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スキー・スノボ ワンピースウェアの選び方とおすすめ4選
スキー・スノーボード

スキー・スノボ ワンピースウェアの選び方とおすすめ4選

ジャケットとパンツが一体になった「ワンピース(つなぎ)」タイプのスキー・スノーボードウェアについて、選ばれる理由と注意点、競技用レーシングスーツとカジュアルタイプの違い、失敗しにくいサイズの選び方を解説。購入候補に挙がりやすい4着も紹介します。

公開:更新:執筆:SPOGEAR編集部

本記事にはアフィリエイト広告(PR)が含まれます。掲載商品は編集部が楽天市場・Yahoo!ショッピングで販売実態を確認したうえで選定しており、広告主の意向で評価を変えることはありません。編集方針を見る →

ゲレンデでひときわ目を引く、ジャケットとパンツが一枚につながった「ワンピース」タイプのスキー・スノーボードウェア。アルペンスキーの選手が着ている空気抵抗を抑えたぴったりとしたスーツも、ゆったりとしたシルエットでカジュアルに着られるジャンプスーツ風のウェアも、広い意味では同じ「ワンピース」というくくりに入ります。上下セパレートタイプが主流の売り場の中で目立つ存在ではありますが、いざ買おうとすると「サイズはどう選べばいいのか」「トイレのときは脱がないといけないのか」「普段着ているセパレートと比べて何が違うのか」など、疑問に感じる人も多いはずです。この記事では、ワンピースウェアが選ばれる理由と知っておきたい注意点を整理したうえで、競技志向のレーシングスーツとカジュアル向けタイプの違い、そして失敗しにくいサイズ選びの考え方をまとめました。最後に、実際に選ばれやすい4着も紹介します。

この記事でわかること

  • ワンピースウェアとは — セパレートとの違いをまず整理する
  • ワンピースが選ばれる理由 — セパレートにはない3つのメリット
  • 知っておきたいデメリットと注意点
  • ワンピースの2大タイプ — レーシングスーツとカジュアルジャンプスーツ
  • サイズ選びで失敗しないために
  • こんな人にワンピースが向いている
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候補になりやすいワンピース4着

ここからは実際の候補です。競技用のレーシングスーツからカジュアル向け、キッズ向けまで、価格帯とタイプが異なる4着を選びました。価格は記事執筆時点の参考値であり、日々変動しています。購入前に商品ページで最新の価格・在庫・サイズを確認してください。

4着を並べると、価格帯と用途で明確に役割が分かれています。フェニックスとミズノは競技用のGSレーシングスーツで、本格的にアルペンスキーに取り組む人向け。ポンタペスはレジャー向けのカジュアルジャンプスーツで、価格を抑えて気軽にワンピースを試したい人向け。オンヨネのRESEEDAはキッズ向けで、着脱の手間を減らしたい子育て世帯向け、という特徴を持つ製品です。

まず大前提として、アルペンスキー競技への参加予定がないのであれば、フェニックスやミズノのようなレーシングスーツを選ぶ必要はありません。価格も機能も競技向けに振り切られているため、レジャー用途ではオーバースペックになりがちです。逆に、大会や部活動でレーシングスーツの着用が求められている場合は、価格差はあってもこの2着のような競技対応モデルを検討することになります。

レジャーでワンピースを楽しみたい大人であれば、まずはポンタペスのようなカジュアルジャンプスーツから試してみるのが無難です。価格が手頃なぶん、シーズンを通して着てみて「自分にワンピースが合うかどうか」を見極める1着目として選びやすくなっています。子ども用であれば、着脱のしやすさとサイズ調節機能を備えたオンヨネのようなブランドを軸に探すと失敗しにくいでしょう。

価格・仕様は変動するため、購入前に必ず商品ページで最新の情報を確認してください。特に競技用のレーシングスーツは、シーズン前の予約商品として扱われることも多く、購入タイミングによって入荷時期が変わる点にも注意が必要です。

No.1phenix フェニックス HONDA One Piece Racing Suit ホンダ ワンピースレーシングスーツ ESM25GS10
競技志向の最上位モデル

phenix フェニックス HONDA One Piece Racing Suit ホンダ ワンピースレーシングスーツ ESM25GS10

参考価格143,000円

HONDAとのコラボレーションによって誕生した限定ワンピースレーシングスーツ。身体の動きを妨げないストレッチ性と、空気抵抗を抑えるワンピース構造を採用し、要所にはパッドを内蔵して安全性と動きやすさを両立しているとされるモデルです。アイコニックなHONDAロゴを配したデザインが特徴です。

こんな人にアルペンスキー競技への参加を予定している人、本格的なレーシングスーツを探している人
タイプGSレーシングスーツ(ワンピース構造)
特徴ストレッチ素材・要所にパッド内蔵
対応シーンアルペンスキー競技(大回転・スーパー大回転想定)
展開MEN
販売元Phenix楽天市場店

ここが良い

  • Phenix公式取扱店が販売しており、正規品として安心して購入しやすい
  • HONDAとのコラボレーションによる、他にはないデザイン性
  • 要所にパッドを内蔵し、競技での転倒時も一定の安全性を確保しやすいとされる

注意点

  • 4着の中でもっとも価格が高く、レジャー用途にはオーバースペックになりやすい
  • タイトなシルエットのため、インナーの厚みを見込んだサイズ選びが必要
No.2ミズノ MIZUNO スキーウェア GSワンピース Z2MHD002 GS ONE-PIECE
競技用スーツのミドルクラス

ミズノ MIZUNO スキーウェア GSワンピース Z2MHD002 GS ONE-PIECE

参考価格83,000円

アルペンスキー競技用のレーシングスーツで、GS ONE-PIECEの名の通りワンピース構造による空気抵抗の低減を狙ったモデル。フェニックスのモデルと比べて価格を抑えつつ、競技用としての機能を備えているとされ、レーシングスーツの入門〜中級モデルとして位置づけられています。

こんな人にスキー部・スキークラブなどで競技用ワンピースを探している人、価格を抑えつつ機能性も欲しい人
タイプGSレーシングスーツ(ワンピース構造)
対応シーンアルペンスキー競技用レーシングスーツ
販売元白馬スポーツ楽天市場店
入荷時期シーズン前予約商品として扱われる場合あり

ここが良い

  • ミズノというスポーツ用品大手ブランドの正規取扱品で、品質面の安心感がある
  • フェニックスの最上位モデルと比べて価格を抑えつつ、競技用としての性能を確保しているとされる
  • スキー専門店による販売のため、サイズ相談などの問い合わせがしやすい

注意点

  • 予約商品として扱われる時期があり、購入タイミングによっては納品まで時間がかかる場合がある
  • カジュアル用途で着るには機能性が過剰で、価格に見合わない可能性がある
価格を確認しています
楽天市場送料別
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Yahoo!送料無料
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Amazon送料要確認
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No.3PONTAPES(ポンタペス) スノーボードウェア メンズ レディース ワンピース つなぎ POW-333M
カジュアル・コスパ重視

PONTAPES(ポンタペス) スノーボードウェア メンズ レディース ワンピース つなぎ POW-333M

4.39(2,595件のレビュー)

参考価格7,990円

フードつきでゆったりとしたシルエットが特徴の、レジャー向けカジュアルワンピース。男女兼用(ユニセックス)で展開されており、大きいサイズの取り扱いもあるとされています。レーシングスーツに比べて価格が手頃で、初めてワンピースを試してみたい人にも選ばれやすいモデルです。

こんな人にレジャーでのスキー・スノーボードを手頃な価格のワンピースで楽しみたい人
タイプカジュアルジャンプスーツ
対応シーンスノーボード・スキーレジャー全般
展開メンズ・レディース(ユニセックス)、大きいサイズ対応
掲載時点レビュー評価4.39(2,595件)

ここが良い

  • 4着の中でもっとも価格が手頃で、初めてワンピースを試すのにリスクが少ない
  • レビュー件数が2,000件を超えており、実際の使用感を確認しやすい
  • ゆったりしたシルエットで、インナーを厚めに着込んでも窮屈になりにくいとされる

注意点

  • 競技用モデルと比べると空気抵抗を抑える設計ではなく、レーシング用途には不向き
  • 生地の耐久性・防水性は上位モデルと比べると控えめとされる
No.4ONYONE オンヨネ RESEEDA レセーダ キッズ ジャンプスーツ ワンピース REO57006
キッズ向け定番

ONYONE オンヨネ RESEEDA レセーダ キッズ ジャンプスーツ ワンピース REO57006

参考価格9,240円

オンヨネのキッズ・ジュニア向けブランド「RESEEDA」のワンピースタイプのスキー・スノーウェア。90〜110cmのサイズ展開で、耐水圧10,000mm相当の防水性能とサイズ調節機能を備え、保育園・幼稚園児の雪遊びやそり遊びにも使いやすいとされています。

こんな人に保育園・幼稚園児の雪遊び用に、着脱の手間が少ないウェアを探している家庭
タイプキッズ用ジャンプスーツ(ワンピース)
サイズ展開90cm・100cm・110cm
耐水圧10,000mm相当
機能袖丈・裾丈のサイズ調節機能付き
販売元ONYONE STORE(オンヨネ公式楽天市場店)

ここが良い

  • オンヨネ公式ストアが直接販売しており、正規品として安心して購入しやすい
  • サイズ調節機能付きで、成長期の子どもでも1シーズン以上使いやすい
  • 雪遊び・そり遊びなど、スキー場以外の雪遊びシーンでも扱いやすい価格帯

注意点

  • サイズ展開が90〜110cmまでのため、体格の大きい未就学児や小学生には合わない場合がある
  • カラー・サイズによっては早い時期に品切れになることがある
価格を確認しています
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価格はストアで確認
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■ スペック比較表

商品phenix フェニックス HONDA One Piece Racing Suit ホンダ ワンピースレーシングスーツ ESM25GS10phenix フェニックス HONDA One Piec…ミズノ MIZUNO スキーウェア GSワンピース Z2MHD002 GS ONE-PIECEミズノ MIZUNO スキーウェア GSワンピース Z2…PONTAPES(ポンタペス) スノーボードウェア メンズ レディース ワンピース つなぎ POW-333MPONTAPES(ポンタペス) スノーボードウェア メン…ONYONE オンヨネ RESEEDA レセーダ キッズ ジャンプスーツ ワンピース REO57006ONYONE オンヨネ RESEEDA レセーダ キッズ…
参考価格143,000円83,000円7,990円9,240円
購入
タイプGSレーシングスーツ(ワンピース構造)GSレーシングスーツ(ワンピース構造)カジュアルジャンプスーツキッズ用ジャンプスーツ(ワンピース)
特徴ストレッチ素材・要所にパッド内蔵———
対応シーンアルペンスキー競技(大回転・スーパー大回転想定)アルペンスキー競技用レーシングスーツスノーボード・スキーレジャー全般—
展開MEN—メンズ・レディース(ユニセックス)、大きいサイズ対応—
販売元Phenix楽天市場店白馬スポーツ楽天市場店—ONYONE STORE(オンヨネ公式楽天市場店)
入荷時期—シーズン前予約商品として扱われる場合あり——
掲載時点レビュー——評価4.39(2,595件)—
サイズ展開———90cm・100cm・110cm
耐水圧———10,000mm相当
機能———袖丈・裾丈のサイズ調節機能付き

※ 表は横にスクロールできます。仕様は販売ページの記載にもとづく目安です。

※ 価格・在庫は変動します。最新情報は各ストアでご確認ください。当サイトはアフィリエイトプログラムを利用しています。

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ワンピースウェアとは — セパレートとの違いをまず整理する

スキー・スノーボードウェアの主流は、ジャケットとパンツが別々になった「セパレートタイプ」です。上下を別のサイズで選べたり、気温に応じてどちらか一方だけ着たりできる自由度の高さから、多くの人にとって最初の1着として案内されるのはこちらのタイプになります。一方で「ワンピース」は、上半身と下半身が一枚の生地でつながった構造のウェアを指し、スキー・スノーボード用品店では「つなぎ」「オールインワン」「ジャンプスーツ」といった呼び方をされることもあります。

ワンピースが最初に広まったのは、実はファッションとしてではなく競技の世界でした。アルペンスキーの滑降やスーパー大回転(スーパーG)、大回転(GS)といった種目では、ジャケットとパンツの間に段差や隙間があると、そこで空気の抵抗が生まれてタイムに影響すると考えられています。そのため、体にぴったりと沿うワンピース構造のレーシングスーツが競技用として定着し、現在でも大手メーカー各社が毎シーズン新作を発表しています。

これとは別の系統として、ここ数年はカジュアルに楽しむための、ゆとりのあるシルエットのワンピースも増えています。フードつきでゆったりとしたシルエットのものが多く、雪山での見た目のインパクトや、ジャケットの裾がずり上がって背中に雪が入る「セパレートあるある」を避けたいという理由で選ばれることが多いタイプです。同じ「ワンピース」という言葉でも、競技用のタイトなレーシングスーツと、カジュアル向けのゆったりしたジャンプスーツでは、目的も選び方の基準もまったく異なる点を、まず押さえておいてください。

なお、この記事で扱う「ワンピース」は男女兼用のジャンプスーツ・レーシングスーツを主な対象としています。防寒着としての機能はジャケット・パンツと同様に、透湿防水性(レインウェアと同じ考え方で、雨や雪を防ぎながら汗の湿気を外に逃がす機能)や保温性が重要になりますが、その基本的な考え方は当サイトのジャケット・パンツの記事とも共通しています。ワンピース特有の注意点に絞って解説していきますので、生地の透湿防水性そのものについて詳しく知りたい方は、あわせてジャケットやパンツの選び方の記事も参考にしてください。

この記事のスタンス

商品ごとの特徴については効果を確約するものではないので、「〜とされる」といった表現で紹介しています。体型やゲレンデでの過ごし方によって向き不向きが変わるため、断定はできません。判断材料の一つとして活用してください。

ワンピースが選ばれる理由 — セパレートにはない3つのメリット

ワンピースウェアがセパレートと比べて優れているとされる点は、大きく分けて3つあります。それぞれ、どういう人にとって恩恵が大きいのかを見ていきましょう。

この3つのメリットのうち、どれを重視するかによって選ぶべきワンピースのタイプは変わってきます。空気抵抗を抑えたい競技志向の人はタイトなレーシングスーツ、雪の侵入を防ぎつつカジュアルに楽しみたい人はゆとりのあるジャンプスーツタイプ、というように、自分がどのメリットを求めているのかを最初に整理しておくと、後の商品選びがスムーズになります。

■ 雪の侵入を防ぎやすい

セパレートタイプは、しゃがんだり転倒したりしたときに、ジャケットの裾とパンツのウエスト部分の間にわずかな隙間ができ、そこから雪が入り込むことがあります。特にパウダースノーの中で転んだときや、スノーボードでよくしゃがむ姿勢を取る人にとっては地味に気になるポイントです。ワンピースは構造上この隙間が生まれないため、雪の侵入を防ぎやすいとされています。

■ 空気抵抗を抑えやすい(競技志向のモデル)

レーシングスーツとして作られたワンピースは、体にフィットする裁断と、生地のつなぎ目を最小限にした設計によって、滑走時の空気抵抗を抑えることを目的としています。タイムを競うスキー・スノーボード競技の選手にとっては、この点が最大のメリットになります。ただし、これは体にぴったり沿うタイトなシルエットのモデルに限った話で、カジュアル向けのゆったりしたワンピースには当てはまりません。

■ 見た目のインパクトと一体感のあるシルエット

ジャケットとパンツの色や柄を組み合わせる楽しみ方とは対照的に、ワンピースは一枚でコーディネートが完結するため、シンプルで統一感のあるシルエットになります。ゲレンデでも人と被りにくく、写真映えを意識する人や、ジャンプスーツ特有のゆったりしたシルエットを楽しみたい人に選ばれる傾向があります。

知っておきたいデメリットと注意点

一方で、ワンピースにはセパレートタイプにはない注意点もあります。購入してから「思っていたのと違った」とならないよう、事前に把握しておきましょう。

もっともよく話題になるのが、トイレのときの脱ぎ着です。ワンピースは上半身と下半身が一体化しているため、トイレに行くたびに上半身までウェアを下ろす、あるいは全身を脱ぐ必要があります。ゲレンデの多くのトイレは屋外や更衣室に近い場所にあり、真冬の寒い中で厚手のワンピースを脱ぎ着するのは、セパレートタイプに比べると手間がかかります。この点はメーカーも把握しており、腰やお尻の周りに大きく開閉できるファスナーを設けて、上半身まで完全に脱がなくてもトイレに行けるよう工夫されたモデルも増えています。購入前に「トイレ用のファスナーがあるか」を商品説明で確認しておくと安心です。

次に、気温差への対応のしにくさです。セパレートであれば、日差しが強く暖かくなってきた午後にジャケットだけ脱いで調整する、といったことができますが、ワンピースは上下を分けて着脱できないため、暑いと感じても脱ぐという選択肢がありません。多くのモデルはベンチレーション(脇の下や太もも部分についた、開閉できる通気口)を備えていますが、セパレートほどの調整幅はないと考えておいたほうがよいでしょう。特に春先のゲレンデや、天候が変わりやすい日には、インナーで温度調整するなどの工夫が必要になります。

また、サイズ選びの難易度が上がる点も見逃せません。セパレートであれば上半身と下半身を別のサイズで組み合わせられますが、ワンピースは一枚の型紙で作られているため、上半身と下半身の体型バランスが標準的な体型を想定したサイズ表からズレている場合、どちらかがきつい・余るという状態になりやすくなります。この点は次の章で詳しく取り上げます。

最後に、収納やクリーニングのしやすさです。ワンピースは畳んだときにセパレートの2着分よりもかさばりやすく、キャリーバッグに入れる際にも一体型ゆえに折りたたみ方に工夫が要ります。洗濯やクリーニングに出す際も、一枚の面積が大きいぶん乾きにくいことがあるため、シーズン中に頻繁に洗う予定がある人は、この点も考慮しておくとよいでしょう。

トイレ問題への対策

購入前に商品ページで「腰回りにファスナー付き」「男女兼用トイレアクセス機能」といった記載があるかを確認してください。記載がないモデルの場合、上半身を完全に脱ぐ前提になるため、レイヤリング(インナーの着脱のしやすさ)も含めて検討すると安心です。

ワンピースの2大タイプ — レーシングスーツとカジュアルジャンプスーツ

ワンピースは大きく「競技志向のレーシングスーツ」と「カジュアル志向のジャンプスーツ」の2タイプに分けられます。見た目もサイズ感もまったく異なるため、自分がどちらを探しているのかをはっきりさせてから商品を見るようにしてください。

この2タイプの中間に位置するものとして、キッズ・ジュニア向けのワンピースもあります。小さな子どもは体温調節が難しく、着替えにも時間がかかることから、雪が入りにくく着脱の手間が少ないワンピースが昔から定番として支持されてきました。特に保育園・幼稚園児など、自分でウェアの着脱をするのがまだ難しい年齢の子どもには、セパレートよりもワンピースのほうが扱いやすいという声も多く聞かれます。

なお、「ワンピース」という言葉自体は女性用のスキーウェアを指す場合にも使われることがありますが、この記事で扱っているのは性別を問わないジャンプスーツ・レーシングスーツとしてのワンピースです。レディース向けの一体型ウェアも基本的な選び方の考え方は同じですが、ウエストのシルエットや丈感に違いがあるモデルが多いため、商品ページで「レディース」「メンズ」「ユニセックス」のどの展開かを確認しておくとよいでしょう。

■ レーシングスーツ(GSワンピースなど)

アルペンスキーの大回転(GS)やスーパー大回転などの競技に対応した設計で、体に沿うタイトなシルエットが特徴です。FIS(国際スキー連盟)のルールに準拠したモデルもあり、そうした商品ページには「FISルール対応」といった記載が見られます。競技志向の高い選手や、スキークラブ・スキー部に所属する中上級者向けで、価格帯は6万〜15万円程度と、セパレートウェアと比べてかなり高額になる傾向があります。パッドを内蔵し、転倒時の安全性を高めたモデルも多く見られます。

■ カジュアルジャンプスーツ

フードつきでゆったりとしたシルエットが主流で、レジャーとしてスキー・スノーボードを楽しむ人向けのタイプです。価格帯は7,000円〜2万円程度とレーシングスーツよりも手頃で、男女兼用(ユニセックス)で展開されているモデルも多く見られます。見た目のインパクトを重視したデザインが多く、SNS映えを意識する人や、友人グループで色違いを揃えて楽しみたい人にも選ばれています。

サイズ選びで失敗しないために

ワンピースはセパレートよりもサイズ選びの難易度が高い、という点はすでに触れたとおりです。ここでは具体的にどこを確認すればよいかを整理します。

  1. 1身長・胸囲・ウエスト・股下の4点を採寸する。ワンピースのサイズ表は、セパレートのジャケット・パンツ用のサイズ表よりも項目が多い場合があります。特に「股下」の長さは、しゃがんだときの窮屈さに直結するため、必ず確認しておきたい項目です。股下が短めに作られているモデルを長身の人が選ぶと、しゃがむ動作のたびに突っ張るような窮屈さを感じることがあります。
  2. 2インナーの着込みを想定してワンサイズ検討する。ワンピースの内側にはミドラー(中間着)やベースレイヤーを着込むのが一般的です。特にレーシングスーツのようなタイトなモデルは、体にぴったり沿う設計になっているぶん、インナーの厚みを見込んでサイズを選ばないと、着られない・動きにくいということになりかねません。逆にカジュアルジャンプスーツはもともとゆとりのある設計が多いため、標準サイズで問題ないことが多いです。
  3. 3実店舗での試着、または返品条件を確認する。可能であれば、購入前に実店舗で試着し、しゃがむ・腕を上げるといった実際の滑走動作に近い姿勢を試してみるのが確実です。通販で購入する場合は、サイズが合わなかったときの交換・返品条件を事前に確認しておくと安心です。特に競技志向のレーシングスーツは細かいサイズ展開(XS〜XLなど)で作られていることが多いため、ワンサイズの違いが着心地に与える影響も大きくなります。

メーカーによってサイズ感が異なる

同じ「Mサイズ」でも、ブランドによって着丈や股下の設計思想が異なります。特に海外ブランドは、日本人の体型(胴長・股下短めの傾向があるとされる)とは異なる木型で作られていることがあるため、初めて購入するブランドの場合は、商品ページのサイズ表と自分の実測値を必ず照らし合わせてください。

こんな人にワンピースが向いている

ここまでの内容を踏まえて、ワンピースウェアがどのような人に向いているかを整理しました。すべての人におすすめできる万能なウェアというわけではなく、目的に応じて選ぶべきかどうかが分かれるタイプの装備です。

アルペンスキーの競技に参加している、あるいはこれから参加を目指している人にとっては、レーシングスーツはほぼ必須の装備といえます。スキークラブやスキー部の練習・大会で使用するウェアの規定がある場合も多いため、所属する団体やコーチに確認したうえで、対応モデルを選ぶ必要があります。

一方、レジャーとしてスキー・スノーボードを楽しむ人の場合、ワンピースは「絶対に必要」というものではなく、あくまで選択肢の一つです。パウダースノーの中でよく転ぶ・しゃがむ動作が多い、見た目のインパクトを重視したい、友人と色違いで揃えたい、といった目的がある人には向いていますが、トイレのたびに脱ぎ着する手間や、暑いときに脱げないという制約を許容できるかどうかを、事前によく考えたほうがよいでしょう。

子育て中の家庭では、保育園・幼稚園児から小学校低学年くらいまでの子ども向けにワンピースを選ぶケースが多く見られます。自分でウェアを着脱するのがまだ難しい年齢の子どもにとっては、上下がバラバラにならず、雪も入りにくいワンピースのほうが親としても管理しやすいという実用的な理由があります。成長が早い時期でもあるため、サイズ調整機能(袖丈・裾丈を折り返して調整できる仕様)がついたモデルを選んでおくと、1シーズンでサイズアウトするリスクを減らせます。

お手入れと保管のポイント

ワンピースはセパレートよりも生地の面積が大きいため、お手入れや保管の際にも少し工夫が必要です。

洗濯については、基本的にセパレートタイプのウェアと同様に、ウェア専用の中性洗剤を使い、防水性能を落とさないよう洗濯機の「手洗いコース」や「ドライコース」を使うのが無難とされています。一体型で面積が大きいぶん、洗濯ネットに入りきらない場合は、浴槽などを使った手洗いを検討してもよいでしょう。乾燥は風通しの良い日陰で自然乾燥させ、直射日光や高温での乾燥は生地や防水コーティングの劣化につながる可能性があるため避けたほうが無難です。

保管の際は、ハンガーにかけると型崩れしにくいとされていますが、収納スペースの都合で畳む場合は、ファスナーを閉じた状態で大きく畳み、圧縮袋などで強く圧縮しすぎないようにするのがポイントです。強い圧縮は、防水透湿素材の性能を保つ上で必ずしも良い影響を与えないと言われているため、シーズンオフの長期保管では、圧縮しすぎず風通しの良い場所にゆったりと収納することをおすすめします。

競技用のレーシングスーツは特に、パッドやストレッチ素材など特殊な部材が使われていることが多いため、購入時に付属する取扱説明書やメーカーサイトの案内に従ってお手入れすることをおすすめします。不明な点があれば、購入したショップやメーカーのサポート窓口に問い合わせるのが確実です。

よくある質問

Qワンピースとセパレート、初心者にはどちらがおすすめですか?

Aこれからスキー・スノーボードを始める人には、まずセパレートタイプが無難とされています。上下を別々のサイズで選べる自由度や、トイレ・気温調整のしやすさなど、扱いやすさの面で優れているためです。ワンピースは、雪の侵入を防ぎたい、見た目のインパクトを重視したいといった、はっきりした目的がある場合に検討するとよいでしょう。

Qワンピースはトイレのときどうすればいいですか?

Aモデルによって異なりますが、腰やお尻周りに大きく開閉できるファスナーがついているタイプであれば、上半身まで完全に脱がずにトイレに行きやすいとされています。そうした機能がない場合は、上半身までウェアを下ろす、あるいは脱ぐ必要があります。購入前に商品ページでトイレ用のファスナーの有無を確認しておくと安心です。

Qレーシングスーツとカジュアルなワンピース、どちらを選べばいいですか?

Aアルペンスキー競技への参加予定がある場合はレーシングスーツ、レジャーとして楽しみたい場合はカジュアルなジャンプスーツを選ぶのが基本です。レーシングスーツは体にぴったり沿うタイトな設計で価格も高めですが、競技での空気抵抗低減を目的としています。レジャー用途で着るには機能・価格ともにオーバースペックになりやすいため、目的に合わせて選んでください。

Qワンピースのサイズはどう選べばいいですか?

A身長・胸囲・ウエストに加えて「股下」の長さを必ず確認してください。ワンピースは上下が一体化しているため、股下が合わないとしゃがむ動作のたびに窮屈さを感じやすくなります。またインナーを着込む前提で、ジャストサイズよりワンサイズ上を検討するのも一つの方法です。

Q子ども用にワンピースを選ぶメリットはありますか?

A自分でウェアの着脱をするのがまだ難しい年齢の子どもにとっては、上下がバラバラにならず雪も入りにくいワンピースのほうが扱いやすいとされています。成長期には、袖丈・裾丈を調節できるサイズ調節機能付きのモデルを選んでおくと、1シーズンでサイズアウトするリスクを減らせます。

Qワンピースは暑いときに脱げないと聞きましたが本当ですか?

Aワンピースは上下を別々に着脱できないため、セパレートタイプのように「暑くなったらジャケットだけ脱ぐ」といった調整はできません。脇の下や太もも部分のベンチレーション(通気口)で調整するのが基本的な対策になりますが、セパレートほどの自由度はない点は理解しておいたほうがよいでしょう。

Q洗濯機で丸洗いしてもいいですか?

Aウェア専用の中性洗剤を使い、洗濯機の手洗いコースやドライコースを使うのが無難とされています。一体型で面積が大きいため、洗濯ネットに入りきらない場合は手洗いも検討してください。乾燥は直射日光を避け、風通しの良い日陰での自然乾燥がすすめられています。

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