テニスを始めようと思ってウェアを探し始めると、まず迷うのが「スカートとスコートって何が違うの」「ショートパンツでもいいの」という基本的な疑問ではないでしょうか。スクールの体験レッスンに何を着ていけばいいか分からず、とりあえず手持ちのスポーツウェアで済ませてしまう人も多いですが、実際のテニスウェアには見た目以上に理にかなった機能が詰まっています。インナー部分の作り、動きやすさのための工夫、ポケットの位置など、知らずに選ぶと「思っていたのと違った」となりやすいアイテムです。この記事では、スカート・スコート・ショートパンツという3つの選択肢の違いを整理したうえで、上下セットと単品を組み合わせるコーディネートの考え方、体型や好みに合わせたタイプ別の選び方まで、順を追って説明します。最後には、実際に候補になりやすい4アイテムも紹介しています。
この記事でわかること
- まず知っておきたい「スコート」という言葉
- スカート・スコート・ショートパンツ、結局どれを選べばいいか
- 選ぶときに見ておきたい4つのポイント
- 上下セットと単品コーディネート、どちらがいいか
- コーディネートを決める3ステップ
- 体型・好み別に見る3つのタイプ
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タイプ別おすすめレディーステニスウェア4選
ここからは実際の候補です。前提として、これを着れば必ず上達する、という話ではありません。いずれもメーカーの商品ページ上で仕様が明記されているアイテムの中から、スコート・上下セット・機能面で異なるタイプの4点を選びました。価格は記事作成時点の参考価格で、セール状況により変動する場合があります。購入前に商品ページで最新の価格・在庫・選べるカラーとサイズを確認してください。
4アイテムを並べると、価格帯とタイプで役割が分かれているのが分かります。バボラは3,000円以下で試せる定番スコート、ダンロップは大会公認スペックのスコート、プリンスは色選びに迷わない上下セット、ヨネックスは機能表記が充実したスコートという位置づけです。
どれが合うかは、プレーの頻度や重視したいポイントによって変わります。まずコストを抑えて試したいなら1アイテム目、大会や試合形式のレッスンに出る予定があるなら2アイテム目、初めての1着で組み合わせに迷いたくないなら3アイテム目、暑さ対策を重視したいなら4アイテム目、という選び方をすると失敗しにくいでしょう。価格・仕様は変動するため、購入前に必ず商品ページで最新情報を確認してください。
なお、ヨネックスの26149はポケットなしと商品説明に明記されている点は押さえておいてください。プレー中にボールを持っておきたい人は、ポケット付きの他のアイテムと組み合わせるか、別売りのボールポーチを活用するなどの工夫を検討するとよいでしょう。逆に、ポケットの膨らみが気になる、すっきりしたシルエットを保ちたいという人にとっては、この仕様がむしろメリットになることもあります。
ブランドごとの傾向として、バボラやプリンスは海外ブランドらしい柄やカラー展開の華やかさに強みがあり、ダンロップやヨネックスは国内メーカーとしてサイズ展開やサイズ表の分かりやすさ、大会での使いやすさに強みがある、とざっくり捉えておくと、次にウェアを買い足すときのブランド選びの参考になります。もちろんこれは大まかな傾向であり、各ブランドともデザイン・機能の両面で幅広いラインナップを展開しているため、実際に商品ページを見比べながら自分の好みに合うものを探してみてください。
■ スペック比較表
| 商品 | バボラ Babolat テニスウェア レディース CLU… | ダンロップ DUNLOP テニスウェア レディース スカ… | プリンス Prince テニスウェア レディース 上下セ… | ヨネックス YONEX テニスウェア レディース スカー… |
|---|---|---|---|---|
| 参考価格 | 2,860円 | 8,360円 | 12,166円 | 7,480円 |
| ブランド | Babolat(バボラ) | DUNLOP(ダンロップ) | Prince(プリンス) | YONEX(ヨネックス) |
| メーカー型番 | BWG4431C | DAK2692W | WS6061(シャツ)/WS6311(スカート) | 26149 |
| 素材 | STRETCH WOVEN(ストレッチウーブン) | 本体:ポリエステル100%/インナー:ポリエステル82%・ポリウレタン18% | ライトスムース(ポリエステル100%) | 身頃:ポリエステル100%/切替部:ポリエステル88%・ポリウレタン12%/インナースパッツ:ポリエステル75%・ポリウレタン25% |
| 機能 | 吸水速乾・UV・ストレッチ | 吸水・速乾・UV | シャツ:吸汗速乾・UPF50+/スカート:吸汗速乾・UPF50+・制電 | ベリークール・UVカット・吸汗速乾・ストレッチ・制電 |
| カラー | ネイビー/ブラック/ホワイト | アイボリー/ネイビー/バーガンディ | 4色×4色の組み合わせ(Dオリーブ/ネイビー/Gブルー/ホワイト) | ブラック/ホワイト/クリアーミント/ピンクベージュ |
| サイズ | M/L/XL(目安、在庫により変動) | S/M/L/O/XO/2XO | S/M/L/LL | S/M/L/O/XO |
| 公認 | — | ITF/JTA公認・JSTA公認 | — | — |
※ 表は横にスクロールできます。仕様は販売ページの記載にもとづく目安です。
※ 価格・在庫は変動します。最新情報は各ストアでご確認ください。当サイトはアフィリエイトプログラムを利用しています。
まず知っておきたい「スコート」という言葉
テニスウェアの通販サイトを見ていると、「スカート」と並んで「スコート」という言葉が頻繁に出てきます。聞き慣れない人も多いと思いますが、スコートとは「スカート(skirt)」と「ショーツ(shorts)」を組み合わせた造語で、見た目はスカートでありながら、内側に体にフィットするインナーパンツ(レギンスやショートパンツ状のインナー)が縫い付けられている、あるいはセットになっているアイテムを指します。
テニスは前後左右への素早い切り返しやジャンプが多い競技です。普通のスカートだけを履いてプレーすると、動くたびに裾がめくれてしまい、下着が見えてしまう心配が常につきまといます。スコートはこの問題を解決するために生まれたアイテムで、外側の見た目は華やかなスカートのまま、中のインナーがしっかり脚を覆ってくれるため、激しい動きをしても安心してプレーに集中できます。今ではテニスだけでなく、ゴルフやバドミントンなど他のスポーツでも広く採用されている定番の形です。
商品ページ上では、必ずしも「スコート」という単語で統一されているわけではなく、「スカート(インナースパッツ付)」「スカート(インナーパンツ付)」のように表記されていることも多くあります。呼び方は違っても、中身の構造はスコートと同じと考えて問題ありません。逆に「スカート」とだけ書かれていて、インナーについての記載が一切ない商品は、インナーなしの外側だけのスカートである可能性があるため、購入前に商品説明をよく確認する必要があります。
なお、インナーが「縫い付けられて一体になっているタイプ」と「スカートとインナーパンツが別々に作られていて、セットで着用するタイプ」の2種類があることも知っておくと選びやすくなります。一体型は着替えが1枚で済み、脱着がシンプルなのが利点です。セパレート型は、インナーだけを別売りの好みのタイプに変えられたり、洗濯時に生地の傷みを抑えられたりする利点があるとされています。どちらが優れているというものではなく、扱いやすさの好みで選んで問題ありません。
テニス経験がまったくない人ほど「スコートなんて特別なアイテムを買わなくても、手持ちのスポーツスカートで十分では」と考えがちですが、一般的なスポーツスカートは陸上競技やヨガなど、テニスほど激しい方向転換を想定していない場合もあります。実際にコートに立ってみると、サーブのトスやボレーに備えた前傾姿勢、ラリー中の踏み込みなど、想像以上に腰から下を大きく動かす場面が多いことに気づくはずです。最初の1枚は、できるだけテニス用として作られたスコートを選んでおくと、動きの面で戸惑うことが少なくなります。
この記事のスタンス
商品ごとの特徴については「〜とされる」「〜しやすい傾向がある」という表現にとどめています。生地感や着心地の感じ方には個人差が大きく、断定できるものではないためです。判断材料として使い、可能であればサイズ表や実店舗での試着も参考にしてください。
スカート・スコート・ショートパンツ、結局どれを選べばいいか
テニスウェアのボトムスは、大きく分けて「スコート(インナー付きスカート)」「インナーなしのスカート」「ショートパンツ」の3タイプに分類できます。それぞれに向き不向きがあるため、まずは全体像を把握しておきましょう。
どのタイプが「正解」ということはなく、実際にはこの3タイプを気分やその日の予定に合わせて使い分けている人も少なくありません。たとえば、レッスンの日はプレーに集中したいのでショートパンツ、友人と練習する日は気分を上げたいのでスコート、というように使い分ければ、1着に絞り込む必要もなくなります。まずは1タイプだけを決めつけず、気になる形をいくつか試してみるところから始めても遅くはありません。
■ スコート(インナー付きスカート)
現在の女性用テニスウェアの主流と言える形です。見た目はスカートらしい華やかさがありながら、インナーが動きをカバーしてくれるため、プレー中の安心感が高いとされています。初めての1枚としても選ばれやすく、迷ったらこのタイプから探すのが無難です。
■ インナーなしのスカート
インナー部分がなく、見た目のシルエットや軽さを重視したタイプです。下にレギンスやスパッツを別に合わせて着用することを前提に作られている場合もあります。デザインの選択肢が広い一方、動きの激しいプレーでは別途インナーの用意を検討したほうが安心とされています。
■ ショートパンツ
裾のめくれを気にせず、脚さばきの良さを重視したい人に向いているタイプです。スカートのひらひらした動きが苦手な人や、より運動量の多いプレースタイルの人に選ばれやすい傾向があります。見た目はカジュアルで、テニス以外のスポーツシーンにも合わせやすい形です。
選ぶときに見ておきたい4つのポイント
タイプが決まったら、次に商品ページで確認しておきたいポイントを整理します。デザインの好みだけで選んでしまうと、実際に着てから「思っていたのと違った」と感じることもあるため、次の4点は一通りチェックしておくと失敗しにくくなります。
1つ目は素材です。多くのテニスウェアには「吸汗速乾」「UVカット」「ストレッチ」といった機能表記があります。吸汗速乾は汗をすばやく生地の外側へ逃がして乾かす機能、UVカットは紫外線を軽減する機能、ストレッチは生地の伸縮性を指します。屋外でのプレーが中心であればUVカット表記のあるものを、激しい動きが多いプレースタイルであればストレッチ性の高いものを優先すると選びやすくなります。
2つ目はポケットの有無と位置です。テニスではプレー中にボールを持っておく場面が多く、腰やお尻の位置にボールポケットが付いているウェアは実用性が高いとされています。特にサーブの際にボールを取り出しやすい位置にポケットがあるかどうかは、実際にプレーしてみると地味に体感の差が出るポイントです。商品写真やサイズ表にポケットの記載があるか確認しておきましょう。
3つ目はインナースパッツの着丈です。同じスコートでも、インナー部分の長さは商品によって異なります。太もも上部までの短いタイプもあれば、太もも半分程度まで覆う長めのタイプもあります。動いたときの安心感を重視するなら、インナーがやや長めのものを選ぶと落ち着いてプレーしやすいでしょう。
4つ目はサイズ表記の見方です。テニスウェアのサイズは「S・M・L」のようなアルファベット表記に加えて、対応する身長・ウエストのcm数が併記されていることが多くあります。普段着ているサイズとスポーツウェアのサイズ感が必ずしも一致するとは限らないため、アルファベットだけで判断せず、実測のcm数を確認してから選ぶことをおすすめします。特に上下セットで購入する場合、トップスとボトムスでサイズ感が違うと感じることもあるため、それぞれのサイズ表を個別に確認しておくと安心です。
これら4点に加えて、商品ページに「ITF公認」「JTA公認」「JSTA公認」といった表記があるかどうかも、見ておくと役立つ情報の一つです。これは大会や公式戦での着用が認められている仕様であることを示すもので、必ずしも普段の練習で必要な情報ではありませんが、将来的に大会への参加を考えている人にとっては、最初から公認表記のあるウェアを選んでおくメリットがあります。逆に、これから始めたばかりで大会参加の予定がまだ具体的でない場合は、公認表記の有無にこだわりすぎず、着心地やデザインを優先して選んでも問題ありません。
上下セットと単品コーディネート、どちらがいいか
テニスウェアの購入方法には、トップスとボトムスがセットになった「上下セット」と、それぞれを個別に選んで組み合わせる「単品コーディネート」の2つの方向性があります。どちらにもメリットがあるため、自分の状況に合わせて選ぶとよいでしょう。
上下セットの最大の利点は、色や柄の組み合わせで迷う必要がないことです。メーカーがあらかじめコーディネートを完成させた状態で販売しているため、届いてすぐに「テニスウェアらしい」まとまった印象で着られます。特にこれからテニスを始めたばかりで、何を着ればいいか自信がない人にとっては、上下セットを選んでおけば大きく外すことはありません。ブランドによっては、トップスとボトムスをそれぞれ複数色から自由に組み合わせられる「ミックスコーディネート」を用意していることもあり、セットの手軽さと自分らしさの両方を取り入れられます。
一方、単品コーディネートの利点は、体型やプレースタイルに合わせてトップスとボトムスを別々に選べる自由度の高さです。たとえば「トップスは涼しさを優先してノースリーブにしたいが、ボトムスは安心感を重視して長めのインナー付きスコートにしたい」というように、パーツごとに優先したい機能を変えられます。着回しの幅も広がり、複数のトップスと1枚のスコートを組み合わせれば、少ない枚数でも印象を変えながら着られるという実用的なメリットもあります。
コストの面では、単品コーディネートのほうが手持ちのウェアと組み合わせやすく、必要なパーツだけを買い足せるぶん、結果的に出費を抑えやすいこともあります。ただし、色や柄の組み合わせに自信がない場合は、上下セットを1着用意しておいて、それを基準に単品アイテムを買い足していくという順番がもっとも失敗しにくい進め方です。まずセットで全体の雰囲気をつかみ、慣れてきたら単品で好みを反映させていくイメージを持っておくとよいでしょう。
また、スクールに通い始めたばかりの時期は、レッスンのたびに同じウェアを着ていくことに気後れを感じる人もいるかもしれません。そういった場合、トップス2〜3枚とボトムス1〜2枚を組み合わせて着回すだけでも、見た目の印象はかなり変えられます。全身をまるごと買い替えなくても、色違いのトップスを1枚追加するだけで新鮮な印象になることもあるため、最初から何着も揃えようとせず、少しずつアイテムを増やしていく考え方でも十分です。
コーディネートを決める3ステップ
ここまでの内容を踏まえて、実際にウェアを選ぶ手順を3つのステップにまとめました。順番に沿って考えていくと、数ある商品の中から自分に合う組み合わせを絞り込みやすくなります。
- 1ボトムスのタイプを決める。プレー中の安心感を重視するならインナー付きのスコート、脚さばきの軽さを重視するならショートパンツ、デザインの自由度を重視するならインナーなしのスカートというように、自分が何を優先したいかをまず決めます。迷ったらインナー付きのスコートから検討するのが無難です。
- 2上下セットか単品コーディネートかを決める。初めての1着で色や柄の組み合わせに自信がなければ上下セット、すでに手持ちのトップスがあり組み合わせを楽しみたい場合は単品から探すと決めやすくなります。予算に余裕があれば、まず上下セットを1着揃えたうえで、単品のスコートやショートパンツを買い足していく方法もおすすめです。
- 3素材とポケットの位置を商品ページで確認する。吸汗速乾・UVカット・ストレッチの表記の有無、ボールポケットの位置、インナースパッツの着丈をチェックし、サイズ表のcm数を自分の身長・ウエストと照らし合わせてから購入を決めます。可能であれば、実店舗で試着してから購入するとサイズ感の失敗を防ぎやすくなります。
試着できる環境があれば活用を
スポーツ用品店やテニスショップの店頭では、実際にウェアを試着できることがあります。特にインナースパッツの着丈やウエストのフィット感は、写真だけでは分かりにくい部分です。ネット通販で購入する場合も、まずは店頭で似たタイプのウェアを試着してサイズ感をつかんでから、オンラインで色違いや別デザインを購入するという流れにすると失敗が少なくなります。
体型・好み別に見る3つのタイプ
最後に、体型や好みに応じてどのタイプが選ばれやすいかを大まかに整理しておきます。これはあくまで一般的な傾向であり、必ずこのタイプを選ぶべきという断定ではありません。自分の好みを言語化するための参考として使ってください。
脚のラインを見せることに抵抗がある人や、日焼けが気になる人には、着丈がやや長めのスコートや、ロング丈のインナースパッツが付いたタイプが選ばれやすい傾向があります。近年は膝上でも比較的丈の長いデザインや、スカートの下にレギンスを重ねるスタイルも増えており、露出を抑えながらテニスウェアらしい見た目を楽しむ選択肢も広がっています。
動きやすさを最優先したい人や、レッスンで汗をたくさんかく人には、ストレッチ性の高い生地を使ったショートパンツや、丈の短いスコートが向いているとされています。特に足を大きく踏み込むフットワークが多いプレースタイルでは、裾に余計な生地がまとわりつかないショートパンツを好む人も少なくありません。
ファッション性を重視して、テニス以外の場面でも着られるようなデザインを探している人には、上下セットでカラーコーディネートが完成しているアイテムが向いています。近年のテニスウェアはコートの外でも違和感のないデザインが増えており、練習後にそのまま買い物に立ち寄れるようなアイテムを選ぶ人も増えています。
また、体力やプレー頻度によっても向いているタイプは変わってきます。週に何度もハードな練習をこなす人は、洗い替えのしやすさや生地の耐久性を重視して、シンプルなデザインのショートパンツやスコートを複数枚揃える傾向があります。一方、月に数回のペースで楽しむ人は、着るたびに気分が上がるようなデザイン性の高いアイテムを少数精鋭で選ぶという考え方でも十分です。自分がテニスにどのくらいの頻度で向き合いたいかも、タイプ選びの隠れた判断材料になります。
季節に合わせたウェア選びの考え方
テニスは屋外のコートでプレーする機会が多いスポーツです。同じスコートやショートパンツでも、季節によって重視すべき機能が変わってくるため、シーズンごとの考え方も押さえておきましょう。
夏場は、とにかく暑さと紫外線への対策が中心になります。「ベリークール」「クールタッチ」といった接触冷感をうたう素材や、UVカット表記のあるウェアを優先すると、コート上での体感がやわらぎやすいとされています。また、汗の量が多くなる時期でもあるため、吸汗速乾機能の有無は夏場ほど重要度が増します。色選びの面でも、濃い色は熱を吸収しやすいとされているため、明るい色のウェアを選ぶと涼しさを感じやすいという声もあります。
冬場や気温の低い時期は、スコートやショートパンツの上に防寒性のあるアウターを羽織って調整するのが基本的な考え方です。テニス用のウォームアップジャケットやロングパンツを試合直前まで着ておき、プレー中に脱ぐというスタイルも一般的です。ボトムス自体を厚手のものに替える必要は少なく、動きやすさを損なわない範囲で、上に羽織るアイテムで体温調節をするほうが、プレーへの影響を抑えやすいとされています。
春や秋のように寒暖差が大きい時期は、長袖のインナーやアームカバーなど、脱ぎ着しやすい小物を組み合わせるのがおすすめです。スコートやショートパンツ自体は一年を通して同じものを使い続けられることが多く、季節ごとに買い替える必要があるのは主にトップスやアウターの部分になります。ボトムス選びの段階では季節をあまり気にしすぎず、まずは着心地の良い1枚を見つけることを優先し、季節対応はトップスや羽織もので調整するという考え方を持っておくと、ウェア選び全体がシンプルになります。
屋内コートでプレーする機会が多い人は、屋外ほど紫外線対策を意識する必要はありませんが、空調で体が冷えやすいという別の悩みが出てくることもあります。屋内メインでプレーする場合は、UVカット機能よりも、汗冷えを防ぐ吸汗速乾機能や、羽織りやすいアウターの用意を優先して考えるとよいでしょう。プレーする環境が屋外中心か屋内中心かによって、優先すべき機能の順番が変わってくる点も覚えておくと、ウェア選びの軸がぶれにくくなります。
梅雨の時期のように湿度が高い日が続く季節も、意外と見落とされがちなポイントです。湿度が高いと汗が蒸発しにくく、吸汗速乾機能があっても普段より生地がべたつきやすく感じることがあります。この時期は、通気性を高めるメッシュ素材が一部に使われているウェアや、ゆとりのあるシルエットのアイテムを選んでおくと、蒸れを軽減しやすいとされています。季節ごとの悩みは少しずつ違うため、1年を通して同じ1着だけで乗り切ろうとせず、季節に応じてトップスやアウターだけでも入れ替えていく発想を持っておくと快適に過ごしやすくなります。
洗濯とお手入れで気をつけたいこと
テニスウェアは汗を吸いやすい素材で作られているぶん、日々の洗濯やお手入れの仕方によって着心地や見た目の持ちが変わります。購入後に長くきれいな状態で着るために、いくつか気をつけておきたい点を紹介します。
まず洗濯表示の確認です。吸汗速乾機能のある生地は、柔軟剤を使いすぎると生地の繊維をコーティングしてしまい、吸水性や速乾性が落ちてしまうことがあると言われています。機能を長持ちさせたい場合は、柔軟剤の使用を控えめにするか、スポーツウェア専用の洗剤を使うことも選択肢の一つです。
次に、インナースパッツ付きのスコートは、洗濯ネットに入れてから洗うことをおすすめします。インナー部分の伸縮性のある生地は、他の洗濯物と直接こすれ合うことで毛羽立ちや劣化が早まることがあるためです。洗濯ネットに入れる一手間で、インナーのフィット感を長く保ちやすくなります。
乾燥機の使用にも注意が必要です。ポリウレタンを含む生地は熱に弱く、高温の乾燥機にかけると伸縮性が損なわれたり、縮んでしまったりすることがあるとされています。商品タグに乾燥機の使用可否が記載されている場合はそれに従い、記載がない場合は陰干しなど自然乾燥を基本にしておくと安心です。
最後に、UVカット機能についても触れておきます。UVカット加工は、洗濯を繰り返すうちに徐々に効果が弱まっていくことがあるとされています。毎シーズン使い続けるウェアであれば、数年単位で買い替えを検討するのも一つの考え方です。逆に言えば、UVカット機能を長く保ちたい場合は、直射日光の下に洗濯物として長時間干しっぱなしにするのを避けるといった工夫も効果があるとされています。
なお、汗をかいたあとすぐに脱いで放置してしまうと、生地に汗の成分が残ったままとなり、においや黄ばみの原因になりやすいと言われています。練習やレッスンの後は、できるだけ早めに洗濯機に入れるか、一時的に陰干ししてから洗うようにすると、ウェアを清潔な状態で保ちやすくなります。何着かをローテーションで着回せるようにしておくと、洗濯が間に合わずに困るということも少なくなります。
サイズ選びで失敗しないために
テニスウェアの通販では、実際に試着できないぶん、サイズ選びの失敗が起こりやすい買い物でもあります。最後に、サイズ選びで押さえておきたいポイントを整理しておきます。
多くのブランドでは、商品ページやメーカーサイトにサイズ表が用意されており、S・M・Lといった記号に対応する身長・ウエストのcm数が記載されています。普段の服のサイズ感で選ぶのではなく、必ずこの実測値を確認し、自分の身長・ウエストと照らし合わせて選ぶようにしてください。特にブランドによってサイズ感の傾向が異なるため、いつも同じサイズを選んでいても、ブランドを変えた際は改めて確認することをおすすめします。
ウエストのサイズがちょうど境目にある場合、迷ったら少し大きめのサイズを選んでおくほうが無難とされています。スコートやショートパンツはインナー部分がフィットする設計になっていることが多く、外側のスカート部分がやや大きくても見た目やプレーへの影響は少ない一方、小さすぎるとインナーの締め付けが強くなり、動きにくさにつながることがあるためです。
また、上下セットを購入する際は、トップスとボトムスで最適なサイズが異なる場合があることも知っておくと安心です。特に体型によっては「トップスはM、ボトムスはS」というように、パーツごとにサイズを分けて注文できる商品もあります。セット販売だからといって必ず同じサイズで揃える必要はなく、商品ページでパーツごとのサイズ選択が可能かどうかを確認しておくとよいでしょう。
通販で購入したウェアのサイズが思っていたものと違った場合に備えて、返品・交換の条件を事前に確認しておくことも大切です。ショップによっては、タグを切らずに試着した場合に限り交換に応じているところもあれば、セール品や下着に近い扱いのインナー付きウェアは返品不可としているところもあります。購入前に各ショップの返品・交換ポリシーに目を通しておくと、届いてから慌てずに済みます。
よくある質問
Qスカートとスコートの違いは何ですか?
Aスコートは「スカート」と「ショーツ」を組み合わせた言葉で、見た目はスカートでありながら内側にインナーパンツが付いている、あるいはセットになっているアイテムを指します。動いても裾がめくれる心配が少なく、テニスのように動きの激しいスポーツでは主流の形になっています。単に「スカート」とだけ表記されている商品は、インナーが付いていない場合があるため、商品説明を確認してください。
Q初心者はスカートとショートパンツ、どちらを選べばいいですか?
Aどちらでも問題ありませんが、迷ったらインナー付きのスコートから試すのが無難です。動いたときの安心感が高く、見た目もテニスウェアらしい印象になりやすいためです。裾のひらひらした動きが気になる、より脚さばきの軽さを重視したいという人には、ショートパンツも十分に選択肢になります。
Q上下セットと単品コーディネート、どちらを買うべきですか?
A色や柄の組み合わせに自信がない場合は上下セットがおすすめです。メーカーがあらかじめまとまった印象になるよう作っているため、届いてすぐに違和感なく着られます。すでに手持ちのウェアがある、または組み合わせを自分で楽しみたい場合は、単品で好みのアイテムを買い足していく方法も十分に合理的です。
Qサイズはどうやって選べばいいですか?
A商品ページのサイズ表に記載された身長・ウエストのcm数を、自分の実測値と照らし合わせて選んでください。普段着ているサイズ感だけで判断すると、ブランドによって差があるため失敗しやすくなります。境目のサイズで迷った場合は、やや大きめを選んでおくほうが動きやすいとされています。
Qテニスウェアにポケットは必要ですか?
A必須ではありませんが、プレー中にボールを持っておきたい場合は、腰やお尻の位置にボールポケットが付いているウェアのほうが実用的です。ポケットなしのウェアを選ぶ場合は、別売りのボールポーチを併用するといった工夫で対応できます。
Qテニスウェアを長持ちさせるコツはありますか?
A柔軟剤を使いすぎると吸汗速乾機能が落ちることがあるとされているため、使用は控えめにするのがおすすめです。インナースパッツ付きのアイテムは洗濯ネットに入れる、乾燥機の高温は避けて陰干しにするといった工夫で、生地の伸縮性や機能を長く保ちやすくなります。
Q大会や試合形式のレッスンで着るウェアに決まりはありますか?
A大会によっては、ITF(国際テニス連盟)やJTA(日本テニス協会)などの公認表記があるウェアの着用が推奨・指定される場合があります。出場を予定している大会がある場合は、事前に大会要項を確認したうえで、公認表記のあるウェアを選んでおくと安心です。普段のスクールや練習であれば、特別な指定がない限りは好みのウェアで問題ありません。
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