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暑い季節に走っていると、額から流れ落ちた汗が目に入ってしみたり、伸びてきた前髪が視界を遮ってわずらわしく感じたりすることがあります。信号待ちのたびにシャツの袖で汗を拭う癖がついている人も少なくないはずです。こうした地味だけれど積み重なるとストレスになる悩みを解決してくれるのが、リストバンドとヘッドバンドという小さなアイテムです。シューズやウェアに比べると後回しにされがちな存在ですが、実際に使ってみると「なぜもっと早く導入しなかったのか」と感じる人が多いのも事実です。とはいえ、いざ選ぼうとすると、素材や吸汗性能、サイズ表記など、見慣れない情報が並んでいて迷ってしまうこともあります。この記事では、リストバンドとヘッドバンドそれぞれの役割や選ぶときに見るべきポイントを整理したうえで、購入候補に挙がりやすい4点を比較して紹介します。
この記事でわかること
- なぜランニングにリストバンド・ヘッドバンドが必要なのか
- ヘッドバンドを選ぶときに見るべき3つのポイント
- リストバンドを選ぶときに見るべき3つのポイント
- 素材で選ぶ2タイプ
- 選び方の3ステップ
- 季節・シーンで選び方を変える
ランニング用リストバンド・ヘッドバンドおすすめ4選
ここからは選定した候補の紹介です。先にお伝えしておくと、どれが最も優れているという話ではなく、素材や用途の異なる4点を選びました。いずれもメーカーの商品ページ上で汗対策・スポーツ用として案内されているものです。こちらの価格は記事作成時点の目安です。日々変動する可能性があります。購入前に商品ページで最新の価格・在庫・カラーを確認してください。
4点を並べると、ヘッドバンド2点・リストバンド2点という構成で、それぞれ役割の異なる悩みに対応しています。ミズノは反射素材による安全性、アディダスはクライマクールによる吸汗性能とサイズ選択の幅、ナイキはカラーバリエーションと両手セット、アシックスは価格の手頃さという特徴を持つ製品です。
自分にフィットするのは、走る時間帯や汗のかきやすさ、予算によって変わります。早朝・夜間にも走るならミズノ、サイズをしっかり合わせたいならアディダス、カラーにこだわりたいならナイキ、まず費用を抑えて試したいならアシックス、という視点で比較すると、選びやすくなります。購入を検討する際は、価格・仕様が変わっている可能性があるので商品ページも確認してください。
なお、ヘッドバンドとリストバンドは併用してこそ効果を実感しやすいアイテムです。予算に余裕があれば、ヘッドバンドを1点・リストバンドを1点という組み合わせで揃えてみるのもおすすめです。いずれも数百円〜数千円程度で購入できるため、シューズやウェアを新調するタイミングで一緒に検討してみるとよいでしょう。

ミズノ公式 ランニングヘッドバンド ユニセックス ブラック J2JYD50309
参考価格2,200円
ミズノ公式オンラインストアが直接販売する、ランニング専用のヘッドバンド。シンプルなデザインでどんなウェアにも合わせやすく、再帰反射プリントが施されているため、暗い時間帯のランニングでも視認性を高めやすいとされています。
ここが良い
- ミズノ公式オンラインストアが直接販売しており、正規品として安心して購入しやすい
- 再帰反射プリント付きで、早朝・夜間のランニングでも視認性を高めやすいとされる
- シンプルなデザインでカラーもホワイト・ブラックの2色から選びやすい
注意点
- 4点の中では送料がかかる場合があり、価格+送料でやや高めになる
- 幅が控えめなため、吸汗できる面積を最優先したい人には物足りない場合がある

アディダス RUNNING CLIMACOOL HEADBAND V8147
参考価格1,999円
アディダス独自のクライマクールテクノロジーを採用したランニング専用ヘッドバンド。ソフトで軽量なジャージー生地とメカニカルストレッチ素材により、ペースが上がる場面でもフィット感を保ちやすいとされています。リフレクティブディテール付き。
ここが良い
- 3サイズから選べるため、頭囲が大きめ・小さめの人でもフィット感を調整しやすい
- クライマクールテクノロジーによる吸汗・拡散性能が謳われている
- リフレクティブディテール付きで、スタイリッシュさと視認性を両立しているとされる
注意点
- 在庫のあるサイズ・カラーが限定的な場合がある
- ゆうパケット発送のため、日時指定ができない場合がある
ナイキ スウッシュ クラシック ダブルワイド リストバンド BN4000(2個セット)
4.75(4件のレビュー)
参考価格1,870円
ナイキの定番リストバンドシリーズのダブルワイドタイプ。ストレッチ素材でしっかりフィットし、スウッシュの刺繍入り。両手用の2個セットで、全11色のカラーラインナップから選べます。
ここが良い
- 全11色と圧倒的なカラーバリエーションから好みの組み合わせを選びやすい
- ダブルワイド設計で吸汗できる面積が広く、汗をかきやすい人にも対応しやすい
- 2個セット(両手用)で、片手ずつ購入する手間がない
注意点
- 綿を含む素材のため、化学繊維中心のモデルに比べると乾きにくい場合がある
- 幅が広いぶん、手首まわりの締め付けを窮屈に感じる人もいる

アシックス公式 リストバンド 3033B872
参考価格825円
アシックス公式ストアが販売する、トレーニング・ランニング向けのリストバンド。速乾性を意識した設計で、ユニセックスで使いやすいシンプルなデザインが特徴です。4点の中でもっとも手頃な価格帯です。
ここが良い
- アシックス公式ストアが直接販売しており、正規品として安心して購入しやすい
- 4点の中でもっとも価格が手頃で、まず試してみたい人にリスクが少ない
- シンプルなデザインでユニセックスに使いやすい
注意点
- 商品ページ上の仕様情報がやや簡潔で、素材の詳細な混率までは確認しにくい
- 1個入りのため、両手分揃えたい場合は2個購入する必要がある
■ スペック比較表
| 商品 | ミズノ公式 ランニングヘッドバンド ユニセックス ブラッ… | アディダス RUNNING CLIMACOOL HEAD… | アシックス公式 リストバンド 3033B872 | |
|---|---|---|---|---|
| 参考価格 | 2,200円 | 1,999円 | 1,870円 | 825円 |
| 購入 | ||||
| サイズ | F(フリーサイズ、後丈AD約5cm) | OSFW(54-57cm)/OSFX(57-60cm)/OSFL(60-63cm) | 約7cm×13cm | — |
| 素材 | ポリエステル・ポリウレタン | ポリエステル84%・ポリウレタン16% | 綿70%・ナイロン19%・ポリエステル7%・ゴム4% | 速乾性素材(商品ページ記載) |
| カラー | ブラック(ホワイトもあり) | ヘイローグリーン/ブラック/フローズンパープル | — | — |
| 特徴 | 再帰反射プリント付き | クライマクールテクノロジー・リフレクター付き | スウッシュ刺繍入り・ストレッチ素材 | — |
| 原産国 | タイ製 | — | — | — |
| 発売シーズン | 2026年秋冬 | — | — | — |
| セット内容 | — | — | 2個入り(両手用) | — |
| カラー展開 | — | — | 全11色 | — |
| 対応シーン | — | — | — | トレーニング・ランニング・ジム |
| 販売元 | — | — | — | アシックス公式ストア楽天市場店 |
※ 表は横にスクロールできます。仕様は販売ページの記載にもとづく目安です。
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なぜランニングにリストバンド・ヘッドバンドが必要なのか
ランニング中の発汗量は、気温や湿度、走るペースによって大きく変わりますが、特に額や頭部からの汗は重力に従って目や顔に流れ込みやすく、走っている最中に視界がにじんだり、目にしみて痛みを感じたりする原因になります。信号待ちのたびに立ち止まって汗を拭う、あるいは走りながらシャツの裾で顔を拭うといった動作は、ペースを乱すだけでなく、転倒などのリスクにもつながりかねません。
ヘッドバンドは額の汗を吸収し、目に流れ込むのを防ぐと同時に、前髪を押さえてまとめる役割も果たします。特に髪が長い人や前髪がある人にとっては、視界の確保という意味でも見逃せないアイテムです。一方リストバンドは、手首に汗を吸収させておき、顔周りの汗をサッと拭き取るための「拭き取り用の道具」として使われることが多く、汗をかいた手のひらでスマートフォンやGPSウォッチを操作する際の滑り止めとしても役立つとされています。
どちらも数百円から数千円程度で購入できる小物ですが、実際に使い始めると「顔を拭う動作でリズムを崩さなくなった」「汗が目にしみなくなり、暑い時期でも走ることへの抵抗感が減った」という声が聞かれます。シューズやウェアのような大きな買い物ではないぶん、まず試してみるハードルが低いという点も、初めてのランニンググッズとして選ばれやすい理由の一つです。
特に春から夏にかけての気温が上がる時期や、フルマラソン・ハーフマラソンのような長時間の大会に出場する予定がある人にとっては、汗対策のグッズを準備しておくかどうかで、走っている最中の快適さがかなり変わってきます。大会当日になって「用意しておけばよかった」と後悔しないよう、走行距離が伸びてきたタイミングで検討してみることをおすすめします。
なお、この記事で扱うのは主に舗装路を走るロードランニングを想定した汗対策用のリストバンド・ヘッドバンドです。防寒目的の厚手のニット素材のヘッドバンドや、トレイルランニングで使われる高機能な冷感タイプなど、用途によって選ぶべき素材は変わってきます。まずは自分がどんなシーンで使いたいのかを整理したうえで、以下のポイントを参考にしてください。
また、意外と見落とされがちなのが「メガネやサングラスとの相性」です。ランニング中にサングラスを着用する人にとって、ヘッドバンドの締め付けがテンプル(つる)部分と干渉し、ずれやすくなったり頭が痛くなったりすることがあります。サングラスを普段から使う人は、幅が狭めで締め付けが控えめなタイプを選ぶか、実際に併用した状態で違和感がないか確認しておくと安心です。同様に帽子やキャップと併用する場合も、ヘッドバンドの厚みによって帽子がきつく感じられることがあるため、組み合わせを想定して選ぶとよいでしょう。
この記事のスタンス
商品ごとの特徴については効果を確約するものではないので、「〜とされる」といった表現で紹介しています。フィット感や吸汗性の感じ方には個人差が大きく、状況によって差があるためです。判断材料として使い、可能であれば購入前に実店舗で試着することをおすすめします。
ヘッドバンドを選ぶときに見るべき3つのポイント
ヘッドバンドの商品ページには、素材、幅(サイズ)、装着方式といった情報が並んでいます。すべてを細かく比較する必要はありませんが、初めて選ぶ人はまず「吸汗速乾性」「幅・フィット感」「反射素材の有無」の3点を見ておくと失敗しにくくなります。
吸汗速乾性は、汗をどれだけ素早く吸収し、乾かせるかという性能です。商品ページに「Dri-FIT」「クライマクール」といった各ブランド独自のテクノロジー名が記載されている場合、多くはポリエステルを中心とした化学繊維で、汗を素早く吸収して外側に逃がす構造になっているとされています。綿(コットン)素材は肌触りが柔らかく人気がありますが、吸水したあとは乾きにくく、長時間のランニングでは重たく感じられることがあるとも言われています。
幅・フィット感については、幅が広いタイプほど吸汗できる面積が広く、汗をかきやすい人向けとされる一方、頭にしっかり密着させる必要があるため、締め付け感が気になる人もいます。逆に幅が細めのタイプは、髪をまとめる用途を重視したい人や、締め付け感が苦手な人に向いているとされています。多くの商品はフリーサイズ(伸縮性のある生地で頭囲に合わせて伸びる作り)ですが、頭が小さめ・大きめの人は、商品ページに記載された対応サイズの目安(多くは54〜63cm程度)を確認しておくと安心です。
反射素材(リフレクター)の有無は、早朝や夜間に走る機会がある人にとって重要なポイントです。街灯の少ない道や車通りのある道を走る際、ヘッドバンドに反射プリントが入っていると、ドライバーや自転車から視認されやすくなり、安全性を高める効果が期待できるとされています。日中しか走らない人であれば必須ではありませんが、時間帯を問わず走る習慣がある人は候補に入れておくとよいでしょう。
デザイン・カラー展開も、継続してつけるかどうかに意外と影響する要素です。黒やグレーといった落ち着いた色は、汗ジミが目立ちにくく、複数のウェアと合わせやすいという利点があります。一方で、蛍光色や明るいカラーのヘッドバンドは、早朝・夜間のランニングでの視認性向上にもつながるほか、大会やイベントでは遠くからでも仲間から見つけてもらいやすいという実用的なメリットもあります。単なる好みの問題と思われがちですが、安全性や実用面から見てもカラー選びには理由があると考えると、選ぶ楽しみも広がります。
リストバンドを選ぶときに見るべき3つのポイント
リストバンドは構造がシンプルなぶん選びやすいアイテムですが、素材の厚み・セット内容(片手用か両手用か)・スマートウォッチとの干渉の3点は事前に確認しておきたいポイントです。
素材の厚みは、汗の吸収力と装着感のバランスに関わります。厚手でパイル地(タオルのようにループ状に織られた生地)のリストバンドは吸汗力が高いとされる一方、手首まわりがやや窮屈に感じられることもあります。薄手でストレッチ性の高い生地は装着感が軽く、長時間つけていても気になりにくいとされていますが、吸汗力は厚手タイプにやや劣るとも言われています。汗をかきやすい人は厚手タイプ、装着感を重視したい人は薄手タイプを目安に選ぶとよいでしょう。
セット内容も見落としがちなポイントです。多くのブランドは2個セット(両手用)で販売されていますが、中には1個入り(片手用)の商品もあります。両手とも汗を拭き取りたい場合は2個セットを、コストを抑えたい場合や利き手側だけ使いたい場合は1個入りを選ぶと、無駄なく購入できます。
GPSウォッチやスマートウォッチを普段使っている人は、リストバンドの装着位置が時計とかぶらないか確認しておくことをおすすめします。時計のすぐ上(腕側)につける、あるいは時計を外して手首の汗を拭く、といった運用になるケースが多く、リストバンドと時計を同時にぴったり同じ位置につけるのは難しい場合があります。試着の際は、実際に時計をつけた状態でリストバンドを装着し、干渉しないかを確認すると安心です。
また、リストバンドは汗拭き以外の使い道もあります。ジムでのウエイトトレーニングの合間や、テニス・バスケットボールなど他のスポーツにも流用できるため、ランニング専用として考えず「汗をかくスポーツ全般で使える小物」として捉えると、コストパフォーマンスの面でも納得感が出やすくなります。逆に言えば、ランニング専用と明記されていない汎用モデルであっても、吸汗性や装着感さえ好みに合えば十分に候補になるということでもあります。
ヘッドバンドとリストバンドは併用がおすすめ
どちらか一方だけでも効果はありますが、額の汗はヘッドバンドで、顔周りに流れた汗や手のひらの汗はリストバンドで拭う、というように役割分担させると、レース中や暑い時期のランニングでも汗によるストレスをかなり減らせるとされています。価格も手頃なため、両方セットで揃えている人も多く見られます。
素材で選ぶ2タイプ
リストバンド・ヘッドバンドの素材は、大きく「化学繊維(ポリエステル・ナイロン系)」と「天然繊維(綿・パイル地)」の2タイプに分けられます。それぞれの特徴を知っておくと、自分の走るシーンや汗のかきやすさに合わせて選びやすくなります。
■ 化学繊維(吸汗速乾)タイプ
ポリエステルを中心に、Dri-FITやクライマクールといった独自技術で汗を素早く吸収・拡散する設計が多いタイプです。乾きが早く、汗をかいても重たくなりにくいとされ、暑い時期や長時間のランニングに向いているとされています。反射素材が組み込まれた商品もこのタイプに多く見られます。
■ 天然繊維(パイル地)タイプ
綿を中心としたタオル地に近い風合いの生地で、肌触りが柔らかく、瞬間的な吸水力に優れているとされています。ただし乾きにくいため、長時間の使用では汗を吸いきれず重たく感じられることがあります。短距離のジョギングや、屋内でのトレーニングに向いているタイプです。
選び方の3ステップ
ここまでの知識を踏まえて、実際にリストバンド・ヘッドバンドを選ぶ手順を3ステップに整理しました。順番に沿って絞り込んでいけば、初めてでも大きく外さない選択がしやすくなります。
- 1自分が困っている悩みを明確にする。「汗が目に入るのが気になる」ならヘッドバンド優先、「顔を拭う動作でペースが乱れる」ならリストバンド優先、「両方気になる」ならセットでの導入を検討します。
- 2走るシーン・時間帯を確認する。早朝・夜間に走る機会が多いなら反射素材つきのヘッドバンドを、暑い時期がメインなら吸汗速乾性の高い化学繊維タイプを、屋内トレーニングが中心ならパイル地タイプも候補に入れます。
- 3サイズ・セット内容を確認して購入する。ヘッドバンドはフリーサイズが多いものの対応頭囲を、リストバンドは片手用か両手用かを商品ページで確認してから購入すると、届いてから「思っていたのと違った」という失敗を防ぎやすくなります。
洗い替え用にもう1セット
汗を大量に吸収するアイテムのため、毎回洗濯してから使うのが基本です。週に何度も走る習慣がある人は、洗濯中に手持ちがなくなることを避けるため、もう1セット用意しておくと安心して運用できます。
季節・シーンで選び方を変える
ランニングを続けていると、季節によって必要な汗対策が変わってくることに気づきます。真夏と真冬とでは発汗量そのものが大きく異なりますし、大会本番と普段の練習とでも重視したいポイントは変わります。ここでは季節・シーン別に、選び方のヒントを整理しておきます。
真夏の高温多湿な時期は、とにかく吸汗速乾性を最優先に考えたいところです。汗の量が多くなるぶん、化学繊維中心のダブルワイドタイプのリストバンドや、幅広タイプのヘッドバンドを選んでおくと、こまめに拭き取れる面積が広く安心感があります。逆にこの時期に綿素材の厚手タイプを選ぶと、汗を吸いきれずにびしょ濡れの状態が続き、かえって不快に感じることもあるため注意が必要です。
春・秋の過ごしやすい時期は、発汗量が真夏ほど多くないため、素材にこだわりすぎずデザインや装着感を優先して選んでも失敗しにくい時期です。この時期に何点かまとめて試してみて、自分の好みの素材やフィット感を把握しておくと、次に真夏用・真冬用を選ぶときの判断基準にもなります。
冬場は汗の量自体は減りますが、防寒目的でヘッドバンドを使う人も多く見られます。耳まで覆うタイプの厚手のニット素材のヘッドバンドは、防寒性は高いものの吸汗速乾性には劣る場合があるため、この記事で紹介しているような汗対策用のヘッドバンドとは選ぶ基準が異なる点に注意してください。冬でも汗をかきやすい人(厚着をしすぎている、坂道が多いコースを走るなど)は、薄手の吸汗タイプを冬用ウェアの下に着用するという選択肢もあります。
大会本番のようにペースを上げて長時間走り続けるシーンでは、練習のとき以上に汗の量が増える傾向があります。普段の練習で使っているものをそのまま大会用に流用するのではなく、大会前に一度、本番と同じくらいの強度で試し使いをしておくと、当日になって「思ったより汗を吸いきれない」といった想定外のトラブルを避けやすくなります。
サイズ・フィット感で失敗しないために
リストバンド・ヘッドバンドは価格が手頃なぶん、サイズ選びで多少失敗しても大きな損失にはなりませんが、走っている最中の快適さを左右する要素でもあるため、いくつかのポイントを押さえておくと安心です。
ヘッドバンドの多くはフリーサイズ表記ですが、伸縮性のある生地とはいえ、頭囲が大きめの人はきつく感じたり、逆に頭囲が小さめの人はずれ落ちやすくなったりすることがあります。商品ページに対応頭囲の目安(多くは54〜63cm程度)が記載されている場合は確認し、自分の頭囲に近いか照らし合わせておくと失敗しにくくなります。
リストバンドは、手首の太さに対して伸縮性のある生地で対応しているモデルがほとんどですが、ダブルワイドタイプのように幅が広い商品は、手首だけでなく前腕の太さも考慮したほうがよい場合があります。試着ができない通販での購入時は、レビューに「きつい」「ゆるい」といったサイズ感のコメントがないか確認するのも参考になります。
また、走っているうちにヘッドバンドがずれてくる、リストバンドが緩んでくるといった悩みがある場合は、生地の伸縮性が低下している(劣化している)可能性もあります。洗濯を繰り返すうちに伸縮性は徐々に落ちていくとされているため、フィット感の低下を感じたら買い替えのサインと考えてよいでしょう。
洗濯時の注意点
汗を吸収したまま長時間放置すると、雑菌の繁殖や臭いの原因になります。使用後はできるだけ早めに洗い、風通しの良い場所で乾燥させることをおすすめします。乾燥機の熱でゴム部分やストレッチ素材が劣化しやすいとされているため、自然乾燥が無難です。
買ったあとに気をつけたいこと
リストバンド・ヘッドバンドは消耗品としての側面が強いアイテムです。長く快適に使うために、購入後に気をつけたいポイントをまとめました。
まず洗濯の頻度です。汗を吸収する道具である以上、毎回のランニング後に洗うのが理想的です。特に夏場は雑菌が繁殖しやすいため、複数枚をローテーションで使い、洗濯中も手持ちがなくなることのないようにしておくと運用がスムーズです。
次に生地の劣化です。ストレッチ素材やゴムを含む製品は、使用と洗濯を繰り返すうちに徐々に伸縮性が落ちていきます。フィット感が緩くなった、ずれやすくなったと感じたら、買い替えを検討するタイミングです。価格が手頃なアイテムだからこそ、無理に使い続けず、こまめに新調する人も少なくありません。
最後に、直射日光や高温多湿の場所での保管は避けたほうが無難です。化学繊維や反射プリントは、紫外線や熱によって劣化が早まる場合があるとされています。使わないときは風通しの良い引き出しなどにしまっておくと、色あせや反射性能の低下を防ぎやすくなります。
こうした細かなケアは地味に思えるかもしれませんが、汗対策グッズは走るたびに使う頻度の高いアイテムです。日々のちょっとしたメンテナンスの積み重ねが、結果として長く快適に使い続けられるかどうかを左右します。
よくある質問
Qヘッドバンドとリストバンド、どちらを先に揃えるべきですか?
A汗が目に入って走りにくいと感じる人はヘッドバンドを、汗を拭う動作でペースを乱しがちな人はリストバンドを優先するとよいでしょう。両方とも価格が手頃なため、迷ったら両方セットで揃えてしまうのも一つの方法です。
Qヘッドバンドのサイズはフリーサイズで問題ありませんか?
A多くのヘッドバンドは伸縮性のある生地でフリーサイズに対応していますが、頭囲が大きめ・小さめの人は商品ページに記載された対応頭囲の目安(多くは54〜63cm程度)を確認しておくと安心です。複数サイズから選べる商品であれば、自分の頭囲に近いサイズを選ぶとフィット感が安定しやすくなります。
Q綿素材と化学繊維、どちらのほうがおすすめですか?
A暑い時期や長時間のランニングでは、汗を素早く吸収・拡散する化学繊維(ポリエステル系)のほうが重たくなりにくく、快適に使いやすいとされています。綿素材は瞬間的な吸水力に優れ肌触りも柔らかいですが、乾きにくいため、短距離のジョギングや屋内トレーニング向きです。
QリストバンドはGPSウォッチと一緒につけられますか?
Aリストバンドと時計を同じ位置に重ねてつけるのは難しい場合が多く、時計より腕側(ひじ寄り)につける、あるいは汗を拭くときだけ時計を意識してずらす、といった運用になることが一般的です。購入前に、時計をつけた状態での装着イメージを確認しておくと安心です。
Q洗濯機で洗ってもいいですか?
A多くのリストバンド・ヘッドバンドは洗濯機での洗濯に対応していますが、ゴムやストレッチ素材を含むため、乾燥機の熱による劣化を避けるためにも自然乾燥がおすすめです。詳しい洗濯表示は商品タグを確認してください。
Q夜間・早朝に走る場合、何を重視して選べばいいですか?
A反射プリント(リフレクター)が施されたモデルを選ぶと、車や自転車から視認されやすくなり、安全性を高めやすいとされています。ヘッドバンド・リストバンドどちらにも反射素材つきの商品があるため、商品ページの特徴欄を確認して選んでみてください。
Q予算はどれくらい見ておけばいいですか?
Aリストバンドは1個数百円〜、ヘッドバンドは1点1,500〜2,500円程度が目安です。ブランドやテクノロジー(吸汗速乾素材など)によって価格に差がありますが、シューズやウェアに比べると非常に手頃な価格帯で試すことができます。
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