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「近所の公園でちょっとラリーがしたい」「休校中の子どもと庭でボールを打ち合いたい」——そんなときに便利なのが、自分で組み立てて持ち運べる家庭用のテニスネット・ポストセットです。学校やクラブで使うような固定式の支柱と違い、ポールとネットが一体になったセット商品を広げるだけで、その場に簡易的なミニコートを作ることができます。ただし「ネット・ポストセット」と一口に言っても、実際にはコート状にネットを張るタイプと、壁打ちのようにボールを打ち返す集球ネット・リバウンドネットのタイプがあり、目的によって選ぶべき商品はまったく違います。この記事では、両者の違いと選び方のポイントを整理したうえで、候補になりやすい4点を紹介します。
この記事でわかること
- まず区別したい「ネット・ポストセット」と「集球ネット」の違い
- 設置に必要なスペースの目安
- 高さ調節機能の有無で用途が広がる
- 組み立てやすさと収納サイズをチェックする
- 使う場所ごとの注意点
- ネットを張るだけでは終わらない。防球ネットやフェンスとの違い
自宅練習用ネット・ポストセットおすすめ4選
ここからは実際の候補です。コート状にネットを張れる「ネット・ポストセット」タイプを中心に、参考として集球ネットタイプも1点加えた計4点を紹介します。価格は記事作成時点の参考価格で、クーポンやセールにより変動する場合があります。購入前に商品ページで最新の価格・在庫・サイズを確認してください。
4点を並べると、用途がはっきり分かれているのが分かります。ダンロップの2製品は「相手と打ち合うためのコート状のネット」で、3mタイプはコンパクトさ、6mタイプは距離のゆとりを重視した設計です。カルフレックスのCTN-155も同じくコート状のネットですが、軽さとバドミントンとの兼用性が特徴になっています。フィールドフォースのFTN-1610だけは毛色が異なり、「一人で打ち込む的」としての集球ネットです。
選ぶ基準としては、まず「誰かと打ち合いたいのか、一人で打ち込みたいのか」を決めてください。打ち合いたいなら前者の3点、一人で黙々と練習したいなら集球ネットタイプが向いています。そのうえで、確保できる設置スペースの広さで3mタイプか6mタイプかを選び、テニス以外の用途も想定するならバドミントン兼用のカルフレックス製品を検討する、という順番で絞り込むと選びやすいでしょう。
価格帯で見ると、カルフレックスCTN-155とダンロップST-8000が1万円台前半、ダンロップST-8001とフィールドフォースFTN-1610が1万円台後半という差別化がされています。価格差は主にサイズと重量、そしてメーカーの違いによるもので、どれが優れているというよりは、自分の使用シーンに合っているかどうかで選ぶのが失敗しにくい考え方です。
迷ったときの考え方として、まず「置ける場所の広さ」を最優先で決めてしまうのがおすすめです。スペースに余裕があるならダンロップST-8001、そこまで広さが確保できないならST-8000かカルフレックスCTN-155という順番で絞り込み、最後に「テニス以外の用途も欲しいか」「一人で打ち込みたいのか、相手と打ち合いたいのか」という好みの部分で最終決定する、という流れにすると、スペックの数字に振り回されずに選びやすくなります。
ダンロップ DUNLOP テニスコート用品 ネット・ポストセット 3mタイプ ST-8000
3.33(3件のレビュー)
参考価格12,320円
テニス大手・ダンロップの家庭用ネット・ポストセット。組立時W約300×D約103cmとコンパクトなサイズで、テニス用(中央部約87cm)とバドミントン用(約155cm)の高さ調節が可能な兼用モデルです。組立式ポストスタンド・ネット・収納袋のフルセット。
ここが良い
- 駐車場1台分より少し広い程度のスペースがあれば設置できるとされ、庭や公園の隅でも扱いやすい
- テニス・バドミントンの高さ調節ができ、1つで複数の遊び方に対応できる
- 重量約5.3kgと、6mタイプに比べて一人でも設置・撤収しやすい
注意点
- 3mタイプはネットまでの距離が短く、大きく踏み込むストローク練習には向きにくい
- 正式なテニスコートの規格幅(8.23m)に比べるとかなりコンパクト
ダンロップ DUNLOP テニスコート用品 ネット・ポストセット 6mタイプ ST-8001
4.00(2件のレビュー)
参考価格16,720円
同じくダンロップの家庭用ネット・ポストセットで、3mタイプより一回り大きい6mタイプ。組立時W約600×D約154cmと、ある程度距離を取ったストローク練習がしやすいサイズです。組立式ポストスタンド・ネット・収納袋のフルセット。
ここが良い
- 幅約6mとゆとりがあり、3mタイプよりも距離を取ったストローク練習がしやすいとされる
- 大手メーカー・ダンロップ製で、公式サイトや商品ページの仕様が明記されている
- 公園の広場や庭が広めの戸建てなど、ある程度のスペースがあれば本格的なラリー感覚を味わいやすい
注意点
- 重量約6.7kgと3mタイプよりやや重く、一人での設置・撤収にはコツが要る場合がある
- 幅6mを確保できるスペースが必要なため、狭い庭やベランダには不向き

カルフレックス CALFLEX テニス・バドミントン兼用ワンタッチネット CTN-155
参考価格11,870円
サクライ貿易のテニス練習器具ブランド・カルフレックスによる、テニスとバドミントンの兼用ネットセット。組立時高さ95cm・155cmの2段階調節式で、ショルダー付きキャリーバッグが付属します。
ここが良い
- 約3.5kgと4点の中でも軽量で、持ち運びや設置の負担が比較的少ないとされる
- 高さを2段階で調節でき、テニス用とバドミントン用を使い分けられる
- ショルダー付きキャリーバッグが付属し、公園への持ち運びがしやすい
注意点
- ネット素材がポリエチレンで、ダンロップの2製品(ナイロン製)とは耐久面での傾向が異なる場合がある
- 幅約3mとコンパクトなため、距離を取ったストローク練習には向きにくい
フィールドフォース テニス集球ネット FTN-1610
参考価格16,500円
野球・スポーツ用品で知られるフィールドフォースの、テニス用集球ネット。コート状にネットを張るタイプではなく、打ったボールがネットに収まる自立式の的として使う、一人練習向けの製品です。工具不要で簡単に設置できます。
ここが良い
- 相手なしで一人でもストローク・ボレー・サーブの打ち込み練習ができる
- 高さ約200cmとネットが大きく、狙って打つ練習の的として使いやすいとされる
- 工具不要で簡単に設置できるとされ、練習前後の準備の手間を抑えやすい
注意点
- コート状にネットを張るタイプではないため、相手と打ち合うラリー練習には使えない
- 4点の中では最も高価格帯
■ スペック比較表
| 商品 | カルフレックス CALFLEX テニス・バドミントン兼用… | |||
|---|---|---|---|---|
| 参考価格 | 12,320円 | 16,720円 | 11,870円 | 16,500円 |
| 購入 | ||||
| 組立時サイズ | 幅約300×奥行約103×高さ約87cm(テニス時)/約155cm(バドミントン時) | 幅約600×奥行約154×高さ約89cm(ポスト部)/中央部約80cm | 幅約300×奥行約100×高さ約95cm/約155cm(2段階調節) | — |
| 収納時サイズ | 約91cm×直径約19cm | 約101cm×直径約19cm | — | — |
| 重量 | 約5.3kg | 約6.7kg | 約3.5kg | 約3.5kg |
| 素材 | ポストスタンド:スチール/ネット:ナイロン/収納袋:ナイロン | ポストスタンド:スチール/ネット:ナイロン/収納袋:ナイロン | フレーム:スチール/ネット:ポリエチレン | フレーム:グラスファイバー/ネット:ポリエステル |
| 対応競技 | 硬式テニス・ソフトテニス・バドミントン | 硬式テニス | — | 硬式テニス・ソフトテニス |
| 付属品 | 組立式ポストスタンド×1組、ネット×1張り、収納袋×1枚 | 組立式ポストスタンド×1組、ネット×1張り、収納袋×1枚 | ショルダー付きキャリーバッグ | — |
| 原産国 | — | — | 中国 | — |
| サイズ | — | — | — | 幅約160×奥行約100×高さ約200cm |
| 代表カラー | — | — | — | ブラック |
※ 表は横にスクロールできます。仕様は販売ページの記載にもとづく目安です。
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まず区別したい「ネット・ポストセット」と「集球ネット」の違い
通販サイトで「テニス ネット」と検索すると、大きく分けて2種類の商品が出てきます。ひとつは、この記事のテーマである「ネット・ポストセット」。もうひとつは、壁打ちのようにボールを打ち返す「集球ネット」「リバウンドネット」です。見た目が似ているものもありますが、用途はまったく異なるため、購入前に自分がどちらを求めているのかをはっきりさせておく必要があります。
ネット・ポストセットは、その名のとおり支柱(ポスト)とネットがセットになった商品で、地面に広げて組み立てると、簡易的なコートのようにネットを張ることができます。相手と向き合ってボールを打ち合う、本来のテニスに近い形で練習したい場合はこちらが適しています。一人で使う場合でも、ネットの向こう側にボールを打ち込んで、狙った場所に入るかどうかを確認する練習に使えます。
一方の集球ネットやリバウンドネットは、ネットに向かってボールを打つと、その場で跳ね返ってくる、あるいはネットの下部に球が集まる構造になっている商品です。壁打ちの代わりとして、一人で連続してボールを打つ練習に向いていますが、コートのようにネットを挟んで打ち合う使い方はできません。フィールドフォースの集球ネットのように「ストローク・ボレー・サーブの狙った場所への打ち分け練習」を目的にした製品が多く、これはこれで自宅練習の定番アイテムです。
見分け方として分かりやすいのは、商品名や説明文に「ポストセット」「支柱」という言葉が入っているかどうかです。これらの言葉があれば、地面に立てて向かい合わせに使う、コート状のタイプである可能性が高いといえます。逆に「集球」「リバウンド」「連続打ち」といった言葉が中心であれば、一人で打ち込むタイプだと判断できます。写真だけで判断がつきにくい場合は、こうしたキーワードも合わせてチェックすると、購入後のミスマッチを避けやすくなります。
この記事では、タイトルどおり「ネット・ポストセット」、つまりコート状にネットを張れるタイプを中心に紹介しますが、比較のために集球ネットタイプも1点含めています。自分が求めているのが「打ち合いたい」なのか「一人で連続して打ちたい」なのかを、まず自分の中で整理してから読み進めてください。
なお、この記事で紹介する家庭用のネット・ポストセットは、正式な硬式テニスコートの規格(ネットの高さや素材、支柱の強度など)を満たすものではありません。あくまで自宅や公園の空きスペースで気軽に打ち合うための簡易的な道具であり、試合や公式な練習を想定したものではないことは、最初にお伝えしておきます。
もう一つ紛らわしいのが、体育館や学校のコートに固定で設置する業務用のテニス支柱です。通販サイトでは「テニス支柱 2本セット」のような商品も数多く見つかりますが、これらはスチール製で重量があり、多くが「個人宅配送不可」と明記された法人・施設向けの商品です。価格も数万円台からと高額で、自宅の庭に据え置く用途にはまったく向いていません。検索するときは「家庭用」「ポータブル」「持ち運び」といった言葉が含まれているかどうかを確認し、業務用の支柱と混同しないように注意してください。
この記事のスタンス
商品ごとの特徴については「〜とされる」「〜しやすい」という表現にとどめています。設置場所の広さや地面の状態によって使い勝手は変わるため、断定的な評価は避けています。購入前に商品ページで最新のサイズ・重量・付属品を必ず確認してください。
設置に必要なスペースの目安
ネット・ポストセットを選ぶうえで最初に決めておきたいのが、設置できるスペースの広さです。商品によって組み立て時の幅は3mから6m程度まで幅があり、自宅の庭や近所の公園でどこまでのスペースを確保できるかによって、選べる商品が変わってきます。
目安として、幅3m前後のコンパクトなタイプは、駐車場1台分より少し広い程度のスペースがあれば設置できます。マンションの専用庭や、そこまで広くない公園の隅でも組み立てやすく、親子でのキャッチボール感覚のラリーや、狭いスペースでの手出し練習に向いています。ネットまでの助走距離は短くなるため、大きく踏み込んでのストロークというよりは、コンパクトなスイングでの打ち合いが中心になります。
幅6m前後のタイプになると、シングルスコートのネット幅(8.23m)にはまだ届かないものの、ある程度距離を取ったストローク練習ができるようになります。公園の広場や、庭が広めの戸建てであれば設置しやすいサイズです。ただし組み立て時の重量も3mタイプより重くなる傾向があり、一人での設置・撤収にはやや手間がかかる場合があります。
いずれのタイプも、地面に打ち込むペグや杭を使わない自立式が中心です。これは芝生や土のグラウンドだけでなく、コンクリートやアスファルトの上でも設置できるようにという配慮ですが、裏を返せば、強風の日には倒れやすいという弱点にもなります。屋外で使う場合は、風が強い日の使用は避けるか、重しを追加するなどの工夫をしておくと安心です。
また、設置スペースを検討する際は、ネットの幅だけでなく「奥行き」も忘れずに確認してください。ネットの前後にボールを打ち合うための十分な距離がないと、せっかくネットを張ってもラリーがすぐに終わってしまいます。商品ページには奥行き(D表記)が明記されていることが多いので、幅と合わせてチェックしておきましょう。
高さ調節機能の有無で用途が広がる
家庭用のネット・ポストセットの中には、ネットの高さを調節できるタイプがあります。テニス用の高さ(中央部でおよそ80〜91cm程度)に加えて、バドミントン用のより高い設定(中央部で約155cm前後)に切り替えられる兼用タイプも販売されており、テニス以外の用途にも使えるのが特徴です。
子どもと一緒に使う場合や、兄弟姉妹でテニス以外のスポーツも楽しみたい場合は、こうした高さ調節・兼用タイプを選んでおくと、1つの商品で複数の遊び方ができて経済的です。逆に「テニスの練習にしか使わない」と決まっているのであれば、高さ調節機能がないシンプルなテニス専用タイプでも十分です。
高さの表記についても注意が必要です。テニスの正式なネットは、支柱の位置で高さ約107cm、中央部で約91.4cmと決められていますが、家庭用の簡易ネットの多くはこれよりやや低めに設定されていたり、逆にきっちり合わせていたりと商品によって差があります。「本格的な高さで練習したい」のか「多少低くてもラリーが続けばいい」のかによって、選ぶ基準が変わってきます。
ネットの素材にも目を向けておくと選びやすくなります。ナイロン製のネットは軽量で持ち運びしやすい一方、ポリエチレン製は耐久性がやや高いとされています。屋外に出しっぱなしにする予定がある場合は、耐候性についても商品ページで確認しておくと、長く使ううえで失敗しにくくなります。
高さ調節の機構にも種類があります。ポールに複数の穴が空いていてピンを差し替えるタイプ、面ファスナーやフックでネットの位置を固定するタイプなど、商品によって仕組みが異なります。細かい機構の違いまで気にする必要はありませんが、「高さを変えるたびに支柱を一から組み直す必要があるのか」「ネットだけ位置を変えれば済むのか」は、実際に使う頻度によっては地味に効いてくるポイントです。頻繁にテニスとバドミントンを切り替えて使う予定があるなら、レビューなどで調整のしやすさに触れられているかを確認しておくと安心です。
組み立てやすさと収納サイズをチェックする
家庭用ネット・ポストセットの多くは「工具不要」「組み立て簡単」を売りにしていますが、実際の組み立てやすさは商品によって差があります。購入前に確認しておきたいポイントを整理します。
実際のレビューを見ていると、組み立てそのものよりも「毎回の設置・撤収を続けられるかどうか」で満足度が分かれている傾向があります。届いた初日は目新しさもあって手際よく組み立てられても、2回目以降は面倒に感じて出番が減ってしまうケースも珍しくありません。購入前に、実際に自分がどのくらいの頻度で使いそうかを具体的にイメージしておくと、後悔しにくい選び方ができます。
子どもと一緒に使う予定がある場合は、子ども自身で組み立てられるかどうかも一つの判断材料になります。レビューの中には「子どもだけで組み立て・解体できた」という声が見られる商品もあり、こうした情報は商品ページのレビュー欄をチェックすることである程度把握できます。休校中や長期休暇に子どもが一人で出し入れできれば、大人が毎回付き添う必要がなくなり、結果として使用頻度を保ちやすくなります。
■ 組み立て方式
ワンタッチ式やパイプを差し込むだけの簡易組み立て式が主流です。商品ページに「組み立て時間の目安」が書かれていることもあるので、初めて使う日に時間を確保できるか、事前にイメージしておくと安心です。
■ 収納時のサイズと重量
収納時は円柱状のケースに収まるタイプが多く、直径・長さ・重量が商品ごとに異なります。車で持ち運ぶ予定がある場合は、トランクに収まるサイズかどうかも確認しておきましょう。重量は3〜7kg程度の幅があり、女性や子どもが一人で持ち運ぶ場合は軽めのタイプが扱いやすいとされています。
■ 付属の収納袋・キャリーバッグ
多くの商品にはショルダーストラップ付きの収納袋が付属します。公園まで持って行く機会が多いなら、肩掛けできるタイプかどうかもチェックポイントです。
使う場所ごとの注意点
家庭用ネット・ポストセットは自立式で手軽に設置できる反面、使う場所によっていくつか気をつけたい点があります。購入後に「思っていた場所では使えなかった」とならないよう、事前に確認しておきましょう。
自宅の庭で使う場合、芝生や土であれば問題ありませんが、隣家との距離が近い住宅密集地では、ボールが飛び越えて隣の敷地に入ってしまうリスクを考慮する必要があります。ネットの高さを超える強打を避け、あくまで軽いラリー用と割り切って使うか、防球ネットなど別の対策と組み合わせることも検討してください。窓ガラスや車、植木鉢など、割れやすい・傷つきやすいものの近くには設置しないようにし、万が一ボールが逸れても被害が出にくい向きにネットを配置しておくと、家族も気兼ねなく練習に付き合ってくれるはずです。
公園や河川敷などの公共スペースで使う場合は、事前にその場所でのスポーツ用品の使用が許可されているかを確認しておくことが大切です。自治体によってはボール遊びが禁止されている公園もありますし、他の利用者がいる時間帯は避けるなど、周囲への配慮も欠かせません。設置・撤収がしやすい商品を選んでおくと、こうした公共の場での利用がしやすくなります。地面がコンクリートや土か、芝生かによっても自立式のポールの安定感は変わってくるため、可能であれば事前に現地の地面の状態を見ておくと、当日になって「思ったより不安定だった」と慌てずに済みます。
体育館やテニススクールの室内コートで、備品のネットとは別に自前のセットを使いたいというケースは稀だと思いますが、その場合は施設のルールで持ち込みが可能かどうかを事前に問い合わせておくと安心です。基本的にこの記事で紹介する商品は、屋外の庭や公園、あるいは自宅の駐車場スペースでの個人利用を想定したものと考えてください。
天候にも左右されやすいことは知っておいてください。屋外での使用が中心になるため、雨の日はそもそも練習ができませんし、風が強い日は自立式のポールが倒れやすくなります。梅雨の時期や台風シーズンは使用頻度が落ち込みがちですが、これはネット・ポストセットに限らず屋外での自宅練習全般に言えることです。天候に左右されずに練習したい日のために、素振りやフォームチェックなど室内でもできる練習メニューを別に用意しておくと、練習のペースを崩さずに済みます。
ネットを張るだけでは終わらない。防球ネットやフェンスとの違い
ここまで紹介してきたネット・ポストセットは、あくまで「打ち合うためのネット」です。一方で、通販サイトを見ていると「防球ネット」「防球フェンス」といった、似ているようで役割の異なる商品も目に入ってきます。両者の違いを理解しておくと、自分が本当に必要としている商品を選び間違えずに済みます。
防球ネット・防球フェンスは、打ったボールを跳ね返す・受け止めることを目的にした、いわば「壁の代わり」の商品です。ボールが道路や隣家に飛び出さないようにする安全対策として設置するもので、この記事で紹介したネット・ポストセットのように、ネットを挟んで打ち合う使い方は想定されていません。サイズも大きく、多くは学校や公共施設向けに作られているため、価格も家庭用のネット・ポストセットよりずっと高額になる傾向があります。
自宅の庭でボールが隣家に飛んでいかないか心配な場合は、ネット・ポストセットとは別に、こうした防球ネットの設置を検討する必要があります。ただし個人宅向けの小規模な防球ネットはあまり流通しておらず、フェンスや樹木といった既存の障害物をうまく利用しながら、打つ方向や強さに気をつけて練習するというのが、多くの家庭にとって現実的な対策になります。
つまり、ネット・ポストセットは「打ち合いを楽しむための道具」、防球ネットは「安全に配慮するための設備」という、そもそもの目的が違うものだと理解しておいてください。この記事で紹介する4点は前者にあたるため、後者の安全対策が必要な環境かどうかは、購入前に別途確認しておくことをおすすめします。
購入前に確認しておきたいこと
ネット・ポストセットは決して安い買い物ではないため、届いてから「思っていたのと違った」とならないよう、購入前にいくつか確認しておきたいポイントをまとめます。
まず、実際に設置する場所の寸法を事前に測っておくことをおすすめします。商品ページに記載された組立時のサイズと、設置予定の場所の広さを見比べて、余裕を持って設置できるかどうかを確認してください。ネットの幅ぎりぎりの場所に無理に設置すると、ボールが外に飛び出しやすくなり、練習の効率も下がってしまいます。
次に、対応している地面の種類です。芝生や土のグラウンドを想定した自立式の製品が多いため、コンクリートやアスファルトの上で使う場合は、風で倒れやすくならないか、商品ページの注意事項を確認しておくと安心です。屋外での使用が中心になる場合は、防水・耐候性についての記載もチェックしておきましょう。
最後に、組み立て・撤収の頻度です。毎回使うたびに公園まで運んで設置する予定なのか、庭に出しっぱなしにする予定なのかによって、重視すべきポイントが変わります。持ち運びが多いなら軽量でキャリーバッグ付きの製品、庭に据え置くならある程度の耐久性がある製品を選ぶ、というふうに、使い方に応じて優先順位をつけてみてください。
これらに加えて、届いたあとすぐに使い始められるかどうかも意外と見落とされがちなポイントです。商品によっては、購入時にネットの張り具合やポールの継ぎ目を自分で微調整する必要がある場合があります。到着後は説明書をひととおり確認してから組み立て、最初の1回は時間に余裕がある日に行うと、焦らずに使い方を把握できます。
近隣への配慮も忘れずに
自宅の庭や公園でボールを打つ音、声などは、思っている以上に周囲に響くことがあります。特に朝早くや夜遅くの時間帯は避け、近隣に住宅がある場合は事前に一声かけておくなど、気持ちよく使い続けられるよう配慮しておくとトラブルを避けやすくなります。
よくある質問
Qネット・ポストセットと集球ネットはどちらを選べばいいですか?
A相手と打ち合うラリー練習をしたいなら、コート状にネットを張れる「ネット・ポストセット」を選んでください。一人で黙々とストロークやサーブの打ち込み練習をしたい場合は、フィールドフォースのFTN-1610のような「集球ネット」タイプが向いています。目的によって選ぶべき商品がまったく異なる点に注意してください。
Q庭にどのくらいのスペースがあれば設置できますか?
A3mタイプであれば駐車場1台分より少し広い程度のスペースがあれば設置できるとされています。6mタイプの場合は、公園の広場や庭が広めの戸建てなど、より広いスペースが必要です。購入前に商品ページに記載された組立時のサイズと、設置予定の場所を見比べて確認することをおすすめします。
Q一人でも組み立てられますか?
A多くの製品が「工具不要」「組み立て簡単」を売りにしており、一人でも設置できる設計になっています。ただし6mタイプなど大きく重いモデルは、慣れるまで多少手間取ることもあるとされています。心配な場合は、軽量な3mタイプやカルフレックスCTN-155のような軽めの製品から検討してみてください。
Q正式なテニスコートのネットと同じ高さですか?
A製品によって異なります。正式な規格ではネットの高さは支柱の位置で約107cm、中央部で約91.4cmと定められていますが、家庭用の簡易ネットはこれよりやや低めに設定されていることもあります。あくまで自宅での軽いラリー用と考え、本格的な高さにこだわりたい場合は商品ページの高さ表記をよく確認してください。
Q雨の日や屋外に出しっぱなしでも大丈夫ですか?
A製品によって耐候性は異なります。ナイロン製・ポリエチレン製のネットはある程度の耐久性があるとされていますが、長期間出しっぱなしにすると劣化が進みやすくなります。使わないときは収納袋にしまって、直射日光や雨を避けた場所で保管することをおすすめします。
Qテニス以外の用途にも使えますか?
AダンロップST-8000やカルフレックスCTN-155のように、テニスとバドミントンの高さ調節ができる兼用タイプであれば、バドミントンの練習にも活用できます。テニス専用として使いたい場合は、対応競技の欄で確認してから選んでください。
Q公園で使う場合、注意することはありますか?
A自治体によってはボール遊びやスポーツ用品の使用が制限されている公園もあるため、事前にルールを確認しておくことをおすすめします。また、他の利用者が少ない時間帯を選ぶ、ボールが人や物に当たらないよう注意するなど、周囲への配慮も忘れずに行ってください。
迷ったらこれ|この記事のNo.1
ダンロップ DUNLOP テニスコート用品 ネット・ポストセット 3mタイプ ST-8000
参考価格 12,320円
向いている人:狭めの庭やベランダ横のスペースで、親子や少人数で気軽にラリーを楽しみたい人
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