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テニスガット張り替え(リストリング)ガイド|おすすめ4選
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テニスガット張り替え(リストリング)ガイド|おすすめ4選

テニスラケットのガット張り替え(リストリング)はいつ・どこに・どう頼めばいいのかをやさしく解説。切れる前のサイン、ショップとオンライン完結サービスの違い、費用の内訳、注文時に伝えるべき情報まで整理し、迷ったときの候補になるガット4選も紹介します。

公開:更新:執筆:SPOGEAR編集部

本記事にはアフィリエイト広告(PR)が含まれます。掲載商品は編集部が楽天市場・Yahoo!ショッピングで販売実態を確認したうえで選定しており、広告主の意向で評価を変えることはありません。編集方針を見る →

「ガットが切れたので張り替えたいのですが、何をどう頼めばいいですか」。テニスを始めて最初の張り替えのとき、多くの人がここで立ち止まります。ショップに行けばいいのは分かっていても、テンションを何ポンドにするか聞かれて答えられない、オンライン完結の張り替えサービスがあると聞いたけれど仕組みが分からない、そもそも料金がガット代込みなのか工賃だけなのかも判断できない――。張り替え自体はラケットを買うより単価が小さいぶん、情報が整理されないまま「とりあえず店員さんにお任せで」となりがちな作業でもあります。ですがガットは消耗品で、テニスを続ける限り数か月おきに必ず向き合うことになる工程です。この記事では、張り替えのタイミングの見極め方から、ショップ持ち込み・オンライン完結サービス・自分で張るDIYという3つの選択肢の違い、費用の内訳、注文時に伝えておきたい情報までを順番に整理しました。最後に、初めての注文でも選びやすいガット4選も紹介します。

この記事でわかること

  • ガットは「切れてから」ではなく「緩んでから」交換するもの
  • 張り替えのサインをチェックする
  • 頼み方は3通り — ショップ持ち込み・オンライン完結・自分で張る
  • 費用の内訳 — 「工賃」と「ガット代」は別々にかかる
  • 注文時に伝えたい5つの情報
  • 張り替え直後に気をつけたいこと
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迷ったときの候補になりやすいガット4選

ここからは実際の候補です。前提として「このガットに変えればすべて解決する」という話ではなく、銘柄選びは好みや目的によって変わります。初めての張り替えで銘柄を指定できない場合でも、この4本を候補として店員やオンラインサービスに伝えれば、多くの場合対応してもらえます。価格は記事作成時点の参考価格で、変動する場合があります。購入・注文前に最新の価格やゲージ展開を確認してください。

4本のうち1本目と2本目はナイロン系(モノ/マルチフィラメント)で価格も手頃な入門的な位置づけ、3本目と4本目はよりこだわりのある人向けの候補です。初めての張り替えなら1・2本目のどちらかを「おまかせ」で伝えても十分ですし、慣れてきたら3・4本目のようなモデル名を指定して依頼してみるのもよいでしょう。

どのガットを選んでも、テンションの指定を忘れないことが重要です。同じ銘柄でもテンションが変わると体感は大きく変わるため、銘柄選びとテンション指定はセットで考えるようにしてください。

No.1ゴーセン オージーシープ ミクロスーパー 硬式テニスガット [12mカット品/単張]
初めての張り替えに選びやすい定番

ゴーセン オージーシープ ミクロスーパー 硬式テニスガット [12mカット品/単張]

4.44(16件のレビュー)

参考価格980円(1.25mm/1.30mm、12mカット・単張)

国内メーカー・ゴーセンのロングセラーであるモノフィラメントガット。反発力・耐久性・打球感をバランス良くまとめたモデルで、初めての張り替えでとりあえず1本試したい人にも選びやすい価格帯です。

こんな人に初めての張り替えで、とりあえず価格を抑えて試したい人
ゲージ1.25mm/1.30mm(選択式)
カラーホワイト
構造モノフィラメント
レングス12mカットの単張タイプ
参考評価4.44(掲載時点レビュー16件、販売店調べ)

ここが良い

  • 芯糸を太くした構造で、モノフィラメントの中では耐久性が高いとされる
  • 価格が手頃で、頻繁に張り替えても総額を抑えやすい
  • 国内メーカー品で、取り扱っているショップ・ストリンガーを見つけやすい

注意点

  • マルチフィラメントの合成ガットと比べると、打球感の柔らかさはやや控えめとされる
  • ゲージ展開が1.25mm/1.30mmの2種類のみで、細めのゲージは選べない
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No.2バボラ(Babolat) Xcel エクセル 硬式テニスガット [お試し12mカット品]
柔らかい打感重視のマルチフィラメント

バボラ(Babolat) Xcel エクセル 硬式テニスガット [お試し12mカット品]

4.75(32件のレビュー)

参考価格1,680円(12mカット・単張、税込)

大手メーカー・バボラの定番マルチフィラメント。ポリウレタンを採用し、柔らかな打球感と耐久性の向上を両立させたモデルとして商品ページで案内されています。単張12mカットで、まず1本試してみたい人に向いています。

こんな人に腕や肘への負担を抑えたい人、柔らかい打球感を重視して張り替えたい人
ゲージ1.25mm/1.30mm
カラーナチュラル/ブルー/ブラック/レッド
レングス12m(単張カット)
素材マルチフィラメント(ポリウレタン使用)

ここが良い

  • ポリウレタン採用で柔らかな打球感、耐久性も高めた設計と商品ページで案内されている
  • 4色展開でラケットのカラーに合わせやすい
  • 掲載時点でレビュー評価4.75(32件)と評価が安定している

注意点

  • 単張12mカットのため、2本張り分にはカット数の調整が必要
  • マルチフィラメントは構造上、ポリエステルよりテンションがへたりやすい傾向があるとされる
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No.3ヨネックス ポリツアープロ(Yonex Poly Tour Pro) 硬式テニスガット [12mカット品]
ポリエステル系・比較的やわらかめ

ヨネックス ポリツアープロ(Yonex Poly Tour Pro) 硬式テニスガット [12mカット品]

4.17(18件のレビュー)

参考価格1,570円(12mカット・国内定価2,310円)

独自の「サーモプレストレッチ製法」により、耐久性とテンション維持力を高めているとされるヨネックスのポリエステル系ストリング。柔らかめの打球感で腕に優しいとされているのが特徴で、次回の張り替えでポリエステル系に切り替えてみたい人の候補になりやすいモデルです。

こんな人に球威やスピン性能を維持しつつ、次の張り替えでポリエステル系に切り替えたい人
ゲージ1.15mm/1.20mm/1.25mm/1.30mm
素材ポリエステル
カラーイエロー/グラファイト/ブルー
製法サーモプレストレッチ製法(耐久性・テンション維持を高めるとされる)
特徴柔らかめの打球感でヒジに優しいとされる
参考価格1,570円(国内定価2,310円)

ここが良い

  • ポリエステル系の中では柔らかめの打球感とされ、硬さが苦手な人でも試しやすい
  • 独自製法でテンション維持力が高いとされ、緩みによる張り替え頻度を抑えられる可能性がある
  • カラー展開が3色あり、見た目の好みでも選びやすい

注意点

  • ナイロン系ほどの柔らかさはなく、腕への負担軽減を最優先するならナイロン系のほうが向いている場合がある
  • ゲージによっては取り扱い店舗で在庫が変動しやすい
No.4テクニファイバー X-ONE BIPHASE(エックスワンバイフェイズ) 硬式テニスガット 1.24mm
ナイロン系(マルチフィラメント)・打感重視

テクニファイバー X-ONE BIPHASE(エックスワンバイフェイズ) 硬式テニスガット 1.24mm

4.61(51件のレビュー)

参考価格2,750円(メーカー希望小売価格4,730円)

ナイロン(ELASTYL)とポリウレタンを組み合わせたマルチフィラメント構造に、独自の「バイフェイズ処理」を施したフランス製ストリング。ナチュラルガットに近い柔らかい打球感と高い反発性、耐久性を両立しているとされ、張り替えのたびに安定した打感を求める人に長く支持されているモデルです。

こんな人に肘の負担を最優先で減らしたい人、柔らかい打球感で安定した張り替えを続けたい人
ゲージ1.24mm
素材/構造ナイロン(ELASTYL)+ポリウレタン、マルチフィラメント、バイフェイズ処理
カラーナチュラル/ブラック/レッド
原産国フランス
特徴柔らかさ・高反発性・耐久性を両立し、ナチュラルガットに近いフィーリングとされる
参考価格2,750円(メーカー希望小売価格4,730円)

ここが良い

  • マルチフィラメント構造で衝撃を吸収しやすく、腕への負担を抑えたい人に向いているとされる
  • ナチュラルガットに近い柔らかい打球感とされ、次回のマイガット選びにも選びやすい
  • カラー展開が3色あり、レビュー件数・評価も高めで実績のあるロングセラーモデル

注意点

  • ポリエステル系と比べるとテンションの低下がやや早いとされ、こまめな張り替えが前提になりやすい
  • 3本と比べて価格はやや高め(メーカー希望小売価格ベース)
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■ スペック比較表

商品ゴーセン オージーシープ ミクロスーパー 硬式テニスガット [12mカット品/単張]ゴーセン オージーシープ ミクロスーパー 硬式テニスガッ…バボラ(Babolat) Xcel エクセル 硬式テニスガット [お試し12mカット品]バボラ(Babolat) Xcel エクセル 硬式テニス…ヨネックス ポリツアープロ(Yonex Poly Tour Pro) 硬式テニスガット [12mカット品]ヨネックス ポリツアープロ(Yonex Poly Tou…テクニファイバー X-ONE BIPHASE(エックスワンバイフェイズ) 硬式テニスガット 1.24mmテクニファイバー X-ONE BIPHASE(エックスワ…
参考価格980円(1.25mm/1.30mm、12mカット・単張)1,680円(12mカット・単張、税込)1,570円(12mカット・国内定価2,310円)2,750円(メーカー希望小売価格4,730円)
購入
ゲージ1.25mm/1.30mm(選択式)1.25mm/1.30mm1.15mm/1.20mm/1.25mm/1.30mm1.24mm
カラーホワイトナチュラル/ブルー/ブラック/レッドイエロー/グラファイト/ブルーナチュラル/ブラック/レッド
構造モノフィラメント———
レングス12mカットの単張タイプ12m(単張カット)——
参考評価4.44(掲載時点レビュー16件、販売店調べ)———
素材—マルチフィラメント(ポリウレタン使用)ポリエステル—
製法——サーモプレストレッチ製法(耐久性・テンション維持を高めるとされる)—
特徴——柔らかめの打球感でヒジに優しいとされる柔らかさ・高反発性・耐久性を両立し、ナチュラルガットに近いフィーリングとされる
参考価格——1,570円(国内定価2,310円)2,750円(メーカー希望小売価格4,730円)
素材/構造———ナイロン(ELASTYL)+ポリウレタン、マルチフィラメント、バイフェイズ処理
原産国———フランス

※ 表は横にスクロールできます。仕様は販売ページの記載にもとづく目安です。

※ 価格・在庫は変動します。最新情報は各ストアでご確認ください。当サイトはアフィリエイトプログラムを利用しています。

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ガットは「切れてから」ではなく「緩んでから」交換するもの

ガットの張り替えというと、多くの人は「プツンと切れたら交換する」ものだとイメージしています。実際には、ガットは切れる何週間も前から少しずつ緩み続けており、切れた瞬間はいわば劣化の最終段階にすぎません。切れる前の緩んだ状態でプレーし続けている期間のほうが、むしろ長いことが多いとされています。

張った瞬間のテンションが100だとすると、使うたびに少しずつ数値は落ちていきます。ポリエステル系のガットであれば1〜2か月、ナイロン系(マルチフィラメント)でも2〜3か月ほどでかなりの割合が失われるとされ、見た目には切れていなくても「別のガット」のような感触になっていることは珍しくありません。ボールが飛びすぎる、スピンがかかりにくい、面がフワフワすると感じたら、それは劣化のサインである可能性があります。

この記事は「張り替え」という工程そのものに焦点を当てています。テンションを何ポンドにすべきか、ポリエステル系とナイロン系のどちらが自分に合うかといった判断基準は、当サイトの別記事(テンションの決め方、マルチフィラメント・ポリエステル比較)で詳しく扱っているので、気になる方はあわせて読んでみてください。ここでは「いつ」「どこに」「どう頼めば」失敗なく張り替えられるかを中心に進めます。

なお、張り替えを先延ばしにすることのデメリットは、球威やコントロールが落ちることだけではありません。極端に緩んだガットのまま強く打ち続けると、フレームの特定の部分に負荷が偏り、フレーム自体の寿命を縮める一因になるとも言われています。ガット代を惜しんで張り替えを先延ばしにした結果、より高額なフレームを傷めてしまっては本末転倒です。

この記事のスタンス

張り替えの効果や体感には個人差があります。「このガットに変えれば劇的に変わる」という断定は避け、「〜とされる」「〜傾向がある」という表現にとどめています。判断材料の一つとして読んでください。

張り替えのサインをチェックする

ガットが物理的に切れていなくても、以下のサインが複数当てはまるなら張り替えを検討したい時期です。一つだけなら様子見でもかまいませんが、複数重なってきたら「そろそろ」のサインと考えてください。

厄介なのは、緩みは毎回のプレーの中で少しずつ進むため、自分では気づきにくいという点です。練習日誌やスマホのメモに最後に張り替えた日付を記録しておくと、感覚だけに頼らず判断しやすくなります。試合や大事な練習会の前は、直前ではなく数日〜1週間前に張り替えて、新しい張り上がりに体を慣らしておくと安心です。張りたてはテンションが高く感じられることが多く、いきなり本番で使うと打感の違いに戸惑うことがあります。

■ 打感の変化

ボールを当てたときに「ボヨンと弾く」「面がフワフワする」感覚が増えていたら、ストリングのたわみが大きくなっている、つまりテンションが落ちているサインです。逆に「急に硬く感じる」場合は、ガット自体が伸びきって動かなくなっている可能性もあります。

■ 飛びすぎ・スピン不足

いつもと同じ力加減で打っているのにボールがオーバーしやすい、以前よりスピンがかかりにくいと感じたら、反発力や食いつきが変化しているサインです。特にポリエステル系は劣化が進むと「スナップバック」と呼ばれる戻りの動きが鈍くなり、回転量が落ちやすいとされています。

■ ストリングの見た目

メインとクロスの交差部分が大きくズレたまま戻らない、指で押すと簡単に動く、毛羽立ちや白い粉状の削れが目立つといった状態は、劣化が進んでいる目に見えるサインです。切れていなくてもこの状態なら張り替えを検討してください。

■ 使用期間

週1回程度の練習でも、ポリエステル系は1〜2か月、ナイロン系(合成ガット)でも2〜3か月を過ぎると、切れていなくてもテンションはかなり落ちているとされています。週3回以上プレーする人は、この半分程度が目安です。使わない期間が長くても、時間の経過とともに樹脂は劣化するため「張ったまま1年放置」も避けたいところです。

頼み方は3通り — ショップ持ち込み・オンライン完結・自分で張る

実際に張り替えるとなったとき、選択肢は大きく3つに分かれます。それぞれメリットとデメリットがあり、どれが正解ということはありません。自分の生活スタイルと、こだわりたいポイントで選んでください。

どの方法を選ぶにしても、ガットの銘柄とテンションさえ決まっていれば、依頼自体は難しくありません。次の章では、実際にかかる費用の内訳を見ていきます。

■ テニスショップ・スポーツ用品店に持ち込む

最も一般的な方法です。店頭でガットの銘柄・ゲージ・テンションを相談しながら決められるのが最大の利点で、初めての張り替えで不安がある人には特に向いています。仕上がりまでの日数は即日〜数日が一般的で、店舗によっては当日中の仕上げに対応していることもあります。ラケットショップだけでなく、テニススクールが併設のストリングサービスを提供している場合も多く、通っているスクールがあればまず確認してみる価値があります。

■ オンライン完結の宅配ストリングサービスを使う

近くに信頼できるショップがない、平日は持ち込む時間が取れないという人向けの選択肢です。専用の梱包キットにラケットを入れて発送し、希望のガットとテンションを指定すると、数日〜1週間程度で張り上がったラケットが返送される仕組みが一般的です。店頭より対応できるガットの銘柄が豊富なサービスもある一方、往復の配送日数がかかるため、直前に慌てて依頼すると間に合わないことがあります。試合や大会前に利用する場合は、余裕を持ったスケジュールで申し込んでください。

■ 自分でストリングマシンを使って張る(DIY)

月に何本も張り替える上級者や、複数人分のラケットを管理するチームの担当者などに向いた選択肢です。初期投資としてストリングマシン(手動でも数万円〜)と工具が必要になり、習熟にも時間がかかりますが、慣れれば工賃分のコストを抑えられ、好きなタイミングで張り替えられる自由度があります。初めての張り替えでいきなりDIYに挑戦するのはハードルが高いため、まずはショップやオンラインサービスで数回経験してから検討することをおすすめします。

費用の内訳 — 「工賃」と「ガット代」は別々にかかる

張り替え費用について混乱しやすいのが、「工賃(張り替え作業そのものの料金)」と「ガット代(ストリング本体の材料費)」が別々に発生するという点です。商品ページや店頭の「張り替え◯◯円〜」という表示が、この2つのどちらを指しているのか、あるいは両方込みなのかを確認しておくと、想定外の出費に驚かずに済みます。

工賃の相場は、店舗やサービスによって幅がありますが、おおむね1,000〜2,500円程度が一般的とされています。ハイブリッド張り(メインとクロスで異なる銘柄・テンションを使う張り方)を依頼する場合は、通常より手間がかかるぶん追加料金がかかることもあります。

ガット代は銘柄によって差が大きく、ナイロン系(合成ガット)の手頃なモデルであれば1,000円前後から、ポリエステル系の定番モデルで1,500〜2,500円程度、ツアーモデルや輸入銘柄になると3,000円を超えることもあります。オンラインで単張り(12mカットでラケット1本分)のガットをあらかじめ購入しておき、それを持ち込んで工賃だけを支払うという方法も可能です。この場合、ガット単体の価格と店頭でのセット価格を比べて、どちらが総額で安いか確認しておくとよいでしょう。

合計すると、初めての張り替えでは工賃+ガット代でおおよそ2,500〜5,000円程度が目安になることが多いです。オンライン完結サービスの場合は、これに送料が加わることもあるため、申し込み前に総額表示を必ず確認してください。「張り替え1,000円」のような広告表示がガット代別なのか込みなのかは、サービスによって差が大きい部分です。

ケース・グリップテープの持ち込みも忘れずに

張り替えの際、ついでにグリップテープの巻き直しを頼めるショップも多くあります。ガットの緩みと同じく、グリップも消耗品です。張り替えのタイミングで一緒に見てもらうと、往復の手間を1回にまとめられます。

注文時に伝えたい5つの情報

店頭でもオンラインでも、あらかじめ以下の情報を整理しておくと、思っていたのと違う仕上がりになるのを防げます。銘柄まで決め切れていなくても、優先したいことを言葉にできれば、店員やサービス側から候補を提案してもらえます。

  1. 1ガットの銘柄・素材を伝える。「このガットで」と指定できなくても、「ポリエステル系でスピンをかけやすいもの」「ナイロン系で柔らかい打感のもの」のように希望を伝えれば、候補を提案してもらえます。
  2. 2希望のテンションを数値で伝える。「ちょっと柔らかめで」ではなく「48ポンドでお願いします」のように具体的な数値で伝えると、狙った仕上がりに近づきます。初めてで分からない場合は、ラケットに貼られた推奨テンションの範囲(◯〜◯ポンド)の中央値を伝えるとよいでしょう。
  3. 3ハイブリッド張りを希望する場合はその旨を伝える。メインとクロスで銘柄やテンションを変える張り方は、事前にどちらをどう変えたいか整理しておくとスムーズです。迷う場合は「おまかせ」と伝えてもかまいません。
  4. 4前回のテンションと感想を伝える。「前回50ポンドで、少し飛びすぎた」のように伝えると、店員が調整の方向性を判断しやすくなります。過去の張り替え日と銘柄をメモしておく習慣があると、この会話がスムーズになります。
  5. 5仕上がりの希望日を伝える。試合や大事な練習の前であれば、直前ではなく数日〜1週間前に仕上がるよう余裕を持って依頼してください。オンラインサービスは配送の往復日数が読みにくいことがあるため、特に早めの申し込みが安心です。

同じ指定でも店舗ごとに差が出ることがある

テンションは「◯ポンド」と数値で指定しても、張り機の種類や職人の張り方のクセによって、実際の仕上がりに差が出ることがあります。同じ50ポンド指定でも、店舗Aでは硬めに感じ、店舗Bでは柔らかめに感じる、ということは珍しくありません。気に入った仕上がりに出会えたら、次回以降は同じ店舗・同じ担当者に依頼すると再現性が高くなります。

張り替え直後に気をつけたいこと

張り上がったラケットを受け取ったら、そのままいきなり試合で使うのではなく、いくつか確認しておきたいポイントがあります。

まず、張りたての状態はテンションが最も高く、時間とともに少しずつ落ち着いていきます。張った直後は「思ったより硬い」「飛ばない」と感じることがありますが、数回の練習で馴染んでくることが多いため、1回打っただけで「合わない」と判断しないほうが無難です。可能であれば、大事な試合の数日〜1週間前に張り替えて、体を慣らす期間を作ることをおすすめします。

受け取り時には、指定した銘柄・テンション・ゲージが伝票や商品ラベルと一致しているかを確認してください。特にオンラインサービスでは、返送されたラケットに張り替え内容が明記された用紙が同封されていることが多く、次回の依頼時に参照できるので保管しておくと便利です。

また、グロメット(フレームの穴に沿って並ぶ樹脂製の部品)の状態も見ておきたいポイントです。張り替えの際にグロメットが割れていたり欠けていたりすると、ガットがフレームに直接触れて摩耗が早まる原因になります。多くのショップは張り替え時に劣化したグロメットを指摘してくれますが、気になる場合はこちらから確認してみてください。

張り上がったガットは、使わない期間も少しずつ劣化が進みます。頻繁にプレーしない時期でも、直射日光の当たる場所や夏場の車内にラケットを放置すると、ガットとフレーム双方の劣化を早めるとされています。専用ケースに入れ、できるだけ高温多湿を避けた場所で保管する習慣をつけておくと、次の張り替えまでの期間を長く保ちやすくなります。

よくある質問

Qガットは切れていなくても張り替えたほうがいいですか?

Aはい。テンションは切れる前から少しずつ緩んでいくため、打感がボヨンとする、いつもよりオーバーしやすい、使用開始から1〜2か月以上経っているといったサインが複数当てはまるなら、切れていなくても張り替えを検討する時期です。

Q張り替えの費用はどれくらいかかりますか?

A工賃(1,000〜2,500円程度が目安)とガット代(銘柄により1,000〜3,000円程度)が別々にかかるのが一般的です。合計するとおおむね2,500〜5,000円程度が目安になりますが、ハイブリッド張りや輸入銘柄を選ぶとこれより高くなることもあります。表示価格がガット代込みかどうかは事前に確認してください。

Qオンライン完結の張り替えサービスとショップ持ち込み、どちらがおすすめですか?

A初めての張り替えで不安があるなら、その場で相談しながら決められるショップ持ち込みが安心です。近くに信頼できるショップがない、平日は時間が取れないという場合は、オンライン完結サービスも選択肢になります。ただし配送の往復日数がかかるため、試合前などは余裕を持って申し込む必要があります。

Qテンションを指定しないで頼んでも大丈夫ですか?

A「おまかせ」でも対応してもらえることが多いですが、店員側もラケットに合わせて標準的な数値を選ぶことになるため、自分の好みが分かってきたら数値で指定したほうが狙った仕上がりに近づきます。前回のテンションと感想を伝えられると、より調整してもらいやすくなります。

Q張り替え直後にすぐ試合で使っても大丈夫ですか?

A張りたてはテンションが最も高く、時間とともに少しずつ落ち着いていきます。大事な試合の直前ではなく、数日〜1週間前に張り替えて体を慣らしておくと、本番での違和感を減らせます。

Q自分でストリングマシンを使って張ることはできますか?

A可能ですが、マシンや工具の初期投資と、ある程度の習熟が必要です。月に何本も張り替える上級者やチームの担当者に向いた選択肢で、初めての張り替えでいきなり挑戦するのはハードルが高いため、まずはショップやオンラインサービスで数回経験してから検討することをおすすめします。

Qガットの銘柄が決められないのですが、どうすればいいですか?

Aこの記事で紹介した4本のような定番モデルを候補として伝えれば、多くのショップやオンラインサービスで対応してもらえます。「ナイロン系で柔らかめ」「ポリエステル系でスピンをかけやすいもの」のように、優先したいことだけ伝えても候補を提案してもらえることが多いです。

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