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チームでキッカーを任されることになり、いざ自分用のキッキングティーを買おうと通販サイトを開いてみたものの、「固定式」「アジャスタブル」「プレシジョン」といった見慣れない言葉が並ぶ商品ページを前に、どれを選べばいいのか分からなくなってしまった経験はないでしょうか。キッキングティーは、コンバージョンキックやペナルティゴールでボールを地面に固定し、ゴールポストの間を狙うために使う小さな道具ですが、その高さや硬さ、角度の作りやすさによって、ボールの飛び方や蹴った瞬間の感触は大きく変わります。学校の部活動で共有のティーを何となく使っていた人が、いざ自分のものを選ぶ段階になって、サイズも種類も想像以上に多いことに戸惑うのはよくあることです。この記事では、専門用語を一つずつやさしい言葉に置き換えながら、キッキングティーのどこを見て選べばいいかを整理しました。最後には、検討リストに入りやすい4点も比較しています。
この記事でわかること
- キッキングティー選びは「なんでも同じ」で失敗しやすい
- そもそもキッキングティーのスペックで何が変わるのか
- 「高さ(ハイト)」の読み方 — ミリ単位の違いが弾道を左右する
- 「素材の硬さ」の読み方 — EVA樹脂やゴム素材で感触が変わる
- 「固定式」と「アジャスタブル式」の違い — どちらを選ぶべきか
- 目的別に見る3タイプ
ラグビーキッキングティーおすすめ4選
ここからが具体的な候補の紹介です。あらかじめお伝えしておくと、これらを使えば必ずゴールを決められる、という話ではありません。いずれもメーカーの商品ページ上でラグビー用のキッキングティーとして案内されているものを中心に、高さ・調整機構・価格帯が異なる4点を選びました。こちらは記事作成時点の価格です。変動する可能性がある点にご注意ください。購入前に商品ページで最新の価格・在庫・カラーを確認してください。
4点を並べると、価格帯と機能性で役割が分かれているのが分かります。カンタベリーは1,000円台で揃えられるベーシックな入門モデル、ギルバートの2点は標準からやや高めの弾道を試せる固定式モデル、RHINOは唯一高さを段階的に調整できるアジャスタブルモデルという差別化がされています。
選ぶ際のポイントは、キックの経験や自分の立場(臨時のキッカーか、チームの正キッカーか)、そして予算によって変わります。まず費用を抑えて試したいなら1点目、少し高い弾道を試したいなら2点目、試合本番でも使いやすいものが欲しいなら3点目、高さを自分で追い込んで調整したいなら4点目、という基準で決めると、納得のいく選択がしやすくなります。なお、価格や仕様は変動することがあるので、購入前に商品ページで最新情報を確かめてください。
価格だけで比べると、カンタベリーのベーシックモデルがもっとも手頃に見えるかもしれません。ただし、この価格帯のモデルは高さの調整ができない分、自分に合う高さを見つけるまでに複数のティーを試すことになる可能性もあります。最初の数か月間、自分のキックスタイルを見極める期間の1点としてはコストパフォーマンスに優れていますが、正キッカーとして本格的に取り組むと決まってから、RHINOのようなアジャスタブルタイプにステップアップするという考え方も十分にありです。
また、今回はいずれもラグビー用品専門店で「ラグビー用キッキングティー」として案内されているものを選びましたが、選び方に唯一の正解があるわけではありません。同じ価格帯・同じ高さを謳うモデルでも、ブランドごとに素材の硬さやボールの収まり方には違いがあります。可能であれば、この4点に近いスペックのモデルをチームメイトや先輩に借りて試してみると、自分により合う1点が見つかりやすくなります。

カンタベリー(canterbury)KICKING TEE キッキングティー ラグビー AA02809
4.00(2件のレビュー)
参考価格1,320円
ラグビー用品の定番ブランド、カンタベリーのベーシックなキッキングティー。高密度ポリウレタン素材で作られており、レッド・イエロー・グリーンなどカラーバリエーションが豊富に揃っています。初めてのキッキングティーとして選ばれやすい定番モデルです。
ここが良い
- ラグビー用品の大手ブランドであるカンタベリー製で、正規品として安心して購入しやすい
- 価格が手頃で、初めてのキッキングティーとしてリスクが少ない
- カラーバリエーションが豊富で、視認性の良い色を選びやすい
注意点
- 高さの調整機能はなく、固定式のため高さを変えたい場合は買い替えが必要
- 素材はシンプルな一体成形で、上位モデルと比べると耐久性はやや控えめとされる

GILBERT(ギルバート)キッキング・ティーMID GB-9242
4.50(2件のレビュー)
参考価格1,782円
ラグビー用品の二大ブランドの一つ、ギルバートのミドルハイトタイプのキッキングティー。ブラックの落ち着いたカラーで、標準よりやや高めの設計になっているとされています。カンタベリーのベーシックモデルより高い弾道を試したい選手向けのモデルです。
ここが良い
- ギルバート製で、ラグビー用品専門店での取り扱いも多く信頼性が高い
- ミドルハイトタイプで、標準的な高さより高い弾道を試しやすいとされる
- 落ち着いたブラックカラーで、試合でも使いやすいデザイン
注意点
- こちらも固定式のため、高さを段階的に調整することはできない
- カラー展開がブラック中心で、視認性を重視する場合は選択肢が限られる

GILBERT(ギルバート)キッキングティー SPOT-ON GB9245
参考価格1,650円
試合用としても使われるギルバートのキッキングティー。着脱がスムーズな作りで、用途に応じて使い分けられる2タイプの仕上がりが用意されているとされています。練習だけでなく試合本番でも使いやすいモデルです。
ここが良い
- 試合用としても案内されており、公式戦でも安心して使いやすい
- 着脱がスムーズで、キックの合間の動作にもたつきにくいとされる
- ギルバートブランドとしては手頃な価格帯に位置づけられている
注意点
- 固定式のため、練習を通じて高さを変えていきたい場合には向かない
- 商品ページ上の詳細スペック(重量・サイズ等)の記載はやや簡潔

RHINO(ライノ)アジャスタブル キックティー 高さ調節可能
5.00(1件のレビュー)
参考価格2,420円
イギリス発の老舗ラグビー用品ブランド、RHINO(ライノ)のアジャスタブルタイプのキッキングティー。ネジ式の調整機構により、キックの角度や好みに合わせて高さを段階的に変えられるのが最大の特徴です。4点の中で唯一、高さ調整に対応したモデルです。
ここが良い
- ラグビー老舗ブランドRHINO製で、高さを自分の蹴り方に合わせて調整できる
- 成長や上達に合わせて長く使い続けやすい
- コンバージョンとペナルティゴールで異なる高さを使い分けたい選手に向く
注意点
- 4点の中では価格がもっとも高い
- 調整機構があるぶん、固定式に比べるとパーツの摩耗による経年劣化に注意が必要
■ スペック比較表
| 商品 | カンタベリー(canterbury)KICKING TE… | GILBERT(ギルバート)キッキング・ティーMID G… | GILBERT(ギルバート)キッキングティー SPOT-… | RHINO(ライノ)アジャスタブル キックティー 高さ調… |
|---|---|---|---|---|
| 参考価格 | 1,320円 | 1,782円 | 1,650円 | 2,420円 |
| 購入 | ||||
| タイプ | 固定式(スタンダードタイプ) | 固定式(ミドルハイトタイプ) | 固定式(SPOT-ONシリーズ) | アジャスタブル式(プレシジョンタイプ) |
| 素材 | 高密度ポリウレタン系樹脂 | — | — | — |
| カラー展開 | レッド・イエロー・グリーン・ブルーパープル等 | — | — | — |
| 対応シーン | コンバージョンキック・ペナルティゴールの練習全般 | コンバージョンキック・ペナルティゴールの練習・試合 | 試合・公式戦でのゴールキック | コンバージョンキック・ペナルティゴールの精度練習 |
| ブランド | canterbury(カンタベリー) | GILBERT(ギルバート) | GILBERT(ギルバート) | RHINO(ライノ) |
| カラー | — | ブラック | — | — |
| 特徴 | — | — | 着脱がスムーズな設計、用途別に2タイプの仕上がり | — |
| 調整機構 | — | — | — | ネジ式で高さを段階的に変更可能 |
※ 表は横にスクロールできます。仕様は販売ページの記載にもとづく目安です。
※ 価格・在庫は変動します。最新情報は各ストアでご確認ください。当サイトはアフィリエイトプログラムを利用しています。
ラグビーでよく買われる道具
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キッキングティー選びは「なんでも同じ」で失敗しやすい
キッキングティーは小さくシンプルな道具に見えるため、「どれを買っても同じだろう」と考えてしまいがちです。実際、価格も1,000円台から3,000円台程度と幅が狭く、見た目もよく似た円錐形や台座型のものが並んでいます。ですが、コンバージョンキックやペナルティゴールを狙うキッカーにとって、ティーの高さや硬さ、角度のつけやすさは、ボールがどう飛ぶかに直結する重要な要素です。特にチームの正キッカーを任されるようになると、練習のたびに違うティーを使っていては、蹴る感覚が毎回微妙にずれてしまい、試合本番で狙った軌道を再現しにくくなることもあります。
キッキングティーには大きく分けて、高さが固定されている「固定式(スタンダードタイプ)」と、パーツを組み替えたりネジで調整したりして高さを変えられる「アジャスタブルタイプ(プレシジョンタイプ)」があります。固定式は扱いやすくコストも抑えやすい一方、キック角度の好みが定まっていない初心者には、複数の高さを試しながら合うものを探せるアジャスタブルタイプが向いているとされています。この違いを知らずに「とりあえず安いものを」と選んでしまうと、後になって「もう少し高さがあるティーを試したかった」と感じることもあります。
また、ラグビーのキッキングティーは、コンバージョンキック(トライ後に追加点を狙うキック)とペナルティゴール(反則の際に得点を狙うキック)の両方で使われますが、蹴る距離や角度によって使いやすい高さが変わってくるとも言われています。ゴールに近い位置からのコンバージョンでは低めのティー、遠距離のペナルティゴールでは高さのあるティーを好むキッカーもいるなど、プレースタイルによって最適な選択は変わってきます。
なお、この記事は主に部活動やクラブチームで実際にゴールキックの練習・試合を行う選手を想定した選び方を扱っています。少年ラグビーやタグラグビーなど、ゴールキックそのものを行わないカテゴリーでは、キッキングティーを使う機会自体が少ない点には留意してください。自分が実際にゴールキックを蹴る立場にあるかどうかを、まず確認したうえで商品を探すようにしてください。
この記事のスタンス
商品ごとの特徴については個人差がある内容のため、断定を避けた書き方にしています。ティーの相性には個人差が大きく、一律の答えがあるわけではないためです。判断材料として使い、可能であれば購入前にチームの練習で実際に使ってみることをおすすめします。
そもそもキッキングティーのスペックで何が変わるのか
キッキングティーの商品ページには、高さ(ハイト)、素材、固定式かアジャスタブル式か、カラーバリエーションといった情報が並んでいます。すべてを一度に理解する必要はありませんが、まず押さえておきたいのは「高さ」「素材の硬さ」「調整のしやすさ」の3つです。この3つを見るだけで、そのティーが「初心者向けの扱いやすいタイプ」なのか「上級者向けの調整幅が広いタイプ」なのかが、おおよそ判断できます。
たとえるなら、高さはボールを蹴り出す角度の土台、素材の硬さはボールを置いたときの安定感、調整のしやすさは自分の蹴り方に合わせてカスタマイズできる余地に関わる要素です。高さがあれば弾道を高く出しやすくなりますし、素材が適度に硬ければ、助走からインパクトの瞬間までボールがぐらつきにくくなります。初心者のうちは「まずはボールが安定して置けること」を優先したほうが、キックそのものへの集中力を保ちやすくなります。
一方で、高さのあるティーばかりを使っていると、低い弾道でスピードを重視したキックの感覚がつかみにくくなることもあります。これは弾道の高さと安定感のトレードオフで、どちらが正解ということではありません。まずは「自分は高い弾道を狙いたいのか、それとも低く鋭い弾道を身につけたい時期なのか」を意識しておくと、スペックの数字が意味を持って見えてきます。
もう一つ見落とされがちなのが、練習で毎回同じティーを使うことの効果です。ゴールキックは、助走のリズムやボールを置く角度など、細かい動作の再現性が結果を左右する種目です。練習のたびに高さや硬さの異なるティーを使っていると、微妙な感覚のズレが蓄積し、上達のスピードが鈍ることもあるとされています。自分に合ったティーを1つ決めて使い込むことは、キック技術そのものと同じくらい成果に関わる部分だと考えてください。
また、屋外の天候によってもティーの使い勝手は変わります。雨で芝がぬかるんでいる日は、台座部分が沈み込みやすく、硬めの素材のティーのほうが安定しやすいと言われる一方、乾燥した硬い地面では、多少柔らかい素材のほうが衝撃を吸収しやすいという声もあります。自分が主にプレーする環境(天然芝・土のグラウンド・人工芝など)も、選ぶときの判断材料の一つに加えてみてください。
「高さ(ハイト)」の読み方 — ミリ単位の違いが弾道を左右する
キッキングティーの高さは、多くの商品ページで「〇〇mm」というミリ単位の数値、またはアジャスタブルタイプであれば「〇〇mm〜〇〇mmの範囲で調整可能」という表記で示されています。数値が大きいほど、ボールを高い位置から蹴り出せる構造になっており、ゴールポストのクロスバーを越える高い弾道を出しやすいとされています。
目安として、20〜30mm程度を「ロータイプ(低め)」、35〜45mm程度を「スタンダードタイプ(標準)」、50mm以上を「ハイタイプ(高め)」と考えるとイメージしやすいです。初心者や、まずコンバージョンキックの基本を身につけたい選手には、極端に高すぎず低すぎない標準的な高さのティーが扱いやすいとされています。極端に高いティーは、慣れないうちはボールの芯を捉えづらく、あえて空振りやミスキックにつながりやすいとも言われています。
アジャスタブルタイプのティーは、この高さを自分で細かく調整できる点が最大の特徴です。パーツを積み重ねる方式や、ネジ式で上部を回して高さを変える方式などがあり、練習を重ねながら自分に合う高さを探っていくことができます。ある程度キックの経験を積んで「自分はもう少し高いティーが合いそうだ」と感じ始めたタイミングで、固定式からアジャスタブルタイプに切り替える選手も少なくありません。
ここで大事なのは、高さの数値だけで「良いティー」を判断しないことです。同じ高さの表記でも、素材の硬さや台座の形状によって、実際にボールを置いたときの体感はかなり変わります。高さはあくまで、そのティーが「高い弾道向きか、低い弾道向きか」を大まかにつかむための一つの手がかりとして見るのがおすすめです。
「素材の硬さ」の読み方 — EVA樹脂やゴム素材で感触が変わる
キッキングティーの素材は、多くがEVA樹脂やゴム、ポリウレタンといった弾力性のある素材で作られています。商品ページには「特殊成形EVAプラスチック」「高密度ポリプロピレン樹脂」といった表現で紹介されていることが多く、素材によってボールを置いたときの沈み込み方や、蹴った瞬間の感触が変わってきます。
柔らかめの素材は、ボールを置いたときにティーの先端が少ししなり、ボールが自然にフィットしやすいとされています。一方で硬めの素材は、繰り返し使っても型崩れしにくく、耐久性の面で優れているとされる傾向があります。初めてのティーであれば、極端に柔らかすぎず硬すぎない、標準的な硬さのモデルから試してみるのが無難です。
価格帯で見ると、1,000円台〜2,000円台のエントリーモデルは比較的シンプルな一体成形のものが多く、2,500円〜4,000円程度になると、耐久性を高めた素材や、細かく調整できる機構を備えたモデルが増えてくる傾向があります。まずは価格帯1,500〜2,500円程度の、扱いやすさを重視したモデルを基準に検討するとイメージしやすいでしょう。
素材の硬さは、天候やグラウンドのコンディションによる使用感の違いにも関わってきます。気温が低い時期はゴム系の素材が硬く感じられやすく、逆に夏場の高温下では柔らかく感じられることもあるとされています。年間を通して同じティーを使い続ける場合は、こうした季節による感触の変化があることも、あらかじめ知っておくと戸惑いにくくなります。
「固定式」と「アジャスタブル式」の違い — どちらを選ぶべきか
固定式(スタンダードタイプ)は、あらかじめ決まった高さで作られたシンプルな構造のティーです。価格が手頃で扱いやすく、初めてのキッキングティーとして選ばれやすい傾向があります。一方のアジャスタブル式(プレシジョンタイプ)は、パーツの組み合わせやネジの回転によって高さを段階的に変えられる構造になっています。
固定式のメリットは、何より扱いやすさとコストの手頃さです。高さで迷う必要がなく、練習のたびに同じ条件でボールを置けるため、まずは基本のフォームを固めたい初心者に向いているとされています。デメリットとしては、高さが合わないと感じたときに買い直しが必要になる点が挙げられます。
アジャスタブル式のメリットは、成長や上達に合わせて高さを変えられる柔軟性です。ジュニア世代から高校・大学、社会人まで長く使い続けたい場合や、コンバージョンとペナルティゴールで高さを使い分けたいキッカーには、この調整機能が役立つとされています。デメリットとしては、固定式に比べて価格がやや高めになりやすい点と、調整パーツの摩耗によって経年で高さがずれてくる可能性がある点です。
どちらを選ぶべきか迷ったら、まずは自分がどのくらいの頻度でキックを蹴るポジションなのかを考えてみてください。臨時でキックを任されることがある程度であれば固定式で十分ですが、チームの正キッカーとして継続的にゴールキックの精度を追求していく立場であれば、アジャスタブル式のほうが長期的な投資として見合う場合が多いとされています。
目的別に見る3タイプ
ここまで見てきた高さ・素材・調整機構の組み合わせによって、市販のキッキングティーはおおよそ3つの系統に分けられます。すべてのモデルがきれいに当てはまるわけではありませんが、店頭やネットショップで「このティーはどのタイプだろう」と判断する目安として使ってください。
■ エントリー固定型
価格1,000円台〜1,500円程度・標準的な高さの一体成形モデルが多いタイプです。扱いやすくコストも抑えやすいため、初めてキッキングティーを購入する人、まずは基本のコンバージョンキックを練習したい人に向いているとされています。
■ バランス型固定・軽量アジャスタブル
価格1,500円〜2,000円程度、標準的な高さに加えて2タイプ程度の使い分けができるモデルや、シンプルな調整機構を備えたモデルが多いタイプです。コンバージョンとペナルティゴールで異なる高さを試してみたい中級者に選ばれやすい系統です。
■ 本格アジャスタブル型
価格2,000円〜4,000円程度、複数段階での高さ調整が可能な精密設計のモデルが多いタイプです。チームの正キッカーを務める選手、自分に合った高さを突き詰めて探したい選手向けとされる一方、価格はやや高めで、扱いに慣れるまでは調整に手間取ることもあります。
選び方の3ステップ
ここまでの知識を踏まえて、実際にキッキングティーを選ぶ判断の流れを3つのステップにまとめました。この流れに沿って選んでいくと、数字の羅列に流されずに候補を絞り込みやすくなります。
- 1自分の立場を大まかに把握する。臨時でキックを蹴る機会がある程度であれば「エントリー固定型」、部活動やクラブでコンバージョンキックの練習を継続していく場合は「バランス型」、チームの正キッカーとして精度を追求していく場合は「本格アジャスタブル型」から検討すると外しにくくなります。
- 2高さと価格帯で候補を絞る。目安として、標準的な高さ(35〜45mm程度)のモデルを2〜3点ほどリストアップし、そのうえで固定式にするかアジャスタブル式にするかを、自分のプレー頻度と予算に照らして決めていきます。
- 3可能であればチームの練習で実際に使ってみる。同じ部活動やクラブに、すでにキッキングティーを持っている先輩や仲間がいれば、蹴らせてもらって感触を確かめるのが確実です。試す機会が難しい場合は、口コミレビューでキック経験のある人の感想を参考にするのも有効です。
ティーの向きにも注意
キッキングティーには、ボールを置く面が斜めにカットされているものがあり、キックする方向に対してティーの向きを合わせて置くことで、ボールが安定しやすくなるとされています。購入後は、まず自分の蹴りやすい向きを練習の中で確認しておくとよいでしょう。
正しい置き方・使い方で失敗しないために
キッキングティーは、正しく置かないと本来の性能を発揮できません。ここでは、通販で選んだティーを実際に使う際、特に確認しておきたいポイントを整理します。
まず、ティーを置く場所です。ペナルティゴールの場合は反則が起きた地点の延長線上、コンバージョンキックの場合はトライした地点からタッチラインと平行に伸ばした線上に置く必要があります。ティー自体の性能とは別に、正しい位置にボールを置けているかどうかがキックの成否を大きく左右するため、練習の段階からルールに沿った位置取りを意識しておくことをおすすめします。
次に、ボールを置く角度です。多くのキッキングティーは、蹴る方向に対してボールの縫い目や角度をどう合わせるかによって、蹴りやすさが変わってくるとされています。自分がどの角度でボールを置くと蹴りやすいかは、実際に何度も蹴りながら体で覚えていく部分が大きいため、購入後はまず自分なりの「置き方の型」を練習の中で作っていくとよいでしょう。
また、風の強い日や雨の日は、ティーの上でボールが安定しにくくなることがあります。強風時は、ティーの向きや置き方を普段よりも慎重に確認し、必要であれば手で軽くボールを押さえてから助走に入るなど、天候に応じた調整も意識しておくと、悪条件下でのミスキックを減らしやすくなります。
練習前のチェックリスト
練習や試合の前に「①正しい位置にティーを置けているか」「②自分の蹴りやすい角度でボールが置けているか」「③風向きを確認したか」の3点をチェックしておくと、キッキングティーの性能を十分に活かしたキックにつながりやすくなります。
買ったあとに気をつけたいこと
キッキングティーは小さな道具ですが、使っていくうちに劣化していく消耗品でもあります。特に屋外で頻繁に使う場合、見落としがちな点をいくつか挙げておきます。
まず耐久性についてです。キッキングティーは、キックのたびに繰り返し衝撃を受ける道具のため、使用頻度にもよりますが、半年〜1年程度で先端部分がすり減ったり、アジャスタブルタイプの場合は調整ネジ部分が緩みやすくなったりすることがあるとされています。「以前より高さが安定しない」「ボールが置きにくくなった」と感じたら、買い替えや調整パーツの確認を検討するタイミングかもしれません。
次に、保管方法です。直射日光の当たる場所に長時間放置すると、樹脂素材が劣化して硬くなったり、変色したりすることがあるとされています。使わないときは、他のラグビー用品と一緒にバッグの中で保管し、極端な高温になる車内などに長時間置きっぱなしにしないよう気をつけるとよいでしょう。
最後に、紛失対策です。キッキングティーは小さく、練習後にグラウンドに置き忘れてしまうケースが少なくありません。目立つカラーのモデルを選んでおく、専用の小物入れやボールバッグの決まった場所に収納する習慣をつけておくなど、日常的な扱い方の工夫も、長く同じティーを使い続けるうえで役立ちます。
こうした細かなメンテナンスは、キックの技術そのものとは別の話に思えるかもしれません。ですが、自分が使い慣れたティーを長く使い続けられる状態に保つことは、結果的にキックの再現性を高めることにもつながります。道具のコンディションを自分で把握できるようになると、練習の中で「今日のミスはフォームの問題か、道具の劣化の問題か」を切り分けやすくなるはずです。
よくある質問
Q初心者はどんなキッキングティーを選べばいいですか?
A目安として、標準的な高さ(35〜45mm程度)の固定式モデルから始めるのがおすすめです。高さの調整機能がない分、扱いやすくコストも抑えやすいため、まずは基本のコンバージョンキックのフォームを身につける段階に向いているとされています。
Q固定式とアジャスタブル式はどちらがいいですか?
A臨時でキックを蹴る機会がある程度であれば固定式で十分ですが、チームの正キッカーとして継続的にゴールキックの精度を追求していく立場であれば、高さを段階的に調整できるアジャスタブル式のほうが長期的に見合う場合が多いとされています。
Qキッキングティーの高さはどのくらいが標準ですか?
A目安として、20〜30mm程度を「ロータイプ」、35〜45mm程度を「スタンダードタイプ」、50mm以上を「ハイタイプ」と考えるとイメージしやすいです。初心者にはまず標準的な高さのモデルが扱いやすいとされています。
Qコンバージョンキックとペナルティゴールで違うティーを使うべきですか?
Aゴールに近い位置からのコンバージョンでは低めのティー、遠距離のペナルティゴールでは高さのあるティーを好むキッカーもいるとされていますが、必ず使い分けなければならないわけではありません。まずは1つのティーに慣れてから、必要に応じて使い分けを検討するとよいでしょう。
Qキッキングティーはどのくらいで買い替えるべきですか?
A使用頻度にもよりますが、半年〜1年程度を目安に、先端部分のすり減りや調整ネジの緩みが出てくることがあるとされています。ボールの置き方が以前より安定しないと感じたら、買い替えのサインかもしれません。
Q雨の日でも同じティーを使って大丈夫ですか?
A雨で芝がぬかるんでいる日は台座部分が沈み込みやすく、硬めの素材のティーのほうが安定しやすいと言われています。天候によって使用感が変わることをあらかじめ知っておくと、悪条件下でも戸惑いにくくなります。
Q予算はどれくらい見ておけばいいですか?
Aエントリー向けの固定式モデルであれば1,300〜1,800円程度、高さを調整できるアジャスタブルタイプであれば2,000〜4,000円程度が目安です。最初の1点であれば、無理に高機能なものを選ぶ必要はなく、まずは標準的な高さと扱いやすさを優先して選ぶのがおすすめです。
迷ったらこれ|この記事のNo.1

カンタベリー(canterbury)KICKING TEE キッキングティー ラグビー AA02809
参考価格 1,320円
向いている人:まず1つ目のキッキングティーを手頃な価格で用意したい人
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