SPOGEAR
サッカー

【2026年最新】ジュニア用サッカースパイクの選び方とおすすめ4選

成長期で足のサイズが数ヶ月単位で変わるジュニア期は、スパイク選びに悩む保護者が多いもの。サイズの目安、素材のやわらかさ、買い替えのタイミングをやさしく解説し、候補になりやすい4足も比較します。

公開:

チームメイトが専用のサッカースパイクを履き始めると、「うちの子もそろそろ」と考える保護者は多いはずです。ですが実際に売り場やネット通販を覗いてみると、ブランドもモデルも驚くほど多く、サイズ表記も大人用と勝手が違い、どれを選べばいいのか分からなくなってしまうことがあります。しかもジュニア用スパイクは、大人用のように一度買えば数年使えるものではありません。子どもの足はこちらが想定している以上のペースで成長し、サイズが合わなくなったスパイクを履き続けると、靴擦れや踏ん張りの効きにくさにつながることもあります。この記事では、ジュニア用サッカースパイクを選ぶときに押さえておきたい「サイズの測り方」「素材のやわらかさ」「グラウンドタイプの見分け方」「買い替えのタイミング」を、専門用語をかみ砕きながら順番に解説していきます。最後には、実際に候補になりやすい4足も紹介します。

この記事でわかること

  • サッカースパイク選びは「まだ早い」と思っていても悩ましい
  • 足のサイズは想像以上のペースで成長する
  • 「捨て寸」の測り方 — ジャストサイズを見極める3ステップ
  • 素材の「やわらかさ」が重視される理由
  • グラウンドタイプ(HG・FG・TF・MG)の見分け方
  • 買い替えのサインを見逃さないためのチェックポイント

最終更新:

先にランキングを見る

ジュニア向けサッカースパイクおすすめ4選

ここからは実際の候補です。前提として、これらを履けば必ず上達する、という話ではありません。いずれも各メーカーの商品ページ上で「ジュニア向け」として案内されているモデルの中から、価格帯・グラウンドタイプが異なる4足を選びました。価格は記事作成時点の参考価格で、変動する場合があります。購入前に商品ページで最新の価格・在庫・サイズ展開を確認してください。

4足を並べると、価格帯とグラウンドタイプで役割が分かれているのが分かります。ミズノとアシックスは国内メーカーのスタンダードモデルとして高い評価を集めており、まず1足目として検討しやすい候補です。プーマは比較的手頃な価格帯で、サイズアウトが早い時期の買い替え用としても選びやすいモデルです。アディダスは複数グラウンドに対応するタイプで、練習場所の環境が変わりやすいお子さんに向いています。

どれが合うかは、足の形や普段のグラウンド環境、そして予算によって変わります。まずは国内メーカーの定番から試したいなら1〜2足目、コストを抑えて頻繁な買い替えに備えたいなら3足目、グラウンドを問わず使える汎用性を重視したいなら4足目、という選び方をすると失敗しにくいでしょう。価格・サイズ展開は変動するため、購入前に必ず商品ページで最新情報を確認してください。

また、今回はいずれも「ジュニア向け」として商品ページに明記されているモデルを選びましたが、スパイク選びに絶対の正解はひとつではありません。同じ価格帯・同じグラウンドタイプでも、メーカーごとに足型の設計やアッパーの厚みには違いがあります。可能であれば、この4足に近いスペックのモデルを店頭で実際に試し履きしてみると、お子さんの足によりなじむ1足が見つかりやすくなります。

なお、掲載しているレビュー件数や評価、価格は記事作成時点の情報です。ジュニア用スパイクは季節や新モデルの投入によって在庫状況が変わりやすいため、気になる商品が見つかったら早めに商品ページで最新情報を確認することをおすすめします。

複数の候補で迷った場合は、実際にお子さんと一緒に店頭へ足を運び、いくつか試し履きをしてから決めるのもひとつの方法です。ネット通販の情報だけで判断するより、フィット感の違いを直接確認できるぶん、購入後の「思っていたのと違う」を防ぎやすくなります。

No.1
ミズノ(MIZUNO)モナルシーダ NEO 2 SE JR サッカースパイク ジュニア P1GB222500
レビュー高評価の総合力No.1

ミズノ(MIZUNO)モナルシーダ NEO 2 SE JR サッカースパイク ジュニア P1GB222500

参考価格7,150円

国内大手メーカー・ミズノのジュニア向けエントリーモデル。やわらかい人工皮革のアッパーと軽量ソールを採用し、天然芝・土グラウンド(HG)向けに作られています。レビュー件数・評価ともに高く、初めてのマイスパイクとして選ばれやすい1足です。

こんな人に初めてのマイスパイクを探している人、土のグラウンドが中心のチームに所属している人
対応グラウンドHG(土・硬めの人工芝向け)
対応サイズ20.0〜24.0cm
重量約160g(22.0cm時点、目安)
アッパー素材人工皮革(合成皮革)
ソールZEROGLIDE LITEカップソール
生産国カンボジア製

ここが良い

  • レビュー件数115件・評価4.84(掲載時点)と、購入者からの評価を確認しやすい
  • やわらかい人工皮革のアッパーで、履き始めから足になじみやすいとされる
  • 約160gと軽量で、走り込みの負担を抑えやすいとされる

注意点

  • 3E相当のやや幅広設計のため、足幅が細めの子にはゆとりを感じることがある
  • HG(土・硬めの人工芝向け)のため、天然芝が中心の環境ではFGタイプの検討も必要
No.2
アシックス(asics)DS LIGHT JR GS ジュニア用サッカースパイク 1104A054-700
定番・信頼のスタンダード

アシックス(asics)DS LIGHT JR GS ジュニア用サッカースパイク 1104A054-700

参考価格6,600円

国内大手メーカー・アシックスの定番ジュニアモデル。天然芝・土グラウンド対応で、掲載時点でレビュー件数約40件・評価4.00と、幅広い年代のジュニア選手に選ばれてきた実績があります。

こんな人に大手メーカーの実績や信頼性を重視したい人、天然芝・土どちらの環境でも使えるスパイクを探している人
対応グラウンド天然芝・土グラウンド対応
重量約196g(23.0cm時点、目安)
レビュー約40件・評価4.00(掲載時点)
ブランドアシックス(国内正規流通)

ここが良い

  • 掲載時点でレビュー約40件・評価4.00と、一定の実績を確認しやすい
  • 天然芝・土のいずれのグラウンドでも使いやすいとされる汎用性の高さ
  • 国内大手メーカーの正規品で、サイズ展開・カラー展開が豊富

注意点

  • 商品ページ上でアッパー素材の詳細な記載が少なく、購入前に店舗やレビューでの確認が安心
  • モデルによって対応グラウンドの表記が異なるため、購入前に型番の確認が必須
No.3
プーマ(PUMA)フューチャー Z 4.3 HG JR ジュニア用サッカースパイク 106778-01
コスパ重視・買い替えしやすい価格帯

プーマ(PUMA)フューチャー Z 4.3 HG JR ジュニア用サッカースパイク 106778-01

参考価格4,235円

人工芝・土グラウンド向けのジュニアモデル。4,000円台という手頃な価格帯で、サイズアウトが早い時期の買い替え用や、これから始めたばかりで様子を見たい時期の1足として選びやすいモデルです。

こんな人に成長期でサイズアウトが早く、頻繁な買い替えを見込んでいる人、まずは費用を抑えて試したい人
対応グラウンドHG(人工芝・土グラウンド向け)
対応サイズ20.0〜24.5cm
アッパー素材人工皮革
ブランドプーマ(PUMA)

ここが良い

  • 4,000円台からと、4足の中でもっとも手頃な価格帯
  • 人工皮革のアッパーで、比較的やわらかく足になじみやすいとされる
  • サイズ展開が20.0〜24.5cmと幅広く、体格差のあるチーム内でも選びやすい

注意点

  • 価格を抑えたモデルのため、耐久性や素材の質は上位モデルに比べると控えめとされる
  • 人気サイズ・カラーは在庫が変動しやすく、購入前に在庫状況の確認が必要
No.4
アディダス(adidas)PREDATOR CLUB FT EL FxG J ジュニアスパイク JQ0709
グラウンド対応力重視の上位モデル

アディダス(adidas)PREDATOR CLUB FT EL FxG J ジュニアスパイク JQ0709

参考価格12,800円(クリアランス価格・記事作成時点)

土・天然芝・人工芝など複数のグラウンドに対応するFxGタイプのジュニアモデル。折り返しタン構造や伸縮性シューレースなど、上位モデル譲りの設計を採用しており、練習場所の環境が変わりやすいお子さんに向いています。

こんな人に練習場所や遠征先でグラウンドの種類が変わりやすい人、機能面にもこだわりたい人
対応グラウンドFxG(土・天然芝・人工芝のマルチ対応)
対応サイズ19.5〜24.5cm
特徴折り返しタン構造、伸縮性シューレース、Powerspineテクノロジー
ブランドアディダス(adidas)

ここが良い

  • FxGタイプで土・天然芝・人工芝と複数のグラウンドに対応しやすいとされる
  • 折り返しタン構造でキック時の当たりがフラットになりやすいとされる設計
  • 伸縮性シューレースを採用し、着脱や紐の調整がしやすいとされる

注意点

  • 4足の中でもっとも価格が高く、掲載時点ではクリアランス価格のため今後変動する可能性がある
  • 上位モデル譲りの設計を採用している分、エントリーモデルに比べるとやや硬さを感じる場合がある

■ スペック比較表

商品ミズノ(MIZUNO)モナルシーダ NEO 2 SE JR サッカースパイク ジュニア P1GB222500ミズノ(MIZUNO)モナルシーダ NEO 2 SE J…アシックス(asics)DS LIGHT JR GS ジュニア用サッカースパイク 1104A054-700アシックス(asics)DS LIGHT JR GS ジ…プーマ(PUMA)フューチャー Z 4.3 HG JR ジュニア用サッカースパイク 106778-01プーマ(PUMA)フューチャー Z 4.3 HG JR …アディダス(adidas)PREDATOR CLUB FT EL FxG J ジュニアスパイク JQ0709アディダス(adidas)PREDATOR CLUB F…
参考価格7,150円6,600円4,235円12,800円(クリアランス価格・記事作成時点)
対応グラウンドHG(土・硬めの人工芝向け)天然芝・土グラウンド対応HG(人工芝・土グラウンド向け)FxG(土・天然芝・人工芝のマルチ対応)
対応サイズ20.0〜24.0cm20.0〜24.5cm19.5〜24.5cm
重量約160g(22.0cm時点、目安)約196g(23.0cm時点、目安)
アッパー素材人工皮革(合成皮革)人工皮革
ソールZEROGLIDE LITEカップソール
生産国カンボジア製
レビュー約40件・評価4.00(掲載時点)
ブランドアシックス(国内正規流通)プーマ(PUMA)アディダス(adidas)
特徴折り返しタン構造、伸縮性シューレース、Powerspineテクノロジー

※ 表は横にスクロールできます。仕様は販売ページの記載にもとづく目安です。

※ 価格・在庫は変動します。最新情報は各ストアでご確認ください。当サイトはアフィリエイトプログラムを利用しています。

サッカースパイク選びは「まだ早い」と思っていても悩ましい

ジュニアの試合や練習でチームメイトが専用のサッカースパイクを履き始めると、「うちの子もそろそろ」と考える保護者は多いはずです。ですが実際に売り場やネット通販を覗いてみると、ブランドもモデルも驚くほど多く、サイズ表記も大人用と勝手が違い、どれを選べばいいのか分からなくなってしまうことがあります。

とくに悩ましいのは、ジュニアのスパイク選びが「一度買えば終わり」ではない点です。子どもの足はこちらが想定している以上のペースで大きくなり、半年前にぴったりだったサイズが今はもう窮屈、ということも珍しくありません。大人用のスパイクであれば数年単位で同じサイズを使い続けられますが、ジュニア用は成長を前提に選び方・買い替え方を考える必要があります。

また、スパイクは足を守る道具でもあります。合わないサイズをそのまま履き続けると、爪が内出血を起こしたり、靴擦れで練習を嫌がるようになったりすることもあります。安さや見た目のかっこよさだけで選んでしまうと、後になって「サイズが合わず数ヶ月しか履けなかった」という後悔につながりやすいのも、ジュニア用スパイク特有の悩みどころです。

この記事では、ジュニア用サッカースパイクを選ぶときに押さえておきたい「サイズの測り方」「素材のやわらかさ」「グラウンドタイプの見分け方」「買い替えのタイミング」を、専門用語をかみ砕きながら順番に解説していきます。最後には、実際に候補になりやすい4足も紹介します。

とはいえ、いきなりすべてを完璧に理解する必要はありません。専門用語を一つずつ知っていくだけで、店頭やネット通販の商品ページに並ぶ情報が「自分の子どもに合っているかどうか」を判断できる材料に変わっていきます。まずは肩の力を抜いて、次の章から順番に読み進めてみてください。

たとえば、はじめて自分専用のスパイクを買ってもらった日のことを、大人になっても覚えているという人は少なくありません。ジュニア期のスパイク選びは、単なる道具選び以上に、お子さんのサッカーへの気持ちを後押しするきっかけにもなり得ます。だからこそ、迷ったときは焦らず、この記事を参考にしながら一緒に選んでみてください。

この記事のスタンス

商品ごとの特徴については「〜とされる」「〜しやすい傾向がある」という表現にとどめています。足の形やプレースタイルとの相性には個人差があり、断定できるものではないためです。判断材料として使い、可能であれば購入前に実店舗で試し履きすることをおすすめします。

足のサイズは想像以上のペースで成長する

ジュニア用スパイクを選ぶうえで、まず押さえておきたいのが「子どもの足は思っているよりも早く成長する」という前提です。とくに小学校中学年から高学年にかけては、数ヶ月で足のサイズが変わることも珍しくなく、大人と同じ感覚でサイズを選んでしまうと失敗しやすくなります。

一般的な目安として、成長期の子どもの足は3〜6ヶ月程度でワンサイズ近く変化することがあるとされています。運動量が多く、身長の伸びが著しい時期のお子さんであれば、さらに早いペースで変わることも考えられます。「去年買ったばかりだから」という理由だけで買い替えを先延ばしにすると、気づいたときにはかなり窮屈になっていた、ということになりがちです。

そのため、購入時に少し大きめを選んで長く使おうとする考え方は、ジュニア用スパイクにはあまり向いていません。スパイクは靴の中で足がしっかり固定されていないと、踏ん張りが効かずケガにつながりやすいとされる道具です。サイズに余裕を持たせすぎるより、そのときの足にしっかり合ったサイズを選び、成長に合わせてこまめに買い替えていく考え方のほうが、結果として安全で快適に使い続けられます。

目安として、2〜3ヶ月に一度は自宅で足のサイズを測り直す習慣をつけておくと、買い替えのタイミングを逃しにくくなります。夕方は足がむくんでサイズが大きく出やすいため、朝と夕方の両方で計測して差を確認しておくのもひとつの方法です。

また、成長のスピードは兄弟姉妹の間でも、同じ子どもでも時期によってかなり差があります。急激に身長が伸びる時期は足のサイズも一気に変わりやすく、逆に成長が落ち着いている時期はしばらく同じサイズで大丈夫なこともあります。「みんな半年で買い替えているから」と一律に考えるのではなく、目の前の子どもの状態を基準に判断することが大切です。

サイズ計測は、市販の子ども用フットメジャーを使う方法のほか、厚紙に足を乗せて鉛筆でなぞり、かかとからつま先までの長さを測るだけでも十分です。特別な道具がなくても自宅で定期的にチェックできる仕組みを作っておくことが、サイズアウトを見逃さないための一番の近道になります。

スポーツ用品店の店員さんに相談する場合も、あらかじめ自宅で測ったサイズをメモして持っていくと、話がスムーズに進みやすくなります。「先月測ったときは○○cmでした」と伝えるだけで、店員さんも現在のサイズ感を把握しやすくなり、より的確な提案を受けやすくなります。

サイズが変わったかどうかを正確に判断するために、月に一度、同じ時間帯・同じ姿勢で計測するようにすると、比較がしやすくなります。記録をスマートフォンのメモやカレンダーアプリに残しておくと、次の買い替えタイミングを見極める際にも役立ちます。

「捨て寸」の測り方 — ジャストサイズを見極める3ステップ

スパイクのサイズ選びでよく使われるのが「捨て寸」という言葉です。これは、足のかかとをスパイクの内側にしっかり合わせたときに、つま先側にできるわずかな余裕(隙間)のことを指します。捨て寸が大きすぎると靴の中で足が動いてしまい、逆にまったくないと成長の余地がなく窮屈になります。

この3ステップは、スパイクだけでなく普段履きのスニーカーを選ぶときにも応用できる考え方です。一度コツをつかんでしまえば、次に店頭で新しいスパイクを試すときも、迷う時間がぐっと短くなります。

なお、サイズ表記はメーカーによって多少の違いがあります。同じ「22.0cm」という表記でも、ブランドによって実際のつま先の余裕が異なることがあるため、購入前のレビューで「サイズ感は普段どおりでよいか、ワンサイズ上げたほうがよいか」といった声を確認しておくと、判断の精度が上がります。

試し履きの際は、できれば普段練習で履く靴下と同じ厚みのものを持参すると、より実際の使用感に近い状態で確認できます。厚手の靴下と薄手の靴下では、同じサイズのスパイクでもフィット感がかなり変わることがあるためです。

店頭で試し履きが難しい場合は、購入予定のモデルと似た形状の靴を家にある靴の中から探し、サイズ感の参考にするという方法もあります。完全に同じではありませんが、極端なサイズ違いを避ける手がかりにはなります。

  1. 1子どもに靴下を履かせた状態でスパイクを履かせ、かかとをスパイクの内側にしっかり合わせる。かかとが浮いた状態のまま計測すると、実際より大きいサイズを選んでしまう原因になります。
  2. 2立ち上がって体重をかけた状態で、つま先の余裕を確認する。目安として、捨て寸は5〜10mm程度(親指の爪1枚分前後)に収まっているかどうかを見ます。指先が当たって痛みを感じる場合はワンサイズ上、逆に余裕が大きく足が中で動いてしまう場合はワンサイズ下も試してみてください。
  3. 3足の幅もあわせて確認する。つま先に余裕があっても横幅がきつく感じる場合は、「幅広(3E・4E相当)」をうたったモデルを検討します。逆に横幅にも余裕がありすぎる場合は、紐やベルトでの締め付け具合で調整できるかどうかも確認しておくと安心です。

成長を見込んで大きめを選ぶのは避ける

「サイズアウトが早いから」という理由で、最初から1〜1.5cm大きいサイズを選ぶ保護者の方も少なくありません。ですが捨て寸が大きすぎるスパイクは靴の中で足が滑り、踏ん張りが効きにくくなるほか、靴擦れの原因にもなりやすいとされています。目安として捨て寸は1cm未満に収め、サイズアウトしたタイミングで買い替える前提で考えるほうが、結果的にケガのリスクを抑えやすくなります。

素材の「やわらかさ」が重視される理由

ジュニア用スパイクの商品ページを見ていると、「やわらかい人工皮革」「足になじみやすいアッパー」といった表現をよく見かけます。これは単なるうたい文句ではなく、成長期の子どもの足にとって実用的な意味を持つ要素です。

スパイクのアッパー(甲を覆う部分)に使われる素材は、大きく「人工皮革(合成皮革)」と「天然皮革」に分けられます。人工皮革は型崩れしにくく、雨や汗による劣化にも比較的強いとされ、価格も抑えやすいことから、多くのジュニア用エントリーモデルで採用されています。近年の人工皮革は薄く柔軟に作られているものが多く、履き始めから足になじみやすいと言われています。

一方の天然皮革は、履き込むほどに足の形へなじんでいく「経年でのフィット感の変化」が特徴とされていますが、なじむまでに時間がかかることや、雨に弱く手入れの手間がかかることもあり、数ヶ月単位でサイズアウトしていくジュニア用としてはやや不向きな面もあります。まずは人工皮革のモデルから試してみて、フィット感の好みが分かってきてから素材にこだわる、という順番でも十分間に合います。

また、素材の柔らかさは足の保護という面でも関係してきます。硬すぎるアッパーは、走り込みやキック動作を繰り返す中で靴擦れや圧迫を引き起こしやすいとされ、まだ骨格が固まっていない成長期の足には負担になることもあります。試し履きの際は、サイズだけでなく「甲の部分を軽く押したときに痛みを感じないか」「歩いたときに靴擦れしそうな硬い部分がないか」もあわせて確認しておくと安心です。

素材以外にも、アッパーの縫い目の位置や、シュータン(甲を覆う舌状の部分)の厚みによって、足あたりの感触は変わってきます。とくにインステップキック(甲でボールを蹴る動作)を多用する子どもは、シュータン周りの柔らかさが蹴りやすさに直結すると感じることもあるようです。

サイズだけでなく素材の柔らかさにも気を配ることで、「サイズは合っているはずなのに痛がる」といったすれ違いを防ぎやすくなります。試し履きの際は、実際にその場で軽く足踏みをさせてみたり、つま先立ちをさせてみたりして、違和感がないかを確認するとより安心です。

重さについても軽く触れておきます。ジュニア用スパイクの多くは150〜200g程度(片足・目安)に収まるよう設計されており、大人用に比べると全体的に軽量です。体の小さい子どもにとって、足元の重さはスタミナや動きやすさに影響しやすいとされているため、極端に重いモデルは避けておくのが無難です。

グラウンドタイプ(HG・FG・TF・MG)の見分け方

サッカースパイクの商品ページには、「HG」「FG」「TF」「MG」といったアルファベットの表記がよく登場します。これはスタッド(靴底の突起)の形状が、どのグラウンドに適しているかを示す分類です。子どもが普段プレーする環境と合っていないと、滑りやすくなったり、逆にスタッドが刺さりすぎて動きにくくなったりすることがあります。

どのタイプを選ぶか迷ったときは、まず所属チームが普段使っているグラウンドの種類を確認するのが一番確実です。土のグラウンドが中心であればHG、天然芝の環境が多ければFG、人工芝での練習が多ければTFやMG・AGタイプを軸に検討すると選びやすくなります。

グラウンドタイプの表記を見落として購入してしまうと、届いてから「思っていたのと違う」と感じるケースも珍しくありません。とくにネット通販では実物を確認できないぶん、商品名や商品説明に書かれているアルファベット表記を必ずチェックする習慣をつけておきましょう。

複数のチームや教室を掛け持ちしている場合や、体育の授業でも使う可能性がある場合は、専用タイプよりもMG・AGタイプのような汎用性の高いモデルのほうが、結果的に買い替えの手間を減らせることもあります。

購入前に不安な場合は、スポーツ用品店のスタッフに「普段の練習は土のグラウンドが中心です」のように環境を伝えて相談すると、適したグラウンドタイプを教えてもらいやすくなります。ネット通販で購入する場合も、商品ページのQ&Aやレビュー欄に同様の質問と回答が載っていることがあるので、参考にしてみてください。

HG(ハードグラウンド)

土のグラウンドや、硬めの人工芝を主な対象とした、比較的短く硬めのスタッドが特徴です。日本の少年団や部活動で使われるグラウンドの多くが土であるため、最初の1足として選ばれやすいタイプとされています。

FG(ファームグラウンド)

天然芝のグラウンドを主な対象としたタイプで、芝に食い込みやすいよう先端がやや尖ったスタッドを採用しているとされています。土のグラウンドで使うと、スタッドの摩耗が早まったり、硬さを感じやすかったりすることがあります。

TF(人工芝用トレーニングシューズ)

スタッドではなく、細かい多数の突起(ラバー)が靴底全体に配置されたタイプです。人工芝との相性がよいとされ、練習用として1足持っておくと使い分けの幅が広がります。

MG/AG(マルチ・人工芝対応)

土・天然芝・人工芝など複数のグラウンドに対応できるよう設計されたタイプです。専用タイプほどの特化性はないとされますが、練習場所が固定されていない、遠征先でグラウンドの種類が変わるといったお子さんには扱いやすい選択肢です。

買い替えのサインを見逃さないためのチェックポイント

「まだ履けそうだから」という理由でスパイクを使い続けていると、気づかないうちにサイズが合わなくなっていたり、スタッドが摩耗して滑りやすくなっていたりすることがあります。以下のポイントを定期的にチェックしておくと、買い替えのタイミングを判断しやすくなります。

買い替えのサインは、子ども自身が「なんとなく走りにくい」「靴がきつい」といった違和感を言葉にできないまま我慢していることもあります。定期的に保護者から「スパイク、きつくなってない?」と声をかけてあげるだけでも、サインに気づきやすくなります。

チェックのタイミングとしては、新しい季節が始まるタイミングや、身長を測る機会(学校の身体測定など)に合わせて一緒に確認する習慣をつけておくと、忘れずに続けやすくなります。

成長期は身体だけでなく筋力やフォームも変化していく時期です。以前は気にならなかった靴のクセが、フォームの変化によって急に気になり始めることもあります。「サイズは変わっていないはずなのに違和感がある」と感じたら、フォームの変化も含めて様子を見てあげるとよいでしょう。

また、練習量が急に増えた時期(新学年でのチーム変更、合宿や遠征が続く時期など)は、通常よりもスパイクの消耗が早まることがあります。こうした時期は、いつもより短い間隔でチェックしておくと安心です。

つま先の余裕

捨て寸が5mm未満になっている、または足の指が靴の先に当たっている場合は、サイズアウトのサインです。目安として2〜3ヶ月に一度は足のサイズを測り直しましょう。

スタッドの摩耗

靴底の突起が丸くすり減っていたり、片減りしていたりすると、グリップ力が落ちて滑りやすくなります。土のグラウンドで使う場合はとくに摩耗が早い傾向があるとされています。

アッパーの傷み

つま先や小指側の生地が破れかけている、縫い目がほつれているといった状態は、足を保護する機能自体が落ちているサインです。見た目以上に劣化が進んでいることもあるため、気になったら早めの買い替えを検討してください。

予算とプレースタイル別に見る選び方の目安

ここまでの知識を踏まえたうえで、実際にどのあたりの価格帯・タイプから探せばよいか、大まかな目安を整理しました。すべてのお子さんに当てはまるわけではありませんが、最初の絞り込みの参考にしてください。

なお、価格帯とプレー内容の関係は絶対的なものではありません。高価格帯のモデルほど必ず上達につながるわけではなく、あくまで機能や素材の作り込みが異なるという理解にとどめておくのが適切です。

複数の予算帯で候補を1つずつ書き出し、サイズ展開や対応グラウンドを見比べながら絞り込んでいくと、限られた時間の中でも比較的スムーズに1足を決めやすくなります。

きょうだいで一緒にサッカーを始めた場合など、複数足まとめて購入する機会がある家庭もあるかもしれません。その場合も、それぞれの足のサイズやグラウンド環境に合わせて個別に選ぶことをおすすめします。同じモデルで揃えたくなる気持ちも分かりますが、足の形は一人ひとり違うため、フィット感を優先したほうが結果的に満足度は高くなりやすいです。

入門・お試し予算(〜5,000円程度)

これから始めたばかりで続くかどうかまだ分からない時期や、サイズアウトが早く頻繁な買い替えが見込まれる時期に向いています。価格を抑えつつ、人工皮革のやわらかいモデルを選んでおくと扱いやすいでしょう。

スタンダード予算(6,000〜9,000円程度)

国内大手メーカーのエントリー〜スタンダードモデルが揃う価格帯です。継続してプレーすることが決まっている、レビュー評価や素材の質もある程度重視したいという場合に選ばれやすい帯です。

こだわり予算(1万円以上)

複数グラウンド対応や上位モデル譲りの機能を持つモデルが増えてきます。上達意欲が高く練習量も多いお子さんや、遠征などでグラウンド環境が変わりやすいチームに所属しているお子さんに向いています。

お下がり・サイズアウトしたスパイクはどうする?

ジュニア用スパイクは短期間でサイズアウトすることが多いため、「まだ十分使える状態のまま買い替える」という場面が頻繁に起こります。ここで気になるのが、お下がりや中古品の扱いです。

きょうだいや友人からのお下がりを使うこと自体は、悪い選択ではありません。ただし、スパイクは足に合っているかどうかが重要な道具のため、サイズが合っていることを必ず確認してから使わせるようにしてください。前の持ち主の足の癖でアッパーが一方向に伸びていたり、スタッドが偏って摩耗していたりすることもあるため、状態のチェックも忘れずに行いましょう。

逆に、自分の子どもがサイズアウトしたスパイクは、フリマアプリや譲渡会、地域のスポーツ用品リユースの場などで次の子に渡すという選択肢もあります。数ヶ月しか履いていない状態のよいスパイクであれば、次の子にとっても十分な選択肢になり得ます。捨てる前に、譲れる相手がいないか一度考えてみるのもおすすめです。

中古やお下がりを選ぶ場合でも、この記事で紹介した「捨て寸の測り方」や「アッパー・スタッドの状態チェック」の考え方はそのまま使えます。サイズと状態さえ確認できれば、新品にこだわらず柔軟に選択肢を広げても問題ありません。

お下がりを受け取る側だけでなく、渡す側の視点も大切です。次に使う子のために、洗ってから渡す、インソールを新しいものに交換しておくといった一手間を加えると、気持ちよく譲り渡すことができます。

なお、地域によってはサッカー少年団やスポーツ用品店が、ジュニア用品の回収・譲渡イベントを開催していることもあります。近隣にそうした場がないか、一度チームの保護者会などで情報交換してみるのもよいでしょう。

サイズアウトが早い時期は、フリマアプリでの購入・出品を繰り返しながら、コストを抑えつつ常にサイズの合った1足を用意するという工夫をしている家庭も見られます。状態確認さえ怠らなければ、これも十分に合理的な選択肢のひとつです。

フリマアプリで購入する場合は、出品者が記載しているサイズや使用期間、写真に写っているスタッドの状態をよく確認してから購入を検討してください。実物を見られないぶん、情報が少ない出品は避けるのが無難です。

買ったあとに気をつけたいメンテナンスと保管

スパイクは買って終わりではなく、使っていくうちに手入れが必要になる道具です。とくにジュニアのうちは自分でメンテナンスをする習慣がまだ身についていないことも多いため、保護者が一緒に確認してあげると長持ちしやすくなります。

まず練習後の泥や汚れです。土のグラウンドで使った場合、スタッドの間に泥が詰まったまま放置すると、乾いて固まり、次に履くときにグリップの妨げになることがあります。練習後にブラシや布で軽く汚れを落とし、風通しのよい場所で乾かす習慣をつけておくと、劣化を遅らせやすくなります。

直射日光や高温多湿な環境での保管も避けたいポイントです。夏場の車内などに長時間放置すると、アッパーの樹脂や接着部分が劣化しやすくなると言われています。専用の靴袋やシューズケースに入れて、できるだけ風通しのよい場所で保管する習慣をつけておきましょう。

最後に、洗った直後や濡れたままの状態で靴箱にしまわないことも大切です。湿気がこもるとニオイや素材の劣化の原因になります。新聞紙を丸めて中に入れておくと、型崩れを防ぎながら湿気を吸い取ってくれるため、忙しい保護者の方にも手軽な方法としておすすめです。

インソール(中敷き)の状態にも目を向けてみてください。アッパーやスタッドがまだ十分使える状態でも、インソールがへたっていると足裏の衝撃吸収がうまく働かず、疲れやすさにつながることがあります。気になる場合は、市販の交換用インソールを使う方法もあります。

左右で使用感に差が出ていないかも、時々チェックしておきたいポイントです。利き足でボールを蹴る動作が多いスポーツのため、左右のスタッドの減り方に差が出ることも珍しくありません。片方だけ極端にすり減っている場合は、バランスを崩す原因になることもあるため注意しておきましょう。

最後に、シューズケースや靴袋を普段から車の中や玄関に常備しておくと、練習や試合の行き帰りにスパイクを裸のままバッグに入れてしまう機会を減らせます。ちょっとした習慣の積み重ねが、スパイクを長持ちさせることにつながります。

よくある質問

Qジュニア用スパイクはどのくらいの頻度で買い替えればいいですか?

A目安として、小学生は3〜6ヶ月、中学生以上は半年程度を一つの区切りに、サイズや状態を確認することをおすすめします。ただし成長のペースには個人差が大きいため、2〜3ヶ月に一度は実際に足のサイズを測り直し、捨て寸が5mm未満になっていないかを確認するのが確実です。

Qサイズは大きめを買って長く使ったほうがお得ですか?

A目先の出費だけを見ればそう思えるかもしれませんが、捨て寸が大きすぎるスパイクは靴の中で足が動いてしまい、踏ん張りが効きにくくなったり靴擦れの原因になったりするとされています。ジュニア用は成長に合わせて買い替える前提で、そのときの足にしっかり合ったサイズを選ぶほうが、結果的に安全に長く使いやすくなります。

Q人工皮革と天然皮革、どちらを選べばいいですか?

A数ヶ月単位でサイズアウトしていくジュニアの時期は、価格が手頃でお手入れもしやすい人工皮革のモデルから試すのが無難です。天然皮革は足になじむまで時間がかかり、雨にも弱い傾向があるとされているため、スパイクへのこだわりが強くなってきた段階で検討しても遅くはありません。

QHGとFGを間違えて選ぶとどうなりますか?

A土のグラウンド用のHGを天然芝で使う、あるいはその逆の使い方をすると、スタッドが合わずに滑りやすくなったり、逆に刺さりすぎて動きにくく感じたりすることがあるとされています。まずは所属チームが普段使うグラウンドの種類を確認し、それに合ったタイプを選ぶことをおすすめします。

Q幅広・甲高の子にはどんなスパイクが向いていますか?

A商品ページに「3E」「4E」など幅の表記があるモデルや、「幅広対応」とうたわれているモデルを中心に探すと選びやすくなります。試し履きの際は、つま先の余裕だけでなく、甲や小指側を軽く押して痛みや圧迫感がないかもあわせて確認してください。

Qお下がりや中古のスパイクを使わせても大丈夫ですか?

Aサイズが合っていること、スタッドやアッパーの状態に大きな傷みがないことを確認できれば、選択肢として問題ありません。前の持ち主の足の癖でアッパーが偏って伸びていたり、スタッドが片減りしていたりすることもあるため、状態のチェックは新品を選ぶとき以上に丁寧に行うようにしてください。

Q予算はどれくらい見ておけばいいですか?

Aエントリーモデルであれば4,000〜7,000円程度、国内大手メーカーのスタンダードモデルで6,000〜9,000円程度、複数グラウンド対応などの上位機能を持つモデルは1万円を超えることもあります。成長期は買い替えの頻度も高くなるため、最初から高額なものを選ぶ必要はなく、まずは扱いやすい価格帯から試すのがおすすめです。

関連記事

他のサッカー用品ガイドも見る

気になる用品が見つかったら、各ストアで価格・在庫をチェックしてみてください。

ガイド一覧を見る →