「グリップテープなんて、どれも同じでしょう」——そう思って、なんとなく安いものを選んでいませんか。バドミントンは1試合の中で細かい持ち替えとスイングを何百回も繰り返す競技です。汗をかいた手でラケットを握るたびにグリップが滑ると感じたことがある人は、決して少なくないはずです。グリップテープはラケット本体に比べると目立たない消耗品ですが、握り心地や滑りにくさ、そして手にできるマメの多さにまで影響するとされる、意外と奥の深いアイテムです。この記事では、バドミントン用グリップテープの大きな分類である「ウェットタイプ」と「オーバーグリップ(ドライタイプ)」の違いを中心に、選ぶときに見ておきたいポイントを整理しました。後半では、実際に候補になりやすい4商品も比較して紹介します。
この記事でわかること
- グリップテープ選びを軽視すると起こること
- ウェットタイプとオーバーグリップ、何が違うのか
- グリップテープ選びで見るべき4つのポイント
- 巻き方の基本とやりがちな失敗
- グリップテープの選び方 3ステップ
- バドミントン用グリップテープ おすすめ4選
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バドミントン用グリップテープ おすすめ4選
ここからは実際の候補です。ウェットタイプとオーバーグリップ(ドライタイプ)、さらに表面加工の異なるモデルをバランスよく選びました。価格は記事作成時点の参考価格で、変動する場合があります。購入前に商品ページで最新の価格・在庫・カラー展開を確認してください。
4点を並べると、YONEXの2製品が「同じシリーズのウェットとドライ」という対比になっており、まず自分がどちらの質感を好むかを判断する材料になります。GOSENとMIZUNOはそれぞれ表面に凹凸をつけることでグリップ力を補助しようとしているモデルで、YONEXの2製品とは違ったアプローチです。
コストを重視するなら、詰め替え用で1本あたりの単価を抑えやすいYONEXウェットスーパーグリップが選びやすいでしょう。特定の質感にこだわりたい場合は、ドライタイプのAC149や、凹凸加工のあるコブメッシュ・ガチグリップエンボスタイプを試してみる価値があります。
グリップテープは消耗品であり、一度にたくさんの種類を試すよりも、気になったものから1〜2種類ずつ実際に使ってみて、自分の手や汗のかき方に合うものを見つけていくのが結果的に近道になることが多いとされています。価格・仕様は変動するため、購入前に商品ページで最新情報を必ず確認してください。
また、今回はYONEX・GOSEN・MIZUNOという実績のあるメーカーから、ウェットタイプ・ドライタイプ・凹凸加工タイプをそれぞれ代表するモデルを選びましたが、グリップテープ選びに絶対の正解はありません。同じメーカーの中にも今回紹介しきれなかったモデルが数多くあり、太さやカラー展開、パッケージ内容もシリーズごとに異なります。この記事で整理した「タイプ」「厚み」「粘着力」「吸汗性」「耐久性」という5つの視点を軸にすれば、今回取り上げていないモデルを比較検討する際にも役立てやすいはずです。
■ スペック比較表
| 商品 | ヨネックス(YONEX) ウェットスーパーグリップ 詰め… | ヨネックス(YONEX) ドライスーパーグリップ AC1… | ゴーセン(GOSEN) コブメッシュ AC25L | ミズノ(MIZUNO) ガチグリップ エンボスタイプ 6… |
|---|---|---|---|---|
| 参考価格 | 1,499円前後(5本入り) | 1,700円前後(3本入り、カラーにより価格が変動) | 980円前後(1本入り、送料別の場合あり) | 750円前後(1本入り) |
| タイプ | ウェットタイプ | オーバーグリップ(ドライタイプ) | ウェットタイプ(コブ状メッシュ加工) | エンボスタイプ(ドライ寄りの質感) |
| 入数 | 5本入り(詰め替え用ロール) | 3本入り | 1本入り | 1本入り |
| 対応競技 | バドミントン、テニス、ソフトテニス | バドミントン、テニス、ソフトテニス | バドミントン、テニス、ソフトテニス | バドミントン、テニス、ソフトテニス、軟式テニス |
| カラー | ホワイト、ブラックなど複数展開 | — | — | — |
| カラー展開 | — | — | レッド、マリンブルーなど複数色 | — |
| 生産国 | — | — | — | 日本製 |
※ 表は横にスクロールできます。仕様は販売ページの記載にもとづく目安です。
※ 価格・在庫は変動します。最新情報は各ストアでご確認ください。当サイトはアフィリエイトプログラムを利用しています。
グリップテープ選びを軽視すると起こること
グリップテープは数百円から数千円で購入できる消耗品のため、ラケットやシューズほど吟味せずに選んでしまいがちです。しかし実際には、グリップの状態が原因でショットの精度が落ちたり、マメや水ぶくれができやすくなったりすることがあるとされています。
特にダブルスやシングルスで積極的にハードヒットを狙うプレースタイルの場合、汗でグリップが湿ってくると、インパクトの瞬間にラケットが手の中でわずかに回転してしまい、思った角度でシャトルに当たらないと感じることがあります。こうした「気づきにくいズレ」は、フォームやスイングスピードの問題だと勘違いされやすいのですが、原因がグリップテープの劣化や質感のミスマッチにあるケースも珍しくありません。
また、購入したばかりのラケットに標準で巻かれているグリップは、あくまで「仮巻き」的な位置づけであることが多く、本格的に使うのであれば早い段階で自分に合うグリップテープに巻き替えることをおすすめします。標準グリップのままにしていると、数回の練習で表面がテカテカになり、滑りやすさが増してしまうこともあります。
グリップテープは大きく分けて「ウェットタイプ」と「オーバーグリップ(ドライタイプ)」の2系統があり、さらにメーカーごとに凹凸をつけたモデルや薄型モデルなど、細かなバリエーションが存在します。次の章から、それぞれの特徴を整理していきます。
初心者のうちは「ラケットに付属していたグリップで十分」と考えてしまいがちですが、続けていくうちに握り方の癖やプレースタイルがはっきりしてくると、グリップテープへのこだわりが出てくる選手が多いようです。実際、経験を積んだ選手ほど「このメーカーのこの質感でないと落ち着かない」といった自分なりの基準を持っていることが少なくありません。最初から完璧な1本を探そうとせず、まずはいくつか試しながら好みを見つけていく姿勢が結果的に近道になるとされています。
また、グリップテープは価格が手頃な消耗品だからこそ、シーズンやコンディションに応じて使い分けている選手もいます。例えば汗をかきやすい夏場はウェットタイプ、乾燥しやすい時期はオーバーグリップというように、季節で質感を変えるという考え方も広まりつつあります。1種類に固定する必要はなく、状況に応じて選択肢を持っておくこと自体が、快適なプレーにつながるとされています。
手にできるマメについても補足しておきます。マメの原因はグリップテープだけでなく、握り方の癖や素振りの量、皮膚の強さなど複数の要因が絡んでいるとされていますが、劣化して硬くなったグリップや、表面が摩耗して滑りやすくなったグリップを使い続けると、余計な力で握り込んでしまい、結果的にマメができやすくなるとも言われています。定期的にグリップテープの状態を確認し、違和感を覚えたら早めに巻き替えることは、パフォーマンス面だけでなく、手を守るという意味でも意味のある習慣だといえるでしょう。
ウェットタイプとオーバーグリップ、何が違うのか
グリップテープの質感は、大きく「ウェットタイプ」と「オーバーグリップ(ドライタイプ)」の2つに分けて考えることができます。同じメーカーの製品でも、この2系統で手触りや使用感がまったく異なるとされているため、まずはこの違いを理解しておくことが選び方の土台になります。
ここで紛らわしいのが、メーカーによって「ウェット」「ドライ」という言葉の使い方や商品名の付け方が微妙に異なる点です。同じ「スーパーグリップ」という名前でも、ウェットタイプとドライタイプの両方が存在するメーカーもあれば、片方のタイプしか展開していないメーカーもあります。商品名だけで判断せず、商品ページの説明文で「ウェットタイプ」「ドライタイプ」のどちらに該当するかを確認することをおすすめします。
なお、テニスやソフトテニス用として販売されているグリップテープの多くは、バドミントンのラケットにもそのまま使うことができるとされています。パッケージに「テニス・ソフトテニス・バドミントン対応」といった記載があるモデルが多いのはこのためです。逆に言えば、バドミントン専用として開発されたモデルは意外と少なく、他競技と共用のラインナップから選ぶのが一般的です。
ウェットタイプとオーバーグリップのどちらが「優れている」ということはなく、あくまで好みや使用環境による部分が大きいとされています。同じ選手でも、ダブルスで細かい握り替えが多い試合ではオーバーグリップ、シングルスで長時間ラリーを続ける試合ではウェットタイプ、というように場面によって使い分けているケースも見られます。まずは両方のタイプを一度は試してみて、自分の感覚と照らし合わせてみることをおすすめします。
■ ウェットタイプ
表面にしっとりとした質感を持たせ、吸汗性を高めたタイプです。汗をかきやすい人や、じんわりとした握り心地を好む人に向いているとされています。YONEXの「ウェットスーパーグリップ」シリーズなど、多くのメーカーの定番モデルがこの系統に含まれます。巻きたては特有のべたつきを感じることもありますが、使い込むほどなじんでいくとされています。長年にわたって多くの部活動やクラブチームで使われてきた実績があるとされ、初めてグリップテープを選ぶ人にとっても比較的失敗の少ない選択肢とされています。
■ オーバーグリップ(ドライタイプ)
サラサラとした質感で、粘着感の少ない巻き心地を実現したタイプです。手汗をあまりかかない人や、べたついた感触が苦手な人に向いているとされています。YONEXの「ドライスーパーグリップ」のように、ウェットタイプの定番モデルに対して「ドライ版」として展開されているシリーズも多く見られます。手のひら全体がさらっとした感触に保たれやすいため、長時間のラリーが続いても握り直しがしやすいと感じる選手もいるようです。
■ エンボス・コブ状タイプ
表面に細かな凹凸をつけることで、指の引っかかりを補助する設計のタイプです。GOSENの「コブメッシュ」やMIZUNOの「ガチグリップ エンボスタイプ」のように、ウェット・ドライどちらの質感をベースにしていても、表面加工によってグリップ力を高めようとしている点が特徴です。凹凸の形状や大きさはメーカーによって異なり、指先にしっかりと引っかかりを感じるタイプもあれば、控えめな凹凸で自然な握り心地を保つタイプもあるとされています。
グリップテープ選びで見るべき4つのポイント
「ウェットかドライか」を決めたら、次に見ておきたいのが「厚み」「粘着力」「吸汗性」「耐久性」の4つのポイントです。この4つは商品ページのスペック欄や説明文からある程度読み取ることができます。
厚みは、グリップ全体の太さに直結する要素です。厚めのグリップテープを巻くと握りが太くなり、安定感を感じやすくなる一方、手が小さい人や細めのグリップを好む人にとっては持ちにくく感じられることもあります。逆に薄手のモデルは元のグリップ形状を保ちやすく、繊細な操作感を大切にしたい人に向いているとされています。0.6〜0.8mm程度の厚みで案内されているモデルが多く、薄型を訴求しているモデルほど数値が小さくなる傾向があります。
粘着力は、グリップテープ内側の糊の強さと、表面の質感の両方に関わってきます。内側の粘着力が弱いと、巻いている途中でズレたり、使っているうちにグリップの端がめくれてきたりすることがあります。表面の粘着感(べたつき)はウェットタイプで強く出る傾向があり、汗をかいた状態でもラケットが滑りにくいと感じられる一方、手袋やリストバンドとの相性次第では逆にべたつきが気になる場合もあります。
吸汗性は、汗をかきやすい人ほど重視したいポイントです。ウェットタイプは表面の質感自体で汗となじませるように作られていることが多いのに対し、コブ状・エンボス系のモデルは表面積を増やすことで汗を分散させやすくしているとされています。どちらのアプローチが合うかは実際に使ってみないと分かりにくい部分もあるため、最初は候補を2〜3種類に絞って試してみるのも一つの方法です。
耐久性は、コストパフォーマンスに直結します。練習頻度が高い人ほどグリップテープの消耗は早くなり、週に数回練習する部活動の選手であれば、2〜4週間程度で巻き替えを検討する人が多いとされています。1本あたりの単価だけでなく、何本入りのパッケージなのか、詰め替え用のセット販売があるかどうかも、長期的なコストを考えるうえで確認しておきたいポイントです。
このほか、プレーする環境の湿度や気温も、グリップテープの選び方に影響するとされています。夏場の体育館は蒸し暑くなりやすく、手汗の量も増える傾向があるため、吸汗性の高いウェットタイプや凹凸のあるタイプが候補に挙がりやすくなります。逆に冬場や乾燥しやすい室内では、オーバーグリップのサラサラとした質感の方が快適に感じられることもあるようです。年間を通して同じ環境で練習する人もいれば、季節ごとに会場が変わる人もいるため、自分がどんな環境で使うことが多いかを思い浮かべながら選ぶとよいでしょう。
これら4つのポイントは、単独ではなくセットで考えることが大切です。例えば厚みを重視して分厚いモデルを選んだ場合、その分だけ耐久性や粘着力のバランスが変わってくることもあります。逆にすべての項目で最高評価を狙おうとすると、選択肢がかなり限られてしまうこともあります。自分にとって特に譲れない項目を1〜2つ決めておき、それを軸に残りの項目とのバランスを見ながら絞り込んでいくと、比較検討がしやすくなるはずです。
巻き方の基本とやりがちな失敗
どんなに自分に合ったグリップテープを選んでも、巻き方が適切でなければ本来の性能を発揮しにくくなるとされています。ここでは基本的な巻き方の流れと、初心者がやりがちな失敗を整理します。
基本的な巻き方は、グリップエンド(ラケットの持ち手の一番下)側からテープを斜めに重ねながら巻き上げていく方法が一般的です。テープ同士を少し重ねながら、引っ張りすぎずに一定のテンションを保って巻き進めることで、凹凸のない滑らかな仕上がりになりやすいとされています。巻き終わりは、付属の固定用シールやビニールテープで留めるのが基本です。
やりがちな失敗としてまず挙げられるのが、テープを強く引っ張りすぎることです。テンションをかけすぎると、テープが薄く伸びてしまい、本来の厚みやクッション性が失われてしまうことがあります。逆に緩く巻きすぎると、隙間ができてグリップの表面がデコボコになり、握ったときの違和感につながります。
もう一つの失敗が、巻く方向を利き手に合わせていないケースです。多くのグリップテープには巻きやすい方向の目安が説明書きに記載されていますが、右利きと左利きでは巻き始める向きが変わることがあります。説明を確認せずに感覚だけで巻いてしまうと、テープの端が引っかかりやすくなったり、握ったときにテープの重なりが手のひらに当たって違和感が出たりすることがあります。
試合中にグリップが緩んできた場合の応急処置についても触れておきます。テープの端がめくれてきたときは、無理に引っ張って直そうとせず、一度剥がして巻き直す方が結果的にきれいに仕上がるとされています。大会本番でトラブルが起きないよう、練習の段階から自分で巻き直す手順に慣れておくと安心です。予備のグリップテープを常にバッグに入れておく選手が多いのも、こうした急なトラブルに備えるためだとされています。
巻き替えの際は、古いグリップテープをきれいに剥がしてから新しいテープを巻くのが基本ですが、粘着質の糊が持ち手部分に残ってしまうことがあります。ベタつきが残ったまま新しいテープを巻くと、密着が不十分になったり、逆に必要以上に強く貼りついてしまったりすることがあるとされています。気になる場合は、乾いた布で軽く拭き取ってから巻き直すと、仕上がりが安定しやすくなります。
巻き方に「絶対の正解」はない
巻き方の基本手順は各メーカーの商品ページや同梱の説明書に記載されていますが、最終的な巻き方には個人差があります。指の長さや握り方の癖によって、重ねる幅やテンションのかけ方を微調整している選手も多くいます。最初は基本の手順どおりに巻いてみて、握ったときの違和感を確認しながら、自分なりの巻き方を見つけていくとよいでしょう。
グリップテープの選び方 3ステップ
ここまでの内容を踏まえて、実際に選ぶときの手順を3つのステップにまとめました。
- 1まず「ウェットタイプ」か「オーバーグリップ(ドライタイプ)」かを決める。汗をかきやすい人やしっとりとした握り心地を好む人はウェットタイプ、サラサラとした質感を好む人やべたつきが苦手な人はオーバーグリップから検討すると選びやすくなります。迷った場合は、まず定番とされるウェットタイプから試してみて、物足りなさを感じたらオーバーグリップに切り替える、という順番でも十分です。
- 2次に厚みと耐久性を確認する。握りを太くしたいか元の形状を保ちたいかで厚みの好みを決め、練習頻度に応じて何本入りのパッケージがコストパフォーマンスに合っているかを比較します。あわせて、凹凸のあるタイプにするかどうかもここで検討すると、候補が絞り込みやすくなります。
- 3候補を2〜3種類に絞ったら、可能であれば実際に巻いて試してみる。同じチームやサークルの仲間が使っているモデルを触らせてもらったり、店頭でサンプルに触れられる場合はそこで質感を確認したりすると、購入後のミスマッチを防ぎやすくなります。試着ならぬ「試巻き」ができる環境がない場合は、口コミやレビューで質感の傾向を確認してから注文すると失敗しにくくなります。
巻き替えのタイミングとお手入れ
グリップテープは使っているうちに劣化していく消耗品です。買ったあとの管理次第で、快適に使える期間や次の巻き替えのタイミングが変わってきます。
巻き替えの目安としてよく言われるのが、「表面のべたつきがなくなってきた」「色が変わって黒ずんできた」「テープの端がめくれてきた」といったサインです。練習頻度にもよりますが、週に3〜4回程度練習する選手であれば、2〜4週間程度で違和感を覚え始める人が多いとされています。
汗を吸ったグリップテープをそのまま放置すると、雑菌の繁殖やにおいの原因になりやすいとされています。練習後はラケットケースに入れっぱなしにせず、風通しの良い場所で乾かす習慣をつけておくと、グリップテープを少しでも長持ちさせやすくなります。
滑り止めパウダー(松やに系のパウダーなど)を併用している選手もいますが、パウダーの粒子がグリップテープの表面に入り込むと、質感が変わってしまったり、テープの粘着力が落ちやすくなったりすることがあるとされています。パウダーを使う場合は、グリップテープとの相性を確認しながら使用量を調整することをおすすめします。
複数のラケットを使い分けている選手は、ラケットごとにグリップテープの巻き替え時期がずれてしまうことがあります。メインで使うラケットだけでなく、サブのラケットも定期的にチェックする習慣をつけておくと、急に試合で使うことになったときにグリップが劣化していて困る、という事態を避けやすくなります。ラケットバッグに予備のグリップテープを1〜2本常備しておく選手も多いようです。
梅雨や夏場など湿度が高い時期は、練習後のグリップテープが乾ききらないまま次の練習を迎えることもあります。タオルで表面の汗を軽く拭き取ってから風通しの良い場所で保管する、除湿剤を入れたラケットバッグを使うといった工夫をしている選手もいるようです。湿った状態が続くと、テープの劣化が早まるだけでなく、においの原因にもなりやすいとされているため、こまめなケアを心がけるとよいでしょう。
色・厚み・まとめ買いで気をつけたいこと
グリップテープは機能面だけでなく、色や購入単位でも選択肢が分かれます。最後に、購入時に見落としがちなポイントを整理します。
カラー展開が豊富なモデルでは、チームやペアでカラーを揃えたり、大会でラケットを見分けやすくしたりする目的で色を選ぶ選手もいます。ただし、白や薄い色のグリップテープは黒ずみや汚れが目立ちやすいため、頻繁に巻き替える前提でなければ、汚れが目立ちにくい色を選ぶという考え方もあります。
部活動やサークルでまとめ買いする場合は、詰め替え用の5本入り・10本入りのようなパッケージを選ぶと、1本あたりの単価を抑えやすくなります。ただし、部員によって好みの質感(ウェット・ドライ)が分かれることもあるため、全員分を同じモデルでまとめる前に、何人かに試してもらってから発注するのも一つの方法です。
グリップの太さに敏感な人は、グリップテープを巻く前の「素グリップ」の状態から、何本重ねて巻くと自分にとってちょうどよい太さになるかを事前に確認しておくと、購入後の失敗を減らせます。特に手が小さい選手や、握りを細めに保ちたい選手は、薄型を訴求しているモデルを優先的に検討するとよいでしょう。
価格帯で見ると、今回紹介した4商品はいずれも1本あたり数百円から購入できる範囲に収まっています。ラケットやシューズに比べると出費の負担が小さいため、「とりあえず気になったものを試してみる」というハードルも低い部類のアイテムだといえます。特に初めてグリップテープにこだわってみようと考えている人は、まず1〜2本購入して試してみるところから始めるとよいでしょう。
最後に、購入するタイミングについても触れておきます。大会直前に初めての種類のグリップテープに巻き替えると、慣れない質感に戸惑ってパフォーマンスに影響が出てしまう可能性があるとされています。新しいタイプを試す場合は、大会の直前ではなく、普段の練習の中で余裕を持って試しておくことをおすすめします。
よくある質問
Qウェットタイプとオーバーグリップ、初心者はどちらを選べばいいですか?
A特にこだわりがなければ、汗のかきやすさで選ぶとよいとされています。手汗が多めの人はウェットタイプ、べたつきが苦手な人はオーバーグリップ(ドライタイプ)から試してみると失敗しにくいでしょう。
Qグリップテープはどれくらいの頻度で巻き替えればいいですか?
A練習頻度によって差はありますが、週に3〜4回程度練習する選手であれば、2〜4週間程度で表面のべたつきの減りや黒ずみが気になり始める人が多いとされています。見た目や握り心地の変化を目安に判断するとよいでしょう。
Qテニス用のグリップテープをバドミントンに使っても問題ありませんか?
A多くのグリップテープは商品ページに「テニス・ソフトテニス・バドミントン対応」と案内されており、そのまま使えるとされています。パッケージや商品説明に対応競技が明記されているか確認してから購入すると安心です。
Q滑り止めパウダーとグリップテープは併用できますか?
A併用している選手もいますが、パウダーの粒子がテープ表面に入り込むと質感や粘着力が変化することがあるとされています。使用する場合は少量から試し、グリップテープとの相性を確認しながら調整することをおすすめします。
Qグリップテープを巻くと、ラケットが太く感じませんか?
A巻く枚数や厚みによって握りの太さは変わります。厚みのあるモデルを重ね巻きすると太く感じやすいため、握りを変えたくない場合は薄型を訴求しているモデルを選ぶか、巻く枚数を調整するとよいでしょう。
Q色は性能に影響しますか?
A色そのものが滑りにくさや吸汗性に直接影響するとは考えにくく、基本的には好みやチームカラーで選んで問題ないとされています。ただし白系の色は汚れが目立ちやすいため、頻繁に巻き替えない場合は濃い色を選ぶという考え方もあります。
Q初めてグリップテープを巻くのですが、失敗しないコツはありますか?
Aテープを強く引っ張りすぎず、一定のテンションを保ちながら少しずつ重ねて巻いていくのが基本とされています。最初はメーカーの説明書きや動画を参考にしながら、ゆっくり巻いてみることをおすすめします。慣れないうちは、失敗してもやり直しやすい安価なモデルから練習用として試すのもよい方法です。
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