バスケットボールの試合や練習中に、片腕にぴったりしたスリーブを着けている選手を見かけて、気になったことはないでしょうか。プロ選手だけでなく、部活動や社会人リーグの選手までシューティングスリーブを着用している姿はよく見かけますが、いざ自分で買おうとすると「着圧」「接触冷感」「UVカット」といった言葉が並んでいて、結局どれを選べばいいのか分からずに検索だけして終わってしまう人も少なくありません。この記事では、シューティングスリーブの着圧効果とされている範囲を誇張せずに整理したうえで、接触冷感やUVカットなど素材による違い、上腕周囲を測って選ぶサイズの目安を見ていきます。最後には、実際に候補になりやすい4点も比較しています。
この記事でわかること
- シューティングスリーブ選びは「なんとなく」で失敗しやすい
- シューティングスリーブとは何か、着圧で何が変わるとされているのか
- 素材の違い — 接触冷感・コンプレッション・UVカットを見分ける
- 上腕周囲で選ぶ — サイズの測り方と目安
- 利き腕だけか、両腕か — 着用シーンで使い分ける
- アームカバー・リストバンドとの違い
最終更新:
バスケ用シューティングスリーブおすすめ4選
ここからは実際の候補です。前提として、これらを着ければ必ずパフォーマンスが上がる、という話ではありません。いずれも通販サイトで実際に購入できる商品の中から、着圧・冷感・UVカットなど機能の違いが分かりやすい4点を選びました。価格は記事作成時点の参考価格で、変動する場合があります。購入前に商品ページで最新の価格・在庫・サイズを確認してください。
4点を並べると、価格帯と機能の重点が分かれているのが分かります。ジョーダンは通気性メッシュを使ったスタンダードな入門モデル、スポルディングは接触冷感を重視した夏向けモデル、マクダビッドはスポーツブランドらしくコンプレッションとUVカットを両立させたモデル、ザムストは持続冷感タイプの両腕セットという位置づけです。
どれが合うかは、着ける目的と予算によって変わります。まずは手頃な価格で試したいなら1本目、夏場の暑さ対策を重視したいなら2本目や4本目、着圧やUVカットなど機能面をしっかり求めたいなら3本目、という選び方をすると失敗しにくいでしょう。価格・仕様は変動するため、購入前に必ず商品ページで最新情報を確認してください。
特に注意しておきたいのが、片腕用(1本入り)と両腕セット(2本入り)の違いです。マクダビッドの商品は1本入りのため、両腕に着けたい場合は2つ購入する必要があります。逆にスポルディングやザムストはペア(両腕分)での販売のため、片腕だけ使いたい場合でも1セット分の価格がかかります。購入前に入数を必ず確認してください。
また、今回はいずれも「バスケットボール用」または「バスケットボールでの使用実績がある」商品として商品ページに情報が明記されているものを選びましたが、シューティングスリーブ選びに絶対の正解はありません。同じ価格帯でも、メーカーごとに着圧の強さや生地の厚みには違いがあります。可能であれば、この4点に近いスペックのモデルを実際に着用したレビューを探して比較してみると、自分の感覚により合う1本が見つかりやすくなります。
カラー選びについても触れておきます。ユニフォームの色に合わせたい場合は、ブラック・ホワイトの2色展開が基本のブランドが多い一方、マクダビッドのようにスカーレットやロイヤルブルーなど複数のカラーを展開しているブランドもあります。チームカラーが決まっている場合は、購入前にカラー展開を必ず確認しておくと、届いてから「色が合わない」と困ることを避けられます。
■ スペック比較表
| 商品 | ジョーダン JORDAN アームカバー シュータースリー… | スポルディング クールタッチ アームスリーブ(ペア) ホ… | 【公式】McDavid(マクダビッド)パワーアームスリー… | ザムスト(ZAMST)アームスリーブ COOL EDIT… |
|---|---|---|---|---|
| 参考価格 | 3,270円 | 3,740円 | 1,980円 | 2,860円 |
| カラー | 010BK(ブラック) | ホワイト | ブラック、ホワイト、スカーレット、ネイビー、ロイヤルブルー、ライトブルー | ブラック、ホワイト |
| サイズ | S/M(幅12cm・奥行42cm)、L/XL(幅13cm・奥行43cm) | フリーサイズ(長さ39.5cm・手首周囲12cm・上腕周囲18cm、置き寸) | XS(上腕周囲17〜21cm・長さ36cm)、S(22〜27cm・40cm)、M(28〜33cm・43cm) | SS(上腕周囲19〜23cm)、S(22〜26cm)、M(25〜29cm)、L(28〜32cm) |
| 素材 | ポリエステル、ポリウレタン | ナイロン、ポリウレタン | — | — |
| 特長 | 通気性ストレッチメッシュ、フラット縫い目 | — | — | — |
| 入数 | 2枚1組 | 2枚1組(両腕分) | 1本入(左右兼用) | 2枚入(両腕分) |
| 原産国 | ベトナム | — | — | — |
| 機能 | — | 接触冷感、コンプレッション | hDcファブリック、UVカット99%以上、コンプレッション | 持続冷感、抗菌防臭、コンプレッション |
※ 表は横にスクロールできます。仕様は販売ページの記載にもとづく目安です。
※ 価格・在庫は変動します。最新情報は各ストアでご確認ください。当サイトはアフィリエイトプログラムを利用しています。
シューティングスリーブ選びは「なんとなく」で失敗しやすい
バスケットボールの試合や練習中に、片腕にぴったりしたスリーブを着けている選手を見て気になったことはないでしょうか。プロ選手だけでなく、部活動や社会人リーグの選手までシューティングスリーブを着用している姿はよく見かけますが、いざ自分で買おうとすると「着圧」「接触冷感」「UVカット」といった言葉が並んでいて、結局どれを選べばいいのか分からずに検索だけして終わってしまう人も少なくありません。
通販サイトで「シューティングスリーブ」と検索すると、数百円台の格安品から、スポーツブランドの正規品まで幅広い価格帯の商品がずらりと並びます。値段だけを見て一番安いものを選んでしまうと、数回使っただけでずり落ちてくる、生地が薄くてすぐにへたる、といった不満につながることもあります。逆に、価格が高ければ必ず満足できるというわけでもなく、自分の腕のサイズやプレースタイルに合っていなければ、宝の持ち腐れになってしまいます。
この記事では「シューティングスリーブを着ければシュート成功率が上がる」というような断定的な書き方はしません。着圧による感じ方や効果には個人差があり、科学的に効果が保証されているものではないためです。その代わり、商品ページによく登場する用語を一つずつ整理しながら、初めてシューティングスリーブを選ぶ人がどこを基準にすればいいのかを、できるだけ具体的に説明していきます。
なお、シューティングスリーブとひとくくりに呼ばれるアイテムですが、実際にはブランドやシリーズによって着圧の強さ、生地の厚み、丈の長さがかなり異なります。ゆったりとした薄手のものもあれば、医療用サポーターに近い設計で強めの着圧を効かせたものまであり、「シューティングスリーブ」という名前だけで中身が同じだと思って選んでしまうと、期待していた着け心地と違う、ということも起こり得ます。
また、この記事で扱うのは主に片腕(利き腕)に着ける単品タイプのアームスリーブです。両腕セットで販売されている冷感タイプも紹介していますが、いずれも基本的な選び方の考え方は共通しています。まずは自分がどんな目的でシューティングスリーブを探しているのかを整理してから、次の章に進んでみてください。
ちなみに「シューティングスリーブ」という呼び方自体は和製英語に近く、海外の通販サイトでは「アームスリーブ(arm sleeve)」「コンプレッションスリーブ(compression sleeve)」と表記されていることがほとんどです。国内の商品ページでも両方の呼び方が混在しているため、検索するときはどちらのキーワードでも試してみると、選択肢が広がりやすくなります。
価格帯についても、あらかじめ大まかなイメージを持っておくと選びやすくなります。ノーブランドの格安品であれば数百円台から見つかりますが、素材やサイズ展開がしっかり明記された商品を選ぶなら、片腕用でおおむね1,500〜3,500円程度、両腕セットで2,800〜4,000円程度が一つの目安になります。極端に安い商品は、サイズ表や素材の記載が曖昧なことも多いため、価格だけでなく商品ページの情報量も判断材料に加えることをおすすめします。
この記事のスタンス
着圧の効果や着け心地については「〜とされる」「〜しやすい傾向がある」という表現にとどめています。個人差が大きく、断定できるものではないためです。判断材料として使い、可能であれば実際の口コミやサイズ表を確認したうえで選ぶことをおすすめします。
シューティングスリーブとは何か、着圧で何が変わるとされているのか
シューティングスリーブは、片腕(主に利き腕側の前腕からひじ上あたり)に着けるスポーツ用のスリーブで、「アームスリーブ」「コンプレッションスリーブ」とほぼ同じ意味で使われることが多い呼び方です。もともとはNBA選手が着用し始めたことで広まったとされ、日本国内でもバスケットボールの練習・試合用アイテムとして定着しています。
商品ページでは「着圧により筋肉の振動を抑える」「血行を促進する」といった説明をよく見かけます。これらは主にメーカー側の説明として書かれているもので、医学的な治療効果を保証するものではありません。とはいえ、体に適度に密着する生地が動作中の前腕の筋肉の揺れを物理的に抑えたり、汗を素早く吸収・発散させて腕を快適な状態に保ったりする仕組み自体は、多くのブランドで共通して採用されている考え方です。
具体的には、シュートやドリブル、パスの際に生じる前腕の筋肉の余計な振動を、密着したフィット感が抑えるとされています。振動が抑えられることで疲労感を軽減しやすく、長い試合や連戦の中でも腕の重だるさを感じにくくなる、という説明がメーカーの商品ページでもよく使われています。ただし、これはあくまで「そう設計されている」という話であり、体感できる度合いは着ける人の体格やプレー強度によって差が出ます。
もう一つよく挙げられるのが「意識づけ」の効果です。腕にスリーブを着けることで、自分の腕の動きやシュートフォームを意識しやすくなる、力みすぎを抑えやすくなる、という声もあります。これは着圧そのものの生理的な効果というより、着用している感覚が意識を向けさせるという心理的な側面に近いものです。過度な期待をせず、あくまで補助的な効果として捉えておくのが現実的です。
また、シューティングスリーブには保護の役割もあります。ディフェンス時の接触プレーや、床に手をついた際の擦り傷から前腕を守る、日差しの強い屋外コートでの日焼けを防ぐ、といった実用的なメリットは、着圧効果の有無にかかわらず得やすい部分です。着圧を過信せず、こうした複数の役割を踏まえたうえで選ぶと、失敗が少なくなります。
NBA選手の間でシューティングスリーブが広まった際には、けがをした腕をかばうために着けていた選手を見た他の選手たちが真似をして着け始めた、というエピソードもよく語られます。真偽はさておき、こうした背景もあってか「シューティングスリーブ=上級者やケガをした人が着けるもの」というイメージを持つ人もいますが、現在では初心者から愛好家まで幅広い層が、暑さ対策や日焼け対策も兼ねて日常的に着用するアイテムになっています。
着圧の強さについては、商品ページに「弱圧」「中圧」「強圧」のように段階で表記されているケースは少なく、多くは「適度な着圧」「ほどよいフィット感」といった曖昧な表現にとどまっています。数値で比較しづらい部分だからこそ、レビューに書かれている「思ったよりきつい」「ゆるめで着けやすい」といった実際の使用感を参考にすることが、失敗を避ける近道になります。
素材の違い — 接触冷感・コンプレッション・UVカットを見分ける
商品ページを見ていると「接触冷感」「コンプレッション」「UVカット」「吸汗速乾」など、似たような機能ワードがいくつも並んでいて混乱しやすいところです。これらは重なり合う部分もありますが、それぞれ狙いが異なる機能です。ここでは代表的な4つの機能について、初心者でも判断しやすいように整理します。
これらの機能はすべてを兼ね備えた商品もあれば、どれか一つに特化した商品もあります。たとえば夏用の「冷感モデル」は接触冷感と吸汗速乾を重視する一方でコンプレッションはやや控えめだったり、逆にコンプレッション重視のモデルは冷感機能を持たなかったりします。商品ページの説明文と、次の章で説明するスペック表を照らし合わせて、自分が優先したい機能を絞り込むのがコツです。
素材そのものについては、ポリエステル・ナイロン・ポリウレタンを組み合わせたストレッチ素材が主流です。ポリウレタンの配合比率が高いほど伸縮性と着圧が強くなる傾向があるとされていますが、商品ページに配合比率まで明記されているケースは少なく、この記事でも「〜とされる」という表現にとどめています。
抗菌・防臭加工の有無も、地味ですが見落とされがちなチェックポイントです。密着した状態で長時間汗をかくアイテムのため、加工がない商品では数回使っただけで独特の匂いがつきやすいという声もあります。商品ページに「抗菌」「防臭」といった表記があるかどうかも、素材面の比較材料の一つとして確認しておくとよいでしょう。
■ コンプレッション(着圧)
生地の伸縮性を利用して腕を適度に締め付ける機能です。筋肉の振動を抑え、疲労感の軽減につながるとされています。着圧の強さは商品によって差があり、「適度な着圧」を謳うものから、医療用サポーターに近い強めの設計のものまで幅広くあります。締め付けが強すぎると血行を妨げる場合もあるため、長時間の連続使用は避け、違和感があれば外すようにしてください。
■ 接触冷感
生地に触れた瞬間にひんやりとした感触を与える機能で、夏場の屋外コートや空調の効かない体育館で重宝されます。冷感効果は生地が汗や体温を吸収している間だけ持続するとされ、永続的に冷たさが続くわけではありません。汗をかきやすい季節に着け心地を重視したい人向けの機能です。
■ UVカット
紫外線の透過を抑える機能で、「UVカット率99%以上」のように数値で表記されることが多い項目です。屋外コートで長時間プレーする人や、日焼け対策を重視したい人にとっては、着圧効果よりもこちらの機能を目的に選ぶケースも珍しくありません。
■ 吸汗速乾
汗を素早く吸収し、生地の外側に発散させることで、べたつきを抑え乾いた状態を保ちやすくする機能です。多くのシューティングスリーブに標準的に採用されている機能で、これが弱いと汗を含んだ生地が重くなり、ずれ落ちの原因にもなります。
上腕周囲で選ぶ — サイズの測り方と目安
シューティングスリーブのサイズ表には「上腕周囲◯〜◯cm」のように、二の腕の一番太い部分の周囲径で目安が示されていることがほとんどです。長さ(cm)と合わせて表記されている商品もありますが、基本的にはこの上腕周囲の数値を見て選べば大きく外すことはありません。
サイズ表の数値は、メーカーによって「上腕周囲」を指す場合と、若干の余裕を持たせた数値を指す場合があり、厳密には測り方の基準が統一されていません。迷ったときは、商品ページに記載されている実測方法の説明を読み、自分の測り方と合わせてから数値を比較するようにしてください。
なお、成長期の中高生や、シーズン中に筋肉量が変化しやすい人は、購入時点のサイズがシーズン終盤には合わなくなることもあります。多少の余裕を持たせたサイズを選ぶか、伸縮性に優れた「フリーサイズ」表記の商品を検討するのも一つの方法です。
女性がシューティングスリーブを選ぶ場合も、基本的な測り方は同じです。ただしメンズ向けとして展開されているサイズ表は上腕周囲がやや大きめに設定されていることが多く、そのまま選ぶとゆるく感じるケースがあります。レディース向けサイズを別展開しているブランドもあるため、商品ページにレディースサイズの記載があるかどうかも確認してみてください。
- 1メジャーを使って、二の腕の一番太い部分の周囲を測る。力を入れずに自然な状態で測るのがポイントで、力こぶを作った状態で測ると、実際の着用時よりも数値が大きく出てしまうことがあります。
- 2測った数値を、商品ページのサイズ表と照らし合わせる。多くのブランドはXS〜Lの3〜6段階程度でサイズを展開しており、測った数値がちょうど境目に近い場合は、きつめよりもワンサイズ大きい方を選ぶと着け外ししやすくなります。
- 3長さも確認する。上腕周囲だけでなく、手首側からひじ上あたりまでをカバーする「長さ」も商品によって差があります。前腕だけを覆う短めのタイプと、ひじ上まで覆う長めのタイプがあるため、自分がどこまでカバーしたいかを事前に決めておくとスムーズです。
- 4可能であれば、実際に着けてみてからカラーや本数を決める。フリーサイズ表記の商品でも、体格によってはきつく感じたり、逆にずり落ちたりすることがあります。試着ができない通販の場合は、レビューで自分と近い体格の人の感想を探すのも参考になります。
サイズを迷ったら大きめを選ぶのが無難
シューティングスリーブは伸縮性のある生地でできているため、多少大きめでもフィット感が得られやすい一方、小さすぎると血行を妨げたり、着脱時に生地を傷めたりすることがあります。境目のサイズで迷ったら、ワンサイズ大きい方を選んでおくと失敗しにくくなります。
利き腕だけか、両腕か — 着用シーンで使い分ける
シューティングスリーブは片腕用の単品で販売されているものと、両腕セットで販売されているものがあります。どちらを選ぶべきかは、着ける目的によって変わってきます。
シュート時のフォームを意識したい、利き腕の日焼けや擦り傷を防ぎたい、という目的であれば、片腕用の単品タイプで十分です。多くのブランドが片腕1本入りで販売しており、利き腕側だけに着けている選手をコートでもよく見かけます。価格も1本あたりで見ると比較的手頃な傾向があります。
一方で、夏場の日焼け対策や、両腕の疲労感を均等にケアしたいという場合は、両腕セットで販売されている冷感タイプやコンプレッションタイプを選ぶ人も多くいます。特に屋外コートでプレーする機会が多い人は、非利き腕側も日差しにさらされるため、両腕分をまとめて用意しておくと安心です。
ポジションによる違いも参考になります。ドライブやポストプレーで接触が多いフォワード・センターのポジションでは、両腕を保護したいという理由から両腕セットを選ぶ傾向があるとされる一方、外角からのシュートを主体とするガードやシューターは、利き腕側の片腕だけに着けるケースが多いようです。ただしこれはあくまで傾向であり、プレースタイルや好みによって選び方は人それぞれです。
予算面では、片腕用の単品を2つ買うよりも、最初から両腕セットになっている商品の方が割安になることが多い点も覚えておくとよいでしょう。逆に、色違いで両腕をコーディネートしたい、片方だけ買い替えたい、という場合は単品タイプの方が融通が利きます。自分の使い方に合わせて選んでみてください。
練習と試合で使い分けるという考え方もあります。普段の練習では動きやすさを優先して片腕だけ、公式戦や大事な試合では見た目の統一感も含めて両腕、というように場面によって使い分けている選手も見られます。最初から完璧な組み合わせを決めようとせず、まずは片腕から試してみて、必要に応じて買い足していくくらいの気持ちで選んでも遅くはありません。
アームカバー・リストバンドとの違い
通販サイトで「アームスリーブ」を検索すると、似たような見た目の「アームカバー」「リストバンド」も一緒に表示されることがあります。名前が似ているため混同しやすいですが、それぞれ役割が異なります。
アームカバーは主に日焼け防止を目的とした薄手の商品で、着圧はほとんどないか、あっても弱めに作られていることが多いです。ゴルフやランニング、農作業など、バスケットボール以外の日常生活・屋外活動向けに販売されているものも多く、スポーツブランドの「シューティングスリーブ」とは設計思想が異なる場合があります。
リストバンドは手首だけを覆う短いアイテムで、主に汗を拭う、手首を保護するといった目的で使われます。シューティングスリーブと組み合わせて使う選手も多く、役割が競合するものではありません。
一方、コンプレッションスリーブ(着圧スリーブ)は、スポーツ用に着圧設計された商品で、この記事で紹介しているシューティングスリーブに最も近いカテゴリです。バスケットボール向けに販売されている商品の多くは、この「コンプレッションスリーブ」の設計思想を取り入れています。
購入時に商品名だけで判断せず、商品説明に「着圧」「コンプレッション」といった言葉が明記されているか、素材にポリウレタンが含まれているかを確認すると、期待する着け心地に近い商品を選びやすくなります。
検索結果にはトレーニング用の「シューティングトレーナー」のように、名前は似ているものの実際には練習補助器具を指す商品も混在しています。通販サイトで「シューティングスリーブ」と検索する際は、腕に着けるウェア・アクセサリーのカテゴリに絞り込んで探すと、目的に合わない商品が紛れ込みにくくなります。
型落ち・アウトレット品を選ぶのはアリか
シューティングスリーブはシーズンごとにカラーやデザインが更新されることが多く、型落ちやアウトレット品として値引きされている商品を見かけることもあります。結論から言うと、型落ち品を選ぶこと自体は悪い選択ではありません。ただし、いくつか確認しておきたいポイントがあります。
まず確認したいのは、値引きの理由がデザイン変更によるものか、それとも生産終了・在庫処分によるものかです。単なるカラー変更であれば、機能面はほとんど変わらないことが多く、型落ち品を選ぶメリットの方が大きいといえます。一方で生産終了品の場合、後から同じサイズ・カラーを買い足したいと思っても手に入らなくなる可能性がある点は覚えておいてください。
次に、保管期間による生地の劣化です。長期間在庫として保管されていた商品は、伸縮性のあるポリウレタン素材が徐々に劣化し、着圧が本来の設計より弱くなっていることがあります。極端に安い型落ち品を見つけた場合は、レビューで「伸びが悪い」「すぐへたった」といった声がないか確認しておくと安心です。
アウトレット品のメリットとしては、正規価格では手が届きにくいブランドの上位モデルを、手頃な価格で試せる点が挙げられます。シューティングスリーブは消耗品としての側面もあるため、まずはアウトレット品で自分に合う着圧の強さやサイズ感を確認し、気に入ったら次回は正規価格の新色を買う、という順番で選ぶのも合理的です。
なお、フリマアプリなどで販売されている中古品については、伸縮性の劣化に加えて衛生面の懸念もあります。直接肌に密着させて汗をかくアイテムであるため、中古品を選ぶ場合は、状態の説明をよく読み、可能であれば購入後に十分な洗濯をしてから使用することをおすすめします。
セール時期を狙って新品を安く手に入れるという方法もあります。夏物の冷感タイプは秋以降に、冬物の保温タイプは春以降に値下げされやすい傾向があるとされ、シーズンオフに次のシーズン用として買っておくのも一つの手です。ただし在庫が限られるため、気に入ったサイズ・カラーが見つかったタイミングで確保しておく方が確実です。
買ったあとに気をつけたいこと — 洗濯・買い替えの目安
シューティングスリーブは買って終わりではなく、使っていくうちにケアが必要になる消耗品です。特に初めて使う人が見落としがちな点をいくつか挙げておきます。
まず洗濯方法です。多くのシューティングスリーブは伸縮性のある化学繊維でできており、洗濯機でそのまま洗うと生地が傷んだり、型崩れしたりすることがあります。商品ページの洗濯表示を確認し、洗濯ネットに入れて弱水流で洗う、乾燥機や柔軟剤の使用を避ける、といった基本的なケアを心がけると長持ちしやすくなります。
次に伸縮性の劣化です。着圧を利かせる生地は、使用と洗濯を繰り返すうちに少しずつ伸縮性が落ちていきます。目安として、週に数回使用する場合は半年〜1年ほどで「以前よりゆるく感じる」「ずり落ちやすくなった」と感じることが多いとされています。着圧が弱くなったと感じたら、買い替えのサインと考えてよいでしょう。
汗や皮脂の匂いも気になるポイントです。密着した状態で長時間使用するアイテムのため、こまめに洗濯しないと生地に汗や皮脂が蓄積し、匂いの原因になることがあります。抗菌・防臭加工が施された商品もありますが、加工の効果も永続的ではないため、練習や試合のたびに洗濯する習慣をつけておくと安心です。
最後に、肌トラブルへの注意点です。長時間連続で着け続けると、汗によるムレや締め付けで肌に負担がかかることがあります。メーカーの注意書きにもあるとおり、2時間に1回程度は外して休ませる、装着部に傷や湿疹がある場合は使用を控える、といった基本的な注意を守るようにしてください。
複数本をローテーションで使うのもおすすめです。1本だけを毎日使い続けると、洗濯の頻度が追いつかずに生乾きのまま使うことになったり、生地の劣化が早まったりします。予算に余裕があれば2〜3本を用意して、練習・試合ごとに洗濯と乾燥の時間を確保できるようにしておくと、いつも清潔な状態で着用できます。
よくある質問
Qシューティングスリーブは片腕・両腕どちらに着けるのが一般的ですか?
A明確な決まりはありません。シュートフォームを意識したい、利き腕の日焼けや擦り傷を防ぎたいという目的なら片腕の単品タイプで十分です。両腕の疲労感を均等にケアしたい、屋外での日焼け対策を重視したいという場合は、両腕セットのタイプを選ぶ人も多くいます。
Q着圧はきつい方が効果がありますか?
A必ずしもそうとは言えません。着圧が強すぎると血行を妨げたり、長時間の着用がつらくなったりすることがあります。「適度な着圧」とされるサイズ表の範囲内で、自分の上腕周囲に合ったサイズを選ぶことが基本です。
Qサイズ選びで一番失敗しやすいポイントは何ですか?
A力こぶを作った状態で腕周りを測ってしまい、実際の着用時より大きいサイズを選んでしまうケースです。メジャーで測るときは、力を入れず自然な状態の上腕周囲を測るようにしてください。
Q接触冷感タイプとコンプレッションタイプ、どちらを選べばいいですか?
A夏場の暑さ対策を優先したいなら接触冷感タイプ、疲労感の軽減や引き締まったフィット感を優先したいならコンプレッションタイプが目安になります。両方の機能を兼ね備えた商品もあるため、商品ページの説明を確認して選んでみてください。
Qシューティングスリーブは洗濯機で洗っても大丈夫ですか?
A商品ページの洗濯表示に従うのが基本です。多くの商品は洗濯ネットに入れて弱水流で洗うことが推奨されており、乾燥機や柔軟剤の使用は避けた方が生地が長持ちしやすくなります。
Q中学生・高校生の部活動でも大人用のサイズで問題ないですか?
A上腕周囲がサイズ表の範囲に収まっていれば、年齢を問わず着用できる商品がほとんどです。成長期は筋肉量が変化しやすいため、購入時点でサイズ表の中央〜やや余裕のあるサイズを選んでおくと、シーズンを通して使いやすくなります。
Q予算はどれくらい見ておけばいいですか?
A片腕用の単品タイプであれば1,500〜3,500円程度、両腕セットの冷感タイプやブランド品であれば2,800〜3,800円程度が目安です。最初の1本であれば、無理に高額なものを選ぶ必要はなく、まずはサイズと機能が自分の目的に合っているかを優先して選ぶのがおすすめです。
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