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「最初の1本はバートンのカスタムがいい、でもキャンバーは難しそう」——そんな声に対する定番の答えが、バートン カスタム フライングV(BURTON CUSTOM FLYING V)です。1996年から続くカスタムシリーズの中で、足元にキャンバー、ノーズとテールの外側にロッカーを組み合わせた「Flying V(フライングV)」というハイブリッド形状を採用したモデルで、キャンバーの反発とロッカーの扱いやすさを1枚にまとめた設計が特徴とされています。25-26モデルでも、軽量で反発のあるSuper Fly II 700Gコア、ディレクショナルシェイプ+ツインフレックス、The Channel(チャンネル)マウントといった基本構成は継承されています。この記事では、カスタム フライングVの性格を「安定性」「操作性」「反発・ポップ」「カービング適性」「グラトリ適性」「初心者向け度」の6項目に分けて10点満点で数値化し、レーダーチャートで見える化しました。点数はメーカー公式スペックと一般的に語られる評価傾向をもとにした編集部の相対評価であり、実測値ではありませんが、キャンバー版カスタムやプロセス フライングVと迷っている人の比較材料として役立ててください。
PERFORMANCE CHART
バートン カスタム フライングV の性能チャート
※メーカー公式スペックと一般的な評価をもとにした編集部の相対評価(10点満点)です。実測値ではありません。
総評
最大の特徴は操作性9・初心者向け度9という「扱いやすさ」への振り切り。ロッカー部分が逆エッジのリスクを下げ、エッジの切り替えも軽いとされる一方で、高速域の安定性やカービング時の食いつきはキャンバー版カスタムに一歩譲るという声が多い。グラトリや地形遊びとの相性は良く、「ゲレンデを広く遊びたい初心者〜中級者」の最有力候補になりやすい1本。
この記事でわかること
- カスタム フライングVとはどんな板か — 「Flying V」が生む扱いやすさの正体
- 安定性:6 / 10 — 中速域までは十分、高速域はロッカーの「緩さ」が出やすい
- 操作性:9 / 10 — エッジの切り替えが軽く、逆エッジの不安が少ない
- 反発・ポップ:6 / 10 — コアとカーボンで補われているが、キャンバー版ほどの弾きはない
- カービング適性:6 / 10 — 中速の弧を描くカービングは得意、深く倒し込む滑りは苦手
- グラトリ適性:8 / 10 — 引っかかりの少なさとツインフレックスがトリックを助ける
結論:カスタム フライングVが向いている人・向いていない人
ここまでの6項目を踏まえて、バートン カスタム フライングVの向き・不向きを整理します。総合的には「上位モデルの構成を、扱いやすい形状で長く楽しめるオールマウンテンボード」であり、カービングやスピードよりも「ゲレンデ全体を気持ちよく、失敗を恐れず滑ること」を優先する人に向いた1本です。
■ 向いている人
ターンを覚える段階〜中級者で、逆エッジの不安を減らしたい人/圧雪・地形・グラトリ・軽いパウダーまで1本で幅広く遊びたい人/スイッチスタンスやグラトリの練習も並行して進めたい人/バートンの上位モデルに初めて乗る人/軽くて取り回しの良い板が好みの人。
■ 向いていない人
高速カービングやアイスバーンでのエッジグリップを最優先したい人(→カスタム カンバー、カスタムXを検討)/キッカーで高さを出すための強い反発を求める人(→キャンバー系モデルを検討)/パークやグラトリを主目的にする人(→プロセス フライングV等のフリースタイル寄りモデルを検討)/できるだけ予算を抑えて最初の1本を揃えたい人。
■ 購入時の注意
販売されているのは基本的にボード単体で、ビンディングとブーツは別売りです。バートンのThe Channelマウントは他社ビンディングでも対応ディスクがあれば装着できますが、EST(チャンネル専用)ビンディングとの組み合わせが最も相性が良いとされます。サイズは体重と用途で変わるため、メーカーの推奨体重レンジを必ず確認し、迷ったら店舗で相談するのがおすすめです。モデルイヤーによってグラフィックや細部仕様が異なるため、25-26モデルかどうかも購入前に確認しましょう。

バートン カスタム フライングV(BURTON CUSTOM FLYING V)25-26モデル
参考価格実勢価格 6万円台後半〜10万円台(定価ベースは10万円前後、店舗・時期で変動)
本記事でレビューしたモデル。両足下キャンバー+両足間ロッカーのFlying Vベンド、Super Fly II 700Gコア、45° Carbon Highlight、Sintered WFOベース、The Channelマウントを採用したオールマウンテンボードです。逆エッジの起きにくさとエッジ切り替えの軽さが持ち味で、初心者〜中級者が幅広くゲレンデを楽しむ用途で定番の1本とされています。
ここが良い
- 逆エッジが起きにくく、低速でもターンのきっかけを作りやすい
- 軽量コアとロッカーによる軽い操作感で、グラトリ・地形遊びに向く
- The Channelでスタンス位置を無段階に調整でき、上達に合わせて追い込める
注意点
- 高速域やアイスバーンでの安定性・エッジグリップはキャンバー版に劣るとされる
- 反発はキャンバー系に比べ穏やかで、キッカーで高さを出したい人には物足りない場合がある

バートン カスタム カンバー(BURTON CUSTOM CAMBER)25-26モデル
参考価格実勢価格 6万円台後半〜10万円台(店舗・時期で変動)
カスタム フライングVの兄弟モデルで、伝統的なキャンバー形状を採用。素材構成はほぼ共通ながら、エッジグリップ・高速安定性・反発に優れるとされ、カービングやスピードを重視するライダーに好まれます。逆エッジのリスクはフライングVより高いとされるため、ターンがある程度できる人向けです。
ここが良い
- エッジグリップと高速安定性に優れ、カービングの上達に向く
- キャンバー特有のしっかりした反発でオーリーやジャンプに強いとされる
注意点
- 逆エッジのリスクはフライングVより高く、初心者にはやや難しいとされる
バートン プロセス フライングV(BURTON PROCESS FLYING V)25-26モデル
参考価格実勢価格 5万円台〜8万円台(定価ベースは8万円台、店舗・時期で変動)
同じFlying Vベンドを採用した、フリースタイル寄りのモデル。完全ツインシェイプでスイッチが扱いやすく、パークやグラトリを主目的にするライダーに向くとされています。カスタムより価格が抑えめで、扱いやすさ重視の「最初の1本」としても候補になります。
ここが良い
- 完全ツインでスイッチ・スピン系トリックの練習に向く
- カスタムより手頃な価格で、Flying Vの扱いやすさを体験できる
注意点
- オールマウンテンでの走破性や高速安定性はカスタム系に譲るとされる

バートン カスタムX(BURTON CUSTOM X)25-26モデル
参考価格実勢価格 9万円台〜13万円前後(店舗・時期で変動)
カスタムシリーズの最上位に位置する硬めのキャンバーボード。軽量なDragonflyコアとカーボン補強を採用し、高速域での安定性・反発・エッジグリップを最優先した設計とされます。上級者やハードカービング志向のライダー向けで、扱いやすさを求める人には向きません。
ここが良い
- 高速域での安定性とエッジグリップがシリーズ随一とされる
- 軽量コアと強い反発で、パワフルなライダーの入力に応える
注意点
- 硬めのフレックスで、初心者や軽量なライダーには扱いにくいとされる
- 価格帯はシリーズ内で最も高い
■ スペック比較表
| 商品 | バートン カスタム フライングV(BURTON CUST… | バートン カスタム カンバー(BURTON CUSTOM… | バートン カスタムX(BURTON CUSTOM X)2… | |
|---|---|---|---|---|
| 参考価格 | 実勢価格 6万円台後半〜10万円台(定価ベースは10万円前後、店舗・時期で変動) | 実勢価格 6万円台後半〜10万円台(店舗・時期で変動) | 実勢価格 5万円台〜8万円台(定価ベースは8万円台、店舗・時期で変動) | 実勢価格 9万円台〜13万円前後(店舗・時期で変動) |
| 購入 | ||||
| ベンド | Flying V(足元キャンバー+両足間ロッカー) | キャンバー | Flying V | キャンバー |
| シェイプ | ディレクショナル | ディレクショナル | ツイン | ディレクショナル |
| フレックス | ツイン(ミッド寄りとされる) | — | — | — |
| コア | Super Fly II 700G / Dualzone EGD | Super Fly II 700G / Dualzone EGD | Super Fly II 700G / Dualzone EGD | Dragonfly 600G / Multizone EGD |
| ベース | Sintered WFO | Sintered WFO | Sintered | — |
| マウント | The Channel | The Channel | The Channel | The Channel |
| サイズ | 150cm台〜160cm台後半(ワイド含む)目安 | — | — | — |
※ 表は横にスクロールできます。仕様は販売ページの記載にもとづく目安です。
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カスタム フライングVとはどんな板か — 「Flying V」が生む扱いやすさの正体
バートン カスタム フライングVは、米国バートン(BURTON)社の看板シリーズ「カスタム(Custom)」の派生モデルです。カスタムシリーズは1996年の登場以来、オールマウンテンボードの基準として世界中で愛用されており、現在は伝統的なキャンバー形状の「カスタム カンバー」と、本記事で取り上げるハイブリッド形状の「カスタム フライングV」の2本立てになっています。板の基本的な素材構成や形状は共通で、違いはほぼ「ベンド(反り)の形」に集約されるのがポイントです。
Flying Vベンドは、両足の間(ビンディングとビンディングの間)をロッカー、両足の下をキャンバーにした「ダブルキャンバー系」と呼ばれる形状です。足元のキャンバーがエッジグリップと反発を担い、両足間とノーズ・テールのロッカーが浮力と逆エッジの起きにくさを担うという役割分担になっており、バートンでは「キャンバーのパワーとロッカーの浮遊感の融合」と説明されています。
25-26モデルでは、軽さと反発を両立するとされる「Super Fly II 700G コア(Dualzone EGD)」、45度に配置したカーボンで反発を高める「45° Carbon Highlight」、滑走性の高い「Sintered WFOベース」、ビンディングの位置を無段階に調整できる「The Channel」など、バートンのミッドハイクラスらしい構成が採用されています。サイズ展開は近年のラインナップで150cm台から160cm台後半のワイドまで9サイズ前後とされており、体格を問わず選びやすいのも強みです。
実勢価格は販売店や時期で幅があり、定価ベースでは10万円台、シーズン中の値引き後は6万円台後半〜8万円前後で見かけることが多いようです。バートンのボードの中では「上位モデルの構成を、扱いやすい形状で乗れる」という位置づけになります。ここからは6つの項目に分けて、その個性を具体的に見ていきます。
評価方法について
この記事の点数(10点満点)は、メーカー公式スペック(ベンド形状・シェイプ・フレックス・コア・ベース素材など)と、国内外で一般的に語られる評価傾向をもとにした編集部の相対評価です。実測データではなく、雪質・サイズ・ビンディングやブーツとの組み合わせ、体重やスキルによって感じ方は大きく変わります。あくまで比較検討の目安として使い、可能であれば購入前に試乗会やレンタルで実際に乗ってみることをおすすめします。
安定性:6 / 10 — 中速域までは十分、高速域はロッカーの「緩さ」が出やすい
安定性は6点としました。両足の下にキャンバーがあるためエッジを立てたときのグリップはピュアロッカーより確保されているとされる一方、両足の間がロッカーになっている構造上、板をフラットにして高速で直進するような場面では「ややルーズに感じる」「バタつきを感じる」という声が国内外のレビューで比較的よく見られます。
一般的なゲレンデの中速域、荒れていないバーンであれば、Super Fly II 700Gコアとカーボン補強による適度な張りもあって、大きな不安を感じるケースは少ないとされています。特に朝一の圧雪や日中の緩斜面〜中斜面では、むしろ「板が暴れず素直に走る」と評価されることが多い印象です。
ただし、圧雪が荒れた午後のバーンや、アイスバーンでの高速ターン、急斜面でスピードを出す滑りになると、キャンバー版カスタムやカスタムXのような「雪面に張り付く」感覚は得にくいとされます。この点は形状に由来する性格なので、スピードを出した滑走が主目的の人はキャンバー版を候補に入れたほうが後悔が少ないでしょう。
安定性を補う工夫としては、ワンサイズ上げて有効エッジを長くする、ビンディングのスタンス幅を推奨値付近に合わせてThe Channelで微調整する、エッジのチューンをこまめに行う、といった方法が挙げられます。特にサイズ選びは体重と用途で変わるため、メーカーの推奨体重レンジを確認してから決めるのが無難です。
操作性:9 / 10 — エッジの切り替えが軽く、逆エッジの不安が少ない
操作性は9点と、この板の最大の武器として高く評価しました。両足の間のロッカーによってノーズとテールが雪面から浮き気味になるため、板を回すときの引っかかりが少なく、「エッジからエッジへの切り替えが軽い」「低速でもクルクル回せる」というのが多くのユーザーに共通する感想です。
この特性は、ターンの練習をしている段階のライダーにとって特に恩恵が大きいとされます。キャンバーボードで起きやすい「ノーズが引っかかって逆エッジで転ぶ」という失敗が起きにくく、スピードが遅くてもターンのきっかけを作りやすいためです。スノーボード専門店のレビューでも、フライングVは「伸びの良いターン」「細かな動き」のしやすさで評価されています。
ディレクショナルシェイプ(ノーズがやや長い形状)でありながらフレックスはツイン(前後対称)に設定されているため、スイッチスタンス(逆向き)で滑ったときの違和感も少ないとされ、ゲレンデ内で遊び方を広げていく段階の人には扱いやすいバランスです。
一方で、操作の軽さは「板が勝手に走ってくれる感覚」の少なさと表裏一体でもあります。高速でエッジを立てて板に仕事をさせるような滑りをしたい人には、操作性が高すぎて物足りないと感じられるケースもあるため、自分がどの滑りを目指すのかを先に決めておくと選びやすくなります。
反発・ポップ:6 / 10 — コアとカーボンで補われているが、キャンバー版ほどの弾きはない
反発・ポップは6点です。Super Fly II 700Gコアと45° Carbon Highlightという構成は、バートンのラインナップの中でも反発を意識した仕様で、オーリーをしたときにコアが戻る感覚は「価格帯相応にしっかりある」という声が多く聞かれます。
ただし、両足の間がロッカーになっている形状は、キャンバーボードのように「板全体をしならせて一気に戻す」動きが起きにくいとされます。海外のテストレビューでも、フライングVの弱点として「ポップの強さ」が挙げられることが比較的多く、キッカーで高さを出したい人や、パークでの本格的なジャンプを主目的とする人には、キャンバー版カスタムやカスタムXのほうが分かりやすい反発を得やすいという評価が一般的です。
逆に言えば、この反発の「穏やかさ」は、グラトリの練習や地形での小さなジャンプにおいて「板に弾かれすぎない扱いやすさ」として働くこともあります。反発を最優先にするのか、扱いやすさを優先するのかで評価が変わる項目なので、6点はあくまで「オールマウンテンボードとして平均的」という位置づけと捉えてください。
カービング適性:6 / 10 — 中速の弧を描くカービングは得意、深く倒し込む滑りは苦手
カービング適性は6点としました。両足の下のキャンバーがエッジグリップを担当しているため、ピュアロッカーの板に比べれば圧雪バーンでしっかりエッジが噛む感覚はあるとされており、「中速でゆったり弧を描くカービング」であれば十分に楽しめるという声が多い傾向です。
しかし、上体を倒し込んで深いカービングをしたり、アイスバーンで強くエッジを立てたりする滑りでは、両足の間のロッカーがエッジの接雪長を短くするため、「板が抜ける」「後半にズレやすい」と感じるライダーが少なくありません。スノーボード専門店の比較記事でも、カービング性能はキャンバー版カスタムが明確に上と評価されており、ハードバーンでの性能差はそれなりに大きいと考えておいたほうが良いでしょう。
カービングを軸に上達したい人は、同じシリーズのカスタム カンバー、あるいはより硬いカスタムXが素直な選択肢です。一方で「カービングもできればいいが、それだけを追求するわけではない」という人であれば、フライングVでも不満なく滑れる場面が大半だとされます。
なお、フライングVのカービングを底上げしたい場合は、エッジのビベル角を控えめにしてグリップを稼ぐ、やや硬めのブーツとビンディングを組み合わせて反応を上げる、といった調整で印象が変わることがあります。ショップでのチューンナップ相談も検討してみてください。
グラトリ適性:8 / 10 — 引っかかりの少なさとツインフレックスがトリックを助ける
グラトリ適性は8点と高めに評価しました。両足間のロッカーによる「引っかかりにくさ」は、プレス(ノーズやテールを持ち上げる動き)やスピン系のトリックで大きなメリットになります。国内の専門店レビューでもフライングVはグラトリの評価が高く、「くるくると細かな動きができる」といった表現で紹介されています。
フレックスはツイン設定でスイッチも扱いやすく、フレックスの硬さはミッドソフト寄りと語られることが多いため、バターやプレス系の練習でも板をしならせやすいとされます。全体としては「軽さ」「回しやすさ」「逆エッジになりにくさ」がそろっており、グラトリ入門から中級者までの練習用として好まれる理由が分かるバランスです。
ただし、本格的にグラトリを極めたい人にとっては、より柔らかいフレックスの完全ツインボード(プロセス フライングVや他社のグラトリ特化モデル)のほうが弾きやプレスのしやすさで有利という意見もあります。また、高回転の弾き系トリックを主体にするなら、反発の面でキャンバー系のほうが伸びる場合もあります。「オールマウンテンで遊びながらグラトリもしたい」という人に向いた8点だと捉えてください。
初心者向け度:9 / 10 — 「バートンの上位モデルに初めて乗る」なら最有力
初心者向け度は9点です。逆エッジの起きにくさ、低速での操作の軽さ、穏やかな反発、そしてスイッチでも違和感の少ないツインフレックスと、初心者〜初級者がつまずきやすいポイントの多くをカバーしているのがこの板の設計思想だと言えます。海外のテストレビューでも「進歩の段階にある人や週末ライダーに最適」という趣旨の評価が目立ちます。
また、Super Fly II 700Gコアの軽さはリフト乗車時や板を担いで移動する場面でも負担が少なく、The Channelによるスタンス調整の自由度は「まだ自分に合うスタンスが分からない」段階の人にとってありがたい要素です。ビンディングを付け替えずに前後位置や角度を細かく変えられるため、上達に合わせてセッティングを探る楽しみもあります。
一方で、このクラスの価格は「初めての1本」としては決して安くありません。エントリークラスのボードに比べれば倍近い価格帯になることもあるため、予算重視であれば下位グレードや型落ちモデルも候補になります。それでも、扱いやすさと将来性を両立させた「長く使える最初の1本」として選ぶなら、カスタム フライングVは有力な候補と言って差し支えないでしょう。
なお、キャンバー版カスタムも「初心者でも乗れる」とよく言われますが、逆エッジの起きにくさや低速での扱いやすさではフライングVのほうが明確に優しいとされています。ターンの習得を最短で進めたいならフライングV、最初からカービングの感覚を育てたいならキャンバー、と考えると選びやすくなります。
よくある比較:カスタム カンバー・カスタムX・プロセス フライングVとの違い
カスタム フライングVを検討する人の多くが、同じバートンの「カスタム カンバー」「カスタムX」「プロセス フライングV」と迷います。それぞれの関係を整理すると、自分に合う1本が見えやすくなります。
■ カスタム カンバーとの違い
素材構成はほぼ共通で、ベンド形状だけが異なる兄弟モデル。キャンバー版はエッジグリップ・高速安定性・反発に優れる一方、逆エッジのリスクは相対的に高い。カービングやスピードを重視するならカンバー、扱いやすさとグラトリ・地形遊びを重視するならフライングV、というのが一般的な使い分けです。
■ カスタムXとの違い
カスタムXはシリーズ最上位の硬いキャンバーボードで、より軽量なDragonflyコアとカーボン補強を採用し、高速域での安定性と反発を最優先した設計。上級者やハードカービング志向のライダー向けで、初心者向け度は低いとされます。価格も1段上がります。
■ プロセス フライングVとの違い
同じFlying Vベンドを採用したフリースタイル寄りのモデルで、完全ツインシェイプ(前後対称)とやや柔らかめの設定が特徴。パークやグラトリを主目的にするならプロセス、オールマウンテンで幅広く滑りたいならカスタム、という位置づけで、価格はプロセスのほうがやや抑えめです。
よくある質問
Qカスタム フライングVは初心者でも乗れますか?
Aはい、バートンのミッドハイクラスの中では最も初心者向きとされるモデルの一つです。両足間のロッカーにより逆エッジが起きにくく、低速でもターンのきっかけを作りやすいため、ターン習得の段階から扱いやすいという声が多く聞かれます。ただし価格は初心者向けボードとしては高めなので、予算との相談は必要です。
Qカスタム カンバーとカスタム フライングV、どちらを選ぶべきですか?
A素材構成はほぼ共通で、違いはベンド形状です。カービングやスピードを重視し、逆エッジのリスクを受け入れられるならカンバー、逆エッジの不安を減らしてゲレンデ全体を幅広く遊びたいならフライングVが一般的な選び方です。専門店のレビューでも、カービングはカンバー、グラトリや扱いやすさはフライングVが優位と評価されています。
Qパウダーでも滑れますか?
Aノーズがやや長いディレクショナルシェイプと、両足間およびノーズ・テールのロッカーにより、同サイズのキャンバーボードより浮きやすいとされています。ゲレンデ脇の軽いパウダーや圧雪後の新雪程度であれば十分楽しめるという声が多い一方、深いパウダー専用の板ほどの浮力はないため、バックカントリーが主目的なら専用モデルの検討をおすすめします。
Qサイズはどう選べばいいですか?
A体重と用途を基準に、メーカーの推奨体重レンジから選ぶのが基本です。グラトリや操作性を優先するなら短め、高速安定性やパウダーでの浮力を優先するならやや長めを選ぶのが一般的です。足のサイズが大きい人(目安として27cm以上)は、ワイドサイズ(Wサイズ)も検討してください。
Q他社のビンディングでも取り付けられますか?
AバートンのThe Channelマウントは、対応するディスク(The Channel対応ディスク)が付属または別売されているビンディングであれば、他社製でも取り付け可能なケースが多いとされています。ただし相性が最も良いのはバートンのEST(チャンネル専用)ビンディングで、ボードのフレックスを活かしやすいという声があります。購入前に、使用予定のビンディングがThe Channelに対応しているか確認しましょう。
Q25-26モデルと24-25モデルの違いは何ですか?
A基本構成(Flying Vベンド、Super Fly II 700Gコア、The Channelなど)は継承されており、主な違いはグラフィックとされています。細部の仕様変更の有無は公式サイトや販売店の商品ページで確認してください。型落ちモデルは値引き幅が大きいことがあるため、グラフィックにこだわらなければ24-25モデルもコストパフォーマンスの良い選択肢です。
Q性能チャートの点数は何を根拠にしていますか?
Aメーカー公式スペック(ベンド形状・シェイプ・フレックス・コア・ベース素材など)と、国内外で一般的に語られる評価傾向をもとにした編集部の相対評価です。実測値ではなく、雪質・サイズ・セッティング・スキルによって感じ方は変わります。比較検討の目安としてご利用ください。
迷ったらこれ|この記事のNo.1

バートン カスタム フライングV(BURTON CUSTOM FLYING V)25-26モデル
参考価格 実勢価格 6万円台後半〜10万円台(定価ベースは10万円前後、店舗・時期で変動)
向いている人:逆エッジの不安を減らしながら、ゲレンデ全体を幅広く楽しみたい初心者〜中級者
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