の余裕があるサイズか確認したか」「②履く予定のブーツと裾まわりの相性を確認したか」「③そのブランドのサイズ感に関するレビューを確認したか」の3点をチェックしておくと、通販でのサイズ選びの失敗を減らしやすくなります。
買ったあとに気をつけたいこと
スキー・スノーボード用パンツは、ジャケットと同じく使っていくうちに防水性能が徐々に低下していく道具です。パンツならではの消耗ポイントもあるため、いくつか挙げておきます。
まず撥水性の低下です。ジャケットと同様、パンツの表面にも撥水加工が施されていますが、使用や洗濯を重ねるうちに撥水効果は徐々に落ちていきます。特にパンツはお尻や膝など、雪との接触が多い部位から先に撥水効果が落ちやすいとされ、水が玉になってはじかれず生地に染み込むように見えてきたら、撥水スプレーでのメンテナンスを検討するタイミングです。
次に、裾のこすれによる傷みです。スキー板のエッジやスノーボードのビンディング、ブーツの金具部分にパンツの裾が繰り返しこすれることで、生地がほつれたり穴が開いたりすることがあります。裾に補強素材が使われていないモデルの場合、シーズン終わりに裾の状態を確認しておくと、翌シーズンに向けた買い替えの判断がしやすくなります。
洗い方についてもジャケットと同様の注意が必要です。防水透湿素材専用の洗剤を使い、柔軟剤や一般的な洗濯洗剤の使用は避けたほうがよいとされています。一般的な洗剤に含まれる成分が、防水フィルムや撥水加工を劣化させる場合があるためです。必ず商品タグの洗濯表示を確認したうえでお手入れしてください。
保管方法にも触れておきます。使用後に濡れたまま収納袋やクローゼットにしまい込むと、カビや生地の劣化の原因になるとされています。使用後は風通しの良い場所でしっかり乾燥させてから収納する習慣をつけておくと、パンツを長持ちさせやすくなります。特にビブパンツは肩ひもや胸あて部分にも湿気がこもりやすいため、乾燥の際はその部分もしっかり広げておくとよいでしょう。
よくある質問
Qレギュラーパンツとビブパンツ、どちらを選べばいいですか?
Aトイレや着脱の気軽さを優先するならレギュラーパンツ、深雪での滑走や雪に座り込む機会が多い滑り方を想定するならビブパンツが向いているとされています。迷う場合は、まずレギュラーパンツから試してみて、必要に応じて2本目でビブパンツを検討する流れでも問題ありません。
Q初心者はどんな耐水圧のパンツを選べばいいですか?
A目安として、耐水圧15,000mm以上のモデルから探すのがおすすめです。特にスノーボードで雪に座る機会が多い人や、初心者で転倒回数が多くなりそうな人は、20,000mm前後を目安にすると安心感があります。
Qパウダーガードとは何ですか?
Aパンツの裾の内側に取り付けられた、伸縮性のある生地やゴムバンドのことです。ブーツを覆うように配置されており、パウダースノーの中を滑ったときや転倒したときに、裾から雪がブーツの中へ吹き込むのを防ぐ役割を持つとされています。
Qジャケットとパンツは同じブランドで揃えたほうがいいですか?
A必須ではありません。同じブランド・同じラインで揃えると色味やデザインの統一感は出やすいですが、耐水圧や機能面はジャケットとパンツで別々に比較して選んでも問題ありません。特にパンツはお尻や膝の耐水圧を重視したい人も多く、ジャケットとは異なる基準で選ぶ人も少なくありません。
Q股下(インシーム)のサイズはどう確認すればいいですか?
A身長が同じでも股下の長さには個人差があります。商品ページにインシーム(股下丈)の表記があれば、自分の股下の実測値と照らし合わせて選ぶと失敗しにくくなります。裾が長すぎるとスキー板やビンディングで踏んで傷みやすく、短すぎるとブーツとの間にすき間ができて雪が入りやすくなります。
Q洗濯機で丸洗いしてもいいですか?
A防水透湿素材専用の洗剤を使えば洗濯機での丸洗いが可能とされている製品が多いですが、一般的な洗濯洗剤や柔軟剤は、防水フィルムや撥水加工を劣化させる場合があるため避けたほうが無難です。必ず商品タグの洗濯表示を確認したうえでお手入れしてください。
Q予算はどれくらい見ておけばいいですか?
Aエントリーモデルのレギュラーパンツであれば1万円台から、耐水圧の高いレギュラーパンツやビブパンツは5万円前後が目安になります。最初の1本であれば、無理に高額なものを選ぶ必要はなく、まずは形式(レギュラー/ビブ)と耐水圧のバランスを優先して選ぶのがおすすめです。
迷ったらこれ|この記事のNo.1

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参考価格 13,620円
向いている人:とにかく費用を抑えて最初の1本を用意したい人、まずレギュラーパンツから試したい人
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