SPOGEAR
バレーボール

【2026年最新】バレー用インナースパッツの選び方とおすすめ4選

バレー用スパッツ選びで失敗しないために、丈の長さ・着圧の強さ・素材の違いを比較しながらポイントをやさしく解説。候補になりやすい4着も紹介します。

公開:

部活動やクラブチームで「そろそろ自分のインナースパッツを用意して」と言われて、通販サイトの「丈」「着圧」「素材」といった表記を前に手が止まった経験はないでしょうか。ハーフ丈・ロング丈という言葉だけでは自分にどちらが合うのか分からず、着圧という言葉も強い方がいいのか弱い方がいいのか判断がつきにくいものです。結局「なんとなく安いもの」や「なんとなく見た目が好みのもの」で選んでしまう人も少なくありません。ですが、スパッツは太もも周りに直接密着し、レシーブやジャンプのたびに肌に触れ続ける道具です。自分に合わない丈感や着圧のスパッツを使い続けると、練習中に生地がずれ落ちる感覚が気になってプレーに集中できなかったり、逆に締め付けが強すぎて動きにくさを感じたりすることもあります。この記事では、丈・着圧・素材という3つの読み方を一つずつやさしい言葉に置き換えながら、失敗しにくいスパッツ選びのポイントを整理しました。最後には、実際に候補になりやすい4着も比較しています。

この記事でわかること

  • スパッツ選びは「なんとなく」で失敗しやすい
  • そもそもスパッツの何を見ればいいのか
  • 「丈」の読み方 — 太もも中心・ハーフ・ロングの違い
  • 「着圧」の読み方 — 強すぎても弱すぎても合わない
  • 「素材」の読み方 — ポリエステル・ナイロン・ポリウレタンの役割
  • ポジション・体型別に見る3タイプ

最終更新:

先にランキングを見る

バレー用インナースパッツおすすめ4選

ここからは実際の候補です。前提として、これを履けば必ずパフォーマンスが上がる、という話ではありません。いずれも丈・着圧・素材のバランスが異なる4着を選び、ハーフ丈の手頃なモデルから、本格的な段階着圧タイプまで幅広く紹介します。価格は記事作成時点の参考価格で、変動する場合があります。購入前に商品ページで最新の価格・在庫・選べるサイズを確認してください。

4着を並べると、価格帯と丈の長さ、着圧の強さで役割が分かれているのが分かります。ティゴラはハーフ丈で価格も手頃なエントリーモデル、ミズノは複数競技で使われてきた定番のミドル丈、アシックスは太もも全体を覆うロング丈、CW-Xは段階着圧で下半身を広くサポートする本格派モデルという位置づけです。

どれが合うかは、体型やポジション、そして予算によって変わります。まず費用を抑えて試したいなら1着目、定番ブランドの扱いやすさを重視するなら2着目、太もも全体をしっかり覆いたいなら3着目、着圧の効果を本格的に試したいなら4着目、という選び方をすると失敗しにくいでしょう。価格・仕様は変動するため、購入前に必ず商品ページで最新情報を確認してください。

価格だけで比べると、ティゴラとミズノの2着が手頃に見えるかもしれません。ただし、この2着は汎用的なトレーニングインナーに近い位置づけである点は押さえておいてください。バレーボール専用に細かく設計されたモデルに比べると、丈や着圧の作り込みの面では差があるとされていますが、最初の数か月〜1年程度、続けられるかどうかを見極める期間の1着としてはコストパフォーマンスに優れています。続けることが決まってから、2着目として本格的なモデルにステップアップするという考え方も十分にありです。

また、今回はいずれも実在する商品ページの情報をもとに選びましたが、スパッツ選びに正解は一つではありません。同じ丈・同じ着圧帯でも、メーカーごとに生地の伸縮性や縫い目の作り方には違いがあります。可能であれば、この4着に近いスペックのモデルを実際に試着してみると、自分の感覚により合う1着が見つかりやすくなります。

なお、4着とも記事作成時点では在庫がある状態を確認していますが、人気カラーやサイズは時期によって欠品することがあります。目当てのモデルが品切れの場合は、同じブランド・同じ丈タイプの後継モデルや近いスペックの商品を探してみると、似た着け心地の1着に出会いやすくなります。

No.1
ティゴラ(TIGORA) レディース バレーボール ハーフパンツ スパッツ TR-8VW2135UP
コスパ重視のハーフ丈

ティゴラ(TIGORA) レディース バレーボール ハーフパンツ スパッツ TR-8VW2135UP

参考価格1,499円

大手スポーツ量販店アルペンのプライベートブランド、ティゴラのバレーボール専用ハーフ丈スパッツ。2025年発売の新モデルで、吸汗速乾とUVカット機能を備えた手に取りやすい価格帯の1着です。

こんな人に初めてインナースパッツを試す人、まずは手頃な価格で丈感を確かめたい人
ハーフ丈(太もも中心)
サイズ展開S/M/L/LL/3L
素材ポリエステル86%・ポリウレタン14%
機能吸汗速乾、UVカット率90%以上、ストレッチ
カラーブラック
型番TR-8VW2135UP

ここが良い

  • バレーボール専用設計のハーフ丈で圧迫感が少なく、初めてのインナースパッツとして試しやすい
  • 1,499円というエントリー価格帯で、サイズが変わりやすい成長期のジュニア層にも導入しやすい
  • UVカット率90%以上とされ、屋外コートでの練習・大会でも使いやすいとされる

注意点

  • ハーフ丈のため太もも全体や膝上まではカバーできず、より広い範囲を支えたい人には物足りない場合がある
  • サイズ展開はS〜3Lだが、時期によって在庫カラー・サイズに偏りがあるとされる
No.2
ミズノ(MIZUNO) パワーパンツ 32MBA111
定番ブランドのミドル丈

ミズノ(MIZUNO) パワーパンツ 32MBA111

参考価格2,550円

陸上や野球、サッカーなど幅広い競技で選ばれてきたミズノの定番インナー。バレーボール用としても使われることが多く、「BodyFit」設計で体にフィットするミドル丈のスパッツです。

こんな人に複数競技を掛け持ちしている人、まず定番ブランドの扱いやすさを試したい人
ミドル丈(パワーパンツタイプ)
サイズ展開S/M/L/XL/2XL/3XL
素材カラーによりポリエステル82%・ポリウレタン18%、またはナイロン80%・ポリウレタン20%
機能BodyFit設計、吸汗速乾、ストレッチ
カラー展開ホワイト/ブラック/ネイビー/サーフブルー/チャイニーズレッドなど
型番32MBA111

ここが良い

  • 陸上・野球・サッカーなど複数競技で長年使われてきた定番モデルで、実績のあるつくりとされる
  • S〜3XLまでサイズ展開が幅広く、体格に合わせて選びやすい
  • カラー展開が豊富で、チームのユニフォームカラーに合わせやすい

注意点

  • バレーボール専用設計ではなく、汎用的なトレーニングインナーという位置づけ
  • 「BodyFit」を謳う設計のため、ゆったりめの穿き心地を好む人にはタイトに感じられる場合がある
No.3
アシックス(asics) 2WAYトリコット ロングタイツ インナースパッツ 2031E964
しっかり覆うロング丈

アシックス(asics) 2WAYトリコット ロングタイツ インナースパッツ 2031E964

参考価格4,280円

2WAYトリコット素材を使った、ひざ下までをカバーするロング丈のインナースパッツ。メンズ向けとして展開されているモデルですが、太もも全体をしっかり支えたい人向けの選択肢として紹介します。

こんな人に太もも全体をしっかり覆いたい人、冷え対策や筋肉のブレを抑えたい人
ロング丈(L寸で約62cm、ひざ下まで)
サイズ展開S/M/L
素材ポリエステル92%・ポリウレタン8%
機能2WAYトリコット、ストレッチ、UV対策、吸汗速乾
型番2031E964

ここが良い

  • ロング丈でひざ上まで覆われるため、太もも全体の冷えや筋肉のブレが気になる人には安心感がある
  • 2WAYトリコット素材による伸縮性で、しゃがみ込む動作でもつっぱりにくいとされる
  • UV対策・吸汗速乾機能を備え、屋外練習でも使いやすい

注意点

  • 商品名・サイズ表記がメンズ向けであり、女性が選ぶ場合はヒップやウエストのサイズ感を事前に確認しておきたい
  • ロング丈のぶん、真夏の屋内練習では暑さを感じやすいという声もある
No.4
ワコール(Wacoal) CW-X ジェネレーターモデル2.0 レディース コンプレッションロングタイツ HZY399
本格派の高着圧ロング丈

ワコール(Wacoal) CW-X ジェネレーターモデル2.0 レディース コンプレッションロングタイツ HZY399

参考価格14,980円

医学的知見をもとに開発された段階着圧設計で、腰・股関節・お尻・太もも・ひざ・ふくらはぎまで下半身を広くサポートするロングタイツ。マラソンだけでなく球技にも対応するとされるモデルです。

こんな人に本格的に着圧の効果を試したい人、腰や股関節の負担が気になる人
ロング丈(フルレングス)
サイズ展開S/M/L
素材ナイロン・ポリウレタン・ポリエステル混合(部位ごとに配合比率が異なる段階着圧設計)
機能段階着圧、下半身フルサポート、吸汗速乾、UVカット、8WAYストレッチ
型番HZY399

ここが良い

  • 部位ごとに着圧の強さを変える設計とされ、腰・股関節からふくらはぎまで広い範囲をサポートするとされる
  • マラソンだけでなく球技での使用も想定されているとされ、ジャンプや切り返しの多いバレーボールにも合わせやすい
  • 8WAYストレッチと吸汗速乾機能を備え、長時間の練習・試合でも動きを妨げにくいとされる

注意点

  • 4着の中でもっとも価格が高く、初めての1着として選ぶには気軽さに欠ける
  • 高い着圧のため、着圧に慣れていない人は最初きつく感じることがあるとされる

■ スペック比較表

商品ティゴラ(TIGORA) レディース バレーボール ハーフパンツ スパッツ TR-8VW2135UPティゴラ(TIGORA) レディース バレーボール ハー…ミズノ(MIZUNO) パワーパンツ 32MBA111ミズノ(MIZUNO) パワーパンツ 32MBA111アシックス(asics) 2WAYトリコット ロングタイツ インナースパッツ 2031E964アシックス(asics) 2WAYトリコット ロングタイ…ワコール(Wacoal) CW-X ジェネレーターモデル2.0 レディース コンプレッションロングタイツ HZY399ワコール(Wacoal) CW-X ジェネレーターモデル…
参考価格1,499円2,550円4,280円14,980円
ハーフ丈(太もも中心)ミドル丈(パワーパンツタイプ)ロング丈(L寸で約62cm、ひざ下まで)ロング丈(フルレングス)
サイズ展開S/M/L/LL/3LS/M/L/XL/2XL/3XLS/M/LS/M/L
素材ポリエステル86%・ポリウレタン14%カラーによりポリエステル82%・ポリウレタン18%、またはナイロン80%・ポリウレタン20%ポリエステル92%・ポリウレタン8%ナイロン・ポリウレタン・ポリエステル混合(部位ごとに配合比率が異なる段階着圧設計)
機能吸汗速乾、UVカット率90%以上、ストレッチBodyFit設計、吸汗速乾、ストレッチ2WAYトリコット、ストレッチ、UV対策、吸汗速乾段階着圧、下半身フルサポート、吸汗速乾、UVカット、8WAYストレッチ
カラーブラック
型番TR-8VW2135UP32MBA1112031E964HZY399
カラー展開ホワイト/ブラック/ネイビー/サーフブルー/チャイニーズレッドなど

※ 表は横にスクロールできます。仕様は販売ページの記載にもとづく目安です。

※ 価格・在庫は変動します。最新情報は各ストアでご確認ください。当サイトはアフィリエイトプログラムを利用しています。

スパッツ選びは「なんとなく」で失敗しやすい

バレーボールを始めたばかりの頃や、新しくチームに加わったタイミングで「インナースパッツは各自用意してください」と言われて、通販サイトの商品ページを前に固まってしまった経験はないでしょうか。「ハーフ丈」「ロング丈」という表記だけでは自分にどちらが合うのか分からず、「着圧」という言葉も専門的で、結局「なんとなく安いもの」や「なんとなく見た目が好みのもの」を選んでしまう人も少なくありません。ですが、スパッツは太もも周りに直接密着し、ジャンプやレシーブの動作のたびに肌に触れ続ける道具です。

自分に合わない丈感や着圧のスパッツを使い続けると、プレー中に生地がずれ落ちる感覚が気になって集中できなかったり、逆に締め付けが強すぎて脚が疲れやすく感じたりすることもあります。これは決して大げさな話ではなく、多くのクラブチームが、選手ごとに丈や着圧の異なるスパッツを個人で選ばせているのも同じ理由です。道具の特性を理解して選ぶことは、パフォーマンスの向上というより、練習や試合に集中し続けるための土台づくりに近いものだと考えてください。

この記事では「このスパッツを履けば必ずパフォーマンスが上がる」というような書き方はしません。スパッツの効果には個人差があり、体型やポジション、これまでの運動経験によっても合う・合わないが変わるからです。その代わり、商品ページに並ぶ「丈」「着圧」「素材」といった言葉がそれぞれ何を意味していて、購入前にどこを確認すればサイズ選びで失敗しにくくなるのかを、できるだけ具体的に説明していきます。

また、部活動やクラブチームでは、キャプテンやマネージャーが選手全員のスパッツをまとめて発注する場面もあります。個人の買い物であれば試着してから決めることもできますが、チーム単位で発注を任された人にとっては、通販サイトの表記を正しく読み解く力が「全員に合うスパッツを揃えられるかどうか」に直結します。個人で購入する場合はもちろん、こうした発注担当者にも役立つ内容を意識してまとめました。

なお、この記事で紹介するのは主にプレー中に着用する競技用のインナースパッツです。生理中の不安を軽減する目的で作られた「サニタリータイプ」のインナーとは設計の考え方が異なるため、両方の機能を求める場合は、後述するFAQも参考にしながら目的に合った製品を選んでください。

この記事のスタンス

商品ごとの特徴については「〜とされる」「〜しやすい傾向がある」という表現にとどめています。スパッツの着け心地や着圧の感じ方には個人差が大きく、断定できるものではないためです。判断材料として使い、可能であれば購入前にサイズ表と実寸を確認することをおすすめします。

そもそもスパッツの何を見ればいいのか

スパッツの商品ページには、丈の長さ、着圧の強さ、素材の配合比率、サイズ展開など、さまざまな情報が並んでいます。すべてを一度に理解する必要はありませんが、初めて選ぶ人がまず押さえておきたいのは「丈」「着圧」「素材」の3つです。この3つを見るだけで、そのスパッツが「動きやすさ重視」なのか「サポート重視」なのかが、おおよそ判断できます。

たとえるなら、丈はカバーする範囲の広さ、着圧は締め付けによるサポートの強さ、素材は伸縮性や肌当たりの柔らかさに関わる要素です。カバー範囲が広ければ太もも全体を支えられますが、暑さや窮屈さを感じやすくなることもあります。着圧が強ければ筋肉のブレを抑えやすい一方、慣れないうちは動きにくさを感じることもあります。

初心者のうちは「動きやすさ」を優先したほうが、練習に集中しやすくなります。一方で、慣れてきたときに「もう少ししっかり支えてほしい」と感じることもあり、これは好みや体力とのトレードオフで、どちらが正解ということではありません。まずは「今の自分は動きやすさを優先する時期なのか、それとも多少の窮屈さより安定感を取りたい時期なのか」を意識しておくと、商品ページの表記が意味を持って見えてきます。

また、体格差の影響も見逃せません。バレーボールは男女や年代を問わず楽しめる競技ですが、太もも周りのサイズや筋肉のつき方には個人差があります。同じ「フリーサイズ」や「Mサイズ」というくくりでも、成長期の中高生と、社会人になってから始めた人とでは、心地よく感じる着圧の強さが変わってきます。サイズ表の数字を見るときは、一般的な目安と同時に「自分は締め付けが苦手なほうか、しっかり支えてほしいほうか」という自己認識も判断材料に加えてみてください。

さらに、練習用と試合用でスパッツを使い分けているチームもあります。練習用は洗い替えを重視して手頃な価格のものを複数枚そろえ、試合用は着圧やサポート力を重視した1枚を用意するという考え方です。最初から使い分けを意識する必要はありませんが、続けていくうちに用途ごとの違いが見えてくることも覚えておくとよいでしょう。

初めて商品ページを見たときは、専門用語の多さに戸惑うかもしれません。ですが、丈・着圧・素材の3つさえ押さえておけば、あとは価格やデザインの好みで絞り込んでいくだけで十分です。次の見出しから、この3つを一つずつ具体的に見ていきます。

「丈」の読み方 — 太もも中心・ハーフ・ロングの違い

丈は、スパッツがどこまでの範囲をカバーするかを示す最も分かりやすい要素です。大きく分けると「太もも中心(ショート)丈」「ハーフ丈」「ロング丈」の3タイプがあり、丈が長くなるほどカバーする範囲が広がります。支えたい場所と、上に重ねるユニフォームやハーフパンツとの兼ね合いで選ぶのが基本です。

丈を選ぶときにもう一つ意識しておきたいのが、上に重ねるユニフォームやハーフパンツとのバランスです。ハーフパンツの裾からスパッツが少しだけ見える丈感が、見た目の面でも動きやすさの面でも扱いやすいとされ、多くの市販モデルがこのハーフ丈前後を標準として設計されています。丈選びに迷ったら、まず自分が普段合わせるハーフパンツの着丈を確認してから逆算する方法もおすすめです。

また、ポジションによって重視したい丈が変わることもあります。レシーブやディグで頻繁に低い姿勢を取るポジションの人は、動きやすさを優先してショート〜ハーフ丈を選ぶ人が多いとされる一方、アタッカーのように強い踏み込みとジャンプを繰り返すポジションでは、太もも全体を支えるロング丈を好む人もいます。絶対的な決まりはないため、まずは自分のプレースタイルに近い丈から試してみてください。

メーカーによって同じ「ハーフ丈」という表記でも、実際の着丈にはセンチメートル単位の差があります。商品ページに「着丈○cm」という実寸が記載されている場合は、手持ちのハーフパンツと並べて長さを比べてみると、届いてから「思ったより短かった」「長すぎて重ね着がもたついた」という失敗を減らしやすくなります。

太もも中心(ショート)丈

太ももの付け根から半分程度までをカバーするタイプです。動きやすさを最優先したい人や、下にユニフォームのハーフパンツを重ねる人に向いています。生地の面積が少ない分、蒸れにくいという声もありますが、太もも下部やひざ上のサポートは期待しにくいとされています。

ハーフ丈

太もも全体からひざ上あたりまでをカバーする、最も選ばれやすいタイプです。動きやすさとサポート力のバランスが取れているとされ、初めての1着として選ぶ人が多いのもこの丈です。ユニフォームの下から少しだけ見える丈感になることが多く、見た目の面でも扱いやすいとされています。

ロング丈

ひざ下やふくらはぎまでをカバーするタイプです。太もも全体の冷えが気になる人や、筋肉のブレをできるだけ抑えたい人に向いているとされます。カバー範囲が広い分、夏場の屋内練習では暑さを感じやすいという声もあり、季節や会場の空調も考慮して選ぶとよいでしょう。

「着圧」の読み方 — 強すぎても弱すぎても合わない

着圧とは、生地が肌をどれくらいの強さで締め付けるかを示す言葉です。数値で明記されている商品は少なく、多くは「弱め」「標準」「強め」といった表現や、ポリウレタンの配合比率から間接的に読み取ることになります。配合比率が高いほど、一般的には着圧を感じやすいとされています。

適度な着圧は、太ももの筋肉のブレを抑え、ジャンプの着地やレシーブの切り返しといった動作を安定させる助けになるとされています。一方で、着圧が強すぎると血流が妨げられているように感じたり、長時間の練習で脚が重だるくなったりすることもあります。特に着圧に慣れていない人が、いきなり本格的な段階着圧タイプを選ぶと、窮屈さばかりが気になってプレーに集中できないという声もあります。

逆に着圧がほとんどないタイプは、締め付け感がなく快適に感じやすい一方、太もも周りの生地が動くたびにずれやすく、プレー中に位置を直したくなることがあるとされています。初めてスパッツを選ぶ場合は、極端に強い・弱いモデルよりも、まず標準的な着圧のモデルから試してみることをおすすめします。

なお、商品によっては「段階着圧」という設計が採用されていることがあります。これは太もも・ひざ・ふくらはぎなど部位ごとに着圧の強さを変える設計で、腰や股関節のサポートまで意識したモデルに多く見られます。価格帯は上がる傾向にありますが、長時間の練習や試合での安定感を重視したい人には検討する価値があるとされています。

着圧の感じ方は、体温や汗のかき方によっても変わってきます。夏場で汗を多くかく人は、同じ着圧でも生地が肌に張り付いて実際より強く感じられることがあるとされます。可能であれば、購入前のレビューで「暑い時期に使った感想」まで確認しておくと、季節による感じ方の違いを事前に把握しやすくなります。

着圧は「履いた瞬間の印象」と「30分・1時間動き続けたあとの印象」が異なることも珍しくありません。試着だけで判断すると、動いているうちに感じ方が変わってくることに気づきにくいため、可能であれば練習の序盤・終盤の両方で着け心地を意識してみると、自分に合う着圧の強さがより具体的に見えてきます。

「素材」の読み方 — ポリエステル・ナイロン・ポリウレタンの役割

素材表示を見ると、「ポリエステル○%・ポリウレタン○%」のように複数の繊維の配合比率が書かれています。それぞれの繊維には役割があり、配合比率を知っておくと、着け心地や機能の違いを予測しやすくなります。

ポリエステルやナイロンは、生地のベースとなる繊維で、吸汗速乾性や耐久性に関わります。汗をかいてもべたつきにくく乾きやすい、洗濯を繰り返しても型崩れしにくいといった特徴があるとされ、多くのスポーツインナーのベース素材として使われています。ナイロンはポリエステルよりもやや光沢があり、なめらかな肌触りになりやすいとされています。

一方、ポリウレタンは伸縮性を生み出す繊維で、配合比率が高いほど生地がよく伸び、着圧も感じやすくなる傾向があります。深くしゃがみ込む動作やジャンプの着地でもつっぱりにくいのは、このポリウレタンの働きによるところが大きいとされています。反対に配合比率が低いモデルは、伸縮性より軽さやさらっとした着心地を重視した設計だと考えるとよいでしょう。

縫い目の位置も見落とせないポイントです。太ももの内側やお尻まわりなど、こすれやすい場所に硬い縫い目があると、長時間の着用で気になることがあります。商品ページに「フラットシーマー縫製」「縫い目が肌に当たりにくい設計」といった記載がある場合は、その点に配慮されている目安として参考にできます。

また、UVカット機能や抗菌防臭機能が付加されている商品も増えています。屋外コートでの練習が多い人はUVカット率の表記を、汗のにおいが気になる人は抗菌防臭加工の有無を、素材表示と合わせてチェックしておくと選びやすくなります。

カラー展開にも触れておきます。同じ商品でも、白系のカラーだけポリエステルの配合比率が異なる場合があります。これは白い生地に透け防止の工夫が必要になるためで、色によって素材の配合や着け心地がわずかに変わることがある、という点も知っておくと商品ページの記載を読み解きやすくなります。

素材の違いは、洗濯後の乾きやすさにも表れます。遠征や連戦が続く大会期間中は、練習後にすぐ洗ってすぐ乾くかどうかが地味に重要になります。「速乾」を謳う商品でも実際の乾燥時間は素材の配合や生地の厚みによって差があるため、連戦を想定している人は、乾きやすさに関するレビューもあわせて確認しておくと安心です。

ポジション・体型別に見る3タイプ

ここまで見てきた丈・着圧・素材の組み合わせによって、市販のスパッツはおおよそ3つの系統に分けられます。すべてのモデルがきれいに当てはまるわけではありませんが、通販サイトで「このスパッツはどのタイプだろう」と判断する目安として使ってください。

中学・高校の部活動で初めてスパッツを選ぶ場合は、動きやすさ重視型かバランス型から検討する人が多いとされています。成長期で体型が変わりやすい時期は、極端に高い着圧のモデルよりも、標準的な着圧で価格も手頃なモデルのほうが、買い替えのしやすさという点でも扱いやすいでしょう。

一方、社会人チームや大会出場を目指すレベルで継続的に練習している人は、サポート重視型を選ぶ人も増えてきます。長時間のプレーで感じる疲労感や、過去にひざ・股関節に違和感を覚えたことがある人は、段階着圧タイプを検討する価値があるとされています。ただし、これはあくまで一般的な傾向であり、最終的には自分の感覚を優先して選んでください。

季節によって使い分けるという考え方もあります。夏場は動きやすさ重視型やバランス型で通気性を優先し、冬場や体育館が冷え込む時期はサポート重視型のロング丈で防寒を兼ねる、というように1年を通して2タイプを使い分けている選手も少なくないとされています。

動きやすさ重視型

太もも中心〜ハーフ丈・着圧弱め〜標準・伸縮性の高い素材という組み合わせが多いタイプです。まだスパッツに慣れていない人や、レシーブなど機敏な動きが多いポジションの人に向いているとされています。価格も比較的手頃な傾向があります。

バランス型

ハーフ丈〜ロング丈・標準的な着圧という組み合わせで、動きやすさとサポート力の両方をある程度満たすタイプです。ポジションを問わず選びやすく、初めての1着として最も選ばれやすい系統とされています。迷ったらこのタイプから探すのが無難です。

サポート重視型

ロング丈・段階着圧・高いポリウレタン配合率という組み合わせが多いタイプです。長時間の練習や試合が続く人、腰や股関節の負担が気になる人に向いているとされていますが、価格は上がる傾向にあり、着圧に慣れてから検討するのが無難です。

選び方の3ステップ

ここまでの知識を踏まえて、実際にスパッツを選ぶ手順を3つのステップに整理しました。順番に沿って絞り込んでいくと、表記に振り回されずに候補を決めやすくなります。焦って1着目から完璧なスパッツを選ぼうとする必要はありません。

また、初めての1着であれば、返品・交換に対応している販売店かどうかも事前に確認しておくと安心です。インナーウェアという性質上、衛生面から返品・交換を受け付けていない販売店も少なくありません。サイズ選びに不安がある場合は、返品ポリシーを確認してから注文するひと手間が、結果的に無駄な出費を避けることにつながります。

どうしても丈と着圧で迷いが残る場合は、いきなり1着に絞り込まず、価格の手頃なモデルを2丈タイプ分だけ注文して、実際に着け比べてから残す1着を決めるという方法もあります。特に通販だけで完結させたい場合は、この「試してから絞り込む」進め方のほうが、結果的に満足度の高い1着にたどり着きやすいこともあります。

  1. 1自分が動きやすさとサポート力のどちらを優先したいかを大まかに把握する。まだスパッツに慣れていない、動きを妨げたくないという場合は「動きやすさ重視型」寄り、長時間の練習や腰の負担が気になる場合は「サポート重視型」寄りから検討すると外しにくくなります。
  2. 2丈と着圧で候補を絞る。目安として、ハーフ丈〜ロング丈・標準的な着圧のレンジに入っているモデルを3〜5着ほどリストアップします。この時点ではブランドやデザインにこだわりすぎず、まず丈と着圧のレンジで機械的に絞り込むのがコツです。
  3. 3可能であれば実際に試着する、あるいは口コミレビューで体型やポジションが近い人の感想を探す。生地の伸縮性や着圧の感じ方は、数字だけでは分かりません。試着が難しい場合は、サイズ表の実寸(ヒップ幅など)を自分の体型と照らし合わせて確認するのが確実です。

サイズ表の実寸を必ず確認する

スパッツはS/M/Lといった表記だけでなく、ヒップ幅や着丈の実寸がセンチメートルで併記されていることが多くあります。「いつも着ている服と同じサイズ」で選ぶと、ブランドによって実寸が異なり、きつすぎたりゆるすぎたりすることがあります。購入前に必ず実寸表を確認することをおすすめします。

ユニフォームとの重ね着で気をつけたいこと

スパッツはユニフォームやハーフパンツと重ねて着用することがほとんどです。単体のサイズだけでなく、重ね着したときの見え方や動きやすさも確認しておくと、実際にコートに立ったときの違和感を減らせます。

ハーフパンツの下にスパッツを合わせる場合、スパッツの丈がハーフパンツより少しだけ長くなるようにすると、動いたときにスパッツがめくれ上がって見えてしまうのを防ぎやすくなります。逆にスパッツの丈がハーフパンツより極端に長いと、ジャンプの着地時に生地がもたついて気になることもあるため、実際に屈伸やジャンプの動作を試してから購入を決めるのが安心です。

カラーの組み合わせも意外と見落とされがちなポイントです。チームによってはユニフォームの下から見えるスパッツの色に指定がある場合もあるため、購入前にチームのルールやユニフォーム規定を確認しておくとよいでしょう。指定がない場合でも、ユニフォームの色に響かない落ち着いた色を選んでおくと、汗染みや透け感が目立ちにくいとされています。

なお、女子選手の場合はユニフォームのスカートやキュロットの中にスパッツを重ねる着こなしも一般的です。この場合、スパッツの生地が厚すぎると重ね着でごわつきやすくなるため、屋内競技用の薄手モデルを選ぶ、あるいは季節に応じて丈や生地の厚みを変えるという工夫も検討してみてください。

ウエスト周りのフィット感も忘れずに確認しておきたいポイントです。ゴムの締め付けが強すぎるとお腹周りに跡がついて気になることがあり、逆に緩すぎるとジャンプの着地でずり下がってくることがあります。試着や実寸確認の際は、太もも周りだけでなくウエスト部分の当たり方も合わせてチェックしておくと、着用中の違和感をより減らしやすくなります。

買ったあとに気をつけたいこと

スパッツは買って終わりではなく、使っていくうちにメンテナンスが必要になる消耗品です。特に初めて購入する人が見落としがちな点をいくつか挙げておきます。

まず洗濯方法です。伸縮性のある化学繊維素材が多いため、洗濯機の乾燥機能や高温での乾燥を繰り返すと、生地が縮んだり伸縮性が落ちたりすることがあるとされています。洗濯ネットに入れる、陰干しにするなど、商品タグに記載された洗濯表示に従うことをおすすめします。

次に買い替えのタイミングです。目安として、週に数回程度の練習であれば半年〜1年ほどで生地の伸縮性が落ちてくることが多いとされています。「なんとなく締め付けが弱くなった」「洗濯してもすぐに生地がだるんとする」と感じたら、買い替えを検討するサインかもしれません。

保管方法にも触れておきます。夏場の車内や、直射日光が当たる場所に長時間置いておくと、伸縮性のある繊維が劣化しやすくなると言われています。使わないときは風通しの良い場所で、できるだけ高温多湿を避けて保管する習慣をつけておくと、スパッツを長持ちさせやすくなります。

こうした細かなメンテナンスは、スパッツそのものの性能とは別の話に思えるかもしれません。ですが、道具を大事に使う習慣は、結果的に「今のスパッツが合っているか、合っていないか」を自分で判断しやすくすることにもつながります。違和感の原因がスパッツ本体にあるのか、経年劣化にあるのかを切り分けられるようになると、次に買い替えるときの判断もしやすくなるはずです。

最後に、複数枚をローテーションで使う運用についても触れておきます。1枚だけを毎回洗って使い回すと、乾燥が間に合わずに湿ったまま着用することになったり、生地の劣化が早まったりすることがあります。練習頻度が高い人は、同じモデルを2〜3枚そろえて洗い替えできるようにしておくと、衛生面でも道具の寿命の面でも安心です。

よくある質問

Qバレー用スパッツの丈はどれを選べばいいですか?

A太もも全体を支えたいか、動きやすさを優先したいかで選ぶとよいでしょう。ハーフ丈は圧迫感が少なく初めての1着に向いており、ロング丈は太もも全体をしっかり覆いたい人や冷えが気になる人に向いているとされます。迷ったら、まずはハーフ丈前後から試してみるのが無難です。

Q着圧が強いほど良いのでしょうか?

A必ずしもそうとは言えません。着圧が強いほど筋肉のブレを抑えやすいとされる一方、強すぎると動きを妨げたり、長時間の着用で窮屈に感じたりすることもあります。着圧に慣れていない人は、まず標準的な着圧のモデルから試すことをおすすめします。

Q素材はポリエステルとナイロンのどちらがいいですか?

Aどちらが優れているというより、ポリウレタンの配合比率によって伸縮性や着圧感が変わると考えるとよいでしょう。一般的にポリウレタンの配合率が高いほど伸縮性や着圧を感じやすいとされますが、肌当たりの好みには個人差があるため、可能であれば実際に触れて確認することをおすすめします。

Qサニタリー機能付きのスパッツも選択肢に入りますか?

A生理中の不安を軽減したい場合は、横漏れ防止や吸水機能を備えたサニタリータイプのインナーを別途用意する方法もあります。ただし本記事で紹介した4着は主にプレー中の着圧・防寒・サポートを目的としたスパッツのため、サニタリー機能を重視する場合は専用に設計された製品を確認することをおすすめします。

Qメンズ向けのスパッツを女性が使ってもいいですか?

A商品によっては可能ですが、メンズ向けはヒップやウエスト周りの設計が異なる場合があります。購入前にサイズ表の実寸(ヒップ幅や着丈)を確認し、可能であればレディース向けモデルとの違いも比較しておくと失敗しにくくなります。

Q洗濯するときに気をつけることはありますか?

A伸縮性のある化学繊維素材が多いため、乾燥機の高熱で縮んだり伸縮性が落ちたりすることがあるとされています。洗濯ネットを使い、可能であれば陰干しにするなど、商品タグの洗濯表示に従うことをおすすめします。

Q予算はどれくらい見ておけばいいですか?

Aエントリーモデルであれば1,500円前後から、本格的な段階着圧タイプになると1万円を超えるものもあります。まず試してみたい場合は3,000円前後までのモデルから、着圧の効果をしっかり感じたい場合は本格派モデルを検討するとよいでしょう。

関連記事

他のバレーボール用品ガイドも見る

気になる用品が見つかったら、各ストアで価格・在庫をチェックしてみてください。

ガイド一覧を見る →