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ゴルフは「1つのボールをできるだけ少ない打数でホールに入れる」というシンプルな目的のスポーツですが、実際にコースに出るとOB(アウトオブバウンズ)やペナルティエリア、ドロップの方法など、初心者には馴染みの薄いルールが次々に登場します。これらのルールを知らないままラウンドすると、正しい打数の数え方がわからずスコアを付けられなかったり、同伴者を待たせてしまったりすることもあります。この記事では、初心者がまず押さえておきたいOB・ペナルティエリア・ドロップ・暫定球という4つの基本ルールを、R&A(ゴルフ規則を管理する団体)とJGA(日本ゴルフ協会)による現行のゴルフ規則に沿って、できるだけわかりやすく解説します。
この記事でわかること
- OB(アウトオブバウンズ)とは
- ペナルティエリアの基本ルール
- ドロップの正しいやり方
- 暫定球(ざんていきゅう)とは
- ロストボール(ボールを見失った場合)の処置
- アンプレヤブル(プレー不能)の処置
OB(アウトオブバウンズ)とは
OBとは「アウトオブバウンズ(Out of Bounds)」の略で、プレーが許されているコースの外にボールが出てしまった状態を指します。多くのコースでは白い杭や白線でコースの境界が示されています。
ボールがOBになった場合は「打ってから1罰打を加えたうえで、直前に打った場所からできるだけ近い場所に戻ってプレーを続ける」というのが基本の処置(ストロークアンドディスタンス)です。ティーショットがOBになった場合は、再度ティーイングエリアから打ち直すことになります。
罰打が加わるため、たとえば1打目がOBになった場合、次に打つボールは実質的に3打目としてカウントされます(1打目+OBの1罰打+打ち直しの1打で合計2、次打が3打目)。この数え方に慣れていないと、スコアを付け間違えやすいポイントです。
ペナルティエリアの基本ルール
池やヤブなど、コース上でプレーが困難あるいは禁止されている区域は「ペナルティエリア」として黄色または赤色の杭・線で示されています。以前は「ウォーターハザード」と呼ばれていましたが、現在はペナルティエリアという名称に統一されています。
■ 黄色のペナルティエリア
1罰打で、直前の打点付近から打ち直す、またはペナルティエリアとホールを結ぶ後方の線上にドロップして続行できる
■ 赤色のペナルティエリア
黄色の処置に加えて、ボールがペナルティエリアに入った地点を基準に、そこから2クラブレングス以内でホールに近づかない場所にドロップする処置も選べる
■ ペナルティエリア内からのプレー
エリア内にボールがあっても、そのままプレーすることも可能(池の中の水面のボールを打つなど特殊な状況を除く)
杭の色をまず確認する
ペナルティエリアは黄色と赤色で処置の選択肢が異なります。ラウンド前にその日のコースの杭の色と処置方法を確認しておくと、現場で迷わずに済みます。
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ドロップの正しいやり方
OBやペナルティエリアなどの処置でボールを元の場所に戻せない場合、決められた基準点からボールを「ドロップ」してプレーを再開します。現行のルールではドロップの方法にも明確な決まりがあります。
- 1救済を受けられる基準点を決め、そこからの「救済エリア」(多くは1クラブレングスまたは2クラブレングス以内)を確認する
- 2ボールを膝の高さから、手を離してそのまま落とす
- 3ドロップしたボールが救済エリア内に止まればそのままプレーを続ける
- 4ボールが救済エリアの外に出た場合は、もう一度ドロップし直す
- 52回目もエリア外に出た場合は、ボールが最初にエリア内の地面に触れた場所にボールを置く
以前は肩の高さからのドロップだった
2019年の規則改正でドロップの高さが「肩の高さ」から「膝の高さ」に変更されました。動画や書籍で古い情報を見かけた場合は最新の規則と異なることがあるため注意してください。
暫定球(ざんていきゅう)とは
打ったボールがOBの可能性がある、または見失う可能性がある場合に、確認のためにもう1球その場から打っておくボールのことを「暫定球」と呼びます。プレーの進行をスムーズにするための重要なルールです。
暫定球を打つ前には、同伴プレーヤーに「暫定球を打ちます」と宣言する必要があります。宣言をせずに2球目を打ってしまうと、それは暫定球ではなく「そのボールでのプレーを選んだ」とみなされてしまう場合があるため注意が必要です。
最初のボールが見つかり、かつOBやロストボールでないと判明した場合は、暫定球を放棄して最初のボールでプレーを続けます。反対に最初のボールが見つからない、またはOBと判明した場合は、暫定球がそのままインプレーのボールとなり、そこからプレーを続けます。
ロストボール(ボールを見失った場合)の処置
ボールを探しても見つからない場合の処置も、OBと同様の考え方になります。
ボールの捜索には制限時間があり、現行ルールでは捜索開始から3分以内に見つからない場合はロストボールとなります。ロストボールの場合もOBと同様、1罰打を加えたうえで直前に打った場所に戻ってプレーを続けることになります。
コースによっては進行をスムーズにするため、通常のルールとは別に「暫定的な救済処置(ローカルルール)」が採用されている場合もあります。これは主にカジュアルなラウンドで使われるもので、正式な競技では適用されないことが多い点に注意してください。
アンプレヤブル(プレー不能)の処置
OBやペナルティエリア以外の場所(例えば木の根元やヤブの中)でボールがどうしても打てない状況になった場合、プレーヤー自身の判断で「アンプレヤブル」を宣言し、1罰打で救済を受けることができます。
■ 直前の場所から打ち直す
ストロークアンドディスタンスの処置
■ ボールとホールを結ぶ後方の線上にドロップ
距離の制限なく後方に下がれる処置
■ ボールから2クラブレングス以内にドロップ
ホールに近づかない範囲でドロップする処置
アンプレヤブルはいつでも宣言できる
ペナルティエリア以外であれば、コース上のどこでもプレーヤー自身の判断でアンプレヤブルを宣言できます。無理に難しい場所から打とうとする前に検討したい選択肢です。
規則は毎年見直されることがある
ゴルフ規則は、規則を管理するR&A(The R&A)と全米ゴルフ協会(USGA)が共同で制定しており、日本ではJGA(日本ゴルフ協会)が国内向けの案内を行っています。規則は数年おきに大きな改正が行われることがあります。
この記事で紹介した内容は基本的な考え方をまとめたものですが、実際のラウンドで細かい状況に迷った場合は、最新の規則を必ずR&AやJGAの公式サイトで確認するようにしてください。競技に参加する場合は、その競技で採用されているローカルルールも事前に確認しておくと安心です。
ルールを正しく理解しておくことは、自分自身のスコアを正確に付けるためだけでなく、同伴プレーヤーとの気持ちの良いプレーにもつながります。基本ルールを覚えたら、実際のラウンドで少しずつ実践しながら身につけていくのがおすすめです。ゴルフに関するその他の情報は UNIT-GOLF(https://unit-golf.jp)でも紹介しています。
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QOBになった場合、何罰打が加算されますか?
A1罰打が加算され、直前に打った場所からできるだけ近い場所に戻ってプレーを続けます。ティーショットがOBの場合はティーイングエリアからの打ち直しになります。
Q黄色と赤のペナルティエリアの違いは何ですか?
A黄色は直前の打点付近からの打ち直し、またはホールと結ぶ後方の線上へのドロップが選べます。赤色はこれに加えて、ボールが入った地点から2クラブレングス以内のドロップも選べる点が異なります。
Qドロップは何の高さから落とせばよいですか?
A現行の規則では膝の高さから手を離してボールを落とします。以前は肩の高さからでしたが、2019年の規則改正で膝の高さに変更されました。
Q暫定球を打つときに必要なことは何ですか?
A打つ前に同伴プレーヤーに「暫定球を打ちます」と宣言する必要があります。宣言をしないと暫定球として扱われない場合があるため注意が必要です。
Qボールを見失ったら何分以内に見つける必要がありますか?
A現行の規則では、捜索開始から3分以内に見つからない場合はロストボールとして扱われ、1罰打を加えて直前に打った場所からプレーを続けます。
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