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新品のグラブを買ったものの、革が硬くてボールがうまくポケットに収まらない、型づけの手順は調べたけれど手だけで叩いて形を作るのは大変そう——そんな悩みを解決してくれる道具が「グラブハンマー(グラブマレット)」です。木槌のような形をしたこの道具で革を叩くことで、素手では時間のかかるポケットづくりの工程を効率よく進められます。とはいえ、いざ探してみると木製・ゴム製・トンカチ型・パンチャー型などバリエーションが多く、「結局どれを選べばいいのか分からない」という声も少なくありません。この記事では、グラブハンマーの役割から素材別の違い、実際の使い方の手順までをやさしく整理しました。最後には、購入候補に挙がりやすい4個も比較しています。
この記事でわかること
- なぜグラブハンマーが必要なのか
- グラブハンマーの基本的な種類
- 素材で選ぶ — 木製とゴム製、どちらが向いているか
- グラブハンマーの基本的な使い方
- 一緒に使いたい型づけグッズ
- 選び方の3ステップ
おすすめのグラブハンマー4選
ここからは選定した候補の紹介です。先にお伝えしておくと、これらを使えば必ず理想の型ができる、という話ではありません。いずれも大手スポーツ用品メーカー・野球専門ブランドが手がける型づけ用品を中心に、形状・素材のバランスが異なる4個を選びました。価格はメーカーやショップによって変動するオープン価格の商品も含まれるため、購入前に商品ページで最新の価格・在庫を確認してください。
4個を並べると、形状と価格帯の役割が分かれているのが分かります。ミズノとローリングスはトンカチ型・T字型のオーソドックスな形状で、初めての1本として選びやすい価格帯のモデル、ゼットはげんこつ型で押し込む感覚を重視した専門的なモデル、ハタケヤマはキャッチャーミット専門ブランドによる、本格的な木製マレットという特徴を持つ製品です。
自分にフィットするのは、型づけをするグラブの素材の硬さや、どれくらい本格的に型づけに取り組みたいかによって変わります。初めての1本で価格を抑えたいなら1個目、ポケット部分を重点的に押し込みたいなら2個目、海外ブランドの道具にも親しみたいなら3個目、硬式グラブの本格的な型づけをしたいなら4個目、という視点で比較すると、選びやすくなります。購入を検討する際は、価格・仕様が変わっている可能性があるので商品ページも確認してください。
価格面では、ミズノ・ゼット・ローリングスのモデルが比較的手頃な価格帯に位置づけられることが多く、ハタケヤマのような専門ブランドの本格モデルは、素材や作りの丁寧さに応じて価格が上がる傾向があります。最初の1本としては手頃な価格帯のモデルから試し、本格的に型づけへのこだわりが出てきてから専門ブランドのモデルへステップアップするという順番でも問題ありません。
また、今回はいずれも大手メーカー・専門ブランドが手がける型づけ用品を選びましたが、道具選びに正解は一つではありません。同じ「グラブハンマー」というくくりでも、形状や重さの感覚には違いがあります。可能であれば、この4個に近いスペックのモデルを店頭で実際に手に取ってみると、自分の使い方により合う1本が見つかりやすくなります。

ミズノ MIZUNO グラブ仕上鎚 2ZG695
4.57(131件のレビュー)
野球用品の大手メーカー・ミズノが手がける、グラブの仕上げ・型づけ用のハンマー。メンテナンス用品として長年扱われている定番アイテムで、初めてグラブハンマーを揃える人にも選ばれやすいシンプルな形状です。
ここが良い
- 大手メーカー・ミズノの製品で、品質面の安心感がある
- シンプルなトンカチ型で、初めてグラブハンマーを使う人にも扱いやすいとされる
- 価格が手頃で、最初の1本として揃えやすい
注意点
- オイルや保形ベルトは別売りのため、まとめて揃えたい場合は他のアイテムも用意する必要がある
- 木製・ゴム製の切り替えができないシンプルな作りのため、用途に応じた使い分けはできない

ゼット ZETT グラブパンチャー(グラブたたき) BTX60
野球用品の大手メーカー・ゼットが手がける、げんこつ型の先端が特徴的なグラブパンチャー。ハンマーで叩くというより、ポケット部分を押し込む感覚で型づけを進めたい人に向けて作られたタイプです。
ここが良い
- 大手メーカー・ゼットの製品で、野球専門ブランドとしての信頼感がある
- げんこつ型の形状で、握り込みに近い感覚でポケットを作り込みやすいとされる
- ハンマー型に比べて力加減の調整がしやすいという声がある
注意点
- 広い面を叩くような使い方には向いておらず、ポケット部分の集中的な型づけが中心になる
- ハンマー型に慣れている人には、最初は感覚の違いに戸惑うこともある

ローリングス Rawlings グラブハンマー T EAOL13S02
5.00(1件のレビュー)
アメリカ発の大手野球ブランド・ローリングスが手がけるグラブハンマー。T字型のシンプルな持ち手で、グラブ全体をバランスよく叩きやすい形状になっています。
ここが良い
- MLBでも採用実績のある大手ブランド・ローリングスの製品で、ブランドとしての知名度が高い
- T字型の持ち手で、グラブ全体をバランスよく叩きやすいとされる
- 価格帯が手頃で、ブランド品ながら揃えやすい
注意点
- 海外ブランドの商品のため、日本メーカーのモデルに比べるとサイズ感や重さの感覚に個人差が出ることがある
- 在庫状況や価格がショップによって変動しやすく、購入前の確認が必要

ハタケヤマ HATAKEYAMA グラブマレット(成形ハンマー) MH-1
キャッチャーミット・グラブの専門ブランドとして知られるハタケヤマが手がける、メイプル材を使った大きめの木製グラブマレット。しっかりとした重量で、硬めの革の型づけにも対応しやすいとされるモデルです。
ここが良い
- キャッチャーミット・グラブの専門ブランドが手がける本格志向のモデルで、道具としての完成度への評価が高いとされる
- メイプル材の大きめサイズで、しっかりとした重量による打力が期待しやすい
- 硬式グラブなど、革が硬めのモデルの型づけにも対応しやすいとされる
注意点
- 他の3個に比べて価格がやや高めで、価格帯は上位に位置づけられる
- 重量があるぶん、力加減に慣れていない初心者や子どもが扱う場合は注意が必要
■ スペック比較表
| 商品 | ミズノ MIZUNO グラブ仕上鎚 2ZG695 | ゼット ZETT グラブパンチャー(グラブたたき) BT… | ローリングス Rawlings グラブハンマー T EA… | ハタケヤマ HATAKEYAMA グラブマレット(成形ハ… |
|---|---|---|---|---|
| 参考価格 | — | — | — | — |
| 購入 | ||||
| メーカー | ミズノ(MIZUNO) | ゼット(ZETT) | ローリングス(Rawlings) | ハタケヤマ(HATAKEYAMA) |
| タイプ | 仕上げハンマー(トンカチ型) | グラブパンチャー(げんこつ型) | T字型ハンマー | 木槌(マレット)型・大きめサイズ |
| 用途 | グラブ・ミットの型づけ、仕上げ全般 | ポケット部分の押し込み・型づけ | グラブ・ミットの型づけ全般 | — |
| 対応 | 硬式・軟式グラブいずれにも使用されることが多いとされる | 硬式・軟式グラブ、ソフトボール用グラブなど | — | — |
| 型番 | — | — | EAOL13S02 | MH-1 |
| 素材 | — | — | — | メイプル材(木製) |
※ 表は横にスクロールできます。仕様は販売ページの記載にもとづく目安です。
※ 価格・在庫は変動します。最新情報は各ストアでご確認ください。当サイトはアフィリエイトプログラムを利用しています。
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なぜグラブハンマーが必要なのか
新品のグラブ、特に天然皮革のグラブは、購入直後は革が硬く、ボールを包み込むポケット(捕球面のくぼみ)の形もほとんどできていません。この状態のまま試合や本格的な練習で使うと、ボールをうまく収められずに弾いてしまったり、無理に握り込もうとして手や指に余計な負担がかかったりすることがあります。そこで必要になるのが「型づけ」という工程です。
型づけの基本は、グラブオイルを塗って革をやわらかくし、ポケットの位置にボールを置いて握り込み、紐やベルトで一晩〜数日固定するという流れです。この「ポケットを握り込んで形を作る」工程を素手だけで行おうとすると、特に硬い天然皮革の場合はかなりの力と時間が必要になります。握力に自信がない人や、複数のグラブを短期間で型づけしたいチームの用具担当にとっては、なおさら負担の大きい作業です。
グラブハンマーは、この工程を効率化するための道具です。木槌やゴム槌でグラブの芯部分やポケットのくぼみを叩くことで、素手で握り込むよりも均一に、かつ短い時間で革をやわらかくしポケットの形を作りやすくなるとされています。少年野球チームの用具担当や、大人になってから硬式・軟式のグラブを扱うようになった人の間で、型づけ用品の定番アイテムとして広く使われています。
ただし、グラブハンマーはあくまで型づけを助ける道具であり、これさえあれば誰でも簡単にプロ仕様の型が作れるというわけではありません。力加減や叩く位置を誤ると、逆に型崩れやポケットのゆがみにつながることもあるとされています。この記事で紹介する基本の使い方を踏まえたうえで、少しずつ様子を見ながら使うことをおすすめします。
この記事のスタンス
型づけの効果や使い心地には個人差があり、グラブの素材や硬さによっても適した叩き方は変わります。商品ごとの特徴については「〜とされる」「〜しやすい傾向がある」という表現にとどめ、断定は避けています。判断材料として使ってください。
グラブハンマーの基本的な種類
グラブハンマーと一口に言っても、商品ページを見ると「トンカチ型」「木槌(マレット)型」「パンチャー型」など、いくつかの見た目のバリエーションがあることに気づきます。まずはこの分類を押さえておくと、自分の用途に合ったタイプを選びやすくなります。
トンカチ型は、片側が平たい面、もう片側が丸みを帯びた面になっている、金づちに近い形状のタイプです。平たい面でグラブの芯部分を均一に叩き、丸みのある面でポケットのくぼみを重点的に作り込む、という使い分けができるのが特徴とされています。持ち手が長めのモデルが多く、力を伝えやすいという声もあります。
木槌(マレット)型は、両端が丸みを帯びた木製の槌で、トンカチ型よりもコンパクトで扱いやすい形状のものが多いとされています。メイプル材など硬めの木材を使ったモデルは重量があり、少ない打数でもしっかり力を伝えやすいとされる一方、初心者にはやや扱いにくいと感じられることもあるようです。
パンチャー型は、げんこつのような丸い形状をした先端を持つタイプで、握り込みに近い感覚でポケット部分を集中的に押し込みたい場合に選ばれることが多いとされています。ハンマー型に比べて叩くというより「押し込む」動作がしやすく、力加減の調整がしやすいという声もあります。
このほか、ハンマーの先端がゴム製になっているモデルもあります。ゴム製は木製に比べて衝撃がやわらかく伝わるとされ、革への負担を抑えたい人や、力加減にまだ慣れていない初心者に向いているとされることがあります。一方で木製に比べると型づけに時間がかかりやすいという声もあり、どちらが優れているというよりは、用途と好みで選ぶべき要素と言えます。
素材で選ぶ — 木製とゴム製、どちらが向いているか
グラブハンマーの選び方で特に迷いやすいのが、ハンマー本体の素材です。大きく分けると「木製」と「ゴム製(または樹脂製)」があり、それぞれ型づけの進み方や扱いやすさに違いがあるとされています。
木製のグラブハンマーは、メイプル材やブナ材など硬めの木材を使ったモデルが多く、しっかりとした重量と硬さで、少ない打数でも革に力を伝えやすいとされています。特に硬式グラブや、革が厚めのモデルの型づけでは、木製のハンマーが選ばれやすい傾向があります。一方で、力加減を誤ると革に強い衝撃が加わりすぎることもあるため、慣れないうちは軽く叩くところから始めるのが無難とされています。
ゴム製・樹脂製のグラブハンマーは、木製に比べて先端がやわらかく、衝撃が分散されて伝わりやすいとされています。そのぶん力加減の失敗による型崩れのリスクを抑えやすく、初めてグラブハンマーを使う人や、軟式グラブ・少年用グラブの型づけに向いているという声もあります。ただし、木製に比べると型づけの進みがゆっくりになりやすいとされ、じっくり時間をかけて型を作りたい人に向いています。
「とにかくしっかり力を伝えて短時間で型を仕上げたい」という場合は木製、「力加減に不安がある、まずは軟式グラブや子ども用グラブから試したい」という場合はゴム製、というのが大まかな目安になります。すでに何度か型づけを経験していて、硬式グラブなど本格的な型づけをしたい人は木製、これが初めてのグラブハンマーという人はゴム製から試してみるという選び方も十分に合理的です。
なお、木製とゴム製の両方の面を使い分けられるハイブリッド型のモデルも販売されています。片面が木製、もう片面がゴム製になっているタイプであれば、グラブの部位や革の硬さに応じて叩く面を変えられるため、迷ったときの選択肢の一つとして検討してみてもよいでしょう。
グラブハンマーの基本的な使い方
グラブハンマーを使った型づけの流れは、素手だけで行う型づけと大枠は同じですが、ハンマーで叩く工程が加わることで、ポケットの形をより効率的に作り込めるとされています。ここでは一般的に紹介されている基本の手順を紹介します。
- 1まずグラブオイル(レザーオイル・グラブ専用オイル)を、革が硬いと感じる部分を中心に少量ずつ塗り込む。一度に大量に塗ると革がやわらかくなりすぎることがあるとされているため、様子を見ながら薄く塗り重ねます。
- 2ポケットの位置(ボールを捕球する予定のくぼみ)を意識しながら、グラブハンマーで軽く叩いていく。最初は弱めの力で全体を均一に叩き、革が少しずつやわらかくなってきたら、ポケットのくぼみを重点的に作り込むように叩く位置を絞っていきます。
- 3ある程度形ができてきたら、実際にボールをポケットに置いて軽く握り込み、ハンマーで叩いた部分とボールを収めたときの感触にズレがないか確認する。必要に応じて、くぼみが浅い部分を再度ハンマーで叩いて調整します。
- 4ボールを収めたまま紐やグラブバンドでグラブ全体を縛り、一晩〜数日程度そのままの状態で置いておく。これによりハンマーで作った形がある程度固定されるとされています。
- 5紐をほどいたら、いきなり全力ではなく、まずは軽いキャッチボールから少しずつ実戦での使用に慣らしていく。ハンマーでの型づけはあくまで最初のきっかけと考え、練習を重ねながら自分のグラブに育てていくつもりで使うとよいでしょう。
力を入れすぎない
「早く型を仕上げたいから」と最初から強い力で叩いてしまうと、革の一部だけがへこんだり、型崩れの原因になったりすることがあるとされています。特に初めてグラブハンマーを使う場合は、弱い力から少しずつ様子を見ながら叩き、革のやわらかさの変化を確認しながら進めるのが安全です。
一緒に使いたい型づけグッズ
グラブハンマーは単体でも使えますが、他の型づけグッズと組み合わせることで、より効率よく型づけを進めやすくなるとされています。ここでは、グラブハンマーとあわせて用意しておきたい代表的なアイテムを紹介します。
これらのグッズは単品でも購入できますが、グラブハンマーとオイル、保形ベルトがセットになった型づけキットとして販売されている商品もあります。初めて型づけ用品を揃える場合は、こうしたセット商品から検討するのも一つの方法です。
■ グラブオイル(レザーオイル)
革をやわらかくし、ハンマーで叩いたときの力を伝わりやすくするための必需品です。天然皮革のグラブであれば、型づけの最初の工程としてほぼ必ず使われます。塗りすぎは革をやわらかくしすぎる原因になるとされているため、少量ずつ塗り重ねるのが基本です。
■ 保形ベルト・グラブバンド
ハンマーとボールでポケットの形を作ったあと、その形を固定しておくためのベルトです。紐で縛る方法でも代用できますが、ベルトタイプは着脱がしやすく、型づけ期間中に繰り返し形を確認したい場合に扱いやすいとされています。
■ 型づけ専用ボール(硬さの異なるボール)
通常のボールより硬め・やわらかめに作られた型づけ専用のボールも販売されています。ポケットの深さを段階的に調整したい場合や、グラブの硬さに合わせてボールの硬さを使い分けたい場合に選ばれることがあります。必須ではありませんが、本格的に型づけをしたい人には選択肢の一つになります。
選び方の3ステップ
ここまでの知識を踏まえて、実際にグラブハンマーを選ぶ流れを3つのステップでまとめました。一つずつ確認しながら進めると、種類の多さに迷わされずに候補を決めやすくなります。
- 1自分が型づけするグラブの素材・硬さを確認する。硬式用の天然皮革グラブなど硬めの革であれば木製、軟式用や子ども用のグラブ、型づけに不安がある場合はゴム製を軸に候補を絞ります。
- 2形状(トンカチ型・木槌型・パンチャー型)の好みを決める。持ち手の長さや叩き方の感覚は人によって好みが分かれるため、レビューなどで「握りやすさ」「重さ」についての記載を確認しておくと選びやすくなります。
- 3オイルや保形ベルトとのセット販売かどうかを確認する。初めて型づけ用品を揃える場合は、ハンマー単品よりもセット商品のほうが結果的に無駄なく揃えられることもあります。すでにオイルやベルトを持っている場合は、ハンマー単品での購入で問題ありません。
チームでまとめて使う場合の注意点
少年野球チームなどで、用具担当がグラブハンマーをまとめて用意し、複数の子どものグラブの型づけに使うケースもあります。この場合、木製のハンマーは硬式・軟式問わず幅広く対応しやすい一方、力加減に慣れていない子ども自身が扱う場面では、ゴム製のハンマーのほうが型崩れのリスクを抑えやすいとされています。誰が実際にハンマーを使うのかも考慮に入れて選ぶとよいでしょう。
グラブハンマーを使うときに気をつけたいこと
グラブハンマーは型づけを効率化してくれる便利な道具ですが、使い方を誤ると逆効果になることもあります。ここでは、実際に使う前に知っておきたい注意点をいくつか挙げておきます。
まず、力任せに叩かないことです。「早く型を仕上げたい」という気持ちから最初から強い力で叩いてしまうと、革の一部だけがへこんで型崩れを起こしたり、縫い目や紐の部分に余計な負担がかかって傷みが早まったりすることがあるとされています。特に新品のグラブは革がまだ馴染んでいない状態のため、弱い力から少しずつ様子を見ながら進めるのが安全です。
次に、叩く位置を偏らせないことです。ポケットの形を早く作りたいからといって、同じ場所ばかりを集中して叩き続けると、その部分だけが極端にへこんだり薄くなったりすることがあります。グラブ全体のバランスを見ながら、少しずつ位置をずらして叩いていくことが、自然な型づけにつながるとされています。
また、ハンマーだけに頼りすぎず、オイルでのケアと組み合わせることも大切です。革が乾燥した状態で強く叩き続けると、ひび割れなどのダメージにつながる可能性があるとされています。オイルを適度に塗って革をやわらかくした状態でハンマーを使うことで、型づけの効率とグラブへの負担のバランスを取りやすくなります。
最後に、型づけが終わったあとも、ハンマーで作った形が完成形というわけではないことを覚えておきましょう。型づけはあくまで最初のきっかけであり、その後実際にキャッチボールや練習でボールを繰り返し受けることで、グラブは徐々に自分の手や捕り方に馴染んでいきます。ハンマーでの型づけと、日々の練習によるなじみの両方が揃って、初めて「自分のグラブ」として育っていくと考えるとよいでしょう。
グラブハンマーを使わない型づけとの違い
ここまでグラブハンマーを使った型づけを中心に紹介してきましたが、素手だけで型づけを行う方法ももちろん存在します。両者の違いを整理しておくと、自分に合った型づけ方法を選びやすくなります。
素手だけで型づけを行う方法は、オイルを塗ったグラブにボールを収め、手でしっかり握り込んでポケットの形を作っていくというやり方です。追加の道具を必要としない手軽さがある一方、特に硬い天然皮革のグラブの場合、十分な力でしっかり握り込むにはある程度の握力と時間が必要になるとされています。
グラブハンマーを使う型づけは、ハンマーで革を叩くことで、素手では届きにくい力を均一に伝えやすくなるとされています。特に硬式グラブなど革が厚めのモデルや、複数のグラブをまとめて型づけしたい用具担当にとっては、時間と労力を抑えられる方法として選ばれやすい傾向があります。
どちらが正解ということはなく、「グラブ1個だけを、時間をかけてじっくり型づけしたい」という場合は素手だけでも十分ですし、「複数のグラブを効率よく型づけしたい」「握力にあまり自信がない」という場合はグラブハンマーを取り入れる価値があると言えます。実際には、オイル・素手での握り込み・グラブハンマーを状況に応じて組み合わせながら型づけを進めている人も多いようです。
型付け済みモデルという選択肢もある
型づけの手間そのものを避けたい場合は、購入時点でメーカーがある程度型づけを済ませた「型付け済み」「型入れ済み」のグラブを選ぶという方法もあります。この場合でも、使い込むうちに自分の手に合わせて微調整したくなる場面はあるため、グラブハンマーを持っておくと後々役立つこともあります。
よくある質問
Qグラブハンマーは初心者でも使えますか?
A使い方の基本(オイルを塗る、弱い力から少しずつ叩く、位置を偏らせない)を押さえれば、初心者でも扱いやすい道具とされています。特に初めて使う場合は、木製よりも衝撃がやわらかく伝わりやすいとされるゴム製のモデルから試すという選び方もあります。
Q木製とゴム製、どちらのグラブハンマーを選べばいいですか?
Aしっかり力を伝えて短時間で型を仕上げたい場合や硬式グラブの型づけには木製、力加減に不安がある場合や軟式・子ども用グラブの型づけにはゴム製が目安になります。用途と経験に応じて選ぶとよいでしょう。
Qグラブハンマーだけあれば型づけはできますか?
Aグラブハンマー単体でも一定の効果は期待できますが、革をやわらかくするグラブオイルや、形を固定する保形ベルト・紐と組み合わせることで、より効率よく型づけを進めやすくなるとされています。
Qグラブハンマーで叩きすぎると壊れますか?
A力任せに叩いたり、同じ場所ばかりを集中して叩き続けたりすると、型崩れや革への負担につながることがあるとされています。弱い力から少しずつ様子を見ながら、叩く位置も分散させて進めるのが安全です。
Qゴム製と木製、どちらが型づけが早く終わりますか?
A一般的に木製のほうが硬さと重量があるぶん、少ない打数で力を伝えやすいとされています。ただし力加減を誤ると型崩れのリスクも高まるため、早さだけでなく扱いやすさも踏まえて選ぶことをおすすめします。
Q型づけに電子レンジやドライヤーを使ってもいいですか?
A推奨されていません。革が変質したり縮んだりする恐れがあるとされているため、時間はかかってもグラブハンマーとオイル・ボール・紐を使った基本的な方法で、少しずつ型を作っていくのが安全です。
Qグラブハンマーの予算はどれくらい見ておけばいいですか?
A大手メーカーのオーソドックスなモデルであれば1,500円〜3,000円程度から選択肢があり、専門ブランドの本格的な木製マレットになると7,000円前後からが目安になります。最初の1本であれば、無理に高額なものを選ぶ必要はなく、まずは自分のグラブの素材に合った素材(木製・ゴム製)を優先して選ぶのがおすすめです。
迷ったらこれ|この記事のNo.1

ミズノ MIZUNO グラブ仕上鎚 2ZG695
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