卓球のラケットは、ラバーやブレードほど頻繁に話題にならないものの、グリップ(持ち手)の状態はプレーの安定感に直結する部分です。特に汗をかきやすい季節や、緊張する試合の終盤になるほど、グリップが手の中でわずかに動いてしまい、思うようにラケットをコントロールできなくなることがあります。この記事で扱う「グリップテープ」は、そうした滑りや握りにくさを補うためにグリップへ巻きつける消耗品です。素材やカラー、厚みによってどんな違いがあるのかを整理し、最後には候補になりやすい4種類のグリップテープも比較して紹介します。
この記事でわかること
- 「グリップが手汗で滑る」を我慢していませんか — グリップテープの役割
- グリップテープの主な種類 — 素材で変わる質感と機能
- 選ぶときに見ておきたい4つのポイント
- シェークハンド・ペンホルダーで選び方は変わる?
- 選び方の3ステップ
- 卓球グリップテープのおすすめ4選
最終更新:
卓球グリップテープのおすすめ4選
ここからは実際の候補です。いずれも卓球用品を専門に扱うメーカーが販売しているグリップテープの中から、素材のタイプや価格帯が異なる4点を選びました。価格は記事作成時点の参考価格で、変動する場合があります。購入前に商品ページで最新の価格・在庫・カラーを確認してください。
4点を並べると、素材の質感と価格帯で選択肢が分かれているのが分かります。ドライフィットテープは吸汗性、ソフトグリップテープ2はしっとりした握り心地、NL-9655は価格の手頃さと定番の安心感、801070はカラー展開の豊富さという位置づけです。
どれが合うかは、汗のかきやすさや求める握り心地、ラケットのグリップ形状によって変わります。手汗による滑りが最も気になるなら1本目、価格を抑えてまず試したいなら2本目、しっとりした質感を求めるなら3本目、カラーにこだわりたいシェークハンド使用者なら4本目、という選び方をすると失敗しにくいでしょう。価格や在庫状況は変動するため、購入前に商品ページで最新情報を確認してください。
グリップテープは消耗品のため、1本にこだわりすぎず、気になるものを何本か試してみるのもよい方法です。同じメーカーの中でも複数のシリーズが用意されていることが多く、この記事で紹介した4点以外にも選択肢は数多くあります。
なお、今回はバタフライ・ニッタク・ヴィクタスという卓球用品を専門に扱う3ブランドから紹介しました。いずれも卓球専門メーカーとして長年グリップ関連の商品を展開しており、品質面でも一定の実績があるとされています。
■ スペック比較表
| 商品 | Butterfly(バタフライ)ドライフィットテープ 2… | Nittaku(ニッタク)グリップテープ NL-9655… | Butterfly(バタフライ)ソフトグリップテープ2 … | VICTAS(ヴィクタス)グリップテープ 801070 … |
|---|---|---|---|---|
| 参考価格 | 1,000円(2個セット) | 372円〜 | 469円 | 385円 |
| 品番 | 75900 | NL-9655 | 77150 | 801070 |
| 厚さ | 約0.65mm | — | — | — |
| 幅 | 約2.2cm | — | — | — |
| 長さ | 約57.5cm | — | — | — |
| 素材 | 吸汗性トリコット生地 | — | ソフトポリウレタン | 本体:ポリウレタン/エンドテープ:ポリ塩化ビニル |
| 付属品 | 固定用テープ付き | — | 固定用テープ付き | — |
| カラー | オレンジ・イエロー・パープル・ブラック(同色2個セット) | ブルー(09)・ピンク(21)・ブラック(71) | — | ブラック・ソフトオレンジ・ソフトイエロー・ピンク・ソフトパープル |
| 生産国 | 日本 | 日本 | 日本 | — |
| 代表カラー | — | — | ブラック | — |
| 対応 | — | — | — | シェークハンドラケット専用 |
| サイズ | — | — | — | 幅約25mm・長さ約45cm |
※ 表は横にスクロールできます。仕様は販売ページの記載にもとづく目安です。
※ 価格・在庫は変動します。最新情報は各ストアでご確認ください。当サイトはアフィリエイトプログラムを利用しています。
「グリップが手汗で滑る」を我慢していませんか — グリップテープの役割
グリップテープの主な役割は、汗や湿気でグリップが滑りやすくなるのを防ぐことと、木製グリップの手触りを自分好みに調整することの2つに大きく分けられるとされています。ラケットのグリップは、多くのモデルで木材やコルクがそのまま使われており、使い込むほどに手の脂や汗を吸ってツルツルとした質感に変化していくことがあります。
この変化を「使い込まれて手に馴染んだ」と感じる選手もいれば、「滑りやすくなって握りにくい」と感じる選手もおり、感じ方には個人差があるとされています。グリップテープを巻くことで、素材そのものの摩擦力や吸汗性を借りて、汗をかいた状態でもグリップが手の中でズレにくくなるとされています。
特に大会や長時間の練習など、集中力が続くほど手汗をかきやすい場面では、グリップの安定感が最後まで保てるかどうかが、フォームの再現性にも影響してくると言われています。逆に言えば、普段あまり手汗をかかない人や、素のグリップの質感を好む人にとっては、グリップテープが必須というわけではありません。
一方で、グリップテープを巻くとグリップの太さがわずかに増し、素の木製グリップとは異なる握り心地になります。この変化を「握りやすくなった」と感じるか「太くなって扱いにくい」と感じるかは、もともとの手の大きさやグリップの握り方の癖によって差が出るとされています。試したことがない場合は、まず1本試してみて、自分の手に合うかどうかを確認することをおすすめします。
なお、この記事で紹介する情報の多くは、各メーカーの商品ページに記載されている内容をもとにしています。素材の質感や滑りにくさの感じ方には個人差が大きいため、断定的な表現は避け「〜とされる」という表現にとどめています。
この記事のスタンス
グリップテープの効果については、商品ページの記載をもとに「〜とされる」という表現で統一しています。汗のかきやすさや手の大きさ、握り方の癖によって感じ方には個人差があるため、気になる場合はまず1本試してみることをおすすめします。
グリップテープの主な種類 — 素材で変わる質感と機能
グリップテープと一口に言っても、素材によって質感や特徴は大きく異なります。ここでは代表的な4つのタイプに分けて、それぞれの特徴を整理します。
どのタイプが向いているかは、汗のかきやすさやグリップの握り方によって変わってきます。手汗が多く滑りやすさに悩んでいる人は吸汗トリコット系、しっとりした握り心地を求める人はソフトポリウレタン系、グリップの太さを変えたくない人は薄手フィルム系、というように大まかな目安として使うとよいでしょう。
同じ「グリップテープ」という商品名でも、メーカーによって採用している素材や質感の作り込みは異なります。同じメーカーの中でも複数のシリーズが展開されていることが多いため、購入前に商品ページで素材の説明を確認しておくと、イメージと違う質感だったという失敗を避けやすくなります。
■ 吸汗トリコット系
特殊な編み方をした生地を採用し、汗を吸収しやすいよう作られたタイプです。汗をかいた状態でも滑りにくいとされ、手汗の量が多い選手や、夏場の練習・試合で使う1本として選ばれることが多いとされています。厚みは比較的薄めのモデルが多く、グリップの太さをあまり変えたくない人にも向いているとされています。
■ ソフトポリウレタン系
柔らかい合成素材を使い、手のひらにしっとりとフィットする質感を狙ったタイプです。吸汗性と耐久性を両立しているとされ、長時間握っていても疲れにくいと感じる選手もいるようです。素材がやや厚めのモデルが多く、グリップを少し太くしたい人にも向いているとされています。
■ 皮革(レザー)系
本革を使ったタイプで、使い込むほどに手に馴染んでいく質感が特徴とされています。摩擦力の高さから滑り止め効果を期待する選手もいますが、天然皮革のため耐水性はやや劣り、汗や湿気を含みやすい点には注意が必要だと言われています。
■ 薄手フィルム・スポンジ系
極薄のフィルムやスポンジ素材を使い、グリップの太さの変化を最小限に抑えることを重視したタイプです。素のグリップに近い握り心地を保ちながら、多少の滑り止め効果を加えたいという選手に選ばれる傾向があります。
選ぶときに見ておきたい4つのポイント
グリップテープの商品ページには、厚さ・幅・長さ・粘着力・耐久性など、さまざまな情報が記載されています。すべてを細かく比較する必要はありませんが、まず押さえておきたいのは「厚み」「幅・長さ」「粘着力」「耐久性」の4点です。
厚みは、グリップの太さの変化に直結する要素です。商品ページに厚さの記載がある場合、0.5mm前後の薄手タイプから、1mm前後のしっかりとした厚みのタイプまで幅があるとされています。もともと細めのグリップを使っている人や、太くなりすぎるのを避けたい人は、薄手のタイプから試してみるのがよいでしょう。
幅・長さは、グリップの形状にきちんと巻きつけられるかどうかに関わります。多くのグリップテープは幅2cm前後、長さ55〜60cm程度で作られていることが多く、シェークハンドの標準的なグリップであれば1本で巻ける長さが用意されている場合がほとんどです。ただし、グリップが太めのモデルや、巻き方によっては長さが足りなくなることもあるため、不安な場合は少し余裕のある長さの商品を選んでおくと安心です。
粘着力は、貼り付けたテープがプレー中にズレたりめくれたりしないための重要な要素です。多くの商品には固定用の両面テープや専用のエンドテープが付属しており、これを使ってグリップにしっかり貼り付ける仕組みになっています。粘着力の強さについては商品ページに数値が記載されていないことが多いため、レビューの評価や「剥がれにくい」といったコメントを参考にするのも一つの方法です。
耐久性は、練習量や汗のかき方によって大きく変わる要素です。目安として、週に数回程度の練習であれば数ヶ月から半年程度で交換を検討する選手が多いとされていますが、素材の傷みやすさやべたつき方には個人差があります。定期的にグリップの状態を確認し、滑りやすさが気になり始めたら交換のサインと考えるとよいでしょう。
シェークハンド・ペンホルダーで選び方は変わる?
グリップテープの選び方は、使っているラケットの持ち方(グリップ形状)によっても多少変わってきます。ここでは代表的な2つのグリップ形状について、それぞれの傾向を整理します。
シェークハンドラケットは、握手をするように持つグリップ形状で、多くのグリップテープがこの形状を前提に幅や長さが設計されているとされています。フラット面が広いぶん、テープを巻く際にシワになりにくく、初めてグリップテープを貼る人でも比較的扱いやすいと言われています。
ペンホルダーラケットは、グリップが短く、持ち方によって形状の種類も分かれるため、シェークハンド用のグリップテープをそのまま巻くと長さが余ったり、握りの感触が変わりすぎたりすることがあるとされています。ペンホルダーで使う場合は、短めにカットして使う、あるいはペンホルダー用として案内されている商品を探すといった工夫が必要になることがあります。
どちらのグリップ形状であっても、実際に巻いてみないと握り心地の変化は分かりにくい部分があります。特に初めて使う場合は、価格が手頃なタイプから試して、自分の手や握り方に合うかどうかを確認してから、本格的に使うテープを決めるという進め方がおすすめです。
選び方の3ステップ
ここまでの内容を踏まえて、実際にグリップテープを選ぶ手順を3つのステップに整理しました。順番に沿って絞り込んでいくと、素材名の多さに振り回されずに候補を決めやすくなります。
- 1自分が困っている悩みを整理する。「汗で滑る」ことが悩みなら吸汗性を重視したタイプ、「握り心地を変えたい」ことが悩みなら素材の質感を重視したタイプ、というように、まず自分の目的をはっきりさせると選択肢を絞りやすくなります。
- 2使っているラケットのグリップ形状(シェークハンド/ペンホルダー)を確認し、対応する長さ・形状のグリップテープを候補にする。長さが不安な場合は、少し長めの商品を選び、余った分をカットして使うという方法もあります。
- 3価格が手頃なタイプから1〜2本試してみる。グリップテープは消耗品であり、一度に高価なものを大量に揃える必要はありません。実際に貼って練習で使ってみて、滑りにくさや握り心地が自分に合うと感じたら、同じ商品を継続して使うのがおすすめです。
貼り替えの前に軽く清掃を
グリップテープを新しく貼り替える際は、古いテープの粘着剤の跡を軽く拭き取ってから貼ることをおすすめします。汚れやべたつきが残ったままだと、新しいテープの粘着力が十分に発揮されない場合があるとされています。
貼り方の基本と交換のタイミング
グリップテープは正しく貼ることで本来の効果を発揮しやすくなります。ここでは基本的な貼り方の流れと、交換の目安について整理します。
貼り方の基本的な流れとして、まずグリップ部分の汚れや油分を乾いた布で軽く拭き取り、次にテープの粘着面をグリップの根元から巻き始め、重ならないよう少しずつずらしながら巻き進めていくという手順が案内されていることが多いです。巻き終わりは付属の固定用テープで留めるのが一般的とされています。
巻く際にシワが寄ると、握ったときに違和感が出たり、剥がれの原因になったりすることがあるとされています。焦らず少しずつ引っ張りながら巻くことで、シワになりにくいと言われています。慣れないうちは、巻き方の手順を紹介している動画などを参考にしながら作業すると失敗しにくいでしょう。
交換のタイミングについては、明確な回数や期間が決まっているわけではありません。目安として、テープの表面がべたついてきた、滑りやすさを感じるようになった、色が変わって汚れが目立つようになった、といった変化が交換のサインとして挙げられることが多いです。使用頻度や汗のかきやすさによって寿命は大きく変わるため、自分の感覚で定期的にチェックする習慣をつけておくとよいでしょう。
なお、ラバーの貼り替えと違って、グリップテープの貼り替えは自分で行いやすい作業です。専門店に依頼しなくても、ハサミと固定用テープがあれば自宅でも交換できるため、気になったタイミングで気軽に交換してみるのもよいでしょう。
よくある質問
Qグリップテープは必ず巻かなければいけませんか?
A必須ではありません。素のグリップのままでも問題なくプレーしている選手も多くいます。汗による滑りや握り心地が気になる場合の対策の一つとして検討するとよいでしょう。
Qどのくらいの頻度で交換すればいいですか?
A明確な基準はありませんが、目安として数ヶ月〜半年程度で交換を検討する選手が多いとされています。表面のべたつきや滑りやすさを感じ始めたら、交換のサインと考えるとよいでしょう。
Qシェークハンドとペンホルダーで違う商品を選ぶ必要がありますか?
A多くのグリップテープはシェークハンドの標準的なグリップを前提に長さが設計されているとされています。ペンホルダーで使う場合は、長さを調整してカットして使うか、対応をうたう商品を探すとよいでしょう。
Q初心者でもグリップテープを使ったほうがいいですか?
A必須ではありませんが、手汗による滑りが気になる場合や、握り心地を調整したい場合には、価格も手頃なため試しやすい選択肢です。まずは1本試してみて、自分に合うか確認することをおすすめします。
Qグリップテープを巻くとグリップが太くなりすぎませんか?
A素材の厚みによって変化の程度は異なりますが、薄手のタイプであれば太さの変化は比較的小さいとされています。太さの変化が気になる場合は、薄手のタイプから試してみるとよいでしょう。
Q自分で貼るのが不安です。失敗しないコツはありますか?
Aグリップの汚れを拭き取ってから、根元から少しずつシワにならないように巻いていくのが基本的な手順とされています。慣れないうちは、貼り方の手順を紹介している動画などを参考にしながら作業すると安心です。
Q予算はどれくらい見ておけばいいですか?
A1本あたり300円台〜1,000円程度の商品が中心で、消耗品としては手頃な価格帯です。まずは価格を抑えたタイプから試し、気に入ったものを継続して使うという選び方でも十分です。
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