これから卓球を始めようと思ったとき、多くの人が最初につまずくのがラケット選びです。スポーツ用品店の卓球コーナーやネット通販には、数千円のものから数万円するものまで、似たような見た目のラケットがずらりと並んでいます。何を基準に選べばいいのか分からないまま、「とりあえず安いものを」「なんとなくカッコいいから」で選んでしまう人も少なくありません。実はラケットには「シェークハンド」と「ペンホルダー」という握り方の違いがあり、さらに「ラバーが貼られているかどうか」によっても選び方が大きく変わってきます。この記事では、卓球用具に詳しくない人でも迷わず選べるように、グリップの違いやラケットの構造をひとつずつ整理し、最後には価格帯の異なる入門モデル4本を比較して紹介します。
この記事でわかること
- 卓球ラケット選びは「なんとなく」で失敗しやすい
- そもそも卓球ラケットのどこを見ればいいのか
- シェークハンドとペンホルダー、それぞれの特徴
- 初心者は「ラバー貼り上げ済み」のラケットを選ぶのが基本
- 選び方の3ステップ
- 初心者におすすめの卓球ラケット4選
最終更新:
初心者におすすめの卓球ラケット4選
ここからは実際の候補です。前提として、これらを使えば必ず上達する、という話ではありません。いずれも大手メーカーが入門者・初心者向けとして案内しているラケットの中から、価格帯やタイプの異なる4本を選びました。価格は記事作成時点の参考価格で、変動する場合があります。購入前に商品ページで最新の価格・在庫・グリップの種類を確認してください。
4本を並べると、価格帯とラバー交換の可否で役割が分かれているのが分かります。ステイヤー1800とベーシック2000 S FLは価格を抑えた入門モデルで、届いてすぐに使える手軽さが共通点です。ベーシックセットFLはラバー交換に対応しており長く使いやすい中間的な位置づけ、マークカーボン張上げ マークV YA14はカーボン入りブレードと高弾性ラバーを組み合わせた、一段階上のグレードを体験できるセットという位置づけになります。
どれが合うかは、予算や「まずは試してみたいのか、少し長く使うことを想定しているのか」によって変わります。価格を最優先したいなら1本目や2本目、部活動での継続利用や将来のラバー交換を見据えるなら3本目、最初から性能を重視したいなら4本目、という選び方をすると失敗しにくいでしょう。価格・仕様は変動するため、購入前に必ず商品ページで最新情報を確認してください。
今回はいずれも大手メーカーが「入門者向け」「初心者向け」として案内しているモデルを中心に紹介しましたが、ラケット選びに正解は一つではありません。同じ価格帯でも、メーカーごとにグリップの太さやバランスの取り方には違いがあります。可能であれば、この4本に近いタイプのモデルを店頭で実際に握ってみると、自分の手により馴染む1本が見つかりやすくなります。
なお、今回はバタフライ・VICTAS・ニッタク・ヤサカの4ブランドから選びましたが、他にもミズノなどさまざまなメーカーから卓球ラケットが販売されています。ブランドごとに得意とする技術や価格帯の考え方が異なるため、この記事で紹介した「グリップの形」「ラバーの有無」「ブレードの素材構成」「重量」という4つの基準を参考にしながら、他のブランドのモデルもあわせて比較してみるのもよいでしょう。
通販でラケットを購入する場合は、返品・交換のポリシーも事前に確認しておくと安心です。実際に握ってみないと分からないフィット感もあるため、初めての1本は試し握りができる店舗で購入し、2本目以降を通販で探すという流れもおすすめです。
■ スペック比較表
| 商品 | バタフライ(Butterfly) ステイヤー1800 シ… | VICTAS(ヴィクタス) 卓球ラケット ベーシック20… | ニッタク(Nittaku) ベーシックセット FL フレ… | ヤサカ(Yasaka) 張り上げ済み卓球ラケット マーク… |
|---|---|---|---|---|
| 参考価格 | 1,980円〜2,200円(発送方法により変動) | 2,780円 | 4,590円〜5,280円(購入店舗により変動) | 7,990円〜8,189円(購入店舗により変動) |
| 品番 | 16720 | — | — | — |
| 品名 | ステイヤー1800 | — | — | — |
| グリップ | シェークハンド(両面打ち) | シェークハンド FL(フレア) | シェークハンド FL(フレア) | シェークハンド FLA(フレア) |
| ブレード素材 | 5枚合板 | 木材5枚合板 | — | — |
| 特徴 | ラバー貼り上がり/張替不可/ラージボール不可 | 張替不可 | ラバー貼り合わせ済み/ラバー張替可能 | — |
| 原産国 | 中国製 | 中国製 | — | — |
| 付属品 | 練習用ボール2個 | プラスチックボール2個 | — | — |
| 商品コード | — | YT-320020 | NH5162 | — |
| ラバー | — | 両面裏ソフトラバー貼り上げ | — | — |
| 対応 | — | — | 公認(公式試合で使用可能とされる) | 公式試合使用可能とされる |
| カラー | — | — | レッド×ブラック | — |
| ブランド | — | — | Nittaku(ニッタク) | — |
| セット内容 | — | — | — | マークカーボン(FLA)ブレード×1本、マークV(中)ラバー×2枚 |
| ブレード特徴 | — | — | — | 木材に極薄カーボンを搭載した設計とされる |
| ラバー特徴 | — | — | — | 天然ゴム主体の高弾性裏ソフトラバーとされる |
※ 表は横にスクロールできます。仕様は販売ページの記載にもとづく目安です。
※ 価格・在庫は変動します。最新情報は各ストアでご確認ください。当サイトはアフィリエイトプログラムを利用しています。
卓球ラケット選びは「なんとなく」で失敗しやすい
卓球のラケットは、テニスやバドミントンのラケットに比べるとコンパクトで、見た目にはそれほど大きな違いがないように見えます。しかし実際には、握り方の形状やラバーの有無によって、届いてから「思っていたのと違う」と感じてしまうケースが少なくありません。まずはラケット選びで押さえておきたい基本的な考え方から見ていきます。
卓球のラケットは、大きく分けて「シェークハンド」と「ペンホルダー」という2つの握り方(グリップ)に対応した形があります。この違いを知らずに選んでしまうと、実際に握ってみたときに思っていたのと違う、という結果になりかねません。まずはこの基本を押さえることが、ラケット選びの第一歩になるとされています。
また、卓球のラケットには「ラバーがすでに貼られているもの」と「木の板(ブレード)だけの状態で、ラバーは別途購入して自分で貼るもの」の2種類があります。本格的に競技を続けている選手の多くは後者を選ぶ傾向がありますが、これから始める初心者にとっては、ラバーが貼られた状態ですぐに使える「貼り上げラケット」の方が扱いやすいとされています。
この記事では「このラケットを使えば上達が早くなる」というような断定的な書き方はしません。上達のスピードは練習量やフォームによるところが大きく、ラケットだけで決まるものではないためです。その代わり、初心者がまず知っておきたいグリップの違いやラケットの構造について、できるだけ分かりやすく整理していきます。
なお、この記事は主に硬式卓球(一般的に体育館やクラブ、卓球専門店で扱われている、表面が滑らかなラバーを貼るタイプの卓球)を前提にしています。学校の授業などで使われる「ラージボール卓球」は、ボールやラバーの規格が異なる場合があるため、これから始めようとしている卓球の種類を確認したうえで読み進めてください。
部活動やサークルでラケットを購入する場合、周りの先輩や友人と同じモデルを勧められることもあるかもしれません。ですが、手の大きさや握り方の好み、目指すプレースタイルは人によって異なるため、周囲と同じラケットが自分にとってもベストとは限りません。この記事を参考にしながら、自分に合った1本を選ぶ視点を持っておくと、長く付き合える道具に出会いやすくなります。
価格帯で見ると、貼り上げラケットはおよそ2,000円前後から購入でき、ブレードとラバーを別々に選ぶスタイルになると1万円を超えることも珍しくありません。金額の差に驚くかもしれませんが、初心者のうちは高額なモデルでなければ上達できない、というわけではないとされています。まずは基本的な価格帯のラケットから始め、卓球を続けていく中で自分に必要な機能を見極めていく、という進め方でも十分です。
通販サイトでラケットを探す場合、商品写真だけでは実際の色味やグリップの太さが伝わりにくいことがあります。レビューや商品説明を丁寧に読み、可能であれば同じモデルを使っている人の感想も参考にしながら選ぶと、イメージと違ったという失敗を避けやすくなります。
この記事のスタンス
ラケットやラバーの性能については、メーカーや販売店の商品ページに記載されている内容をもとに「〜とされる」「〜と言われている」という表現にとどめています。使用感には手の大きさや握り方、プレースタイルによる個人差があり、断定できるものではないためです。判断材料として使ったうえで、可能であれば購入前にスポーツ用品店で実際に握ってみることをおすすめします。
そもそも卓球ラケットのどこを見ればいいのか
卓球ラケットの商品ページには、グリップの形状、ブレードの合板構成、ラバーの種類、重量など、さまざまな情報が並んでいます。すべてを一度に理解する必要はありませんが、初心者がまず押さえておきたいのは「グリップの形」「ラバーが貼られているかどうか」「ブレードの素材構成」「重量」の4つです。
グリップの形は、シェークハンドかペンホルダーかによって大きく異なります。この選択は今後のプレースタイルにも関わってくる、卓球用具選びの中でもとりわけ重要な要素とされています。次のセクションで詳しく見ていきますが、まずは「握り方によってラケットの形そのものが変わる」という点を押さえておいてください。
ラバーが貼られているかどうかは、初心者にとって特に重要なポイントです。ブレード(木の板)だけの状態で購入すると、自分でラバーを選び、専用の接着剤で貼り付ける作業が必要になります。手順自体は難しいものではありませんが、初めての用具選びの段階でラバー選びまで同時に行うのは負担が大きいと感じる人も多いようです。
ブレードの素材構成は「5枚合板」「5枚合板+カーボン」というように表記されます。合板の枚数や、カーボンなどの特殊素材が入っているかどうかによって、打球感や反発力の傾向が変わってくるとされていますが、初心者のうちはこの数値の細かい違いを気にしすぎる必要はないとされています。まずは「合板だけのシンプルな構成」か「カーボンなどが入った構成」かという大まかな区分を知っておけば十分です。
重量は、ラケット本体にラバーを貼った状態でおおよそ150〜200g程度の範囲に収まることが多いようです。重いラケットほど威力が出やすいと言われる一方で振り抜きにくく感じることもあり、軽いラケットほど振り抜きやすい一方で威力はやや控えめになる傾向があるとされています。商品ページに重量の記載がない場合も多いため、あくまで目安として捉えておくとよいでしょう。
これらの情報は、メーカーごとに独自の名称や表現で説明されていることが多く、初めて商品ページを読むときは専門用語の多さに戸惑うかもしれません。ですが、この4つの基本さえ押さえておけば、どのメーカーの商品ページを見ても大まかな特徴をつかめるようになるはずです。
商品ページには「レジャー用」「エントリーモデル」「入門者向け」といった表現もよく登場します。厳密な定義があるわけではありませんが、こうした表記があるモデルは、価格を抑えつつ手軽に卓球を楽しめるように設計されている傾向があるとされています。逆に「エリート」「上級者向け」といった表記のモデルは、価格が上がる分、ブレードの反発力やラバーの性能を追求した仕様になっていることが多いようです。
商品ページによっては、重量やブレードの厚みといった数値が細かく記載されていない場合もあります。数値が分からないときは、同じブランド・同じシリーズ内での「上位モデルか入門モデルか」という位置づけを参考にすると、大まかな傾向をつかみやすくなります。
シェークハンドとペンホルダー、それぞれの特徴
卓球のグリップには、大きく分けて「シェークハンド」と「ペンホルダー」の2種類があります。名前だけを見ると難しそうに感じるかもしれませんが、実際の握り方をイメージすると分かりやすくなります。
どちらのグリップが優れているというものではなく、それぞれに異なる特性があるとされています。とはいえ、初めて卓球を始める場合は、フォアハンドとバックハンドを同じような感覚で扱いやすいとされるシェークハンドから始める人が多い傾向にあります。学校の部活動やスクールでも、初心者にはまずシェークハンドを勧めるケースが多いようです。
一方で、身近に卓球経験者がいて指導を受けられる場合や、ペンホルダーに強いあこがれがある場合は、最初からペンホルダーを選ぶことも十分に選択肢に入ります。グリップの好みは実際に握ってみないと分からない部分も大きいため、可能であれば店頭で両方のタイプを持ち比べてみることをおすすめします。
なお、ペンホルダーの中にも、日本式(片面にラバーを貼るタイプが主流)と中国式(両面にラバーを貼るタイプが主流)という違いがあります。この記事では初心者にとって選択肢が豊富で情報も集めやすいシェークハンドを中心に紹介しますが、ペンホルダーに興味がある場合は、日本式・中国式のどちらに近いプレーをしたいかも合わせて考えてみるとよいでしょう。
グリップの太さや持ち手の形状にも、メーカーやモデルによって違いがあります。シェークハンドの場合、持ち手がまっすぐな「ストレート(ST)」、先端がやや広がった「フレア(FL)」、丸みを帯びた「アナトミック(AN)」などの種類が用意されていることが多く、手のサイズによってフィット感が変わってくるとされています。迷った場合は、もっとも標準的とされるフレアタイプから試してみるのも一つの方法です。
一度どちらかのグリップで練習を始めた後に、もう一方のグリップに変更することも不可能ではありませんが、フォームや感覚を一から作り直すことになるため、決して簡単な道のりではないとされています。可能であれば、練習を本格的に始める前の段階で、自分に合うグリップをじっくり見極めておくことをおすすめします。
■ シェークハンドラケット
握手をするように握るタイプのグリップで、現在の卓球ではもっとも広く使われているとされています。ラケットの両面にラバーを貼り、フォアハンドとバックハンドを同じ面の使い分けなく打てることが特徴です。国内外のトッププレーヤーの多くがこのタイプを使用しているとされ、指導者や用品店でも初心者にまず勧められることが多いグリップです。
■ ペンホルダーラケット
ペンを持つように握るタイプのグリップで、日本や中国で独自に発展してきたとされています。片面(または両面)にラバーを貼って使用し、手首を使った細かい操作がしやすいと言われる一方、バック側の打球にはシェークハンドとは異なる技術が必要になるとされています。近年は競技人口としてはシェークハンドが主流とされていますが、根強い人気を持つグリップです。
初心者は「ラバー貼り上げ済み」のラケットを選ぶのが基本
グリップの形をイメージできたら、次に確認したいのが「ラバーが貼られた状態で販売されているかどうか」です。卓球専門店やメーカーのカタログには、ブレード単体の商品とラバー付きの完成品の両方が並んでいることが多く、この違いを知らずに選んでしまうと、届いてから「ラバーがない」と戸惑うことにもなりかねません。
ラバーが最初から貼られている「貼り上げラケット」は、届いてすぐに練習を始められる手軽さが大きなメリットです。価格も比較的抑えられているモデルが多く、初めて卓球用具を選ぶ人にとって取り組みやすい選択肢とされています。
一方、ブレードとラバーを別々に選んで自分で貼り付けるスタイルは、フォア面とバック面で異なる性質のラバーを組み合わせるなど、自分のプレースタイルに合わせて細かくカスタマイズできることが魅力です。ただしラバーの種類は非常に数が多く、初心者のうちは選ぶだけでも一苦労になりやすいとされています。
卓球を始めたばかりの段階では、まず貼り上げラケットで基本的な打ち方や試合の感覚をつかみ、続けていく中で「もっとスピンをかけたい」「威力を出したい」といった具体的な要望が出てきたタイミングで、ブレードとラバーを別々に選ぶスタイルに移行するという流れが無理のない進め方とされています。
貼り上げラケットの中にも、レジャー用(練習・レクリエーション向け)として案内されているものと、日本卓球協会(JTTA)が公認したラバーを使用しており公式試合でも使用できるとされるものがあります。学校の部活動や大会への参加を考えている場合は、購入前に公認の有無を確認しておくと安心です。
また、貼り上げラケットには「ラバーの張替に対応しているタイプ」と「対応していない(張替不可)タイプ」があります。張替不可のモデルはラバーが劣化した際にラケットごと買い替える必要がありますが、その分価格が抑えられている傾向があります。張替対応モデルはラバーだけを交換できる分、初期費用はやや高めになりやすいとされています。
貼り上げラケットの商品ページには、ラバーの厚さについて「薄」「中」「厚」「特厚」といった表記が見られることがあります。厚みが増すほどボールを弾く力が強くなる一方、扱いに慣れが必要になるとされています。初心者のうちは「中」程度の厚さが選ばれていることが多く、特にこだわりがなければ標準的な厚さのモデルを選んでおくと扱いやすいでしょう。
ラバーの色にもルールがあります。国際規格では、フォア面とバック面で異なる色(一般的に赤と黒)のラバーを貼ることが義務付けられています。貼り上げラケットの多くは、あらかじめこのルールに沿った配色で仕上げられているため、初心者が色選びで迷うことは少ないとされています。
型番や商品コードは、同じ商品名でもカラーやグリップ違いで複数の選択肢がある場合に、目的の商品を正確に見分けるための手がかりになります。購入前に型番を確認しておくと、間違ったモデルを注文してしまうリスクを減らせます。
選び方の3ステップ
ここまでの内容を踏まえて、実際にラケットを選ぶ手順を3つのステップに整理しました。順番に沿って絞り込んでいくと、専門用語の多さに振り回されずに候補を決めやすくなります。
ステップに沿って絞り込む際は、価格や見た目だけで決めるのではなく、ここまで紹介した「グリップの形」「ラバーの有無」「ブレードの素材構成」「重量」という4つの視点を都度振り返りながら進めると、後悔の少ない選択につながりやすくなります。
- 1握りたいグリップの形を決める。特にこだわりがなければ、フォア・バックの両面を扱いやすいとされるシェークハンドから検討するのが無難です。すでに周りにペンホルダー経験者がいて教えてもらえる環境であれば、ペンホルダーも十分な選択肢になります。
- 2ラバーが貼られた「貼り上げラケット」の中から、価格帯と公認の有無を確認して2〜3本ほど候補を挙げる。部活動や大会参加を予定している場合は、JTTA公認ラバーを使用しているモデルを優先すると安心です。
- 3可能であれば実際に握ってみて、グリップの太さや重量感を確かめる。スポーツ用品店で試し握りができる場合は、購入前に何本か持ち比べてみるのが確実です。試し握りが難しい通販の場合は、同じくらいの手の大きさの人のレビューを参考にするのもよいでしょう。
木製ラケットと「ラージボール用」の違いに注意
学校の授業や高齢者向けサークルなどでは、通常の卓球よりも大きく軽いボールを使う「ラージボール卓球」が行われることがあります。ラージボール用のラケットやラバーは、硬式卓球用とは規格が異なる場合があるとされています。これから始める卓球の種類を確認したうえで、対応するラケット・ラバーを選ぶことをおすすめします。
買ったあとに気をつけたいこと
ラケットは買って終わりではなく、使っていくうちにメンテナンスや買い替えのタイミングを見極める必要がある道具です。特にラバーは消耗品としての性格が強く、使用頻度に応じて性能が変化していくとされています。
ラバーの表面は、使い込むうちに摩耗して弾みや回転のかかり方が変わっていくとされています。目安として、週に数回程度の練習であれば数か月から半年ほどで「以前より球離れが悪くなった」「スピンがかかりにくくなった」と感じ始める人が多いとされています。見た目の摩耗が分かりにくい部分だからこそ、プレーの感覚の変化を買い替え・張替えのサインとして意識しておくとよいでしょう。
ラバーの保管方法にも注意が必要です。高温多湿の環境や直射日光に長時間さらされると、ラバーの劣化が早まるとされています。使用後は専用のラケットケースに収納し、風通しの良い場所で保管する習慣をつけておくと、性能を長持ちさせやすくなります。
張替可能なラケットの場合、ラバーを交換する際には専用の接着剤が必要になります。自分で貼り替える方法もありますが、初めての場合はスポーツ用品店や卓球専門店で貼り替えを依頼できることが多いため、無理に自分で行おうとせず、まずは相談してみるのも一つの方法です。
大会や部活動の公式戦に出場する予定がある場合は、使用するラバーが日本卓球協会(JTTA)などの公認を受けているかどうかを、大会ごとのルールとあわせて確認しておくことをおすすめします。ラバーの色や種類によっては、大会規定で使用が制限される場合もあるため、事前の確認が安心につながります。
成長期の中学生・高校生の場合、手の大きさが今後変わっていく可能性もあります。とはいえ、卓球ラケットのグリップサイズは大人用と大きく変わらないモデルがほとんどとされているため、体格の変化を過度に心配する必要はありません。まずは今の手に合ったグリップの太さを基準に選ぶことをおすすめします。
ラバーの表面にホコリや汚れが付着すると、摩擦力が落ちてスピンがかかりにくくなるとされています。専用のラバークリーナーやスポンジを使って、練習前後に軽く拭き取る習慣をつけておくと、性能を保ちやすくなります。専用クリーナーが手元にない場合は、水を含ませた柔らかい布で優しく拭き取るだけでも一定の効果があるとされています。
ラケットケースは、ラバーの保護だけでなく、持ち運び中の衝撃からブレードを守る役割も果たします。価格の安いものでも問題はありませんが、ラバー面が密着しすぎない、通気性のある内側の生地を採用したケースを選ぶと、湿気がこもりにくくなるとされています。
よくある質問
Q卓球を始めるなら、シェークハンドとペンホルダーのどちらを選ぶべきですか?
A特にこだわりがなければ、フォアハンドとバックハンドを同じような感覚で扱いやすいとされるシェークハンドから始める人が多い傾向にあります。ただし、身近にペンホルダー経験者がいて教えてもらえる場合や、ペンホルダーに強い興味がある場合は、最初からペンホルダーを選ぶことも十分な選択肢です。
Q「貼り上げラケット」と「ブレードだけ」のどちらを買えばいいですか?
A初めて卓球を始める場合は、届いてすぐに練習を始められる「貼り上げラケット」が扱いやすいとされています。ブレードとラバーを別々に選ぶスタイルは、プレースタイルの好みがある程度分かってきてから検討しても遅くはありません。
Qラケットの重さはどのくらいを選べばいいですか?
Aラケット本体(ラバーを含む)でおおよそ150〜200g程度の範囲に収まるモデルが多いようです。重いほど威力が出やすいと言われる一方で扱いにくく感じることもあり、軽いほど振り抜きやすい一方で威力は控えめになる傾向があるとされています。商品ページに重量の記載がない場合は、同じブランドの他モデルとの相対的な比較で目安にするとよいでしょう。
Q価格はどれくらいを見ておけばいいですか?
A入門者向けの貼り上げラケットであれば、2,000円前後から選択肢が揃います。ラバー交換の可否やブレードの素材構成によって価格が変わる傾向があり、上位モデルほど価格も上がりやすいです。最初の1本であれば、無理に上位モデルを選ぶ必要はなく、まずは基本的な入門モデルから試すのがおすすめです。
Q公式試合に出るつもりがなくても、公認ラバーのラケットを選んだほうがいいですか?
Aレクリエーションとして楽しむだけであれば、公認の有無にこだわる必要は必ずしもありません。ただし、部活動や大会への参加を少しでも考えている場合は、後から買い替える手間を省くためにも、公認モデルを最初から選んでおくと安心です。
Qラケットの寿命はどのくらいですか?
Aブレード本体は比較的長く使えるとされていますが、ラバーは消耗品としての性格が強く、週に数回程度の練習であれば数か月から半年ほどで性能の変化を感じ始める人が多いとされています。張替不可のモデルはラケットごとの買い替え、張替可能なモデルはラバーのみの交換で対応する形になります。
Qラージボール卓球用のラケットとは違うのですか?
Aこの記事で紹介しているのは、一般的な硬式卓球用のラケットです。学校の授業や高齢者向けサークルなどで使われる「ラージボール卓球」は、ボールやラバーの規格が異なる場合があるとされています。これから始める卓球の種類を確認したうえで、対応するラケット・ラバーを選ぶようにしてください。
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