スポーツ用品店やネット通販でバスケットボールを探すと「5号」「6号」「7号」という数字が当たり前のように並んでいて、どれを選べばいいのか分からず立ち止まった経験はないでしょうか。号数はボールの大きさと重さを表す数字で、年齢・学年・性別によって適した号数がある程度決まっています。この記事では、号数ごとの違いから学年・性別別の目安、素材による使い分けまでをやさしく整理しました。最後には、号数別に候補になりやすいボール4点も紹介しています。
この記事でわかること
- 号数選びは「とりあえず7号」で失敗しやすい
- そもそも号数で何が変わるのか — 直径と重さの違い
- 学年・年齢別に見る号数の目安
- 男女で号数が分かれる理由
- 素材で選ぶ — 天然皮革・人工皮革・ゴムの違い
- 選び方の3ステップ
最終更新:
号数・目的別おすすめバスケットボール4選
ここからは実際の候補です。7号・6号・5号それぞれの標準的な検定球に加え、自宅での練習に向いた静音タイプのボールも紹介します。価格は記事作成時点の参考価格で、変動する場合があります。購入前に商品ページで最新の価格・在庫・サイズ表記を確認してください。
4点を並べると、天然皮革の検定球2点(7号・6号)は公式戦や検定を意識したい人向け、ゴム製の5号球は小学生の入門用としてコストを抑えたい人向け、静音タイプは自宅マンションなどで音を気にせず練習したい人向けと、それぞれ役割が分かれています。
中学校・高校の部活動でこれから公式戦を意識するなら、天然皮革の検定球を選んでおくと、練習と本番の感覚の差が小さくなります。一方、ミニバスを始めたばかりの小学生であれば、いきなり高価な検定球を用意するより、ゴム製の練習球で慣れてから買い替えるという順番でも十分です。
静音タイプのボールは号数(5号・6号・7号)を選べるため、屋内練習の音が気になる家庭では、自分の年代に合った号数のモデルを選ぶようにしてください。通常のボールとは弾み方が異なるため、あくまで自宅練習用の補助として位置づけ、本番用のボールとは別に用意するのがおすすめです。
いずれの商品も、購入前に商品ページでサイズ表記(5号/6号/7号)とカラー展開を必ず確認してください。同じ商品シリーズでもサイズ違いで型番が分かれていることが多く、注文時にサイズを間違えてしまうケースも見られます。
今回は号数ごとの違いが分かりやすいよう、同じアルペングループの取り扱い商品を中心に7号・6号・5号を選びましたが、ボール選びに絶対の正解が一つあるわけではありません。同じ号数・同じ素材でも、メーカーによって表面の加工や縫い目の作り方には違いがあり、握ったときの感触も微妙に異なります。可能であれば、店頭で実際に近い号数のボールを握り比べてみると、自分や子どもの手に合う1球がより見つかりやすくなります。
■ スペック比較表
| 商品 | モルテン BG5000 B7G5000 バスケットボール… | モルテン バスケットボール 6号球 [B6C5000] … | モルテン バスケットボール 5号球 ミニバス [BGR5… | 家練球「忍」静音バスケットボール [5号/6号/7号選択… |
|---|---|---|---|---|
| 参考価格 | 11,990円 | 9,050円 | 1,970円 | 5,480円〜 |
| ボールサイズ | 7号球 | 6号球 | 5号球 | — |
| 素材 | 天然皮革 | — | ゴム | 中側:PUフォーム/外側:スパンデックス |
| パネル数 | 12枚 | — | — | — |
| 推奨使用場所 | 屋内 | — | — | — |
| 対象 | 中学校男子〜一般男子 | 女子・中学校〜一般 | 小学生・ミニバス | — |
| 重量 | 約600g(目安) | — | — | 5号:約370g/6号:約400g/7号:約420g(目安) |
| 生産国 | タイ | タイ | タイ | — |
| 素材・製法 | — | 天然皮革製・貼り | — | — |
| 区分 | — | 検定球 | — | — |
| 選べるサイズ | — | — | — | 5号球/6号球/7号球 |
| 直径 | — | — | — | 5号:約220mm/6号:約232mm/7号:約245mm(目安) |
| 用途 | — | — | — | 室内専用の練習球 |
※ 表は横にスクロールできます。仕様は販売ページの記載にもとづく目安です。
※ 価格・在庫は変動します。最新情報は各ストアでご確認ください。当サイトはアフィリエイトプログラムを利用しています。
号数選びは「とりあえず7号」で失敗しやすい
スポーツ用品店やネット通販でバスケットボールを探すと、5号・6号・7号という数字が当たり前のように並んでいて、何を基準に選べばいいのか分からず戸惑った経験はないでしょうか。「バスケットボールなら大きいほうが本格的そう」という理由だけで7号球を選んでしまい、小学生の子どもが持て余してしまうケースは意外と少なくありません。
ボールのサイズは単なる見た目の違いではなく、実際にプレーする人の年齢・性別・体格に合わせて団体ごとに目安が定められているものです。大きすぎるボールはそもそも片手でしっかり握ることができず、シュートフォームやドリブルの感覚が崩れやすくなります。逆に小さすぎるボールは物足りなさを感じたり、参加する大会の規定に合わなかったりすることもあります。
特に子どもの成長期は、ボールのサイズが合っているかどうかがそのままプレーのしやすさに直結します。小学生のうちから大人用の7号球で練習を続けていると、無理な力みが癖になってしまい、後になってフォームを直すのに苦労するケースがあるとも言われています。号数選びは「なんとなく」で済ませず、最初にきちんと確認しておきたいポイントです。
この記事では、号数ごとの直径や重さの違いから、学年・性別ごとの目安、素材による違いまで、バスケットボール選びで押さえておきたいポイントを整理しました。最後には、号数別に候補になりやすい4点も紹介しています。すでに部活動やミニバスチームに所属している場合は、まずチームや大会の規定球を優先して確認するようにしてください。
また、号数の話は「これから始める人」だけの話ではありません。すでにバスケットボールを続けている人でも、進学や進級のタイミングで号数が切り替わることを見落として、シーズン直前になって慌てて買い直すというケースもよく見られます。特にきょうだいでボールをお下がりする家庭では、上の子と下の子で対象年齢が違うために号数が合わないまま使い続けてしまうことも珍しくありません。号数の目安を一度きちんと整理しておけば、こうした買い替えのタイミングも判断しやすくなります。
この記事のスタンス
号数ごとの「向いている年齢層」は、主要メーカーや競技団体が案内している一般的な目安に沿って整理しています。ただし体格や筋力には個人差があるため、目安から外れているからといって必ずしも不適切というわけではありません。迷った場合は、所属チームや学校の指導者に確認することをおすすめします。
そもそも号数で何が変わるのか — 直径と重さの違い
バスケットボールの号数は、ボールの直径と重さを基準に決められています。数字が大きいほど直径が大きく、重量も重くなるのが基本的な考え方です。日本国内で主に流通しているのは7号・6号・5号の3種類で、それぞれ対象となるプレーヤーの層がおおよそ決まっています。
直径だけを見ると数センチの違いしかないように感じるかもしれませんが、実際に手に取って握ってみると体感の差はかなり大きくなります。特に手の小さい子どもにとっては、直径が2cm前後違うだけでも指が回りきらず、シュートやパスの際にボールをコントロールしにくく感じることがあります。
重さの違いも見逃せません。7号球は6号球よりおよそ40〜60g、6号球は5号球よりおよそ40〜60g程度重く作られているのが一般的です。数十グラムと聞くと些細な差に思えますが、片手でシュートを打つ動作を何百回と繰り返すスポーツでは、この差が腕や肩への負担として積み重なっていきます。
号数は英語表記だと「Size 7」「Size 6」「Size 5」のように呼ばれ、海外のメーカーサイトや輸入品の商品ページではこちらの表記しかない場合もあります。国内の号数表記と数字の対応関係はほぼそのまま重なるため、「7号球=Size7」「6号球=Size6」「5号球=Size5」と読み替えれば問題ありません。海外ブランドのボールを検討する際は、この対応関係を覚えておくと商品ページの数字に戸惑わずに済みます。
なお、号数の数字が示すのはあくまで直径・重さの目安であり、円周(周囲の長さ)で表記されているメーカーもあります。7号球であれば円周約75〜78cm、6号球であれば円周約72cm前後、5号球であれば円周約69cm前後が目安です。円周表記しかない商品を見つけた場合は、この数値を参考に号数を判断してください。
手元に今使っているボールがあり、号数の表記が消えて分からなくなってしまった場合は、メジャーで直径や円周を測ってみるとおおよその号数を推測できます。ボールを床に置いて上から測る、あるいは布メジャーを一周させて円周を測るだけでも十分です。数センチの誤差はありますが、7号・6号・5号のどの区分に近いかを判断する目安にはなります。
■ 7号球(直径約24.5cm・重さ目安約567〜650g)
中学校男子から一般男子・大学男子まで、男子の公式戦で使用される標準サイズです。国際バスケットボール連盟(FIBA)やBリーグの公式試合球もこのサイズにあたります。
■ 6号球(直径約23.2cm・重さ目安約510〜567g)
中学校女子から一般女子・大学女子までの公式戦で使用されるサイズです。7号球より一回り小さく軽いため、女性の平均的な手の大きさに合わせた規格とされています。
■ 5号球(直径約22cm・重さ目安約470〜500g)
小学生年代のミニバスケットボールで使用される公式球のサイズです。7号・6号に比べてひと回り小さく、軽い力でもしっかりコントロールしやすい設計になっています。
学年・年齢別に見る号数の目安
ここからは、実際にどの年代でどの号数を選べばよいか、具体的な目安を見ていきます。あくまで一般的な目安であり、所属するチームや学校で規定がある場合はそちらを優先してください。
未就学児や小学校低学年のうちは、5号球でも大きく重く感じられることがあります。この年代向けに3号球・4号球といった、さらに小さいサイズのミニボールも販売されており、まずは家庭でボール遊びに慣れる目的であれば、こうした小さめのボールから始めるのも一つの方法です。
小学校中学年から高学年にかけては、ミニバスケットボールの公式球である5号球が基本になります。ミニバスチームに所属している場合は、大会が5号球を採用しているか、あるいは今後6号球への移行が予定されているかをチームに確認しておくと安心です。実際、全国規模のミニバス大会でも2027年から使用球を6号球に切り替える方針が発表されており、地域やチームによって対応時期が異なる可能性があります。
中学校に上がると、男女で号数が分かれます。女子は6号球、男子は7号球が公式戦の標準サイズです。この段階で体格差がはっきりしてくるため、性別に応じたサイズのボールに慣れておくことが、その後の大会でも困らないための準備になります。
高校生以上、大学生・社会人になっても、男女の号数区分は中学校のときと同じまま続きます。女子は6号球、男子は7号球のまま、Bリーグや国内外のトップリーグまで一貫してこのサイズが使われています。一度体になじんだサイズを継続して使えるという点では、中学校からの号数選びがその後にも長く影響してくると言えるでしょう。
ここで注意したいのが、学年と体格の成長スピードが必ずしも一致しないという点です。小学校高学年でもすでに大人に近い体格になっている子もいれば、中学生になっても手が小さく感じる子もいます。学年だけを基準に号数を決めるのではなく、実際にボールを握らせてみて「片手でしっかり持てるか」「指が回りきらず不自然に力んでいないか」を確認してから号数を決めるほうが、結果的に失敗しにくくなります。
■ 未就学児〜小学校低学年
3号球・4号球など、5号球よりさらに小さいミニサイズから始めると、無理なくボール遊びに慣れやすいとされています。
■ 小学校中学年〜高学年(ミニバス)
5号球が公式球の標準サイズです。所属チームの大会規定を確認したうえで用意してください。
■ 中学校〜一般女子
6号球が公式戦の標準サイズです。中学校入学のタイミングで7号球ではなく6号球を選びます。
■ 中学校〜一般男子
7号球が公式戦の標準サイズです。Bリーグ・NBAなどトッププロの試合でもこのサイズが使われています。
男女で号数が分かれる理由
中学生以降、女子が6号球、男子が7号球というように号数が分かれるのは、単なる慣習ではなく、手の大きさや体格の平均的な違いを踏まえて競技団体が規格として定めているためです。
一般的に、成人の手のひらの大きさやにぎる力には男女で平均的な差があるとされ、この差を踏まえて公式球のサイズも設計されています。7号球をそのまま女子選手が使うと、手が小さい選手にとってはボールを片手でしっかりコントロールするのが難しくなり、シュートフォームにも影響が出やすいと言われています。
とはいえ、これはあくまで平均的な傾向に基づく区分であり、体格には個人差があります。手が大きめの女性であれば7号球でも扱いにくさを感じないこともありますし、逆に手が小さめの男性であれば6号球のほうが扱いやすいと感じることもあるでしょう。最終的には、所属する大会やチームの規定を優先しつつ、自分の手の大きさや握りやすさも参考にして選ぶのが実践的です。
家族で共有する練習用のボールを1つだけ用意したいという場合は、家族の中で最も号数の大きいカテゴリーに合わせて7号球を選んでおけば、6号球や5号球を使う年代の家族が使っても極端に扱いにくいということはあまりありません。逆に、5号球や6号球しか用意していないのに7号球が必要な人が使うと、公式戦の感覚とズレやすくなる点には注意してください。
男女混合でバスケットボールを楽しむサークルやレクリエーションの場では、どちらの号数に合わせるべきか迷うことがあります。この場合、ミニゲームや3on3のような自由度の高いプレーであれば、参加者の多数派や主催者の判断で号数を決めてしまって問題ありません。純粋なレクリエーションとして楽しむのであれば、号数の違いよりも「全員が無理なく楽しめるか」を優先して選ぶのが実践的な考え方です。
素材で選ぶ — 天然皮革・人工皮革・ゴムの違い
号数と並んで確認しておきたいのが素材です。バスケットボールには大きく分けて天然皮革・人工皮革(合成皮革)・ゴムの3種類があり、使う場所や目的によって向き不向きが分かれます。
天然皮革のボールは、主に体育館などの屋内コートでの使用を前提に作られています。手になじみやすく、公式戦や検定球の多くがこの素材を採用していますが、水分や摩擦に弱く、屋外のアスファルトやコンクリートの上で使うと劣化が早まりやすいとされています。屋外での練習を予定している場合は避けたほうが無難です。
人工皮革(合成皮革)のボールは、天然皮革に近い質感を保ちながら、天然皮革よりも水や摩擦に強く作られていることが多く、屋内外どちらでも使いやすいバランス型として位置づけられています。部活動の自主練習用やミニバスの練習球として選ばれることが多い素材です。
ゴム製のボールは、屋外のアスファルトコートでの耐久性を重視した素材です。価格も比較的手頃なものが多く、公園や庭など屋外での練習用、あるいは初めてバスケットボールに触れる子ども向けの1球目として選ばれやすい傾向があります。ただし、屋内の体育館フロアでは天然皮革・人工皮革のボールに比べてグリップ感やコントロール性が劣ると感じることもあります。
同じ号数であっても、素材によって重さの感じ方が微妙に変わる点も押さえておきたいところです。天然皮革は密度が高く、同じ号数の人工皮革・ゴム製ボールよりわずかに重く感じられることがあります。「号数は合っているはずなのに、なんとなく前のボールより重い・軽い」と感じたときは、素材の違いが原因になっていないか商品ページのスペックを見比べてみてください。
商品ページには「屋内用」「屋外用」「屋内外兼用」といった表記があることも多く、これも素材選びの参考になります。表記に迷ったときは、想定している主な使用場所(体育館なのか、公園やアスファルトなのか)を軸に考えると選びやすくなります。屋内・屋外の両方で使う予定がある場合は、無理に1球で兼用しようとせず、用途別に2球用意するという考え方も、ボールを長持ちさせるという意味では合理的です。
■ 天然皮革
屋内専用。手になじみやすく公式戦・検定球で主流だが、屋外や水濡れには弱い。
■ 人工皮革(合成皮革)
屋内外どちらでも使いやすいバランス型。部活動の自主練習用として選ばれやすい。
■ ゴム
屋外向けで耐久性が高く、価格も手頃。初めての1球や公園での練習に向いている。
選び方の3ステップ
ここまでの内容を踏まえて、実際にボールを選ぶ手順を3つのステップに整理しました。焦らず順番に確認すれば、号数と素材で大きく外すことはなくなります。
- 1所属するチームや大会の規定を確認する。部活動やクラブチームに所属している場合は、まず指導者やチームに確認するのが最優先です。規定がない場合は、学年・性別から前述の目安に沿って号数を選びます。
- 2使用する場所を決めて素材を選ぶ。体育館などの屋内が中心であれば天然皮革か人工皮革、屋外中心であればゴムか人工皮革を検討します。屋内外どちらでも使う予定があるなら、人工皮革を選んでおくと失敗しにくいです。
- 3検定球かどうかを確認する。公式戦での使用を考えている場合は「検定球」「国際公認球」といった表記があるモデルを選びます。自主練習用であれば、検定球にこだわらず、価格や耐久性を優先して選んでも問題ありません。
買い替えのサイン
成長期の子どもは、号数が合わなくなるタイミングが数年単位でやってきます。「以前より小さく感じる」「片手でしっかり持てるようになった」と感じたら、次の号数への切り替えを検討するサインです。
予算の目安 — 号数・素材によって価格帯はどう変わるか
バスケットボールの価格帯は、号数そのものよりも素材と用途によって大きく変わります。同じ号数でも、練習用のゴム製と公式戦を想定した天然皮革製とでは、価格に数倍の開きが出ることも珍しくありません。
ゴム製・エントリー向けの人工皮革ボールは、号数を問わずおおむね2,000〜4,000円程度で購入できるものが多く、初めての1球や子ども向けの練習球として選びやすい価格帯です。まずはこの価格帯から始めて、続けるかどうかを見極めるという順番でも十分間に合います。
検定球・国際公認球にあたる天然皮革のモデルは、7号球・6号球ともにおおむね9,000〜15,000円程度が目安です。部活動の公式戦球や、大会に近い感覚で練習したい人向けの価格帯といえます。中にはBリーグ公式球や記念モデルのように、さらに高額な限定モデルも存在しますが、通常の練習・公式戦用途であれば標準モデルで十分です。
自宅練習用の静音ボールのように、通常のボールとは異なる特殊な機能を持つ商品は、号数やモデルによって5,000〜8,000円程度になることが多く、通常のゴム製ボールよりは高めの価格帯です。ただし、周囲への音の配慮や、雨の日でも自宅で練習を継続できるという価値を考えると、環境によっては十分に検討する価値があります。
予算に余裕がない場合、最初から全部を揃えようとせず「まずは検定球ではなく練習球で号数と用途を確認し、続けると決まってから検定球にステップアップする」という順番で選ぶと、無駄な出費を避けやすくなります。特にこれから始めるかどうかまだ分からない段階では、いきなり高額な検定球を用意する必要はありません。
部活動やクラブチームによっては、入部・入団のタイミングでチーム指定のボールをまとめて購入する仕組みになっている場合もあります。この場合は個人で号数や素材を選ぶ余地が少ないこともありますが、自宅練習用にもう1球用意したいと考えるなら、チーム指定球と同じ号数・できれば同じ素材のものを選んでおくと、練習と本番の感覚を揃えやすくなります。
中古・フリマアプリでボールを探すときの注意点
フリマアプリやリサイクルショップで、状態の良い中古バスケットボールを見かけることもあると思います。号数さえ合っていれば、中古を選ぶこと自体は悪い選択ではありません。ただし、いくつか確認しておきたいポイントがあります。
まず商品説明に号数が明記されているかを必ず確認してください。写真だけでは7号球・6号球・5号球の見分けがつきにくく、出品者自身が号数を勘違いしたまま出品しているケースもあります。可能であれば、メーカー名と型番も合わせて確認し、正規の号数と一致しているかどうかを商品ページで検索して裏付けを取るのが安心です。
天然皮革のボールは、使用感による劣化が見た目では判断しにくいことがあります。空気の抜けやすさや、表面の硬化・ひび割れの有無は、実物を見ないと分からない場合も多く、特に検定球クラスの高額なボールを中古で購入する際は注意が必要です。写真では分からない傷や劣化について、購入前に出品者へ質問しておくとトラブルを避けやすくなります。
一方で、ゴム製・人工皮革のボールは天然皮革ほど劣化の影響を受けにくく、比較的安心して中古を選びやすい素材です。特に成長が早く号数の入れ替わりが早い小学生のうちは、短期間しか使わない号数のボールを新品でそろえるより、中古やお下がりで済ませて、号数が固定される中学校以降に新品を検討するという考え方も合理的です。
衛生面が気になる場合は、届いたら表面を軽く拭き上げてから使い始めると安心です。特に子ども向けに購入する場合は、事前に一度洗って乾かしてから渡すという一手間を挟んでおくと、保護者としても納得感を持って使わせやすくなります。
号数を間違えるとどうなるか、買い替えのタイミング
合わない号数のボールを使い続けると、練習の効率だけでなく、体への負担にも影響が出ることがあります。
大きすぎる・重すぎるボールを使うと、シュートの際に手首や肘に余計な力が入りやすくなり、正しいフォームが身につきにくくなるとされています。特に成長期の子どもは骨格や筋力が発達途中のため、体格に合わないボールで無理な動作を繰り返すと、フォームの癖として定着してしまう可能性もあります。
逆に小さすぎるボールを使い続けると、公式戦で規定のボールに変わったときに、重さや大きさの違いに戸惑ってしまうことがあります。普段の練習と本番で使うボールのサイズをできるだけ揃えておくことが、本番でのパフォーマンスを安定させることにもつながります。
買い替えのタイミングとしては、進学・進級で対象学年が変わるとき、あるいは体格が大きく変化したタイミングが分かりやすい目安です。特に小学校高学年から中学校に上がるタイミングは、5号球から6号球・7号球への切り替えが発生しやすい時期なので、入学準備のリストに号数の見直しも加えておくと安心です。
号数が合っていないことに本人が気づかず、「シュートが入らないのは自分の実力不足」と思い込んでしまうケースもあります。特に初心者のうちは、ボールが合っていないのか、フォームが合っていないのかを自分で切り分けるのは難しいものです。うまくいかない原因をすべて練習不足のせいにしてしまう前に、一度使っているボールの号数が年齢・学年の目安と合っているかを見直してみることをおすすめします。
指導者やコーチがいる環境であれば、号数の相談も含めて早めに聞いておくと安心です。同じチームの先輩や、すでに号数を切り替えた経験のある保護者に感想を聞いてみるのも参考になります。特に「いつ頃、どのタイミングで号数を変えたか」という実体験は、メーカーの目安表以上に判断材料として役立つことがあります。
買ったあとに気をつけたいお手入れと保管
ボールは使っているうちに空気が抜けたり、表面が傷んだりする消耗品です。長く使うために気をつけておきたいポイントをまとめました。
空気圧はこまめに確認しましょう。空気が抜けた状態で使い続けると、跳ね方が変わってドリブルの感覚が狂うだけでなく、ボール自体の型崩れにもつながります。商品ページに記載された規定の空気圧を目安に、専用の空気入れで定期的に補充してください。
天然皮革のボールは、使用後に軽く乾いた布で汚れを拭き取っておくと、劣化を遅らせやすくなります。濡れた状態や高温多湿の場所での保管は、皮革の劣化を早める原因になるとされているため、直射日光を避けた風通しのよい場所で保管するのがおすすめです。
ゴム製・人工皮革のボールは天然皮革ほど神経質になる必要はありませんが、真夏の車内など高温になる場所に長時間放置すると、素材が硬化したり変形したりすることがあります。専用のボールバッグに入れて保管する習慣をつけておくと、型崩れや傷みを防ぎやすくなります。
複数の号数のボールを同時に持つ家庭では、ボールを並べて置いていると、見た目が似ていて号数を取り違えてしまうことがあります。油性ペンで目立たない場所に号数を書いておく、あるいは号数ごとに収納するバッグや置き場所を分けておくと、練習前に慌てて確認する手間を減らせます。特にきょうだいで号数の異なるボールを使っている家庭では、こうしたひと工夫が地味に役立ちます。
よくある質問
Q小学生には何号のバスケットボールを選べばいいですか?
Aミニバスケットボールの公式球である5号球が基本の目安です。所属チームがある場合は、大会の規定球を優先して確認してください。未就学児や低学年で5号球が大きく感じる場合は、3号球・4号球など、さらに小さいミニサイズから始める方法もあります。
Q中学生になったら号数は変える必要がありますか?
Aはい。中学校からは男女で号数が分かれ、女子は6号球、男子は7号球が公式戦の標準サイズになります。小学生のときに使っていた5号球のまま部活動を続けると、公式戦球との違いに戸惑いやすいため、入学のタイミングで号数を切り替えるのがおすすめです。
Q男の子と女の子で号数は違いますか?
A中学校以上では違います。女子は6号球、男子は7号球が公式戦の標準サイズです。これは平均的な手の大きさや体格の違いを踏まえて規定されているもので、Bリーグや大学・社会人の大会まで同じ区分が続きます。
Qミニバスの公式球は何号ですか?
A現在は5号球が公式球です。ただし、全国規模のミニバス大会で2027年から6号球への移行が発表されているなど、今後サイズの扱いが変わる可能性があります。所属する大会や地域連盟の最新情報を確認しておくと安心です。
Qゴムボールと皮革ボールはどちらを選ぶべきですか?
A使う場所で選ぶのが基本です。屋外のアスファルトコートが中心ならゴム製、体育館などの屋内が中心なら天然皮革か人工皮革が向いています。屋内外どちらでも使う予定があるなら、水や摩擦に比較的強い人工皮革を選んでおくと失敗しにくくなります。
Q屋内用と屋外用のボールを兼用しても大丈夫ですか?
A天然皮革の屋内用ボールを屋外のアスファルトで使うと、表面の劣化が早まりやすいため避けたほうが無難です。逆に屋外用のゴムボールを屋内で使うこと自体は可能ですが、天然皮革・人工皮革のボールに比べるとグリップ感やコントロール性がやや劣ると感じることがあります。
Q号数を間違えて購入した場合、返品や交換はできますか?
Aショップやメーカーによって対応が異なるため、購入前に商品ページで返品・交換条件を確認しておくことをおすすめします。特にネーム加工やオーダーカラーなど、注文後に加工が入るタイプの商品は返品不可となっている場合が多いため注意してください。
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