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「子どもが少年ラグビースクールに入ることになり、まずスパイクを買ってきてほしいと言われた」「今まで履いていたサッカースパイクで練習に行かせていたが、そろそろ専用のものを用意したい」——お子さんのラグビー用スパイクを探し始めた保護者の方から、こうした声をよく耳にします。大人用のラグビースパイクであれば専門店の店員に相談しながら選べますが、ジュニア(小中学生)向けとなると、そもそもどのサイズを買えばいいのか、大人用を単純に小さくしたものを選べばいいのか、次のシーズンにはサイズアウトしてしまうのではないか、といった大人用選びとは違った悩みが出てきます。しかも選ぶのは保護者であることが多く、実際にプレーする本人の感覚だけでは判断しきれない場面も少なくありません。この記事では、ジュニア特有の「成長期のサイズの余裕」「足幅」「買い替えのタイミング」「大人用との違い」を中心に、専門用語をやさしい言葉に置き換えながら整理しました。最後には、実店舗でもよく見かける4足も比較しています。
この記事でわかること
- ジュニアのスパイク選びは「大人用の小さい版」では失敗しやすい
- そもそもジュニア用スパイクのスペックで何が変わるのか
- 「サイズの余裕」の考え方 — 大きすぎても小さすぎてもよくない理由
- 「ウィズ(足幅)」の考え方 — 子どもの足は大人よりゆとりが必要
- 年代・体格別に見る2つの考え方
- 選び方の3ステップ
ジュニア向けラグビースパイク4選
ここでは実際に選んだ候補を紹介します。先にお断りしておくと、これらを履けば必ずプレーが上達する、という話ではありません。いずれも大手スポーツメーカーおよびラグビー専門メーカーが「ジュニア・キッズ向け」として展開しているモデルの中から、価格帯・サイズ展開・想定年代のバランスが異なる4足を選びました。価格は取材・執筆時点のものです。その後変更されている場合があります。購入前に商品ページで最新の価格・在庫・選べるサイズ・ウィズを確認してください。
4足を並べると、想定年代とサイズ展開で役割が分かれているのが分かります。ミズノ(モナルシーダ NEO 3 SELECT Jr)は19.0〜23.0cmと小学校低学年〜中学年向けの手頃な入門モデル、ミズノ公式(ワイタンギII CL)とSUZUKI RUGBYは25.0cm以上の体格がしっかりしてきた高学年〜中学生向け、アディダスは28.0〜35.0cm相当までカバーするジュニア専用の海外モデルといった役割分担になっています。
どれが最適かは、子どもの現在の足のサイズ、成長のペース、そして所属チームのルールによって変わります。まず費用を抑えて試したいなら1足目、幅広の足でスパイク選びに悩んでいるなら2足目か3足目、専用設計にこだわり雨天用も兼ねたいなら4足目、という視点を持って選ぶと、判断しやすくなるはずです。価格・仕様は変わることがあるため、最終確認は商品ページで行うようにしてください。
価格だけで比べると、ミズノのエントリーモデルが手頃に見えるかもしれません。ただし、この価格帯のモデルは上位モデルに比べるとサポート力や素材の面で差があるとされています。成長期でサイズアウトが早いことを踏まえると、最初の数足は手頃な価格帯のモデルで様子を見て、本格的に競技を続けることが決まってから、足幅に合わせたモデルや専門メーカーのモデルにステップアップするという考え方も十分にありです。
また、今回はいずれもジュニア・キッズ向けとして商品ページに明記されているものを選びましたが、スパイク選びに正解は一つではありません。同じ価格帯・同じサイズ表記のモデルでも、メーカーごとにフィット感やアッパーの柔らかさには違いがあります。可能であれば、この4足に近いスペックのモデルを店頭で実際に試し履きしてみると、子どもの足によりよく合う1足が見つかりやすくなります。

ミズノ モナルシーダ NEO 3 SELECT Jr ジュニア キッズ サッカー・ラグビー スパイク P1GB242503
参考価格6,160円
柔らかな人工皮革と足に沿うようなワイドフィットが魅力のエントリーモデル。ラグビー専門ショップでも「ジュニア・キッズ」カテゴリーで扱われている固定式スパイクで、通常のインソールに比べて約1.5倍のグリップ力があるとされるゼログライドライトインソールを搭載しています。
ここが良い
- ラグビー専門ショップが「ジュニア・キッズ」向けとして扱っており、少年ラグビーでの使用実績を確認しやすい
- 4足の中でもっとも価格が手頃で、サイズアウトしやすい年代でも試しやすい
- 3E相当のワイドフィットで、成長期の足を締め付けにくいとされる
注意点
- サイズ展開が19.0〜23.0cmまでのため、体格の大きい高学年以降の子どもには小さい場合がある
- 固定式のみで、グラウンドコンディションに応じた細かな調整はできない

ミズノ公式 ワイタンギII CL ラグビー ユニセックス R1GA200100
5.00(2件のレビュー)
参考価格14,300円
スーパーワイドフィットのフォワード向けエントリーモデル。ユニセックス展開でサイズは25.0cmから対応しており、体格がしっかりしてきた中学生年代の子ども用として選ばれることが多いモデルです。ミズノ公式ストアでは「高校生になる息子用に購入した」というレビューも見られます。
ここが良い
- ミズノ公式ストアが直接販売しており、正規品として安心して購入しやすい
- 4E相当のスーパーワイド設計で、成長期の幅広な足でも窮屈になりにくいとされる
- 実際に成長期の子ども用として購入されたレビューがあり、使用イメージをつかみやすい
注意点
- 最小サイズが25.0cmのため、体格の小さい低学年には大きすぎる場合がある
- 4足の中では価格が中間〜やや高めの位置づけ

SUZUKI RUGBY ラグビーシューズ TW-7300 MX(固定式+アルミスタッド)SF-376
参考価格18,909円
ニュージーランド学生代表(NZU)のオフィシャルサプライヤーであるブルーソール・ラグビーシューズのラインから展開される、トライアングル型スタッドとアルミスタッドを併用したモデル。天然皮革に近い柔軟性を持つとされる独自素材「タフレックス」を使用し、スタンダード幅とワイド幅の2種類から選べます。
ここが良い
- ラグビー専門ブランドとして長年の販売実績があり、サイズ選びの相談にも対応しているショップが扱っている
- ワイド幅(2E程度)を選べるため、幅広・甲高の足にも対応しやすい
- メーカーによる幅出し(購入後の調整)サービスが利用できる場合がある
注意点
- 4足の中でもっとも高額な部類に入る
- 29cm以上やスタンダード幅は受注生産となり、キャンセル・サイズ交換ができない

アディダス Rugby Junior (SG) Boots Boys Kids ラグビーブーツ ジュニア
参考価格25,900円
アディダスの海外ラグビーラインから展開されるジュニア専用のSG(Soft Ground:柔らかい地面向け)モデル。UKキッズサイズ表記で28cm〜35cm相当まで幅広く展開されており、体格の変化が大きい年代でもサイズを見つけやすいのが特徴です。海外正規品の並行輸入として販売されています。
ここが良い
- アディダスのラグビーラインとしてジュニア専用に企画されたモデルで、大人用の縮小版ではない設計
- サイズ展開が28.0〜35.0cm相当と幅広く、体格の変化が大きい年代でも合うサイズを探しやすい
- 雨天や水はけの悪いグラウンドでの使用を想定したSG設計
注意点
- 4足の中でもっとも価格が高く、成長でサイズアウトする頻度を考えると出費がかさみやすい
- 海外からの並行輸入のため、在庫状況や配送日数、国内でのアフターサポートの有無を事前に確認しておく必要がある
■ スペック比較表
| 商品 | ミズノ モナルシーダ NEO 3 SELECT Jr ジ… | ミズノ公式 ワイタンギII CL ラグビー ユニセックス… | SUZUKI RUGBY ラグビーシューズ TW-730… | アディダス Rugby Junior (SG) Boot… |
|---|---|---|---|---|
| 参考価格 | 6,160円 | 14,300円 | 18,909円 | 25,900円 |
| 購入 | ||||
| サイズ展開 | 19.0〜23.0cm | 25.0〜30.0cm | 25.5〜32.0cm(29cm以上・スタンダード幅は受注生産) | UK C10〜UK2.5(約28.0〜35.0cm相当) |
| 質量 | 約160g(22.0cm片方の目安) | 約295g(27.0cm片方の目安) | — | — |
| アッパー素材 | 人工皮革(ワイドフィット) | 人工皮革 | タフレックス(合成皮革系・柔軟性重視) | — |
| ソール | 合成底・固定式スタッド | 合成底・スティールトップスタッド(固定式) | ミックスソール(TPU)・固定式+アルミスタッド | — |
| シューズ幅 | 3E相当 | 4E(スーパーワイド)相当 | — | — |
| インソール | ゼログライドライトカップインソール(取り外し可) | — | — | — |
| 対応グラウンド | 天然芝・土・人工芝 | — | — | SG(Soft Ground・柔らかい地面向け) |
| 原産国 | — | インドネシア製 | — | — |
| 幅展開 | — | — | スタンダード幅/ワイド幅(2E程度) | — |
| 取り扱い | — | — | シューズ袋・スパナ付属 | — |
| ブランドライン | — | — | — | Adidas Rugby Junior Boots |
| 仕入れ区分 | — | — | — | 海外正規品の並行輸入(国内未発売モデル) |
※ 表は横にスクロールできます。仕様は販売ページの記載にもとづく目安です。
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ジュニアのスパイク選びは「大人用の小さい版」では失敗しやすい
子ども用のスパイクを選ぶとき、「大人用と同じ形をそのまま小さくしたものだろう」と考えて、価格やデザインだけで選んでしまう保護者の方は少なくありません。実際、見た目は大人用モデルとよく似ているものが多く、ブランドやシリーズ名も共通していることがあります。ですが、成長期の子どもの足は大人よりも早いペースでサイズが変わっていき、足の骨格も発達の途中にあります。合わないスパイクを履き続けると、練習中に踏ん張りが利かずケガにつながりやすくなるだけでなく、足の成長そのものに影響を与える可能性も指摘されています。
ジュニア向けのラグビースパイクは、こうした成長期特有の事情を踏まえて、大人用モデルよりも足を優しく包み込む柔らかいアッパー素材や、軽量な作りが採用されていることが多いです。また、コンタクトプレーへの慣れ具合を考慮して、スタッド(靴底の突起)の高さや配置も、まだ体重移動が安定していない年代向けに調整されているモデルが多く見られます。この違いを知らずに「サイズだけ小さければいい」という理由で大人用モデルの一番小さいサイズを選んでしまうと、足への負担やフィット感の面で不満が出やすくなります。
また、ジュニアラグビーでは所属する年代やチームによって、そもそもスパイク(金属・プラスチックの突起があるシューズ)の着用が禁止され、トレーニングシューズやスニーカーでのプレーが推奨されている場合があります。多くの少年ラグビースクールでは、タックルやコンタクトプレーを本格的に行う年代(おおむね小学校高学年〜中学生以降)からスパイクの着用を許可する傾向があります。まずは所属するチームやスクールに、スパイクの着用が認められているか、認められている場合はどのようなタイプが推奨されているかを確認することが最初のステップになります。
なお、この記事は主に小学校高学年から中学生くらいまでの、体格の変化が大きい年代を想定した選び方を中心に扱っています。高校生以降で体格が大人に近づいてきた場合は、一般的な大人向けのラグビースパイクの選び方(フォワード向け・バックス向けの区分や、対応グラウンドの表記など)も参考にしながら選ぶとよいでしょう。
この記事のスタンス
商品ごとの特徴については一概には言えないため、「〜とされる」という控えめな表現にとどめています。スパイクの相性には個人差が大きく、人それぞれで差が出るためです。判断材料として使い、可能であれば購入前に実店舗で試し履きをすることをおすすめします。
そもそもジュニア用スパイクのスペックで何が変わるのか
ジュニア向けラグビースパイクの商品ページには、サイズ展開、ウィズ(足幅)、固定式か取替式か、対応グラウンド、素材、重量など、大人用と共通する項目が並んでいます。ジュニア選びで特に押さえておきたいのは「サイズの余裕の取り方」「ウィズ(足幅)」「固定式か取替式か」の3つです。この3つを見るだけで、そのスパイクが「今の子どもの足に合うか、これからの成長にどこまで対応できるか」がおおよそ判断できます。
まずサイズの余裕についてです。大人が自分の足に合うサイズを選ぶ場合と違い、子ども用は「今ちょうど良いサイズ」を選んでしまうと、数か月で窮屈になってしまうことがあります。かといって大きすぎるサイズを選ぶと、足が靴の中で泳いでしまい、踏ん張りが利かずケガの原因になることもあります。一般的には、つま先に指1本〜1.5本分(10〜15mm程度)の余裕を目安にするとよいとされていますが、成長のペースには個人差が大きいため、あくまで目安として捉えてください。
次にウィズ(足幅)です。子どもの足は大人に比べて甲や足囲にゆとりがあることが多く、ジュニア向けモデルの多くは大人用の標準的なモデルよりもやや幅広(ワイド)に作られている傾向があります。窮屈なスパイクを履き続けると、足の指が圧迫されて変形の原因になることもあるとされ、特に成長期はウィズの合いやすさを重視して選ぶことが勧められます。
固定式と取替式の違いは、大人用と基本的には同じ考え方です。固定式はラバー製のスタッドが靴底に固定されているタイプで、取り付けや交換の手間がなく扱いやすいのが特徴です。取替式は金属やプラスチック製のスタッドをネジで着脱でき、グラウンドコンディションに合わせて調整できます。ジュニアの年代、特に始めたばかりの時期は、扱いやすく安価な固定式から入るケースが多く見られます。
また、体格差が大きく出やすいのもジュニア年代の特徴です。同じ学年でも身長・体重にかなりの差があることは珍しくなく、体格のしっかりした子どもとほっそりした子どもとでは、必要とされるサポート力やクッション性の目安も変わってきます。スペック表の数字を見るときは、一般的な目安と同時に「うちの子は体格が大きめか、まだ細身か」という視点も判断材料に加えてみてください。
「サイズの余裕」の考え方 — 大きすぎても小さすぎてもよくない理由
子ども用の靴選びでよく言われる「大きめを買って長く履かせる」という考え方は、ラグビースパイクではやや注意が必要です。ぶかぶかのスパイクは、コンタクトプレーの最中に足がずれてしまい、踏ん張りが利かなくなったり、靴擦れの原因になったりすることがあります。
目安としては、つま先に指1本〜1.5本分(10〜15mm程度)の余裕を確保しつつ、かかとはしっかりホールドされている状態が理想とされています。試し履きの際は、実際にプレーで使う厚手のソックスを履いた状態で、つま先を靴の先端に軽く当てた状態でかかと側にどれくらい隙間ができるか、指を入れて確認する方法がよく紹介されています。
成長のペースは子どもによって大きく異なりますが、目安として、小学生では半年〜1年程度でサイズが変わることが多いとされています。中学生になると成長のスピードにさらに個人差が出やすく、成長期の急激な伸びに合わせて、シーズンの途中でサイズアウトしてしまうケースも珍しくありません。購入時には、次のサイズアウトの時期をある程度見込んで、予算計画を立てておくと慌てずに済みます。
一方で、あまりに余裕を持たせすぎたサイズを選んでしまうと、足が靴の中で動いてしまい、まめや靴擦れの原因になるだけでなく、スピードや切り返しの動きにも支障が出るとされています。少年ラグビースクールのコーチの間でも「大きめより、こまめな買い替えを前提にジャストサイズに近いものを選ぶ方がプレーの質が上がる」という考え方が広く共有されています。
「ウィズ(足幅)」の考え方 — 子どもの足は大人よりゆとりが必要
ウィズは足の横幅に対するシューズ内部の余裕を示す規格です。子どもの足は骨格が発達段階にあり、大人の足に比べて甲や足囲にゆとりがある傾向があるとされています。ジュニア向けラグビースパイクの多くは、こうした特徴を踏まえて、大人用の標準モデルよりもやや幅広(ワイド)に設計されているモデルが目立ちます。
ウィズが合わないスパイクを履き続けると、足の指が圧迫されて痛みが出たり、外反母趾のような足のトラブルの原因になったりすることがあるとされています。特に成長期は骨や関節がまだ柔らかいため、大人以上にウィズの合いやすさを意識して選ぶことが勧められます。窮屈さを感じても「そのうち馴染むだろう」と我慢させず、試し履きの段階で違和感がないかを確認することが大切です。
通販で購入する場合、商品ページのウィズ表記(3E相当、4E相当など、数字が大きいほど幅広)と、これまで履いていたスニーカーやサッカースパイクのサイズ感を照らし合わせて選ぶと失敗しにくくなります。特にジュニア向けモデルは、大人用よりもさらに幅広な作りになっているケースが多いため、大人用の感覚でサイズを選ぶと逆に窮屈になってしまうこともあります。
可能であれば、購入前に実店舗で足のサイズ(足長・足囲)を計測してもらうのがもっとも確実です。特に、初めてラグビー専用スパイクを買う場合や、これまでのスニーカーのサイズ感がわからない場合は、店頭での採寸を一度挟んでおくと、その後の通販での買い替えもスムーズになります。
年代・体格別に見る2つの考え方
ジュニア年代のスパイク選びは、大人のようにポジションで大きく分けるよりも、まず「体格・プレー経験に応じてどこまでサポート力を求めるか」という軸で考えるとイメージしやすくなります。すべての子どもがきれいに当てはまるわけではありませんが、目安として使ってください。
■ 始めたばかり・体格がまだ小さい子ども向け
軽量で柔らかいアッパー素材、扱いやすい固定式スタッドの組み合わせが多いタイプです。足への負担を抑えながら、まずはラグビーというスポーツの動きに慣れることを優先した設計とされています。価格も比較的手頃なモデルが多く、成長でサイズアウトしやすい時期に選びやすい系統です。
■ ある程度プレー経験があり、体格もしっかりしてきた子ども向け
大人用モデルに近いサポート力を持たせつつ、ジュニアサイズで展開されているタイプです。コンタクトプレーの頻度が増えてくる中学生年代や、本格的にチームでの活動を続けている子どもに向いているとされています。取替式スタッドを採用したモデルも視野に入ってきます。
選び方の3ステップ
ここまでの知識を踏まえて、実際にジュニア向けラグビースパイクを選ぶ手順を大きく3つに分けて整理しました。順を追って絞り込んでいくと、数字の羅列に惑わされにくくなり、候補を決めやすくなります。焦って完璧なスパイクを選ぼうとする必要はありません。まずはこの3ステップで大きく外さない選択をして、実際に練習に使いながら子どもの足の状態を観察していくつもりで進めてください。
- 1所属チーム・スクールのルールを確認する。スパイクの着用が認められている年代かどうか、認められている場合は固定式・取替式のどちらが推奨されているかを、コーチや先輩の保護者に確認するのが確実です。
- 2現在の足のサイズと余裕の目安を把握する。つま先に指1本〜1.5本分(10〜15mm程度)の余裕を目安にしつつ、直近半年〜1年でどれくらい足のサイズが変わったかを振り返り、次の買い替え時期をおおまかに見込んでおきます。
- 3可能であれば実際に試し履きをする。足を入れたときのつま先の余裕や、かかとのホールド感、ウィズの合いやすさは、数字だけでは分かりません。プレーで使う予定の厚手のソックスを持参し、可能であれば購入前に何足か履き比べてみるのが確実です。試し履きが難しい場合は、口コミレビューで似た年代・体格の子どもを持つ保護者の感想を探すのも参考になります。
兄弟・お下がりで使う場合の注意
上のお子さんのスパイクを下のお子さんに譲る「お下がり」を検討する家庭も多いですが、スタッドのすり減りやアッパーの型崩れが進んでいると、グリップ力や足のホールド感が低下している場合があります。見た目に大きな傷みがなくても、半年〜1年以上使用したスパイクは、状態を確認してから譲るようにしてください。
サイズ選びで失敗しないために
ジュニア向けラグビースパイクは、普段履いているスニーカーと同じサイズを選べば必ず合うというわけではありません。ここでは通販でスパイクを選ぶ際に、特に確認しておきたいポイントを整理します。
まず、可能であれば購入前に一度、実店舗で子どもの足のサイズ(足長・足囲)を計測してもらうことをおすすめします。特に初めてラグビー専用スパイクを購入する場合は、足の実測値を把握しておくことで、その後の通販での買い替えがぐっとスムーズになります。多くのブランドが公式サイトにサイズ表を掲載しているので、実測値と照らし合わせて選ぶと失敗しにくくなります。
次に、左右で足のサイズがわずかに異なる子どもも珍しくありません。試し履きをする際は、必ず両足とも履いて確認し、プレーで使う予定の厚手のソックスを履いた状態で試すのがおすすめです。通販の場合は、レビューに「サイズ感」についてのコメントがないか確認するのも参考になります。
成長期は特に、購入時点でぴったりのサイズを選んでも、数か月でサイズアウトしてしまうことがあります。次のサイズアウトの時期をあらかじめ想定し、予算や購入時期の計画を立てておくと、シーズン途中の急な買い替えにも慌てずに対応できます。特にチームでの活動が本格化する時期(新学年が始まる春先など)の前後は、サイズを見直す良いタイミングです。
通販で失敗しないためのチェックリスト
購入前に「①つま先に指1本〜1.5本分の余裕を確保できているか」「②足長だけでなく足囲(ウィズ)も確認したか」「③所属チームでスパイクの着用や種類に関するルールがないか確認したか」の3点をチェックしておくと、通販でのサイズ・スペック選びの失敗を減らしやすくなります。
買ったあとに気をつけたいこと
ジュニア向けラグビースパイクは買って終わりではなく、使っていくうちに劣化していく消耗品でもあります。特に成長期の子ども用は、サイズアウトと経年劣化の両方に目を配る必要があります。
まず、定期的にサイズを確認する習慣をつけることが大切です。子ども自身は多少窮屈でも「まだ履ける」と言ってしまうことがあるため、月に1回程度、保護者がつま先の余裕を確認してあげると、サイズアウトに気づきやすくなります。かかとを合わせた状態でつま先にどれくらい余裕があるか、指で軽く押さえて確認する方法がよく紹介されています。
次に、経年劣化についてです。コンタクトプレーが多いラグビーでは、使用頻度にもよりますが、半年〜1年程度でアッパーの型崩れやソールのグリップ力低下を感じ始めることが多いとされています。ジュニアの場合はサイズアウトが先に来ることが多いため、劣化そのものが問題になる前に買い替えのタイミングを迎えることも少なくありません。
洗い方については、土のグラウンドで使用したあとは泥や汚れを乾いたブラシで落とし、汚れがひどい部分は中性洗剤を薄めた水と柔らかいブラシで軽く手洗いするのが無難です。洗濯機での丸洗いは、接着剤の劣化やアッパーの型崩れにつながる場合があるとされ、あまりおすすめできません。洗ったあとは風通しの良い日陰で自然乾燥させ、直射日光や乾燥機での急速乾燥は素材の劣化を早める可能性があるため避けたほうがよいとされています。
保管方法にも触れておきます。高温多湿の玄関や、直射日光が当たる場所に長時間置いておくと、ソールの樹脂やアッパーの接着剤が劣化しやすくなると言われています。使わないときは風通しの良い場所で保管する習慣をつけておくと、次のお子さんへのお下がりや、フリマアプリでの譲渡を検討する際にも状態を保ちやすくなります。
よくある質問
Qジュニアはどんなスパイクを選べばいいですか?
Aまずは所属するチームやスクールで、スパイクの着用が認められている年代・種類かを確認するのが最初のステップです。着用が認められている場合は、体格やプレー経験に応じて、始めたばかりの子どもには軽量で扱いやすい固定式のエントリーモデル、体格がしっかりしてきた子どもには大人用に近いサポート力を持つモデルを目安に選ぶとよいでしょう。
Qサイズはどれくらいの余裕を持たせればいいですか?
Aつま先に指1本〜1.5本分(10〜15mm程度)の余裕を目安にするとよいとされています。あまりに大きすぎるサイズは、コンタクトプレーの最中に足がずれて踏ん張りが利かなくなったり、靴擦れの原因になったりすることがあるため、大きめを選びすぎないことも大切です。
Qどのくらいの頻度で買い替えることになりますか?
A成長のペースには個人差がありますが、小学生では半年〜1年程度でサイズが変わることが多いとされています。中学生になると成長のスピードにさらに個人差が出やすく、シーズンの途中でサイズアウトしてしまうこともあります。月に1回程度、つま先の余裕を確認する習慣をつけておくと気づきやすくなります。
Q大人用のスパイクを小さいサイズで買ってもいいですか?
Aジュニア向けモデルは、成長期の柔らかい足に合わせてアッパー素材やスタッドの高さが調整されていることが多く、大人用モデルとは設計が異なる場合があります。特に始めたばかりの年代では、ジュニア向けとして展開されているモデルから選ぶことをおすすめします。
Q固定式と取替式、どちらを選べばいいですか?
Aジュニアの年代、特に始めたばかりの時期は、扱いやすく比較的安価な固定式から入るケースが多く見られます。グラウンドコンディションに応じた調整をしたい場合や、ある程度本格的に競技を続けることが決まっている場合は、取替式を検討するのもよいでしょう。
Q兄弟のお下がりを使ってもいいですか?
A見た目に大きな傷みがなければ使えることもありますが、スタッドのすり減りやアッパーの型崩れが進んでいると、グリップ力や足のホールド感が低下している場合があります。半年〜1年以上使用したスパイクは、譲る前に状態を確認するようにしてください。
Q予算はどれくらい見ておけばいいですか?
Aエントリーモデルの固定式であれば6,000〜15,000円程度で、ジュニア向けのモデルが揃います。専門メーカーや海外ブランドの専用モデルは18,000〜26,000円程度になることもあります。成長期はサイズアウトの頻度も考慮し、最初のうちは手頃な価格帯のモデルから試すという考え方もおすすめです。
迷ったらこれ|この記事のNo.1

ミズノ モナルシーダ NEO 3 SELECT Jr ジュニア キッズ サッカー・ラグビー スパイク P1GB242503
参考価格 6,160円
向いている人:これから少年ラグビーを始める小学生、まずは費用を抑えて1足を用意したい家庭
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