11月を過ぎたあたりから、体育館へ向かう道すがら「今日は本当に寒いな」と感じることが増えてきます。バレーボールは室内競技だから防寒はあまり関係ないだろう、と思われがちですが、実際に体育館の中で過ごしてみると、床から伝わる冷え込みや、練習前後の待ち時間の底冷えに驚く人は少なくありません。とくに自宅から体育館までの移動時間や、アップを始める前の時間帯は体がまだ温まっておらず、Tシャツ1枚で過ごすには厳しい季節です。そこで活躍するのが「ピステ」と呼ばれる防寒ウェアです。ただ、いざ選ぼうとすると、保温性・防風性・素材・サイズ感など見慣れない基準が並び、どれを基準に選べばいいのか迷ってしまう人も多いはずです。この記事では、バレーボール用ウィンターピステを選ぶときに押さえておきたいポイントを、専門用語をかみ砕きながら整理しました。最後には、実際に候補になりやすい4着も比較しています。効果を保証するような書き方はせず、あくまで選ぶときの目安として読み進めてもらえればと思います。
この記事でわかること
- なぜバレーボールにも「ピステ」が必要なのか
- ピステとは?防寒着との違いと役割
- 選ぶときに見るべき4つのポイント
- 失敗しない選び方3ステップ
- ありがちな失敗・注意点
- おすすめのバレー用ウィンターピステ4選
最終更新:
おすすめのバレー用ウィンターピステ4選
ここからは実際の候補です。前提として、これらを着れば必ず快適になる、という話ではありません。いずれも通販サイトでバレーボール用のピステ・ウォーマージャケットとして案内されているものの中から、価格帯・保温性・サイズ展開の方向性が異なる4着を選びました。裏地なしの軽量モデルから、上下セットの本格派まで幅を持たせているので、自分の練習環境と照らし合わせながら見てみてください。価格は記事作成時点の参考価格で、変動する場合があります。購入前に商品ページで最新の価格・在庫・選べるサイズを確認してください。
4着を並べると、価格帯と保温性の作り込みで役割が分かれているのが分かります。デサントのMoveSportは3,900円台からと最も手を出しやすいエントリーモデル、ミズノのN-XTは裏地付きで保温性を重視したモデル、デサントの上下セットは価格が上がる代わりに全身をカバーできるモデル、ミレグラは女性専用設計という位置づけです。
どれが合うかは、練習頻度や予算、そして自分がどこまで防寒力を求めるかによって変わります。まず費用を抑えて重ね着で対応したいなら1着目、1枚でしっかり暖かさを感じたいなら2着目、上下セットで全身を防寒したいなら3着目、女性の体型に合ったシルエットを重視したいなら4着目、という選び方をすると失敗しにくいでしょう。価格・仕様は変動するため、購入前に必ず商品ページで最新情報を確認してください。
価格だけで比べると、デサントのMoveSportとミレグラの2着が手頃に見えるかもしれません。ただし、この2着は用途がやや異なる点は押さえておいてください。MoveSportは重ね着前提の裏地なしタイプ、ミレグラは女性専用設計の裏地なしタイプという位置づけで、どちらも軽さと持ち運びやすさを優先したモデルです。単体での保温力を最優先したい場合は、裏地付きのミズノや上下セットのデサントのほうが候補になりやすいでしょう。
なお、ここでは価格の手頃さと保温性のバランスを踏まえた順番で紹介していますが、これは万人にとっての優先順位ではありません。とにかく費用を抑えたい人には1着目が、保温性を最優先したい人には2着目や3着目が、女性向けのシルエットを求める人には4着目が、実質的な1位になることも十分にあり得ます。比較表の情報を参考にしながら、自分が最も重視したい基準で並び替えて考えてみてください。
チームでまとめて購入する場合は、全員が同じモデルを選ぶ必要はありません。男女兼用モデルと女性専用モデルを組み合わせたり、予算に応じてエントリーモデルと上位モデルを併用したりと、選手ごとに合ったものを選んでも支障はないケースがほとんどです。大切なのは価格やブランドの見栄えよりも、自分が練習・移動でどのくらい防寒を必要としているかを基準にすることです。
最後に、購入後のケアについても軽く触れておきます。ポリエステル素材が中心の防寒ウェアは自宅の洗濯機で扱えるものが多いですが、防風・撥水加工の効果を長持ちさせたい場合は、商品ページに記載の洗濯表示を確認し、必要以上に高温の乾燥機を使わないようにするといった配慮も大切です。丁寧に扱えば、1シーズンだけでなく複数年にわたって使い続けられるウェアも珍しくありません。
4着とも通販サイトでの購入となるため、実際に手元に届くまで生地の厚みや着用感を確かめられない点は理解しておく必要があります。サイズ表や素材表示、レビューの情報を丁寧に読み込んだうえで注文し、届いた後にサイズが合わなかった場合の交換・返品条件も事前に確認しておくと、より安心して購入を進められます。
■ スペック比較表
| 商品 | デサント(DESCENTE)MoveSport バレーボ… | ミズノ(MIZUNO)N-XT ウォーマージャケット 長… | デサント(DESCENTE)ウォーマージャケット・パンツ… | ミレグラ(MILEGRA)バレーボール ピステ 長袖 レ… |
|---|---|---|---|---|
| 参考価格 | 3,900円〜 | 7,100円 | 13,035円 | 4,480円 |
| 品番 | DVB-3312B(MoveSport/ST6SWBT1M) | V2MEA511 | DV5FWB02U(ジャケット)/DV5FLP02U(パンツ) | MLTP-LPS-001/002 |
| 素材 | ポリエステル100% | 表地・裏地ともにポリエステル100%/バインダー部はナイロン93%・ポリウレタン7% | 表地・裏地ともにポリエステル100% | ポリエステル100%(ピケストライプ生地) |
| 仕様 | 裏地なし1枚仕様 | 見頃のみ裏地あり(袖部分は裏地なし)、脇下・衿にニット素材 | — | — |
| 機能 | 防風 | — | 保温、脇メッシュ(速乾)、襟元ボタン、パンツ裾ファスナー、パンツウエスト紐、左右ポケット | — |
| サイズ | 男女兼用S/M/L/O/XO/2XO | S/M/L/XL/2XL | S/M/L/O/XO(メンズ規格) | S/M/L/O(着丈66〜72cm、身幅51〜57cm目安) |
| カラー | 4色展開(BWH/BKPK/BKWH/NVWH) | — | 4色(ブラック/ネイビー/ブラウン×ブラック/カーキ×ブラック) | 2色(ライトグレー×ラベンダー/ダークネイビー×ブルー) |
| フィット | — | スタンダードフィット | — | — |
| メーカー希望小売価格 | — | 8,360円 | 17,380円 | — |
| 生産国 | — | — | ベトナム | — |
| 設計 | — | — | — | 女性専用、着丈長め・裾ゆったり |
※ 表は横にスクロールできます。仕様は販売ページの記載にもとづく目安です。
※ 価格・在庫は変動します。最新情報は各ストアでご確認ください。当サイトはアフィリエイトプログラムを利用しています。
なぜバレーボールにも「ピステ」が必要なのか
「ピステ」という言葉は、もともとフランス語でスキーの滑走コースを意味する単語ですが、日本のスポーツ用品業界では、風を通しにくい薄手の生地でできた上下のウェアを指す言葉として定着しています。素材が擦れると「シャカシャカ」という音がすることから、そう呼ばれることもあります。バレーボールに限らず、陸上や野球、サッカーなど幅広い競技で、冬場の防寒着・移動着として使われており、部活動やクラブチームの練習場面でもごく一般的に見かけるアイテムです。
バレーボールは体育館の中で行う競技のため、屋外競技に比べると防寒の必要性が軽視されがちです。しかし実際には、体育館は暖房設備が十分でない施設も多く、床や壁からの冷気が想像以上に体温を奪います。とくに練習開始前のアップ時間や、交代でベンチに座っている時間は体が動いていないぶん、じわじわと体が冷えていきます。冷えた状態で急に激しい動きをすると、筋肉や関節への負担が大きくなりやすいとされており、ウォーミングアップの効果を十分に発揮するためにも、体を冷やさない工夫は軽視できません。
加えて、自宅から体育館までの移動時間も見落とせないポイントです。練習着や試合用のユニフォームのままでは防寒性がほとんどなく、駅から体育館までの徒歩移動や、屋外にある体育館の入口で待つ時間だけでも体が冷えてしまいます。とくに自転車や徒歩で通う中高生の場合、冬の朝や夕方は気温が一気に下がるため、練習着1枚で移動すると体育館に着く頃にはすっかり体が冷え切ってしまっていた、という経験をした人も多いのではないでしょうか。ピステはこうした「練習の前後」「移動中」の寒さから体を守るためのウェアという位置づけで考えると、必要性がイメージしやすくなるはずです。
また、ピステは防寒だけでなく、汗をかいた練習後にそのまま羽織って体温の低下を防ぐという役割も担います。練習で温まった体が、休憩や移動の間に急激に冷えてしまうと、風邪をひきやすくなったり、翌日以降の疲労感が強く残ったりすることもあると言われています。とくに冬場は汗が乾く際に体から気化熱が奪われるため、運動直後ほど油断せず、早めに羽織るという習慣をつけている選手も少なくありません。1着持っておくだけで、冬場の練習環境における快適さが大きく変わる可能性がある道具、それがピステだと考えてください。
大会や練習試合で複数の体育館を回るような機会がある人にとっても、ピステは荷物の中で意外と存在感を発揮します。会場によって暖房設備の有無や体育館の広さはさまざまで、待機時間が長い大会ほど、防寒着の有無で体感の疲労感が変わってくるという声もあります。普段の練習用としてだけでなく、こうした遠征や大会での「待ち時間の防寒着」としても役立つ場面が多いウェアです。
保護者の立場から見ても、子どもが冬場に薄着のまま体育館を出入りしている姿を見ると心配になるものです。ピステは決して特別な道具ではなく、冬場の部活動における基本装備の一つとして、多くの学校やクラブチームで当たり前のように使われています。まだ持っていない場合は、この冬を機に検討してみる価値があるアイテムだといえるでしょう。
ピステとは?防寒着との違いと役割
ピステという言葉は業界内でも厳密に定義されているわけではなく、メーカーによってはウォーマージャケット、ウォームアップウェア、ウインドブレーカーなど、別の名称で同じような機能のウェアが販売されています。共通しているのは「裏地なしの薄手1枚仕様」から「裏地・中綿つきの保温重視モデル」まで、保温力の作り込み方に幅があるという点です。名前が違っても、バレーボールの練習・移動用として案内されていれば、この記事で紹介する選び方の考え方はそのまま当てはめて問題ありません。商品名に惑わされず、機能表示やサイズ表を中心に見比べていくのが確実な進め方です。
大きく分けると、ピステには「裏地なしタイプ」と「裏地・裏起毛タイプ」の2系統があります。裏地なしタイプは、練習着やインナーの上に重ね着することを前提とした薄手のウェアで、風を防ぐことを主な役割としています。軽くて持ち運びやすく、価格も比較的手頃な傾向がありますが、単体で着たときの保温力は控えめです。一方、裏地・裏起毛タイプは、生地の内側にニット素材や起毛素材を使うことで、1枚で着ても暖かさを感じやすいよう作られています。価格は裏地なしタイプよりも上がる傾向がありますが、真冬の屋外移動や、暖房のない体育館での待ち時間が長い環境では頼りになります。
バレーボール専用として販売されているピステは、一般的なウインドブレーカーと比べて、腕を大きく振り上げる動作や、跳躍後の着地を妨げにくいよう、袖のラグラン仕様や身頃のストレッチ性に配慮されているモデルが多い傾向にあります。単なる防寒着として選ぶのではなく、練習前後にそのまま軽く体を動かすことも想定して作られているのが、バレーボール向けピステの特徴といえるでしょう。ランニングやサッカー向けのウインドブレーカーを代用する人もいますが、競技特性が異なる分、肩や腕まわりの可動域が窮屈に感じられることもあるため、可能であればバレーボール向けを選ぶほうが無難です。
上下セットで販売されているモデルも多く、ジャケット単体よりも価格は上がりますが、脚まわりまでまとめて防寒できるという利点があります。パンツ部分は移動着として街中でも違和感なく履けるシンプルなデザインのものが多く、練習着と私服の中間のような感覚で使えるのも特徴です。ジャケットだけを先に揃えて、必要に応じてパンツを買い足すという選び方をしているチームも見られます。
価格帯についても触れておくと、裏地なしタイプのジャケット単体であれば3,000円台から購入できるものが多く、裏地・裏起毛タイプになると6,000円台から、上下セットになると10,000円を超えるモデルも珍しくありません。すべてを最上位モデルで揃える必要はなく、自分の使用頻度や予算に合わせて段階的に選んでいくという考え方でも十分に対応できます。
「防寒着」と「防風着」は似て非なるもの
厚手のダウンジャケットのような防寒着は暖かい反面、かさばって持ち運びにくく、練習前後に着たまま動くことは想定されていません。ピステは薄手で「風を防ぐ」ことを軸にしつつ、練習着の上に重ね着したり、多少体を動かしたりすることを前提に作られている点が大きな違いです。移動中はコートやアウターで防寒し、体育館に着いたらピステに着替える、という使い分けをしている選手も少なくありません。
選ぶときに見るべき4つのポイント
ピステを選ぶときに商品ページで確認しておきたい基準を4つに整理しました。商品ページには専門用語が並んでいて、どれも同じように重要に見えてしまいがちですが、実際には自分の練習環境によって優先すべき項目は変わってきます。すべてを完璧に満たすウェアを探す必要はありません。自分の練習環境でとくに重視したいポイントから優先順位をつけて確認していくと、候補を絞り込みやすくなります。以下の4つは、商品ページを見比べる際にとくにチェックしておきたい項目です。
この4つのポイントは、どれか1つだけを満たせばいいというものではなく、練習環境や好みに応じてバランスを取るための軸だと考えてください。たとえば「保温性は高いが動きにくい」ウェアより、「そこそこ暖かくて動きやすい」ウェアのほうが、結果的に練習前後の時間を快適に過ごせるということも十分にあり得ます。逆に、暖房のない体育館で長時間過ごすことが多いなら、多少動きにくさを感じても保温性を優先したほうが満足度が高くなるケースもあります。
価格帯で選ぶ場合は、裏地なしのシンプルなモデルであれば3,000円台後半から、裏地・裏起毛タイプや上下セットになると10,000円を超えるモデルまで幅があります。まずは自分がどこまで防寒力を求めているかを整理してから、価格帯を絞り込んでいくと選びやすくなるでしょう。予算に上限がある場合は、ジャケットのみを先に用意し、パンツは翌シーズン以降に買い足すという分割の考え方も選択肢になります。
カラーやデザインについても、見るべきポイントの1つです。チームで色を揃える必要があるかどうか、私服や通学時にも着られるシンプルなデザインを求めるかどうかによって、選ぶべきモデルは変わってきます。派手なロゴやグラフィックが入ったモデルは個性を出しやすい反面、チームのルールによっては使いにくい場合もあるため、事前に確認しておくと安心です。
最後に、ブランドによる違いも簡単に触れておきます。大手スポーツブランドのモデルは、サイズ表記や機能表示が細かく整備されている傾向があり、初めて購入する際の目安にしやすいという利点があります。一方で、専門メーカーやショップオリジナルのモデルには、女性専用設計や特定の価格帯に絞った商品など、独自の強みを持つものも多く見られます。ブランドの知名度だけで判断せず、自分の条件に合うかどうかを軸に比較するのがおすすめです。
なお、これら4つのポイントは商品ページの記載だけで判断できることがほとんどですが、口コミやレビューも合わせて確認しておくと、より実際の使用感に近いイメージが持てます。とくに自分と体格や練習環境が近い人のレビューは、サイズ選びや保温性の感じ方を判断するうえで参考になりやすい情報源です。レビュー件数がまだ少ない新作モデルの場合は、同じブランドの旧モデルや類似商品のレビューを参考にするという方法も有効です。
■ 保温性(裏地・素材)
裏地の有無、裏起毛や中綿といった保温素材が使われているかを確認します。裏地なしの1枚仕様は軽量で重ね着向き、裏地ありのモデルは1枚での保温力を重視したい人向けという目安で見るとわかりやすくなります。
■ 防風性(生地・機能表示)
「防風」と明記されているか、生地がポリエステル100%の織物(布帛)になっているかを確認します。ニット生地に比べて織物のほうが風を通しにくい傾向があり、屋外での移動時間が長い人ほど重視したいポイントです。
■ 動きやすさ(ストレッチ性・袖の作り)
アタックやレシーブの動作を妨げにくいよう、ラグラン袖や4方向ストレッチといった表記があるかを確認します。練習前後に軽く体を動かすことを考えると、突っ張り感の少ない作りかどうかは意外と見落としやすいポイントです。
■ サイズ感(重ね着の有無)
練習着の上から重ね着するのか、ピステの下にインナーしか着ないのかによって、選ぶべきサイズ感は変わります。重ね着前提ならワンサイズ上、フィット感重視なら表記サイズに近いものを目安に選ぶと失敗しにくくなります。
失敗しない選び方3ステップ
ここまでの内容を踏まえて、実際にピステを選ぶ手順を3つのステップに整理しました。順番に沿って絞り込んでいくと、専門用語に振り回されずに候補を決めやすくなります。焦って1着目から完璧なウェアを選ぼうとする必要はありません。とくに初めて防寒ウェアを選ぶ場合は、いきなり細かいスペックを比較するよりも、まず自分の状況を整理するところから始めるほうが結果的に近道になります。
3ステップを踏んでもなお迷う場合は、価格帯で機械的に選ぶという方法もあります。エントリー価格帯・保温重視・上下セットといった大まかな位置づけを把握しておくと、予算に応じて選びやすくなります。とくに初めて防寒ウェアを揃える場合は、価格帯の下から順に候補を見ていくと、無理のない予算感がつかみやすくなります。
初めての1着であれば、多少の失敗を許容する心構えも大切です。実際に着て練習や移動をしてみて初めて分かる感覚も多く、1着で完璧を目指すよりも、まず着てみて次に選ぶときの判断材料を増やしていくというスタンスのほうが、結果的に自分に合うウェアにたどり着きやすいでしょう。
購入のタイミングにも触れておくと、秋の早い時期に売り出される新作モデルは在庫が豊富な一方、真冬に近づくにつれて人気サイズ・人気カラーから品切れが進む傾向があります。欲しいモデルの目星がついたら、購入時期を先延ばしにしすぎず、早めに手続きを進めておくと選択肢を広く保てます。
複数の候補で迷ったときは、それぞれのウェアの「ここが決め手」と感じたポイントをメモしておくのも有効な方法です。保温性を重視したのか、価格を重視したのか、デザインを重視したのかを言語化しておくと、実際に届いた後の満足度を振り返りやすくなりますし、次に買い替えるときの判断基準としても役立ちます。
- 1自分の練習環境と用途を思い浮かべる。屋外にある体育館まで歩く時間が長い、待ち時間にベンチで長く座っている、といった状況が多いなら防風性・保温性を優先し、単に練習着の上に軽く羽織りたいだけなら裏地なしの軽量タイプから検討すると外しにくくなります。
- 2素材・機能表示とサイズ表で候補を絞る。ポリエステル100%かどうか、防風・裏起毛といった機能表示があるかを確認したうえで、自分の身長・胸囲(または着丈・身幅)に近いサイズ表のモデルを3〜5着ほどリストアップします。この段階ではブランドやデザインにこだわりすぎず、まずスペックのレンジで機械的に絞り込むのがコツです。
- 3可能であれば、実際に着ている先輩やチームメイトの感想を聞く、あるいは同じブランドの他のウェアを試着してみる。生地の厚みやシルエットの余裕は、数字だけでは分かりにくい部分が多いためです。試着が難しい場合は、口コミレビューで体格や練習環境が近い人の感想を探すのも参考になります。
ありがちな失敗・注意点
防寒ウェア選びでよくあるつまずきポイントをまとめました。購入前に一度目を通しておくと、届いてから「思っていたのと違った」となるケースを減らしやすくなります。オンラインでの購入は実物を試着できない分、こうした事前知識があるかどうかで満足度が大きく変わってきます。とくに初めて防寒ウェアを購入する場合は、次の4点を意識しておくと安心です。
よくある失敗の1つが、普段着用のアウターやウインドブレーカーで代用してしまうケースです。街着として作られたアウターは、袖回りやシルエットがスポーツの動作に合わせて設計されていないため、腕を上げる動作で突っ張ったり、裾がめくれ上がったりすることがあります。多少価格が上がっても、バレーボール向けや練習用として案内されているモデルを選んだほうが、結果的に長く使いやすい傾向があります。
サイズ選びでの失敗も少なくありません。「大は小を兼ねる」という考え方で必要以上に大きいサイズを選んでしまうと、ジャンプやレシーブの際に生地がばたついて動きの邪魔になることがあります。逆にジャストサイズにこだわりすぎると、インナーを重ね着したときに窮屈に感じることもあります。商品ページのサイズ表と、自分がどのように着る予定か(重ね着するかどうか)を照らし合わせてから選ぶことが大切です。とくにユニセックス規格のウェアは、メーカーによって基準にしている体格が異なるため、身長・胸囲の実測値とサイズ表を突き合わせて確認する習慣をつけておくと安心です。
また、成長期の中高生の場合、購入から半年〜1年程度で身長やサイズ感が変わることも珍しくありません。少し余裕を持ったサイズを選んでおく、あるいは価格を抑えたエントリーモデルからスタートして、体格が落ち着いてから上位モデルに買い替えるという考え方も現実的な選択肢の一つです。部活動でチーム一括購入をする場合は、代表者が事前に1着取り寄せて実寸を確認してから、サイズごとの注文数を決めるとミスを防ぎやすくなります。
最後に見落とされがちなのが、洗濯や保管による機能低下です。防風・撥水加工が施されたウェアは、頻繁な洗濯や乾燥機の高温設定によって、加工の効果が徐々に薄れていくことがあるとされています。長く使い続けたい場合は、商品ページや洗濯表示の指示に従い、必要以上に手荒に扱わないよう気をつけておくと機能を保ちやすくなります。
また、届いた商品の色味が写真と少し違って見える、というケースも起こり得ます。撮影時の照明やモニターの発色によって、実物とわずかに印象が異なることは珍しくありません。多くの商品ページには「モニターの発色によって実物と異なる場合がある」旨の注意書きが記載されているため、色にこだわりがある場合はレビュー画像も合わせて確認しておくと安心です。
まとめ:自分の環境に合わせて防寒対策を
バレーボール用のウィンターピステは、保温性・防風性・動きやすさ・サイズ感という4つの基準で見ていくと、専門用語に振り回されずに選びやすくなります。すべてを完璧に満たすウェアを探すのではなく、自分の練習環境でとくに困っている部分(移動時の寒さなのか、待ち時間の冷えなのか)から優先順位をつけて選ぶのが、失敗を減らす近道です。
今回紹介した4着は、いずれも通販サイトでバレーボール向けのピステ・ウォーマージャケットとして案内されているものの中から、価格帯や保温性の方向性が異なるものを選びました。まずは自分の練習環境と予算を照らし合わせながら、候補を1〜2着に絞り込んでみてください。裏地なしの軽量タイプから試してみて、物足りなさを感じたら翌シーズンに保温力の高いモデルへステップアップするという進め方でも十分です。
冬場の防寒対策は、派手な効果を約束するものではありませんが、練習前後の快適さや、体を冷やさずウォーミングアップの効果を発揮しやすくするという意味で、地味ながら続けやすさを支えてくれる道具です。寒さを我慢しながら練習を続けるよりも、道具の力を借りて快適に過ごせる環境を整えるほうが、結果的にバレーボールを長く楽しみ続けることにもつながります。この記事が、ピステ選びで迷っている人の判断材料の一つになれば幸いです。
最初の1着を選ぶハードルが高く感じられる場合は、まず価格を抑えたエントリーモデルから試してみるという考え方でも十分です。実際に着て練習や移動をしてみることで、自分がどのくらいの保温性を求めているのか、どんなシルエットが動きやすいのかが少しずつ見えてきます。焦らず、自分のペースで冬場の防寒対策を整えていってください。
道具選びに正解は一つではありません。同じ練習環境であっても、寒さの感じ方や好みのフィット感は人によって異なります。この記事で紹介した基準や4着の比較はあくまで出発点として活用し、最終的には自分の体感や使いやすさを大切にしながら、納得のいく1着を見つけてもらえればと思います。防寒対策をしっかり整えて、寒い季節も気持ちよく練習に取り組んでください。
よくある質問
Qピステは何着くらい用意すればいいですか?
A目安としてまずは1着で十分です。練習頻度が高い場合や、洗い替えを考えるようになったタイミングで2着目を検討する、という進め方でも問題ありません。
Qピステとウィンドブレーカーはどう違いますか?
A明確な線引きがあるわけではなく、メーカーによっては同じような機能のウェアがピステと呼ばれたり、ウインドブレーカー・ウォーマージャケットと呼ばれたりします。名称よりも、バレーボール向けとして案内されているかどうかを確認するほうが実用的です。
Qサイズはジャストサイズと余裕のあるサイズ、どちらを選ぶべきですか?
A練習着の上に重ね着する前提なら、ワンサイズ上を検討する余地があります。逆にピステの下にインナーしか着ない場合は、表記サイズに近いものを選ぶと動きやすさを保ちやすくなります。
Q中学生や高校生の部活動でも、同じ基準で選んで大丈夫ですか?
A見るべき基本的なポイントは同じです。ただし成長期は身長・体格が変わりやすいため、ワンサイズ上をあえて選ぶ家庭も少なくないようです。予算とあわせて保護者と相談しながら決めることをおすすめします。
Q洗濯するときに気をつけることはありますか?
A商品ページに記載の洗濯表示に従うのが基本です。ポリエステル素材が中心ですが、撥水・防風加工があるモデルは、乾燥機の高温や柔軟剤の多用で機能が落ちる場合があるとされているため、表示を確認してから洗うと安心です。
Qチームでデザインを揃える必要がある場合、どう選べばいいですか?
Aチームカラーやロゴの有無について事前にルールを確認したうえで、無地やシンプルな配色のモデルから選ぶと合わせやすくなります。今回紹介した4着は、いずれも比較的シンプルなデザインです。
Q型落ちモデルやセール品を選んでも問題ないですか?
A機能面で大きな差がないことも多く、型落ちやシーズンオフのセール品を選ぶこと自体に問題はありません。ただしサイズ・カラーの欠品が起きやすい傾向があるため、欲しいサイズが見つかった時点で早めに検討するのがおすすめです。
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