「部活動やクラブチームに入ったら、まず自分のバッグを用意してください」と言われて、通販サイトでバレーボール用バッグを探し始めたものの、リュックタイプ、ボストンタイプ、容量○L、シューズ収納あり…と情報が多すぎて、結局「なんとなく容量が大きいもの」や「なんとなく安いもの」で決めてしまった経験はないでしょうか。バレーボールは屋内競技のため、練習や試合のたびに専用シューズに履き替えます。普段履いてきた靴と専用シューズを同じ袋に入れてしまうと、汚れや匂いが他の荷物に移ってしまうことがあり、地味にストレスになりやすいポイントです。この記事では、バレーボール用バッグを選ぶときに見ておきたい「シューズ収納の独立性」「ボール収納の有無」「遠征時の使い勝手」の3つの観点を、専門用語をできるだけ使わずに整理しました。最後には、実際に候補になりやすいバッグ4点も比較しています。
この記事でわかること
- バッグ選びは「とりあえず大容量」で失敗しやすい
- そもそもバレーボール用バッグの何を見ればいいのか
- 「シューズ収納の独立性」の読み方 — なぜ分けたほうがいいのか
- 「ボール収納」の有無 — 自分でボールを運ぶ機会はどれくらいあるか
- 遠征時の使い勝手 — 容量・型で見る目安
- 選び方の3ステップ
最終更新:
初心者からチームまで使えるバレーボール用バッグ4選
ここからは実際の候補です。前提として、これらを使えば必ず快適になる、という話ではありません。いずれも商品ページ上で確認できる仕様をもとに、シューズ収納の独立性・ボール収納の有無・容量のバランスが異なる4点を選びました。バレーボール専用と明記されたバッグは選択肢が限られるため、汎用のスポーツバッグやチームスポーツ用バッグの中から、この記事の3つの観点に合うものも含めています。価格は記事作成時点の参考価格で、変動する場合があります。購入前に商品ページで最新の価格・在庫・カラーを確認してください。
4点を並べると、容量とシューズ収納の作り方で役割が分かれているのが分かります。モルテンのバックパック30は、シューズ・ボール・ボトルをバランスよく収納できる標準的な1本目候補、ローリングスのハイブリッドバックパックは53Lという大容量でシューズと洗濯物を分けて収納できる遠征向け、モルテンの大型マルチバッグは手提げタイプでチームの荷物をまとめるサブバッグ、そして汎用スポーツリュックは価格を抑えたい人向けの入門モデルという位置づけです。
どれが合うかは、日々の練習が中心か遠征も多いか、個人用かチーム共有の荷物も持つか、といった使い方によって変わります。まずは日常使いを重視したいなら1本目、大会や合宿など大容量が必要な場面が多いなら2本目、チームの荷物整理役も兼ねるなら3本目、とにかく費用を抑えたいなら4本目、という選び方をすると失敗しにくいでしょう。価格・仕様は変動するため、購入前に必ず商品ページで最新情報を確認してください。
なお、2本目に挙げたローリングスのバッグはもともと野球用に設計された製品で、両サイドの外側にバット収納用のホルダーが付いています。バレーボールでは使わない機能ですが、シューズ収納・大容量・肩掛けの両対応という基本構造はチームスポーツ全般で使いやすいとされ、遠征用の大容量バッグの候補として紹介しました。ブランドやデザインにこだわりがある場合は、この点も踏まえて検討してみてください。
最後に、いずれの商品も商品ページの記載をもとに特徴をまとめていますが、実際の使用感には個人差があります。可能であれば、購入前にサイズ感や背負ったときの重さについて、レビューや店頭で確認しておくとより安心です。
価格帯で見ると、3,000円台の2本(大型マルチバッグ、汎用スポーツリュック)と、4,000円台以上の2本(モルテンのバックパック30、ローリングスのハイブリッドバックパック)におおまかに分かれます。価格だけで判断するのではなく、自分の使い方に「シューズ収納の独立性」「ボール収納の有無」「容量」のどれが必要かを照らし合わせたうえで、優先順位の高い機能を備えた1本を選ぶことをおすすめします。同じ価格帯でもメーカーによって細部の作りは異なるため、気になる商品が複数あれば、レビューの件数や評価もあわせて参考にするとよいでしょう。
■ スペック比較表
| 商品 | モルテン(molten) バックパック30 バレーボール… | ローリングス(Rawlings) ハイブリッドバックパッ… | モルテン(molten) 大型マルチバッグ KT0020 | 多機能スポーツリュック ボール収納付き ad2082 |
|---|---|---|---|---|
| 参考価格 | 4,449円 | 7,744円 | 3,779円 | 3,780円 |
| 容量 | 30L | 53L(目安) | — | — |
| サイズ | 幅33×高さ53×奥行19cm | 幅64×高さ27×奥行28cm | 幅60×高さ40×奥行50cm | 幅48×高さ32.5×奥行18.5cm(目安) |
| 素材 | ナイロン | ポリエステル | ナイロン | — |
| ボール収納 | ボール収納ネット付き(7号球まで対応、目安) | — | — | リュック外側にメッシュのボール収納ネット付き |
| シューズ収納 | 最下段に独立した大型ポケット(目安) | 両サイドの一方に独立したシューズ収納スペースあり | — | — |
| その他 | 両側面に1Lボトル用ポケット、リフレクター付き | もう一方のサイドは洗濯物用メッシュ袋付きスペース、キー・小銭ポケットあり | — | — |
| 生産国 | 中国 | — | 中国 | — |
| 持ち方 | — | ワンショルダー・ツーショルダーの両方に対応 | — | — |
| カラー | — | ブラック/ロイヤル/スカーレット/ネイビー/ホワイトの5色 | — | ブルー/ブラック/レッド/ローズピンクの4色 |
| 収納目安 | — | — | ウィンドブレーカー約12枚(メーカー目安) | — |
| 持ち手 | — | — | 長さ調節可能、トップカバー付き | — |
| タイプ | — | — | 手提げ(ショルダーストラップなし) | — |
| 商品ページの表記 | — | — | — | 「シューズ収納 独立スペース」との記載あり |
※ 表は横にスクロールできます。仕様は販売ページの記載にもとづく目安です。
※ 価格・在庫は変動します。最新情報は各ストアでご確認ください。当サイトはアフィリエイトプログラムを利用しています。
バッグ選びは「とりあえず大容量」で失敗しやすい
バレーボールを始めたばかりの頃は、バッグの違いなんてどれも似たようなものだと感じるかもしれません。ですが実際には、同じ「バレーボール用バッグ」というくくりの中でも、シューズを収納するスペースが本体と分かれているかどうか、ボールを持ち運ぶための工夫があるかどうかで、日々の使い勝手はかなり変わります。とりあえず容量が大きいリュックを選んでしまうと、シューズと着替えとタオルがひとつの空間でごちゃ混ぜになり、練習のたびに荷物を出し入れするだけで時間がかかってしまうこともあります。
逆に言えば、バッグの構造を知ったうえで「今の自分に必要な収納」を選ぶだけで、荷物の準備や片付けにかかる時間、そして体育館の中での快適さは大きく変わります。これは決して大げさな話ではなく、部活動でチームメイトのバッグを見比べたときに「シューズ用のポケットが別にあると楽そう」と気づく人が多いのも同じ理由です。バッグの機能を理解して選ぶことは、練習の質を左右するというより、毎日の準備をラクにし、長く気持ちよく使い続けるための土台づくりに近いものだと考えてください。
この記事では「このバッグを買えば快適になる」というような書き方はしません。バッグはあくまで荷物を運ぶための道具であり、効果には個人差や好みが関わるためです。その代わり、商品ページに並ぶ「容量○L」「シューズ収納」「ボール収納」といった表記がそれぞれ何を意味していて、自分の使い方にとってどのあたりが無難な目安になるのかを、できるだけ具体的に説明していきます。
また、部活動やクラブチームでは、遠征や合宿でバッグを長時間背負ったり、体育館から体育館へ移動したりする機会もあります。普段の練習用と遠征用でバッグを分ける人もいれば、1つのバッグで両方をまかなう人もいます。自分が主にどんな場面でバッグを使うのかを最初に思い浮かべておくと、この記事で紹介する観点がより実感を持って読めるはずです。
なお、この記事で扱うのは主に室内競技用のバレーボールバッグです。屋外で行うビーチバレーボールでは、砂対策や日差し対策など、また別の視点が必要になります。これから始めるのが室内競技かビーチバレーかによって、あわせて確認しておくとよいでしょう。
実際に部活動の入部説明会や体験会では、「バッグは各自で用意してください」とだけ案内され、具体的な選び方までは教えてもらえないことが少なくありません。先輩や指導者に相談できればよいのですが、入りたてのタイミングでは気軽に聞きにくいという人もいるでしょう。こうした場面で「とりあえず人気ランキング上位のものを」「とりあえずデザインが好みのものを」で決めてしまうと、後から使いにくさに気づいても買い替えのタイミングを逃してしまいがちです。
特に成長期の中学生・高校生の場合、シューズのサイズだけでなく、体格そのものも短期間で変わっていきます。バッグを頻繁に買い替えるのは現実的ではないため、多少余裕を持った容量と、シューズ収納のような基本機能がしっかりしたバッグを最初に選んでおくほうが、結果的に長く使い続けやすいとされています。保護者の立場からバッグを選ぶ場合も、この記事で紹介する3つの観点を参考にしてみてください。
この記事のスタンス
商品ごとの特徴については「〜とされる」「〜しやすい傾向がある」という表現にとどめています。バッグの使い勝手には個人差や好みが大きく関わり、断定できるものではないためです。判断材料として使い、可能であれば購入前に実物のサイズ感を確認することをおすすめします。
そもそもバレーボール用バッグの何を見ればいいのか
バレーボール用バッグの商品ページには、容量(L)、サイズ、素材、シューズ収納の有無、ボール収納の有無など、さまざまな情報が並んでいます。すべてを一度に理解する必要はありませんが、まず押さえておきたいのは「シューズ収納の独立性」「ボール収納の有無」「遠征時の使い勝手(容量・持ち方)」の3つです。この3つを見るだけで、そのバッグが自分の使い方に合っているかどうか、おおよその判断ができます。
たとえるなら、シューズ収納の独立性は「汚れ物を隔離できるかどうか」、ボール収納は「自前のボールを運ぶ手間が省けるかどうか」、遠征時の使い勝手は「荷物が増えたときにも対応できるかどうか」に関わる要素です。日々の練習だけで使うのか、遠征や合宿にも同じバッグを持っていくのかによって、どの要素を優先すべきかは変わってきます。
初心者のうちは、この3つのうちどれか1つが完璧なバッグを探すよりも、3つのバランスが取れたバッグを選んでおくほうが失敗しにくいとされています。特にシューズ収納は、いったん購入してから「独立ポケットがなかった」と気づくと後悔しやすいポイントのため、優先的にチェックしておきたいところです。
また、見落とされがちですが、バッグの「型」も使い勝手に関わります。両肩で背負うリュックタイプは、電車やバスでの移動、自転車での通学がある人に向いているとされ、手提げのボストンタイプ・マルチバッグタイプは、主に車で送迎してもらう人や、チーム全体の荷物をまとめて運ぶ場面に向いているとされています。自分の主な移動手段も、選び方の判断材料に加えてみてください。
こうした観点は、バレーボール専用として販売されているバッグに限らず、バスケットボールやサッカーなど他競技向けに作られた汎用スポーツバッグにも当てはめて考えることができます。実際、バレーボール専用と明記された商品は市場に出回っている数がそれほど多くなく、多くの選手が実際にはチームスポーツ全般で使われる汎用バッグの中から、シューズ収納やボール収納の構造を見て選んでいるのが実情です。ブランドやスポーツ名にとらわれすぎず、構造そのものを確認する視点を持っておくと、選べる商品の幅がぐっと広がります。
なお、価格と機能性は必ずしも比例するわけではありません。有名ブランドのロゴが入っているだけで価格が上がっているモデルもあれば、無名のメーカーでもシューズ収納やボール収納の作りがしっかりしているモデルもあります。ブランド名で安心感を得たい人はそれも一つの判断基準ですが、機能面だけで比較したい場合は、いったんブランドを脇に置き、商品説明に書かれている構造そのものを比べてみることをおすすめします。
「シューズ収納の独立性」の読み方 — なぜ分けたほうがいいのか
バレーボールは屋内競技のため、体育館に入る前に外履きから専用の室内シューズに履き替えるのが基本です。この専用シューズは床の上を頻繁に滑ったり踏ん張ったりする関係で、思っている以上に汗や汚れが付きやすいという特徴があります。シューズ収納が本体と分かれていないバッグだと、シューズの汚れや匂いが着替えやタオルに移ってしまうことがあり、これが「シューズ収納の独立性」を重視すべき理由です。
商品ページでは「シューズ収納ポケット」「独立シューズスペース」「底面ポケット」といった表記で説明されていることが多く、本体のメイン収納とは仕切りやチャックで分かれているかどうかがポイントになります。完全に別室になっているタイプもあれば、通気性を確保したメッシュ素材のポケットが底面や側面に付いているタイプもあり、構造はバッグによってさまざまです。
独立ポケットが通気性のあるメッシュ素材になっているモデルでは、汗を含んだシューズの湿気がこもりにくいとされ、匂い移りだけでなく、シューズ自体の劣化を抑える面でもメリットがあるといわれています。逆に、密閉されたポケットだと湿気がこもりやすく、長時間そのままにしておくと匂いが強くなる場合もあるため、練習後はできるだけ早くシューズを取り出す習慣もあわせて意識しておくとよいでしょう。
商品ページに「シューズ収納可」とだけ書かれていて、独立ポケットの具体的な仕切り方までは説明されていないケースも少なくありません。気になる場合は、商品説明の写真やレビューを確認し、本体のメイン収納と完全に分かれているのか、それとも同じ空間の一角にポケットがあるだけなのかを、購入前にチェックしておくと安心です。
また、シューズ収納スペースの「対応サイズ」も確認しておきたいポイントです。商品ページに「27.5cm以内」のように上限が明記されている場合、成長期でシューズのサイズが今後大きくなる可能性がある人は、現在のサイズだけでなく、しばらく先まで見越したゆとりのあるモデルを選んでおくと、買い替えのタイミングを先延ばしにしやすくなります。特にジュニア世代でバッグを新調する場合は、この点を意識しておくとよいでしょう。
チームによっては、シューズを履き替える動線があらかじめ決まっていて、体育館の入口や更衣室でバッグを開いてシューズを取り出す場面が毎回発生します。このとき、シューズ収納が本体の一番下や側面など、開けやすい位置にあるかどうかも地味に重要です。メイン収納の奥深くにシューズポケットが埋もれているタイプだと、荷物をすべて出さないと取り出せず、かえって手間が増えてしまうこともあるため、写真で位置関係を確認しておくと安心です。
「ボール収納」の有無 — 自分でボールを運ぶ機会はどれくらいあるか
チーム練習では、ボールはチーム共有のボールカゴやボールバッグでまとめて管理されることが多く、個人がバッグにボールを入れて持ち運ぶ機会は、実はそれほど多くないという人もいます。一方で、自主練習用のボールを自宅と体育館の間で運ぶ人や、少人数のチームでボール運びの当番が回ってくる人にとっては、ボール収納の有無が使い勝手を大きく左右します。
なお、ボール収納の対応サイズにも注意が必要です。商品ページに「7号球まで対応」のように記載されている場合、これはバスケットボールやバレーボールの一般的な号数を指していることが多く、号数の記載がなくても実際には収納できることもあります。心配な場合は、購入前に自分の使っているボールの号数を確認し、商品ページの記載と照らし合わせておくと安心です。
判断に迷ったら、まずは今の練習環境を思い出してみてください。体育館に入るとチーム共有のボールカゴがすでに用意されている、というケースがほとんどであれば、ボール収納にこだわる必要性は低いといえます。逆に、自主練習でボールを自宅から持っていく機会が多い人や、少人数チームで用具係を任されている人は、ボール収納があるだけで荷物の持ち方がぐっと楽になるはずです。優先順位に迷ったときは、この記事のシューズ収納の独立性を先に確認し、ボール収納は「あれば嬉しい」程度の追加要素として考えるくらいがちょうどよいバランスとされています。
外付けのボール収納ネットを選ぶ場合は、ネットの伸縮性も見ておくとよいでしょう。伸縮性のある素材であれば、多少号数の違うボールでもある程度フィットしやすいとされていますが、伸縮性が乏しい硬めのネットだと、対応サイズから外れたボールは収まりが悪くなることがあります。バレーボールとバスケットボールなど、複数の球技を掛け持ちしている人は、この点もあわせて確認しておくと失敗が少なくなります。
■ 外付けメッシュネットタイプ
バッグの外側にボール専用のメッシュポケットが付いているタイプです。本体の容量を圧迫せずにボールを運べるとされる一方、ネット自体が汚れやすく、雨天時は濡れやすいという面もあります。
■ 内蔵ポケット・専用ネットタイプ
本体内部やサイドに、ボールを固定できる専用のネットやポケットが備わっているタイプです。移動中にボールが動きにくく、バッグ全体がまとまりやすいとされていますが、その分バッグ自体のサイズがやや大きくなる傾向があります。
■ ボール収納なしタイプ
シューズや着替えの収納に特化し、ボール専用のスペースを設けていないタイプです。チーム共有のボールバッグが別にある場合や、個人でボールを運ぶ機会が少ない場合は、このタイプでも困らないことが多いとされています。
遠征時の使い勝手 — 容量・型で見る目安
日帰りの練習と、1泊以上の遠征・合宿とでは、必要な荷物の量が大きく変わります。バッグの容量は「L(リットル)」で表記されることが多く、この数字を目安にすると、自分の用途に合ったサイズを選びやすくなります。
容量に加えて、背負いやすさも遠征時の使い勝手を左右します。ショルダーベルトにクッションが入っているか、背面にメッシュ素材が使われて蒸れにくくなっているかといった点も、長時間背負う機会が多い人にとっては見逃せないポイントです。商品ページの写真やレビューで、実際に背負った様子が確認できる場合は目を通しておくとよいでしょう。
また、リュックタイプではなく、手提げの大型マルチバッグを別に用意しておくという選択肢もあります。会場で脱いだウィンドブレーカーや、チーム全体の共有物をまとめて置いておく用のバッグとして使うと、個人用のリュックがすっきりし、荷物の管理がしやすくなるという声もあります。1つのバッグにすべてを詰め込むか、用途別に分けるかは、所属するチームのスタイルや自分の荷物量に合わせて考えてみてください。
遠征先での荷物の出し入れのしやすさも、意外と見落とされがちなポイントです。メイン収納の開口部が広く大きく開くタイプは、荷物の全体が見渡しやすく、限られた時間で着替えを探すような場面でも手間取りにくいとされています。逆に開口部が狭いタイプは、荷物が整理された状態を保ちやすい一方、奥の荷物を取り出しにくいと感じることもあるようです。普段の練習でどちらのタイプに近いバッグを使っているか、周りの人のバッグを観察してみるのも参考になります。
飛行機での遠征がある場合は、機内持ち込みサイズの制限にも注意が必要です。40L以上の大容量タイプは、航空会社によっては手荷物として持ち込めず、預け荷物として扱われることがあります。国内の大会でも新幹線や高速バスの座席周りに置けるサイズかどうかは移動の快適さに直結するため、遠征の頻度が高い人は、容量だけでなく実際の外寸(幅・高さ・奥行き)もあわせて確認しておくと安心です。
■ 20〜25L程度
シューズ・タオル・飲み物・軽い着替え程度の、日帰り練習向けの目安です。身体への負担も比較的軽く、通学時の荷物と兼用しやすいサイズ感とされています。
■ 30〜35L程度
シューズに加えて、複数枚の着替えやウィンドブレーカーなども収まりやすい目安です。日帰り練習からやや長めの練習会まで、幅広く対応しやすい容量とされています。
■ 40L以上
1泊以上の遠征や合宿を想定した大容量タイプです。着替えの枚数が増えても対応しやすい一方、体格によっては背負ったときに重さや大きさを感じやすい目安でもあります。
容量は「目安」として考える
同じLの表記でも、メーカーや測定方法によって実際に入る量の感覚は変わります。特にシューズやボールのような硬さのある荷物が多いと、表記より窮屈に感じることもあるため、あくまで大まかな目安として捉え、余裕を持ったサイズを選んでおくと安心です。
選び方の3ステップ
ここまでの知識を踏まえて、実際にバッグを選ぶ手順を3つのステップに整理しました。順番に沿って絞り込んでいくと、情報の多さに振り回されずに候補を決めやすくなります。焦って1つ目から完璧なバッグを選ぼうとする必要はありません。まずはこの3ステップで大きく外さない選択をして、実際に使いながら自分に合った使い方を見つけていくつもりで進めてください。
この3ステップは、あくまで候補を絞り込むための目安です。実際には、色やデザインの好み、部活動やチームで指定されているメーカーがあるかどうかなど、機能面以外の要素も選択に影響してきます。機能面の優先順位さえ整理できていれば、そこから先はデザインや価格で決めても、大きく外すことは少ないはずです。
- 1自分の主な使い方を思い浮かべる。日帰りの練習が中心なのか、遠征や合宿にも同じバッグを使うのかによって、必要な容量の目安が変わります。まずはここを決めておくと、候補を絞り込みやすくなります。
- 2シューズ収納とボール収納の必要性を確認する。専用シューズへの履き替えが必須の競技なので、シューズ収納の独立性は多くの人にとって優先度が高いポイントです。ボール収納は、自分でボールを運ぶ機会が多いかどうかで必要性が変わるため、無理に重視しなくても構いません。
- 3容量と型(リュック・手提げ)を決めて候補を絞る。ステップ1・2で整理した内容をもとに、容量のレンジと、背負うタイプか手提げタイプかを決めれば、数ある商品の中から候補を絞り込みやすくなります。可能であれば、実際のサイズ感を店頭や写真で確認してから購入すると、より安心です。
ここまでの内容を踏まえて — 候補の探し方
3つの観点と選び方のステップを踏まえて、実際に候補を探すときのコツを補足しておきます。商品ページの情報だけで判断が難しいときは、いくつかの探し方を組み合わせると、より自分に合ったバッグに出会いやすくなります。
こうした探し方を組み合わせても、最終的に「どちらも良さそうで決めきれない」という状況になることはあります。その場合は、価格差が大きくなければ機能が充実しているほうを、価格差が大きければ自分の使い方に本当に必要な機能だけに絞ったほうを選ぶ、というシンプルな基準で決めてしまって構いません。バッグ選びに正解は一つではなく、実際に使いながら「次はこうしたい」という気づきを得ていくものだと考えておくと、気負わずに選びやすくなります。
■ レビューの写真を確認する
商品説明の文章だけでなく、購入者が投稿したレビューの写真を確認すると、実際にシューズを入れた状態や、荷物を詰め込んだ状態のサイズ感がつかみやすくなります。
■ 同じチームの人に聞いてみる
実際に同じ競技を続けている人の使用感は、商品ページだけでは分からない耐久性や使い勝手の情報源になります。先輩や指導者に、今使っているバッグの満足点・不満点を聞いてみるのもおすすめです。
迷ったら「シューズ収納」を最優先に
3つのステップを踏んでも決めきれない場合は、シューズ収納の独立性を最優先の基準にすることをおすすめします。ボール収納や容量は、あとからサブバッグを追加することである程度カバーできますが、シューズ収納の構造だけは買い替えない限り変えられないためです。
買ったあとに気をつけたいこと
バッグは買って終わりではなく、使っていくうちにメンテナンスが必要になる道具です。特に使い始めのうちは見落としがちな点をいくつか挙げておきます。
まずシューズ収納スペースの手入れです。通気性のあるメッシュポケットであっても、練習のたびにシューズをすぐ取り出さずにそのまま入れっぱなしにしておくと、湿気がこもって匂いの原因になることがあります。帰宅したらシューズだけ先に取り出して乾かす習慣をつけておくと、バッグ本体への匂い移りを抑えやすくなります。
次にボール収納ネットの汚れです。外付けタイプのメッシュネットは、体育館の床の砂や皮脂がボールに付着したまま持ち運ぶことになるため、定期的に取り外して洗える構造かどうかを確認しておくと、清潔に保ちやすくなります。取り外しができないタイプの場合は、濡れたタオルで拭き取る程度のお手入れでも効果があるとされています。
最後に、雨天時の対策です。ナイロンやポリエステル素材は簡易的な撥水加工がされているモデルが多いものの、完全防水ではないことがほとんどです。突然の雨に備えて、折りたたみ傘や、荷物を包める大きめのビニール袋を1つバッグに忍ばせておくと安心です。特に着替えやタオルなど、濡らしたくない荷物が多い遠征時は、念のための備えとして検討してみてください。
こうした細かなメンテナンスは、バッグそのものの機能とは別の話に思えるかもしれません。ですが、道具を大事に使う習慣は、結果的にバッグを長持ちさせ、次に買い替えるときの判断もしやすくすることにつながります。シューズ収納やボール収納の使い勝手も、実際に数ヶ月使ってみて初めて実感できる部分が多いため、まずは自分の使い方に近い1つを選び、使いながら微調整していく気持ちで選んでみてください。
また、名前や記名についても触れておきます。チームで同じメーカー・同じ色のバッグを使う場面では、体育館の隅に置いた自分のバッグを見分けにくくなることがあります。タグに記名する、目印になるキーホルダーを付ける、といった工夫をしておくと、荷物の取り違えを防ぎやすくなります。刺繍サービスに対応した商品であれば、購入時に名前を入れておくのも一つの方法です。
最後に、バッグの寿命についても触れておきます。ファスナーの滑りが悪くなった、ショルダーベルトの縫い目がほつれてきた、といったサインが見え始めたら、無理に使い続けるより買い替えを検討したほうが安心です。特に遠征先でファスナーが壊れてしまうと、シューズやボールがこぼれ落ちてしまうこともあります。定期的に金具やベルトの状態をチェックする習慣をつけておくと、こうしたトラブルを未然に防ぎやすくなります。
よくある質問
Qバレーボール用バッグはシューズ収納が独立しているものを選ぶべきですか?
A多くの人にとっては、独立したシューズ収納があるバッグを選んでおくことをおすすめします。バレーボールは専用シューズに履き替える競技のため、シューズの汗や汚れが着替えやタオルに移りにくい構造だと、日々の準備や片付けが楽になりやすいとされています。
Qボール収納がないバッグでも困りませんか?
Aチーム練習ではボールが共有のボールバッグやカゴで管理されることが多く、個人でボールを運ぶ機会が少ない人であれば、ボール収納がなくても困らないことが多いとされています。自主練習用のボールを頻繁に運ぶ人は、ボール収納付きのモデルを検討するとよいでしょう。
Q容量はどのくらいを目安に選べばいいですか?
A日帰りの練習が中心であれば20〜25L程度、着替えが多めの練習会であれば30〜35L程度、1泊以上の遠征や合宿も想定するなら40L以上が目安とされています。同じLの表記でも実際に入る量の感覚は商品によって異なるため、少し余裕を持ったサイズを選んでおくと安心です。
Qリュックタイプと手提げタイプ、どちらを選べばいいですか?
A電車やバス、自転車での移動が多い人はリュックタイプ、車で送迎してもらう機会が多い人や、チーム全体の荷物をまとめて運ぶ役割がある人は手提げの大型マルチバッグも選択肢になります。両方を使い分けている人も少なくありません。
Qバレーボール専用と書かれたバッグでないと選んではいけませんか?
Aそうとは限りません。バレーボール専用と明記されたバッグは選択肢が限られるため、シューズ収納やボール収納などの構造がこの記事で紹介した観点に合っていれば、汎用のスポーツバッグやチームスポーツ用バッグを選んでも問題ないとされています。
Q中古のバッグを選ぶのはおすすめできますか?
A選択肢としてはありです。ただし、シューズ収納ポケットの内部に汚れや匂いが残っていないか、ファスナーやショルダーベルトの縫製に傷みがないかは、購入前に写真や説明でよく確認しておくことをおすすめします。
Q予算はどれくらい見ておけばいいですか?
Aエントリーモデルであれば3,000円台から、シューズ収納やボール収納が充実したモデルでも4,000〜8,000円程度で揃うことが多いです。最初の1つであれば、無理に高額なものを選ぶ必要はなく、まずはシューズ収納の有無を優先して選ぶのがおすすめです。
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